JPH07168729A - 再開始制御システム - Google Patents

再開始制御システム

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JPH07168729A
JPH07168729A JP5342866A JP34286693A JPH07168729A JP H07168729 A JPH07168729 A JP H07168729A JP 5342866 A JP5342866 A JP 5342866A JP 34286693 A JP34286693 A JP 34286693A JP H07168729 A JPH07168729 A JP H07168729A
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JP5342866A
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Inventor
Kazumasa Tanaka
和正 田中
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 障害が発生した場合、情報処理装置を自動的
に再び立上げる。このとき、障害要因に応じた再開始の
ための環境設定を行なう。 【構成】 障害が発生すると障害再開始制御部28が必
要な障害情報を収集し、過去の障害情報を消去すること
なくフリーズファイル7に蓄積する。一方、そのときの
障害要因に応じ、再開始のためのレベルを設定する。再
開始レベルが深ければ、装置の起動の際と同様の立上げ
処理が行なわれ、再開始レベルが浅いと、多くの立上げ
処理を省略して必要な初期処理のみを実行する。また、
再開始レベルに応じて立上げ環境も選択する。従って、
障害の種類に応じ、可能な限り迅速な再開始処理が進め
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置の運転中
に何らかの障害が発生した後、その再立上げ処理等を行
なう場合の制御に使用される再開始制御システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置においては、ソフトウェア
あるいはハードウェア上の障害が発生し、装置の運転が
継続できないような場合、システムダウンとなる。こう
して装置の運転が中断すると保守員が障害情報を収集
し、リセットキーの押し下げ等によって運転再開を行な
うようにしている。
【0003】このような場合、具体的には次のように処
理される。図2に、従来処理のフローチャートを示す。
まず、情報処理装置を最初に起動する場合には、情報処
理装置に設けられた起動用のメモリ、即ちIPL(イニ
シャルプログラムローダ)ROMが初期動作を制御す
る。即ち、ステップS1において、IPLROMによる
初期診断が行なわれる。更に、ステップS2において、
IPLROMによる初期処理が実行され、ステップS3
において、システムの立上げ処理が実行される。
【0004】このような状態でシステムの立上げが完了
し、システムが運転中の状態となる。ここで、ステップ
S4において、例えば何らかの障害が発生したものとす
る。この場合、従来システムでは保守員が到着するのを
待ち、その保守員によってステップS5において、障害
情報の収集操作が行なわれる。即ち、障害原因の探索等
のために必要なデータが各部から集められる。更に、ス
テップS6において、保守員による再立上げ操作が行な
われる。これによって、再びステップS1の状態に戻
り、その後はIPLROMによる立上げ処理が実行され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の再開始制御システムには次のような解決すべき
課題があった。従来システムでは、障害の発生後、情報
処理装置の再開始のために保守員が指示を行なう。この
場合に、保守員による障害情報の収集が要求されるが、
その場合の操作ミスによって、障害情報が消滅し、障害
解析ができないことがある。また、障害発生の際、情報
処理装置の近くに保守員が待機していない場合には、再
開始を行なうことができない。また、保守員が遠距離に
いる場合に、保守員が到着するまで長時間、装置の動作
を中断させなければならない。また、障害発生に気付か
ないような場合や、再開始のための操作に手間取るよう
な場合には、装置の動作中断時間が長くなってしまう。
【0006】情報処理装置の利用度が高いような場合に
は、できるだけ障害発生によるシステムダウンから再開
始までの時間を短縮したい。しかしながら、図2に示し
たような手順では、情報処理装置を起動する場合と同一
の立上げ時間が要求され、再開始のための時間を短縮す
ることが容易でなかった。また、障害要因の種類によっ
ては、そのままの状態で動作を再開するより、装置の動
作環境を変更した方が好ましい場合がある。しかしなが
ら、IPLROMに立上げ制御のためのプログラムが格
納され、その手順が確定しているような情報処理装置で
はこのような動作環境の再構築は容易でない。
【0007】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、障害が発生した場合、情報処理装置を自動的に立上
げ、更に障害要因に応じた再開始のための環境設定を容
易に行なうことができる再開始制御システムを提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の再開始制御シス
テムは、障害発生時、自動的に立上げ処理を実行して、
動作を再開始させるための制御を行なう障害再開始制御
部と、障害発生の都度、障害情報を収集して、複数世代
にわたり障害情報の蓄積制御を行なう障害後処理制御部
と、障害要因に応じて設定された再開始のためのレベル
を含む情報を記憶するシステムパラメータメモリとを備
え、前記障害再開始制御部は、前記システムパラメータ
メモリを参照して、複数の障害再開始の手順の中から任
意の手順を選択することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】このシステムは、障害が発生すると障害開始制
御部が必要な障害情報を収集し、過去の障害情報を消去
することなくフリーズファイルに格納する。一方、その
ときの障害要因に応じ、再開始のためのレベルを設定す
る。再開始レベルが深ければ、装置の起動の際と同様の
立上げ処理が行なわれ、再開始レベルが浅いと、多くの
立上げ処理を省略して必要な初期処理のみを実行する。
このとき、再開始レベルに応じて立上げ環境も選択す
る。これにより、障害の種類に応じ、可能な限り迅速な
再開始処理が進められる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明のシステム実施例を示すブロッ
ク図である。このシステムは、バスライン1に対し、ユ
ーザー操作パネル(UOP)2と、プロセッサ(CP
U)3と、IPLROM4と、システムパラメータメモ
リ(SPM)5と、RAM6と、フリーズファイル7が
接続されている。ユーザー操作パネル2は装置の保守運
用のために保守員が操作するためのパネルで、キーボー
ドやディスプレイ等から構成された会話型の操作盤であ
る。
【0011】プロセッサ3は、この再開始制御システム
全体の制御処理を実行する部分である。IPLROM4
は、装置の立上げの際の初期動作用プログラムを格納し
たメモリで、この実施例では、IPLROM用ローディ
ングファイル21と、システム初期処理ファイル制御部
22とを格納している。
【0012】図3に、IPLROM用ローディングファ
イルの構成説明図を示す。このIPLROM用ローディ
ングファイルは、装置の電源投入の際に最初に実行され
るプログラムから構成されている。これは、例えば図に
示すように、共通ローダ11、ブートローダ12、SG
ファイル13、ドライバファイル14及びシステムファ
イル15から構成される。これらのファイルがIPLR
OMのプログラムに従って、例えば図示しないハードデ
ィスク等から図1に示すRAM6に順番にローディング
され実行される。
【0013】なお、本発明においては、このような電源
投入の際、基本的に実行される処理を再立上げレベルの
最も深い処理ということにし、これらのファイルには図
に示すようにファイル名と再開始レベルが“A”である
ことを示す識別子とを使用することにする。
【0014】図4に、システム用初期処理ファイルの構
成説明図を示す。これらのファイルはIPLROM用ロ
ーディングファイルによる立上げ処理実行後、引き続い
て実行されるプログラムファイルである。これらも図示
しないハードディスク装置等に格納される。そして、I
PLROMのシステム初期処理ファイル制御部22によ
ってローディングされる。ここには、初期処理定義と立
上げ環境定義が含まれる。初期処理定義にはハード診断
情報とチェック情報の定義が含まれる。ハード診断情報
は実装するハードの初期診断の実施の有無や実施する場
合の診断の範囲等を指定するものである。
【0015】また、チェック情報としては、実装メモリ
の用量チェック、メモリのチェック、外部キャッシュの
チェック、組込み,切離し等の制御、BBMのチェック
等の診断が必要かどうかの指定が含まれる。立上げ環境
定義には環境定義とプログラム定義が含まれる。環境定
義はプログラムの動作環境を定義するための情報から構
成される。また、プログラム定義はローディングするア
プリケーションプログラムを定義する。
【0016】システム立上げの際、これらの情報や定義
の設定や一定の処理を行なうために、これらのファイル
にはそれぞれ図に示すように、再開始レベルが“B”の
識別子をファイル名とともに使用する。即ち、障害原因
によってはIPLROM用ローディングファイルについ
ての再実行から始めなくても、システム用初期処理ファ
イルの設定等の処理から再開すればよい場合がある。こ
のような再開始レベルの相違に応じた処理を実行するた
め、各ファイル名の識別子を予め相違させるようにして
いる。なお、システム用初期処理ファイルは、障害の再
発生防止のため、後で説明するように、必要に応じて書
き換えることもできる。
【0017】再び図1に戻って、システムパラメータメ
モリ5には、障害の種別23と、再開始カウンタ24
と、再開始コード25と、再開始レベル26と、再開始
詳細情報27が格納される構成となっている。図6に、
システムパラメータメモリ記憶内容説明図を示す。図に
示すように、例えば開始/再開始種別には、障害が発生
した場合に、電源を投入する際と同様の開始立上げを行
なうか、本発明において新たに設定された再開始レベル
に応じた再開始立上げを行なうかを示す情報が格納され
る。例えば、開始立上げの場合はこの情報が“0”、再
開始立上げの場合にはこの情報が“1”となる。なお、
開始立上げは、システムの電源投入あるいは保守者の介
入によるリセットキーの押し下げによって実行される従
来通りの立上げ方法である。また、再開始立上げは、障
害要因に応じた本発明による立上げである。
【0018】再開始カウンタは、開始立上げの際に初期
化されるカウンタで、再開始立上げの際には“1”が加
算される。再開始立上げ後、再び障害が発生し、その
後、再開始立上げが実行された場合には、再び“1”が
加算される。即ち、再開始立上げが連続して繰り返され
た場合の回数がこの再開始カウンタに表示される。な
お、この実施例の場合、再開始カウンタの値が一定回数
を越えると、システムダウンとなる。
【0019】また、再開始コードは、再開始の原因に応
じ、即ち障害要因に応じて設定された情報である。この
情報に基づいて再開始レベルが設定される。この実施例
中の再開始レベルA,Bは、再開始カウンタの値と再開
始コードの内容の組み合せに合わせて設定される。この
レベルが深ければ開始立上げに近い立上げ処理が実行さ
れ、浅ければ初期設定の一部を実行するだけで立上げが
完了し再開始となる。再開始詳細情報は保守員向けの情
報であって、障害発生後、自動的に再開始処理が行なわ
れた場合においても、保守員がその内容を読み、障害の
詳細やその対処手順等を認識することができる。なお、
再開始カウンタ以降の情報は再開始のときのみ有効な情
報である。
【0020】また、この実施例において、システムパラ
メータメモリ5の内容はソフトウェア制御やユーザー操
作パネル2等を用いて書換えが可能である。また、IP
LROM4の動作によって書き換えられるようにしても
よい。RAM6には、本発明のシステムの再開始立上げ
動作を制御するための障害再開始制御部28が設けられ
ている。この障害再開始制御部28は、システムパラメ
ータメモリ5に格納された先に説明した各種の情報を読
み取り、再開始レベル26の設定内容に応じて、適切な
深さの再開始処理を選択して実行する部分である。な
お、これは、具体的には再開始のための動作を実行する
プログラムから構成され、実際の動作はプロセッサ3で
実行することになる。
【0021】また、障害後処理制御部29は、障害発生
の際、情報処理装置各部から障害情報を収集し、フリー
ズファイル7に格納する部分である。これも情報格納処
理のためのプログラムから構成される。なお、本発明に
おいては、フリーズファイル7には、これまで過去に繰
り返された障害の際収集された障害情報が、複数世代に
わたり消去されず順番に蓄積される構成となっている。
これは、過去の障害情報等を元に装置の診断や復旧のた
めの手順決定を行なうことを目的とするもので、データ
量が膨大になる場合にはデータの圧縮処理等を実行す
る。格納量の上限はハードウェアの許容量により選択さ
れる。
【0022】以下、本発明のシステムの動作を具体的な
フローチャートを用いて説明する。図6は、本発明のシ
ステムによる情報処理装置の立上げ動作フローチャート
である。まず、ステップS1、S2は装置の電源オン等
の際の開始立上げ動作を示している。ステップS1にお
いて、システムのインストールがされるかどうかが判断
される。インストールされる場合にはステップS2にお
いて、必要な動作開始の情報等を設定する。インストー
ルが不要かあるいは開始情報が設定された後にはIPL
ROMによる立上げ動作が実行される。なお、ステップ
S1、S2は保守員の介入による電源等投入等で実行さ
れる。
【0023】ステップS3以降は再開始立上げにおいて
実行される処理である。まず、ステップS3において、
IPLROMによる初期診断が行なわれる。次に、ステ
ップS4において、IPLROMによる初期処理が実行
される。その後ステップS5において、再開始情報の初
期設定が行なわれる。この再開始情報というのはシステ
ムパラメータメモリ5に格納した各種の情報を示す。こ
こでは、例えば種別23を再開始立上げに設定し、再開
始カウンタ24の初期化を行なう。これ以外の情報は、
特にシステムの運転に影響を与えないため初期化しな
い。
【0024】次に、ステップS6において、システムの
立上げが行なわれ、システムの立上げが完了する。その
後、ステップS7において、システム運転中の状態とな
り、障害監視が開始される。なお、上記のように種別2
3を再開始立上げとし、再開始カウンタ24をリセット
しておくのは、その後、予期しない障害が発生した場
合、開始立上げでなく再開始立上げが実行されるように
しておくためである。また、再開始詳細情報27や再開
始レベル26、再開始詳細情報27をそのままにしてお
くのは、常に直前に発生した障害内容が分かるように障
害履歴として残しておくためである。
【0025】なお、ステップS7で正常に運転中状態と
なった場合には、再開始カウンタの初期化を行なう。再
開始カウンタは、システムの再立上げも行なっても直ち
に障害発生が繰り返されたときのリトライ回数をカウン
トし、障害の重大性を確認するためのものだからであ
る。
【0026】図7に、図6の処理に続く障害監視動作フ
ローチャートを示す。システム運転中に障害が発生する
と、まずステップS8において、自動再開始立上げを実
行するかどうかが判断される。自動再開始立上げでない
場合には、従来通り保守員による再開始指示が実行され
る。この場合にはステップS9において、保守員が再開
始コードをマニュアル設定し、ステップS10におい
て、システムがリセットされる。その後は、図6に示す
ステップS3に移る。
【0027】一方、自動立上げの場合には、ステップS
11において、再開始情報の設定が行なわれる。即ち、
システムパラメータメモリ5の再開始カウンタ24を更
新し、例えばこれまで1であったものを2というように
1ずつ加算する。また、再開始コード25を設定し、再
開始詳細情報27の内容を設定する。次に、ステップS
12において、再開始カウンタがオーバーしたかどうか
を判断する。もし、再開始カウンタがオーバーしていれ
ば、先に説明した通り、一定以上再開始をリトライして
も正常な立上げが不可能と判断し、最も深いレベルであ
る再開始レベルに設定し直す(ステップS13)。こう
して、図6に示す再開始立上げ処理、即ち図6のステッ
プS3に戻るようにする。
【0028】一方、ステップS12において、再開始カ
ウンタがオーバーしていないと判断された場合、ステッ
プS14に移り、再開始コードの内容に応じた分岐処理
が行なわれる。例えば、再開始コードがハード障害とい
う内容を表わしていた場合、ステップS15に移り、ソ
フトへの割り込みが可能かどうかを判断する。ソフトへ
の割り込みが不可能な場合には、ステップS16に移
り、ステップS13と同様の再開始レベルにダウン設定
し、再開始立上げ処理へ移る。
【0029】一方、再開始コードによる分岐の判断の
際、これがソフト障害であるという判断がなされた場合
と、ステップS15においてソフトへの割り込みが可能
と判断された場合、いずれもステップS17に移り、再
開始コードの内容に応じた再開始レベルを設定する。更
に、ステップS18において、再開始カウンタによるレ
ベルと再開始レベルとを比較し、チェックを行なう。そ
して、例えば再開始カウンタが大きな数値を示している
ような場合には、必要に応じて再開始コードにより設定
した再開始レベルより深いレベルにダウン設定する。こ
れによって、再開始立上げ処理へ移る。
【0030】図8に、本発明による障害後の再開始立上
げ動作フローチャートを示す。図7に示す処理が完了す
ると、この図に示すような再開始立上げ処理が実行され
る。まず、ステップS19において、障害が発生した際
の障害情報が図1に示す障害後処理制御部29によって
収集され、フリーズファイル7に格納される。一方、処
理が継続できないような状況となった場合には、システ
ムリセットの後、このようなフリーズ取得処理が実行さ
れてもよい。ステップS21のシステムリセットの後、
メモリを初期化しない状態ならばフリーズ取得が可能と
なる。このフリーズ取得は世代管理され、フリーズファ
イル7に格納される。
【0031】次に、ステップS20において、再開始レ
ベルが最低値にダウンしたかどうかが判断される。即
ち、重大な障害で再開始レベルが最低値にダウンした場
合においては、ここでシステムの再開を行なわず、情報
処理装置の動作を完全に停止するシステムダウンとな
る。一方、ステップS20で再開始レベルが最低値でな
い場合には、ステップS21に移り、自動的にシステム
リセットが実行される。
【0032】ステップS22において、IPLROMに
よる初期化診断が行なわれ、ステップS23において、
IPLROMによる初期処理が実行される。なお、この
場合の処理は再開始レベルに応じて選択的に実行され
る。ステップS24におけるシステムの立上げ処理も同
様である。
【0033】即ち、再開始レベルが深い場合にはIPL
ROM用ローディングファイルを全て実行し、浅い場合
にはこれらのうち必要なファイルのみを選択的に実行す
る。また、全くこのローディングファイルを実行しない
場合も生じる。更に、ステップS24におけるシステム
の立上げの際に、図4に示したような初期処理ファイル
等が参照され、必要なレベルの処理のみが選択される。
従って、例えばローディングされたアプリケーションプ
ログラム自体の障害であれば、プログラムのローディン
グのみが立上げ処理の際に行なわれるが、主記憶装置の
一部のメモリ障害等の場合には、障害部分を排除するよ
うな処理とともにローディングファイルと初期処理ファ
イル等を使用した深い立上げ処理が実行される。
【0034】ステップS24のシステムの立上げが完了
すると、システムの運転が再開される。そして、ステッ
プS25において、保守員に対し障害の情報を表示し、
また必要に応じて自動的に再立上げが行なわれた旨を保
守員に知らせるためのブザー等を鳴らす。
【0035】なお、このような再立上げの際の再開始レ
ベルの設定は、ユーザー操作パネルからも行なうことが
できるため、情報処理装置の環境の選択や切換え、拡
張、移行、あるいは移行失敗時の戻し作業等も容易に実
行することができる。また、フリーズファイル7に格納
された障害情報は、情報処理装置運転中にいつでも保守
員が必要に応じて出力することができるようにしておく
ことが好ましい。
【0036】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記システムパラメータメモリ5はRAM6と別構成とし
たが、RAM6の中にシステムパラメータメモリ5の内
容を適当に移してもよい。また、再開始処理等の動作手
順は必要に応じて適宜変更して差し支えない。
【0037】
【発明の効果】以上説明した本発明の再開始制御システ
ムは、障害が発生した際、自動的に立上げ処理を実行し
て動作を再開始させる障害再開始制御部と、障害情報を
収集して、複数世代、障害情報の蓄積制御を行なう障害
後処理制御部と、障害原因に応じて再開始のためのレベ
ルを設定し、これを障害再開始制御部が参照し、複数の
障害再開始のための手順の中から任意の手順を選択する
ようにしたので、保守員の介在無しに自動的に、最適な
しかも迅速な装置の立上げが可能となる。
【0038】しかも複数世代の障害情報が蓄積されるこ
とによって障害の解析等が正確に行なわれ、これによっ
て障害原因による立上げ環境の変更を自由に適切に行な
うことができる。また、再開始のためのレベルを含む情
報を格納するシステムパラメータメモリの内容を自由に
変更できるようにすれば、障害発生時だけでなくシステ
ムの設置条件の変更、切換え、選択、移行等の際の作業
も容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の再開始制御システム実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】従来処理のフローチャートである。
【図3】IPLROM用ローディングファイルの構成説
明図である。
【図4】システム用初期処理ファイルの構成説明図であ
る。
【図5】システムパラメータメモリ記憶内容説明図であ
る。
【図6】本発明による再立上げ動作のフローチャートで
ある。
【図7】本発明による障害監視動作のフローチャートで
ある。
【図8】本発明による障害後の再立上げ動作フローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 バスライン 2 ユーザー操作パネル 3 プロセッサ 4 IPLROM 5 システムパラメータメモリ 6 RAM 7 フリーズファイル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障害発生時、自動的に立上げ処理を実行
    して、動作を再開始させるための制御を行なう障害再開
    始制御部と、 障害発生の都度、障害情報を収集して、複数世代にわた
    り障害情報の蓄積制御を行なう障害後処理制御部と、 障害要因に応じて設定された再開始のためのレベルを含
    む情報を記憶するシステムパラメータメモリとを備え、 前記障害再開始制御部は、前記システムパラメータメモ
    リを参照して、複数の障害再開始の手順の中から任意の
    手順を選択することを特徴とする再開始制御システム。
JP5342866A 1993-12-15 1993-12-15 再開始制御システム Pending JPH07168729A (ja)

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