JPH07168355A - ポジ型レジスト組成物 - Google Patents

ポジ型レジスト組成物

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JPH07168355A
JPH07168355A JP31226993A JP31226993A JPH07168355A JP H07168355 A JPH07168355 A JP H07168355A JP 31226993 A JP31226993 A JP 31226993A JP 31226993 A JP31226993 A JP 31226993A JP H07168355 A JPH07168355 A JP H07168355A
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formula
resist composition
different
group
hydrogen
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Application number
JP31226993A
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English (en)
Inventor
Yasunori Kamiya
保則 上谷
Atsushi Tomioka
淳 富岡
Kazuhiko Hashimoto
和彦 橋本
Hiroshi Sakamoto
宏 坂本
Hirotoshi Nakanishi
弘俊 中西
Haruki Ozaki
晴喜 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 解像度、プロファイル、感度、耐熱性及び焦
点深度等の諸性能のバランスに優れたポジ型レジスト組
成物を提供する。 【構成】 一般式 【化1】 〔式中、nは1〜3である。R1 〜R3 は水素、アルキ
ル等を表わし、R4 はアルキル又はフェニルを表わすが
nが1である場合にR1 〜R3 が全て異なるか、或いは
1 〜R3 が水素ではなく、且つこれらの中少なくとも
1つは他の2つと同じでない。Q1 〜Q12は水素、アル
キルもしくはフェニルである。Z1 〜Z5は 【化2】 (式中、R5 〜R7 は水素もしくはハロゲン等を表わす
が、nが1である場合にR5 〜R7 が全て異なるか、或
いはR5 〜R7 が水素ではなく、且つこれらの中少なく
とも1つは他の2つと同じでない。pは0〜1である)
を表わす。〕で示されるフェノール化合物の中の少なく
とも1種のキノンジアジドスルホン酸エステルを含むキ
ノンジアジド系感光剤及びアルカリ可溶性樹脂を含有す
ることを特徴とするポジ型レジスト組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紫外線、エキシマーレー
ザー等を含む遠紫外線、電子線、イオンビーム又はX線
等の放射線に感応するポジ型レジスト組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路については高集積化に伴
う微細化が進み、サブミクロンのパターン形成が要求さ
れている。この結果、ポジ型レジスト用に、より優れた
プロファイル、焦点深度及び解像度等を有するポジ型レ
ジスト組成物が求められている。特に、16〜64MDRAMの
作製においては0.5 μm以下の線幅のパターンを、プロ
ファイル良く且つ広い焦点深度で解像することが必要で
ある。
【0003】SPIEvol.1086 Advances in Resis
t Technology and ProcessingVI(1989)/363-373
頁には、クレゾール/ホルムアルデヒド ノボラック樹
脂、並びに、2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノ
ン、2,6−ビス〔(2−ヒドロキシ−3,5−ジメチ
ルフェニル)メチル〕−4−メチルフェノール又は2,
6−ビス〔(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニ
ル)メチル〕−4−メチルフェノールとナフトキノン−
2−ジアジド−5−スルホン酸との、各々のトリエステ
ルを含有するポジ型レジスト組成物が記載されている。
特開平2−285351号公報には、下式
【0004】
【化4】
【0005】〔式中、R1 及びR2 は水素、炭素数1〜
4の直鎖もしくは分岐したアルキル基又はアルコキシ基
であり(但し、R1 及びR2 が同時に水素になることは
ない)、Xは2価の有機基である。〕で示される基を1
分子中に少なくとも1個有するポリヒドロキシ化合物と
1,2−ナフトキノン−5−(及び/又は−4−)スル
ホニルクロリドを反応させて得られる感光物、及びアル
カリ可溶性ノボラック樹脂を含有することを特徴とする
ポジ型フォトレジスト組成物が記載されている。又、特
開平2−296249号公報には、下式
【0006】
【化5】
【0007】〔式中、R1 〜R5 は水素、ハロゲン、炭
素数1〜4のアルキル基、アルケニル基、アルコキシ基
又は水酸基である(但し少なくとも1つは下式の基であ
る)。
【0008】
【化6】
【0009】(R6 及びR7 はハロゲン、アルキル基又
はアルケニル基であり、nは0、1又は2である。)〕
で示される化合物のキノンジアジドスルホン酸エステル
を含む感光剤、並びにアルカリ可溶性フェノール樹脂を
含有するポジ型レジスト組成物が記載されている。さら
に、特開昭62−10646 号公報には、下式
【0010】
【化7】
【0011】〔式中、R1 〜R3 は各々水素又は低級ア
ルキル基である。〕で示されるフェノール化合物とo−
キノンジアジドスルホニルクロリドとの縮合物を含む感
光剤及びアルカリ可溶性フェノール樹脂を含有するポジ
型フォトレジスト組成物が記載されている。又、特開平
2−296248号公報には、アルカリ可溶性フェノール樹脂
と、感光剤として下式
【0012】
【化8】
【0013】〔式中、R1 〜R5 は水素、ハロゲン、C
1 〜C4 のアルキル、アルケニルもしくはアルコキシ基
又は水酸基であり、但し、少なくとも一つは
【0014】
【化9】
【0015】である。Aは−S−、−O−、−C(O)
−、−C(O)−O−、−S(O)−、−(O)S
(O)−又は−C(R7 )(R8 )−を、R6 はハロゲ
ン、アルキル基又はアルケニル基を、R7 及びR8 は水
素、アルキル基、アルケニル基又はフェニル基を、nは
0、1又は2を、各々表わす。〕
【0016】で示される化合物のキノンジアジドスルホ
ン酸エステルを含有するポジ型レジスト組成物が記載さ
れている。しかしながら、これらの組成物では、広い焦
点深度で0.5 μm以下の線幅のパターンをプロファイル
良く解像することができなかった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は解像度、プロ
ファイル、感度、耐熱性及び焦点深度等の諸性能のバラ
ンスに優れたポジ型レジスト組成物を提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式
【0019】
【化10】
【0020】〔式中、nは1〜3の整数を表わす。R
1 、R2 及びR3 は各々独立して水素もしくはハロゲン
原子、−OCOR4 或いは置換されていてもよいアルキ
ル、シクロアルキルもしくはアルコキシ基を表わし、R
4 は置換されていてもよいアルキルもしくはフェニル基
を表わすが、nが1である場合には、R1 、R2 及びR
3が互いに異なるか、これらのいずれかが置換されてい
てもよいシクロアルキル基であるか、或いはR1 、R2
及びR3 が水素原子でなく且つこれらの中1つは他の2
つと異なるものとする。Q1 〜Q12は各々独立して水素
原子、アルキルもしくはフェニル基を表わす。Z1 〜Z
5 は各々独立して下式
【0021】
【化11】
【0022】(式中、R5 、R6 及びR7 は各々独立し
て水素もしくはハロゲン原子、−OCOR4 或いは置換
されていてもよいアルキル、シクロアルキルもしくはア
ルコキシ基を表わし、R4 は前記と同じ意味を有する
が、nが1である場合には、R5、R6 及びR7 が互い
に異なるか、或いはR5 、R6 及びR7 が水素原子でな
く且つこれらの中1つは他の2つと異なるものとする。
pは0又は1を表わす。)で示される基を表わす。〕で
示されるフェノール化合物の中の少なくとも1種のキノ
ンジアジドスルホン酸エステルを含むキノンジアジド系
感光剤及びアルカリ可溶性樹脂を含有することを特徴と
するポジ型レジスト組成物である。
【0023】R1 〜R7 で表わされる置換されていても
よいアルキル基並びにR1 〜R3 及びR5 〜R7 で表わ
される置換されていてもよいアルコキシ基として好まし
くは直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜6のものが挙げら
れる。Q1 〜Q12で表わされるアルキル基として好まし
くは直鎖もしくは分岐状の炭素数1〜4のものが挙げら
れる。好ましいR1 〜R7 としてはメチル、エチル、イ
ソプロピルもしくはシクロヘキシル基等が挙げられる。
好ましいQ1 〜Q12としては水素原子もしくはメチル基
等が挙げられる。一般式(Ia)〜(Id)で示される
フェノール化合物としては、nが2又は3であるものが
感度及び耐熱性の観点から、及びZ1 〜Z5 の中少なく
とも1つが下式
【0024】
【化12】
【0025】〔式中、R4 、R5 及びpは前記と同じ意
味を有する。〕で表わされるものが感度及びスカムの観
点から、各々好ましい。一般式(Ia)〜(Id)で示
されるフェノール化合物の具体例としては、
【0026】
【化13】
【0027】
【化14】
【0028】
【化15】
【0029】
【化16】
【0030】等が挙げられる。
【0031】一般式(Ia)〜(Id)で示されるフェ
ノール化合物は例えば下式
【0032】
【化17】
【0033】(式中、Q1 〜Q2 、R1 〜R3 及びnは
前記と同じ意味である。)で示される化合物並びに、H
−Z1 −C(Q3 )(Q4 )−Z2 −H、H−Z1 −C
(Q3 )(Q4 )−Z2 −C(Q5 )(Q6 )−Z3
H、H−Z1 −C(Q3 )(Q4 )−Z2 −C(Q5
(Q6 )−Z3 −C(Q7 )(Q8 )−Z4 −H又はH
−Z1 −C(Q3 )(Q4 )−Z2 −C(Q5 )(Q
6 )−Z3 −C(Q7 )(Q8 )−Z4 −C(Q9
(Q10)−Z5 −H 〔各式中、Z1 〜Z5 及びQ3 〜Q10は前記と同じ意味
を有する。〕で示される化合物の各々を、p−トルエン
スルホン酸又は硫酸等の酸触媒の存在下で反応させるこ
とにより製造することができる。
【0034】一般式(Ia)〜(Id)で示されるフェ
ノール化合物のキノンジアジドスルホン酸エステルは公
知の方法、例えば一般式(Ia)〜(Id)で示される
フェノール化合物と、1,2−ナフトキノンジアジドス
ルホン酸ハライドもしくは1,2−ベンゾキノンジアジ
ドスルホン酸ハライドとを、弱アルカリの存在下に反応
させることにより製造することができる。キノンジアジ
ド系感光剤の使用量はポジ型レジスト組成物の全固形分
中、通常5〜50重量%、好ましくは10〜40重量%であ
る。
【0035】アルカリ可溶性樹脂はフェノール類とアル
デヒド類とを付加縮合させて得られる。フェノール類と
しては、例えばフェノール、o−、m−もしくはp−ク
レゾール、2,5−キシレノール、3,5−キシレノー
ル、3,4−キシレノール、2,3,5−トリメチルフ
ェノール、4−t−ブチルフェノール、2−t−ブチル
フェノール、3−t−ブチルフェノール、3−エチルフ
ェノール、2−エチルフェノール、4−エチルフェノー
ル、3−メチル−6−t−ブチルフェノール、4−メチ
ル−2−t−ブチルフェノール、2−ナフトール、1,
3−ジヒドロキシナフタレン、1,7−ジヒドロキシナ
フタレン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、或いは一
般式(III)
【0036】
【化18】
【0037】(式中、R4 ’〜R6 ’は各々独立して水
素原子又は炭素数1〜4のアルキルもしくはアルコキシ
基を表わし、k は1又は2を表わす。)で示されるフェ
ノールの1種若しくは2種以上及び一般式(IV)
【0038】
【化19】
【0039】(式中、R7 ’〜R12は各々独立して水素
原子又は炭素数1〜4のアルキルもしくはアルコキシ基
を表わし、R13は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基
又はアリール基を表わす。a 〜c は各々0、1又は2を
表わし、a +b +c >2である。)で示される化合物の
1種若しくは2種以上の混合物等が挙げられる。これら
のフェノール類は単独で、或いは2種以上混合して用い
られる。
【0040】アルデヒド類としては、例えばホルムアル
デヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プ
ロピルアルデヒド、ベンズアルデヒド、フェニルアルデ
ヒド、α−もしくはβ−フェニルプロピルアルデヒド、
o−、m−もしくはp−ヒドロキシベンズアルデヒド、
グルタルアルデヒド、グリオキサール又はo−もしくは
p−メチルベンズアルデヒド等が挙げられる。フェノー
ル類とアルデヒド類との付加縮合は触媒の存在下に常法
により行われ、反応条件は通常60〜250 ℃・2〜30時間
である。触媒としては、例えば有機酸(蓚酸、蟻酸、ト
リクロロ酢酸もしくはp−トルエンスルホン酸等)、無
機酸(塩酸、硫酸、過塩素酸もしくは燐酸等)又は二価
金属塩(酢酸亜鉛もしくは酢酸マグネシウム等)等が挙
げられる。付加縮合はバルクで、或いは適当な溶媒中で
行われる。付加縮合で得たアルカリ可溶性樹脂の好まし
いポリスチレン換算重量平均分子量は2000〜50000 であ
る。
【0041】付加縮合で得たアルカリ可溶性樹脂は解像
度、耐熱性及びスカムの観点から、例えば分別等の操作
を加えて、ポリスチレン換算分子量1000以下の成分のG
PCによるパターン面積(UV-254nm、以下同じ)が未反
応フェノール類のパターン面積を除く全パターン面積に
対して、各々、好ましくは25%以下に、より好ましくは
20%以下に、特に好ましくは15%以下にされる。分別は
付加縮合で得たアルカリ可溶性樹脂を良溶媒、例えばア
ルコール(メタノールもしくはエタノール等)、ケトン
(アセトン、メチルエチルケトンもしくはメチルイソブ
チルケトン等)、エチレングリコール及びそのエーテル
類、エーテルエステル類(エチルセロソルブアセテート
等)又はテトラヒドロフラン等に溶解し、次いで、得ら
れた溶液を水中に注いで沈澱させる方法、或いはペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタンもしくはシクロヘキサン等の溶
媒に注いで分液させる方法等により行われる。分別後の
アルカリ可溶性樹脂の重量平均分子量は3000〜20000 が
好ましい。アルカリ可溶性樹脂の好ましい添加量はポジ
型レジスト組成物中の全固形分中、60〜90重量%であ
る。又、本発明のポジ型レジスト組成物には、感度調整
剤として分子量900 未満のアルカリ可溶性化合物を添加
することもできる。分子量900 未満のアルカリ可溶性化
合物としては、フェノール性水酸基を少なくとも2個以
上有する化合物が好ましい。より好ましいアルカリ可溶
性化合物としては、例えば前記の一般式(IV)で示さ
れる化合物、特開平4−50851 号公報に一般式(I)で
記載されている化合物又は特開平3−179353号公報に一
般式(I)で記載されている化合物等が挙げられる。分
子量900 未満のアルカリ可溶性化合物の好ましい使用量
はポジ型レジスト組成物の全固形分中、3〜40重量%で
ある。ポジ型レジスト組成物にはさらに、例えば増感
剤、他の樹脂、界面活性剤、安定剤或いは形成像を一層
可視的にするための染料等の各種添加剤を添加すること
ができる。
【0042】ポジ型レジスト液の調製に用いる溶媒とし
ては適当な乾燥速度を有し、溶媒が蒸発して均一で平滑
な塗膜を与えるものがよい。このような溶媒としては、
例えばエチルセロソルブアセテート、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテート等のグリコールエー
テルエステル類、特開平2−220056号に記載の溶媒、ピ
ルビン酸エチル、酢酸n−アミル、乳酸エチル等のエス
テル類、2−ヘプタノン、γ−ブチロラクトン等のケト
ン類等が挙げられる。これらの溶媒は単独で、或いは2
種以上混合して用いられる。溶媒量はウエハー上に均質
で、ピンホール及び塗りむらの無い塗布膜ができるよう
な塗布が可能であれば特に制限されないが、通常、固形
分(即ち、キノンジアジド系感光剤、アルカリ可溶性樹
脂及び各種添加剤)が3〜50重量%になるようにポジ型
レジスト液を調製する。
【0043】
【発明の効果】本発明のポジ型レジスト組成物はレジス
トとして要求される解像度、プロファイル、感度、耐熱
性及び焦点深度等の諸性能のバランスに優れている。
【0044】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例により、何ら限定される
ものではない。例中、部は重量部を示す。
【0045】合成例1−1 ビスフェノールC〔本州化学(株)製〕69.12g、水酸化
ナトリウム25.9g 及び水475.6gの混合物に37%ホルマリ
ン130.8gを室温で3時間かけて滴下した。滴下終了後、
同温度で4時間攪拌した。その後、氷酢酸46.66gを添加
して30分攪拌し、次いで酢酸エチル300gを加えて反応混
合物を完溶させた。次いで、イオン交換水で6回洗浄し
た。得られた油層を濃縮後、メタノール1000mlを加えた
後、200gになるまで濃縮した。得られた残さをカラムク
ロマトグラフィーで精製してビスフェノールCのジメチ
ロール化物を得た。
【0046】合成例1−2 2−シクロヘキシル−5−メチルフェノール226.8g、p
−トルエンスルホン酸9.51g 及びメタノール161.7gの混
合物を室温で溶解した後、合成例1−1で得たビスフェ
ノールCのジメチロール化物をメタノールに溶解した溶
液(82.3g )を4時間で滴下した。滴下終了後、室温で
3時間攪拌した。次いで、n−ヘプタン1000mlを加えて
氷水で冷却した。析出した結晶を濾過し、得られたケー
キをトルエンで洗浄した。次いで、乾燥して下式で示さ
れる化合物13.2g を得た。
【0047】
【化20】
【0048】合成例2 合成例1−2で得た化合物12g 、1,2−ナフトキノン
ジアジド−5−スルホニルクロリド9.76g 及びジオキサ
ン109gの混合物にトリエチルアミン4.4gを20〜30℃・1
時間で滴下した。滴下終了後、30℃で10時間攪拌した。
次いで、酢酸1.1gを添加後、同温度で1時間攪拌した。
次いで、反応混合物を濾過し、得られた濾過残をジオキ
サン9.8gで洗浄した。濾液及び洗液を酢酸(3.6g)及び
イオン交換水(356g)混合液中に注入し、1時間攪拌し
た。析出した結晶を濾過後、得られたケーキをイオン交
換水356gで攪拌・洗浄した。次いで、濾過して得られた
ケーキを40℃で乾燥後、20g の感光剤Aを得た。
【0049】合成例3 下式で示される化合物5.0g、ナフトキノン−(1,2)
−ジアジド−(2) −5−スルホン酸クロリド13.33 g 及
びジオキサン92gの混合物中に、20〜30℃でトリエチル
アミン6.0gを60分かけて滴下し、滴下終了後、さらに同
温度で5時間攪拌した。次いで、反応混合物を濾過し、
得られた濾過残をジオキサン13g で洗浄した。濾液及び
洗液を酢酸(3.2g)及びイオン交換水(315g)混合液中
に注入し、1時間攪拌した。析出した結晶を濾過後、得
られたケーキをイオン交換水315gで攪拌・洗浄した。次
いで、濾過して得られたケーキを40℃で乾燥後、16g の
感光剤Bを得た。
【0050】
【化21】
【0051】実施例(例番号1〜2)及び比較例(例番
号3〜4) アルカリ可溶性樹脂(表中、樹脂と略記する)、キノン
ジアジド系感光剤(表中、感光剤と略記する)及び添加
剤を下表に示す組成で、2−ヘプタノン50部に混合し
た。混合液を孔径0.2 μmのテフロン製フィルターで濾
過してレジスト液を調製した。常法により洗浄したシリ
コンウエハーに、回転塗布機を用いて上記レジスト液を
1.1 μm厚に塗布し、ホットプレートで90℃・1分ベー
クした。次いで、365nm (i線)の露光波長を有する縮
小投影露光機(ニコン社製品、NSR1755i7A NA=0.5 )
を用いて露光量を段階的に変化させて露光した。次い
で、このウエハーをホットプレートで110 ℃・1分ベー
クした。これをSOPD〔現像液;住友化学工業(株)製
品〕で1分現像してポジ型パターンを得た。解像度は0.
50μmラインアンドスペースパターンが1:1になる露
光量(実効感度)で、膜減りなく分離するラインアンド
スペースパターンの寸法を走査型電子顕微鏡で評価し
た。プロファイルは実効感度における0.45μmラインア
ンドスペースパターンの断面形状を走査型電子顕微鏡で
観察した。焦点深度は実効感度において0.45μmライン
アンドスペースパターンが膜減りなく分離する焦点の幅
を走査型電子顕微鏡で断面観察して測定した。スカムに
ついては実効感度におけるベストフォーカスでの0.45μ
mラインアンドスペースの線間の残さの有無を調べた。
耐熱性は、得られたポジ型パターンをダイレクトホット
プレート上に3分間放置して3μmラインアンドスペー
スパターンの変形が始まるときの、ホットプレートの温
度で示した。
【0052】
【表1】
【0053】上表中の感光剤H 〜I は下記フェノール化
合物H’〜I’とナフトキノン−(1,2)−ジアジド
−(2) −5−スルホン酸クロリドとを合成例2と同様に
反応させて得られたものである〔反応モル比はいずれも
2.0 〕。
【0054】
【化22】
【0055】樹脂a:m−クレゾール/p−クレゾール
=70/30、クレゾール/ホルマリン=1/0.8 のモル比
で蓚酸触媒を用い、還流下に反応させて得られたノボラ
ック樹脂〔GPC パターンにおける未反応フェノール類の
パターン面積を除いた全パターン面積に対する分子量60
00以下の面積比が34%であり、且つ分子量1000以下の面
積比が15%であり、しかも重量平均分子量が8000である
アルカリ可溶性樹脂(分子量はいずれもポリスチレン換
算)〕。
【0056】添加剤:下式で示される化合物。
【0057】
【化23】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 宏 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友化学工業株式会社内 (72)発明者 中西 弘俊 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友化学工業株式会社内 (72)発明者 尾崎 晴喜 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番98 号 住友化学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 〔式中、nは1〜3の整数を表わす。R1 、R2 及びR
    3 は各々独立して水素もしくはハロゲン原子、−OCO
    4 或いは置換されていてもよいアルキル、シクロアル
    キルもしくはアルコキシ基を表わし、R4 は置換されて
    いてもよいアルキルもしくはフェニル基を表わすが、n
    が1である場合には、R1 、R2 及びR3が互いに異な
    るか、これらのいずれかが置換されていてもよいシクロ
    アルキル基であるか、或いはR1 、R2 及びR3 が水素
    原子でなく且つこれらの中1つは他の2つと異なるもの
    とする。Q1 〜Q12は各々独立して水素原子、アルキル
    もしくはフェニル基を表わす。Z1 〜Z5 は各々独立し
    て下式 【化2】 (式中、R5 、R6 及びR7 は各々独立して水素もしく
    はハロゲン原子、−OCOR4 或いは置換されていても
    よいアルキル、シクロアルキルもしくはアルコキシ基を
    表わし、R4 は前記と同じ意味を有するが、nが1であ
    る場合には、R5、R6 及びR7 が互いに異なるか、或
    いはR5 、R6 及びR7 が水素原子でなく且つこれらの
    中1つは他の2つと異なるものとする。pは0又は1を
    表わす。)で示される基を表わす。〕で示されるフェノ
    ール化合物の中の少なくとも1種のキノンジアジドスル
    ホン酸エステルを含むキノンジアジド系感光剤及びアル
    カリ可溶性樹脂を含有することを特徴とするポジ型レジ
    スト組成物。
  2. 【請求項2】一般式(Ia)〜(Id)においてnが2
    又は3である、請求項1に記載のポジ型レジスト組成
    物。
  3. 【請求項3】一般式(Ia)〜(Id)においてZ1
    5 の中少なくとも1つが下式 【化3】 〔式中、R4 、R5 及びpは前記と同じ意味を有す
    る。〕で表わされるものである、請求項1又は2に記載
    のポジ型レジスト組成物。
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