JPH07160594A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

Info

Publication number
JPH07160594A
JPH07160594A JP5304939A JP30493993A JPH07160594A JP H07160594 A JPH07160594 A JP H07160594A JP 5304939 A JP5304939 A JP 5304939A JP 30493993 A JP30493993 A JP 30493993A JP H07160594 A JPH07160594 A JP H07160594A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
data
read
error
dummy read
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5304939A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenobu Ishimoto
重信 石本
Kenji Kubota
憲治 窪田
Susumu Onodera
進 小野寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Image Information Systems Inc, Hitachi Ltd, Hitachi Video and Information System Inc filed Critical Hitachi Image Information Systems Inc
Priority to JP5304939A priority Critical patent/JPH07160594A/ja
Publication of JPH07160594A publication Critical patent/JPH07160594A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Hardware Redundancy (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクセス頻度の比較的低いデータを、高い信
頼性をもって格納することが可能な情報処理技術を提供
する。 【構成】 キャッシュメモリ7およびバックアップメモ
リ8を備えたディスクコントローラ3において、バック
アップメモリ8には、不揮発性メモリ9、メモリ制御部
10および誤り制御のための冗長データ処理部11とと
もにダミーリード制御部16が設けられ、ダミーリード
制御部16では不揮発性メモリ9のアイドル期間中に不
揮発性メモリ9内のデータを読み出すダミーリード要求
信号および読み出しアドレスを生成し、メモリ制御部1
0ではダミーデータのためのメモリ読み出し制御を行
う。その結果、不揮発性メモリ9から読み出したデータ
は、冗長データ処理部11でデータのエラーチェックが
行われ、アクセス頻度の比較的低いバックアップメモリ
8内のデータの信頼性が維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理技術に関し、特
に、誤り制御のための冗長データを付加することによっ
てメモリにおける格納データの信頼性向上を図る情報処
理技術に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の情報化社会において、その情報の
データを蓄積する記憶装置の役割りは非常に大きく、そ
の中で、ディスク装置は、高速で信頼性が高いことか
ら、現在では情報処理技術に欠かせない物となってい
る。しかし、更なる高速化,信頼性向上のニーズは高
く、それに対応するために各種技術が考えられている。
例えば、特開昭59−220856号公報に開示された
技術では、ディスク装置を制御するディスクコントロー
ラ内に、キャッシュ内におけるディスクへの未書込みデ
ータのディスクアドレスと対応する未書込みデータとを
保持する不揮発性メモリを設けることで、電源断時にお
ける信頼性向上を可能としている。
【0003】図12に、従来の情報処理装置の概略ブロ
ック図を示す。
【0004】1は情報処理を行う中央処理装置、2は情
報を蓄積するディスク装置、3はディスク装置2の制御
を行うディスクコントローラ、5,6はそれぞれディス
クコントローラ3と中央処理装置1,ディスク装置2と
を接続する中央処理装置インタフェース,ディスク装置
インタフェース、7はディスク装置2より高速に読み書
き可能なメモリを内蔵し、ディスク装置2に対して読み
書きするデータを一担メモリに蓄えることによってデー
タの転送を高速化するキャッシュメモリ、8はディスク
装置2に未書き込みのデータをキャッシュメモリ7と2
重書き込みすることによって、電源断時においてもデー
タを保持するバックアップメモリ、12はアドレス,デ
ータ,制御信号を含むバス、13はバックアップメモリ
8の制御信号線、14はアドレスバス、15はデータバ
ス、9は電源断時にもデータが失われない不揮発性メモ
リ、10は不揮発性メモリ9の制御を行うメモリ制御
部、11は不揮発性メモリ9にデータを書き込む時に
は、パリティや、ECC(Error Correction Code )と
いった、誤り検出や誤り訂正等の誤り制御のための冗長
データを付加し、読み出す時には、データが正常かどう
かのチェックを行う冗長データ処理部である。
【0005】以下、従来の情報処理装置の動作について
示す。
【0006】まず、データを読み出す場合、ディスク装
置2は、ディスク装置インタフェース6,中央処理装置
インタフェース5を介して中央処理装置1にデータを転
送する。この時、キャッシュメモリ7に対しても、同一
データを書き込む。その後、同一データを読み出す時に
は、ディスク装置2からではなく、より高速に読み書き
可能なキャッシュメモリ7からデータを読み出すこと
で、高速な読み出しスピードを可能としている。
【0007】次に、データを書き込む場合、中央処理装
置1から、中央処理装置インタフェース5、ディスク装
置インタフェース6を介してディスク装置2にデータを
転送する。しかし、中央処理装置1は、データを書き終
わるまで待つ必要がある。この時、ディスク装置2より
高速に読み書き可能なキャッシュメモリ7にデータを書
き込み、このキャッシュメモリ7にデータを書き終わっ
た時点で、中央処理装置1は次の処理を続行する。上記
キャッシュメモリ7に書き込まれたデータは、その後、
ディスク装置2に書き込まれていく。これによって、高
速な書き込みスピードを可能としている。
【0008】この時、キャッシュメモリ7に書き込まれ
るデータ、すなわちディスク装置2に未書き込みのデー
タは、バックアップメモリ8に対しても同時に書き込ま
れる。もし、バックアップメモリ8が無い場合、ディス
クコントローラ3の電源が途中で切れた時、ディスク装
置2に未書き込みで、キャッシュメモリ7に蓄えられて
いたデータは、永久に失われてしまう。しかし、バック
アップメモリ8を備え、ディスク装置2に対する未書込
みデータを蓄えていた場合、電源断時に対してもデータ
の復旧が可能となる。
【0009】バックアップメモリ8には、さらに冗長デ
ータを含めたデータを不揮発性メモリ9に書き込むこと
で、信頼性を高めたものがある。
【0010】図13に従来のバックアップメモリのブロ
ック図を示す。
【0011】20はメモリ制御信号、21,22はデー
タバッファ、23はパリティ,ECCといった冗長デー
タを生成する冗長データ生成部、24は冗長データを含
むデータバス、25は不揮発性メモリ9から読み出した
データに対し、エラーの有無をチェックするエラー検出
部、26はエラー信号である。
【0012】上記回路では、不揮発性メモリ9にデータ
を書き込む時は、パリティ,ECCといった冗長データ
を冗長データ生成部23で付加し、読み出す時には、エ
ラー検出部25で読み出した本来のデータと冗長データ
の演算から、エラーの有無を求める。エラーを検出した
場合には、エラー信号26に“1”を出力する。上記冗
長データがECCの場合には、エラー訂正もあわせて行
う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来、不揮発
性メモリ9のデータに対してエラーチェックを行うの
は、データを読み出す時、すなわち、不意な電源断の後
に電源が復旧し、ディスク装置2に対し、未書き込みで
あったデータを書き込む前のみであり、エラーの早期発
見ができなかった。さらに、冗長データ処理部11にお
いて、データのエラーが検出された場合、エラーの存在
は確認できるものの、冗長データがパリティの場合に
は、正しいデータが失われ、また、ECCの場合にも、
当該ECCの能力を越えた複数データビットがエラーで
あった場合には、エラー訂正できないことがあるという
課題が有った。
【0014】このように、従来、ECC、パリティとい
った冗長データを付加し、信頼性を向上させたメモリに
おいて、データの読み出し時にのみエラー検出が行われ
るため、そのデータが、たとえばバックアップデータの
ように頻繁に読み出すことのない物であった場合、エラ
ーの早期発見は不可能であり、また、エラーが検出でき
ても、発見が遅いことが原因で、正しいデータが失われ
てしまうことがあるという問題があった。
【0015】本発明の目的は、アクセス頻度の比較的低
いデータを、高い信頼性をもって格納することが可能な
情報処理技術を提供することにある。
【0016】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0018】すなわち、本発明は、メモリと、このメモ
リに対し、誤り制御のための冗長データを付加したデー
タの書込みおよび読出しを行う誤り制御手段とを含む情
報処理装置において、通常のメモリの読み書きの制御以
外に、メモリに対するデータの読み出し制御を行うダミ
ーリード制御手段を備えるようにしたものである。
【0019】前記ダミーリード制御手段としては、たと
えば、少なくとも、ダミーリード要求信号を生成するダ
ミーリード要求信号生成手段と、ダミーリードのアドレ
スを生成するアドレスカウンタと、メモリに対するダミ
ーリードと通常の読み書きのアドレスを選択するセレク
タと、ダミーリード要求と通常の読み書きの要求とを調
停するアービトレイション手段とを含む構成とすること
が考えられる。
【0020】また、前記ダミーリード要求信号生成手段
は、たとえば、メモリに対する読み書きがないアイドル
期間を検出してダミーリード要求信号を生成する動作を
行うことが考えられる。
【0021】また、前記ダミーリード要求信号生成手段
は、たとえば、定期的にダミーリード要求信号を生成す
る動作を行うことが考えられる。
【0022】また、前記メモリは、たとえば、データバ
ス,アドレスバス,制御信号のうち、少なくとも一つを
2系統以上有するマルチポートメモリからなる構成とす
ることが考えられる。
【0023】また、前記メモリは、たとえば、通常のデ
ータバスの他に、シリアルデータバスを持った画像用メ
モリからなる構成とすることが考えられる。
【0024】たとえば、前記ダミーリード制御手段は、
たとえば、定期的にメモリを読み出し、誤り制御手段に
おいてデータのエラーチェックを行わせる動作を行うソ
フトウェアで構成することが考えられる。
【0025】また、前記情報処理装置は、たとえば、上
位装置とディスク装置との間に介在して両者間における
情報の授受を制御するディスクコントローラとすること
が考えられる。
【0026】
【作用】たとえば、ダミーリード要求信号生成部では、
メモリへのデータ書き込みが行われていないアイドル状
態を検出してデータ読み出しの要求を行うダミーリード
要求信号を生成し、アービトレイション部では、通常の
読み書き要求と、上記ダミーリード要求との調停を行
い、アドレスカウンタでは、ダミーリード時のアドレス
を生成し、セレクタでは、ダミーリード時のアドレス
と、通常の読み書きのアドレスとを選択する。
【0027】以上の動作によって、メモリへのデータの
書き込みが行われていないアイドル期間に、メモリ内の
データを読み出して、データのエラーチェックが行わ
れ、アクセス頻度の比較的少ないバックアップデータ等
におけるエラーの早期発見が可能となる。従って、メモ
リ内のデータに異常があっても、その早期エラー検出に
よって信頼性を向上させることが可能となる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0029】尚、以下の説明では、異なる図面間におい
て、付与された符号の等しい構成要素、信号は同一のも
のである。
【0030】(実施例1)図1は、本発明の一実施例で
ある情報処理装置の構成の一例を示す概略ブロック図で
ある。
【0031】本実施例では、情報処理装置の一例とし
て、中央処理装置1とディスク装置2との間に介在して
両者間における情報の授受を制御するディスクコントロ
ーラ3に適用した場合について説明する。
【0032】ディスクコントローラ3において、2は情
報を蓄積するディスク装置、3はディスク装置2の制御
を行うディスクコントローラ、5,6はそれぞれディス
クコントローラ3と中央処理装置1,ディスク装置2と
を接続する中央処理装置インタフェース,ディスク装置
インタフェース、7はディスク装置2より高速に読み書
き可能なメモリを内蔵し、ディスク装置2に対して読み
書きするデータを一担メモリに蓄えることによってデー
タの転送を高速化するキャッシュメモリ、8はディスク
装置2に未書き込みのデータをキャッシュメモリ7と2
重書き込みすることによって、電源断時においてもデー
タを保持するバックアップメモリである。
【0033】また、12はアドレス,データ,制御信号
を含むバス、13はバックアップメモリ8の制御信号
線、14はアドレスバス、15はデータバス、9は電源
断時にもデータが失われない不揮発性メモリ、10は不
揮発性メモリ9の制御を行うメモリ制御部、11は不揮
発性メモリ9にデータを書き込む時には、パリティやE
CCといった、誤り検出や誤り訂正等の誤り制御のため
の冗長データを付加し、読み出す時には、データが正常
かどうかのチェックを行う冗長データ処理部である。
【0034】この場合、バックアップメモリ8には、不
揮発性メモリ9からデータのダミーリード制御を行うダ
ミーリード制御部16が設けられている。
【0035】以下、ダミーリード制御部16を、図2に
示すバックアップメモリ8のブロック図を用いて説明す
る。
【0036】30はダミーリード要求信号を生成するダ
ミーリード要求信号生成部、31は通常の読み書き要求
と、ダミーリード要求との調停を行うアービトレイショ
ン部、32はダミーリード時のメモリアドレスを生成す
るアドレスカウンタ、33はダミーリード時のアドレス
と、通常の読み書き時のアドレスを選択するセレクタ、
34はアービトレイション部31によって調停した結
果、メモリ制御部10に対するメモリの読み書きの要求
を行うライト/リード要求信号、35はダミーリード要
求信号、36はダミーリードアドレスバス、37はアド
レスバスである。
【0037】まず、通常動作について、説明する。
【0038】図13で示した従来のバックアップメモリ
と同様、データの書き込みは、ディスク装置2に対する
未書き込みのデータをキャッシュメモリ7と共にバック
アップメモリ8にも書き込む。
【0039】アドレスバス37には、セレクタ33によ
ってアドレスバス14をそのまま出力し、メモリ制御部
10は制御信号線13から、メモリの書き込み制御信号
を生成してメモリ制御信号20に出力し、不揮発性メモ
リ9の制御を行う。そして、冗長データ処理部11で冗
長データの付加されたデータが不揮発性メモリ9に書き
込まれる。
【0040】データの読み出しも、不意な電源断後、従
来と同様に行われる。
【0041】次に、ダミーリード時について説明する。
【0042】ダミーリード要求信号生成部30では、ダ
ミーリード要求信号35にパルス信号を出力し、アービ
トレイション部31では、該パルス信号と、制御信号線
13の通常の読み書き要求信号とを調停して、リード/
ライト要求信号34に対し、メモリの読み書き要求信号
を出力する。更にアドレスカウンタ32のクロック入力
にパルス信号を与え、アドレスカウンタ値をインクリメ
ントし、ダミーリードアドレスバス36に出力する。ダ
ミーリード時には、セレクタ33によって、アドレスバ
ス37にダミーリードアドレスバス36の値がそのまま
出力される。
【0043】上記動作のくり返しによって、不揮発性メ
モリ9の全てのメモリ空間に対してダミーリードが行わ
れ、読み出されたデータは冗長データ処理部11におい
て、エラーチェックが行われる。
【0044】尚、アドレスカウンタ32は、値の大きく
なるアップカウンタでも良いし、逆のダウンカウンタで
も良い。
【0045】以下、ダミーリード要求信号生成部30の
詳細について説明する。
【0046】図3は、一定期間、バックアップメモリ8
に対する読み書きが行われていないことを検出してパル
ス信号を生成する、ダミーリード要求信号生成部30の
構成の一例を示す第1のブロック図である。
【0047】40はメモリに対する読み書きが行われな
い時、アイドル状態であると決定するために直前の書き
込みからの期間を設定するアイドル時間設定レジスタ、
45はアイドル時間出力、41はカウンタ、46はカウ
ンタ出力、42はアイドル時間出力45とカウンタ出力
46とを比較し、一致した時に“1”を出力する比較回
路、47は比較出力、43はパルス信号を生成し、ダミ
ーリード要求信号35とするパルス信号生成部、44は
カウンタ41のクリア信号48を生成するクリア信号生
成部、49はクロック信号、50はバックアップメモリ
8へのライト信号である。このうち、パルス信号生成部
43,クリア信号生成部44は、それぞれ図4,図5に
示す回路で構成できる。
【0048】以下、本回路の動作を図6に示すタイミン
グチャート図を用いて説明する。
【0049】まず、アイドル時間設定レジスタ40に
“n”を設定する。カウンタ出力46はクロック信号4
9によってインクリメントされ、アイドル時間出力45
と等しい“n”になると、比較出力47に“1”を出力
し、パルス信号生成部43では、ダミーリード要求信号
35に対し“1”を出力する。同様に、クリア信号生成
部44では、クリア信号48に対し“1”を出力し、そ
の結果、カウンタ出力46は、クリアされて“0”とな
る。その後、カウンタ出力46は、クロック信号49が
“1”になるたびに、インクリメントしていく。
【0050】カウンタ出力46が“n”になる前にバッ
クアップメモリ8に対する書き込みが発生すると、ライ
ト信号50が“1”となる。これによって、クリア信号
48は“1”となり、カウンタ出力46はクリアされ
て、“0”となる。その後、カウンタ出力46は、クロ
ック信号49が“1”になるたびにインクリメントさ
れ、再度、バックアップメモリ8に対する書き込みが発
生しなければ、カウンタ出力46が“n”になるたびに
ダミーリード要求信号35が“1”となる。
【0051】以上動作をまとめると、バックアップメモ
リ8に対する書き込みが行なわれている時には、ダミー
リード要求信号35は“0”を保ち、一定期間書き込み
が発生しない場合は定期的にダミーリード要求信号35
が“1”となる。これによって、一定期間、バックアッ
プメモリ8に対する書き込みが行われない場合は、アイ
ドル状態であると判断し、ダミーリード、すなわちメモ
リデータのエラーチェックが行われる。従って、従来電
源断にならないとメモリデータに対するエラーチェック
が行われなかったのに対し、アイドル時は常にエラーチ
ェックを行うため、スピードが劣化することなく信頼性
が向上する。
【0052】尚、本回路で、ライト信号50は削徐して
も良い。この場合、バックアップメモリ8への書き込み
発生の有無に関係なく、定期的にダミーリードが行われ
ることになる。また、ライト信号50のかわりに、リー
ド信号や、ライト信号とリード信号を論理和した信号を
与えても良い。この場合、バックアップメモリ8に対し
て読み出しが行われないことや、読み書きが行われない
ことで、アイドル状態であると判断する。
【0053】また、アイドル時間設定レジスタ40は、
中央処理装置1が書き込むことのできるレジスタでも良
いし、ハードウェアで設定した固定値でもよい。
【0054】図7は、一定期間、バックアップメモリ8
に対する読み書きが行われていないことを検出してパル
ス信号を生成する、ダミーリード要求信号生成部30の
他の構成例を示す第2のブロック図である。
【0055】52はロード機能を有したダウンカウン
タ、53はロード信号生成部、54はロード信号であ
る。その他は図3に示したブロック図と同じ構成であ
る。このうち、パルス信号生成部43,ロード信号生成
部53は、それぞれ図4,図8に示す回路で構成でき
る。
【0056】以下、本回路の動作を図9に示すタイミン
グチャート図を用いて説明する。
【0057】まず、アイドル時間設定レジスタ40に
“n”を設定する。ダウンカウンタ52はクロック信号
49が“1”になるたびにデクリメントし、カウンタ出
力46が“0”になると、比較出力47に“1”を出力
し、パルス信号生成部43では、ダミーリード要求信号
35に対し、“1”を出力する。同様に、ロード信号生
成部53では、ロード信号54に対し“1”を出力し、
その結果、カウンタ出力46は、アイドル時間出力45
の値“n”が出力される。その後、カウンタ出力46
は、クロック信号49が“1”になるたびにデクリメン
トする。ダウンカウンタ52が“0”になる前にバック
アップメモリ8に対する書き込みが発生すると、ライト
信号50が“1”となり、それによってロード信号54
は“1”を出力し、カウンタ出力46はロードされて、
“n”となる。その後、カウンタ出力46は、クロック
信号49が“1”になるたびにデクリメントされ、再
度、バックアップメモリ8に対する書き込みが発生しな
ければ、カウンタ出力が“0”になるたびにダミーリー
ド要求信号35が“1”となる。
【0058】以上の動作をまとめると、図3で説明した
回路と同様、バックアップメモリ8に対して書き込みが
行なわれている時には、ダミーリード要求信号は“0”
を保ち、一定期間書き込みが発生しない場合は定期的に
ダミーリード要求信号が“1”となる。これによって、
一定期間、バックアップメモリ8に対する書き込みが行
われない場合は、アイドル状態であると判断し、ダミー
リード、すなわちメモリデータのエラーチェックが行わ
れる。これによってスピードが劣化することなく信頼性
が向上する。
【0059】尚、本回路で、ライト信号50は削徐して
も良い。この場合、バックアップメモリ8への書き込み
発生の有無に限らず、定期的にダミーリードが行われる
ことになる。また、ライト信号50のかわりに、リード
信号や、ライト信号とリード信号を論理和した信号を与
えても良い。この場合、メモリに対して読み出しが行わ
れないことや、読み書きが行われないことで、アイドル
状態であると判断する。
【0060】また、アイドル時間設定レジスタ40は、
中央処理装置が書き込むことのできるレジスタでも良い
し、ハードウェアで設定した固定値でもよい。
【0061】(実施例2)次に、本発明の他の実施例で
ある情報処理装置におけるバックアップメモリの例を、
図10に示すバックアップメモリのブロック図を用いて
説明する。
【0062】本実施例では、不揮発性メモリ9Aには、
データバス,アドレスバス,制御信号のうち、少なくと
も一つを2系統以上有するマルチポートメモリを用い
る。
【0063】60は、メモリ制御部10と同等の回路で
あり、メモリの読み出し制御信号を生成するメモリリー
ド制御部、61はメモリ制御信号、62は冗長データを
含むデータバス、63はエラー検出部25と同一回路で
あるエラー検出部、64はエラー出力である。アドレス
バス14,メモリ制御信号20,データバス24によっ
て、第一のバスを、ダミーリードアドレスバス36,メ
モリ制御信号61,データバス62によって第二のバス
を構成し、それぞれ独立してメモリの読み書きが可能で
ある。
【0064】まず、通常の読み書き動作については、図
13で説明した従来のバックアップメモリのブロック図
で説明した動作と同一であり、第一のバスからのメモリ
の読み書きが行われる。
【0065】次に、ダミーリード時の動作については、
第二のバスから以下の動作によって行う。
【0066】ダミーリード要求信号生成部30では、ダ
ミーリード要求信号35にパルス信号を出力し、メモリ
リード制御部60に対してメモリの読み出し要求をする
と共にアドレスカウンタ32をインクリメントする。メ
モリリード制御部60ではメモリ読み出しの制御信号を
生成し、アドレスカウンタ32からダミーリードアドレ
スバス36へのカウンタ出力は、不揮発性メモリ9に対
してのアドレスとなる。これによって、不揮発性メモリ
9Aのデータは、データバス62に出力され、エラー検
出部63でエラーチェックを行い、エラーが検出される
と、エラー出力64に“1”が出力される。
【0067】上記動作のくり返しによって、不揮発性メ
モリ9Aは、全メモリ空間のデータに対し、エラーの有
無がチェックされることになる。
【0068】また、エラーが検出された場合には、再度
データの書き込みを行い、それでもエラーとなる場合に
は、バックアップメモリ8を交換することで対処でき
る。エラーが検出された時点ては、データは失われない
ので、信頼性が向上する。
【0069】(実施例3)次に、本発明のさらに他の実
施例である情報処理装置におけるバックアップメモリの
一例を、図11に示すバックアップメモリのブロック図
を用いて説明する。
【0070】この実施例の場合、不揮発性メモリ9Bに
は、通常のデータバスの他にシリアルデータバスを持
ち、シリアルにデータを読み出すことのできる画像用メ
モリを用いる。
【0071】70はシリアルデータバス、71はシリア
ルデータをパラレルデータに変換するシリアルパラレル
変換部、72はパラレルデータバスである。
【0072】まず、通常の読み書き動作については、図
2で説明したバックアップメモリのブロック図と同一で
あり、データバス24から読み書きを行う。
【0073】次に、ダミーリード時の動作について説明
する。
【0074】図2で説明したバックアップメモリのブロ
ック図における動作と同様、まず、リード/ライト要求
信号34に対し、ダミーリードのためのメモリ読み出し
要求信号を出力する。更に、ダミーリード用のアドレス
をアドレスバス37に出力する。メモリ制御部10は不
揮発性メモリ9Bに対してシリアルリードの制御信号を
メモリ制御信号20に出力し、その結果、シリアルデー
タバス70にはシリアルデータが出力される。該データ
は、シリアルパラレル変換部71でパラレルデータに変
換され、エラー検出部63でエラーチェックが行われ
る。そして、エラーが検出されると、エラー出力64に
“1”が出力される。
【0075】上記動作のくり返しによって、不揮発性メ
モリ9Bは、全メモリ空間のデータに対し、エラーの有
無がチェックされることになる。
【0076】また、エラーが検出された場合には、再度
データの書き込みを行い、それでもエラーとなる場合に
は、バックアップメモリ8を交換することで対処でき
る。エラーが検出された時点ては、データは失われるこ
とはないので、信頼性が向上する。
【0077】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0078】本発明の情報処理装置において、不揮発性
メモリ9は、電源電圧の付加なしにデータを保持するメ
モリの他に、単に電源電圧の付加によってデータを保持
するメモリ、またはダイナミックRAM(以下、DRA
Mと称す)のようにリフレッシュ制御が必要なものが使
用できる。DRAMはコンデンサにデータを蓄えるの
で、リフレッシュ制御を定期的に行うことで、上記コン
デンサに対して充電し、データを保持する。しかし、リ
フレッシュ制御は読み出し動作で代用可能のため、本発
明のダミーリード制御部の回路でダミーリード行い、ダ
ミーリードをリフレッシュ制御として機能させても良
い。
【0079】また、上述の実施例の説明では、頻繁に読
み出す必要のないメモリの例として、バックアップメモ
リをあげたが、電源が切れるとデータが消えてしまうメ
モリや、二重書き込みを行わないメモリ等でも、情報処
理装置において、パリティやECCといった冗長データ
を付加した形式でデータを保持するメモリを有するあら
ゆる情報処理装置に対して適用できる。この場合、ダミ
ーリード制御手段を付加すれば、エラーの早期発見が可
能となる。
【0080】また、上述の実施例の説明では、一例とし
てハードウェア回路を備えることによってダミーリード
を行い、信頼性向上を可能としたが、ソフトウェアで定
期的にバックアップメモリの読み出しを行い、エラーの
検出をしても良い。例えば、夜間になると、バックアッ
プメモリを読み出すプログラムを付加しても良いし、バ
ックアップメモリに対する書き込みのアイドル期間をソ
フトウェアで検出し、その期間にバックアップメモリの
データを読みだして、エラーのチェックを行うプログラ
ムを付加しても良い。
【0081】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0082】本発明の情報処理装置によれば、誤り制御
のための冗長データを付加したデータの書込みおよび読
出しが行われるメモリにおいて、たとえば、バックアッ
プデータなどのように、アクセス頻度の比較的低い、頻
繁に読む必要のないデータに異常があった場合でも、エ
ラーの早期発見と、データの信頼性向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である情報処理装置の構成の
一例を示す概略ブロック図である。
【図2】そのバックアップメモリの構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図3】図2に例示されるバックアップメモリを構成す
るダミーリード要求信号生成部の構成の一例を示す第1
のブロック図である。
【図4】図2に例示されるバックアップメモリを構成す
るパルス信号生成部の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図5】図2に例示されるバックアップメモリを構成す
るクリア信号生成部の構成の一例を示すブロック図であ
る。
【図6】図2に例示されるバックアップメモリを構成す
るダミーリード要求信号生成部の作用の一例を示す第1
のタイミングチャート図である。
【図7】図2に例示されるバックアップメモリを構成す
るダミーリード要求信号生成部の構成の一例を示す第2
のブロック図である。
【図8】図7に例示されるダミーリード要求信号生成部
を構成するロード信号生成部の構成の一例を示すブロッ
ク図である。
【図9】図7に例示されるダミーリード要求信号生成部
の作用の一例を示す第2のタイミングチャート図であ
る。
【図10】本発明の他の実施例である情報処理装置にお
けるバックアップメモリの構成の一例を示すブロック図
である。
【図11】本発明のさらに他の実施例である情報処理装
置におけるバックアップメモリの構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図12】従来の情報処理装置の概略ブロック図であ
る。
【図13】従来のバックアップメモリの一例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置 2 ディスク装置 3 ディスクコントローラ 5 中央処理装置インタフェース 6 ディスク装置インタフェース 7 キャッシュメモリ 8 バックアップメモリ 9 不揮発性メモリ 9A 不揮発性メモリ 9B 不揮発性メモリ 10 メモリ制御部 11 冗長データ処理部(誤り制御手段) 12 バス 13 制御信号線 14 アドレスバス 15 データバス 16 ダミーリード制御部(ダミーリード制御手段) 20 メモリ制御信号 21 データバッファ 22 データバッファ 23 冗長データ生成部 24 データバス 25 エラー検出部 26 エラー信号 30 ダミーリード要求信号生成部 31 アービトレイション部 32 アドレスカウンタ 33 セレクタ 34 リード/ライト要求信号 35 ダミーリード要求信号 36 ダミーリードアドレスバス 37 アドレスバス 40 アイドル時間設定レジスタ 41 カウンタ 42 比較回路 43 パルス信号生成部 44 クリア信号生成部 45 アイドル時間出力46 カウンタ出力 47 比較出力 48 クリア信号 49 クロック信号 50 ライト信号 52 ダウンカウンタ 53 ロード信号生成部 54 ロード信号 60 メモリリード制御部 61 メモリ制御信号 62 データバス 63 エラー検出部 64 エラー出力 70 シリアルデータバス 71 シリアルパラレル変換部 72 パラレルデータバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野寺 進 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリと、このメモリに対し、誤り制御
    のための冗長データを付加したデータの書込みおよび読
    出しを行う誤り制御手段とを含む情報処理装置であっ
    て、通常の前記メモリの読み書きの制御以外に、前記メ
    モリに対する前記データの読み出し制御を行うダミーリ
    ード制御手段を具備したことを特徴とする情報処理装
    置。
JP5304939A 1993-12-06 1993-12-06 情報処理装置 Pending JPH07160594A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5304939A JPH07160594A (ja) 1993-12-06 1993-12-06 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5304939A JPH07160594A (ja) 1993-12-06 1993-12-06 情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07160594A true JPH07160594A (ja) 1995-06-23

Family

ID=17939141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5304939A Pending JPH07160594A (ja) 1993-12-06 1993-12-06 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07160594A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009107213A1 (ja) * 2008-02-28 2009-09-03 富士通株式会社 ストレージ装置、ストレージ制御装置、データ転送集積回路、および、ストレージ制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009107213A1 (ja) * 2008-02-28 2009-09-03 富士通株式会社 ストレージ装置、ストレージ制御装置、データ転送集積回路、および、ストレージ制御方法
JP5099212B2 (ja) * 2008-02-28 2012-12-19 富士通株式会社 ストレージ装置、ストレージ制御装置、データ転送集積回路、および、ストレージ制御方法
US8448047B2 (en) 2008-02-28 2013-05-21 Fujitsu Limited Storage device, storage control device, data transfer intergrated circuit, and storage control method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4163280A (en) Address management system
US20100054069A1 (en) Memory system
JP3081614B2 (ja) 部分書込み制御装置
JPH1011348A (ja) Dramの制御装置およびそのdram
JPH07160594A (ja) 情報処理装置
KR100298955B1 (ko) 데이타처리시스템
JPH02135562A (ja) キュー・バッファの制御方式
JPH11184761A (ja) リードモディファイライト制御システム
JPH0140432B2 (ja)
JP2853555B2 (ja) 記憶制御装置
JP3098363B2 (ja) 記憶装置
JPH10232789A (ja) Eccパーシャルライト制御ユニット
JPH06149685A (ja) メモリエラー回復装置
JP3196094B2 (ja) メモリ監視装置
JPH11102328A (ja) メモリ診断システム
JPH0743668B2 (ja) アクセス制御装置
JP3106448B2 (ja) プロセッサ装置
JPH1153267A (ja) メモリデータ誤り自動訂正回路
JPS6235146B2 (ja)
JPH0675864A (ja) メモリエラー回復方式
JP2546002B2 (ja) パリティ回路
JPH04243446A (ja) キャッシュ登録制御装置
JPH0561769A (ja) メモリ・アクセス方法
JPS6131497B2 (ja)
JPH06243049A (ja) パリティ制御回路