JPH07160255A - 電子楽器の自動伴奏装置 - Google Patents

電子楽器の自動伴奏装置

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JPH07160255A
JPH07160255A JP5340369A JP34036993A JPH07160255A JP H07160255 A JPH07160255 A JP H07160255A JP 5340369 A JP5340369 A JP 5340369A JP 34036993 A JP34036993 A JP 34036993A JP H07160255 A JPH07160255 A JP H07160255A
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JP
Japan
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chord progression
chord
mode
automatic accompaniment
automatic
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JP5340369A
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English (en)
Inventor
Yoshibumi Kira
義文 吉良
Kazunori Matsuda
寿徳 松田
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、各内蔵リズムパターンごとにコー
ド進行データを持った自動伴奏装置において、コードチ
ェンジするタイミングに演奏者の意思を反映させること
のできる電子楽器の自動伴奏装置を提供することを目的
とする。 【構成】 本発明は、演奏者の操作によりコード変更の
タイミングを指定して演奏する手動進行手段を有し、該
手動進行手段に切り換える切換手段と、指定された演奏
モードを判定制御する判定手段と、判定結果が手動進行
モード時には、演奏者がコードチェンジのタイミングを
指定するために操作するコード進行指示手段と、コード
進行指示手段が操作されると、記憶手段よりコードネー
ムを連続して読取る読取手段と、読取り結果に基づき楽
音信号を生成する楽音生成手段とを有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばシンセサイザ、
電子ピアノ、電子オルガン等の電子楽器に用いられる自
動伴奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子オルガンや電子キーボード等
の電子鍵盤楽器は自動伴奏装置を内蔵しているものが広
く用いられている。このような従来の自動伴奏装置にお
いて伴奏にコード進行を付ける場合は、演奏者が演奏中
に鍵盤を押下してコードを指定していた。
【0003】しかしながら、このような従来の自動伴奏
装置では、右手でメロディを弾きながら、左手でコード
変更のために鍵盤を押鍵する必要があり、特に初心者に
とっては演奏が難しいという問題点があった。
【0004】これに対して、初心者でも手軽に自動伴奏
付の曲の演奏を楽しむための方法として、内蔵リズムご
とに予め完結した自動コード進行を持つ方法が「特願平
5ー206414」で発明者本人によって出願されてい
る。
【0005】これは、予めスイッチをリズムオートにセ
ットすると自動的にコード進行を付けるものであるが、
この場合、コード進行のタイミングは予め設定されてい
るタイミングであり、演奏者がもう少し待ってほしい時
や、違ったタイミングでコードチェンジしたい場合など
に対応できる柔軟性に欠けるという問題があった。
【0006】図9は左手で鍵盤を押下するとコード指定
を行う機能と、オートスイッチにすると自動伴奏を行う
機能を有する従来の電子楽器の自動伴奏装置の動作を説
明するフローチャートである。
【0007】なお、本図のフローチャートは図4の本発
明の実施例のフローチャートと大部分が同じであるの
で、図4のフローチャートのステップと同一の機能を果
たすステップには同一のステップ番号を付しており、各
々のステップの動作の説明は図4の説明で行う。
【0008】図9のステップS14、16、19から明
らかなように、従来の自動演奏装置は手動で自動伴奏の
コードを付けるノーマルモードと自動的にコード進行を
付ける自動コード進行モードしかなかった。
【0009】前者のノーマルモードは押下されたキーに
応じて各種のコードを指定するものであり、多彩な音楽
的感覚の表現は可能であるが、熟達者でなければ操作が
困難である。
【0010】一方、後者の自動伴奏モードはスイッチを
オンすれば自動的に伴奏が行われるので、操作は容易で
あるが伴奏内容は固定されており、演奏中に変更するこ
とができず改善が求められている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解消するためになされたものであり、各内蔵リズム
パターンごとにコード進行データを持った自動伴奏装置
において、コードチェンジするタイミングに演奏者の意
思を反映させることのできる電子楽器の自動伴奏装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。
【0013】第1の発明は、自動コード進行モードを有
し、各内蔵リズムパターンごとにコード進行データを記
憶する記憶手段18よりコード進行データを読み出して
自動伴奏を行う従来の電子楽器の自動伴奏装置に手動コ
ード進行モードを付与するものである。
【0014】このため、演奏者の操作によりコード変更
のタイミングを指定して演奏する手動進行モードを有
し、該手動進行モードは手動進行モードに切り換える切
換手段120と、前記切換手段120に設定されている
演奏モードを判定制御する判定手段124と、前記判定
手段124の判定結果が手動進行モード時には、演奏者
がコードチェンジのタイミングを指定するために操作す
るコード進行指示手段123と、前記コード進行指示手
段123が操作されると、前記記憶手段18よりコード
ネームを連続して抽出して読取る読取手段125と、前
記読取手段125の読取り結果に基づき楽音信号を生成
する楽音発生手段19とを有して構成される。
【0015】第2の発明の自動伴奏装置は、自動伴奏機
能としての自動コード進行モードを有さない電子楽器に
手動コード進行モードを付与するものである。
【0016】このため、記憶手段18はコード進行デー
タとして各内蔵リズムパターンごとにコードネームの連
続したデータを持ち、演奏者の操作によりコード変更の
タイミングを指定して演奏する手動進行モードを有し、
該手動進行モードは、前記手動進行モードに切換える切
換手段120と、前記切換手段120の指定する演奏モ
ードを判定制御する判定手段124と、前記判定手段1
24の判定結果が手動進行モード時には、演奏者がコー
ドチェンジを指定するために操作するコード進行指示手
段123と、前記コード進行指示手段123が操作され
ると、前記記憶手段18よりコードネームを読取る読取
手段125と、前記読取手段125の読取り結果に基づ
き楽音信号を生成する楽音発生手段19とを有して構成
される。
【0017】さらに、第3、第4の発明は、前記第1及
び第2の発明において、前記切換手段120は、パネル
に設けられるスイッチとして、またはシステムスイッチ
の一部として組み込まれて構成される。
【0018】また、第5乃至第7の発明は、前記第1乃
至第4の発明において、前記コード進行指示手段123
はパネル、ペダル又は鍵盤に設けられる。
【0019】
【作用】第1の発明の自動伴奏装置は、上記目的を達成
するために新たに手動コード進行モードを設け、該手動
コード進行モードを動作させるために手動コード進行モ
ードを選択する切換手段120を設け、該切換手段12
0の操作により従来の鍵盤よりのコード入力と、自動コ
ード進行モードと、本発明の手動コード進行モードのい
ずれかの選択を行う。
【0020】このため、判定手段124は、前記切換手
段120の設定位置を読取り、この設定位置に応じたモ
ードフラグを設定し、手動コード進行モードの場合に
は、演奏者が所望のタイミングになるとコード進行指示
手段123を操作してコードチェンジを指示する。
【0021】このため、本発明では新たにコード進行指
示手段123を鍵盤、ペダルまたはパネルに設けられ
る。
【0022】そして、コード進行指示手段123が操作
されると、読取手段125が記憶手段18に記憶されて
いるコード進行データから、ステップデータ及びバーマ
ークの読取りは省略し、コードネームのみを順次読取
り、これを楽音発生手段19に送り発音する。
【0023】このように、本発明は演奏者がコード進行
指示手段123の操作によりコード進行の演奏モードを
切り換えながら演奏するものであり、コード名はメモリ
18より順次読み出される。
【0024】このため、コードの変化するタイミングを
任意に指定したい場合、演奏前、または、演奏中にコー
ド進行の演奏モードを切り換えることで対応することが
できる。
【0025】第2の発明は、自動コード進行モードを有
さぬ電子楽器の自動伴奏装置に手動コード進行モードを
付与するものである。
【0026】該自動伴奏装置は、自動コード進行モード
がないため、コード進行データメモリ18にステップ及
びバーマークが不要となり、メモリの大幅な削減が可能
となり、低価格化が可能となる。
【0027】また、自動コード進行モードを有さないた
め、判定手段124や読取手段125の構造が単純化さ
れ、装置の低価格化が可能となり、初心者に適した自動
伴奏装置が提供できる。
【0028】
【実施例】図2は、本発明に係る自動伴奏装置を適用し
た電子楽器の全体的な構成を示す概略ブロック図であ
る。
【0029】図において、10は鍵盤であり、複数のキ
ーと、これらキーの押鍵・離鍵動作に連動して開閉する
キースイッチと、これらキースイッチの開閉状態を検出
するキースキャン回路等を含んでいる。
【0030】この鍵盤10のキースキャン回路で検出さ
れた押鍵・離鍵状態を示す信号は、鍵盤インタフェース
11に送られる。
【0031】コード進行指示用操作子123は、手動コ
ード進行モードの際、演奏者がコードチェンジをしたい
ときに該操作子123を操作することによりコードチェ
ンジのタイミングを指示するものである。
【0032】鍵盤インタフェース11は、鍵盤10とシ
ステムバス30との間の信号の送受を仲介するものであ
る。鍵盤10から送られてくる押鍵・離鍵状態を示す信
号は、この鍵盤インタフェース11及びシステムバス3
0を介してCPU14に送られるようになっている。
【0033】12は操作パネルであって、該電子楽器を
制御する各種スイッチ、表示器等が設けられている。
【0034】上記各種スイッチには、音色選択スイッ
チ、リズム選択スイッチ、音量コントロールスイッチ等
の電子楽器一般に備えられているスイッチ類(いずれも
図示しない)の他、この発明の特徴に直接関係するコー
ド進行モード切換えスイッチ120及びこのコード進行
モード切換えスイッチ120に連動して点灯/消灯等が
制御される表示器121が設けられている。
【0035】この操作パネル12は、各種スイッチのオ
ン/オフを検出するパネルスキャン回路を含んでいる。
この操作パネル12で検出されたスイッチのオン/オフ
状態を示す信号は、パネルインタフェース13に送られ
る。
【0036】なお、前記コード進行モード切換えスイッ
チ120は、システムスイッチの一部として組み込むよ
うに構成してもよい。
【0037】また、表示器121は、例えば1個のLE
Dで構成される。この表示器121は、上記コード進行
モード切換えスイッチ120に連動して点灯/消灯が制
御される。
【0038】パネルインタフェース13は、操作パネル
12とシステムバス30との間の信号の送受を仲介する
ものである。操作パネル12から送られてくるスイッチ
のオン/オフ状態を示す信号は、このパネルインタフェ
ース13及びシステムバス30を介してCPU14に送
られるようになっている。
【0039】14は中央処理装置(CPU)であり、プ
ログラムメモリ15に記憶されている制御プログラムに
従って当該電子楽器の各部を制御するものである。
【0040】CPU14に設けられた判定制御部12
4、読取制御部125はCPU14のソフトウエアで実
現されるものである。この判定制御部124は、コード
進行モード切換えスイッチ120の設定状態に応じてフ
ラグを設定し、伴奏の要領を選択するものである。
【0041】読取制御部125は、手動コード進行の場
合にコード進行データメモリより発音のタイミングを指
示するステップ及び小節の終わりを示すバーマークは無
視して、コードネームのみ読み取るものである。
【0042】プログラムメモリ15は、例えばリードオ
ンリメモリ(ROM)で構成されるものであり、制御プ
ログラムを格納するものである。また、このプログラム
メモリ15には、上記制御プログラムの他、CPU14
が使用する種々の固定データが記憶されている。
【0043】このプログラムメモリ15は、CPU14
により、システムバス30を介してアクセスされる。
【0044】RAM16は演奏用データを一時的に記憶
したり、装置のステータス情報を記憶したり、あるいは
CPU14の作業用領域として使用されるものである。
【0045】なお、当該電子楽器を制御するための各種
レジスタ、フラグ等は当該RAM16に定義されてお
り、このRAM16は、CPU14により、システムバ
ス30を介してアクセスされる。
【0046】伴奏パターンデータメモリ17は、基本パ
ターンやフィルインパターン、エンディングパターン等
の伴奏パターンデータを各リズムごとに所定の小節分記
憶するものであり、これらのデータは、ピアノ、ストリ
ングス、ベース等といったパートごとに備えられてい
る。
【0047】コード進行データメモリ18には、1曲完
結形式の伴奏の1曲分のデータが各リズムごとに記憶さ
れている。
【0048】このコード進行データメモリ18にはコー
ドの種類を示すコードネームと、コードの変更をするタ
イミングを示すステップと、1小節の区切りを示すバー
マークからなるデータが複数配置され、1曲分のデータ
の終わりには、データの終わりを示すエンドマークが配
置される。
【0049】楽音発生回路19は、CPU14から出力
されるデータに対応する楽音波形データ及びエンベロー
プデータを楽音波形メモリ(図示しない)から読み出
し、読み出した楽音波形データにエンベロープを付加し
て楽音信号として出力するものである。
【0050】本発明の手動コード進行による伴奏は、C
PU14から出力される信号に基づき、対応する楽音波
形データが楽音発生回路19により伴奏パターンデータ
メモリ17及びコード進行データメモリ18から読み出
され、楽音信号が生成される。そして、生成された楽音
信号は増幅器20に供給される。
【0051】増幅器20は、楽音発生回路19から供給
される楽音信号を所定の利得で増幅し、スピーカ21に
供給するものである。スピーカ21は、電気信号を音響
信号に変換するものである。
【0052】このスピーカ21により、鍵盤10の鍵の
押下に対応した楽音が放音され、また、指定された要領
で伴奏が放音される。
【0053】なお、上記鍵盤インタフェース11、パネ
ルインタフェース13、CPU14、プログラムメモリ
15、RAM16、伴奏パターンデータメモリ17、コ
ード進行データメモリ18及び楽音発生回路19は、シ
ステムバス30を介して相互に接続されている。
【0054】次に図3を参照しながらコード進行データ
メモリ18の構成と手動コード進行時のデータの読出し
動作について説明する。
【0055】図3に示すように、コード進行データは1
曲完結型式の伴奏の1曲分のデータであり、各リズムご
とに設けられている。このコード進行データは自動伴奏
のコードの変更を指示するコードデータが複数配置され
て、伴奏のコード進行のデータを形成する。
【0056】このコードデータは、コードの種類を示す
コードネーム(コードルートとコードタイプ)と、コー
ドを変更するタイミングを示すステップ(STEP)と、1小
節の区切りを示すバーマーク(BAR MARK)からなるデータ
が複数配置され、1曲分のデータの終わりには、データ
の終了を示すエンドマーク(END MARK)が配置されてい
る。
【0057】このようなデータの構成において、従来の
自動伴奏においては、コードネーム、ステップ、バーマ
ークを順次読み込んでステップで指示されたタイミング
で発音し、エンドマークを読み込むとエンディングデー
タを読み込んで1曲の終了となる。
【0058】本実施例においては、従来の自動コード進
行モードに対し、新たに手動コード進行モードを設け
る。
【0059】これにより、手動コード進行モードが指定
されている場合は、後述するコード進行指示用操作子1
23が操作されると、読取制御部125がコード進行デ
ータのステップとバーマークは無視して、コードネーム
のみを読取り発音し、ポインタを次のコードネームに移
動する。
【0060】このため、本実施例においては自動コード
進行モードと手動コード進行モードを切り換えるモード
切換手段(スイッチ)120が操作パネル12に設けら
れている。
【0061】その他、コード進行のタイミングを指示す
るコード進行指示用操作子123を設ける。なお、該操
作子123の機能は鍵盤10の一部を割り当てたり、ペ
ダルに割り当てたり、パネルにスイッチを設けてもよ
い。
【0062】このような構成により、コード進行指示用
操作子123が操作されると、そのタイミングでポイン
タ位置のコードが読み取られ発音されるため、演奏者の
意思を反映したタイミングでの演奏が可能となる。
【0063】次に、上記の構成における第1の実施例の
動作について、図4及び図5のフローチャートを参照し
ながら説明する。
【0064】電源が投入されると、先ず初期化処理を行
う(ステップS11)。この初期化処理は、楽音発生回
路19の内部状態を初期状態に設定して電源投入時に不
要な音が発生されるのを防止したり、RAM16の作業
用領域をクリアしたり、レジスタやフラグ、音量、音色
等のデータを初期設定する処理である。
【0065】次いでパネルスキャン処理を行う(ステッ
プS12)。このパネルスキャン処理では、先ず、操作
パネル12のパネルスキャン回路で検出された各スイッ
チのオン/オフ状態を示す信号が、パネルインタフェー
ス13を介してCPU14に読み込まれ、RAM16に
記憶される。
【0066】そして、前回操作パネル12から取り込ん
だ各スイッチのオン/オフ状態(RAM16の他の領域
に既に記憶されている)と、今回操作パネル12から取
り込んだ各スイッチのオン/オフ状態とを比較し、新た
にオンになったスイッチに対応するビットのみがセット
されたイベントマップが作成される。
【0067】次いで、鍵盤スキャン処理を行う(ステッ
プS13)。この鍵盤イベント処理は、鍵盤10のキー
の押鍵/離鍵に関するデータを取り込み、取り込んだデ
ータをサーチしてイベントの有無を調べ、オンイベント
であることが判断されると、楽音系列をセットする。
【0068】次に、自動演奏モードか否かが判定される
(ステップS14)。これは自動演奏スイッチの状態を
フラグを調べて確認するものであり、ここで、自動演奏
モードスイッチがオフであればステップS12に戻り、
パネルスキャン、鍵盤スキャンを繰り返す。
【0069】一方、ステップS14で自動演奏スイッチ
がオンであれば、続いてコード進行モード切換えスイッ
チ120のイベントがあったか否かが判定される(ステ
ップS15)。そして、イベントがなければそのままス
テップS16に進む。
【0070】一方、ステップS15でコード進行モード
切換えスイッチ120のイベントがあった場合は、イベ
ントの設定されているモードを調べ、該当するモードに
フラグを切り換える(ステップS17)。
【0071】即ち、鍵盤10にコードを割り当てるノー
マル、自動伴奏を指示する自動コード進行、演奏者の所
望するタイミングで発音を指示する手動コード進行のい
ずれかのフラグに切り換えられる。
【0072】次いで、自動演奏中であるか否かが判定さ
れる(ステップS16)。これは自動演奏パターンの動
作状況を確認するものであり、リズムスイッチの設定状
態を調べて確認される。ここで自動演奏中でない場合は
ステップS12に戻り、上述の処理を繰り返す。
【0073】一方、ステップS16で自動演奏中と判定
された場合は、続いて手動コード進行モードであるか否
かが判定される(ステップS18)。即ち、ステップS
17で設定されたモードフラグが手動コード進行かが調
べられ、手動コード進行モードの場合はステップS23
に分岐する。
【0074】ステップS18で手動コード進行モードで
ない場合には、続いて自動コード進行モードであるか否
かが判定される(ステップS19)。これはステップS
17で設定されたモードフラグの状態を調べて確認され
る。
【0075】自動コード進行モードでない場合には、ノ
ーマル伴奏であるので押鍵された鍵盤に応ずるコードを
検出し(ステップS20)、続いて、RAM16上のコ
ード進行データを更新する(ステップS21)。
【0076】一方、ステップS19で自動コード進行モ
ードの場合には、自動伴奏パターンの処理とともに自動
コード進行処理が行われる(ステップS22)。
【0077】このようにして更新されたデータが楽音発
生部19に送られ、該当する伴奏パターンデータが読み
出され、発音処理されて(ステップS29)、ステップ
S12に戻る。
【0078】ここで、上記ステップS18で手動コード
進行モードの場合には、続いてコード進行の指示があっ
たか否かが判定される(ステップS23)。即ち、コー
ド進行指示用操作子123がオンされたかが調べられ、
オンされていない場合は、ステップS29に進む。
【0079】一方、コード進行の指示があった場合、即
ち、コード進行指示用操作子123がオンされた場合に
は、コード進行データメモリ18よりデータを読み出す
(ステップS24)。
【0080】続いて、読み出したデータがエンドマーク
か否かが判定される(ステップS25)。そしてエンド
マークの場合にはコード進行データをエンディングパタ
ーンに切り換えて(ステップS26)発音し終了する。
【0081】一方、ステップS25の判定でエンディン
グマークでなかった場合には、コードネームであるの
で、RAM16上に記憶されているコードデータを更新
する(ステップS27)。
【0082】即ち、ステップS24で読み出したデータ
にコードを更新し、コード進行データのポインタを次の
コードネームデータの位置に進める(ステップS2
8)。
【0083】このようにして更新された伴奏パターンデ
ータは楽音発生部19に送られ、発音処理され(ステッ
プS29)、ステップS12に戻り、以下同様の処理が
繰り返し実行される。
【0084】このように、本実施例によればコード進行
モード切換えスイッチ120とコード進行指示用操作子
123を設けるだけで、従来のコード進行データを利用
して、演奏者の欲するコードチェンジのタイミングで演
奏可能となる。
【0085】次に本発明に係わる第2の実施例について
説明する。
【0086】第2の実施例は、第1の実施例において自
動コード進行モードを必要としない場合であり、電子楽
器の構造を簡単にし、低価格化を可能にし、初心者に適
した電子楽器を提供するものである。
【0087】第2の実施例の電子楽器の基本構成は図2
に示す第1の実施例の基本構成と同じであるが、コード
進行データの構造が異なる。
【0088】図6は、第2の実施例に使用されるコード
進行データの構造を説明する図である。図に示すように
本実施例においては自動コード進行モードが必要ないの
で、図3の発音のタイミングを示すステップと小節の終
わりを示すバーマークが不要となる。
【0089】従って、コード進行データは図6に例示す
るようにコードネームの羅列となり、曲の終わりにエン
ドマークが付される。このため、コード進行データメモ
リ18の大幅な削減が可能となる。
【0090】次に、第2の実施例の動作について説明す
る。なお、第2の実施例の動作は第1の実施例の動作と
殆ど同じであるので相違点に付いてのみ説明する。
【0091】なお、説明を簡略化するため、第1の実施
例の図4、図5と同一の部分については同一符号を付し
説明を省略する。
【0092】第2の実施例の第1の実施例との相違点の
第1はステップS17のモードフラグの切換えである。
【0093】第2の実施例の自動伴奏装置は自動コード
進行モードがないので、モードフラグの切換えはノーマ
ルと手動コード進行の何れかとなる。
【0094】また、第2の相違点は、図4の第1の実施
例のステップS19の自動コード進行モードの判断が不
要になるため、ステップS22の自動コード進行データ
処理も不要になることである。
【0095】その他は、第1の実施例と同じである。
【0096】これにより、コード進行データメモリ18
は簡略化されメモリの大幅な削減が図られるとともに、
読取制御部125の自動コード進行のための読取りプロ
グラムやモード切換えのための自動コード進行のための
スイッチやフラグ等が不要となる。
【0097】このため、自動伴奏装置の構造が簡単化さ
れ、低価格化や操用性の単純化が可能となり、初心者の
使いやすい自動伴奏装置が提供できる。
【0098】このように、本発明によれば演奏者がコー
ド進行用操作子を操作するだけで簡単にコードチェンジ
のタイミングを変更することが可能となる。
【0099】
【発明の効果】以上詳述したように、第1の発明によれ
ば演奏者が操作子を操作してタイミングを指定すること
により、演奏者の所望のタイミングで伴奏を演奏できる
ので、演奏者の音楽的感覚の表現し易い電子楽器の自動
伴奏装置を提供できる。
【0100】さらに、本発明によれば、自動コード進行
データは従来のメモリを使用可能であり、僅かな改善で
本楽器の実現が可能である。
【0101】また、第2の発明によればコード進行デー
タのメモリの大幅な節減が可能となり、構造が簡単で扱
いやすく低価格で、しかも演奏者の音楽的感覚の表現可
能な初心者にも使いやすい電子楽器の自動伴奏装置が提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動伴奏装置の原理説明図である。
【図2】本発明に係る自動伴奏装置の全体的な構成を示
す概略ブロック図である。
【図3】コード進行データの構成を説明する図である。
【図4】第1の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図5】第1の実施例の動作を説明するフローチャート
(続)である。
【図6】第2の実施例のコード進行データの構成を説明
する図である。
【図7】第2の実施例の動作を説明するフローチャート
である。
【図8】第2の実施例の動作を説明するフローチャート
(続)である。
【図9】従来の自動伴奏装置の動作を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】 10 鍵盤(入力手段) 11 鍵盤インターフェース 12 操作パネル 13 パネルインターフェス 14 CPU 15 プログラムメモリ 16 RAM 17 伴奏パターンデータメモリ 18 コード進行データメモリ(記憶手段) 19 楽音発生回路(楽音発生手段) 20 増幅器 21 スピーカ 120 コード進行モード切換えスイッチ(切換手段) 121 表示器 123 コード進行指示用操作子(コード進行指示手
段) 124 判定制御部(判定手段) 125 読取制御部(読取手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動コード進行モードを有し、各内蔵リ
    ズムパターンごとにコード進行データを記憶する記憶手
    段よりコード進行データを読み出して自動伴奏を行う電
    子楽器の自動伴奏装置において、 演奏モードを手動進行モードに切り換える切換手段と、 前記切換手段の設定されている演奏モードを判定制御す
    る判定手段と、 前記判定手段の判定結果が手動進行モード時には、演奏
    者がコードチェンジのタイミングを指定するために操作
    するコード進行指示手段と、 前記コード進行指示手段が操作されると、前記記憶手段
    よりコードネームを連続して読取る読取手段と、 前記読取手段の読取り結果に基づき楽音信号を生成する
    楽音発生手段とを有し、演奏者の操作によりコード進行
    の演奏モードを切り換えながら演奏できることを特徴と
    する電子楽器の自動伴奏装置。
  2. 【請求項2】 自動伴奏機能としての自動コード進行モ
    ードは有さず、鍵盤よりコード入力を行うノーマルモー
    ドのみを有する自動演奏装置において、 該手動進行手段は、コード進行データとして各内蔵リズ
    ムパターンごとにコードネームの連続したデータを記憶
    する記憶手段と、 前記手動進行手段に切り換える切換手段と、 前記切換手段の設定されている演奏モードを判定制御す
    る判定手段と、 前記判定手段の判定結果が手動進行モード時には、演奏
    者がコードチェンジを指定するために操作するコード進
    行指示手段と、 前記コード進行指示手段が操作されると、前記記憶手段
    よりコードネームを読取る読取手段と、 前記読取手段の読取り結果に基づき楽音信号を生成する
    楽音発生手段と を有し、演奏者の操作によりコード
    変更のタイミングを指定して演奏できることを特徴とす
    る電子楽器の自動伴奏装置。
  3. 【請求項3】 前記切換手段はスイッチよりなりパネル
    に設けられることを特徴とする請求項1乃至2記載の電
    子楽器の自動伴奏装置。
  4. 【請求項4】 前記切換手段はパネルに設けられるシス
    テムスイッチの一部として組み込まれることを特徴とす
    る請求項1乃至2記載の電子楽器の自動伴奏装置。
  5. 【請求項5】 前記コード進行指示手段はパネルに設け
    られることを特徴とする請求項1乃至4記載の電子楽器
    の自動伴奏装置。
  6. 【請求項6】 前記コード進行指示手段は鍵盤に設けら
    れることを特徴とする請求項1乃至4記載の電子楽器の
    自動伴奏装置。
  7. 【請求項7】 前記コード進行指示手段はペダルに設け
    られることを特徴とする請求項1乃至4記載の電子楽器
    の自動伴奏装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012022095A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Yamaha Corp 電子楽器
JP2015184390A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 カシオ計算機株式会社 コード演奏タイミング指定装置、方法、およびプログラム

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