JP2586227B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2586227B2
JP2586227B2 JP3059360A JP5936091A JP2586227B2 JP 2586227 B2 JP2586227 B2 JP 2586227B2 JP 3059360 A JP3059360 A JP 3059360A JP 5936091 A JP5936091 A JP 5936091A JP 2586227 B2 JP2586227 B2 JP 2586227B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子楽器に関し、特
に、簡単に、自動演奏曲を真似たコピー演奏を行うこと
ができるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】電子楽器としては、該電子楽器による模
範演奏を披露するための複数のデモンストレーション曲
(デモ曲)を自動演奏可能に記憶したものがある。ま
た、このような電子楽器おいては、デモ曲を自動演奏
(デモ演奏)した後通常のマニュアル演奏モードに復帰
したときの各種設定状態(以下、レジストレーションと
いう)を決定する方式として、(1)デモ曲の演奏終了
後において自動演奏モードからマニュアル演奏モードに
移行する際に、最後のデモ曲の演奏終了時点におけるレ
ジストレーション)を記憶しておき、マニュアル演奏モ
ード復帰後のレジストレーションとして該記憶しておい
たレジストレーションを再現する方式、または、(2)
デモ曲を自動演奏するためマニュアル演奏モードから自
動演奏モードに移行する際に、移行直前におけるマニュ
アル演奏モードでのレジストレーションを記憶してお
き、マニュアル演奏モード復帰後のレジストレーション
として該記憶しておいたレジストレーションを再現する
方式を採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動演
奏のレジストレーションというものは一般的に自動演奏
の進行に伴って切り換わるものであるため、デモ曲の演
奏終了時点におけるレジストレーションをそのまま再現
する前記(1)の方式を採用した電子楽器にあっては、
デモ曲の演奏終了後において前記デモ曲を真似たコピー
演奏をマニュアル演奏モードで行おうとする場合、該デ
モ曲のスタート時点におけるレジストレーションとは異
なるレジストレーションが再現されることとなり、この
再現されるレジストレーションのままでは満足のゆくコ
ピー演奏ができないという課題があった。また、一方、
自動演奏モードに移行する直前のマニュアル演奏モード
でのレジストレーションが再現される前記(2)の方式
を採用した電子楽器にあっても、デモ曲の演奏終了後に
前記デモ曲のコピー演奏をマニュアル演奏モードで行お
うとする場合、演奏者が音色、自動伴奏パターン、各演
奏パートの音量等のレジストレーションを該デモ曲のレ
ジストレーションに対応するよう設定しなおさなければ
ならず、その設定操作が大変厄介であるという課題があ
った。
【0004】この発明は上述の点に鑑みてなされたもの
であって、簡単に、自動演奏曲の満足のゆくコピー演奏
を可能にする電子楽器を提供しょうとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る電子楽
器は、楽音の発生を指示する発音指示手段と、発生すべ
き楽音の各種状態を設定する設定情報を入力し、この設
定情報に従って楽音の各種状態が設定されてなる楽音信
号を前記発音指示手段の指示に応じて発生する楽音信号
発生手段と、所定の演奏シーケンスからなる自動演奏曲
に関して、順次発音すべき各音を示す演奏情報と、演奏
シーケンスの進行に応じて切り換えられる複数組の前記
設定情報とを記憶した第1の記憶手段と、前記自動演奏
曲を演奏することを選択するための選択手段と、前記選
択手段によって演奏が選択されたとき、演奏シーケンス
をスタートし、この演奏シーケンスの進行に応じて前記
第1の記憶手段より前記演奏情報と設定情報とを読み出
し、読み出した設定情報に従って楽音の各種状態が設定
されてなる楽音信号を前記読み出された演奏情報に基づ
き発生させる自動演奏制御手段と、前記演奏シーケンス
において最初に前記第1の記憶手段より読み出された設
定情報を記憶する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手
段に記憶した設定情報を前記楽音信号発生手段に入力
し、自動演奏終了後に該楽音信号発生手段において該設
定情報に従う設定が行えるようにする制御手段とを具え
たものである。
【0006】また、この発明の変更例に係る電子楽器
は、上記第1の発明と同様な発音指示手段、楽音信号発
生手段、選択手段および自動演奏制御手段を具えるとと
もに、前記第1の記憶手段より読み出された複数組の設
定情報を記憶する第2の記憶手段と、前記第2の記憶手
段に記憶した設定情報を選択して前記楽音信号発生手段
に入力し、自動演奏終了後に該楽音信号発生手段におい
て該設定情報に従う設定が行えるようにする制御手段と
を具えたものである。
【0007】
【作用】この発明において、楽音信号発生手段は、発生
すべき楽音の各種状態を設定する各種設定(レジストレ
ーション)情報を入力し、この設定情報に従って楽音の
各種状態が設定された楽音信号を、例えばキーボードな
どの発音指示手段の指示に応じて発生するものである。
第1の記憶手段は、所定の演奏シーケンスからなる自動
演奏曲に関して、順次発音すべき各音を示す演奏情報
と、演奏シーケンスの進行に応じて切り換えられる複数
組の前記設定情報とを記憶したものである。選択手段に
より自動演奏曲を演奏することが選択されると、自動演
奏制御手段では、該自動演奏曲の演奏シーケンスをスタ
ートし、この演奏シーケンスの進行に応じて前記第1の
記憶手段より前記演奏情報と設定情報とを読み出し、読
み出した設定情報に従って楽音の各種状態が設定された
楽音信号を前記読み出された演奏情報に基づき発生させ
る。このようにして自動演奏がスタートすると、第2の
記憶手段では、前記演奏シーケンスにおいて最初に前記
第1の記憶手段より読み出された前記自動演奏曲の設定
情報を記憶する。制御手段は、前記第2の記憶手段に記
憶された前記設定情報を前記楽音信号発生手段に入力
し、前記自動演奏曲の自動演奏終了後に該楽音信号発生
手段において該設定情報に従う設定が行えるようにする
とを具えたものである。このように、この発明にあって
は、自動演奏曲の最初の設定情報を記憶し、自動演奏終
了後において前記記憶した最初の設定情報に従う設定を
再現するようにしたので、自動演奏終了後に前記自動演
奏曲のコピー演奏をマニュアル演奏で行う場合、自動演
奏曲の最後の設定情報に従う設定を再現するものとは異
なり、該自動演奏曲の最初の設定状態で行うことがで
き、従って、簡単に、満足のゆくコピー演奏ができるこ
ととなる。
【0008】また、この発明の変更例においては、第2
の記憶手段は、自動演奏シーケンスにおいて最初に前記
第1の記憶手段より読み出された設定情報のみならず、
それ以後に読出された設定情報をも記憶し、制御手段で
は、前記第2の記憶手段に記憶した複数の設定情報のう
ちのいずれか所望のものを選択して前記楽音信号発生手
段に入力し、自動演奏終了後に該楽音信号発生手段にお
いて該所望の設定情報に従う設定が行なうものである。
このように、この発明にあっては、自動演奏終了後にお
いて前記所望の設定情報に従う設定を再現するようにし
たので、自動演奏終了後に前記自動演奏曲のコピー演奏
をマニュアル演奏で行う場合、さらに満足のゆくコピー
演奏ができることとなる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照してこの発明の一実施
例を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る
電子楽器の全体的構成を示すブロック図であり、この実
施例において、該電子楽器全体の制御は、中央処理ユニ
ット(CPU)2、データおよびプログラムROM(以
下、ROMという)3、ならびに、データおよびワーキ
ングRAM(以下、RAMという)4を含むマイクロコ
ンピータによって行われるようになっている。該マイク
ロコンピータには、データおよびアドレスバス6を介し
て、鍵盤回路8、表示回路9、パネル回路10、音源回
路11等が接続されている。
【0010】鍵盤回路8は、発生すべき楽音の音高を設
定するための複数の鍵を具えた鍵盤KBに対応して設け
られた複数のキースイッチからなり、離鍵から押鍵への
変化に対応してキーオンイベント信号を出力し、押鍵か
ら離鍵への変化に対応してキーオフイベント信号を出力
し、且つ、各前記キーイベントに係る鍵を示すキーコー
ドを出力する。
【0011】パネル回路10は、発生すべき楽音の音
高、音色、音量、効果等を選択、設定または制御するた
め操作パネル12に設けられた各種スイッチ等の操作子
に対応して設けられており、各々の前記操作子に対する
操作に応じた操作データを出力する。
【0012】操作パネル12の操作子は、発生すべき楽
音の音高、音色、音量、効果等をマニュアル操作により
選択、設定または制御するための複数のマニュアル操作
子グループ12Aと、各々のマニュアル操作子グループ
12Aの設定状態についての異なる組合せがそれぞれプ
リセットされたレジストレーション操作子グループ12
Bと、後述するデモ演奏関連操作子グループ12Cとで
構成されている。各レジストレーション操作子グループ
12Bは、オン操作されたとき、各々のマニュアル操作
子グループ12Aを操作する必要なしに、プリセットさ
れた所定のレジストレーションを実現することを可能に
するものである。
【0013】デモ演奏関連操作子グループ12Cは、そ
の詳細例が図2に示されており、デモ曲の自動演奏を行
うため、該電子楽器の演奏モードをマニュアル演奏モー
ドからデモ演奏モードに切り換える操作を行うためオン
されるモード切換スイッチ14と、デモ演奏モード切換
後において複数のデモ曲のいずれかを選択するためオン
されるデモ曲選択スイッチ15とで構成されている。前
記スイッチ14、15には、該スイッチのオン、オフを
表示するLED(発光ダイオード)表示灯16が併設さ
れている。
【0014】表示回路9は、前記スイッチ14、15の
オン、オフ操作に応じてLED表示灯16を点灯、消灯
する。音源回路11は、データおよびアドレスバス6を
介して入力する前記キーコード、キーオンイベント信
号、操作データ等に基づいて、複数のチャンネルのそれ
ぞれで楽音信号の発生が可能である。この音源回路11
で発生した楽音信号は、D/A変換の後、サウンドシス
テムSSを介して音響的に発音される。タイマ18は、
自動演奏等のためのテンポクロックパルスを発生するも
のであり、例えば、CPU2がROM3に記憶された複
数のデモ曲の自動演奏情報を読み出すタイミング、すな
わち、自動演奏のテンポを設定する。
【0015】ROM3に記憶されているデモ曲情報を図
に示すと図3のようであり、各デモ曲ごとの自動演奏情
報は、所定の自動演奏シーケンスに従って順次発音すべ
き各鍵を示す演奏情報が記憶された演奏情報部と、該演
奏情報に関する音色番号、自動伴奏パターン番号、各演
奏パートの音量情報等の組からなるレジストレーション
情報を複数種類記憶したヘッダ部とからなる。該複数種
類のレジストレーション情報はデモ曲の自動演奏シーケ
ンスの進行に従って順次読出されるものであリ、前記演
奏情報には読み出すべきレジストレーション情報の変更
を指示するレジストレーション情報変更指示情報が含ま
れている。デモ曲の自動演奏が実行される際、先ず、ヘ
ッダ部の最初のレジストレーション情報が読出された後
に演奏情報が読出され、各々のマニュアル操作子12A
が前記読出されたレジストレーション情報に従う設定状
態にされ、このことにより、音源回路11では、前記レ
ジストレーション情報に従うレジストレーションで、前
記演奏情報に基づく楽音信号を発生し始める。以後、こ
のような自動演奏シーケンスの進行中において前記レジ
ストレーション情報変更指示情報による指示があるごと
に、ヘッダ部の次のレジストレーション情報が読出さ
れ、該読出されたレジストレーション情報に従う設定状
態での楽音信号の発生がなされることとなる。RAM4
の所定領域には、いずれかのデモ曲選択スイッチ15が
オンされたときに「1」を記憶するデモ曲選択フラグS
Tが用意されている。
【0016】次に、CPU2によって実行される処理の
一例を図4から図8に示すフローチャートに基づいて説
明する。図4のメインルーチンでは、所定の初期設定の
後、パネル処理、鍵盤処理、クロック割込み処理および
その他の処理からなるルーチンを繰り返す。前記パネル
処理の一例は、図5に示されており、図5を参照して後
述する。また、前記鍵盤処理では、鍵盤回路8における
各キースイッチのオン、オフを検出し、キーオンイベン
トが有るときには所定のキーオンイベント処理を、キー
オフイベントが有るときには所定のキーオフイベント処
理を実行する。
【0017】図5のパネル処理においては、先ず、モー
ド切換スイッチ14がオンイベントか否かの判定を行い
(ステップ29)、その判定結果がNOのときには、デ
モ演奏モードへの切換操作がなされなかったこととなる
ため、デモ演奏に関連する処理を行うことなくステップ
30に進み、このステップ43では、操作パネル12に
設けられた、デモ演奏関連操作子12C以外の各種操作
子に対する操作に応じたその他のパネル処理を行う。前
記判定結果がYESのときには、演奏モードをそれまで
のマニュアル演奏モードからデモ演奏モードに切り換え
るとともに、モード切換直前におけるマニュアル演奏モ
ードでのレジストレーション情報をRAM4に書き込む
(ステップ31)。次に、デモ曲選択スイッチ15がオ
ンイベントか否かの判定を行う(ステップ32)。その
判定結果がYESのときには、いずれかのデモ曲選択ス
イッチ15によりデモ曲の選択がなされたこととなるた
め、デモ曲選択フラグSTの値を「1」にする(ステッ
プ33)。次に、前記選択されたデモ曲の最初のレジス
トレーション情報を読み出し、ステップ31おいてRA
M4に書き込んだレジストレーション情報を削除しなが
ら前記最初に読み出したレジストレーション情報をRA
M4に書込む(ステップ34)。以後、通常の演奏処理
に従う所定のデモ演奏処理(この処理には様々なこまか
な処理が含まれるが、ここでは便宜的にデモ演奏処理と
いう説明にとどめる)を実行する(ステップ35)。な
お、ステップ32の判定結果がNOのときには、デモ演
奏モードへの切換操作がなされたにもかかわらず、デモ
曲の選択操作がなされなかったこととなるため、ステッ
プ33から35の処理は行われない。
【0018】そして、その後において、モード切換スイ
ッチ14がオフイベントか否かの判定を行う(ステップ
36)。その判定結果がYESのときには、演奏モード
をそれまでのデモ演奏モードからマニュアル演奏モード
に切り換え(ステップ37)、デモ曲選択フラグSTの
値が依然として「1」であるか否かを判定する。(ステ
ップ38)。その判定結果がYESのときには、さらに
デモ曲の演奏が継続中であるか否かの判定を行う(ステ
ップ39)。このステップ39における判定結果がYE
Sのときには、マニュアル演奏モードへの切換操作がな
されたにもかかわらず、デモ曲選択スイッチ15がオン
されたままデモ曲の演奏が継続していることとなるた
め、該デモ曲の演奏を中断するための処理を行い(ステ
ップ40)、次のステップ41に進む。なお、前記ステ
ップ39おいてNOと判定されたときにはデモ曲の演奏
が完了していることとなるため、ステップ40の中断処
理を行うことなくステップ41に進む。このステップ4
1では、音源回路11に対する設定状態をステップ31
またはステップ34においてRAM4に書き込まれたレ
ジストレーション情報に従うものとすることにより、デ
モ演奏モードに切り換わる直前のレジストレーション、
または、デモ曲の最初のレジストレーションがマニュア
ル演奏モード復帰後におけるレジストレーションとして
再現される。すなわち、デモ演奏モードに切り換わった
後にデモ曲の選択がなされたときには、該デモ曲の最初
のレジストレーションが再現され、デモ演奏モードに切
り換わった後にデモ曲の選択がなされなかったときに
は、デモ演奏モードに切り換わる直前のレジストレーシ
ョンが再現されることとなる。このレジストレーション
の再現処理がなされると、デモ曲選択フラグSTの値を
「0」にし(ステップ42)、つぎのステップ30に進
む。なお、デモ曲の選択がなされないときには、デモ演
奏モードに切り換わる直前のマニュアル演奏モードでの
レジストレーションの再現がなされるようにしたのは、
マニュアル演奏モード復帰時にすべてのレジストレーシ
ョンが消失するのを防止するためである。
【0019】次に、この実施例に係る電子楽器の動作の
一例を説明する。デモ曲の演奏を行おうとする場合、演
奏者はモード切換スイッチ14をオンする。このような
スイッチ操作により、該電子楽器においては、前記ステ
ップ29、31の処理が行われ、該電子楽器の演奏モー
ドはマニュアル演奏モードからデモ演奏モードに切り換
わり、デモ演奏モードに切り換わる直前におけるマニュ
アル演奏モードでのレジストレーション情報がRAM4
に記憶される。次に、演奏者がデモ曲を選択するためい
ずれかのデモ曲選択スイッチ15をオンすると、ステッ
プ32、33、34、35の処理により、選択されたデ
モ曲の最初のレジストレーション情報がRAM4に書き
込まれる。その後、該デモ曲の演奏が完了後に、また
は、該デモ曲を中断するために演奏者がモード切換スイ
ッチ14をオフすると、ステップ36、37の処理によ
り、演奏モードはデモ演奏モードからマニュアル演奏モ
ードに切り換わる。このようにしてマニュアル演奏モー
ドに切り換わると、ステップ41の処理により、RAM
4に書き込まれた前記デモ曲の最初のレジストレーショ
ン情報が読出され、音源回路11に対する設定状態が該
読出されたレジストレーション情報に従うものにセット
される。従って、この設定状態が変更されない限り、デ
モ演奏後において該デモ曲のコピー演奏を行おうとする
場合、演奏者は前記デモ曲の最初のレジストレーション
で満足の行くコピー演奏を行うことができることとな
る。
【0020】図6はこの発明の変更例を示すフローチャ
ート図であって、図5で示したパネル処理とは異なる部
分のみを抽出してを示すフローチャート図である。この
図に示すステップ350は図5のパネル処理のステップ
35に対応し、ステップ410は図5のステップ41に
対応するものである。この変更例においては、ROM3
から読み出した演奏情報中にレジストレーション情報変
更指示情報が有ったか否か、すなわち、ROM3から読
出すべきレジストレーション情報を変更すべきか否かを
判定し(ステップ350a)、判定結果がYESのとき
には、先のステップで書き込まれている最初のレジスト
レーション情報に加えて、ヘッダ部に記憶されている次
のレジストレーション情報を読出してRAM4に書込む
(ステップ350b)。その後、図5のステップ41に
対応するレジストレーション再現処理(ステップ41
0)において、RAM4に書き込んだ複数のレジストレ
ーション情報のうち所望のものを選択して再現する。こ
のように、選択されたデモ曲の最初のレジストレーショ
ン情報に限らず、該最初のレジストレーション情報を含
む複数のレジストレーション情報のうちの所望のものを
選択して再現することにより、デモ曲のより満足のゆく
コピー演奏が可能になる。
【0021】なお、上記実施例では、電子楽器の本体に
内蔵されているデモ曲のコピー演奏を行うためのレジス
トレーションの再現について説明したが、この発明は、
デモ曲にかぎらず、フロッピーディスク等の外部記録媒
体から供給される自動演奏曲、または、演奏者自身が作
成した自動演奏曲のレジストレーションの再現を行うよ
うにしてもよい。また、この発明においては、デモ演奏
終了後におけるレジストレーションの再現は、レジスト
レーション全部についての再現であってもよいし、その
一部についての再現であってもよい。さらに、この発明
は、発音指示手段として鍵盤以外のものを使用する電子
楽器に適用してもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明にあっては、自
動演奏曲の最初の設定情報を記憶しておき、自動演奏終
了後において前記記憶した最初の設定情報に従う設定を
再現するようにしたので、自動演奏曲の最後の設定情報
を再現するものとは異なり、自動演奏終了後に自動演奏
曲のコピー演奏をマニュアル演奏で行う場合、該自動演
奏曲の最初の設定状態で行うことができ、従って、簡単
に、満足のゆくコピー演奏ができるという優れた効果を
奏する。また、この発明の変更例においては、自動演奏
曲の演奏スタート後における設定情報を複数記憶してお
き、自動演奏終了後において前記記憶した複数の設定情
報のうち所望のものに従う設定を再現するようにしたの
で、自動演奏曲のコピー演奏をマニュアル演奏で行う場
合、さらに満足のゆくコピー演奏ができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る電子楽器の全体的
な構成を示すブロック図。
【図2】 図1の操作パネルにおけるデモ演奏関連操作
子を示す図。
【図3】 図1の電子楽器のデータおよびプログラムR
OMに記憶されているデモ曲の自動演奏情報を示す図。
【図4】 図1におけるマイクロコンピータにより実行
されるメインルーチンの一例を示すフローチャート図。
【図5】 図1におけるパネル処理の一例を示すフロー
チャート図。
【図6】 この発明の変更例を示するフローチャート図
であり、図5の処理と異なる点のみを抽出して示す図。
【符号の説明】
2…CPU、3…データおよびプログラムROM、4…
データおよびワーキングRAM、10…操作パネル、1
1…音源回路、14…モード切換スイッチ、15…デモ
曲選択スイッチ、KB…鍵盤。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音の発生を指示する発音指示手段と、
    発生すべき楽音の各種状態を設定する設定情報を入力
    し、この設定情報に従って楽音の各種状態が設定されて
    なる楽音信号を前記発音指示手段の指示に応じて発生す
    る楽音信号発生手段と、所定の演奏シーケンスからなる
    自動演奏曲に関して、順次発音すべき各音を示す演奏情
    報と、演奏シーケンスの進行に応じて切り換えられる複
    数組の前記設定情報とを記憶した第1の記憶手段と、前
    記自動演奏曲を演奏することを選択するための選択手段
    と、前記選択手段によって演奏が選択されたとき、演奏
    シーケンスをスタートし、この演奏シーケンスの進行に
    応じて前記第1の記憶手段より前記演奏情報と設定情報
    とを読み出し、読み出した設定情報に従って楽音の各種
    状態が設定されてなる楽音信号を前記読み出された演奏
    情報に基づき発生させる自動演奏制御手段と、前記演奏
    シーケンスにおいて最初に前記第1の記憶手段より読み
    出された設定情報を記憶する第2の記憶手段と、前記第
    2の記憶手段に記憶した設定情報を前記楽音信号発生手
    段に入力し、自動演奏終了後に該楽音信号発生手段にお
    いて該設定情報に従う設定が行えるようにする制御手段
    とを具えた電子楽器。
  2. 【請求項2】 楽音の発生を指示する発音指示手段と、
    発生すべき楽音の各種状態を設定する設定情報を入力
    し、この設定情報に従って楽音の各種状態が設定されて
    なる楽音信号を前記発音指示手段の指示に応じて発生す
    る楽音信号発生手段と、所定の演奏シーケンスからなる
    自動演奏曲に関して、順次発音すべき各音を示す演奏情
    報と、演奏シーケンスの進行に応じて切り換えられる複
    数組の前記設定情報とを記憶した第1の記憶手段と、前
    記自動演奏曲を演奏することを選択するための選択手段
    と、前記選択手段によって演奏が選択されたとき、演奏
    シーケンスをスタートし、この演奏シーケンスの進行に
    応じて前記第1の記憶手段より前記演奏情報と設定情報
    とを読み出し、読み出した設定情報に従って楽音の各種
    状態が設定されてなる楽音信号を前記読み出された演奏
    情報に基づき発生させる自動演奏制御手段と、前記演奏
    シーケンスにおいて前記第1の記憶手段より読み出され
    た複数組の設定情報を記憶する第2の記憶手段と、前記
    第2の記憶手段に記憶した設定情報を選択して前記楽音
    信号発生手段に入力し、自動演奏終了後に該楽音信号発
    生手段において該設定情報に従う設定が行えるようにす
    る制御手段とを具えた電子楽器。
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