JPH07149318A - 自動箱詰装置 - Google Patents

自動箱詰装置

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JPH07149318A
JPH07149318A JP29780793A JP29780793A JPH07149318A JP H07149318 A JPH07149318 A JP H07149318A JP 29780793 A JP29780793 A JP 29780793A JP 29780793 A JP29780793 A JP 29780793A JP H07149318 A JPH07149318 A JP H07149318A
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Application number
JP29780793A
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English (en)
Inventor
Tokuji Okano
徳二 岡野
Hiroyuki Takada
弘之 高田
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Daihou Seiki Seisakusho Kk
KANSAI TUBE KK
Original Assignee
Daihou Seiki Seisakusho Kk
KANSAI TUBE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】重量バランスが悪く形状がいびつな物品でも、
トラブル発生を起こすことなく確実に箱詰作業を行える
自動箱詰装置を提供することを目的としている。 【構成】箱6内に、多数本の包装用チューブ7を詰め込
む装置であって、チューブ7を横一線上に並べ物品単位
列を形成する手段2と、物品単位列を一挙に押出移動さ
せる手段3と、押出移動される物品単位列を順次受け取
り物品積層体71を形成する手段4と、積層体71を押
し出して箱6内に一括充填する手段5とを備えた自動箱
詰装置1において、チューブ7を凹部221で個々に受
け、平ベルトコンベア23上に供給するスターホイル2
2と、物品単位列の長さを箱6の幅寸法に規制する規制
板25と、既載のチューブ7が押出方向に突出するのを
防止する突出防止板43と、各物品単位列の受け取り毎
に、その上面を押圧し、層の乱れを矯正する矯正板とが
設けられたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動箱詰装置に関し、円
柱状の物品、例えば包装用チューブや包装用瓶、あるい
は比較的短寸のパイプや棒状の部品などを箱詰めするの
に利用される。
【0002】
【従来の技術】上記したような円柱状の物品である包装
用チューブを、チューブ製造工場と内容物充填工場との
間で搬送する場合、通常、搬送専用の箱が使用されてい
る。
【0003】従来、上記包装用チューブの出荷に際して
行われるチューブの箱詰めは、多くの場合、手作業によ
って行っていたため、作業効率が低く人件費が嵩んでい
た。そこで、一面が開放された箱内に、多数本のチュー
ブを、その一端部が前記開放面に臨む姿勢に詰め込む装
置として、物品単位列形成手段と、物品単位列押出手段
と、物品積層体形成手段と、物品積層体充填手段とを備
えた自動箱詰装置が提案さている(例えば、特開平4−
189707号公報参照)。
【0004】この自動箱詰装置における物品単位列形成
手段は、カウントコンベアによって1個毎に搬送されて
くる物品を、連結板上に転がして平ベルトコンベア上へ
と移載し、物品の一端部が横一線上となるようにこの平
ベルトコンベア上に並べ連ねて箱の幅寸法に対応する長
さの物品単位列を形成するようになされていた。
【0005】また、物品単位列押出手段は、平ベルトコ
ンベア上に連なった物品単位列を、物品の軸芯に沿う方
向に一挙に押出移動するようになされていた。
【0006】さらに、物品積層体形成手段は、上記押し
出された物品単位列を、枠体内に順次積層し、俵積みに
積層された物品積層体を形成するようになされていた。
【0007】そして、物品積層体充填手段では、俵積み
に積層された物品積層体を、一面が開放された箱内に、
一挙に押し込むようになされていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の自
動箱詰装置によって、ラミネートチューブやプラスチッ
クチューブなどのように、形状が一定でなく弾力を有す
る物品や、重量バランスが悪い物品を箱詰めする場合、
次のような不都合を生じることとなる。
【0009】すなわち、ラミネートチューブやプラスチ
ックチューブの場合、その材質の性質上チューブの断面
が真円形でなくいびつな楕円やいわゆる三角おすむび型
になりやすいため、物品単位列形成手段において、カウ
ントコンベアから連結板上にチューブを転がした場合、
カウントコンベアから転がり出なかったり、転がり出て
もうまく転がらなかったり、平ベルトコンベア上に整列
しなかったりするといった不都合を生じる。また、物品
単位列押出手段においては、所定本数のチューブによっ
て、常に箱の幅寸法に対応する長さの物品単位列が形成
されるはずであるが、同じ本数のチューブによって安定
した同じ長さの物品単位列を形成することができないと
いった不都合を生じる。
【0010】そのため、物品積層体充填手段において
も、押し出した物品単位列が、きれいな俵積み状態に積
層されず、ばらけるといった不都合を生じる。また、既
に積層されているチューブの上に、新たなチューブによ
る物品単位列を押し出して積層した場合、チューブ同士
の接触抵抗によって、既に積層されているチューブが軸
芯方向へずれてしまうといった不都合を生じることとな
る。
【0011】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、重量バランスが悪く形状がいびつな物品であ
っても、トラブルの発生を起こすことなく確実に箱詰作
業を行うことのできる自動箱詰装置を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動箱詰装置は、一面が開放された箱内に、
多数本の略円柱状の物品を、その一端部が前記開放面に
臨む姿勢に詰め込む装置であって、所定数量の前記物品
を、該物品の一端部が横一線上となるように同一平面上
に並べ連ねて前記箱の幅寸法に対応する長さの物品単位
列を形成する物品単位列形成手段と、この物品単位列形
成手段によって一つの物品単位列が形成される毎に該物
品単位列を物品の軸芯に沿う方向に一挙に押出移動させ
る物品単位列押出手段と、この物品単位列押出手段によ
って押出移動される物品単位列を順次受け取り前記箱の
開放面と対応する大きさの物品積層体を形成する物品積
層体形成手段と、この物品積層体形成手段から前記物品
積層体を一挙に押し出して前記箱内に一括充填する物品
積層体充填手段とを備えた自動箱詰装置において、物品
単位列形成時に、搬送されてくる物品を、外周面に設け
られた凹部で個々に受け平ベルトコンベア上に供給する
スターホイルと、物品単位列押出時に、物品単位列の長
さを箱の幅寸法に対応する長さに規制する規制板と、物
品積層体形成時に、既載の物品が押出方向に突出するの
を防止する突出防止板と、物品積層体形成時に、各物品
単位列の受け取り毎にその上面を押圧し層の乱れを矯正
する矯正板とが設けられたものである。
【0013】
【作用】物品単位列形成手段において、搬送されてくる
物品を、スターホイルの外周面に設けた凹部で個々に受
け平ベルトコンベア上に供給することで、物品を転がす
ことなく物品単位列を形成できる。
【0014】この物品単位列は、形成される毎に、規制
板によって箱の幅寸法に対応する長さに規制され、常に
所定本数で所定長さの物品単位列が維持される。そし
て、この規制された状態で、物品単位列押出手段によっ
て物品の軸芯に沿う方向に一挙に押出移動される。
【0015】このようにして押出移動される物品単位列
は、物品積層体形成手段によって順次受け取られ、受け
取り毎に、その上面を矯正板によって押圧することで、
層が乱れることなく積層される。また、積層時に、押出
移動の先方側で突出防止板によって既載の物品を押さえ
ておくことで、積層時の接触抵抗によって物品同士がず
れることなく積層される。この積層が完了した時点で物
品積層体形成手段における物品は、箱の開放面と対応す
る大きさの物品積層体となっている。そして、この物品
積層体を箱の開放面に向けて物品積層体充填手段で一挙
に押し出すことにより物品の箱詰めが完了する。
【0016】このように、本発明の装置によれば、物品
の重量バランスの悪さや形状のいびつさなどに関係な
く、個々の物品を物品単位列から物品積層体へとみだす
ことなくひとまとめにし、箱一杯分の本数を一度に箱詰
めすることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0018】図1ないし図3は、自動箱詰装置1の全体
構成の概略を示し、図4は同自動箱詰装置1における各
制御センサ等の配置を示している。
【0019】本発明に係る自動箱詰装置1は、物品単位
列形成手段2と、物品単位列押出手段3と、物品積層体
形成手段4と、物品積層体充填手段5とを具備し、一面
が開放された箱6内に、多数本の略円柱状の物品7を、
その一端部が前記開放面に臨む姿勢に詰め込むものであ
る。
【0020】なお、本例では略円柱状の物品7として包
装用チューブを例に採っているが、物品はこれに限るも
のではない。
【0021】物品単位列形成手段2は、カウントコンベ
ア20によって搬送されてくる包装用チューブ7の本数
をカウントセンサ21(図4参照)によってカウントし
た後、スターホイル22を介して平ベルトコンベア23
の上に配置させ、該包装用チューブ7をこの平ベルトコ
ンベア23上で整列機24により整列させるとともに、
規制板25によって所定長さに規制した物品単位列70
を形成するものである。
【0022】カウントコンベア20は、駆動モータ20
0によって駆動されるローラ201間に区画ベルト20
2を連架して構成されている。この区画ベルト202
は、包装用チューブ7を一個毎に区画するようになされ
た凹溝状の区画片203を多数個接続したものである。
この区画片203は、包装用チューブ7の長手方向と搬
送方向とが直行するように該包装用チューブ7を区画し
ている。
【0023】カウントセンサ21は、上記カウントコン
ベア20の区画ベルト202上の適宜の位置に設けられ
ている。このカウントセンサ21は、区画片203によ
って一個毎に搬送されてくる包装用チューブ7の数をカ
ウントするものである。
【0024】前記スターホイル22は、カウントコンベ
ア20の搬送終了端部と平ベルトコンベア23の搬送開
始端部との間に設けられている。このスターホイル22
は、カウントコンベア20によって搬送されてくる包装
用チューブ7を、受け取った状態で回転し、この受け取
った包装用チューブ7を平ベルトコンベア23の上へ供
給するようになされている。このため、このスターホイ
ル22は、外周面に包装用チューブ7を受けるための凹
部221が複数箇所に形成されている。また、この受け
取った包装用チューブ7が回転途中で落下しないよう
に、このスターホイル22の外周軌道面付近にガイド2
22が設けられている。さらに、カウントコンベア20
にもガイド204が設けられ、各区画片203に包装用
チューブ7を保持した状態で回転し、スターホイル22
の直上の位置で、このスターホイル22の凹部221に
包装用チューブ7を放出するようになされている。そし
て、凹部221で受け取った包装用チューブ7をガイド
222で保持しながら回転移動し、平ベルトコンベア2
3の直上の決まった位置で確実に供給するようになされ
ている。すなわち、包装用チューブ7を転がすことな
く、平ベルトコンベア23の上に供給することができ、
乱れることなく包装用チューブ7を配列させることがで
きることとなる。なお、本実施例では、ガイド204、
222によって包装用チューブ7を保持しているが、特
にこのようにして保持することに限定されるものではな
く、例えば、真空吸引によって区画片203および凹部
221に包装用チューブ7を保持するように構成したも
のであってもよい。
【0025】平ベルトコンベア23は、前記カウントコ
ンベア20とは別の駆動モータ230によって駆動され
るローラ231間に、平ベルト232を連架して構成さ
れている。この平ベルトコンベア23は、平ベルト23
2が水平となるように配置され、包装用チューブ7を、
その長手方向と搬送方向とが直行する姿勢で搬送するも
のである。なお、この平ベルトコンベア23は、前記ス
ターホイル22の回転と同期させて駆動させることで、
スターホイル22から供給される包装用チューブ7を安
定して搬送することができる。
【0026】整列機24は、物品単位列70の先頭に位
置する包装用チューブ7の側面と当接する整列板240
と、この整列板240を進退自在に支持するシリンダ2
41とで構成されている。この整列機24は、平ベルト
コンベア23の搬送終了端部の近傍に設けられ、該平ベ
ルトコンベア23上を真先に搬送されてくる包装用チュ
ーブ7の側面を整列板240で受け止めて、該平ベルト
コンベア23による包装用チューブ7の搬送を抑止して
物品単位列70を形成するものである。すなわち、この
整列機24により、平ベルト232上に搬送を抑止され
た包装用チューブ7は互いに接触した状態で並び連ねら
れることとなり、平ベルトコンベア23上に物品単位列
70が形成される。また、5図に示すように、前記シリ
ンダ241は、平ベルトコンベア23の搬送方向に沿う
方向に、包装用チューブ7の半径に相当する距離Rだけ
伸縮するようになされている。これによって、整列板2
40は、シリンダ241が伸びた位置もしくは縮んだ位
置でそれぞれ包装用チューブ7の搬送を抑止し、各物品
単位列70は平ベルトコンベア23上において包装用チ
ューブ7の半径に相当する距離Rだけずれた位置に交互
に形成される。
【0027】規制板25は、物品単位列70の最後尾に
位置する包装用チューブ7の側面に当接するようになさ
れている。この規制板25は、平ベルトコンベア23の
搬送開始端部の近傍に設けられ、シリンダ251によっ
て平ベルトコンベア23の流れ方向に伸縮するようにな
されている。そして、整列機24によって物品単位列7
0を形成後、シリンダ251が伸び、規制板25が物品
単位列70の最後尾に位置する包装用チューブ7の側面
を押圧するようになされている。これにより、物品単位
列70は、理論上の長さ(包装用チューブ7の直径に相
当する距離D×包装用チューブ7の本数)に相当する長
さとなり、安定した長さの物品単位列70を形成するこ
とができる。なお、この規制板25によって物品単位列
70の長さを規制した場合、包装用チューブ7が隣接す
る包装用チューブ7に乗り上げることが予想されるの
で、平ベルト232の物品単位列70が形成される位置
に押さえ板(図示省略)を設けておくことが好ましい。
【0028】物品単位列押出手段3は、物品単位列70
を構成する各包装用チューブ7の端部に当接するように
なされた長板状の押出板31をシリンダ32によって伸
縮自在に支持して構成されている。この物品単位列押出
手段3は、押出板31が、平ベルトコンベア23の搬送
方向に沿うようにして設けられており、シリンダ32の
作動により、平ベルトコンベア23上に形成される物品
単位列70の端部を押圧して、平ベルトコンベア23の
搬送方向と直行する方向に物品単位列70を押し出すも
のである。
【0029】なお、物品単位列押出手段3には、シリン
ダ32の伸出限界を検出する伸出限界検出スイッチ33
と、シリンダ32の縮退限界を検出する縮退限界検出ス
イッチ34とが設けられ、押出板31の伸縮限界を管理
するようになされている。
【0030】物品積層体形成手段4は、箱6の開放面の
形状に等しい形状となされた枠体40を具備している。
この枠体40は、底面401と両側面402との3面で
構成されており、リフトモータ41によってフレーム4
2内を昇降できるように設けられている。
【0031】この物品積層体形成手段4は、平ベルトコ
ンベア23を挟んで物品単位列押出手段3と対向する位
置に、枠体40の開口面が位置するように設けられ、該
物品単位列押出手段3によって押し出される物品単位列
70を、枠体40内に受け、該枠体40内に物品単位列
70を順次積層し、いわゆる俵積みに積層された物品積
層体71を形成するものである。そのため、枠体40
は、6図および図7に示すように、最初は該枠体40の
底面401が平ベルトコンベア23の平ベルト232と
同じ高さとなされており、物品単位列70が物品単位列
押出手段3によって押し出される毎に包装用チューブ7
の直径に相当する距離Dのピッチで降下される。これに
よって、平ベルト232上から押し出される物品単位列
70は、枠体40内にスムーズに積層され、枠体40が
下端まで降下したとき物品積層体71の形成が完了する
こととなる。また、各物品単位列70は、前述したよう
に、整列機24によって包装用チューブ7の半径に相当
する距離Rだけずれた箇所に交互に位置するように形成
されるので、各物品単位列70は枠体40内に俵積み状
態で順次積層されることとなる。
【0032】また、フレーム42に横架された固定ステ
ー421には、物品単位列押出手段3の押出板31と対
向した状態で枠体40内に位置するように、突出防止板
43が設けられている。この突出防止板43は、上下方
向に遊びを持たせた状態で設けられており、枠体40の
底面401を平ベルトコンベア23の平ベルト232と
同じ高さとした状態では、この底面401によって突出
防止板43が押し上げられるようになされている。そし
て、この状態で、突出防止板43は、物品単位列押出手
段3によって押し出される包装用チューブ7の先端部分
を押さえ、これらの包装用チューブ7を突出させること
なく枠体40内の所定の位置に物品単位列70を留める
ようになされている。また、この突出防止板43は、枠
体40が降下するに伴って、固定ステー421にぶら下
がった状態となり、この状態で、平ベルト232から押
し出されてくる物品単位列70と、既載の物品単位列7
0の上から2層程度とを構成する各包装用チューブ7の
先端部分を押さえるようになされている。これにより、
突出防止板43は、物品単位列押出手段3によって押し
出される包装用チューブ7および既載の包装用チューブ
7の先端部分を押さえて枠体40内の所定の位置に物品
単位列70を留めることができる。すなわち、新たな物
品単位列70を押し出して積層する時に既載の物品単位
列70との間で起こる摩擦抵抗によって既載の物品単位
列70を構成する各包装用チューブ7がずれるのを防止
するようになされている。
【0033】さらに、フレーム42に横架された固定ス
テー421には、図8および図9に示すように、シリン
ダ44を介して上下動するようになされた矯正板45が
設けられている。この矯正板45は、枠体40に物品単
位列70を積層する毎に、その物品単位列70を上方か
ら押さえて物品単位列70の積層状態を矯正し、乱れの
ない状態で包装用チューブ7を俵積み状態にするように
なされている。すなわち、矯正板45は、図8に示すよ
うに、物品単位列70を積層後、この物品単位列70を
上方から押さえた状態で、枠体40とともに包装用チュ
ーブ7の直径に相当する距離Dだけ降下する。そして、
次の物品単位列70を積層する際に、図9に示すよう
に、上昇して新たな物品単位列70の受入れ体制を取る
ようになされている。以後、同様の動作を繰り返し、物
品単位列70の積層時以外は、常にこれらの積層された
物品単位列70を上方から押さえ、乱れのない俵積み状
態を維持するようになされている。
【0034】なお、平ベルトコンベア23と枠体40と
の間には、押出検出用光電スイッチ44が設けられ、平
ベルト232上の物品単位列70がスムーズに枠体40
へ押出移送されたか否かを検出し、押出移送が完全に行
われていない時に警報灯9が点滅するようになされてい
る。また、物品積層体形成手段4には、枠体40の上昇
限界を検出する上限検出スイッチ45と、枠体40の下
降限界を検出する下限検出スイッチ46とが設けられ、
枠体40の昇降限界を管理するようになされている。さ
らに、矯正板45を上下動させるシリンダ44は、物品
単位列押出手段3や枠体40の昇降動作に連動するよう
になされている。
【0035】物品積層体充填手段5は、前記枠体40の
開口面と略同形状の充填板51と、この充填板51を前
後動させるシリンダ52とから構成されている。この物
品積層体充填手段5は、枠体40が下端に降下した状態
で、該枠体40内の一方の開口面から他方の開口面に向
けて充填板51が通過できるように設けられる。そし
て、シリンダ52の作動によって該枠体40内の物品積
層体71を押圧し、該物品積層体71を一挙に枠体40
内から箱6に向けて押し出すようになされている。これ
により、この枠体40の他方の開口面側に近接して箱6
の開口面を位置させておくことで、枠体40から押し出
される物品積層体71が一括して箱6内に詰め込まれる
こととなる。
【0036】なお、枠体40の他方の開口面側には箱検
出スイッチ53が設けられており、箱6が配置されてい
ない場合にはシリンダ52が作動せず、警報灯9が点滅
するようになされている。この枠体40の他方の開口面
側に箱6を供給する方法としては、箱搬送コンベア80
や箱押出装置81を適宜の位置に設けて、箱6を順次間
歇的に搬送することによって行うことができる。
【0037】また、物品積層体充填手段5には、リミッ
トスイッチ54が設けられ、シリンダ52の伸縮限界を
管理するようになされている。
【0038】次に、このようになる自動詰込装置1の動
作について説明する。
【0039】まず、チューブ搬送コンベア85等によっ
て、カウントコンベア20の搬送開始端部に箱詰めを行
おうとする包装用チューブ7を供給する。
【0040】すると、カウントコンベア20の区画ベル
ト202を構成する各区画片203に、包装用チューブ
7が1個毎載せられて搬送されることとなる。このと
き、各包装用チューブ7は、区画ベルト202の上方に
設けられたカウントセンサ21によってカウントされ
る。
【0041】続いて、カウントコンベア20の搬送終了
端部側に搬送された包装用チューブ7は、ガイド204
に保持されながら回転し、スターホイル22の直上の位
置で放出され、このスターホイル22の外周面に設けた
各凹部221に受けられる。そして、ガイド222に保
持されながら回転し、平ベルトコンベア23の搬送開始
端部の位置で、この平ベルトコンベア23の上に供給さ
れる。
【0042】平ベルトコンベア23では、包装用チュー
ブ7が、その長手方向が搬送方向と直行した状態で搬送
される。そして、この平ベルトコンベア23の搬送終了
端部で整列板240によって包装用チューブ7の搬送が
抑止され、包装用チューブ7は互いに接触した状態で並
び連ねられて、箱6の幅寸法に対応する長さの物品単位
列70が形成される。つまり、カウントセンサ21によ
りカウントした情報に基づいて所定数量の包装用チュー
ブ7を並び連ねたときに、カウントコンベア20および
スターホイル22を停止することで、所定の長さの物品
単位列70を形成することができる。この状態で、物品
単位列70は、理論上の長さ(包装用チューブ7の直径
に相当する距離D×包装用チューブ7の本数)に相当す
る長さとなっているはずであるが、実際には、包装用チ
ューブ7の外形がいびつであったり、包装用チューブ7
同士の間に間隙が生じているようなことがあり、箱6の
幅寸法に対応する長さの物品単位列70が形成されない
ことがある。そこで、この物品単位列70の形成後、シ
リンダ251が延びて規制板25が、物品単位列70の
最後尾に位置する包装用チューブ7の側面を当接し、整
列板240と規制板25との間で、箱6の幅寸法に対応
する長さの物品単位列70が整えられることとなる。
【0043】次に、シリンダ32を伸長させ、平ベルト
コンベア23上に形成された物品単位列70を押出板3
1によって枠体40内に押し出す。このとき、枠体40
内に確実に物品単位列70が押出移送されたか否かは、
押出検出用光電スイッチ44によって検出する。また、
枠体40内では、突出防止板43によって物品単位列7
0を構成する各包装用チューブ7の先端部分が押さえら
れることとなり、枠体40内の所定の位置に物品単位列
70が留められる。さらに、この物品単位列70を枠体
40内に押し出す際、シリンダ44が縮退して矯正板4
5が上動し、物品単位列70の受入れ体制が採られる。
そして、物品単位列70を枠体40内に積層した後、シ
リンダ44が伸長して矯正板45が下動し、物品単位列
70が上方から押圧されて横一列に整えられることとな
る。
【0044】その後、シリンダ32を縮退させるととも
に、リフトモータ41の作動によって、枠体40を、包
装用チューブ7の直径に等しい距離Dだけ降下させ、次
の物品単位列70が押出可能(枠体40内において先の
物品単位列70上に次の物品単位列70が積層可能)な
状態とする。その一方で、整列板240を包装用チュー
ブ7の半径に等しい距離Rだけ伸出させ、枠体40内の
物品単位列70上に俵積み可能な位置に次の物品単位列
70を形成する。以後、縮退、伸長を繰り返し、包装用
チューブ7の半径に等しい距離だけずれた位置に交互に
物品単位列70を形成し、順次物品単位列70を枠体4
0内に積層していく。この二層以降の積層の際、枠体4
0内では、突出防止板43が押し出されてくる物品単位
列70と既載の物品単位列70の上から2層程度とを構
成する各包装用チューブ7の先端部分を押さえるので、
この押し出した物品単位列70と既載の物品単位列70
との間で起こる摩擦抵抗によって既載の物品単位列70
を構成する各包装用チューブ7が、該包装用チューブ7
の軸芯方向にずれるのが防止されることとなる。
【0045】このようにしてやがて枠体40が最下端ま
で降下したとき、該枠体40内に包装用チューブ7がぎ
っしりと詰まった状態、つまり物品積層体71が形成さ
れることとなる。
【0046】次に、箱搬送コンベア80によって箱6を
搬送し、枠体40の他方の開口面側の位置に箱6の開放
面を配置する。そして、シリンダ52を伸長させ、充填
板51によって枠体40内の物品積層体71を押圧す
る。これによって、物品積層体71が枠体40内から箱
6内へ一括して詰め込まれることとなる。なお、これに
先立ち、この枠体40の他方の開口面側に設けられた箱
検出スイッチ53によって箱6が配置されているか否か
が検出され、所定の位置に箱6が配置されていない場合
には、シリンダ52が作動せず、警報灯9が点滅するこ
ととなる。
【0047】そして、箱6に詰め込まれた包装用チュー
ブ7は、箱搬送コンベア80や箱押出装置81などによ
って順次搬送され、出荷状態となる。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、物
品の重量バランスの悪さや形状のいびつさなどに関係な
く、個々の物品を物品単位列から物品積層体へとみだす
ことなくひとまとめにし、箱一杯分の本数を一度に箱詰
めすることができる。従って、低コストで効率の良い箱
詰作業を、各種の円柱状の物品について確実に行うこと
ができるといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動箱詰装置の全体構成の概略を示す正面図で
ある。
【図2】自動箱詰装置の全体構成の概略を示す平面図で
ある。
【図3】自動箱詰装置の全体構成の概略を示す側面図で
ある。
【図4】自動箱詰装置における各制御装置の配置を示す
正面図である。
【図5】物品単位列の形成状況の概略を示す部分平面図
である。
【図6】突出防止板の動作を説明する部分正面図および
部分側断面図である。
【図7】突出防止板の動作を説明する部分正面図および
部分側断面図である。
【図8】矯正板の動作を説明する部分正面図および部分
側断面図である。
【図9】矯正板の動作を説明する部分正面図および部分
側断面図である。
【符号の説明】
1 自動箱詰装置 2 物品単位列形成手段 22 スターホイル 221 凹部 23 平ベルトコンベア 25 規制板 3 物品単位列押出手段 4 物品積層体形成手段 43 突出防止板 45 矯正板 5 物品積層体充填手段 6 箱 7 包装用チューブ(物品) 70 物品単位列 71 物品積層体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面が開放された箱内に、多数本の略円
    柱状の物品を、その一端部が前記開放面に臨む姿勢に詰
    め込む装置であって、 所定数量の前記物品を、該物品の一端部が横一線上とな
    るように同一平面上に並べ連ねて前記箱の幅寸法に対応
    する長さの物品単位列を形成する物品単位列形成手段
    と、 この物品単位列形成手段によって一つの物品単位列が形
    成される毎に該物品単位列を物品の軸芯に沿う方向に一
    挙に押出移動させる物品単位列押出手段と、 この物品単位列押出手段によって押出移動される物品単
    位列を順次受け取り前記箱の開放面と対応する大きさの
    物品積層体を形成する物品積層体形成手段と、 この物品積層体形成手段から前記物品積層体を一挙に押
    し出して前記箱内に一括充填する物品積層体充填手段と
    を備えた自動箱詰装置において、 物品単位列形成時に、搬送されてくる物品を、外周面に
    設けられた凹部で個々に受け平ベルトコンベア上に供給
    するスターホイルと、 物品単位列押出時に、物品単位列の長さを箱の幅寸法に
    対応する長さに規制する規制板と、 物品積層体形成時に、既載の物品が押出方向に突出する
    のを防止する突出防止板と、 物品積層体形成時に、各物品単位列の受け取り毎にその
    上面を押圧し層の乱れを矯正する矯正板とが設けられた
    ことを特徴とする自動箱詰装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005178801A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Star Seiki Co Ltd 容器箱詰めシステム及び箱詰め方法
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CN103894351A (zh) * 2012-12-30 2014-07-02 中国科学院沈阳自动化研究所 一种火腿肠下落转接排序机构

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