JPH0714900Y2 - 車輪の回転速度検出装置におけるパルス発生用部材 - Google Patents
車輪の回転速度検出装置におけるパルス発生用部材Info
- Publication number
- JPH0714900Y2 JPH0714900Y2 JP1988006168U JP616888U JPH0714900Y2 JP H0714900 Y2 JPH0714900 Y2 JP H0714900Y2 JP 1988006168 U JP1988006168 U JP 1988006168U JP 616888 U JP616888 U JP 616888U JP H0714900 Y2 JPH0714900 Y2 JP H0714900Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- rotation speed
- wheel rotation
- pulse generation
- detection device
- Prior art date
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、車輪の回転速度に比例したパルスを発生す
るための車輪の回転速度検出装置におけるパルス発生用
部材に関する。
るための車輪の回転速度検出装置におけるパルス発生用
部材に関する。
従来の技術 従来の車輪の回転速度検出装置におけるパルス発生用部
材として、リング状であり、周方向に等間隔をおいて、
略中間部に軸方向にのびたスロットが設けられ、各スロ
ット間の残存部分が歯部となされたものが知られている
（特開昭53-89779号公報参照）。
材として、リング状であり、周方向に等間隔をおいて、
略中間部に軸方向にのびたスロットが設けられ、各スロ
ット間の残存部分が歯部となされたものが知られている
（特開昭53-89779号公報参照）。
考案が解決しようとする課題 従来の上記パルス発生用部材では、各歯部の両側がスロ
ットであるため、歯部の強度が弱いという問題がある。
また、スロットに塵埃や油等が侵入し、スロット周縁に
付着するため、検出精度を損なうという問題もある。
ットであるため、歯部の強度が弱いという問題がある。
また、スロットに塵埃や油等が侵入し、スロット周縁に
付着するため、検出精度を損なうという問題もある。
この考案の目的は、充分な強度を有しかつ検出精度にも
優れた車輪の回転速度検出装置におけるパルス発生用部
材を提供することにある。
優れた車輪の回転速度検出装置におけるパルス発生用部
材を提供することにある。
課題を解決する手段 この考案による車輪の回転速度検出装置におけるパルス
発生用部材は、リング状であり、その幅中間部が、縦断
面において凹部と凸部の交互に存在する被検出用凹凸部
となされているとともに、全凹部の裏面全体が回転側部
材への嵌合面となされ、両周縁の少なくともホイール側
の周縁に補強兼防塵用折曲部が設けられているものであ
る。
発生用部材は、リング状であり、その幅中間部が、縦断
面において凹部と凸部の交互に存在する被検出用凹凸部
となされているとともに、全凹部の裏面全体が回転側部
材への嵌合面となされ、両周縁の少なくともホイール側
の周縁に補強兼防塵用折曲部が設けられているものであ
る。
パルス発生用部材には、ステンレスなどの薄鋼板が一般
的に用いられ、被検出用凹凸部は圧印加工により形成さ
れる。
的に用いられ、被検出用凹凸部は圧印加工により形成さ
れる。
作用 この考案の車輪の回転速度検出装置におけるパルス発生
用部材は、リング状であり、その幅中間部が、縦断面に
おいて凹部と凸部の交互に存在する被検出用凹凸部とな
されているので、全体が連続しており、途切れた部分が
ない。
用部材は、リング状であり、その幅中間部が、縦断面に
おいて凹部と凸部の交互に存在する被検出用凹凸部とな
されているので、全体が連続しており、途切れた部分が
ない。
また、全凹部の裏面全体が回転側部材への嵌合面となさ
れているので、パルス発生用部材を回転側部材に安定し
た状態に固着することができる。
れているので、パルス発生用部材を回転側部材に安定し
た状態に固着することができる。
さらに、両周縁の少なくともホイール側の周縁に補強兼
防塵用折曲部が設けられているので、これの存在により
パルス発生用部材の強度が増強せられるとともに、被検
出用凹凸部に侵入しようとする塵埃や油等が阻止せられ
る。
防塵用折曲部が設けられているので、これの存在により
パルス発生用部材の強度が増強せられるとともに、被検
出用凹凸部に侵入しようとする塵埃や油等が阻止せられ
る。
実施例 以下、図面を参照して、この考案の実施例について説明
する。
する。
第１図および第２図は、車輪の回転速度検出装置におけ
るパルス発生用部材を示し、第３図は、パルス発生用部
材を前輪駆動車の前輪側車輪部に使用した例を示す。
るパルス発生用部材を示し、第３図は、パルス発生用部
材を前輪駆動車の前輪側車輪部に使用した例を示す。
第３図において、駆動軸（１）に、交差軸継手（２）を
介して車軸（３）が連結されている。車軸（３）には、
ハプ（４）が嵌め止められ、ボルト（５）により、ハブ
（４）にホイール（６）およびディスクブレーキ（７）
が固定されている。ハブ（４）は、車体フレームに連結
された懸架部材（８）に、軸受（９）を介して支持され
ている。回転側部材である軸継手（２）に、厚さ1.0〜
1.6mmのステンレスよりなる磁性体製パルス発生用部材
（10）が嵌め止められている。固定側部材である懸架部
材（８）には、パルス発生用部材（10）に対向するよう
に、電磁ピックアップ（20）が取り付けられている。
介して車軸（３）が連結されている。車軸（３）には、
ハプ（４）が嵌め止められ、ボルト（５）により、ハブ
（４）にホイール（６）およびディスクブレーキ（７）
が固定されている。ハブ（４）は、車体フレームに連結
された懸架部材（８）に、軸受（９）を介して支持され
ている。回転側部材である軸継手（２）に、厚さ1.0〜
1.6mmのステンレスよりなる磁性体製パルス発生用部材
（10）が嵌め止められている。固定側部材である懸架部
材（８）には、パルス発生用部材（10）に対向するよう
に、電磁ピックアップ（20）が取り付けられている。
第１図および第２図において、パルス発生用部材（10）
は、リング状であり、その幅中間部が、縦断面において
凹部（11）と凸部（13）の交互に存在する被検出用凹凸
部（14）となされているとともに、全凹部（11）の裏面
全体が回転側部材への嵌合面（11a）となされ、両周縁
に補強兼防塵用折曲部（12）が設けられている。
は、リング状であり、その幅中間部が、縦断面において
凹部（11）と凸部（13）の交互に存在する被検出用凹凸
部（14）となされているとともに、全凹部（11）の裏面
全体が回転側部材への嵌合面（11a）となされ、両周縁
に補強兼防塵用折曲部（12）が設けられている。
駆動軸（１）が回転すると、これに伴って、軸継手
（２）、車軸（３）、ハブ（４）、ホイール（６）およ
び車輪が一体的に回転する。また、軸継手（２）の回転
に伴って、パルス発生用部材（10）が回転する。パルス
発生用部材（10が回転すると、電磁ピックアップ（20）
の前を、パルス発生用部材（10）の被検出用凹凸部（1
4）が通過するので、電磁誘導によって、電磁ピックア
ップ（20）に車輪の回転速度に比例した周波数のパルス
電圧が誘起される。左右の車輪に設けられた速度検出装
置からのパルス信号に基づいて左右の車輪の回転数が検
出され、ブレーキ操作時に、左右の制動力が制御され
る。
（２）、車軸（３）、ハブ（４）、ホイール（６）およ
び車輪が一体的に回転する。また、軸継手（２）の回転
に伴って、パルス発生用部材（10）が回転する。パルス
発生用部材（10が回転すると、電磁ピックアップ（20）
の前を、パルス発生用部材（10）の被検出用凹凸部（1
4）が通過するので、電磁誘導によって、電磁ピックア
ップ（20）に車輪の回転速度に比例した周波数のパルス
電圧が誘起される。左右の車輪に設けられた速度検出装
置からのパルス信号に基づいて左右の車輪の回転数が検
出され、ブレーキ操作時に、左右の制動力が制御され
る。
考案の効果 この考案の車輪の回転速度検出装置におけるパルス発生
用部材によれば、全体が連続しており、途切れた部分が
ないから、冒頭記載の従来品のような強度劣化の問題が
ない。
用部材によれば、全体が連続しており、途切れた部分が
ないから、冒頭記載の従来品のような強度劣化の問題が
ない。
また、パルス発生用部材を回転側部材に安定した状態に
固着することができるので、その回転に伴って被検出用
凹凸部がぶれるようなことがなく、したがってぶれによ
り検出精度の信頼性がなくなるというおそれはない。
固着することができるので、その回転に伴って被検出用
凹凸部がぶれるようなことがなく、したがってぶれによ
り検出精度の信頼性がなくなるというおそれはない。
さらに、折曲部の存在により、パルス発生用部材の強度
が一層補強せられるばかりか、被検出用凹凸部に侵入し
ようとする塵埃や油等が阻止せられるから、これらの侵
入により検出精度が損なわれるということもない。
が一層補強せられるばかりか、被検出用凹凸部に侵入し
ようとする塵埃や油等が阻止せられるから、これらの侵
入により検出精度が損なわれるということもない。
図面はこの考案の実施例を示し、第１図は斜視図、第２
図は第１図の部分縦断面図、第３図は使用例を示す縦断
面図である。 （６）……ホイール、（10）……パルス発生用部材、
（11）……凹部、（11a）……嵌合面、（12）……補強
兼防塵用折曲部、（13）……凸部、（14）……被検出用
凹凸部。
図は第１図の部分縦断面図、第３図は使用例を示す縦断
面図である。 （６）……ホイール、（10）……パルス発生用部材、
（11）……凹部、（11a）……嵌合面、（12）……補強
兼防塵用折曲部、（13）……凸部、（14）……被検出用
凹凸部。
Claims (1)
- 【請求項１】リング状であり、その幅中間部が、縦断面
において凹部（11）と凸部（13）の交互に存在する被検
出用凹凸部（14）となされているとともに、全凹部（1
1）の裏面全体が回転側部材への嵌合面（11a）となさ
れ、両周縁の少なくともホイール（６）側の周縁に補強
兼防塵用折曲部（12）が設けられている車輪の回転速度
検出装置におけるパルス発生用部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988006168U JPH0714900Y2 (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 | 車輪の回転速度検出装置におけるパルス発生用部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988006168U JPH0714900Y2 (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 | 車輪の回転速度検出装置におけるパルス発生用部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01112463U JPH01112463U (ja) | 1989-07-28 |
| JPH0714900Y2 true JPH0714900Y2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=31210172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988006168U Expired - Lifetime JPH0714900Y2 (ja) | 1988-01-21 | 1988-01-21 | 車輪の回転速度検出装置におけるパルス発生用部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714900Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4110647A (en) * | 1977-01-13 | 1978-08-29 | The Bendix Corporation | Wheel speed sensor |
| JPS61123971U (ja) * | 1985-01-22 | 1986-08-04 |
-
1988
- 1988-01-21 JP JP1988006168U patent/JPH0714900Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01112463U (ja) | 1989-07-28 |
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