JPH07147782A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JPH07147782A
JPH07147782A JP5295698A JP29569893A JPH07147782A JP H07147782 A JPH07147782 A JP H07147782A JP 5295698 A JP5295698 A JP 5295698A JP 29569893 A JP29569893 A JP 29569893A JP H07147782 A JPH07147782 A JP H07147782A
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Kazunori Sakanobe
和憲 坂▲の▼辺
Masahiko Akamatsu
昌彦 赤松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチングロスの増加を抑制し運転効率を
向上するインバータ装置を得る。 【構成】 第1のPWM休止期間と第2のPWM休止期
間の開始時刻が相電圧もしくは線間電圧のゼロクロス点
から位相π/3ずれた時刻と一致することのないPWM
変調信号を生成し出力するPWM変調手段を備えたイン
バータ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2相スイッチングに
より直流電源を3相交流電源に変換するインバータ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の省エネルギーの高まりの中で、各
種電動機を制御する3相インバータ装置においても高効
率化が要求されている。従来、このような要求に対しイ
ンバータの出力相の内必ず1相をPWMしないようにP
WMパターンを選択し、スイッチングロスを低減するこ
とで高効率化を実現する2相変調方式が提案されてい
る。
【0003】以下、2相変調方式についてその原理を説
明する。図10は、3相インバータ装置のトランジスタ
ブリッジにより構成されたインバータ主回路2とそのイ
ンバータ主回路に接続された3相負荷3を示す回路図で
ある。図11は2相変調を説明するための原理説明図で
ある。図10においてVu,Vv,Vwはインバータグ
ランドを基準にした各相電位、Vuv,Vvw,Vwu
は線間電圧、VunVvn,Vwnは負荷のU,V,W
相に印加される相電圧、Edはインバータの直流母線電
圧である。このとき前記各電圧間には次に示す式
(1),(2),(3)の関係がある。
【0004】 Vuv=Vu−Vv=Vun−Vvn ・・・(1)
【0005】 Vvw=Vv−Vw=Vvn−Vwn ・・・(2)
【0006】 Vwu=Vw−Vu=Vwn−Vun ・・・(3)
【0007】ここで線間電圧Vuv,Vvw,Vwuを
次に示す式(4),(5),(6)による指令値Vuv
* ,Vvw* ,Vwu* に制御する場合、インバータの
各相電位Vu* ,Vv* ,Vw* は「0」以上「Ed」
以下であり、かつ式(4),(5),(6)の条件を満
たすように制御すればよい。
【0008】 Vuv* =Edsinθ ・・・(4)
【0009】 Vvw* =Edsin(θ+2π/3) ・・・(5)
【0010】 Vwu* =Edsin(θ−2π/3) ・・・(6)
【0011】ここで例えば次に示す式(7),(8),
(9)となるように制御できれば、U相はPWMする必
要がなくスイッチングロスが低減できる。2π/3<θ
<πの期間ではVu* >Vv* かつVu* >Vw* が成
立するので上記の通り制御できる。
【0012】 Vu* =Ed ・・・(7)
【0013】 Vv* =Ed−Vuv* ・・・(8)
【0014】 Vw* =Ed+Vwu* ・・・(9)
【0015】他の期間においてもPWM休止相をU相,
V相,W相、また休止相電位を「0」および「Ed」と
して各相電位を求めることにより全期間においてPWM
休止相が存在するように構成できる。ここで上述した方
法によりU相の電位指令を作成した例を図12に示す。
図12は、従来の2相変調方式における線間電圧指令と
U相電位指令を示す波形図である。前記式(7),
(8),(9)から明らかなように各相電位の大小関係
は3相線間電圧指令の極性に依存するので、PWM休止
期間のタイミングはπ/3毎に変化する3相線間電圧指
令の極性変化タイミングに同期している。
【0016】以上が従来の2相変調の原理である。な
お、以上の説明では線間電圧指令に基づきPWM変調信
号を生成する場合について述べたが、指令信号は相電圧
指令である場合もあり、このような場合にはPWM休止
期間のタイミングは相電圧指令のゼロクロス点を基準に
位相π/3毎となる。
【0017】以上説明した2相変調の原理を用いたイン
バータ装置として、1983年「ザインスティテュート
オブ エレクトリカル エンジニアズ オブ ジャパ
ン(The Institute of Electo
rical Engineers of Japa
n)」より発行されたIPEC−Tokyo conf
erence recordの384頁〜395頁に開
示されたインバータ装置がある。
【0018】図13は、上述した従来のインバータ装置
の構成を示すブロック図である。図14は、図13に示
すインバータ装置の動作波形図である。図13において
16はゲート信号用ラッチ、17はパルスパターンメモ
リ、18は位相カウンタ、19はキャリアカウンタ、2
0はスイッチタイミングメモリである。パルスパターン
メモリ17とスイッチタイミングメモリ20にはそれぞ
れスイッチングパターンが書き込まれている。21はコ
ンパレータ、22はバイナリ変換器、23はスイッチタ
イミング信号用ラッチ、24と25は単安定マルチバイ
ブレータ、26と27はDフリップフロップ、28はス
キャンカウンタである。
【0019】スイッチタイミングメモリ20は、外部か
ら電圧振幅指令を入力し、次の1/6周期期間における
スイッチングタイミング情報を出力する。パルスパター
ンメモリ17は、スイッチングタイミング情報と位相カ
ウンタ18の出力する1/6周期毎の位相情報とを入力
し、インバータの6個のゲートのステータス情報を出力
する。
【0020】このように従来のインバータ装置では、図
13から明らかなようにパルスパターンメモリ17およ
びスイッチタイミングメモリ20にスイッチングパター
ンが書き込まれているため、スイッチングパターンは電
圧位相に対し固定されたものとなっている。また一般に
インバータ装置では、各相のPWM休止期間の開始タイ
ミングおよび終了タイミングは、その生成手段が簡単で
あることから電圧位相のnπ/6にあたる時刻となって
おり(ただしnは整数)、図14でも明らかなように上
述した従来のインバータ装置でも各相のPWM休止期間
は、相電圧における位相π/3〜2π/3および4π/
3〜5π/3となるように制御されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来のインバータ装置
は以上のように構成されているので、スイッチングパタ
ーン位相が線間電圧位相に同期し、また相のPWM休止
期間は各相電圧位相のπ/3〜2π/3および4π/3
〜5π/3となるように制御されるため、電動機などの
インダクティブな負荷を接続した場合、電流位相の遅れ
が生じ、これによりスイッチングロスが増加し、大電流
時もしくは高周波時に著しい効率の低下を招来するなど
の問題点があった。
【0022】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、PWM休止期間の開始時
刻が相電圧もしくは線間電圧のゼロクロス点から位相π
/3ずれた時刻と一致することのないようにしてスイッ
チングロスの増加を抑制し運転効率を向上するインバー
タ装置を得ることを目的とする。
【0023】請求項2の発明は、負荷電流および負荷に
印加される電圧間の位相差を基に想定もしくは求めた負
荷力率角に応じた量、PWM休止期間をずらすことでス
イッチングロスの増加を抑制するインバータ装置を得る
ことを目的とする。
【0024】請求項3の発明は、出力周波数指令に基づ
き演算し求めた負荷の現在の力率角に応じた量、PWM
休止期間をずらすことでスイッチングロスの増加を抑制
し運転効率を向上させたインバータ装置を得ることを目
的とする。
【0025】請求項4の発明は、電圧位相演算部から出
力される出力電圧の位相情報に基づきスイッチング休止
相を選択することでスイッチングロスの増加を抑制し運
転効率を向上させたインバータ装置を得ることを目的と
する。
【0026】請求項5の発明は、3相電流絶対値情報を
基に相電流の絶対値が他の2相より小さい相をスイッチ
ング休止相として選択しないようにスイッチング休止相
を選択することでスイッチングロスの増加を抑制し運転
効率を向上させたインバータ装置を得ることを目的とす
る。
【0027】請求項6の発明は、3相電流極性情報を基
に相電流の極性が他の2相と異なる相をスイッチング休
止相として選択することでスイッチングロスの増加を抑
制し運転効率を向上させたインバータ装置を得ることを
目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るイ
ンバータ装置は、第1のPWM休止期間と第2のPWM
休止期間の開始時刻が相電圧もしくは線間電圧のゼロク
ロス点から位相π/3ずれた時刻と一致することのない
PWM変調信号を生成し出力するPWM変調手段を備え
たものである。
【0029】請求項2の発明に係るインバータ装置は、
第1のPWM休止期間と第2のPWM休止期間を、力率
角演算手段において想定もしくは求めた負荷力率角に応
じた量ずらすPWM変調信号を生成し出力するPWM変
調手段を備えたものである。
【0030】請求項3の発明に係るインバータ装置は、
コントローラから供給される出力周波数指令に基づき力
率角演算手段において求めた負荷の現在の力率角に応じ
た量第1のPWM休止期間と第2のPWM休止期間をず
らしたPWM変調信号を生成し出力するPWM変調手段
を備えたものである。
【0031】請求項4の発明に係るインバータ装置は、
電圧位相演算部から出力される出力電圧の位相情報に基
づきスイッチング休止相を選択しスイッチング休止相情
報を出力する相選択部と、上記スイッチング休止相情報
とコントローラから出力される電圧振幅指令情報と上記
位相情報とに基づき、スイッチング休止相の相電位指令
値がゼロもしくは直流電源電位となる3相電位指令を出
力する相電位指令演算部と、パルス幅変調のための周期
信号を出力する周期発生器と、上記3相電位指令と上記
周期信号とに基づきパルス幅変調信号を生成し出力する
変調部とをPWM変調手段が備えるようにしたものであ
る。
【0032】請求項5の発明に係るインバータ装置は、
各相電流の絶対値を演算して求めた相電流絶対値演算手
段から出力される3相電流絶対値情報を基に、相電流の
絶対値が他の2相より小さい相をスイッチング休止相と
して選択しないようにスイッチング休止相を選択する相
選択部を備えたものである。
【0033】請求項6の発明に係るインバータ装置は、
各相電流の極性を演算し求めた相電流極性演算手段から
出力される3相電流極性情報を基に、相電流の極性が他
の2相と異なる相をスイッチング休止相として選択する
相選択部を備えたものである。
【0034】
【作用】請求項1の発明におけるPWM変調手段は、第
1のPWM休止期間と第2のPWM休止期間の開始時刻
が相電圧もしくは線間電圧のゼロクロス点から位相π/
3ずれた時刻と一致しないようにし、負荷の力率により
電圧と電流との間に位相差が生じたときの電流値の大き
い期間でPWMが行なわれることがないようにすること
で、スイッチングロスを低減し運転効率を向上させるよ
うに作用する。
【0035】請求項2の発明におけるPWM変調手段
は、想定もしくは求めた負荷力率角に応じ第1のPWM
休止期間と第2のPWM休止期間をずらすことで、負荷
力率角にかかわらず電流が大きい期間でPWMが行なわ
れることがないようにし、スイッチングロスを低減し運
転効率を向上させるように作用する。
【0036】請求項3の発明におけるPWM変調手段
は、負荷の現在の力率角をコントローラから供給される
出力周波数指令に基づき求め、この負荷力率角に応じた
量第1のPWM休止期間と第2のPWM休止期間をずら
すことで、負荷力率角にかかわらず電流が大きい期間で
PWMが行なわれることがないようにし、スイッチング
ロスを低減し運転効率を向上させるように作用する。
【0037】請求項4の発明におけるインバータ装置
は、出力電圧の位相情報に基づき選択したスイッチング
休止相のスイッチング休止相情報と電圧振幅指令情報と
出力電圧の位相情報とに基づき、スイッチング休止相の
相電位指令値がゼロもしくは直流電源電位となる3相電
位指令を生成し、この3相電位指令とパルス幅変調のた
めの周期信号とに基づきパルス幅変調信号を生成し出力
し、電流が大きい期間でPWMを行なうことがないよう
にし、スイッチングロスを低減し運転効率を向上させる
ように作用する。
【0038】請求項5の発明におけるPWM変調手段の
相選択部は、各相電流の絶対値を演算して求めた3相電
流絶対値情報を基に相電流の絶対値が他の2相より小さ
い相をスイッチング休止相として選択しないようにし
て、電流が大きい相および期間でPWMを行なうことが
ないようにし、スイッチングロスを低減し運転効率を向
上させるように作用する。
【0039】請求項6の発明におけるPWM変調手段の
相選択部は、各相電流の極性を演算し求めた3相電流極
性情報を基に相電流の極性が他の2相と異なる相をスイ
ッチング休止相として選択し、電流が大きい相および期
間でPWMを行なうことがないようにし、スイッチング
ロスを低減し運転効率を向上させるように作用する。
【0040】
【実施例】
実施例1.以下、請求項1および請求項2の発明の一実
施例を図について説明する。図1は、本実施例のインバ
ータ装置の構成を示すブロック図である。図において1
はインバータ装置本体、2はパルス幅変調信号を基に3
相交流電圧を生成する3相ブリッジ型インバータ主回路
(以下、主回路という)、3は3相負荷であり、本実施
例では3相モータである。4はコントローラ、5は電圧
位相演算部である。6はPWM変調手段であり、相選択
部7と相電位指令演算部8と周期発生器9と変換部(変
調部)10とを備えている。
【0041】コントローラ4は、主回路2の出力電圧を
制御するためのY型3相負荷時の中性点とU相間の相電
圧の相電圧指令V* を出力する回路である。電圧位相演
算部5は、主回路2の出力周波数および出力位相を制御
するためのY型3相負荷時のU相電圧の位相指令θを出
力する回路である。相選択部7は、電圧位相演算部5か
ら出力される位相指令θと力率角演算手段13から出力
される力率角φを基に相電流の絶対値の大きい相をPW
M休止相として選択し切り替えを行なわせることで、力
率角φに応じた量PWM休止相の期間をずらしPWMを
相電流の絶対値の大きい相に対し行なわないようにする
回路である。相電位指令演算部8は、直流グランドレベ
ルを基準にした各相電位の指令値を演算する回路であり
相電位指令V2u* ,V2v* ,V2w* を出力する回
路である。周期発生器9は、相電位指令信号をパルス幅
変調するための同期信号を出力する回路であり水晶発振
子を備えている。変換部10は、相電位指令V2u*
V2v* ,V2w* と前記同期信号とを基にパルス幅変
調信号を生成し出力する回路である。
【0042】13は主回路2の各相に流れる相電流と負
荷の相電圧の位相差を推定もしくは検出し力率角φを出
力する力率角演算手段である。
【0043】次に動作について説明する。図2は、本実
施例の動作を示すフローチャートである。相選択部7で
は、現在の電圧位相θに対するPWM休止相を決定す
る。このPWM休止相は、3相中2番目であるような相
電圧指令値の相であってはならないため、まず始めに現
在の電圧指令を調べPWM休止可能な相を抽出する。電
圧位相演算部5の出力する電圧位相θを入力し(ステッ
プST1)、各相の相電圧指令値を比較し、電圧位相θ
における指令相電圧値が最大となる相および指令相電圧
値が最小となる相を抽出する(ステップST2)。なお
各相の相電圧指令Vun* ,Vvn* ,Vwn* は夫々
次に示す式(10),(11),(12)により表わさ
れる。
【0044】 Vun* =V* sinθ ・・・(10)
【0045】 Vvn* =V* sin(θ−2π/3) ・・・(11)
【0046】 Vwn* =V* sin(θ+2π/3) ・・・(12)
【0047】次に、前記処理により抽出された2相の内
からスイッチングロス低減効果の高い相、すなわち相電
流の絶対値が大きい相をPWM休止相として選択する。
この場合、3相電流の和がゼロでありかつ正弦波波形に
近似できるならば前記各相電流は夫々次に示す式(1
3),(14),(15)により表わされる。
【0048】 Iu=Io sin(θ−φ) ・・・(13)
【0049】 Iv=Io sin(θ−2π/3−φ) ・・・(14)
【0050】 Iw=Io sin(θ+2π/3−φ) ・・・(15)
【0051】ここで、Io は相電流の振幅、θは相電圧
位相、φは遅れ力率角である。従って、力率角が判明す
れば各相電流の絶対値の大小関係を得ることができる。
この原理を用いて、次に電圧位相演算部5の出力する相
電圧位相θと力率角演算手段13の出力する力率角φを
入力し(ステップST3)、前記2相の相電流の絶対値
を演算・比較し(ステップST4,ステップST5)、
相電流絶対値の大きい相をPWM休止相として選択し切
り替える(ステップST6,ステップST7)。そし
て、PWM休止相が指令相電圧値最大相であるか否か判
断し(ステップST8)、PWM休止相が指令相電圧値
最大相であるときには相電位指令をEd、PWM休止相
が指令相電圧値最小相であるときには相電位指令をゼロ
にし、この結果PWM休止相は相電流絶対値の大きい期
間に設定される(ステップST9,ステップST1
0)。
【0052】次にPWM休止相および同相の電位指令と
線間電圧指令とを基に他の2相の相電位指令を演算する
(ステップST11)。なお線間電圧指令Vuv* ,V
vw* ,Vwu* は夫々次に示す式(16),(1
7),(18)により表わされる。
【0053】 Vuv* =Vun* −Vvn* =√3V* sin(θ+π/6) …(16)
【0054】 Vvw* =Vvn* −Vwn* =√3V* sin(θ−π/2) …(17)
【0055】 Vwu* =Vwn* −Vun* =√3V* sin(θ+5π/6)…(18)
【0056】ここで相電位指令の演算例を示すと、PW
M休止相がU相でありPWM休止相電圧がEdであった
ときに3相電位指令V2u* ,V2v* ,V2w* は次
にし示す式(19),(20),(21)により求める
ことが出来る。
【0057】 V2u* =Ed …(19)
【0058】 V2v* =V2u* −Vuv* =Ed−√3V* sin(θ+π/6) …(20)
【0059】 V2w* =V2u* −Vwu* =Ed+√3V* sin(θ+5π/6) …(21)
【0060】3相電位指令V2u* ,V2v* ,V2w
* が揃ったところで変換部10にそのデータを出力する
(ステップST12)。
【0061】相電位指令演算部8において3相電位指令
V2u* ,V2v* ,V2w* が演算され求められる
と、変換部10はPWM変調された2値信号をレベル反
転した負論理信号を生成し、正論理信号と併せて6種類
のゲート制御信号をパラレルに出力する。
【0062】なお、本実施例ではリアルタイムにPWM
休止相を演算するためPWM変調手段は、相選択部7,
相電位指令演算部8,周期発生器9,変換部10を備え
ている。しかしながら相電圧指令,電圧位相,力率角の
入力各値に対するPWM変調信号があらかじめ計算され
ていれば、全てメモリで構成されたPWM変調手段を用
いることができる。この場合、メモリに記憶されるPW
M信号情報の生成手段としては前記PWM変調手段6を
用いればよい。
【0063】このように本実施例によれば、負荷電流お
よび負荷に印加された電圧間の位相差を基に想定または
求めた負荷力率角により電流値の大きな相および期間に
PWM休止期間が割り当てられるので、スイッチングロ
スが低減されることになるのであるが、ここでスイッチ
ングロス低減効果について説明する。
【0064】まず従来のインバータ装置との効果上の違
いを明確化するため、スイッチングロスは電流の絶対値
に単純比例するものと仮定して説明を進める。図3は、
本実施例のインバータ装置と従来のインバータ装置にお
けるスイッチングロスを示す説明図である。同図(A)
は従来のインバータ装置、同図(B)は本実施例のイン
バータ装置のスイッチングロスを示す。また、V* は相
電圧指令、Iは相電流、相電流と相電圧の波形は共に正
弦波であり、相電流は相電圧に対し遅れ角φ(0<φ<
π/6)を有している。また、スイッチングロスの波形
は、インバータの出力周波数に対しPWM周波数が充分
に高いものと考えた場合の理想曲線(振幅1とする)で
あり、相電流の絶対値に比例するため、相電流と同相で
ある。
【0065】図において1周期における相のトータルな
スイッチングロスは、相がPWMしている期間の区間積
分値すなわち面積である。本実施例では、非スイッチン
グ期間であるPWM休止期間が相電流のピークとなる期
間と同期するように制御するので1周期のトータルスイ
ッチングロスSnは次に示す式(22)により表わすこ
とができる。
【0066】
【数1】
【0067】一方、従来のインバータ装置では、PWM
休止期間はたとえば相電圧位相と同期しており、この場
合の1周期のトータルスイッチングロスSoは次に示す
式(23)により表わすことができる。
【0068】
【数2】
【0069】力率角φはゼロではないため,Sn>So
であり、スイッチングロスは従来のインバータ装置に比
べて低減されている。
【0070】なお、以上説明した仮定として相電流とス
イッチングロスが単純に比例しているものとしたが、ス
イッチングロス低減効果を得るためには、スイッチング
ロスが相電流の増加関数になっていればよい。従って、
一般に利用されているスイッチ素子のほとんどに対し有
効である。
【0071】実施例2.以下、請求項3の発明の一実施
例を図について説明する。図4は、本実施例のインバー
タ装置の構成を示すブロック図であり、図1と同一また
は相当の部分については同一の符号を付し説明を省略す
る。図において、14はコントローラ4から出力される
出力周波数指令値ω* を入力し、予め設定されている負
荷抵抗および負荷インダクタンス値を用いて力率角φを
演算し出力する力率角演算手段である。この力率角φの
演算は次に示す式(24)により行なう。
【0072】 φ=tan-1(ω* L/R) ・・・(24)
【0073】図5は、前記力率角を演算し求めるときの
フローチャートを示している。他の動作については、前
記実施例1で説明した内容と同様である。
【0074】本実施例によれば、出力周波数指令値と予
め設定されている負荷抵抗および負荷インダクタンス値
とを基に求めた負荷力率角により電流値の大きな相およ
び期間にPWM休止期間が割り当てられるので、スイッ
チングロスが低減されることになる。
【0075】実施例3.以下、請求項4および請求項5
の発明の一実施例を図について説明する。図6は、本実
施例のインバータ装置の構成を示すブロック図であり、
図1と同一または相当の部分については同一の符号を付
し説明を省略する。図において11は主回路2の出力各
相に流れる相電流の絶対値を推定もしくは検出し3相電
流の絶対値を出力する相電流絶対値演算手段であり、プ
ログラムメモリを備えている。相選択部7は、電圧位相
制御部5の出力する位相指令値θと相電圧絶対値演算手
段11の出力する3相電流の絶対値からPWMを行なわ
ない相情報を出力する回路である。
【0076】次に動作について説明する。図7は、本実
施例のインバータ装置における相選択部7と相電位指令
演算部8の動作を示すフローチャートであり、図2と同
一または相当の部分については同一の符号を付してあ
る。相選択部7では、現在の電圧位相θに対するPWM
休止相を決定する。このPWM休止相は、3相中2番目
であるような相電圧指令値の相であってはならないた
め、まず始めに現在の電圧指令を調べPWM休止可能な
相を抽出する。電圧位相演算部5の出力する電圧位相θ
を入力し(ステップST1)、各相の相電圧指令値を比
較し、電圧位相θにおける指令相電圧値が最大となる相
および指令相電圧値が最小となる相を抽出する(ステッ
プST2)。なお各相の相電圧指令Vun* ,Vvn
* ,Vwn* は夫々前記実施例1に示した式(10),
(11),(12)により表わされる。
【0077】次に、前記処理により抽出された2相の内
から相電流の絶対値が大きい相をPWM休止相として選
択する。まず前記2相の相電流の絶対値を相電流絶対値
演算手段11から入力し(ステップST4)、比較を行
ない(ステップST5)、次に相電流絶対値の大きい相
をPWM休止相として選択する(ステップST6,ステ
ップST7)。相選択部7においてPWM休止相が選択
されると、相電位指令演算部8では相選択部7において
得られたPWM休止相情報を基に相電位指令を演算し、
PWM休止相となった相の電位を決定する。そして、P
WM休止相の相電位が指令相電圧値最大相である場合に
は相電位指令をEd、指令相電圧値最小相である場合に
は相電位指令をゼロに設定する(ステップST8〜ステ
ップST10)など以下のステップは実施例1の説明と
同様である。
【0078】本実施例によれば相電圧指令値から求めた
相電流の絶対値が他の2相より小さい相をスイッチング
休止相として選択しないように構成したので、スイッチ
ングロスの増加を抑制し運転効率を向上できる。
【0079】実施例4.以下、請求項6の発明の一実施
例を図について説明する。図8は、本実施例のインバー
タ装置の構成を示すブロック図であり、図1と同一また
は相当の部分については同一の符号を付し説明を省略す
る。図において12は主回路2の出力各相に流れる相電
流の極性を推定もしくは検出し、3相電流の極性値情報
Su,Sv,Swを出力する相電流極性演算手段であ
る。
【0080】次に動作について説明する。図9は、本実
施例のインバータ装置における相選択部7の動作を示す
フローチャートであり、図2と同一または相当の部分に
ついては同一の符号を付してある。相選択部7では、現
在の電圧位相θに対するPWM休止相を決定する。この
PWM休止相は、3相中2番目であるような相電圧指令
値の相であってはならないため、まず始めに現在の電圧
指令を調べPWM休止可能な相を抽出する。電圧位相演
算部5の出力する電圧位相θを入力し(ステップST
1)、各相の相電圧指令値を比較し、電圧位相θにおけ
る指令相電圧値が最大となる相および指令相電圧値が最
小となる相を抽出する(ステップST2)。なお各相の
相電圧指令Vun* ,Vvn* ,Vwn* は夫々前記実
施例1に示した式(10),(11),(12)により
表わされる。
【0081】次に現時点での相電流絶対値が最大である
相Pimaxを抽出する。3相電流の総和がゼロである
ならば、相電流の極性が他の2相と異なる相は電流の絶
対値が最大である。従って、相電流の極性を検出するこ
とにより相電流絶対値最大相を抽出可能である。この原
理を利用し相電流極性演算手段12の出力する3相電流
の極性値情報Su,Sv,Swを用いて絶対値で最大の
相電流値となる相Pimaxを抽出する(ステップST
15)。次にステップST2において抽出したPWM休
止相となり得る相Pvmax,Pvminが前記Pim
axに該当するか否かを判断し、該当するときにはその
相をPWM休止相として設定する。PimaxがPWM
休止相となり得る相Pvmax,Pvminのいずれに
も該当しないときには、Pvmax,Pvminのいず
れかの相を選択しPWM休止相とする(ステップST1
6〜ステップST18)。以下、ステップST19から
ステップST12までの処理は前記実施例1と同様であ
る。
【0082】以上のように本実施例によれば、相電流の
極性が他の2相と異なる相は電流の絶対値が最大である
原理を用いて、絶対値で最大の相電流値となる相を抽出
し、これによりPWM休止相を設定することができるの
で、スイッチングロスの増加を抑制し運転効率を向上で
きる。
【0083】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、負荷の力率により電圧と電流との間に位相差が生じ
たときの電流値の大きい期間にPWM休止期間を割り当
てるように構成したので、スイッチングロスの増加を抑
制し運転効率を向上できる効果がある。
【0084】請求項2の発明によれば、想定もしくは求
めた負荷力率角に応じ電圧と電流との間に位相差が生じ
たときの電流値の大きい期間にPWM休止期間を割り当
てるように構成したので、スイッチングロスの増加を抑
制し運転効率を向上できる効果がある。
【0085】請求項3の発明によれば、負荷の現在の力
率角をコントローラから供給される出力周波数指令に基
づき求め、この負荷力率角に応じて電圧と電流との間に
位相差が生じたときの電流値の大きい期間にPWM休止
期間を割り当てるように構成したので、スイッチングロ
スの増加を抑制し運転効率を向上できる効果がある。
【0086】請求項4の発明によれば、電圧位相演算部
から出力される出力電圧の位相情報に基づき選択したス
イッチング休止相のスイッチング休止相情報を出力する
相選択部と、上記スイッチング休止相情報とコントロー
ラから出力される電圧振幅指令情報と上記出力電圧の位
相情報とに基づき出力され、スイッチング休止相の相電
位指令値がゼロもしくは直流電源電位となる3相電位指
令および周期信号を基にパルス幅変調信号を生成し出力
する変調部とをPWM変調手段が備えるように構成した
ので、スイッチングロスの増加を抑制し運転効率を向上
できる効果がある。
【0087】請求項5の発明によれば、相電流絶対値演
算手段から出力される3相電流絶対値情報を基に、相電
流の絶対値が他の2相より小さい相をスイッチング休止
相として選択しないように構成したので、スイッチング
ロスの増加を抑制し運転効率を向上できる効果がある。
【0088】請求項6の発明によれば、相電流極性演算
手段から出力される3相電流極性情報を基に、相電流の
極性が他の2相と異なる相をスイッチング休止相として
選択するように構成したので、スイッチングロスの増加
を抑制し運転効率を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および請求項2の発明の一実施例によ
るインバータ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】請求項1および請求項2の発明の一実施例によ
るインバータ装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例によるインバータ装置におけ
るスイッチングロスの低減作用を示す説明図である。
【図4】請求項3の発明の一実施例によるインバータ装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】請求項3の発明の一実施例によるインバータ装
置における出力周波数指令値を基に力率角を演算し求め
るフローチャートである。
【図6】請求項4および請求項5の発明の一実施例によ
るインバータ装置の構成を示すブロック図である。
【図7】請求項4および請求項5のインバータ装置にお
ける相選択部7と相電位指令演算部8の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】請求項6の発明の一実施例によるインバータ装
置の構成を示すブロック図である。
【図9】請求項6のインバータ装置における相選択部の
動作を示すフローチャートであ
【図10】従来のインバータ装置における主回路と3相
負荷を示す回路図である。
【図11】PWMによる従来のインバータ装置の2相変
調を説明するための原理説明図である。
【図12】従来のインバータ装置におけるU相の電位指
令におけるPWM休止期間を示す説明図である。
【図13】2相変調による従来のインバータ装置の構成
を示すブロック図である。
【図14】2相変調による従来のインバータ装置の動作
波形図である。
【符号の説明】
4 コントローラ 5 電圧位相演算部 6 PWM変調手段 7 相選択部 8 相電位指令演算部 9 周期発生器 10 変換部(変調部) 11 相電流絶対値演算手段 12 相電流極性演算手段 13,14 力率角演算手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧振幅指令情報を出力するコントロー
    ラと、出力電圧の位相情報を出力する電圧位相演算部
    と、負荷に供給される3相電力の線間電圧出力をパルス
    幅制御するためのPWM変調周期を有し、ゼロレベルが
    連続する第1のPWM休止期間と直流電源レベルが連続
    する第2のPWM休止期間のあるPWM変調信号を、上
    記電圧位相演算部から出力される出力電圧の位相情報と
    上記コントローラから出力される電圧振幅指令情報とを
    基に生成して2相変調を行なうPWM変調手段と、その
    PWM変調手段から出力されるPWM変調信号を基に3
    相電圧を発生する3相ブリッジ型インバータ主回路とを
    備えたインバータ装置において、上記PWM変調手段は
    上記第1のPWM休止期間と第2のPWM休止期間の開
    始時刻が相電圧もしくは線間電圧のゼロクロス点から位
    相π/3ずれた時刻と一致することのないPWM変調信
    号を生成して出力することを特徴とするインバータ装
    置。
  2. 【請求項2】 電圧振幅指令情報を出力するコントロー
    ラと、出力電圧の位相情報を出力する電圧位相演算部
    と、負荷に供給される3相電力の線間電圧出力をパルス
    幅制御するためのPWM変調周期を有し、ゼロレベルが
    連続する第1のPWM休止期間と直流電源レベルが連続
    する第2のPWM休止期間のあるPWM変調信号を、上
    記電圧位相演算部から出力される出力電圧の位相情報と
    上記コントローラから出力される電圧振幅指令情報とを
    基に生成し出力する2相変調を行なうPWM変調手段
    と、そのPWM変調手段から出力されるPWM変調信号
    を基に3相電圧を発生する3相ブリッジ型インバータ主
    回路とを備えたインバータ装置において、負荷力率角を
    想定もしくは求める力率角演算手段を有し、上記PWM
    変調手段は上記第1のPWM休止期間と第2のPWM休
    止期間を、上記力率角演算手段において想定もしくは求
    めた負荷力率角に応じた量ずらしたPWM変調信号を生
    成して出力することを特徴とするインバータ装置。
  3. 【請求項3】 電圧振幅指令情報を出力するコントロー
    ラと、出力電圧の位相情報を出力する電圧位相演算部
    と、負荷に供給される3相電力の線間電圧出力をパルス
    幅制御するためのPWM変調周期を有し、ゼロレベルが
    連続する第1のPWM休止期間と直流電源レベルが連続
    する第2のPWM休止期間のあるPWM変調信号を、上
    記電圧位相演算部から出力される出力電圧の位相情報と
    上記コントローラから出力される電圧振幅指令情報とを
    基に生成し出力する2相変調を行なうPWM変調手段
    と、そのPWM変調手段から出力されるPWM変調信号
    を基に3相電圧を発生する3相ブリッジ型インバータ主
    回路とを備えたインバータ装置において、負荷の現在の
    力率角を上記コントローラから供給される出力周波数指
    令に基づき演算する力率角演算手段を有し、上記PWM
    変調手段は上記第1のPWM休止期間と第2のPWM休
    止期間を、上記力率角演算手段において求めた負荷力率
    角に応じ電流値の大きい期間に割り当てるPWM変調信
    号を生成して出力することを特徴とするインバータ装
    置。
  4. 【請求項4】 電圧振幅指令情報を出力するコントロー
    ラと、出力電圧の位相情報を出力する電圧位相演算部
    と、負荷に供給される3相電力の線間電圧出力をパルス
    幅制御するためのPWM変調周期を有し、ゼロレベルが
    連続する第1のPWM休止期間と直流電源レベルが連続
    する第2のPWM休止期間のあるPWM変調信号を、上
    記電圧位相演算部から出力される出力電圧の位相情報と
    上記コントローラから出力される電圧振幅指令情報とを
    基に生成し出力する2相変調を行なうPWM変調手段
    と、そのPWM変調手段から出力されるPWM変調信号
    を基に3相電圧を発生する3相ブリッジ型インバータ主
    回路とを備えたインバータ装置において、上記PWM変
    調手段は上記電圧位相演算部から出力される出力電圧の
    位相情報に基づきスイッチング休止相を選択しスイッチ
    ング休止相情報を出力する相選択部と、その相選択部が
    出力するスイッチング休止相情報と上記コントローラか
    ら出力される電圧振幅指令情報と上記電圧位相演算部か
    ら出力される出力電圧の位相情報とに基づき、スイッチ
    ング休止相の相電位指令値がゼロもしくは直流電源電位
    となる3相電位指令を出力する相電位指令演算部と、パ
    ルス幅変調のための周期信号を出力する周期発生器と、
    上記相電位指令演算部から出力される3相電位指令と上
    記周期発生器から出力される周期信号とに基づきパルス
    幅変調信号を生成して出力する変調部を備えていること
    を特徴とするインバータ装置。
  5. 【請求項5】 各相電流の絶対値を演算し3相電流絶対
    値情報を出力する相電流絶対値演算手段を有し、上記P
    WM変調手段の相選択部は上記相電流絶対値演算手段か
    ら出力される3相電流絶対値情報を基に相電流の絶対値
    が他の2相より小さい相をスイッチング休止相として選
    択しないようにスイッチング休止相を選択することえお
    特徴とする請求項4記載のインバータ装置。
  6. 【請求項6】 各相電流の極性を演算し3相電流極性情
    報を出力する相電流極性演算手段を有し、上記PWM変
    調手段の相選択部は上記相電流極性演算手段から出力さ
    れる3相電流極性情報を基に相電流の極性が他の2相と
    異なる相をスイッチング休止相として選択することを特
    徴とする請求項4記載のインバータ装置。
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