JPH07132787A - 車両衝突防止装置 - Google Patents

車両衝突防止装置

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JPH07132787A
JPH07132787A JP5283669A JP28366993A JPH07132787A JP H07132787 A JPH07132787 A JP H07132787A JP 5283669 A JP5283669 A JP 5283669A JP 28366993 A JP28366993 A JP 28366993A JP H07132787 A JPH07132787 A JP H07132787A
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JP
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braking
vehicle
distance
road surface
throttle valve
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JP5283669A
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Inventor
Yoshiyuki Hashimoto
佳幸 橋本
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は自動制動処理を行うにあたり路面摩
擦係数μを推定して自動制動時の減速度を設定する車両
衝突防止装置に関し、μ推定時における内燃機関の出力
変動を規制してμ推定精度の向上を図ることを目的とす
る。 【構成】 演算制御装置30は車速センサ10、測距セ
ンサ12等の信号に基づいて自車と先行車両との間に安
全距離が維持されているかを監視する。車間距離が安全
距離以下となったら自動制動装置26により緩制動を行
い、ブレーキ油圧、車輪加速度、車輪スリップ率に基づ
いてμ推定を行う。車間距離が更に接近したら警報機2
4による警報を発すると共に推定したμに対して発生し
得る制動力を自動制動装置26に発生させる。μ推定精
度の向上のため緩制動時にはスロットルアクチュエータ
28によりスロットルバルブを全閉とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両衝突防止装置に係
り、特に前方障害物への車両追突事故を防止すべく自動
制動処理を行うにあたり、路面摩擦係数を推定して自動
制動時の減速度を設定する車両衝突防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の車両事故の増大に伴い、車両追突
事故を防止するため各種の装置が提案されている。この
ような装置として、例えば自車から先行車両等の前方障
害物までの距離、両者間の相対速度、及び自車速度等を
基に衝突の危険性を予測し、運転者への警報や自動制動
等の処理を行うものがある。
【0003】この場合、例えば衝突を直前で回避できる
ように自動制動を実行しようとすれば、両者の相対速
度、自車の車速、及び走行路面の状態等によって自動制
動処理を開始すべき時期に際が生じる。相対速度、車速
が速いほど衝突回避には長い制動距離が必要であり、ま
た路面の摩擦係数μが小さいほど、発生させ得る減速度
が小さく、長い制動距離を必要とするからである。
【0004】従って、かかる車両衝突防止装置を実用化
するにあたっては、走行時に路面の摩擦係数μを精度良
く推定し得ることが必要であり、例えば特開平4−36
2453号公報には、自動制動による本制動に先立っ
て、摩擦係数μを検出すべくポンピングブレーキによる
予備制動を行うものが開示されている。
【0005】この装置は、制動時における車輪加速度
が、ブレーキ機構から加えられる制動トルク、及び車輪
と路面との間に生ずる摩擦力によって決まることに着目
し、予備制動時にブレーキ機構が発する制動トルク、及
びそれにより車輪に生じる車輪加速度を検出し、その検
出値に基づいて路面の摩擦係数μを演算するものであ
る。
【0006】この場合、自動制動により車両を停車に導
くにあたり、その直前に推定した路面状態に基づいて減
速度が設定されることとなり、高精度な自動制動処理を
実行可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置は、予備制動時には、ブレーキ機構の発する制動トル
ク、及び車輪と路面との間に生ずる摩擦力のみが車輪に
印加されることを前提としている。ところが、車輪に
は、これらの外力に加えて内燃機関の発する出力トルク
も印加され、その出力トルクが変動する場合には、精度
良く路面の摩擦係数を推定することができない。
【0008】また、自動制動処理が実行判定される前方
障害物への異常接近は、運転者の不注意による場合が多
く、従って、摩擦係数μを推定すべく予備制動が行われ
る際には、運転者によってアクセル操作が成されている
可能性が高い。
【0009】かかる理由により、上記従来の装置による
摩擦係数μの推定精度は、必ずしも常に良好なものでは
なく、車両の運転状態によっては誤差を伴う場合がある
という問題を有していた。
【0010】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、自動制動の実行判定がなされ、路面の摩擦係数
μを推定すべく予備的な制動を行う際には、内燃機関の
出力トルクを一定の値に保持することで上記の課題を解
決し得る車両衝突防止装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、上記の目的を達
成する車両衝突防止装置の原理構成図を示す。すなわ
ち、上記の目的は、図1に示すように、車両に搭載され
た自動制動装置M1を、緩制動モード若しくは急制動モ
ードで制御する制動制御手段M2と、車両前方障害物と
の距離を測定する測距手段M5によって検出された前方
障害物との距離が第1の安全距離以下となった時には前
記緩制動モードによる制動処理を実行させ、前記前方障
害物との距離が、第1の安全距離よりも短い第2の安全
距離以下となった時には前記急制動モードによる制動処
理を実行させる実行判定手段M7と、前記制動制御手段
M2によって緩制動モードによる制動処理が実行されて
いる際に、前記自動制動装置M1が発生する制動トルク
と車輪に生ずる車輪加速度とに基づいて走行路面の摩擦
係数μを推定する路面μ推定手段M3とを備え、前記第
2の安全距離に設定が、前記摩擦係数μも加味して行わ
れている車両衝突防止装置において、前記緩制動モード
による制動処理実行中は、内燃機関の出力を一定に保持
する機関出力保持手段M8を備える車両衝突防止装置に
より達成される。
【0012】また、上記構成の車両衝突防止装置におい
て、前記機関出力保持手段8を、内燃機関の吸気通路に
設けられたスロットルバルブを全閉とするスロットル全
閉手段により構成することは、前記自動制動装置M1に
よる急制動に先立って前方障害物への異常接近を運転者
に知覚させるのに有効である。
【0013】更に、前記機関出力保持手段M8を構成す
るスロットル全閉手段が、アクセルペダルの位置を検出
するペダル位置検出手段M9より、アクセルペダルが全
閉位置に戻された旨の信号を受信するまで、当該アクセ
ルペダルの踏み込み量に関わらず前記スロットルバルブ
を全閉位置に保持し、アクセルペダルが全閉位置に戻さ
れた旨の信号を受信したらスロットルバルブの全閉保持
を解除する構成は、自動制動装置M1による制動力が解
除された後の急加速を防止しつつ、自動制動後において
運転者の意に沿った操作性をを確保するのに有効であ
る。
【0014】
【作用】本発明に係る車両衝突防止装置において、前記
実行判定手段は、前記測距手段M5によって検出された
前方障害物との距離が、前記第1の安全距離より短くな
った場合に、前記制動制御手段M2による緩制動モード
制動処理を実行すべきと判定する。
【0015】この際、内燃機関の出力は、運転者のアク
セル操作に関わらず前記機関出力保持手段M8によって
一定値に保持されるため、緩制動モードでの制動処理実
行中に車輪に加わる外力のうち変数として変動するのは
前記自動制動装置M1から加えられる制動トルク、及び
車輪と路面との間に生ずる摩擦力となる。
【0016】このため、前記路面μ推定手段M3が、緩
制動モードでの制動処理中に、前記制動装置M1が発生
する制動トルクとそれにより車輪に生ずる車輪加速度と
に基づいて路面μを推定する場合、高い推定精度が確保
されることとなる。この結果、前記制動制御手段M2が
急制動モードで制動処理を実行する際に前記自動制動装
置M1が発生する制動トルクは、高い精度で理想的な値
に制御されることになる。
【0017】また、前記機関出力保持手段M8を前記ス
ロットル全閉手段で構成する場合、運転者の不注意等に
より前記自動制動装置M1が作動して前記緩制動モード
による制動制御の実行が開始されると、それに伴って内
燃機関の出力が低下して運転者の注意が喚起されること
になる。
【0018】更に、前記機関出力保持手段M8を構成す
る前記スロットル全閉手段が、前記ペダル位置検出手段
M9からアクセルペダルが全閉とされた旨の信号を受信
するまでスロットルバルブの全閉状態を保持する構成に
よれば、前記自動制動装置M1が作動を開始した後運転
者がアクセルペダルの踏み込みを一旦は解除しない限り
内燃機関の出力が上がらない。従って、自動制動処理終
了後に、前記自動制動装置M1による制動トルクが解除
されると同時に車両が急加速するようなことがない。
【0019】
【実施例】図2は、本発明の一実施例である車両衝突防
止装置の構成図を示す。同図において車速センサ10
は、自車の車速を検出するセンサである。測距センサ1
2は、前記した測距手段M5に相当し、自車と先行車両
等の前方障害物との距離を検出するためのセンサであ
り、例えばレーザ、ミリ波等所定の波動を発し、反射波
を受信するまでの伝播時間より距離を検出するレーダ装
置等により構成することができる。
【0020】相対速度センサ14は、自車と前方障害物
との相対速度を検出するためのセンサであり、例えば車
両前方に向けて所定の波動を発し、前方車両からの反射
波に重畳されているドップッラシフトに基づいて相対速
度を検出するドップラセンサで構成することができる。
【0021】但し、この自車と前方障害物との相対速度
は、測距センサ12によって得られた距離データを時間
微分することでも求めることができ、相対速度センサ1
4に代えて測距センサ12の検出値を微分処理する機構
を設けてもよい。
【0022】また、これら測距センサ12、及び相対速
度センサ14は、周期的に変調する波動を発し、変調周
期の時間的シフトから距離を、また発信波と反射波との
周波数差に基づいて相対速度を検出するFM−CWレー
ダや、所定周期で単発的に波動を発し、反射波を受信す
るまでの時間に基づいて距離を、また反射波に重畳され
ているドップラシフトに基づいて相対速度をそれぞれ検
出するパルスドップラレーダ等により同時に実現するこ
とのできる。
【0023】加速度センサ16は、車両の運動状態から
自車の加減速を検出するセンサである。ここで、車両の
加減速度は、車速センサ10によって検出した車速を時
間微分することによって求めることも可能である。従っ
て、加速度センサ16に代えて、車速センサ10の検出
値を時間微分する機構を設けてもよい。
【0024】また、車輪速センサ18は、車輪毎に設け
ら、車輪の回転速度に応じた周期のパルス信号等を発生
するセンサで、前記路面μ推定手段M3の一部を構成す
る。ここで、車輪の回転速度と車速とは実質的に同一視
することができることから、この車輪速センサ18で上
記した車速センサ10を代用することも可能である。
尚、この場合は、車輪速センサ18が前記した車速検出
手段M5をも構成することになる。
【0025】ブレーキ油圧センサ20は、車輪毎に設け
られたブレーキ機構に供給されるブレーキ油圧を検出す
るセンサであり、車輪速センサ18と同様に前記した路
面μ推定手段M3の一部を構成する。
【0026】アクセルペダルセンサ22は、前記したペ
ダル位置検出手段M9に相当し、アクセルペダルが全閉
位置となった場合に、かかる状況を表す信号を発生する
センサである。
【0027】警報器24は、車両が前方障害物等に異常
接近したことが検出された場合に、運転者に対して視覚
的、又は聴覚的な警報を発する部材であり、具体的には
警報ランプ、警報ブザー等により構成される。
【0028】自動制動装置26は、各車輪に配設された
ブレーキ機構、ブレーキ油圧発生機構、ブレーキ油圧制
御機構等により構成され、ブレーキ機構に対して、与え
られた指令値に応じたブレーキ油圧を供給することによ
り、指令値に応じた制動トルクを発生させる装置であ
り、前記した自動制動装置M1を構成する。
【0029】また、スロットルアクチュエータ28は、
前記したスロットル全閉手段として前記機関出力保持手
段M8を構成する機構であり、所定の駆動信号を受信し
た場合に、内燃機関の吸気通路に設けられたスロットル
バルブを全閉状態とする。従って、スロットルアクチュ
エータ28に所定の駆動信号が供給されると、アクセル
ペダルの操作如何に関わらず、内燃機関の出力は常にス
ロットル全閉に対応したものとなる。
【0030】演算制御装置30は、マイクロコンピュー
タを主体に構成され、前記した制動制御手段M2,路面
μ推定手段M3の主要部,実行判定手段M7を実現する
本実施例の車両衝突防止装置の要部である。この演算制
御装置30は、主制御装置としてのCPU,メモリとし
てのROM,及びRAMのほか、入出力インターフェー
ス回路を備えており、上記した車速センサ10等の各種
センサから供給される検出値に所望の処理を施し、必要
に応じて警報器24等を制御する。
【0031】ここで、本実施例の車両衝突防止装置は、
例えば運転者の不注意等により車両が不当に前方障害物
に接近した場合に、かかる状況を警報器24によって運
転者に知覚せしめると共に、運転者による対処が遅れた
場合には、自動制動装置26によって自動的に車両を停
車に導くことで、確実に追突を回避しようとするもので
ある。以下、上記構成の車両衝突防止装置の動作につい
て説明する。
【0032】図3は、ある時刻t0 において自車32が
速度V0 で走行し、その前方Δxの位置を先行車両34
が速度V1 ,減速度a1 で走行している状況を示してい
る。この場合、自車32が先行車両34との関係で確保
しておくべき安全距離は、走行中に先行車34に追突を
生じないことが保証された距離であり、その距離さえ確
保されていれば、少なくとも即座に制動操作を開始すれ
ば前方障害物への衝突を回避することができる距離でな
ければならない。
【0033】ところで、時刻t0 において速度V1 、減
速度a1 で走行している先行車両34に対して、速度V
0 で後続する自車32が、時刻t0 から所定の遅れ時間
τの後に減速度a0 で減速を開始した場合に、先行車両
34が停車した後に自車32が停車するものであれば、
時刻t0 後停車するまでに短縮する車間距離は、図4中
に斜線で示す面積S1 と等しくなる。
【0034】ここで、面積S1 は、後続する自車が時刻
0 後に移動する距離{V0 ・τ+(V0 2 /a0 )/
2}から、時刻t0 後に先行車両34が移動する距離
(V1 2 /a1 )/2を減じた値に等しく、次式の如く
表すことができる。
【0035】xB ={V0 ・τ+(V0 2 /a0 )/
2}−(V1 2 /a1 )/2 従って、時刻t0 の時点で、次式に示す距離xが確保さ
れていれば、遅れ時間τの後に減速度a0 で減速を開始
することで、停止距離Lを確保して停車できることが保
証されることになる。
【0036】 x={V0 ・τ+(V0 2 /a0 )/2} −(V1 2 /a1 )/2+L ・・・(1) ところで、上記(1)式は、先行車両34の減速度a1
が比較的大きく、後続する自車32が追突を回避するた
めには、先行車両34に続いて自車32も停車する必要
がある事態を想定したものである。しかし、先行車両3
4の減速度a1が比較的小さい場合には、車両を停車さ
せるまでもなく減速過程で両者の速度が等しくなり、相
対速度が“0”となる場合も想定される。
【0037】この場合は、時刻t0 から両者の速度が等
速となるまでの間に短縮する距離、すなわち図5中にハ
ッチングで示す面積S2 に相当する距離が時刻t0 にお
いて確保されていれば衝突が回避されることとなり、両
者が等速になった時点で距離Lを確保することとすれ
ば、安全距離xは次式の如く表すことができる。 x
=V0 ・T−(T−τ)2 ・a0 /2−(V1 ・T−a
1 ・T2 /2)+L ・・・(2) 尚、上式中、T
=(V0 −V1 +a0 ・τ)/(a0 −a1 )とする。
【0038】従って、先行車両34の減速度a1 に応じ
て上記(1)式、(2)式を切り換えて用い、各種変数
を随時検出することができれば、走行状態に応じた適切
な安全距離xを演算することが可能である。
【0039】ここで、本実施例においては、上記
(1)、(2)式中、車速V0 は車速センサ10によ
り、先行車両34の移動速度V1 は相対速度センサ14
により、先行車両34の減速度a1 は、移動速度V1
時間微分によりそれそれ検出することができる。また、
減速度a0 が実現されるまでの遅れ時間τ、停車時また
は相対速度“0”時に確保すべき距離xについては、予
め設定して演算制御装置30に記憶させておくことがで
きる。
【0040】従って、減速時に発生させる減速度a0
決まれば、上記(1),(2)式の演算が実行できるこ
とになる。本実施例の車両衝突防止装置は、自動制動装
置26を動作させるにあたり、このa0 の減速度を実現
すべく急制動に先立って緩制動を実施し、それにより生
ずる車輪加速度より走行路面の摩擦係数μを推定し、そ
のμとの関係で許容される最大限の減速度をa0 として
設定するものである。
【0041】そして、摩擦係数μを演算する際にスロッ
トルアクチュエータ28によりスロットルバルブを全閉
とすることで、μ推定中における内燃機関の出力変動を
制限してその推定精度の向上を図り、ひいては自動制動
装置26による急制動開始時期をμに応じた適切な値に
設定することにより衝突防止を確実ならしめる点に特徴
を有している。
【0042】図6は、かかる機能を実現すべく演算制御
装置30が実行する制動制御ルーチンの一例のフローチ
ャートを示す。
【0043】図6において、演算制御装置30は、先ず
ステップ100で以下の演算処理に必要な各種のパラメ
ータの初期化を行う。尚、以下のパラメータの記述にお
いて、初期設定値には全て「′」を付して表す。
【0044】具体的には、自動制動装置26によって急
制動を開始すべき距離として演算する第1の安全距離x
1 の算出に用いる減速度a0 の初期設定値をa0 ′、先
行車両34との距離が第2の安全距離以下となったこと
が判定されてから自動制動装置26により所望の減速度
0 が実現されるまでの遅れ時間τの初期設定値を
τ′、現路面状態において発揮し得る最大減速度a0max
の初期設定値をa0max′、後述する感想アスファルト路
面について求めた回帰直線のスリップ率Sの係数C 1
初期設定値C1 ′の設定を行う。
【0045】ここで、減速度の初期設定値a0 ′は例え
ば0.1〔G〕程度、最大減速度の初期設定値a0max
は0.6〔G〕程度の値を、遅れ時間の初期設定値τ′
には例えば0.2〜0.4〔秒〕を設定している。
【0046】かかる初期設定を終えたら、スッテップ1
02へ進み、以下の演算処理に必要な各種のパラメータ
値の読み込みを行う。具体的には、車速センサ10より
自車の車速V0 を、測距センサ12より車間距離Δx
を、相対速度センサ14より相対速度ΔV(=V0 −V
1 )を、加速度センサ16より自車の加速度a0 を、車
輪速センサ18より車輪の角速度ωを、ブレーキ油圧セ
ンサ20よりブレーキ圧Pを読み込む。
【0047】次に、ステップ104では、上記した各種
初期設定値、及び各種センサから読み込んだパラメータ
値を、上記(1)式、又は(2)式に代入して、自動ブ
レーキ装置26により急制動を開始すべき距離、すなわ
ち第2の安全距離x2 を演算する。
【0048】この場合、停止することにより自車と先行
車両とが等速になることが推定される場合には上記
(1)式を、減速過程で両者が等速となることが予測さ
れる場合には上記(2)式を選択し、発生させる減速度
には、最大減速度a0MAX、又は初回においてはその初期
設定値a0MAX′を代入する。
【0049】また、本ステップ104では、第2の安全
距離x2 の演算に加えて、第1の安全距離x1 の演算を
も実行する。ここで、第1の安全距離x1 とは、第2の
安全距離x2 より長い距離であって、現在の自車32及
び先行車両34の運動状態から、両者の距離が第2の安
全距離x2 となるまでの間に後述する路面摩擦係数μの
推定を完了し得る距離であり、μ推定を初期設定値
0 ′の緩制動で行うことを前提に、上記(1)式、又
は(2)式中a0 にa0 ′を代入して演算する。
【0050】このようにして急制動を開始すべき第2の
安全距離x2 と、緩制動によるμ推定を開始すべき第1
の安全距離x1 とを演算したら、ステップ106へ進ん
で測距センサ12の検出した車間距離Δxとx1 との比
較を行う。そして、Δx>x 1 が成立している場合に
は、警報機24による警報処理、自動制動装置26によ
る自動制動処理を共に実行する必要がないと判断し、ス
テップ108で警報・自動制動の解除を行った後上記ス
テップ102へ戻る。
【0051】一方、ステップ106においてΔx>x1
が不成立、すなわち自車32と先行車両34との距離が
第1の安全距離x1 以下であることが判別された場合
は、ステップ110へ進んでΔxと第2の安全距離x2
との比較を行う。ここで、上記ステップ106における
条件が不成立となった直後においては、車間距離Δxは
1 とx2 の間の距離となるはずである。
【0052】従って、この場合ステップ110の条件Δ
x<x2 は不成立と判別され、ステップ114において
警報器24に対して1次警報の発生を指令し、自動制動
装置26に対して車輪をロックさせない程度の緩制動の
実行を指令する。緩制動を実行して路面の摩擦係数μを
推定するためである。
【0053】ここで、本ルーチンは、本ステップ114
で上記の処理に加えてスロットルアクチュエータ28に
対してスロットルバルブを強制的に全閉とすべき旨の指
令を発する点に特徴を有するものである。これにより、
μ推定実行中における内燃機関の出力変動を防止してμ
の推定精度向上を図るものである。この意味で、本ステ
ップ114は、スロットルアクチュエータ28と共に前
記した機関出力保持手段M8に相当する。
【0054】緩制動は、例えば図7に示すように、ブレ
ーキ油圧が最大10気圧程度になるように作動させ、以
下、微小時間間隔Δt毎に、n(n>3)個のデータの
組(ブレーキ油圧Pi,車輪スリップ率Si,車輪加速
αi)をサンプリングする。尚、i=1,2,〜nを示
す。すなわち、先ずブレーキ油圧センサ20からブレー
キ油圧Piを検出し、次にステップ116で車輪速セン
サ18により検出した車輪角速度ωiを時間微分して車
輪加速度αiを求め、更にステップ118で、次式
(3)に従って車輪スリップ率Siを求める。
【0055】 Si=(VB −VW )/VB ・・・(3) ここでVB は、当該サンプリング時における自車の速度
であり、VW は、当該サンプリング時における車輪速度
(周速)である。尚、車輪半径をrとすると、Vw,ω
の間には、VW =r・ωの関係が成立する。
【0056】この様にして(Pi,Si,αi)を求め
たら、ステップ120においてこれらを1組として記憶
し、ステップ122においてn点の測定が終了したと判
別されるまで、上記ステップ102〜120の処理を繰
り返し実行する。
【0057】次に、これらの測定データに基づいて、路
面の摩擦係数μの推定を行うが、その前にステップ12
4において、アクセルペダルセンサ22の出力信号に基
づいて、車両の運転車がアクセルペダルの踏み込みを開
放しているかを判別する。そして、アクセルペダルが開
放されている場合はステップ126へ進んでスロッルア
クチュエータ28によるスロットルバルブの全閉を解除
し、一方アクセルペダルが開放されていない場合には、
スロットルアクチュエータ28による全閉状態を維持し
たまま以後のステップ128へと進む。
【0058】かかる処理を挿入したことで、運転者が1
次警報及び緩制動に反応してアクセルペダルを開放する
操作を行わない限り、以後内燃機関からは出力が得られ
ず、μ推定実行中における内燃機関の出力トルク変動が
有効に防止できると共に、自動制動の解除後における車
両の急加速が有効に防止できることとなる。
【0059】ステップ128は、上記の如くサンプリン
グしたn個の(Pi,Si,αi)に基づいて、Piを
従属変数、Si及びαiを独立変数とする回帰分析によ
り回帰直線を求めるステップである。また、ステップ1
30は、かかる回帰直線により特定したP,S,αの関
係より当該走行路面に関する最大摩擦係数μMAX を算出
するステップである。そして、ステップ132は、かか
る最大摩擦係数μMAXから、最大減速度a0MAXを算出す
るステップである。
【0060】以下、上記回帰直線の導出方法、並びに最
大摩擦係数μMAX 、最大減速度a0M AXの算出方法につい
て説明する。
【0061】図8に示すように半径rの車輪36が路面
38上を角速度ωで回転走行している場合において、車
両重量等の影響を考慮した車輪36の回転モーメントを
I、緩制動時における制動トルクをfi、車輪の垂直荷
重をFT 、接地摩擦力をFBiとすると、FBi=μi×F
T より、その運動方程式は、次式(4)の如く表すこと
ができる。
【0062】 I×αi=fi−r×FBi =fi−r×μi×FT ・・・(4) ところで、一般に、路面の摩擦係数μと車輪スリップ率
Sとの間には、タイヤの性能上の特性から図9に示す如
き関係があり、車輪がロックする直前の時点(スリップ
率S=SL =10%程度)で摩擦係数μが最大となる。
この摩擦係数μの値は、通常、乾燥アスファルト路面の
場合に最大曲線を描き、そのピーク値、すなわち最大摩
擦係数μは1.0である。そして、摩擦係数μの値は走
行路面の状況によって大きく左右され、例えば雨で濡れ
た路面、雪道、凍結路面等では、では乾燥路に比べて小
さな値の曲線となる。
【0063】図9に示した摩擦係数μと車輪スリップ率
Sとの関係から、当該路面における最大摩擦係数μの値
μMAX も、車輪がロックする直前のスリップ率SL のと
きの値となるはずであるが、スリップ率Sは、0〜SL
の間ではほぼ摩擦係数μの値と比例関係にあり、μi=
k×Si(kは路面状況に応じた係数)と擬制すること
ができる。従って、上記(4)式は、次式(5)の如く
書き換えることができる。
【0064】 I×αi=fi−r×k×Si×FT ・・・(5) ここで、制動トルクfiをブレーキ油圧Piで表示する
と共に、スリップ率Siの係数であるr×k×FT (路
面状況が一定であれば定数)をC1 、回転モーメントI
を定数C2 として扱うと、上記(5)式は次式(6)の
如く表すことができる。
【0065】 Pi=C1 ×Si+C2 ×αi ・・・(6) そして、上記ステップ120において記憶したn組の
(Pi,Si,αi)を(6)式に代入し、最小二乗法
によりC1 ,C2 を求め、次式(7)に示す回帰直線を
導出する。
【0066】 P=C1 ×S+C2 ×α ・・・(7) 尚、最小二乗法による回帰直線の導出手法については、
例えば「現代制御工学」(嘉納秀明著、日刊工業新聞
社)等に詳説されている公知手法を用いている。
【0067】一方、上記と同様にして、予め乾燥アスフ
ァルト路面について回帰直線を導出し、スリップ率Sの
係数C1 ′を求め、その値を最大摩擦係数μ=1.0を
発生させる値として対応させておけば、C1 がkに比
例、ななわちμに比例することから、現走行路面の最大
摩擦係数μMAX は、既知の値C1 ′を用いて次式(8)
の如く求めることができる。
【0068】 μMAX =C1 /C1 ′ ・・・(8) つまり、上記(7)式に示す回帰直線、及び上記(8)
式の関係を用いることにより、緩制動時のブレーキ油圧
P,車輪のスリップ率S,車輪加速度αより、走行路面
の最大摩擦係数μMAX を求めることができ、上記ステッ
プ130においては、かかる処理を実行してμMAX の演
算を行っている。
【0069】ところで、最大摩擦係数がμMAX である場
合、車輪をロックさせることなく発生させ得る最大制動
力は、車輪の垂直荷重FT との関係でμmax ×FT とし
て求めることができる。一方、減速度a0 が生じた場合
に車輪がロックしないためには、車両重量の各車輪への
分散重量をMとすると、M×a0 以上の路面摩擦力が必
要である。ここで、重力加速度をgとすると、FT =M
×gであるから、車輪がロックしないための条件は次式
(9)として表すことができる。
【0070】 M×a0 ≦μMAX ×M×g ・・・(9) 従って、車両減速時に発生させ得る最大減速度a
0MAXは、次式(10)により求めることができ、上記ス
テップ132においては、かかる手法によりその演算を
行うものである。
【0071】 a0MAX=μmax ×g ・・・(10) このように、緩制動時において、車輪に加わる外力が、
ブレーキ油圧Pに起因する制動トルク、及び路面摩擦力
に起因するトルクのみである場合には、ブレーキ油圧
P,車輪スリップ率S,車輪加速度αより、精度良く最
大摩擦係数μMAX、及び最大減速度a0MAXを演算するこ
とができる。
【0072】そして、本実施例の車両用衝突防止装置
は、緩制動時実行中はスロットルバルブが全閉とされ、
内燃機関の出力変動が生じない状況が構成され、車輪に
加わる外力が制動トルク、及び路面摩擦力に起因するト
ルクのみとなることが保証されているものである。
【0073】従って、車両運転者のアクセル操作に因ら
ず常に精度良くa0MAXを演算することができ、図6に示
すルーチン中ステップ102〜132の処理が繰り返し
実行され、ステップ104の処理が実行される度に上記
(1)式、又は(2)式中a 0 に、精度良く演算された
0MAXが代入され、現走行路面の状況を適切に反映した
第2の安全距離x2 が演算される。
【0074】この結果、上記ステップ110においてΔ
x<x2 が成立すると判別されて、ステップ112が実
行され、警報器24による2次警報、自動制動装置26
による急制動が実現されると、それにより確実に先行車
両34への追突が回避されることになる。
【0075】このように、本実施例の車両衝突防止装置
は、摩擦係数μの推定精度を向上させることを通じて、
車両衝突防止装置の信頼性を向上させることができると
いう効果を有するものである。
【0076】また、本実施例においては、上述の如く、
緩制動の実行開始後にアクセルペダルが解除されない限
り内燃機関が出力を発生することがなく、緩制動の実行
が開始されたことを運転者に知覚させることができ、更
に緩制動終了直後に車両が急加速するような事態の発生
を未然に防ぐことができる。
【0077】つまり、運転者が先行車両34への異常接
近に気がついて適当な処置を採る場合に運転者の意図に
沿った運転特性を回復できる機構を維持しつつ、運転者
がかかる状況を知覚しない場合における安全性の向上が
図られているという特徴をも有している。
【0078】尚、内燃機関の出力を一定値に保持する機
構をスロットルアクチュエータ28によりスロットルバ
ルブを固定、特に上記実施例においてはスロットルバル
ブを全閉とすることにより実現しているが、かかる構成
に限るものではなく、ディーゼル機関については燃料供
給量を固定に制御するなど、一定の出力値に保持できる
ものであれば、その影響を排除してμ推定を高精度に行
うことが可能である。
【0079】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、路面μ推定手段によって走行路面の摩擦係数μの推
定が実行されている間は、内燃機関の出力が変動するこ
とがなく、その出力の影響を排除して、緩制動時に生ず
る制動トルクと車輪加速度から高い精度でμ推定を実行
することができる。
【0080】また、請求項2記載の発明によれば、内燃
機関の出力が低下することで、運転者は自動制動処理の
緩制動モードの実行が開始されたことを知覚でき、自動
制動処理による急制動に先立って、前方障害物への異常
接近に対する適切な処置を講ずる機会を得ることができ
る。
【0081】更に、請求項3記載の発明によれば、自動
制動装置の作動開始後に、一旦は運転者がアクセルペダ
ルの踏み込みを解除しない限り内燃機関の出力がアクセ
ルペダルに連動しないことから、自動制動処理終了時に
アクセルペダルがふみこまれていても、それにより車両
が急加速することがない。また、一旦アクセルペダルの
踏み込みが解除されれば、再びアクセルペダルによる操
作が有効となり、運転者の意図した運転に復帰すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両衝突防止装置の原理図であ
る。
【図2】本発明に係る車両衝突防止装置の一実施例の全
体構成図である。
【図3】自車と先行車両との位置関係を示す説明図であ
る。
【図4】安全停止距離の演算方法を説明するための図
(その1)である。
【図5】安全停止距離の演算方法を説明するための図
(その2)である。
【図6】本実施例の演算制御装置が実行する制動制御ル
ーチンの一例のフローチャートである。
【図7】緩制動時におけるブレーキ油圧の供給パターン
を表す図である。
【図8】制動時に車輪に加わる外力の状態を説明するた
めの図である。
【図9】車輪のスリップ率と路面と車輪との間の摩擦係
数との関係を表す図である。
【符号の説明】
M1 自動制動装置 M2 制動制御装置 M3 路面μ推定手段 M5 測距手段 M7 実行判定手段 M8 機関出力保持手段 M9 ペダル位置検出手段 10 車速センサ 12 測距センサ 18 車輪速センサ 20 ブレーキ油圧センサ 22 アクセルペダルセンサ22 24 警報器 26 自動制動装置 28 スロットルアクチュエータ 30 演算制御装置 32 自車 34 先行車両

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された自動制動装置を、緩制
    動モード若しくは急制動モードで制御する制動制御手段
    と、 車両前方障害物との距離を測定する測距手段によって検
    出された前方障害物との距離が第1の安全距離以下とな
    った時には前記緩制動モードによる制動処理を実行さ
    せ、前記前方障害物との距離が、第1の安全距離よりも
    短い第2の安全距離以下となった時には前記急制動モー
    ドによる制動処理を実行させる実行判定手段と、 前記制動制御手段によって緩制動モードによる制動処理
    が実行されている際に、前記自動制動装置が発生する制
    動トルクと車輪に生ずる車輪加速度とに基づいて走行路
    面の摩擦係数μを推定する路面μ推定手段とを備え、 前記第2の安全距離に設定が、前記摩擦係数μも加味し
    て行われている車両衝突防止装置において、 前記緩制動モードによる制動処理実行中は、内燃機関の
    出力を一定に保持する機関出力保持手段を備えることを
    特徴とする車両衝突防止装置。
  2. 【請求項2】 前記機関出力保持手段は、内燃機関の吸
    気通路に設けられたスロットルバルブを全閉とするスロ
    ットル全閉手段により構成されることを特徴とする請求
    項1記載の車両衝突防止装置。
  3. 【請求項3】 前記機関出力保持手段は、内燃機関の吸
    気通路に設けられたスロットルバルブを全閉とするスロ
    ットル全閉手段により構成され、該スロットル全閉手段
    は、アクセルペダルの位置を検出するペダル位置検出手
    段より、アクセルペダルが全閉位置に戻された旨の信号
    を受信するまで、当該アクセルペダルの踏み込み量に関
    わらず前記スロットルバルブを全閉位置に保持し、アク
    セルペダルが全閉位置に戻された旨の信号を受信した
    ら、スロットルバルブの全閉保持を解除することを特徴
    とする請求項1記載の車両衝突防止装置。
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