JPH07128869A - 露光装置およびワークの露光方法 - Google Patents

露光装置およびワークの露光方法

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JPH07128869A
JPH07128869A JP5271384A JP27138493A JPH07128869A JP H07128869 A JPH07128869 A JP H07128869A JP 5271384 A JP5271384 A JP 5271384A JP 27138493 A JP27138493 A JP 27138493A JP H07128869 A JPH07128869 A JP H07128869A
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Akira Morita
田 亮 森
Takehiko Okamura
村 武 彦 岡
Minoru Watanuki
貫 稔 綿
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0073Masks not provided for in groups H05K3/02 - H05K3/46, e.g. for photomechanical production of patterned surfaces
    • H05K3/0082Masks not provided for in groups H05K3/02 - H05K3/46, e.g. for photomechanical production of patterned surfaces characterised by the exposure method of radiation-sensitive masks

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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】露光装置の設置スペースを小さくでき、上焼枠
は劣化の際に取り替えを容易にし、下焼枠はワークの吸
着および離脱を適切にでき、消費電力が小さく、真空フ
レームの構成およびワークの位置決めが能率よくかつ正
確にできる等その他優れた点を備える露光装置およびワ
ークの露光方法を提供することを目的とする。 【構成】ワークの第1アライメントステージBと、第1
露光ステージCと、反転ステージDと、第2アライメン
トステージEおよび第2露光ステージFを備え、前記第
1アライメントステージB、反転ステージD、第2アラ
イメントステージEを直線方向に配設し、前記第1およ
び第2アライメントステージB,Eの各々は、前記直線
方向に直行する方向に、第1および第2露光ステージ
C,Fのそれぞれを配設し、前記第1および第2露光ス
テージC,F間に紫外線照射ステージHを備えた露光装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紫外線の照射により
プリント配線基板などのワークを露光する露光装置およ
びワークの露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、紫外線によりワークに所定パタ
ーンを焼き付ける露光装置として種々の露光装置が提案
されている。これら露光装置は、ワークを焼枠に挟持し
た際、ワークとマスクフィルムが適切な位置関係になる
ようにCCDカメラなどで確認した後に紫外線を照射し
てワークを露光していた。このワークとマスクフィルム
の確認作業は、露光部で行ういわゆる「内合わせ方式」
であるため、アライメントと露光とが直列シーケンスで
動作することからワークの生産性が上がらない欠点があ
った。そのため従来、露光部以外でワークのアライメン
トを行ういわゆる「外合わせ方式」の利点を生かし、か
つ、正確なワークとマスクフィルムのアライメントを可
能とした生産性の高い露光装置が本願出願人により出願
されている(特開平4−350857号)。
【0003】図26に示すように、この露光装置100
は、直線上に搬入ステージ101と、アライメントステ
ージ102と、露光ステージ103および搬出ステージ
104とからなる上流機105と、この上流機105の
搬出ステージ104の後方に設置したワークWの反転ス
テージ106と、この反転ステージ106の後方に、前
記搬入ステージ107、アライメントステージ108、
露光ステージ109、搬出ステージ110までを設置し
た下流機111とから構成されている。
【0004】また、ワークWを各ステージに搬送する上
流機105の搬送装置112は、中心に設置した一方の
焼枠113と、この一方の焼枠113の両側に設置した
ハンドラ114、115とを備えている。そして、下流
機111の搬送装置120は、その中心に設置した一方
の焼枠121と、この焼枠121の両側に設置したハン
ドラ122、123とを備えている。
【0005】そして、各々のアライメントステージ10
2、108および露光ステージ103、109間には、
それぞれ他方の焼枠116、124を保持して移動する
移動テーブル117、124を備えている。また、反転
ステージ106には、ワークWを表裏反転させる反転装
置(図示せず)が設置されており、この反転装置により
反転されたワークWは、下流機111の搬入ステージに
ハンドラ(図示せず)の搬送により受け渡されている。
【0006】さらに、図28で示すように、前記一方の
焼枠(上焼枠)113(121)には、ワークおよび他
方の焼枠(下焼枠)116(124)を真空吸着する吸
引機構130が設けられており、この吸引機構130
は、透光板131の四隅に取り付けた吸引支持部133
a〜133dと、前記透光板131のワーク当接側に取
り付けた枠状のシールゴム134と、前記吸引支持部1
33a〜133dに支持された吸引ホース135から構
成されている。なお、透光板131は、真空吸着用の開
閉自在のフレーム132に挟持されており、透光板13
1は、支持部133a〜133bの各位置に、貫通孔
(図示せず)が形成されている。
【0007】また、図27で示すように、下焼枠116
(124)は、複数の貫通孔116aを設けた透光板1
16bと、この透光板116bを支持するフレーム体1
16cと、このフレーム体116cに設けられた吸引ホ
ース116eの取付部116dとから構成されている。
そして、透光板116bの各貫通孔116aが真空吸着
した際に、各貫通孔116aから真空吸引できるよう
に、真空溝116fを介して連通している。
【0008】そして、ワークの表裏反転を行う場合は、
図示しない搬送手段により反転ステージに搬送され、反
転機により反転される。この反転機の構成は、実開平4
−46445号に示すような構成のものが使用されてい
る。この反転装置は、ワークを受け取り所定位置まで移
動させる移動テーブルと、この移動テーブルからワーク
を真空吸着する吸着反転機とから構成されている。
【0009】なお、上流機105、下流機111には、
図示していないが装置の動作を制御する制御装置、紫外
線照射装置がそれぞれ備えられており、前記紫外線照射
装置では、紫外線ランプが5KWの前後のランプを使用
し、その紫外線ランプの再点灯がランプの構成上できな
いため、紫外線ランプは作業中は常に点灯させておき、
シャッター機構などを使用し、紫外線が必要のないとき
はシャッター機構を閉鎖して紫外線の照射をカットして
使用している。
【0010】したがって、上記したように構成された露
光装置100は、つぎのようにワークの搬送、位置決
め、露光、反転を行っている。はじめに、ワークWは、
上流機105の搬入ステージ101から搬送装置112
のハンドラ115で,アライメントステージ102に搬
送され、アライメントステージ102で上下の焼枠11
3,116に挟持された状態でアライメントされる。そ
して、搬送装置112の上焼枠113がアライメント済
ワークWおよび下焼枠116を吸着して露光ステージ1
03に搬送し露光する。一面の露光が終了したワークW
は、搬送装置112のハンドラ114により搬出ステー
ジ104に搬送され、反転ステージ106でワークが表
裏反転される。さらに、下流機111側に図示しない搬
送装置により搬送され、上流機105で行った作業を繰
り返し行うことでワークWの他面を露光してワークを搬
出する。そのため、ワークは、正確なアライメントが行
えると共に、生産性の向上を図ることができるものであ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の露光装
置の構成では、次のような改良する余地が残されてい
た。 露光装置は、ワークの表裏を露光する際、搬送装置
の構成、ワークの搬送方向、装置の配置などが直線方向
であるため、露光作業が行われるクリーンルームの作業
位置を大きく占めることになる。
【0012】 露光装置は、その構成上、紫外線照射
装置を上流機および下流機にそれぞれ備えると共に、制
御装置もそれぞれに設置しているため、装置の構成が大
きくなり、消費電力も大きくかかる。 露光作業により透光板が劣化した際、マスク付透光
板またはマスク透光板の交換をする必要があるが、ワー
クを保持する上焼枠は、ワークを真空吸着するための吸
引ホースおよび吸着パッド等の吸引機構を透光板の所定
箇所に取り付けているため、その吸引機構の脱着作業が
面倒であった。また、透光板の交換作業のため、全工程
の作業を数時間休止させるこになった。
【0013】 ワークを吸引して搬送する下焼枠は、
真空吸着によりワークと下焼枠の透光板が密着した場
合、透光板からワークを取り外せないため、作業を中断
することも発生した。また、下焼枠には、吸引ホースが
接続されているが、真空フレームとなる上下の焼枠が将
来複数化(2基以上)されつつある方向のため、その複
数化に対応できる構造が望まれている。
【0014】 ワークは、下焼枠に保持され、あるい
は、上下の焼枠に保持された状態で搬送、露光などの作
業が行われるが、下焼枠に位置決めされたワークの位置
のズレが最小限になるように、反転機側に搬送すること
が望まれていた。 ワークを反転する反転ステージを設置するには、上
流機の搬出ステージ、反転ステージ、および、下流機の
搬入ステージを設ける必要があり、作業スペースを大き
く取る原因にもなっている。
【0015】 ワークを保持する真空フレームは、上
下の焼枠が分離合体してワークを挟持してアライメント
作業および露光作業を行っている。しかし、ハンドラと
上焼枠が一体になっているため大型となり、動作制御が
大変であり、メンテナンス作業も困難であった。また、
下焼枠または上焼枠がそれぞれ単独で移動できないた
め、作業能率が向上できなかった。 露光装置のアライメント位置および露光作業位置の
設置位置に係わらず、ワークのより効率的な露光作業が
行えるように真空フレームおよびワークの位置合わせの
改善が望まれていた。
【0016】 露光装置の下焼枠に載置されたワーク
が、各ステージに移動される際にその位置がズレること
があり、次工程位置でワークの位置がズレない構成が望
まれている。この発明は、前述の問題点を解決すべく創
案されたもので、露光装置の設置スペースを小さくで
き、上焼枠は劣化の際に取り替えを容易にし、下焼枠は
ワークの吸着および離脱を適切にでき、ワークの反転装
置はスペースを取ること無くワークを反転および予備位
置決めでき、動作制御およびメンテナンスが容易である
と共に、消費電力が小さく、真空フレームの構成および
ワークの位置決めが能率よくかつ正確にできる露光装置
およびワークの露光方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、この発明は、「下焼枠に保持したワークを適正位置
に移動させ位置決めするアライメント整合台、および、
適正位置を確認する撮像カメラを備える第1アライメン
トステージと、位置決め済みワークを露光する第1露光
ステージと、露光済みワークの表裏を反転する反転ステ
ージと、前記反転ステージで表裏反転した下焼枠上のワ
ークを適正位置に移動させ位置決めするアライメント整
合台、および、適正位置を確認する撮像カメラを備える
第2アライメントステージと、位置決め済みワークを露
光する第2露光ステージを備え、前記第1アライメント
ステージ、反転ステージ、第2アライメントステージを
直線方向に配設し、前記第1および第2アライメントス
テージの各々は、前記直線方向に直行する方向に、第1
および第2露光ステージのそれぞれを配設し、前記第1
および第2露光ステージ間に紫外線照射ステージを備
え、前記第1アライメントステージから第2アライメン
トステージの直線位置には、ワークを搬送するハンドラ
を複数備えており、前記両アライメントステージおよび
露光ステージ間では、ワークを保持して位置決め、搬
送、露光を行う真空フレームの上下の焼枠は、それぞれ
を搬送する搬送手段を備えた露光装置。」として構成し
た。
【0018】また、「両面を露光するワークの一方面を
予備位置決め機構により予備位置決めする第1工程と、
予備位置決め済みワークを下焼枠上に保持し、第1アラ
イメント整合台および撮像カメラにより位置決めを行う
第2工程と、位置決め済みワークを下焼枠ごと上焼枠に
保持し位置決め確認したのち露光位置に搬送して露光を
行う第3工程と、露光済みワークを下焼枠ごと受け取り
搬送手段により第1アライメント整合台上に搬送する第
4工程と、第1アライメント整合台上のワークをハンド
ラにより反転機に受け渡す第5工程と、ワークを受け取
った反転機がワークの表裏を反転すると共に、予備位置
決め機構により予備位置決めする第7工程と、予備位置
決め済みワークを下焼枠上に保持し、第2アライメント
整合台および撮像カメラにより位置決めを行う第8工程
と、位置決め済みワークを下焼枠ごと上焼枠に保持し位
置決め確認したのち露光位置に搬送して露光する第9工
程と、露光済みワークを下焼枠に保持した状態で受け取
り搬送手段により第2アライメント整合台上に搬送する
第10工程と、アライメント整合台上の両面露光済みワ
ークを搬出する第11工程とからなるワークの露光方
法。」として構成した。
【0019】さらに、「前記真空フレームは、分離合体
可能な上下の焼枠からなり、二基の下焼枠と一基の上焼
枠から構成され、上下の焼枠のそれぞれにワークの真空
吸着手段を備え、ワークの位置決め確認作業、および、
露光作業中は、上下の上焼枠がそのいずれかの真空吸着
手段によりワークを挟持し合体して真空フレームとな
り、ワークの位置決め作業、および、露光済みワークの
搬送は、真空フレームが分離し、下焼枠にワークを保持
して行われる真空フレーム装置。」として構成した。
【0020】また、「前記真空フレームは、分離合体可
能な上下の焼枠から構成され、一基の上焼枠と二基の下
焼枠からなり、前記下焼枠は、アライメント作業位置お
よび次作業位置に、それぞれ移転可能に設置されてお
り、前記アライメント作業位置および次作業位置に設置
された下焼枠は、アライメント作業位置では作業終了後
上昇し、搬送手段により次作業位置側に搬送され、次作
業位置では、前記搬送手段により搬送されて来た位置よ
り降下して搬送手段によりアライメント作業位置に搬送
される真空フレーム装置。」として構成した。
【0021】そして、「前記真空フレームの下焼枠をア
ライメント整合台の上にアライメント整合台側の保持手
段により保持する第1工程と、前記下焼枠の上にワーク
を下焼枠側の保持手段で保持すると共に、ワークを撮像
制御手段により認識し、予め記憶しているマスクフィル
ムの位置情報と比較し適正位置にアライメント整合台を
作動させワークを位置決めする第2工程と、前記第2工
程が終了した後、アライメント整合台上の下焼枠は、ア
ライメント整合台の上昇により上焼枠と合体して真空フ
レームとなり、下焼枠はアライメント整合台側と分離し
た状態で再び撮像制御手段によりマスクフィルムとワー
クの位置ズレの確認を行う第3工程と、前記第3工程で
撮像制御手段がワーク位置の適正、不適正を認識し、適
正であれば次工程に、不適正であれば逆戻りして第2工
程から作業を行う第4工程からなるワークの位置決め方
法。」として構成した。
【0022】さらに、「前記下焼枠は、その表面側に設
けたワークの真空吸着用の吸着口から連通して裏面に開
口した供給口に、前記真空吸着手段のホース接続部が設
けられ、前記ホース接続部は、接続部本体と、この接続
部本体内を遊動するボール弁とからなり、前記接続部本
体は、前記下焼枠の供給口に当接する位置に前記ボール
弁の直径より小さく形成した一側開口部と、この一側開
口部の他側に前記ボール弁の直径より小さく形成した他
側開口部を備えるエアポンプのホース接続部構造。」と
して構成した。
【0023】また、「前記下焼枠は、ワーク当接面のワ
ーク吸着用孔に連通する少なくとも2ヵ所に形成した接
続部を備え、前記下焼枠の一方の移動端部に設置したア
ライメント整合台に、前記下焼枠の接続部の到来する位
置に接合部を設けると共に、下焼枠の下面側に吸着保持
する保持手段を備え、前記下焼枠の他方の移動端部に設
置した昇降保持台に、前記下焼枠の接続部の到来する位
置に接合部を設け、前記下焼枠を両移動端部に搬送する
移動手段に、前記下焼枠の接続部の到来する位置に接合
部を設け、前記各接合部は、エアの吸引・排出用のエア
ポンプにそれぞれ接続され、前記下焼枠の接続部は、昇
降保持台、移動手段、アライメント整合台の各位置で
は、各接合部と合致してポンプの吸引排出動作を可能に
したワークの保持離脱構造。」として構成した。
【0024】そして、「前記アライメント整合台は、ワ
ーク当接面にワークの吸引保持手段を備えると共に、下
焼枠のワーク接続部に合致する接合部を備え、前記アラ
イメント整合台は、ワークを保持する下焼枠を各方向に
移動するX,Y,θの各テーブルを備え、前記Xテーブ
ルおよびYテーブルは、平面で直交する一方と他方に移
動自在に設け、前記θテーブルは、垂直線を中心に回動
する方向に回動自在に設け、前記アライメント整合台の
ワーク当接面を上下に移動させる昇降機構とからなるア
ライメント整合台。」として構成した。
【0025】さらに、「前記上焼枠は、枠状のフレーム
と、このフレームに保持される真空吸着用の貫通孔およ
び枠状のシールゴムを有する透光板とから構成され、前
記透光板の貫通孔位置に接続する真空吸引用の接続パッ
トを前記フレームに設けた上焼枠構造。」として構成し
た。
【0026】また、「前記反転ステージは、ワークを載
置して昇降駆動する昇降テーブルと、この昇降テーブル
からワークを受け取り保持してワークの表裏を反転する
反転装置と、前記昇降テーブル上の反転済みワークの予
備位置決めを行うプリアライメント機構とから構成され
た反転ステージ構造。」として構成した。
【0027】そして、「前記反転装置は、ワークを吸着
支持する吸着支持アームと、この吸着支持アームの一端
を支持し回動させる回動支持部と、この回動支持部を往
復移動させる移動機構とからなる反転装置。」として構
成した。
【0028】さらに、「露光済みワークを受け取り保持
し、保持したワークの一端側を基準としてワークの他端
側を垂直方向に立ち上げると共に、基準となる一端側を
水平方向に移動させ、ワークの他端側を水平位置に降下
させることでワークを反転するワークの反転方法。」と
して構成した。
【0029】また、「前記紫外線照射ステージは、紫外
線照射ランプおよび楕円反射鏡からなる光源装置と、こ
の光源装置からの紫外線を所定方向に反射する平面反射
鏡と、前記光源装置からの紫外線の光路に設置される紫
外線の照度分布を整えるフライアイレンズと、前記第1
および第2露光ステージ側に紫外線を切り替え照射する
切替えミラーとを備え、前記光源装置から照射された紫
外線の光軸の方向は、切替えミラーまでは垂直面に沿っ
て進行させ、切替えミラーの作動により光軸の進行方向
を、前記垂直面から所定角度を有する方向に進行させる
紫外線照射装置。」として構成した。
【0030】そして、「前記ハンドラは、ワーク当接側
に形成した平面状の当接部と、この当接部に穿設して取
り付けた吸着パッドを備え、前記吸着パッドの下端が、
当接部と面一もしくは当接面より内側に設けたワークの
吸着保持装置。」として構成した。
【0031】
【作用】この発明は上記のように構成したので以下のよ
うな作用を有している。 (1) 露光装置で露光されるワークは、第1アライメント
ステージ、反転ステージおよび第2アライメントステー
ジ間の直線方向では、ハンドラによって移動し、第1ア
ライメントステージおよび第1露光ステージ間と、第2
アライメントステージおよび第2露光ステージ間とで
は、前記直線方向に直交する方向に、真空フレームの上
下の焼枠のいずれか、または両方に保持されて移動す
る。
【0032】(2) 上下の焼枠で構成される真空フレーム
は、2基の下焼枠と、1基の上焼枠からなり、上下の焼
枠でワークを挟持して真空フレームとしてワークの露光
作業を行っている際、他の下焼枠は、アライメント整合
台上でアライメント作業を行っている。そして、露光作
業が終了した後は、上下の焼枠は分離して、上焼枠は移
動し、アライメント整合台上の他の下焼枠と合体し、適
正位置の確認が行われる。一方、露光位置で分離した下
焼枠は、露光済みワークを載置して次工程側に搬送手段
により搬送される。
【0033】(3) 真空フレームの下焼枠は、アライメン
ト整合台と、次作業位置に設置されており、両下焼枠
は、アライメント整合台および次作業位置を循環すると
共に、上焼枠と合体して真空フレームとなり位置決め確
認、露光作業を行う。
【0034】(4) ワークは、予備位置決め機構により予
備位置決めされた後、ハンドラによりアライメント整合
台上に搬送され、第1アライメント整合台上の一方の下
焼枠に保持される。そして、撮像カメラの撮像により位
置を確認して位置ズレがある場合は、第1アライメント
整合台を作動させ、ワークを適正位置に位置決めする。
また、下焼枠の上に保持されて位置決めが済んだワーク
は、アライメント整合台の上昇により、露光位置から搬
送されて来た上焼枠と合体した状態で撮像カメラにより
再び位置確認がされる。そして、適正位置であれば真空
フレームの状態で露光位置に搬送され、紫外線照射ステ
ージの作動によりワークは露光される。このとき、露光
位置に設置していた他方の下焼枠は、移動手段により第
1アライメント整合台上に設置されており、アライメン
ト整合台上では次のワークの位置決め作業が行われる。
搬送手段は、下焼枠を搬送するとすぐに露光ステージ側
にもどる。
【0035】一方、片面を露光された下焼枠上のワーク
は、搬送手段により保持され第1アライメント整合台に
再び搬送される。このとき、アライメント整合台上の下
焼枠に保持されている次のワークは、位置確認された
後、上焼枠に保持されて露光ステージに搬送されてい
る。第1アライメントステージに到来した露光済みワー
クは、ハンドラにより反転ステージに搬送され、ワーク
の表裏反転が行われる。と共に予備位置決めが行われ
る。さらに、再びハンドラにより第2アライメントステ
ージに搬送される。そして、前記第1アライメントステ
ージおよび露光ステージで行った動作が繰り返され、ワ
ークの他の面が露光される。
【0036】(5) 露光装置の下焼枠は、その透光板の真
空吸着用のボール弁を備えたエアポンプのホース接合部
と当接合致する接続部を備えている。そのため、ワーク
を下焼枠に保持するために、真空吸引動作を行うと、接
続部本体内のボール弁は、接続部本体の他方の開口部近
傍に位置して接続部の吸引動作を行う邪魔になることは
ない。また、ワークを下焼枠から離間させるため、エア
の排出動作を行った場合も同様にボール弁は、他方の開
口部側に位置し、一方の開口部を塞ぐことがない。そし
て、上下の焼枠が合致して上焼枠の真空吸引動作が行わ
れると下焼枠の接続部本体の一方の開口部をボール弁が
塞ぎ、ワークを間に挟んだ状態で上下の焼枠を真空密着
させることができる状態にする。
【0037】(6) 下焼枠に載置しているワークは、下焼
枠のワーク当接面の吸着孔に連通する接続部が、昇降保
持台、搬送手段、アライメント整合台の各接合部に合致
してエアポンプの吸引排気動作を可能とすることで、下
焼枠に保持される。そして、昇降保持台から搬送手段に
下焼枠を受け渡すとき、および、搬送手段からアライメ
ント整合台に下焼枠を受け渡すときに、下焼枠の一方の
接続部側と合致している接合部からエアを吸引してワー
クを下焼枠に保持した後、下焼枠の他方の接続部側と合
致している接合部のエアの吸引を停止する。また、アラ
イメント整合台上に到来した下焼枠は、アライメント整
合台の保持手段により保持され、この時、下焼枠の接合
部と、アライメント整合台の接合部が合致しており、ポ
ンプからのエアの排出を行うことで、下焼枠からワーク
を離脱させることができる。
【0038】(7) アライメント整合台は、ワークを載置
した下焼枠を保持手段により保持して、各X,Y,θテ
ーブルを作動させ、ワークの位置合わせ作業を行う。そ
して、昇降機構により下焼枠ごとワークを上焼枠側に上
昇させ当接させる。また、露光済みワークを下焼枠ごと
移動手段から受け取る場合は、下焼枠を保持している移
動手段がアライメント整合台上に到来した後、昇降機構
によりワーク当接面を上昇させ、ワークを保持している
下焼枠ごと保持手段で保持する。それと共に、接合部を
下焼枠の接続部と合致させ、エアポンプのエア排出によ
り、ワークを下焼枠から離脱する。
【0039】(8) 露光装置の上焼枠は、その透光板を支
持するフレームに真空吸着する吸引パットを設けている
ため、このフレームを透光板から離間させるフレームお
よび真空吸着パットが容易に透光板から取り外すことが
できる。 (9) 反転ステージでは、ハンドラからワークを昇降テー
ブルが上昇して受け取ると共に、下降して反転装置に受
け渡す。そして、受け取ったワークは、反転装置で表裏
が反転された状態で、プリアライメント機構により予備
位置決めが行われる。
【0040】(10)反転装置は、回動支持部を回動させワ
ークを保持している吸着支持アームを垂直方向に立ち上
げると共に、移動機構により一端から他端側に回動支持
部を所定間隔水平移動させる。そして、移動他端に到来
した回動支持部は、さらに回動支持部を回動させ、ワー
クを表裏反転した状態で昇降テーブルにワークを載置す
る。
【0041】(11)紫外線照射ステージの光源装置から照
射された紫外線の光軸は、平面反射鏡、フライアイレン
ズを介して切替えミラーに進む、したがって、光源装置
から切替えミラーまでの光軸の進行方向は、垂直面に沿
って進むこととなる。そして、垂直面に沿って進んでき
た光軸を、切替えミラーを作動させ、その垂直面から所
定角度を有する方向に反射して光軸の方向を三次元方向
に導くため、決められたスペースで両露光ステージに紫
外線を適切に導いている。
【0042】(12)ハンドラは、ワークの吸着面を平面状
の当接部が当接するように形成しているため、ワークの
厚みに係わらずワークを変形することなく吸着保持する
ことができる。 (13)下焼枠は、アライメント整合台上に一基が配置さ
れ、次作業位置(露光装置の構成により露光位置、ある
いは搬出位置)に他の一基が配置されている。また、ア
ライメント整合台上の下焼枠は、ワークを保持した状態
でアライメント整合台に保持される。そして、アライメ
ント作業が行われた後、アライメント整合台の上昇に伴
って上昇し、ワークを保持した状態で下焼枠がアライメ
ント整合台から離脱し、搬送手段によって次作業位置に
搬送される。一方、次作業位置の下焼枠は、移動手段に
よってアライメント整合台側に搬送される。したがっ
て、二基の下焼枠が、アライメント整合台および次作業
位置を循環している。
【0043】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、全体の構成を示す原理図。図2は、露
光装置全体を示す平面図、図3は、露光装置の全体を示
す正面図、図4は、露光装置の側面図である。図1およ
び図2で示すように、露光装置1の各ステージの配置位
置は、搬入ステージA、第1アライメントステージB,
反転ステージD、第2アライメントステージEおよび搬
出ステージGを直線状に配設している。そして、搬入ス
テージAから搬出ステージGまでの直線状の配置に対し
て直交する方向で、第1露光ステージCを、第1アライ
メントステージに隣接して配置し、第2露光ステージF
を、前記第2アライメントステージEに隣接して配設し
ている。なお、紫外線照射ステージHは、第1露光ステ
ージCと第2露光ステージFの間に隣接して配設してい
る。
【0044】図1ないし図3で示すように、前記搬入ス
テージAには、ワークの予備位置決めを行うプリアライ
メント機構3および載置ローラ2が設置されている。そ
して、第1アライメントステージB(第2アライメント
ステージE)には、アライメント整合台10(60)お
よび一方の下焼枠24(44)が設置されている。ま
た、露光ステージCには、大反射鏡20a(70a)
と、上焼枠23(43)と、他方の下焼枠24(44)
と、この他方の下焼枠24(24)を載置している移動
手段26(46)と、昇降保持台21(21)とが配置
されている。さらに、反転ステージDには、反転装置5
0と、昇降テーブル51と、予備位置決めを行うプリア
ライメント機構63とを備えている。そして、紫外線照
射ステージは、光源装置33および紫外線を所定方向に
導く光学系を備えている。
【0045】また、図1で示すように、各ステージにワ
ークWを移動する手段は、搬入ステージAから直線状に
設けた搬出ステージGに沿って設けた複数(図面では4
ヵ所)のハンドラ15、25、65、75と、第1・第
2アライメントステージB・Eおよび第1・第2露光ス
テージC・F間のそれぞれに設置した2基の下焼枠2
4、24・44、44および上焼枠23・46と、前記
上下の焼枠を搬送する搬送手段28(48)および移動
手段27(47)とを備えている。
【0046】つぎに、各構成の詳細を順次述べる。図1
2に示すように、前記ハンドラ15…の構成は、支持ア
ーム17に昇降ガイドバー15jが昇降駆動部16を介
して昇降自在に保持されており、前記昇降ガイドバー1
5jの下端に保持部15kおよび水平ガイドバー15m
を介して吸着部15a,15a(25a,25a,65
a,65a,75a,75a)が設けられている。そし
て、前記ハンドラ15…の移動は、図3および図4で示
すように、搬入ステージAから搬出ステージGまでの直
線方向に沿って設けた搬送溝4、5に沿って行われる。
【0047】そして、図13および図14で示すよう
に、ハンドラの各吸着部15a、15a(25a…)の
構成は、箱状の本体部15hと、この本体部15hの下
面側取付穴に設けた開口15b′を有する複数の吸着パ
ッド15bと、これら吸着パッドの開口15b′に一端
側を連通した空気通路15cと、この空気通路15cの
他端に設けられた吸引ホース15eの取付部15dとか
ら成る。また、前記吸着パッド15aのワーク接続面側
は、本体部15h下面と同一面状になるように吸着パッ
ド15bが併設されており、この吸着パッド15bは、
ゴム、合成ゴム、などの弾性部材から構成されている。
そして,本体部15hの下面は平面状に形成されたワー
クWの当接部15fを構成している。
【0048】したがって、前記構成の吸着部15a、1
5aにより真空吸着されるワークWが薄い場合、各吸着
パッド15bが真空吸着しても、本体部15hの当接部
15fの平面がワークWに当接し,この当接部15fよ
り内側あるいは下面と同一面に、吸着パッド15bの開
口下端部分があるため、吸引の強さでワークWを変形さ
せることがない。なお、吸着部15aは、吸着パッド1
5bを設けなくとも、この吸着パッド15bを設けてい
る本体部15hの取付穴の高さ寸法を短くすることで、
ワークを変形することなく吸着できる構成としても構わ
ない。また、吸着部15a,15aの取付間隔は、前記
水平ガイドバー15mを保持部15kに伸縮自在に設け
ているため、水平ガイドバー15mを伸縮することで調
整可能としている。
【0049】つぎに、図2で示すように、前記載置ロー
ラ2の構成は、複数の送りローラ2aと、この送りロー
ラ2aを支持する支持部2bと、前記送りローラ2aを
モータの回転により駆動する伝達部(図示せず)とから
なる。したがって、搬入ストッカ(図示せず)から送ら
れて来たワークWを載置ローラ2上の所定位置に設置す
るため、この載置ローラ2をモータで作動させ、ワーク
Wを送りローラ2aで送り、センサーの感知によりモー
タの作動を止め、常に所定位置でワークWが停止するよ
うにしている。また、前記載置ローラ2の所定位置には
ワークWの予備位置決め(プリアライメント)を行うプ
リアライメント機構3が設置されている。このプリアラ
イメント機構3は、反転ステージDに設置されているも
のと同じ構成であるため後述する。
【0050】図3で示すように、第1アライメントステ
ージBおよび第2アライメントステージEには、共にア
ライメント整合台10(60)およびワークWの位置確
認を行う撮像手段(撮像カメラ)としてのCCDカメラ
22(82)とを備えている。
【0051】前記アライメント整合台10(60)の構
成は、図3および図5で示すように、平面上の直交する
一方向に移動させるXテーブル11と、平面上の直交す
る他方向に移動させるYテーブル12と、垂直線の周り
を回動するθテーブル13および垂直方向に上下動でき
る昇降機構としてのZ軸部14とからなる。そして、図
6で示すように、前記Xテーブル11には、下焼枠24
をXテーブル上に保持できるように、真空吸着用の保持
手段9および、下焼枠24の一方の接続部45(図9参
照)に合致する接合部9aを有している。なお、アライ
メント整合台10は、Z軸部14を作動させない場合の
ワークWの当接面位置は、後述する移動テーブル26の
ワーク当接面位置よりレベルが低くなるように構成され
ている。
【0052】前記保持手段9は、図6で示すように、テ
ーブルの上側に設けた吸着溝7と、この吸着溝7を取り
囲む位置で枠状に設けたシールゴム8とを備えている。
そして、図示しないエアーの吸引・排出を行うエアーポ
ンプに接続ホース(図示せず)を介して前記吸着溝11
に連通されている。なお、保持手段9の吸着溝7は、そ
の代わりに複数の開口孔としても構わない。
【0053】また、図6で示すように、前記接合部9a
は、下焼枠24が到来して、前記Xテーブル11上に下
焼枠が保持できるように、Xテーブルの上面レベルから
やや下側位置で、Xテーブルの側面に設けられている。
そして、接合部9aは、上面に環状のゴムパッドを備
え、図示しないエアーの吸引・排出動作を行うエアーポ
ンプにホースなどで連結されている。
【0054】また、Xテーブル11の左右には、発光テ
ーブル6、6が設置されている。この発光テーブル6、
6は、ワークに設けた位置合わせ孔(図示せず)と、マ
スクフィルムの位置決めマークの状態をCCDカメラ2
2(62)で撮像するときの照明用の光を発し、より確
実に確認できるようにするものである。
【0055】前記ワークWの適正位置を確認するCCD
カメラ22(82)は、図3および図4で示すように、
アライメント整合台10(60)の上側で支持バー22
a(82a)に設置されている。そして、このCCDカ
メラ22(82)は、ワークWの大きさが変わっても、
ワークWの大きさに合わせて、支持バー22aでの設置
位置を変えることで、各CCDカメラ22の距離を調整
できる構成としている。また、CCDカメラ22の設置
位置は、図面上は横並び位置に設置されているが、支持
バーを平行に2本取り付け、各支持バーの反対側端部に
CCDカメラを取り付け、対角線上に設置する構成とし
ても構わない。
【0056】なお、CCDカメラ22で写すワークWと
マスクフィルムMとの整合状態は、図3で示すモニター
84で写し出される。そして、図5で示すように、ワー
クWの位置決めマーク(貫通孔)の適正位置の判断は、
予め制御部86に入力されている記憶データと、CCD
カメラ22で撮像したワークWの位置決めマークの位置
ズレを比較することで行われる。さらに、位置ズレが存
在する場合は、作動制御部87からの信号により、各
X,Y,θテーブル11、12、13を作動させ位置ズ
レを補正する構成としている。
【0057】また、アライメント作業の終了後、上下の
焼枠23、24でワークWを保持した状態で、マスクフ
ィルムMとワークWの位置確認を再びCCDカメラ22
により行う構成としている。したがって、真空フレーム
となった状態でワークWは位置ズレがない状態で露光さ
れることになる。
【0058】図3および図4で示すように、紫外線照射
ステージHの構成は、紫外線ランプ31および楕円反射
鏡32からなる光源装置33と、この光源装置33から
の紫外線を所定方向に反射する平面反射鏡34と、この
平面反射鏡34で反射した紫外線の照度を整えるフライ
アイレンズ35と、このフライアイレンズ35からの紫
外線を両露光ステージC,Fの大反射鏡20a,70a
に切り替えて反射する切替えミラー36とから成る。
【0059】そして、図5で示すように、紫外線照射ス
テージHの光源装置33から照射される光軸の方向(矢
印で示す)は、平面反射鏡34の傾斜角度α1 を25度
に設定し、光源装置33からの光軸の方向が平面反射鏡
34から切替えミラー36に立ち上がる角度α2 を50
度になるように設定している。したがって、図15で示
すように、露光ステージCの大反射鏡20aから反射す
る光は垂直方向に落下してワークWを露光する。なお,
光を反射する反射鏡などは,所望の紫外線のみを反射す
るコールドミラーで構成すると,紫外線ランプから発す
る不必要な赤外線などを除くことができる。
【0060】つぎに、図2ないし図3で示すように、第
1露光ステージCおよび第2露光ステージGには、おの
おの上部位置に大反射鏡20a(70a)を備えてい
る。そして、図6で示すように、前記大反射鏡の直下に
上焼枠23(43)がアライメントステージB側に移動
可能に配置されている。また、二基ある内の一基の下焼
枠24が、移動手段としての移動テーブル26(46)
に載置されている。さらに、前記移動テーブル26に露
光済みワークWを受け渡す昇降保持台21(21)が移
動テーブルの直下に設置されている。そして、この移動
テーブル26は、図1および図7で示すように、アライ
メントステージB(E)と露光ステージC(F)間を、
移動機構27により移動自在に設置されている。
【0061】図6および図7に示すように、前記移動テ
ーブル26の構成は、コの字形の載置台26aと、この
載置台26aを支持する支持台26cと、前記載置台2
6aの内側位置に設けた、下焼枠24の接続部45に合
致する接合部26eとからなる。そして、前記接合部2
6eは、環状のゴムパッドを上面側に備え、図示しない
エアーの吸引・排出動作を行うエアーポンプにホースな
どで連結されている。
【0062】また、前記移動テーブル26は、露光ステ
ージBおよびアライメントステージC間に沿って設けた
エアーシリンダ27aおよびリニアガイド27b、支持
台26cの車輪などの移動機構27により両ステージ
C,B間を往復移動するよう構成されている。なお、前
記移動テーブル26の移動に伴い、昇降保持台21は、
降下した状態では、支持台26cより低い位置になるよ
うに設置されているため、移動テーブル26の移動を妨
げることはない。
【0063】また、図15および図6で示すように、前
記昇降保持台21の構成は、焼枠載置テーブル21a
と、この焼枠載置テーブル21aを昇降駆動するシリン
ダ装置21bと,前記焼枠載置テーブル21aの中央位
置に形成した一方の切欠部21cから横方向に突設した
接合部21dとを備えている。そして、前記接合部21
dは、上面に環状のゴムパッドを備え、図示しないエア
ーの吸引・排出動作を行うエアーポンプにホースなどで
連結されている。また、この結合部21dの設置位置
は、前記Xテーブル11の接合部9aの位置と離間した
同位置に設置されている。そのため、後述する下焼枠2
4が移動しても下焼枠24の接続部45と各接合部9
a,21dが当接合致できるように構成されている。な
お、各接合部9a…は、下焼枠の当接部の突設寸法によ
って設置高さを決めている。
【0064】図9ないし図11で示すように、前記下焼
枠24の構成は、ワークWを載置する複数の貫通孔24
bを備える透光板24aと、この透光板24aに重ねて
取り付けた給出入孔24dを形成した透光板24eとか
ら成る。そして、前記透光板24aには、各貫通孔24
bからの空気の流出入ができるように溝部24cが形成
されている。また、前記透光板24eの給出入孔24d
の位置には、前記接続部45が複数(図面では2ヵ所、
図7参照)に設けられている。この接続部45、45
は、前記した各位置の接合部9a、21d,26eと下
焼枠が移動するごとに当接合致する。
【0065】前記下焼枠24の接続部45の構成は、図
9ないし図11で示すように、ボール弁45bが自由に
移動できる空間を備える接続部本体45aと、この接続
部本体45aの下部側に設けたボール弁45bの直径よ
り小さな径で形成された複数の開口孔45cとからな
る。そして、前記接続部本体26aの下部には、ボール
弁45bが納まる凹部45dが形成されている。
【0066】一方、上焼枠23は、図7で示すように、
上焼枠23の左右位置に、取り付け部23n,23nを
介してエアーシリンダ28aおよびリニアガイド28b
などの移動機構28により接続されてアライメントステ
ージBおよび露光ステージC間を移動するように設けら
れている。
【0067】そして、上焼枠23の構成は、図8で示す
ように、透光板23aと、この透光板23aを挟持する
上下の枠体23b,23cとから成る。また、前記透光
板23aの縁側には、ワークWを真空吸着するための貫
通孔23e、23eが穿設されており、ワーク当接面に
は、枠状に取り付けたシールゴム23dを有している。
なお、マスクフィルムMを真空吸着するための吸着溝2
3f(図9参照)などの吸着機構をワーク当接面の透光
板23aおよび枠体23b側に備えている(ガラス乾板
を使用する場合は、マスクフィルムMの吸着機構は必要
ない)。
【0068】また、図8および図9で示すように、前記
枠体23bには、真空吸着用の接続パット40、40
が、取付アーム40aを介して取り付けられている。こ
の接続パット40、40は、枠体23bで透光板23a
を挟持した際、前記透光板23aの貫通孔23e,23
eに到来する位置に設置されている。そして、接続パッ
ト40、40に連結されているホース41、41は、前
記枠体23b側に取付具(図8参照)を介して取り付け
られている。また、図9で示すように、接続パット40
は、透光板23aに当接するゴムなどの弾性部材で形成
した当接部と、この当接部40bを支持する部分にスプ
リング40cが取り付けられている。なお、上下の枠体
23b、23cは、図示しない蝶番とは反対側端部に設
けた手回しボルトなどで止め付けられている。また、ホ
ース41、41は、上枠体23b内に収納される構成と
しても良い。
【0069】したがって、透光板23aを取り替える場
合は、手回しボルトを外せば、上枠体23bが蝶番を支
点に上昇して開口できるため、透光板23aをスライド
して外し、所望の透光板23aを入れ換えることがで
き、容易に交換可能である。なお、マスクフィルムM
は、透光板23aの吸着溝23fにより吸着する構成と
しているが、透光板23aにテープなどで止め付ける構
成としても構わない。
【0070】上記したように、上下の焼枠23、24
は、その真空吸着手段の接続部45などの構成により、
次のように、ワークWが位置ズレが最小限で各ステージ
間を移動し、上下の焼枠23、24に保持でき、あるい
は、強制的に離脱することができる。
【0071】図6および図9で示すように、アライメン
ト整合台10側の接合部9aからの吸引動作を停止する
とほぼ同時に、上焼枠23の接続パッド40を介して真
空吸引すると、矢印で示すように透光板23aおよびシ
ールゴム23d下焼枠24で囲まれた空間の空気が吸引
される。このとき、下焼枠24の接続部45のボール弁
45bが、透光板24eの貫通穴24d側に吸い上げら
れ、貫通穴24dを塞ぐことで、前記空間の吸引が達成
でき、ワークWを上焼枠23と下焼枠24間に挟持可能
とする(アライメントステージBから露光ステージCに
移動の際)。
【0072】そして、露光ステージCから移動テーブル
にワークが受け渡される場合は、つぎの手順による。図
5および図10で示すように、昇降保持台21が上昇
し、その接合部26eを下焼枠24の一方の接続部に当
接合致させた後、上焼枠23の真空吸着動作を中止す
る。と同時に接合部21d側が吸引を開始すると、図1
0で示すように、接続部45のボール弁45bが透光板
24dの貫通穴24dから解放され降下し、矢印で示す
ように空気が、接続部本体45aの開口孔45cを介し
て吸引される。そして、ボール弁45dは、接続部本体
45aの凹部45dに嵌合して吸引動作を邪魔すること
がない。そのため、ワークWは、矢印で示す吸引動作に
より、下焼枠24の透光板23に吸着保持される。
【0073】また、昇降保持台21から移動テーブル2
6に下焼枠24を受け渡す場合は、昇降保持台21が降
下して移動テーブル26の接合部26eが下焼枠24の
他方の接合部(図示せず)に当接合致した瞬間に接合部
26e側からエアーの吸引を行うと共に、今までエアー
の吸引を行っていた昇降保持台21の接合部21dのエ
アーの吸引を停止することによって行われる。
【0074】さらに、移動テーブルが移動後、下焼枠2
4を再びアライメント整合台10に引き渡すと共に、下
焼枠24からワークWを離脱させる場合は、図6に示す
ように、移動テーブルが下焼枠24を保持した状態でア
ライメント整合台10の位置に到来する。そして、アラ
イメント整合台10のZ軸部14を上昇させる。そし
て、Xテーブル11の保持手段9にワークの下面側が当
接すると共に、接合部9aに下焼枠24の一方の接続部
が当接合致したとき、移動テーブル26側の接合部26
eの吸引動作を停止するとほぼ同時に、保持手段9の吸
引動作を行い、さらに接合部9eからエアーの吹き出し
を行う。
【0075】したがって、図11の矢印で示すように、
送り込まれたエアーは、開口孔45cから透光板24e
の貫通穴24dを経て、透光板24aの各貫通孔24b
から噴出し、ワークWを透光板24eから強制的に離脱
させることができる。なお、上記エアーポンプのエアー
の吸引・吹き出し動作、および、各位置での切換え動作
は、図示しない電磁弁の作動により行われる構成として
いる。また、ステージB,C間とステージE,F間のワ
ークWの移動、位置決め、露光するための構成は同じで
あるため、ステージE,F間の説明は省略する。
【0076】また、露光作業がクリーンルームで行われ
るため、常に除湿されている状態となり、乾燥しすぎる
と、マスクフィルムM上面が変形破損の原因になると共
に、静電気が発生し易くなり、露光装置にとって、ま
た、ワークの受け渡し時の不具合を起こす原因となる。
そのため、図示してはいないが、各露光ステージC,F
には、加湿器のノズルを突出させており、適切な湿度を
保つように構成されている。そして、露光位置では、光
源装置からの紫外線その他の光線(赤外線など)などに
より、上焼枠側が熱を持つため、マスクフィルムの変形
が起こり易い。そのため、上焼枠側を冷却するため、冷
風を吹きつける構成としている。さらに、静電気による
弊害を除去するために、帯電防止の手段を備えている。
【0077】帯電防止手段としては、イオン化された空
気を吹きつける構成としている。すなわち、露光ステー
ジ側に向かって、ノズル(図示せず)を設置し、このノ
ズルからプラスとマイナスのイオン化された空気を吹き
つけることで、マスクフィルムMおよびワークの密着に
よる静電気が帯電されているものを中和することができ
る。
【0078】次に、反転ステージDの構成および動作を
説明する。アライメントステージBから反転ステージD
にハンドラ25により搬送されたワークWは、表裏が反
転装置50により反転される。図16および図17で示
すように、反転ステージDの反転装置50の構成は、ワ
ークを吸着支持する吸着パッド52aを有する支持アー
ム52と、この支持アーム52の基端を取付板53を介
して回動自在に支持する回動支持部54と、この回動支
持部54を回転駆動させる駆動モータ55と、前記回動
支持部54および駆動モータ55を載置する支持台56
と、この支持台56などを所定方向に移動させる移動機
構としてのラック58、ピニオンおよびその駆動モータ
57、ガイド59とから成る。
【0079】また、図16に示すように、前記反転装置
50の両側には、昇降テーブル51、51が配置されて
いる。この昇降テーブル51は、ワークWの載置テーブ
ル51dと、この載置テーブル51dを昇降駆動する駆
動装置51cとから構成されている。そして、前記載置
テーブル51dは、その上にワークWを載置した際、ワ
ークWの予備位置決めをプリアライメント機構63が行
えるように、所定位置に溝部51a,51bを形成して
いる。この溝部51a,51bは、プリアライメント機
構63の各押動装置61、62の押動突起61a,62
aの数に対応して形成されている。なお、載置テーブル
51dは、予備位置決めおよびワークの載置が可能であ
れば、形状を問うものではない。
【0080】前記プリアライメント機構63は、図1
6、図19および図20で示すように、ワークWを四方
からワーク中心方向に押動する押動装置61、62を備
えている。前記押動装置61は、図19で示すように、
ワークWの厚みに対応してワークを押動する押動部分
と、この押動部分を移動させる移動機構部分とから構成
されている。そして、前記押動部分は、基台61e上に
左右対称に設けた、ワークWに当接して押動する押動突
起61aと、この押動突起61aを支持する支持板61
bと、この支持板61bを回動自在に留め付ける支持ピ
ン61cと、前記支持板61bの後部側に設けたスプリ
ング61dとから構成されている。
【0081】また、前記移動機構部分は、基台61eを
支持する両脚部を有する架台61nと、この架台61n
の一方の脚部に設けた車輪部61pと、他方の脚部に設
けた駆動連結部61qとを備えている。そして、この駆
動連結部61qは、ガイド棒61fを摺動自在に保持し
ている。さらに、前記ガイド棒61は、このガイド棒6
1の両端に立設した支持部61g,61hに支持されて
いる。また、前記架台61nの他方の脚部先端は、タイ
ミングベルト61kに接続されている。そして、このタ
イミングベルト61kは、駆動モータ61jを備える一
方のプーリと、他方のプリー61mの間に懸け渡されて
いる。
【0082】したがって、駆動モータ61jが、駆動し
てプーリを回転させタイミングベルト61kを駆動させ
ると、このタイミングベルト61kの駆動にしたがっ
て、押動部分がワークW側に移動し、駆動モータ61j
の反転駆動によりタイミングベルト61jは、反転する
ため、押動装置61の押動部分がワークWから離間する
方向に移動する。
【0083】また、押動突起61aを支持している支持
板61cが回動自在に取り付けられ、その支持板61c
の後部側にスプリングが伸長方向に付勢されている。そ
のため、ワークWの厚みが薄い場合でも、押動突起61
aがワークを押動する際に、ワークWを必要以上の力で
押して変形させることはない。
【0084】なお、図19で示す61rは、押動突起6
1aの突出レベルがワークWの予備位置決めの動作以外
で邪魔な場合に、基台61eを上下動させるためのシリ
ンダ装置である。
【0085】また、押動装置62は、図20で示すよう
に、基台62eの支持板62b、スプリング62dおよ
び押動突起62aが、一つだけの構成としている以外
は、前記押動装置61と同じ構成のため、説明は省略す
る。なお、押動装置62の各アルファベットを付した符
号は、押動装置61の各アルファベットの符号と対応し
ている。
【0086】上記したプリアライメント機構63は、搬
入ステージAの所定位置に設置されるものと同じ構成と
している。そして、図2で示すように、搬入ステージA
のプリアライメント機構3は、その押動装置3a,3b
および押動装置3c,3dが上記した押動装置61、6
1、62、62と同じ構成に形成されている。また、設
置位置により押動装置61、3a…は、対面する押動装
置61、3a…の駆動源を共有した構成とし、対面する
押動装置61…の各プーリに掛け渡したタイミングベル
トに架台の一端をそれぞれ取り付けた構成としてもよ
い。
【0087】なお、各ステージの作動開始・終了および
ワークWの移動開始・終了、設置位置などは、図示しな
い各種センサにより行われており、また、各装置の動作
を制御する制御部は、予め入力された装置全体のプログ
ラムおよび加工データのプログラムなどを、図2で示す
キーボードから入力して記憶部に記憶している。
【0088】上記した露光装置1を使用してワークWの
表裏面を露光する際は、つぎの手順による。はじめに、
図1および図2で示すように、ワークWの流れ、およ
び、作業位置の関係を説明する(なお、ワークW1 から
ワークW6 は、ワークWの搬入順序を示すが図面ではW
としてのみ図示する)。ワークW1 は、搬入ステージA
で予備位置決め後、ハンドラ15により第1アライメン
トステージBに搬送される(矢印(イ)で示す)。そし
て、第1アライメントステージBでアライメント作業中
に、次のワークW2 が搬入ステージAに配置される。
【0089】アライメントが終了したワークW1 は、露
光ステージCに搬送される(矢印(ロ))。そして、搬
入ステージのワークW2 は、ハンドラ15により第1ア
ライメントステージBに搬送され(矢印(あ))、アラ
イメント作業が行われる。
【0090】このとき、搬入ステージにはワークW3
配置され予備位置決めされる。そして、露光ステージB
で露光されたワークW1 は、移動テーブル26により第
1アライメントステージBに搬送されると共に、第1ア
ライメントステージBに位置しているアライメント済み
ワークW2 が、露光ステージCに搬送される(矢印
(い))。
【0091】第1アライメントステージに戻った露光済
みワークW1 は、ハンドラ25により反転ステージDに
搬送される(矢印(ニ))。そして、次のワークW
3 は、ハンドラ15により第1アライメントステージに
搬送されアライメント作業が行われる。このとき、第1
露光ステージCでは、ワークW2 が露光された後移動テ
ーブル26に載置される。
【0092】一方、反転ステージに搬送されたワークW
1 は、表裏が反転され(矢印(ホ))、予備位置決めさ
れた後、ハンドラ65により第2アライメントステージ
Eに搬送される(矢印(ヘ))。また、搬入ステージA
には、ワークW4 が配置されている。
【0093】そして、露光済みワークW2 は、第1アラ
イメントステージBに搬送される(矢印(う))と共
に、アライメント済みワークW3 は、第1露光ステージ
Cに搬送される。さらに、第1アライメントステージB
のワークW2 は、ハンドラ25により反転ステージDに
搬送される(矢印(え))と共に、搬入ステージのワー
クW4 が、第1アライメントステージBにハンドラ15
により搬送される。
【0094】また、ワークW1 は、アライメント作業
後、第2露光ステージに搬送される(矢印(ト))。そ
して、ワークW2 は、表裏反転され(矢印(お))、予
備位置決めされた後、第2アライメントステージEに、
ハンドラ65により搬送される(矢印(か))。このと
き、ワークW5 が搬入ステージAに配置される。ワーク
3 は、露光後、移動テーブル26により第1アライメ
ントステージBに搬送され、アライメント済みワークW
4 は、第1露光ステージCに搬送される。
【0095】ワークW1 は、露光後、第2アライメント
ステージEに搬送され(矢印(チ))、アライメント済
みワークW2 は、第2露光ステージEに搬送される(矢
印(き))。そして、第1アライメントに位置するワー
クW3 は、ハンドラ25により反転ステージDに搬送さ
れると共に、搬入ステージAに位置しているワークW 5
は、第1アライメントステージにハンドラ15により搬
送される。
【0096】また、第2アライメントステージに位置す
るワークW1 は、ハンドラ75により搬出ステージGに
搬送され(矢印(リ))、反転ステージのワークW
3 は、第2アライメントステージEに搬送される。この
とき、搬入ステージAには、ワークW6 が配置される。
このように順次各ステージにワークWを位置決め、搬
送、露光などの作業をしながら、ワークの表裏を露光し
ていく。なお、ワークWの各位置での作業が的確に行わ
れない場合は、図3および図4の符号89で示す表示灯
が点滅あるいは、警報をならし異常を知らせる構成とし
ている。
【0097】このように、各ステージでは、常にワーク
が作業されており、生産性を高めることができる。つぎ
に、各ステージの各装置の作動を説明する。図2で示す
ように、搬入ステージAのワークWは、載置ローラ2が
駆動モータの駆動により回転してワークWが所定位置に
設置される。そして、ワークWが、所定位置に到来する
と、搬入ステージAの各載置ローラの間に設置されたプ
リアライメント機構3の押動装置3c,3d、3a,3
bは、ワークWの中心点に向かって、ワークWの四方か
ら押動する。そのためワークWは、中心点側に予備位置
決めされる。ワークの予備位置決めが終了した時点で、
必要があれば、各押動装置の押動突起部分をシリンダ装
置61r…の駆動により降下させる(図19、図20参
照)。
【0098】ワークの予備位置決めが終了すると、ハン
ドラ15は、降下しての吸着部15aにワークWを吸着
して上昇し、アライメントステージBにワークWを搬送
する。そして、ハンドラ15が降下して吸着部15a
が、ワークWを、アライメント整合台10上の一方の下
焼枠24の上に載置する。
【0099】下焼枠24に載置されたワークWは、下焼
枠24に真空吸着されて保持され(図10参照)、図5
で示すように、CCDカメラ22によりワークWの位置
決めマーク(貫通孔、図示せず)が撮像される、このと
き、アライメント整合台10に設置した発光テーブル
6,6が黄色の光を発して、ワークWの位置決めマーク
の確認を正確かつ容易にしている(図6参照)。図5で
示すように、CCDカメラ22により撮像されたワーク
の位置決めマークは、制御部86で確認される。
【0100】そして、位置ズレが無い場合は、露光ステ
ージCに位置している上焼枠23が、アライメント整合
台10の位置に移動機構28により搬送されて来る。上
焼枠23がアライメント整合台10上に到来すると、図
5で示すように、アライメント整合台10のZ軸部14
が仮想線で示すように、下焼枠24を上昇させて、上焼
枠23とワークWを当接させ、下焼枠24側の真空吸着
を解除する。そこで、上焼枠23の真空吸着作動によ
り、下焼枠24およびワークWを真空吸着する(図9の
状態)。
【0101】CCDカメラ22は、ワークWが上下の焼
枠23、24で固定された状態で再度位置ズレの確認を
行い、適正であれば、上焼枠23の移動機構28により
露光ステージCにワークWおよび下焼枠24ごと搬送す
る。
【0102】なお、上下の焼枠23、24でワークWを
保持した後に、位置ズレが生じた場合は、Z軸部14が
上昇して下焼枠24を保持(ワークも保持)する。そし
て、上焼枠23の真空吸着を解除すると共に、アライメ
ント整合台10のZ軸部14を降下させ、上焼枠23を
露光ステージCに移動手段で移動させ、再びアライメン
ト作業をCCDカメラ22を介して行う。
【0103】一方、図5で示すように、露光ステージに
配置している移動テーブル26は、他方の下焼枠24を
載置台26に載置しており、移動機構27により第1ア
ライメントステージBのアライメント整合台10側に、
その他方の下焼枠24を搬送する。そして、移動テーブ
ル26は、再び、露光ステージC側に移動機構27によ
り搬送される。
【0104】なお、移動テーブル26からアライメント
整合台10に下焼枠24を受け渡す場合は、移動テーブ
ル26に載置されたワークの下面位置より、アライメン
ト整合台10のワーク載置面位置のレベルが低く設置さ
れているため、移動テーブル10に載置されたワークW
が、アライメント整合台10の直上に移動された後、ア
ライメント整合台10は、Z軸部14をやや上昇させワ
ークをXテーブルの保持手段9などにより下焼枠24を
吸着保持する。そして、アライメント整合台10がやや
上昇している間に、移動テーブル26は、再び、露光ス
テージC側に搬送されて行く。移動テーブル26が移動
すると、アライメント整合台10は、Z軸部14を降下
させて次のワークWの到来を待機している。
【0105】つぎに、ワークがアライメントステージB
から露光ステージCに移動すると、紫外線照射ステージ
Hの光源装置33から紫外線が照射される。そして、図
4および図15で示すように、紫外線は、反射鏡34、
フライアイレンズ35および切替えミラー36を介して
大反射鏡20aに導かれる。さらに、大反射鏡20aか
ら垂直光が、上下の焼枠23、24で挟持されているワ
ークWに照射して露光作業が行われる。したがって、光
源装置から照射された光軸の方向は、切替えミラー36
までは、垂直面に沿って進行し、切替えミラー36から
は、垂直面から角度をもって進行する。そのため、光源
装置33からワークWまでが、狭い範囲に収納されてい
ても、投射露光を可能としている。
【0106】図5で示すように、ワークWの一方面が露
光されると、露光ステージCに位置している昇降保持台
21の焼枠載置テーブル21aがシリンダ装置21bの
作動により上昇して下焼枠24の下面側に当接する。そ
して、上焼枠の真空吸着が解除され、ワークWは、下焼
枠24に真空吸着された状態で(図9から図10の状
態)、焼枠載置テーブル21aがシリンダ装置21bの
作動により降下し、移動テーブル26の載置台26aに
受け渡される。さらに、移動テーブル26は、下焼枠2
4を載置した状態で、移動機構27により再びアライメ
ントステージBに移動する。移動テーブル26により搬
送されるワークWを保持した下焼枠24は、移動機構2
7により、アライメント整合台10のXテーブル11上
の所定位置に常に搬送される。
【0107】Xテーブル11上に到来した下焼枠24
は、Xテーブル11の保持手段9により下焼枠24を保
持する。そして、下焼枠24に真空吸着されているワー
クWは、下焼枠24の接続部45と当接合致している接
合部9a側から、エアーを吹き出すことにより、(図1
1参照)下焼枠24の透光板24aから離脱する。その
後、ワークWは、ハンドラ25により反転ステージに搬
送される。なお、ワークWがズレることなく真空吸着さ
れた状態での各ステージ間に受け渡される詳細は、前記
したので省略している。
【0108】つぎに、図18(a),(b),(c)で
示すように、反転ステージDに到来したワークWは、ワ
ークを保持しているハンドラ25が降下し、上昇してき
た昇降テーブル51の載置テーブル51dに受け渡す。
そして、ワークWを載置した昇降テーブル51が降下
し、反転装置50の支持アーム52の吸着パッド52a
にワークWを吸着させることで受け渡す(図18(a)
の状態)。
【0109】そして、支持アーム52を支持する回動支
持部54を駆動モータ55の駆動により回動させ、ワー
クを保持したまま支持アーム52を直立させると共に、
ガイド59およびラック58に沿って、駆動モータ57
の駆動によりピニオン57を回転させて、全体をラック
58の一端から他端側まで移動させる(図18(b)か
ら(c)の実線状態)。
【0110】さらに、移動端部で連続して駆動モータ5
4を駆動させ、ワークWを保持している支持アームを矢
印の方向に回動させ、昇降テーブル51の載置台51d
に表裏反転したワークWを載置して、支持アーム52の
吸着パッド52aの真空吸着を解除する(図18(c)
の仮想線の状態)。したがって、ワークWは、その表裏
が反転される。
【0111】また、ワークWを表裏反転した反転装置5
0は、支持アームを図18(c)の実線で示すように直
立させた状態に作動する。そして、プリアライメント機
構63によりワークWの予備位置決め作業が行われる。
この予備位置決め作業は、図16で示すように、各押動
装置61、62が、実線から仮想線の位置に移動してワ
ークWの四方からワークWの中心側にワークWを押動し
て位置決めする。この作業は、図19および図20で示
すように、各押動装置61、62の駆動モータ61j、
62jを駆動させ、タイミングベルト61を回動させる
ことで、各押動装置61、62をワークW側に移動させ
て行うものである。
【0112】予備位置決めが終了したワークWは、昇降
テーブル51の上昇と、ハンドラ65の下降によりハン
ドラ65の吸着部65aに吸着され、ハンドラ65が上
昇して、第2アライメントステージEに搬送されること
になる。なお、アライメント作業および露光作業は、前
記第1アライメントステージBおよび第1露光ステージ
Cで説明した動作を繰り返し行いワークWの裏面が露光
される。そして、両面が露光されたワークWは、第2ア
ライメントステージEからハンドラ75により搬出ステ
ージGに搬出される。したがって、ワークWの表裏が露
光され、一連の露光作業が終了する。
【0113】なお、この発明は、上記した実施例に限ら
れるものではなく、例えば、二基の下焼枠と一基の下焼
枠の構成では、露光ステージとアライメントステージと
が同一にある露光装置に使用することも可能である。図
22で示すように、露光装置140は、搬入ステージ1
41と、露光アライメントステージ142と、搬出ステ
ージ143とから構成され、真空フレームの上焼枠14
4aと、下焼枠144bとが分離して設置され、アライ
メント整合台145の上昇により合体して真空フレーム
となる構成としている。そして、下焼枠144b、14
4bは、アライメント整合台145の上と、搬出側(次
作業位置)に配置されている。
【0114】したがって、送りローラ146により搬入
ステージに到来したワークWは、ハンドラ147により
吸着され、下焼枠144b上に載置される。そして、撮
像カメラ148により位置決めマークが確認されると共
に、位置決めが行われる。さらに、アライメント整合台
145の上昇により、上下の焼枠144a,144bが
合体した状態で再び撮像カメラ148により確認され、
適正であれば露光作業が行われる。
【0115】一方、降下したアライメント整合台145
は、搬送側に設置されている他の下焼枠144bを載置
可能としている。そのため、搬送手段(図面では送りロ
ーラ149の駆動を図示しているが、下焼枠の両側を保
持して搬送する搬送ハンドラなどその他の構成でもよ
い)により搬出位置にある他の下焼枠144bを搬送し
て載置する。そして、ハンドラ147によりつぎのワー
クを下焼枠144bの上に載置する。
【0116】また、露光済みワークは、上焼枠144a
が搬送手段(図示せず)により搬出側に移動してワーク
Wを下焼枠144bに保持した状態で送りローラ149
上に昇降手段(図示せず)などを介して載置する(上焼
枠が移動しない場合は、上記搬送ハンドラなどの搬送手
段により、ワークと下焼枠が搬送される)。そして、搬
出出口側に移動していたハンドラ150が到来してワー
クを吸着し、搬出側に搬送する。したがって、上焼枠と
二基の下焼枠の構成がワークの露光作業効率を向上する
ことができる。
【0117】また、前記大反射鏡は、ワークWが求める
露光精度により、平面反射鏡を使用したり、垂直光を反
射する放物面鏡、疑似球面鏡あるいは擬似放物面鏡であ
っても構わない。そして、光源装置33は、隣接する露
光ステージC,F側に開閉扉を形成し、スライドレー
ル、移動機構などにより各露光ステージC,F側に移動
可能な構成としても良い。したがって、必要に応じて露
光ステージC,F側に移動させ、その位置で、紫外線照
射をしてワークを露光することを可能とする。そのた
め、ワークから光源までが、狭い範囲に設置されていて
も、投射露光を可能としている。
【0118】また、下焼枠の接続部は、開口孔45c
が、エアーの送り込み、吸引動作の際、ボール弁でその
開口孔45cを塞ぐことがない構成であればよいため、
例えば、開口孔45cの近傍に突起を設け、この突起
が、ボール弁で開口孔を塞ぐことができない構成とする
ことでも良い。
【0119】また、図23に示すように、接続部45′
の構成は、下焼枠の透光板に当接する側に、開口部45
fを設けた取付板45eを接続部本体45′に設け、他
方の開口孔45c1 を実線で示すように側面側に設けた
構成とすることや、他方の開口孔45c2 を仮想線で示
すように傾斜させて側面側に設けることにしても良い。
この際、各位置の接合部の構成は、垂直断面形状がコ字
形に形成され、接続部の開口孔45c1 にエアーの吸引
・送り出し動作ができるように開口が形成されている構
成としている。
【0120】さらに、図24で示すように、接続部を下
焼枠の透光板24e′の板厚内に埋設する構成としても
よく、接続部の各構成は、上記したようにボール弁45
b′と、接続部本体45a′と、複数の開口孔45c′
と、傾斜面24d′を有する開口部などから成る。
【0121】また、図21に示すように、上焼枠の構成
は、上フレーム23b′と、透光板23a′と、下フレ
ーム23c′とから成るようにしても良く。そして、上
フレーム23b′には、真空吸着用の接続パット40、
40が、上フレーム23b′を貫通するように設けられ
ている。なお、下フレーム23c′には、上フレーム2
3b′と嵌合する嵌合ピン23gが設けられいる。そし
て、このピン23gの反対側端部に設けた止付部分によ
り、上下のフレーム23c′、23b′を透光板23
a′を間にして一体に止め付けている。なお、接続パッ
ト40、その他の構成は、前記した上焼枠と同じ構成と
している。
【0122】したがって、上下方向にフレームを移動さ
せることで、上焼枠の透光板が容易に取り外し可能とな
り、透光板を自動装置により取り替えする場合には最適
な構造とすることになる。なお,透光板は上フレームの
みで保持可能な構成,例えば,透光板の側面周囲に縁枠
を取り付け,この縁枠を上フレームに設けた爪部で着脱
自在に保持する構成にすることでも良い。したがって,
上焼枠の構成は,上フレームと透光板のみで構成でき
る。
【0123】また、露光ステージに設けられている昇降
保持台は、移動テーブルの載置台と支持台の間に一体に
設けた構成とし、移動テーブルが、アライメント整合台
側に移動した際、邪魔にならない形状、例えばコ字形
(載置台より小さな形状)として構成しても良い。
【0124】そして、図25(a)(b)で示すよう
に、上焼枠23がアライメント終了後のワークおよび下
焼枠を吸着保持して露光ステージに搬送する場合は、上
焼枠23側の真空吸着手段によりワークおよび下焼枠を
保持するが、予期せぬ原因により(例えば停電、故障な
ど)、真空吸着状態が解除されてワークごと下焼枠を落
下させな構成として良い。そのため、保持補助手段1
9、19を上焼枠23側に設けた構成としている。
【0125】この保持補助手段19は、上焼枠23側に
設けた本体部19aと、この本体部19aから水平方向
に出没自在に設けた支持部19bなどから構成されてい
る。そのため、下焼枠24をワークWごと上焼枠23の
接続パット40などの吸着手段で吸着保持すると、左右
の保持補助手段19、19の支持部19b.19bが下
焼枠24の中心方向に突出して、下焼枠24の下面側を
当接支持する。したがって、上焼枠23の吸着手段が途
中で停止しても、保持補助手段により下焼枠24および
ワークWは、落下することはない。なお、上焼枠23が
下焼枠24およびワークを適切に搬送し、露光終了後、
保持補助手段19の支持部19bを没入して解除し、下
焼枠24が上焼枠23と分離可能名状態になる構成とし
ている。
【0126】また、上焼枠の,ワークおよび下焼枠保持
手段として上記した保持補助手段を複数取り付けて替り
としても構わない(この場合、下焼枠の構成は、ボール
弁を接続部に必要としない構成で足りる)こと等、この
発明の要旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変更がで
きることは勿論である。
【0127】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明は次の優れた
効果を発揮する。 (1) 露光装置は、各ステージの配置および装置を所定の
構成にしているため、露光作業が行われるクリーンルー
ムの作業位置を従来の露光装置に比べ40パーセント以
上縮小することができる。 (2) 露光装置は、一つの光源装置により、ワークの両面
を露光するため、装置の構成が小さくて済み、消費電力
も半減することができる。 (3) ワークを保持する上焼枠は、ワークを真空吸着する
ための吸引ホースおよび吸着パッド等の吸引機構を透光
板のフレームに取り付けているため、露光作業により透
光板が劣化した際、透光板の交換が容易にできる。
【0128】(4) ワークを吸引して搬送する下焼枠は、
接続部を備えているためワークと下焼枠の透光板に吸引
保持すると共に、強制的に離脱することができ、作業性
の向上を可能とする。また、露光装置の構成上複数(二
基以上)の下焼枠を使用する場合となっても対応するこ
とができる。 (5) 一基の上焼枠と二基の下焼枠が各位置で分離・合体
を繰り返し、ワークを位置決め・搬送・露光などの作業
を行っても、下焼枠の接続部と、各位置に設置した接合
部が当接合体してエアーポンプの吸引・吹き出し作業を
可能にしているため、下焼枠上のワークは位置ズレをお
こすことが無い。 (6) ワークを反転する反転ステージは、プリアライメン
ト機構、ワークの反転装置を備えているため、作業スペ
ースを取ることなくワークの表裏を反転することができ
る。
【0129】(7) 反転ステージで使用される反転装置
は、ワークを吸着支持アームで支持し、回動支持部を回
動させながら、移動機構により回動支持部を移動端まで
移動させ、ワークの表裏反転を行うため、反転作業が的
確で、また作業スペースをとることがない。 (8) 紫外線照射ステージは、光源装置からの紫外線を平
面反射鏡、フライアイレンズを経て、左右に紫外線の方
向を切り替える切替えミラーを介して各露光ステージに
照射しているため、光軸が三次元方向に進行し、光源か
らワークまでの紫外線の距離が短くなり、装置の小型
化、ワークの露光作業の時間的促進を図ることができ
る。
【0130】(9) ハンドラは、当接部のワーク当接面よ
り内側に吸着パッドの下端を設置しているため、ワーク
の厚みが薄い場合でもワークを吸着力で変形することな
く保持して搬送することができる。 (10)上下の焼枠で構成される真空フレームは、ワークの
位置決め確認作業および露光作業中は、ワークを挟持し
て真空フレームの状態で作業し、位置決め作業および露
光済みワークの搬送は、2基の下焼枠に載置した状態で
行われるため、ワークの位置決めおよび露光作業が効率
良く行える。さらに、2基の下焼枠と1基の上焼枠から
構成される真空フレームは、2基の下焼枠が露光位置お
よびアライメント位置を順次往復するため、露光装置の
露光ステージおよびアライメントステージの位置にかか
らわず、作業効率を高めることができる。 (11)アライメント整合台は、下焼枠を分離保持自在と
し、下焼枠のワーク当接面から連通した接続部に合致す
る接合部を備えているため、下焼枠上ワークのアライメ
ント作業および露光済みワークを保持している下焼枠か
らワークの分離を容易にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の露光装置の全体およびワークの作業
順序を示す原理図である。
【図2】この発明の露光装置の全体を示す平面図であ
る。
【図3】この発明の露光装置の全体を示す正面図であ
る。
【図4】この発明の露光装置の側面図である。
【図5】この発明のアライメントステージおよび露光ス
テージの状態を示す原理図である。
【図6】この発明のアライメントステージおよび露光ス
テージ間を移動する下焼枠を示す平面図である。
【図7】この発明の露光ステージ位置での上下の焼枠、
移動テーブルおよびおのおの搬送手段を示す一部断面図
である。
【図8】この発明の上焼枠の構成を示す斜視図である。
【図9】この発明の上下の焼枠の吸着状態を示す一部断
面図である。
【図10】この発明の下焼枠の一部断面図である。
【図11】この発明の下焼枠の一部断面図である。
【図12】この発明のハンドラの全体を示す斜視図であ
る。
【図13】この発明のハンドラの吸着部を示す斜視図で
ある。
【図14】この発明のハンドラの吸着部の断面図であ
る。
【図15】この発明の紫外線照射ステージの構成を示す
斜視図である。
【図16】この発明の反転ステージの配置を示す斜視図
である。
【図17】この発明の反転装置の全体を示す斜視図であ
る。
【図18】(a),(b),(c)は、この発明の反転
ステージの反転動作を示す側面図である。
【図19】この発明のプリアライメント機構の押動装置
を示す斜視図である。
【図20】この発明のプリアライメント機構の押動装置
を示す斜視図である。
【図21】この発明の上焼枠の応用例を示す分解斜視図
である。
【図22】この発明の上下の焼枠の応用例を示す原理図
である。
【図23】この発明の下焼枠の接続部の応用例を示す一
部断面図である。
【図24】この発明の下焼枠の接続部の応用例を示す一
部断面図である。
【図25】(a),(b)は、この発明の上下の焼枠の
接続状態を現わす平面図および側面図である。
【図26】従来の露光装置の全体を示す原理図である。
【図27】従来の下焼枠の一部を示す斜視図である。
【図28】従来の上焼枠の全体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 露光装置 A 搬入ステージ B 第1アライメントステージ C 第2露光ステージ D 反転ステージ E 第2アライメントステージ F 第2露光ステージ G 搬出ステージ H 紫外線照射ステージ 3、63 プリアライメント機構 3a,3b,3c,3d,61,62 押動装置 9 保持手段 9a 接合部 19 保持補助手段 10、60 アライメント整合台 15、25、65、75 ハンドラ 15b 吸着パッド 15f 当接部 21 昇降保持台 21d 接合部 23 上焼枠 23a 透光板 23b,23c 上焼枠の上下のフレーム 24 下焼枠 26 移動テーブル 26e 接合部 27、47 下焼枠の移動機構(搬送手段) 28、48 上焼枠の移動機構(搬送手段) 33 光源装置 34 平面反射鏡 35 フライアイレンズ 36 切替えミラー 40 接続パット 45 接続部 45a 接続部本体 45b ボール弁 45f 一側の開口孔 45c,45c1 ,45c2 他側の開口孔 50 反転装置 51 昇降テーブル 52 吸着支持アーム 54 回動支持部 57 ピニオンおよび駆動モータ 58 ラック 59 ガイド

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下焼枠に保持したワークを適正位置に移動
    させ位置決めするアライメント整合台、および、適正位
    置を確認する撮像カメラを備える第1アライメントステ
    ージと、位置決め済みワークを露光する第1露光ステー
    ジと、露光済みワークの表裏を反転する反転ステージ
    と、前記反転ステージで表裏反転した下焼枠上のワーク
    を適正位置に移動させ位置決めするアライメント整合
    台、および、適正位置を確認する撮像カメラを備える第
    2アライメントステージと、位置決め済みワークを露光
    する第2露光ステージを備え、 前記第1アライメントステージ、反転ステージ、第2ア
    ライメントステージを直線方向に配設し、前記第1およ
    び第2アライメントステージの各々は、前記直線方向に
    直行する方向に、第1および第2露光ステージのそれぞ
    れを配設し、前記第1および第2露光ステージ間に紫外
    線照射ステージを備え、 前記第1アライメントステージから第2アライメントス
    テージの直線位置には、ワークを搬送するハンドラを複
    数備えており、 前記両アライメントステージおよび露光ステージ間で
    は、ワークを保持して位置決め、搬送、露光を行う真空
    フレームの上下の焼枠は、それぞれを搬送する搬送手段
    を備えたことを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】両面を露光するワークの一方面を予備位置
    決め機構により予備位置決めする第1工程と、予備位置
    決め済みワークを下焼枠上に保持し、第1アライメント
    整合台および撮像カメラにより位置決めを行う第2工程
    と、位置決め済みワークを下焼枠ごと上焼枠に保持し位
    置決め確認したのち露光位置に搬送して露光を行う第3
    工程と、露光済みワークを下焼枠ごと受け取り搬送手段
    により第1アライメント整合台上に搬送する第4工程
    と、第1アライメント整合台上のワークをハンドラによ
    り反転機に受け渡す第5工程と、ワークを受け取った反
    転機がワークの表裏を反転すると共に、予備位置決め機
    構により予備位置決めする第7工程と、予備位置決め済
    みワークを下焼枠上に保持し、第2アライメント整合台
    および撮像カメラにより位置決めを行う第8工程と、位
    置決め済みワークを下焼枠ごと上焼枠に保持し位置決め
    確認したのち露光位置に搬送して露光する第9工程と、
    露光済みワークを下焼枠に保持した状態で受け取り搬送
    手段により第2アライメント整合台上に搬送する第10
    工程と、アライメント整合台上の両面露光済みワークを
    搬出する第11工程とからなるワークの露光方法。
  3. 【請求項3】前記真空フレームは、分離合体可能な上下
    の焼枠からなり、二基の下焼枠と一基の上焼枠から構成
    され、上下の焼枠のそれぞれにワークの真空吸着手段を
    備え、ワークの位置決め確認作業、および、露光作業中
    は、上下の上焼枠がそのいずれかの真空吸着手段により
    ワークを挟持し合体して真空フレームとなり、ワークの
    位置決め作業、および、露光済みワークの搬送は、真空
    フレームが分離し、下焼枠にワークを保持して行われる
    ことを特徴とする真空フレーム装置。
  4. 【請求項4】前記真空フレームは、分離合体可能な上下
    の焼枠から構成され、一基の上焼枠と二基の下焼枠から
    なり、前記下焼枠は、アライメント作業位置および次作
    業位置に、それぞれ移転可能に設置されており、 前記アライメント作業位置および次作業位置に設置され
    た下焼枠は、アライメント作業位置では作業終了後上昇
    し、搬送手段により次作業位置側に搬送され、次作業位
    置では、前記搬送手段により搬送されて来た位置より降
    下して搬送手段によりアライメント作業位置に搬送され
    ることを特徴とする真空フレーム装置。
  5. 【請求項5】前記真空フレームの下焼枠をアライメント
    整合台の上にアライメント整合台側の保持手段により保
    持する第1工程と、 前記下焼枠の上にワークを下焼枠側の保持手段で保持す
    ると共に、ワークを撮像制御手段により認識し、予め記
    憶しているマスクフィルムの位置情報と比較し適正位置
    にアライメント整合台を作動させワークを位置決めする
    第2工程と、 前記第2工程が終了した後、アライメント整合台上の下
    焼枠は、アライメント整合台の上昇により上焼枠と合体
    して真空フレームとなり、下焼枠はアライメント整合台
    側と分離した状態で再び撮像制御手段によりマスクフィ
    ルムとワークの位置ズレの確認を行う第3工程と、 前記第3工程で撮像制御手段がワーク位置の適正、不適
    正を認識し、適正であれば次工程に、不適正であれば逆
    戻りして第2工程から作業を行う第4工程からなるワー
    クの位置決め方法。
  6. 【請求項6】前記下焼枠は、その表面側に設けたワーク
    の真空吸着用の吸着口から連通して裏面に開口した供給
    口に、前記真空吸着手段のホース接続部が設けられ、 前記ホース接続部は、接続部本体と、この接続部本体内
    を遊動するボール弁とからなり、前記接続部本体は、前
    記下焼枠の供給口に当接する位置に前記ボール弁の直径
    より小さく形成した一側開口部と、この一側開口部の他
    側に前記ボール弁の直径より小さく形成した他側開口部
    を備えることを特徴とするエアポンプのホース接続部構
    造。
  7. 【請求項7】前記下焼枠は、ワーク当接面のワーク吸着
    用孔に連通する少なくとも2ヵ所に形成した接続部を備
    え、 前記下焼枠の一方の移動端部に設置したアライメント整
    合台に、前記下焼枠の接続部の到来する位置に接合部を
    設けると共に、下焼枠の下面側に吸着保持する保持手段
    を備え、 前記下焼枠の他方の移動端部に設置した昇降保持台に、
    前記下焼枠の接続部の到来する位置に接合部を設け、 前記下焼枠を両移動端部に搬送する移動手段に、前記下
    焼枠の接続部の到来する位置に接合部を設け、 前記各接合部は、エアの吸引・排出用のエアポンプにそ
    れぞれ接続され、 前記下焼枠の接続部は、昇降保持台、移動手段、アライ
    メント整合台の各位置では、各接合部と合致してポンプ
    の吸引排出動作を可能にしたことを特徴とするワークの
    保持離脱構造。
  8. 【請求項8】前記アライメント整合台は、ワーク当接面
    にワークの吸引保持手段を備えると共に、下焼枠のワー
    ク接続部に合致する接合部を備え、 前記アライメント整合台は、ワークを保持する下焼枠を
    各方向に移動するX,Y,θの各テーブルを備え、 前記XテーブルおよびYテーブルは、平面で直交する一
    方と他方に移動自在に設け、前記θテーブルは、垂直線
    を中心に回動する方向に回動自在に設け、 前記アライメント整合台のワーク当接面を上下に移動さ
    せる昇降機構とからなることを特徴とするアライメント
    整合台。
  9. 【請求項9】前記上焼枠は、枠状のフレームと、このフ
    レームに保持される真空吸着用の貫通孔および枠状のシ
    ールゴムを有する透光板とから構成され、前記透光板の
    貫通孔位置に接続する真空吸引用の接続パットを前記フ
    レームに設けたことを特徴とする上焼枠構造。
  10. 【請求項10】前記反転ステージは、ワークを載置して
    昇降駆動する昇降テーブルと、この昇降テーブルからワ
    ークを受け取り保持してワークの表裏を反転する反転装
    置と、前記昇降テーブル上の反転済みワークの予備位置
    決めを行うプリアライメント機構とから構成されたこと
    を特徴とする反転ステージ構造。
  11. 【請求項11】前記反転装置は、ワークを吸着支持する
    吸着支持アームと、この吸着支持アームの一端を支持し
    回動させる回動支持部と、この回動支持部を往復移動さ
    せる移動機構とからなることを特徴とする反転装置。
  12. 【請求項12】露光済みワークを受け取り保持し、保持
    したワークの一端側を基準としてワークの他端側を垂直
    方向に立ち上げると共に、基準となる一端側を水平方向
    に移動させ、ワークの他端側を水平位置に降下させるこ
    とでワークを反転するワークの反転方法。
  13. 【請求項13】前記紫外線照射ステージは、紫外線照射
    ランプおよび楕円反射鏡からなる光源装置と、この光源
    装置からの紫外線を所定方向に反射する平面反射鏡と、
    前記光源装置からの紫外線の光路に設置される紫外線の
    照度分布を整えるフライアイレンズと、前記第1および
    第2露光ステージ側に紫外線を切り替え照射する切替え
    ミラーとを備え、 前記光源装置から照射された紫外線の光軸の方向は、切
    替えミラーまでは垂直面に沿って進行させ、切替えミラ
    ーの作動により光軸の進行方向を、前記垂直面から所定
    角度を有する方向に進行させることを特徴とする紫外線
    照射装置。
  14. 【請求項14】前記ハンドラは、ワーク当接側に形成し
    た平面状の当接部と、この当接部に穿設して取り付けた
    吸着パッドを備え、前記吸着パッドの下端が、当接部の
    ワーク当接面と同一もしくは当接面より内側に設けたこ
    とを特徴とするワークの吸着保持装置。
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