JPH10333337A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JPH10333337A
JPH10333337A JP9343971A JP34397197A JPH10333337A JP H10333337 A JPH10333337 A JP H10333337A JP 9343971 A JP9343971 A JP 9343971A JP 34397197 A JP34397197 A JP 34397197A JP H10333337 A JPH10333337 A JP H10333337A
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exposed
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JP9343971A
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English (en)
Inventor
Atsushi Okamoto
惇 岡本
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OKAMOTO GIKEN KK
Original Assignee
OKAMOTO GIKEN KK
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70425Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の露光装置には、塵埃の付着や、露光マス
クの自然撓み、アライメント精度の崩れ、サイズの大型
化等の問題があった。 【解決手段】外筐143内を仕切り壁147で前側空間
149と後側空間151とに仕切り、前側空間には上下
方向へ移動する垂直保持ベース29やマスク保持機構2
1L、21R、プリアライメント機構195等を配置
し、この垂直保持ベース等の駆動手段は後側空間に設け
た。垂直保持ベースの左右両吸着面には垂直姿勢にされ
たプリント基板材11が順次載せ替えられて両面露光さ
れる。前側空間の下部としての受渡し室155において
は、プリント基板材のプリアライメント、垂直保持ベー
スへの着脱を行い、前側空間の上部としての露光室15
7においては露光と載替えを行う。プリント基板材と露
光マスク43を垂直姿勢にして処理を行うので塵芥付着
や露光マスクの自然撓みは殆ど無く、平面的サイズも小
さく、作業も一方向からできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光装置に係り、
特に、プリント基板材やリードフレーム材等の被露光板
の露光処理面を所定の露光パターンが形成された露光マ
スクを通して露光する露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、プリント配線板をサブトラクテ
ィブ法により形成する場合は、基板材に設けた導体箔に
エッチングレジスト膜を塗布し、このエッチングレジス
ト膜を所要のパターンで耐エッチング処理した後、導体
箔をエッチングすることで所要の導体パターンを形成す
る。この場合、エッチングレジスト膜に対する耐エッチ
ング処理は、通常、必要な導体パターンと同じパターン
の露光パターンが形成された露光マスクを通してエッチ
ングレジスト膜を露光することで行われる。
【0003】このような露光マスクを用いて露光を行う
ための露光装置には従来から各種の方式があるが、基本
的には、基板材等の被露光板と露光マスクとの間で相対
的な位置合わせを行うアライメント手段と、位置合わせ
終了後に露光を行う露光手段等を備えており、位置合わ
せの方式には、位置合わせ用マスターに対して被露光板
の位置を合わせる間接方式と、露光マスクを被露光板に
位置合わせする直接方式とがある。
【0004】そして、両面に露光処理面がある被露光
板、例えば、両面プリント基板等を露光するための露光
装置には、従来、次の2つの方式があった。一つの方式
は、一方の露光処理面用と他方の露光処理面用の2枚の
露光マスクを互いに上下方向で対向し合うように配置し
ておき、被露光板の露光マスクに対する位置合わせを前
記した間接方式で行った後に、被露光板を下側の露光マ
スク上に載置し、その状態から上側の露光マスクを下げ
て被露光板に接触させるように構成されている。もう一
つの方式は、2枚の露光マスクに対する位置合わせと露
光を一方の露光処理面と他方の露光処理面で別々に行う
ように構成されており、この場合の位置合わせには、通
常、直接方式が用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種の露光装
置にあっては、被露光板及び露光マスクを水平な姿勢で
扱うようにしているのが一般的であったため、被露光板
や露光マスクにはどうしても塵埃が付着し、この塵埃が
露光用の光を遮って露光不良を招いてしまうという問題
があった。この点、要求される露光精度のレベルが低い
ために露光用の光として拡散光を用いることが可能な場
合は塵埃の付着を多少許容できることもある。ところ
が、要求される露光精度のレベルが高い場合は、露光用
の光として平行光を用いることが絶対的な条件とされる
ため、この場合は塵埃の付着が露光不良に直結する重大
な問題になる。
【0006】そこで、露光マスクや被露光板を浄化する
ためのエアブロー装置を付設したものがあるが、エアブ
ロー装置を付設したとしても塵埃を除去するには充分で
無く、しかも、そのような方策を講じると露光装置を大
型化したりコスト高にしてしまうという別の問題が生じ
る。
【0007】また、従来の露光装置にあっては、露光マ
スクが常時水平な姿勢で保持されているために、経時的
にはどうしても、自重による所謂自然撓みが発生して露
光マスクと被露光板との接触に隙間ができてしまうとい
う問題もある。この隙間は露光パターンのボケに直結す
る重大な問題であり、露光マスクのサイズが大きくなる
ほど自然撓みも顕著なものになって来る。
【0008】そして、2枚の露光マスクを上下に対向し
て配置した方式の両面露光装置にあっては、露光マスク
に対する被露光板の位置決め手段を設けることが事実上
不可能であるため、上側の露光マスクを被露光板に重ね
る際に、どうしても被露光板が横移動してしまって、露
光マスクと被露光板との位置合わせが狂ってしまうとい
う問題があった。特に、高密度なプリント配線板のよう
に10ミクロン程度での高い位置合わせ精度が要求され
る場合、上記横移動は致命的なものになってしまう。ま
た、2つの露光処理面に対する露光を別々に行う方式の
両面露光装置にあっては、露光マスクと被露光板との位
置合わせが狂わされる惧れは無いが、装置の平面的サイ
ズが大型化したり、処理時間が長くかかる等の問題があ
った。
【0009】更に、従来の露光装置にあっては、露光用
のランプを露光回数分点燈するようにしていたので、繰
り返し点滅されることで寿命が短くなり、従って、ラン
ニングコストがかかり、ランプの取替えのために稼働が
中断されて処理能率が低下するという問題があった。
【0010】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為
されたものであり、少なくとも露光時における被露光板
の姿勢を工夫するだけで、塵埃付着の惧れを殆ど無くす
ことができると共に、装置の平面的サイズを大幅に小型
化することができ、且つ、露光マスクに自然撓みが生じ
ることの無い露光装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、露光マスクと被露光板との相対的な位置
合わせに要する時間を短縮できて、処理スピードの速い
露光装置を提供することを目的とする。更に、本発明
は、表裏両面が露光処理面である被露光板を露光するた
めの露光装置であって、装置を大型化しないで高精度、
高スピードでの処理を行うことができる露光装置を提供
することを目的とする。
【0011】また本発明は、被露光板を着脱自在に保持
する垂直保持ベースの移動方向や、この垂直保持ベース
と駆動部との配置関係を工夫することによって、平面的
サイズの小型化と塵埃付着の防止効果を一層高めること
ができると共に、露光マスクの交換等各種メンテナンス
を行い易い露光装置を提供することを目的とする。そし
て、本発明は、露光動作を損なうこと無く露光ランプの
寿命を延ばすことができる露光装置を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明露光装置は、供給されて来た被露光板を垂直
な姿勢で受け取るワーク保持面を有した垂直保持ベース
と、露光マスクを前記垂直保持ベースに保持された被露
光板に対して接触離間自在に且つ位置合わせ自在に支持
した露光マスク支持手段と、露光を行うための光学系と
を備え、垂直保持ベースは被露光板を受け取るピックア
ップ位置と露光マスク支持手段に対向した露光位置との
間を相対的に移動するようにしたものである。これによ
り、被露光板と露光マスクに塵埃が付着する惧れをかな
り小さくすることができると共に、装置の平面的サイズ
を大幅に小型化することができ、露光マスクに自然撓み
が生じるのをほぼ皆無にすることができる。
【0013】請求項2の発明は、供給されて来た被露光
板を垂直保持ベースに受け取らせる前に被露光板の予備
的位置合わせを行うプリアライメント手段を設けること
により、マスク支持手段によるアライメント処理の時間
を短縮できるようにした。
【0014】請求項3の発明は、請求項2に記載の露光
装置において、垂直保持ベースに保持された被露光板に
対しての露光マスク支持手段による位置合わせ及び露光
が進行する間に、次の被露光板に対してのプリアライメ
ント手段による予備的位置合わせが進行するようにした
ものである。これにより、予備的位置合わせを行うため
の特別な時間枠を設けなくて済む。
【0015】請求項4の発明は、請求項1から3に記載
した露光装置のいずれかにおいて、垂直保持ベースは互
いに反対側を向いた2つのワーク保持面を有し、この2
つのワーク保持面に各別に対応した2つの露光マスク支
持手段と、前記2つのワーク保持面のそれぞれに対応し
て設けられた2つのワーク載替えハンドとを備え、一方
のワーク保持面に保持された被露光板の第一の露光処理
面に対する一方のマスク支持手段による位置合わせ及び
露光が終了した後、この被露光板を一方のワーク載替え
ハンドから他方のワーク載替えハンドを経て他方のワー
ク保持面に保持させ、ここで第二の露光処理面に対する
他方のマスク支持手段による位置合わせ及び露光を行う
ようにしたものである。従って、被露光板の2つの露光
処理面に対する露光マスクの位置合わせ及び露光は、2
つの露光処理面のいずれについても、被露光板が位置決
めされた状態で行われるために処理精度が高く、しか
も、2つの露光処理面を順番に露光処理するにも拘ら
ず、被露光板を保持するための垂直保持ベースは1つで
済むので、装置が大型化されることも無い。
【0016】請求項5の発明は、請求項1から4に記載
の露光装置において、ピックアップ位置に来た垂直保持
ベースを挾んでプリアライメント手段と反対側の位置に
ワーク取外し手段を配置し、第一の露光処理面に対する
露光が終了した被露光板がワーク載替えハンドに保持さ
れた後垂直保持ベースをピックアップ位置に戻し、他方
のワーク保持面が保持していた被露光板を前記ワーク取
外し手段により取外すと共に次の被露光板を垂直保持ベ
ースに保持させた後垂直保持ベースを露光位置へと移動
させるようにしたものである。このようにすることで、
取外しのために特別な時間枠を設けなくて済むので、処
理速度を更に高めることができる。
【0017】請求項6の発明は、請求項1から5に記載
した露光装置のいずれかにおいて、垂直保持ベースの移
動が上下方向へ行われるようにしたものである。従っ
て、この発明にあっては、垂直保持ベースに対する被露
光板の着脱やプリアライメントを担う手段と、露光を担
う手段とが上下に配置されることになるので、これらを
平面的に配置する場合と較べて、装置に必要な平面的サ
イズがかなり小さくて済む。
【0018】請求項7の発明は、請求項6に記載の露光
装置において、この装置の外筐内部を仕切り壁によって
前側空間と後側空間とに仕切り、前側空間には垂直保持
ベースと露光マスク支持手段と光学系等の作業手段を配
置し、後側空間には前記作業手段を移動させるための駆
動手段を配置したものである。このようにすれば、駆動
手段から発生する塵埃が被露光板や露光マスクに付着す
るのをより確実に防止することができると共に、露光マ
スクの交換とか、アライメント手段の調整や各種の整備
といったメンテナンスの多くを一方向から行うことがで
きる。
【0019】請求項8の発明は、請求項7に記載の露光
装置において、前側空間を仕切り壁によって上室と下室
とに仕切り、この下室を被露光板の垂直保持ベースに対
する着脱等が行われる受渡し室とし、上室を被露光板に
対する露光が行われる露光室としたものである。これに
よって、露光が行われる空間を一層クリーンに保つこと
ができる。
【0020】請求項9の発明は、請求項4から8に記載
の露光装置のいずれかにおいて、光学系にシャッターを
介挿すると共に、第一の露光処理面に対する露光の開始
から第二の露光処理面に対する露光が終了するまでの
間、露光ランプを点燈させたままとし、露光時のみ前記
シャッターを開放するようにしたものであり、これによ
って露光ランプの寿命を大幅に延ばすことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る露光装置
を、図面に示した各実施の形態に従って説明する。図1
から図13は本発明の第一の実施の形態に係るプリント
基板材両面露光装置1を示すものである。3はプリント
基板材両面露光装置1の外筐を示し(図1から図3を参
照)、その右側壁(図1における右方へ向かう方向を右
側とし、同図における上方へ向かう方向を後側とする。
以下の説明において向きを言うときは、この方向による
ものとする。)の後下部にはワーク入口5が形成され、
左側壁のうちワーク入口5と対向した位置にはワーク出
口7が形成されている。
【0022】9は外筐3の右側に配置された供給コンベ
ア(図1、図2を参照)を示し、その左端はワーク入口
5に近接している。11はプリント基板材を示し、この
プリント基板材11は、その表裏両面11a、11bに
紫外線硬化型レジスト膜が形成された状態で、供給コン
ベア9に乗って供給されて来て、その両面11a、11
bが外筐3内で露光処理される。13は外筐3の左側に
配置された搬送コンベア(図1、図2を参照)を示し、
その右端はワーク出口7に近接し、露光処理されたプリ
ント基板材11はこの搬送コンベア13に乗って次の工
程、例えば、現像工程へ搬送されて行く。15(図1等
参照)は基準孔を示し、この基準孔15はプリント基板
材11の長手方向両端部の各中間位置に設けられてい
る。
【0023】外筐3の内部の後部右側には、受入れ部1
7が、後部左側には、取外し部19がそれぞれ設けられ
ている。また、外筐3の内部の前部には、左右2つのマ
スク保持機構21L、21Rと光学系23(図2参照)
等を備えた露光部25が設けられており、外筐3の下端
部中央には前後方向へ延びる中央ガイドレール27が配
置されている。
【0024】29は垂直保持ベースを示し、この垂直保
持ベース29はプリント基板材11を垂直な姿勢で保持
して前後方向へ移動するものである。垂直保持ベース2
9は、前後方向から見て背の高い逆T字形をしたスライ
ドベース31と、スライドベース31の垂直壁の左右両
側面に各別に取り付けられた2つの吸着ベース33L、
33Rとから成り、スライドベース31の底部35の下
面に固定された脚が中央ガイドレール27に摺動自在に
係合されている。そして、底部35の下面にはナット3
7が取り付けられ、このナット37に、前後方向へ延び
る送りネジ39(図2のみに示してある。)が螺合さ
れ、この送りネジ39が回転することによって垂直保持
ベース29が前後方向へ移動される。垂直保持ベース2
9の移動は、図1に実線で示すように受入れ部17と取
外し部19との間に入ったピックアップ位置と、同図に
二点鎖線で示すように左右のマスク保持機構21Lと2
1Rとの間に入った露光位置との間で行われる。
【0025】吸着ベース33L、33Rは長方形状の薄
い箱形をしており、その内部空間は図示しない吸気手段
によって随時負圧状態とされ、互いに反対側を向いた側
壁は外周部を除く領域に図示しない多数の吸気溝又は吸
気孔が形成された吸着面41になっている。この吸着面
41にプリント基板材11が着脱自在に吸着保持され
る。
【0026】露光部25はプリント基板材11に対する
露光処理を担う部分である。この露光部25は、露光マ
スク43を保持した左右2つのマスク保持機構21L、
21Rと、一つの露光ランプ45を有しており、この光
源ランプ45からの光を左右のマスク保持機構21L、
21Rに選択的に導く光学系23と、片面の露光が済ん
だプリント基板材11を右側の吸着ベース33Rから左
側の吸着ベース33Lに載せ替えるための載替え機構4
7等から構成されている。この実施の形態においては、
露光ランプ45に水銀ショートアークランプを用いてい
る。
【0027】マスク保持機構21L、21Rは、それぞ
れ、スライドベース49と、アライメントユニット51
と、露光マスク43と、整合誤差検出用のカメラ53等
から構成されている。尚、左右のマスク保持機構21
L、21Rは互いに左右対称を為す点が異なるだけで、
構造には違いが無いので、右側のマスク保持機構21R
についてだけ説明し、左側のマスク保持機構21Lにつ
いては、その各部に、右側のマスク保持機構21Rの各
部位に付した符号と同じ符号を付することで説明を省略
する。
【0028】スライドベース49は、前方から見て略L
字形をしており、その底部の下面に固定された脚55が
左右方向へ延びるガイドレール57に摺動自在に係合さ
れることで左右方向へ一定の範囲内で移動自在に設けら
れている。スライドベース49の垂直壁59には、左右
方向から見て横長の長方形状をした大きな窓61が形成
されている。また、垂直壁59の左側面の上下両端部に
は横長の支持部材62が固定されており(下側の支持部
材62については、図4に、左側のマスク保持機構21
Lのもののみを示してある)、上側の支持部材62には
下に向かって開口した支持溝63が設けられ、下側の支
持部材62には上に向かって開口した支持溝63が設け
られている。
【0029】アライメントユニット51はスライドベー
ス49の垂直壁59に取り付けられたパルスモータ65
と、このパルスモータ65によって傾動されるマスク保
持枠67とから成る。マスク保持枠67は中空構造にな
っていて、垂直保持ベース29の吸着ベース33L、3
3Rの外形よりやや大きい矩形を為している。マスク保
持枠67には、スライドベース49の窓61と同じ大き
さの窓69が形成され、その上下両端部が前記上下の支
持溝63に摺動自在に係合することで垂直な姿勢に保持
され、スライドベース49の垂直壁59に左側から近接
して配置されている。そして、マスク保持枠67の内部
空間には図示しない吸気手段が接続されると共に、その
左側壁のうち窓69の周縁部は図示しない吸気溝又は吸
気孔が多数形成された吸着面になっている。
【0030】パルスモータ65は3つあり、そのうちの
2つは軸方向が上下方向を向く向きで垂直壁59の左側
面下端部の前後両端に固定され、別の1つは軸方向が左
右方向を向く向きで垂直壁59の後端部の略中間から突
出したブラケットに固定されている。そして、下側2つ
のパルスモータ65のリーチ軸の上端部がマスク保持枠
67の下端部に連結され、後側のパルスモータ65のリ
ーチ軸の前端部がマスク保持枠67の後端部に連結され
ている。従って、パルスモータ65が駆動することによ
り、マスク保持枠67が垂直面内において傾動される。
【0031】露光マスク43には所定の透光パターンが
設けられると共に、上下方向における中間部の前後両端
寄りの位置にフォトマスクマーク71(図4参照)が設
けられており、その外周部がマスク保持枠67の吸着面
に吸着されることでマスク保持枠67に着脱自在に保持
され、フォトマスクマーク71はマスク保持枠67の窓
69の前後両側縁近くに位置する。
【0032】カメラ53は固体撮像素子を備えた所謂C
CDカメラであり、左右2つ設けられている。73はス
ライドベース49の垂直壁59の前後両側部から右側へ
突出したブラケットを示し、このブラケット73に図示
しない駆動手段により前後方向へ移動されるカメラ支持
アーム75が設けられ、このカメラ支持アーム75にカ
メラ53が前方を向いた向きで支持されている。従っ
て、カメラ53は前後方向へ移動され、その移動は、図
1に実線で示す検出位置と同図に二点鎖線で示す待機位
置との間で行われ、待機位置に来た状態では窓61及び
69から外に逃げ、検出位置に来た状態ではその光軸が
露光マスク43のフォトマスクマーク71と一致する。
【0033】露光ランプ45は外筐3内の上端部左端に
配置され、その反射鏡が右方に向かって開口する向きで
設けられている。77は露光ランプ45の右側に配置さ
れた固定反射鏡を示す。79は外筐3内の前部の左右両
端に配置された回転放物面反射鏡を示し、これら回転放
物面反射鏡81はその光軸が左右方向に延びる互いに内
向きの姿勢で設けられている。露光ランプ45からの光
は、光束を絞られて固定反射鏡77に照射され、ここで
左側の回転放物面反射鏡81に向かって反射された後、
平行光束となって右方に向け、即ち、左側のマスク保持
機構21Lへ向けて照射される。
【0034】83は可動反射鏡を示す(図2参照)。こ
の可動反射鏡83は実線で示す退避位置と同図に二点鎖
線で示す突出位置との間を移動され、突出位置に来た状
態では、固定反射鏡83から来た光を右側の回転放物面
反射鏡81に向かって反射し、この右側の回転放物面反
射鏡81で左方に向け、即ち、右側のマスク保持機構2
1Rに向けて平行光束となって照射される。従って、露
光ランプ45からの光を左右2つのマスク保持機構21
L、21Rに導く光路は可動反射鏡83の位置を制御す
ることで選択的に切り替えられる。回転放物面反射鏡8
1からマスク保持機構21L、21Rに向けて照射され
る光は窓61、69及び露光マスク43の透光パターン
を通して先へ照射される。
【0035】85はシャッターを示し、このシャッター
85は突出位置に来た状態の可動反射鏡83と固定反射
鏡77との間の光路に介挿されている。そして、露光ラ
ンプ45の点灯は、プリント基板材両面露光装置1が被
露光板11ごとの露光モードに入っている間、即ち、被
露光板11の第一の露光処理面11aに対する露光の開
始から第二の露光処理面11bに対する露光の完了まで
の間は継続され、露光を行うときだけ上記シャッター8
5が所定の時間開く。
【0036】載替え機構47は、左右2つの移動ベース
87L、87R及び載替えハンド89L、89R(図5
等参照)を有する。移動ベース87L、87Rは左右方
向から見て略逆T字形をしており、その後側面には垂直
ガイドレール91が固定されている。93は前記中央ガ
イドレール27の前側に左右方向へ延びるように設けら
れた水平ガイドレールを示し、この水平ガイドレール9
3に移動ベース87L、87Rの底部が摺動自在に支持
されている。
【0037】載替えハンド89L、89Rは上下方向か
ら見て互いに背を向け合ったL字形を為し、その前端部
が垂直ガイドレール91に摺動自在に支持されている。
また、載替えハンド89L、89Rの後方突出部95は
中空構造になっていて、その内部空間には図示しない吸
気手段が接続されている。そして、この後方突出部95
の互いに対向する側壁には内部空間と続いた8つの吸着
突部97が設けられ、内部空間が負圧になると、吸着突
部97の先端面に負圧吸引力が働く。
【0038】従って、載替えハンド89L、89Rは移
動ベース87L、87Rに対しては上下方向へ移動し、
移動ベース87L、87Rが移動するのに従って左右方
向へ移動する。載替えハンド89L、89Rの上下方向
への移動は、図2等に示す上昇位置と図8等に示す下降
位置との間で行われ、上昇位置に来た状態では2つのマ
スク保持機構21L、21Rの間から上に逃げており、
下降位置に来ると2つのマスク保持機構21L、21R
の間に位置する。載替えハンド89L、89Rが下降位
置に来た状態で前記垂直保持ベース29が露光位置に来
ると、右側の載替えハンド89Rの吸着突部97は垂直
保持ベース29の右側の吸着ベース33Rと対向し、左
側の載替えハンド89Lの吸着突部97は垂直保持ベー
ス29の左側の吸着ベース33Lと対向する(図7参
照)。
【0039】受入れ部17は、中央ガイドレール27の
後部右脇に配置されたプリアライメント機構101と、
このプリアライメント機構101の右側に位置した受取
コンベア103と、受取コンベア103上のプリント基
板材11をプリアライメント機構101に移すための移
載ハンド105等から成る。
【0040】107はプリアライメント機構101の回
動ベースを示し、この回動ベース107はプリント基板
材11より一回り大きい矩形を為している。回動ベース
107には前記パルスモータ65と同様の図示しない傾
動手段が設けられ、その傾動手段にプリアライメントテ
ーブル109が支持されている。111は中央ガイドレ
ール27の後端部右脇に前後方向へ延びる向きで配置さ
れた支持軸を示す。そして、回動ベース107は、その
左端部に設けられた軸受に支持軸111が挿通されるこ
とで支持軸111の軸回りへ回動自在に支持されてい
る。回動ベース107の回動は、図3に実線で示すよう
に水平な姿勢となっている倒伏位置と、同図に二点鎖線
で示すように垂直な姿勢となった起立位置との間で行わ
れる。
【0041】受取コンベア103はプリアライメント機
構101と前記供給コンベア9との間に配置され、供給
コンベア9に乗って移送されて来たプリント基板材11
は、ワーク入口5を通ってこの受取コンベア103に乗
載される。
【0042】113は移載ハンド105のスライドベー
スを示し、このスライドベース113上にエアシリンダ
115が固定され、このエアシリンダ115は後方へ突
出した腕117を備えている。そして、腕117には左
右方向へ延びる中空な吸着アーム119が前後に3つ取
り付けられており、その内部空間には図示しない吸気手
段が接続されている。これら吸着アーム119の下面の
両端部には吸着突部121が設けられていて、吸着アー
ム119の内部空間が負圧にされたときはこの吸着突部
121の下面に吸引力が働く。123はプリアライメン
ト機構101及び受取コンベア103の前側に左右方向
へ延びるように設けられたガイドレールを示し、移載ハ
ンド105のスライドベース113はこのガイドレール
123に摺動自在に支持されている。
【0043】取外し部19は中央ガイドレール27の後
部左脇に配置された取外しハンド125及び取出コンベ
ア127とから成る。129は取外しハンド125のベ
ース部を示し、このベース部129は中央ガイドレール
27の後部左脇に配置された支持軸131に回動自在に
支持されている。ベース部129の前後両端部と中間部
からは中空な吸着アーム133が突出し、これら吸着ア
ーム133の内部空間には図示しない吸気手段が接続さ
れている。各吸着アーム133の下面には吸着突部13
5が設けられていて、吸着アーム133の内部空間が負
圧にされると吸着突部135の上面に吸引力が働く。こ
のような取外しハンド125は図示しない駆動手段によ
り回動され、その回動は、図3に実線で示すように水平
な姿勢となった倒伏位置と同図に二点鎖線で示すように
垂直な姿勢となった起立位置との間で行われる。
【0044】取出コンベア127は左右方向へ延びる向
きで、前後方向に4つ、互いにやや間隔をおいて配置さ
れ、その左端はワーク出口7から外に出て前記した搬送
コンベア13と近接している。そして、取外しハンド1
25が倒伏位置に来ると、その3つの吸着アーム133
は取出コンベア127の間に各別に位置し、その吸着突
部135の上面は取出コンベア127の上面よりやや低
いところに位置する(図3参照)。プリント基板材両面
露光装置1は以上のように構成されている。
【0045】次に、プリント基板材両面露光装置1の動
作を説明する(図13参照)。初期状態において、移載
ハンド105は図3に二点鎖線で示す待機位置におい
て、取外しハンド125は倒伏位置において、垂直保持
ベース29はピックアップ位置において、プリアライメ
ント機構101の回動ベース107は倒伏位置において
それぞれ待機している。また、マスク保持機構21L、
21Rは図1に示すように露光位置に来た垂直保持ベー
ス29よりある程度離間した後退位置において、載替え
ハンド89L、89Rは上昇位置においてそれぞれ待機
している。そして、可動反射鏡83は突出位置に来てい
る。
【0046】この状態からプリント基板材11が受取コ
ンベア103に乗載すると、移載ハンド105の腕11
7が図3に実線で示すように下降してプリント基板材1
1を吸着した後、腕117が引き上げられ、次いで、こ
の移載ハンド105が同図に1点鎖線で示すように左方
へ移動してそのプリント基板材11をプリアライメント
テーブル109上に降す。その後、移載ハンド105は
待機位置に戻される。プリアライメントテーブル109
に降ろされたプリント基板材11は、このプリアライメ
ントテーブル109に吸着保持される。
【0047】プリアライメントテーブル109上にプリ
ント基板材11が載置されると、図示しない傾動手段が
働いてプリアライメント、即ち、予備的位置合わせを行
う。このプリアライメントは、図示しない位置決めマス
ターのフォトマークとプリント基板材11に設けられて
いる基準孔15との位置関係をセンサーが検出して、そ
の位置関係の誤差量を演算し、その誤差量の分、プリア
ライメントテーブル109を水平面内で傾動させること
で行う。
【0048】このようなプリアライメントが済むと、回
動ベース107が起立位置へと回動される。すると、プ
リアライメントテーブル109上のプリント基板材11
が垂直保持ベース29の右側の吸着ベース33Rに吸着
される。具体的には、回動ベース107が起立位置に来
て当該プリント基板材11が吸着ベース33Rの吸着面
41に接触した後、この吸着ベース33Rが負圧駆動さ
れ、それと略同時にプリアライメントテーブル109に
対する負圧駆動が解除され、それによって、プリント基
板材11が吸着ベース33Rに受け渡される。次いで、
垂直保持ベース29が露光位置へと移動される。
【0049】垂直保持ベース29が露光位置に来ると、
右側のマスク保持機構21Rが垂直保持ベース29に対
し前進して、その露光マスク43が当該プリント基板材
11にソフトコンタクトする(図6参照)。そして、露
光マスク43のフォトマスクマーク71とプリント基板
材11の基準孔15との位置関係をカメラ53を通して
検出し、その位置ズレの誤差量を演算し、マスク保持機
構21Rをやや後退させた状態で、誤差に応じた量だけ
パルスモータ65を駆動する。それにより、マスク保持
枠67が垂直面内で所定の方向へ所定量動かされて、露
光マスク43の位置がプリント基板材11に対してアラ
イメントされる。このようなアライメントは誤差が許容
範囲内に収まるまでトライされる。
【0050】この後、マスク保持機構21Rが再び前進
して露光マスク43がプリント基板材11に接し、カメ
ラ53が待機位置へと移動される。この状態で、露光ラ
ンプ45が点燈し、シャッター85が開いて露光ランプ
45からの光が露光マスク43を通してプリント基板材
11に照射される。このようにして、プリント基板材1
1の一方の面である第一の露光処理面11aに対する露
光が実行される。この後、可動反射鏡83は退避位置へ
と移動される。前記したように、露光ランプ45の点灯
は、プリント基板材11の他方の面である第二の露光処
理面11bに対する露光が終了するまで継続する。即
ち、第一の露光処理面11aと第二の露光処理面11b
の両面の露光が終了するまで露光ランプ45を点燈させ
たままとし、次のプリント基板材11に対する露光動作
が開始する直前までは消しておく。
【0051】この露光が済むと、図7に示すように、マ
スク保持機構21Rが後退位置に戻される。次いで、先
ず、右側の載替えハンド89Rが下降位置に来て更に左
へ移動してその吸着突部97をプリント基板材11に押
し当てる。ここで、載替えハンド89Rが負圧駆動さ
れ、それと略同時に吸着ベース33Rの吸気が停止して
プリント基板材11が載替えハンド89Rに引き渡され
る。そして、この載替えハンド89Rが同図に二点鎖線
で示すように右に移動して垂直保持ベース29から離間
する。
【0052】プリン基板材11が載替えハンド89Rに
引き渡されると、垂直保持ベース29がピックアップ位
置に戻され、今度は左側の載替えハンド89Lが下降位
置に来る。そして、左右の載替えハンド89Lと89R
とが図8に実線で示すようにプリント基板材11を挾ん
で互いに接触される。ここで、左側の載替えハンド89
Lが負圧駆動され、それと略同時に右側の載替えハンド
89Rの吸気が停止してプリント基板材11が左側の載
替えハンド89Lに載せ替えられる。そして、載替えハ
ンド89L及び89Rが同図に二点鎖線で示すように互
いに離間し、ここで、右側の載替えハンド89Rは上昇
位置に戻される。
【0053】載替えハンド89Lと89Rとの間でこの
ような受渡しが行われている間、受入れ部17において
は、次のプリント基板材11に対するプリアライメント
テーブル109への移載、プリアライメント及び垂直保
持ベース29への引渡しが実行され、載替えハンド89
L、89Rが互いに離間した後に、垂直保持ベース29
が再び露光位置に来る(図9参照)。
【0054】ここからは、図10に示すように、左側の
載替えハンド89Lが右に寄って、保持しているプリン
ト基板材11を垂直保持ベース29の左側の吸着ベース
33Lに渡し、この後、この載替えハンド89Lは上昇
位置に戻される。また、この動作と並行して、垂直保持
ベース29の右側の吸着ベース33Rが受け取ってきた
プリント基板材11に対する右側のマスク保持機構21
Rによるアライメント及び露光が前記したと同様に進行
する(図10参照)。そして、左側の載替えハンド89
Lが上昇位置に戻ったのに次いで、左側のマスク保持機
構21Lによる左側のプリント基板材11、即ち、片面
露光が済んでいるプリント基板材11に対するアライメ
ント及び露光が進行し(図11参照)、左側のプリント
基板材11に対する露光を行うときは可動反射鏡83が
退避位置へと移動される。このようにして左右での露光
が実行される。
【0055】左側のマスク保持機構21Lによる左側の
プリント基板材11に対するアライメント及び露光が進
行するのと略並行して、右側のマスク保持機工21Rが
後退され、直ちに、右側の載替えハンド89Rが下降位
置を経て左に寄って片面露光済みのプリント基板材11
を受取り、垂直保持ベース29から右へ離れる(図12
参照)。次いで、左側のマスク保持機構21Lが後退し
た後、垂直保持ベース29は、左側の吸着ベース33L
で両面露光済みのプリント基板材11を保持した状態の
ままピックアップ位置に戻される。
【0056】垂直保持ベース29がピックアップ位置に
来ると、取外しハンド125が起立位置へと移動され
て、両面露光済みのプリント基板材11を吸着保持して
倒伏位置に戻る。このとき、所定のタイミングで取外し
ハンド125の吸気が停止され、当該プリント基板材1
1が図3に二点鎖線で示すように取出しコンベア127
上に載置される。このプリント基板材11は取出しコン
ベア127により搬送コンベア13に移されて次の工程
へ搬送されて行く。
【0057】このようにして両面が露光済みのプリント
基板材11が取り出されて行く間に、受入れ部17にお
いては次のプリント基板材11の処理が前記同様に実行
され、また、露光部25においては右側の載替えハンド
89Rに保持されているプリント基板材11が左側の載
替えハンド89Lに前記同様にして受け渡される。そし
て、垂直保持ベース29が露光位置へと移動されて、左
側の載替えハンド89Lに保持されているプリント基板
材11が左側の吸着ベース33Lに移され、ここから左
右のプリント基板材11に対するアライメント及び露光
が実行される。以上の動作が繰返し行われることで、プ
リント基板材11に対する両面の露光が次々実行されて
行く。
【0058】図14から図16は、本発明の第二の実施
の形態に係るプリント基板材両面露光装置141を示す
ものである。このプリント基板材両面露光装置141が
前記プリント基板材両面露光装置1と相違する点は、垂
直保持ベースを上下方向へ移動させるようにしたこと及
びそれに伴う各部の位置関係にあるが、各部の機能や基
本的構成において大きな違いは無い。従って、前記プリ
ント基板材両面露光装置1における各部の機能や基本的
構成と大きな違いが無い部分については、同じ符号を使
用し、重複する説明は省略する。
【0059】143は外筐を示し、その前面パネルには
大きな扉145が設けられている。147は前後仕切り
壁を示し、この前後仕切り壁147は、外筐143内部
の前後方向における中間より稍後ろ寄りの位置に垂直な
姿勢で設けられており、これによって外筐143の内部
は前側空間149と後側空間151とに仕切られる。1
53は上下仕切り壁を示し、この上下仕切り壁153は
前側空間149の上下方向における略中間の位置に水平
に設けられており、この上下仕切り壁153の下側の部
分が受渡し室155になっていて、ここではプリント基
板材11の受取と取外し及びプリアライメントだけが行
われる。また、上下仕切り壁153の上側の部分は露光
室157になっていて、ここでは、垂直保持ベース29
に保持された状態のプリント基板材11に対する露光マ
スク43のアライメント及び露光と、垂直保持ベース2
9に対する載せ替えだけが行われる。
【0060】後側空間151には垂直な姿勢の機構ベー
ス159が設けられており、この機構ベース159の背
面の左右方向における中央には上下方向へ延びる垂直ガ
イドレール161が固定されており、この垂直ガイドレ
ール161に垂直スライドベース163が摺動自在に支
持されている。垂直スライドベース163からは水平な
アーム165が前方へ向けて突出されている。このアー
ム165は機構ベース159と前後仕切り壁147に形
成された縦長の長孔167を通して前方へ突出し、この
アーム165の前端に垂直保持ベース29が固定されて
いる。垂直保持ベース29はその吸着ベース33L、3
3Rが左右方向を向く向きになっている。
【0061】垂直スライドベース163にはボールナッ
ト169が固定されており、このボールナット169に
はサーボモータ171によって回転されるボールスクリ
ュー173が螺合されている。従って、ボールスクリュ
ー173が回転することによって垂直スライドベース1
63が上下方向へ移動され、これと一体的に垂直保持ベ
ース29が上下方向へ移動する。垂直保持ベース29の
移動は、図14及び図15に実線で示す位置すなわち受
渡し室155のピックアップ位置と、同図に二点鎖線で
示す位置すなわち露光室157の露光位置との間で行わ
れる。上下仕切り壁153の左右方向における中央部に
は比較的大きな通り孔153aが形成されており、垂直
保持ベース29はこの通り孔153aを通って受渡し室
155と露光室157との間を移動する。
【0062】機構ベース159の背面における垂直ガイ
ドレール161の左右両脇には左右方向へ延びる水平ガ
イドレール175が固定され、この水平ガイドレール1
75に水平スライドベース177が摺動自在に支持され
ている。これら左右の水平スライドベース177から
は、それぞれ、上下2つのアーム179が前方へ向けて
水平に突出されている。このアーム179は機構ベース
159と前後仕切り壁147に形成された横長の長孔1
81(図16参照)を通して前方へ突出し、左側上下2
つのアーム179の前端には左側のマスク保持機構21
Lのベース部183が固定され、右側上下2つのアーム
179の前端には右側のマスク保持機構21Rのベース
部183が固定されている。これら左右のマスク保持機
構21L、21Rは露光室157にあって、その露光マ
スク43は露光位置に来た垂直保持ベース29を挟んで
互いに対向する向きになっている。
【0063】水平スライドベース177には図示しない
ボールナットが固定されており、このボールナットには
サーボモータ185によって回転されるボールスクリュ
ー187が螺合されている。従って、ボールスクリュー
187が回転することによって水平スライドベース17
7が移動され、これと一体的にマスク保持機構21L、
21Rが左右方向へ移動する。189は左右のマスク保
持機構21L、21Rに各別に対応して設けられた露光
用光源を示し、いずれも露光室157に配置されてい
る。
【0064】外筐143の左側板における受渡し室15
5と対応した上端寄りの位置にはワーク入口191が形
成され、右側板におけるワーク入口191と対向した位
置にはワーク出口193が形成されている。受渡し室1
55内に配置された受取コンベア103の一端はワーク
入り口191に臨んでおり、取出しコンベア127の一
端はワーク出口193に臨んでいる。
【0065】受渡し室155には、ピックアップ位置に
来た垂直保持ベース29の左側にプリアライメント機構
195が、右側に取出機構197がそれぞれ配置されて
おり、これらプリアライメント機構195及び取出機構
197はベルトコンベア状のコンベア199と、このコ
ンベア199を支持した回動・スライド機枠201を備
えている。203は前後方向へ水平に延びる回動軸を示
し、この回動軸203は後側空間151に設けられた図
示しない制御機構によって軸回りへ90°回動されると
共に、左右方向へ水平移動される。これにより、回動・
スライド機枠201は、図15に実線で示すようにコン
ベア199を水平にした水平姿勢と、コンベア199を
垂直に立てた横倒姿勢に切替え制御され、左右方向への
移動は横倒姿勢の状態で行われる。
【0066】回動・スライド機枠201の内部には図示
しない吸引手段が設けられていて、コンベア199の上
面が随時負圧にされる。図示しない供給コンベアに乗っ
て移送されて来たプリント基板材11は、ワーク入口1
91を通って受取コンベア103に乗載された後、プリ
アライメント機構195のコンベア199に移される。
プリアライメント機構195の回動・スライド機枠20
1には、上下仕切り壁153の下面に取り付けられたア
ライメントセンサ205と協働してコンベア199上の
プリント基板材11に対するプリアライメントを行う図
示しない調整手段が設けられている。
【0067】前記機構ベース159の前面の左右方向に
おける略中央には別の垂直ガイドレール207が固定さ
れており、この垂直ガイドレール207に載替えハンド
用スライドベース209が摺動自在に支持されている。
載替えハンド用スライドベース209からは水平で細長
い2つの載替えハンド211が前方へ向けて突出されて
いる。この載替えハンド211は前後仕切り壁147に
形成された略U字形の切り溝213を通して前方へ突出
すると共に、載替えハンド用スライドベース209上で
左右方向へ移動され、互いに対向し合う面には多数の吸
着突部97が設けられている。尚、載替えハンド用スラ
イドベース209の上下移動や載替えハンド211の左
右移動等も図示しないサーボモータ及びボールスクリュ
ーなどによって行われ、これらサーボモータ及びボール
スクリューなどは全て後側空間151に配置されてい
る。
【0068】このように構成されたプリント基板材両面
露光装置141による動作及びその順序は、垂直保持ベ
ース29の移動方向を除き、第一の実施の形態に示した
プリント基板材両面露光装置1における動作及びその順
序と略同様に行われる。先ず、供給されて来たプリント
基板材11は、プリアライメント機構195のコンベア
199に移されて吸着保持され、ここでプリアライメン
トされる。このプリアライメントが終了すると、プリア
ライメント機構195の回動・スライド機枠201が横
倒姿勢になって右移動し、コンベア199が保持してい
るプリント基板材11をピックアップ位置に来ている垂
直保持ベース29の左側の吸着ベース33Lに保持させ
る。次いで、垂直保持ベース29が露光位置へと移動さ
れる。
【0069】垂直保持ベース29が露光位置に来ると、
左側のマスク保持機構21Lが動作してプリント基板材
11に対するアライメントを行い、この後、このマスク
保持機構21Lと左側の光源189によって、プリント
基板材11の第一の露光処理面11aに対する露光が実
行される。この露光が済むと、マスク保持機構21Lが
後退する。次いで、左右の載替えハンド211が下降
し、先ず、左側の載替えハンド211が垂直保持ベース
29から片面露光済みのプリント基板材11を受取り、
ここで、垂直保持ベース29がピックアップ位置に戻さ
れ、次いで、左右の載替えハンド211が互いに近づい
てプリント基板材11を右側の載替えハンド211に渡
す。
【0070】左右の載替えハンド211の間でこのよう
な受渡しが行われている間、プリアライメント機構19
5においては次のプリント基板材11に対するプリアラ
イメント及び垂直保持ベース29への受渡しが実行さ
れ、次いで、垂直保持ベース29が再び露光位置に来
る。ここからは、右側の載替えハンド211が保持して
いるプリント基板材11(片面露光が済んでいるプリン
ト基板材)を垂直保持ベース29の右側の吸着ベース3
3Rに渡し、この後、載替えハンド211が元の位置ま
で戻される。
【0071】次いで、垂直保持ベース29の左側の吸着
ベース33Lが受け取ってきた未露光のプリント基板材
11に対する左側のマスク保持機構21Lによるアライ
メント及び露光と、右側のマスク保持機構21Rによる
右側のプリント基板材11、即ち、片面露光が済んでい
るプリント基板材11の第二の露光処理面11bに対す
るアライメント及び露光が進行する。このようにして左
右での露光が実行される。
【0072】そして、左側のプリント基板材11が左側
の載替えハンド211によって保持された後、垂直保持
ベース29は、右側の吸着ベース33Rで両面露光済み
のプリント基板材11を保持した状態のままピックアッ
プ位置に戻され、今度は、取出機構197が横倒姿勢で
左移動してそのコンベア199が両面露光済みのプリン
ト基板材11を吸着保持して元の位置に戻り、このプリ
ント基板材11は取出しコンベア127上に移され、次
の工程へ搬送されて行く。
【0073】このようにして両面が露光済みのプリント
基板材11が取り出されて行く間に、次のプリント基板
材11の処理が前記同様に実行され、また、露光室15
7においては左側の載替えハンド211に保持されてい
る片面露光済みのプリント基板材11が右側の載替えハ
ンド211に受け渡される。そして、垂直保持ベース2
9が露光位置へと移動されると、右側の載替えハンド2
11が保持していたプリント基板材11を垂直保持ベー
ス29に吸着させ、ここで、左右のプリント基板材11
に対するアライメント及び露光が実行される。
【0074】以上のように、このプリント基板材両面露
光装置141においては、プリント基板材11に対する
受渡し時の処理を行うためのプリアライメント機構19
5や取出機構197等と、アライメントや露光処理等を
行うための左右のマスク保持機構21L、21Rとが階
層状に設けられているので、これら各部を平面状に配置
した前記プリント基板材両面露光装置1に較べて、平面
的サイズを4分の3から3分の2程度にまで小さくでき
る。
【0075】しかも、ガイドレール161、175、2
07と摺動するスライドベース163、177、209
や、サーボモータ171、185及びボールスクリュー
173、187等、塵埃を発生し易い駆動手段の全てが
後側空間151にまとまめて配置され、この後側空間1
51はプリント基板材11や露光マスク43が位置する
前側空間149とは前後仕切り壁147によって隔絶さ
れているため、これらプリント基板材11や露光マスク
43に塵埃が付着するのを防止することができる。
【0076】その上、前側空間151は上下仕切り壁1
53によって下側の受渡し室155と上側の露光室15
7とに区画され、受渡し室155ではプリント基板材1
1の受取と取外し及びプリアライメントだけが行われ、
露光は上の階にある露光室157において行うようにな
っているので、最もクリーンな状態を要求される露光マ
スク43に塵埃が付着するのを効果的に防止できる。
【0077】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても本発明に含まれる。特に、実施
の形態においては、本発明をプリント基板材のレジスト
膜を露光するための露光装置に適用したが、本発明は、
所定の露光パターンが形成された露光マスクを通して露
光されるべき各種の被露光板の一面又は両面を露光する
ための露光装置として広く適用することができる。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明露光装置にあって
は、供給されて来た被露光板は垂直保持ベースのワーク
保持面に受け取られることで垂直な姿勢にされ、この姿
勢で、垂直姿勢の露光マスクとの間の相対的位置合わせ
と露光とが実行されるので、被露光板と露光マスクに塵
埃が付着する惧れをかなり小さくすることができると共
に、装置の平面的サイズを大幅に小型化することができ
る。そして、露光マスクは、常時、垂直な姿勢に保持さ
れるので、水平な姿勢で設けられる場合に生じる自然撓
みの発生をほぼ皆無にすることができ、従って、被露光
板と露光マスクとが隙間無く接触することが保証され、
このことは、露光精度の信頼性を大きく高めることにな
る。
【0079】請求項2の発明によれば、供給されて来た
被露光板は、垂直保持ベースに保持される前にプリアラ
イメント手段により予備的位置合わせが行われるので、
露光マスク支持手段によるアライメント処理の絞り込み
回数が少なくて済み、それにより、最終的な位置合わせ
のための処理時間を短縮することができる。
【0080】請求項3の発明にあっては、垂直保持ベー
スに保持された被露光板に対しての露光マスク支持手段
による位置合わせ及び露光が進行する間に、次の被露光
板に対してのプリアライメント手段による予備的位置合
わせが進行するので、予備的位置合わせを行うための特
別な時間枠を設けなくて済む。
【0081】請求項4の発明にあっては、被露光板の2
つの露光処理面に対する露光マスクの位置合わせ及び露
光は、2つの露光処理面のいずれもについても、被露光
板が垂直保持ベースに位置決めされた状態で行われるた
めに、被露光板が位置ズレすることは無く、従って、高
い精度で露光を行うことができる。しかも、2つの露光
処理面を順番に露光処理するにも拘らず、被露光板を保
持するための垂直保持ベースは1つで済むので、装置が
大型化することも無い。
【0082】請求項5の発明によれば、第一の露光処理
面の露光が済んだ被露光板を2つのワーク載替えハンド
が受渡ししている間に、両面の露光が済んだ被露光板の
取外しと次の被露光板の受取が実行されるので、両面の
露光を別々に行うにも拘らず、全体としての処理時間が
長くなるこは無い。
【0083】請求項6の発明は、請求項1から5に記載
した露光装置のいずれかにおいて、垂直保持ベースの移
動が上下方向へ行われるようにしたものである。従っ
て、この発明にあっては、垂直保持ベースに対する被露
光板の着脱やプリアライメントを担う手段と、露光を担
う手段とが階層状に配置されることになるので、これら
を平面的に配置する場合と較べて、装置に必要な平面的
サイズがかなり小さくて済む。
【0084】請求項7の発明は、請求項6に記載の露光
装置において、この装置の外筐内部を仕切り壁によって
前側空間と後側空間とに仕切り、前側空間には垂直保持
ベースと露光マスク支持手段と光学系等の作業手段を配
置し、後側空間には前記作業手段を移動させるための駆
動手段を配置したものである。このようにすれば、駆動
手段から発生する塵埃が被露光板や露光マスクに付着す
るのをより確実に防止することができると共に、露光マ
スクの交換とか、アライメント手段の調整や各種の整備
といったメンテナンスの多くを一方向から行うことがで
きる。
【0085】請求項8の発明は、請求項7に記載の露光
装置において、前側空間を仕切り壁によって上室と下室
とに仕切り、この下室を被露光板の垂直保持ベースに対
する着脱等が行われる受渡し室とし、上室を被露光板に
対する露光が行われる露光室としたものである。これに
よって、露光が行われる空間を一層クリーンに保つこと
ができる。
【0086】請求項9の発明によれば、第一の露光処理
面に対する露光の開始から第二の露光処理面に対する露
光が終了するまでの間、露光ランプを点燈させたままに
できるので、露光ランプの寿命を大幅に延ばすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係るプリント基板
材両面露光装置を外筐を切断して示す平面図である。
【図2】図1に示すプリント基板材両面露光装置におけ
る露光部の垂直断面図である。
【図3】図1に示すプリント基板材両面露光装置におけ
る受入れ部及び取外し部の垂直断面図である。
【図4】図1に示すプリント基板材両面露光装置におけ
る露光部の要部斜視図である。
【図5】図1に示すプリント基板材両面露光装置におけ
る載替えハンドの斜視図である。
【図6】図1に示すプリント基板材両面露光装置におい
て、初期のプリント基板材に対する露光等の処理が行わ
れている状態を示す要部正面図である。
【図7】図1に示すプリント基板材両面露光装置におい
て、片面の露光が済んだプリント基板材を載替えハンド
が受け取っている状態を示す要部正面図である。
【図8】図1に示すプリント基板材両面露光装置におい
て、片面の露光が済んだプリント基板材を左右の載替え
ハンドが受渡しする状態を示す要部正面図である。
【図9】図1に示すプリント基板材両面露光装置におい
て、未露光のプリント基板材を受け取って来た垂直保持
ベースが露光位置に来た状態を示す要部正面図である。
【図10】図1に示すプリント基板材両面露光装置にお
いて、片面の露光が済んだプリント基板材が垂直保持ベ
ースの左側の吸着ベースに移載された状態を示す要部正
面図である。
【図11】図1に示すプリント基板材両面露光装置にお
いて、左右2枚のプリント基板材に対する露光等が行わ
れている状態を示す要部正面図である。
【図12】図1に示すプリント基板材両面露光装置にお
いて、両面露光が済んだ状態を示す要部正面図である。
【図13】図1に示すプリント基板材両面露光装置の動
作フローを示すチャート図である。
【図14】本発明の第二の実施の形態に係るプリント基
板材両面露光装置を一部切り欠いて示す要部斜視図であ
る。
【図15】図14に示すプリント基板材両面露光装置を
外筐を切断して示す拡大正面図である。
【図16】図14に示すプリント基板材両面露光装置を
外筐を切断して示す拡大平面図である。
【符号の説明】
1 露光装置 11 被露光板 11a (第一の)露光処理面 11b (第二の)露光処理面 21L 露光マスク支持手段 21R 露光マスク支持手段 23 光学系 29 垂直保持ベース 33L ワーク保持面 33R ワーク保持面 43 露光マスク 45 露光ランプ 85 シャッター 89L (他方の)ワーク載替えハンド 89R (一方の)ワーク載替えハンド 109 プリアライメント手段 125 ワーク取外し手段 141 露光装置 143 外筐 147 前後仕切り壁 149 前側空間 151 後側空間 153 仕切り壁 155 下室(受渡し室) 157 上室(露光室) 169、171、173 駆動手段 185、187 駆動手段 189 光学系(露光ランプ) 195 プリアライメント手段 211 載替えハンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/30 508A 511

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被露光板の露光処理面を所定の露光パター
    ンが形成された露光マスクを通して露光する露光装置で
    あって、供給されて来た被露光板を垂直な姿勢で受け取
    るワーク保持面を有した垂直保持ベースと、露光マスク
    を前記垂直保持ベースに保持された被露光板に対して接
    触離間自在に且つ位置合わせ自在に支持した露光マスク
    支持手段と、露光を行うための光学系とを備え、垂直保
    持ベースは被露光板を受け取るピックアップ位置と露光
    マスク支持手段に対向した露光位置との間を相対的に移
    動することを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の露光装置において、供給
    されて来た被露光板を垂直保持ベースに受け取らせる前
    に被露光板の予備的位置合わせを行うプリアライメント
    手段を設けたことを特徴とする露光装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の露光装置において、垂直
    保持ベースに保持された被露光板に対しての露光マスク
    支持手段による位置合わせ及び露光が進行する間に、次
    の被露光板に対してのプリアライメント手段による予備
    的位置合わせが進行するようにしたことを特徴とする露
    光装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3に記載した露光装置のいず
    れかにおいて、垂直保持ベースは互いに反対側を向いた
    2つのワーク保持面を有し、この2つのワーク保持面に
    各別に対応した2つの露光マスク支持手段と、前記2つ
    のワーク保持面のそれぞれに対応して設けられた2つの
    ワーク載替えハンドとを備え、一方のワーク保持面に保
    持された被露光板の第一の露光処理面に対する一方のマ
    スク支持手段による位置合わせ及び露光が終了した後、
    この被露光板を一方のワーク載替えハンドから他方のワ
    ーク載替えハンドを経て他方のワーク保持面に保持さ
    せ、ここで第二の露光処理面に対する他方のマスク支持
    手段による位置合わせ及び露光を行うようにしたことを
    特徴とする露光装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4に記載の露光装置におい
    て、ピックアップ位置に来た垂直保持ベースを挾んでプ
    リアライメント手段と反対側の位置にワーク取外し手段
    を配置し、第一の露光処理面に対する露光が終了した被
    露光板がワーク載替えハンドに保持された後垂直保持ベ
    ースをピックアップ位置に戻し、他方のワーク保持面が
    保持していた被露光板を前記ワーク取外し手段により取
    外すと共に次の被露光板を垂直保持ベースに保持させた
    後垂直保持ベースを露光位置へと移動させるようにした
    ことを特徴とする露光装置。
  6. 【請求項6】請求項1から5に記載した露光装置のいず
    れかにおいて、垂直保持ベースの移動が上下方向へ行わ
    れるようにしたことを特徴とする露光装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の露光装置において、この
    装置の外筐内部を仕切り壁によって前側空間と後側空間
    とに仕切り、前側空間には垂直保持ベースと露光マスク
    支持手段と光学系等の作業手段を配置し、後側空間には
    前記作業手段を移動させるための駆動手段を配置したこ
    とを特徴とする露光装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の露光装置において、前側
    空間を仕切り壁によって上室と下室とに仕切り、この下
    室を被露光板の垂直保持ベースに対する着脱が行われる
    受渡し室とし、上室を被露光板に対する露光が行われる
    露光室としたことを特徴とする露光装置。
  9. 【請求項9】請求項4から8に記載の露光装置のいずれ
    かにおいて、光学系にシャッターを介挿すると共に、第
    一の露光処理面に対する露光の開始から第二の露光処理
    面に対する露光が終了するまでの間、露光ランプを点燈
    させたままとし、露光時のみ前記シャッターを開放する
    ことを特徴とする露光装置。
JP9343971A 1997-04-01 1997-11-27 露光装置 Pending JPH10333337A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6211942B1 (en) 2000-03-10 2001-04-03 Howa Machinery Ltd. Double-sided exposure system
JP2002333727A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Howa Mach Ltd 立型アライメントテーブル装置
JP2007093646A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Sumitomo Heavy Ind Ltd 直接描画装置
KR101296971B1 (ko) * 2008-12-15 2013-08-14 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 유기 el 디바이스 제조 장치, 성막 장치 및 그들의 성막 방법, 액정 표시 기판 제조 장치와 얼라이먼트 장치 및 얼라이먼트 방법
JP2016218117A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 株式会社ブイ・テクノロジー 密着露光装置における密着方法
JP2020508476A (ja) * 2016-11-28 2020-03-19 フリント グループ ジャーマニー ゲーエムベーハー 板状の材料を露光するための露光装置および方法

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