JPH07127696A - プラネタリーギヤ機構 - Google Patents

プラネタリーギヤ機構

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Publication number
JPH07127696A
JPH07127696A JP27381693A JP27381693A JPH07127696A JP H07127696 A JPH07127696 A JP H07127696A JP 27381693 A JP27381693 A JP 27381693A JP 27381693 A JP27381693 A JP 27381693A JP H07127696 A JPH07127696 A JP H07127696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
bearing
backlash
pinion
gears
Prior art date
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Pending
Application number
JP27381693A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Teraoka
正夫 寺岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP27381693A priority Critical patent/JPH07127696A/ja
Publication of JPH07127696A publication Critical patent/JPH07127696A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
    • F16H1/2809Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion with means for equalising the distribution of load on the planet-wheels
    • F16H1/2836Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion with means for equalising the distribution of load on the planet-wheels by allowing limited movement of the planets relative to the planet carrier or by using free floating planets

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で低コストで各ギヤのバックラッ
シを均一化する。 【構成】 インターナルギヤ21と、サンギヤ27と、
ピニオンシャフト33と、ピニオンシャフト33にベア
リング39を介して自転自在に支承され前記両ギヤ2
1,27と噛合う複数のピニオンギヤ23,23とから
なるプラネタリーギヤ機構1において、前記ベアリング
39とピニオンシャフト33との間に弾性体37を配置
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プラネタリーギヤ機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平2−95731号公報に図5のよ
うな過給機201が記載されている。これはエンジンの
駆動力をプラネタリーギヤ機構203を介して増速し、
エアコンプレッサ205を駆動するように構成されてお
り、エンジンの駆動力はプラネタリーギヤ機構203の
インターナルギヤ207から入力し、3個のピニオンギ
ヤ209を介してサンギヤ211に伝達され、インペラ
シャフト213を回転させる。
【0003】インターナルギヤ207とサンギヤ211
の両方と噛合うピニオンギヤ209の位置精度が悪いと
各ギヤ間のバックラッシが不均一になって各ギヤに無理
な力が掛り、例えばインペラシャフト213のベアリン
グ215が焼付く恐れがある。
【0004】図6はピニオンギヤの他の支持構造を示す
ものであり、ピニオンギヤ217はベアリング219を
介して支持軸221に支承され、支持軸221は支持部
材223に固定されている。支持軸221には可撓部2
25が設けられており、バックラッシの不均一はこの可
撓部225の撓みにより平均化され、修正される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような支
持軸221を用いた支持構造は構造が複雑であり、コス
ト高でもある。
【0006】そこで、この発明は、構造簡単で大きなコ
スト上昇を伴わずに均一なバックラッシが得られるプラ
ネタリーギヤ機構の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、インターナルギヤと、サンギヤと、支持
部材と、前記支持部材に軸受を介して自転自在に支承さ
れ前記両ギヤと噛合う複数のピニオンギヤとからなるプ
ラネタリーギヤ機構において、前記ピニオンギヤと前記
軸受との間、前記軸受けと前記支持部材との間のうち少
なくともいずれか一方に弾性体を配置したことを特徴と
する。
【0008】
【作用】ピニオンギヤと軸受との間、軸受と支持部材と
の間のうち少くともいずれか一方に弾性体を配置したか
ら、ピニオンギヤの位置誤差によるバックラッシの不均
一はこの弾性体の撓みにより吸収されて平均化される。
こうして、ピニオンギヤの位置修正が行われ、ギヤの噛
合い状態が正常になって、耐久性が向上すると共に、弾
性体の振動減衰効果によりギヤ音は静粛になる。
【0009】このように、弾性体を用いた構成は構造が
簡単であり、コスト上昇はわずかである。これに加えて
バックラッシ均一化のための超精密な加工をせずにすむ
ことにより大きなコスト低減効果が得られる。
【0010】
【実施例】図1と図2により第1実施例の説明をする。
図1は増速機構1(実施例のプラネタリーギヤ機構)と
遠心式のエアコンプレッサ3とを備えた過給機5とプー
リ7とを示している。左右の方向は図1での左右の方向
であり、符号を附していない部材等は図示されていな
い。
【0011】図1のように、プーリ7は入力軸9に固定
され、止め輪11と押え板13とで脱落を防止されてい
る。プーリ7はベルトを介してクランクシャフト側のプ
ーリに連結され、エンジンの駆動力により回転駆動され
る。入力軸9はベアリング15を介してハウジング17
に支承されており、入力軸9とハウジング17との間に
はシール19が配置されている。
【0012】増速機構1は、入力軸9と一体のインター
ナルギヤ21と、図2のように周方向等間隔に配置され
た2個のピニオンギヤ23とインペラシャフト25に形
成されたサンギヤ27とを備え、プーリ7の回転を増速
してインペラシャフト25を回転駆動する。
【0013】フランジ部材29の支持穴31にはピニオ
ンシャフト(支持部材)33が支持されており、各ピニ
オンギヤ23はピニシャフト33上に装着されたスリー
ブ35、リング状の弾性体37、ベアリング(軸受)3
9を介して支承されている。支持穴31はピニオンギヤ
23に対するインターナルギヤ21とサンギヤ27のバ
ックラッシが均一になるような位置に加工されるが、こ
の穴位置誤差や他の要因でバックラッシが不均一になり
噛合い反力が不均一になると、弾性体37が撓んでピニ
オンギヤ23がバックラッシの狭い側から広い側へ平行
移動し、バックラッシが均一化される。このようなバッ
クラッシ調整機能によって増速機構1のギヤの噛合いは
正常に保たれ、耐久性が向上すると共にインペラシャフ
ト25に無理な力が掛らない。又、弾性体37により振
動が吸収されギヤ部が静粛になる。
【0014】インペラシャフト25の右端側にはインペ
ラ41がナット43で固定されており、エアコンプレッ
サ3のコンプレッサハウジング45はハウジング17の
周溝47に係合した連結部材49とボルト51とによ
り、フランジ部材29と共に、ハウジング17に固定さ
れている。こうしてエアコンプレッサ3が構成され、エ
アコンプレッサ3はインペラ41が回転駆動されると吸
気を加圧してエンジンに供給する。
【0015】フランジ部材29にはラビリンスシール5
3がビス55で固定されており、フランジ部材29に支
持されたベアリングホルダ57と、インペラ41との間
で空間59を形成している。エンジンの吸気取入路にお
いてスロットルバルブの下流側と空間59とは空気流路
61とコントロールバルブとを介して連通しており、ス
ロットルバルブが閉じてインペラ41の右側に負圧が生
じると、コントロールバルブによって空間59は大気に
開放されて常時正圧に保たれる。
【0016】ベアリングホルダ57は段差部63と止め
輪65とによりフランジ部材29に対して軸方向に位置
決めされている。ベアリングホルダ57の左端側にはオ
ーバーハング部67が設けられ、このオーバーハング部
67は入力軸9の凹部69に貫入している。図2のよう
に、ベアリングホルダ57にはピニオンギヤ23との干
渉を避けるために切り欠き71が設けられている。
【0017】インペラシャフト25にはサンギヤ27と
インペラ41との間に、左からリング73,75、スペ
ーサ77、ブッシュ79が嵌合し、インペラシャフト2
5と一体に回転する。又、サンギヤ27の左側にはすべ
り軸受81が配置され、スペーサ77の外周にはすべり
軸受83が配置されて、ベアリングホルダ57との間で
インペラシャフト25を支承している。
【0018】ベアリングホルダ57には径方向外側から
スラストワッシャ85が装着され、ボルト87で固定さ
れている。スラストワッシャ85はリング73,75間
の溝89に係合し、インペラシャフト25のスラスト方
向の力を受けている。
【0019】各すべり軸受81,83には、ベアリング
ホルダ57とフランジ部材29とを通して形成された油
路91と、ノズル93とオイルプラグ95とを介して、
オイルポンプから加圧オイルが供給され、オイルフィル
ムを介しフローティング状態でインペラシャフト25を
支承し、その振動を吸収する。又、オイルはベアリング
ホルダ57とスラストワッシャ85に設けられた油路9
7,99を介して溝89に供給され、スラストワッシャ
85の摺動部を潤滑する。
【0020】ベアリングホルダ57とブッシュ79との
間にはシール101とピストンリング103とが配置さ
れて接触型のオイルシール105を構成し、ハウジング
17からのオイル洩れを防止している。上記のように、
インペラ41の吸込み側に負圧が生じても空間59が常
に正圧に保たれているから、オイルシール105からの
オイル洩れは効果的に防止される。
【0021】こうして、過給機5が構成されている。
【0022】上記のように、増速機構1のギヤの噛合い
が正常な状態に保たれてサンギヤ27(インペラシャフ
ト25)に無理な力が掛らないから、すべり軸受81,
83の偏摩耗や焼付きが防止され、回転音が静粛にな
り、耐久性が大幅に向上する。又、増速機構1はバック
ラッシ調整機能を備えているから、バックラッシを均一
化するためにピニオンシャフト33の支持穴31や各ギ
ヤや入力軸9(インターナルギヤ21)のベアリング1
5の配置部などの超精密加工が不要になり、歩留りを含
めた加工コストが大幅に低減される。これに加えて、弾
性体37でバックラッシを調整する構成は構造が簡単で
あり、それに伴うコスト上昇はわずかである。
【0023】次に、図3と図4とにより第2実施例の説
明をする。これらの図面において第1実施例と同機能の
部材には同一の符号が与えられており符号を附していな
い部材等は図示されていない。
【0024】図3はプーリ7から入力したエンジンの駆
動力を増速機構107(実施例のプラネタリーギヤ機
構)で増速して遠心式のエアコンプレッサ3を駆動する
過給機109を示している。
【0025】増速機構107は、インターナルギヤ21
と、図4のように等間隔に配置された2個のピニオンギ
ヤ23と、サンギヤ27とを備えている。各ピニオンギ
ヤ23はピニオンシャフト(支持部材)33上に装着さ
れたベアリング(軸受)111と、リング状の弾性体1
13とスリーブ115とを介して支承されている。
【0026】このような構成により、増速機構107は
組付けた時各ギヤのバックラッシが不均一であっても、
弾性体113の撓みによりピニオンギヤ23がバックラ
ッシの狭い側から広い側へ平行移動してバックラッシが
均一化され、各ギヤの噛合いが正常に保たれて耐久性が
向上しギヤ音が静粛になる。このバックラッシ調整機構
は構造簡単で低コストであると共に、バックラッシ均一
化のための各部の超精密加工が不要になり歩留りを含め
た加工コストが大幅に低減される。又、サンギヤ27
(インペラシャフト25)に無理な力が掛らないからエ
アコンプレッサ3の回転音が静粛になり、耐久性が向上
する。
【0027】なお、弾性体はピニオンギヤとベアリング
との間、ベアリングとピニオンシャフトとの間の両方に
配置してもよい。
【0028】
【発明の効果】この発明のプラネタリーギヤ機構は、ピ
ニオンギヤと軸受との間、軸受けと支持部材との間のう
ち少なくともいずれか一方に弾性体を配置したから、こ
の弾性体の撓みによりバックラッシが均一化され、各ギ
ヤに無理な力が掛らず噛合いが正常な状態に保たれて耐
久性が向上し、ギヤ部が静粛になる。弾性体によりバッ
クラッシを調整する構成は構造が簡単であり低コストで
あると共に、バックラッシ均一化のための各部の超精密
加工が不要になることによる大きなコスト低減効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を用いた過給機の断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】第2実施例を用いた過給機の断面図である。
【図4】図3のB−B断面図である。
【図5】従来例の断面図である。
【図6】他の従来例の断面図である。
【符号の説明】 1,107 増速機構(プラネタリーギヤ機構) 21 インターナルギヤ 23 ピニオンギヤ 27 サンギヤ 33 ピニオンシャフト(支持部材) 37,113 弾性体 39,111 ベアリング(軸受)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターナルギヤと、サンギヤと、支持
    部材と、 前記支持部材に軸受を介して自転自在に支承され、前記
    両ギヤと噛合う複数のピニオンギヤとからなるプラネタ
    リーギヤ機構において、 前記ピニオンギヤと前記軸受との間、前記軸受けと前記
    支持部材との間のうち少なくともいずれか一方に弾性体
    を配置したことを特徴とするプラネタリーギヤ機構。
JP27381693A 1993-11-01 1993-11-01 プラネタリーギヤ機構 Pending JPH07127696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27381693A JPH07127696A (ja) 1993-11-01 1993-11-01 プラネタリーギヤ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27381693A JPH07127696A (ja) 1993-11-01 1993-11-01 プラネタリーギヤ機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07127696A true JPH07127696A (ja) 1995-05-16

Family

ID=17532963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27381693A Pending JPH07127696A (ja) 1993-11-01 1993-11-01 プラネタリーギヤ機構

Country Status (1)

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JP (1) JPH07127696A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2559916A1 (en) * 2011-08-16 2013-02-20 General Electric Company Planetary gear system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2559916A1 (en) * 2011-08-16 2013-02-20 General Electric Company Planetary gear system

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