JPH0712460U - 紙カップ入り固形燃料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 宗教行事（１部では聖火行事とも言う）等に
使用する松明の燃料の提供。 【構成】 （イ）無臭性灯油に凝固剤を混入し、固形着
火剤を作り、これを粗く粉砕する。 （ロ）紙カップの中央に綿ロープ芯を立てその周囲
に固形着火剤を詰め、パラフィンを流し込んで固形
化する。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】【利用分野】 この考案は宗教行事（一部では聖火行事とも言う） に使用する松明の燃料に関するものである。 【０００２】【従来の技術】 従来、この種の燃料は、天然の木材や繊維などに、灯油や松ヤニを塗布又は含浸 させたものが主であった。 【０００３】【考案が解決しようと課題】 これは次の様な欠点があった。 燃焼部の準備や後始末に非常に手間暇のかかる作業が必要であり燃焼時に煤煙や 火の粉が多く、松明の器具自体がその構造上非常に大きく重かった。又、近年は 自然破壊が問題視され天然の素材の入手が困難となりつつある。 【０００４】【問題を解決する手段】 出来るだけ容量が少く、着火性が良く、燃焼時間が長く、炎が適当に大きい事を 条件に開発考案をした。 市場性の高い材料を使用る事に着目し、容器は紙カップを用いた。燃料は無臭性 灯油、凝固剤、パラフィン、芯は綿ロープを使用した。又、後始末を容易にする 為に紙カップの外側にアルミホイルのキャップを被せた。 【０００５】【作用】 紙カップの中の綿ロープ芯の周囲に詰め込まれている固形着火剤は８１℃ で瞬間的に着火しその後は燃料として燃焼する。燃焼が始まるとパラフィンは 徐々に溶解し、綿ロープ芯を伝って上部に押し上げられ燃焼する事に依って大 きな炎を得る事が出来る。燃焼終了後はアルミキャップを取り出す事により残 滓は簡単に取り出す事が出来る。 【０００６】【考案の効果】 本考案は以上の様な構成で有るから松明の使用に当たって次の様な効果がある。 （１）小型軽量で容器のまま別製のホルダーにワンタッチで装着、燃焼後は簡単 に後始末が出来る。 （２）固形着火剤により瞬時に着火する。 （３）綿ロープ芯の採用により炎が大きい割に煙が少ない。 （４）主原料が安定した素材の為、保管、運搬が容易である。 （５）上記の様な簡便性の為、特に多量に使用する場合は準備時間、経費等の大 幅な改良に役立つ。

【図面の簡単な説明】 【図１】本考案の正面図である。 【図２】図１のａ線の断面図である。 【図３】図の平面図である。 【符号の説明】 固形着火剤 パラフィン 綿ロー
プ芯 アルミキャップ 紙カップ

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項の１】（イ）無臭性灯油に凝固剤を混入し、固
   形着火剤を作り、これを粗く粉砕する。 （ロ）紙カップの中央に綿ロープ芯を立て、その周
   囲に上記着火剤を詰め、パラフィンを流し込んで固形
   化する。 以上の様に構成された固形燃料。