JP3029099U - 点火剤付き線香 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 線香の点火を容易にする。 【解決手段】 線香２は、缶５に入った点火剤３と共に
包装箱の中に詰め合せて販売される。点火剤は、メチル
アルコール、リン、松やに、増粘剤を混ぜ合わせたゲル
状のものである。消費者がこれを使用するときは、蓋を
外した缶５の中に線香２を突っ込んで先端に点火剤３を
付着させ、点火剤が付着した線香の先にライター等の炎
を近づける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、墓参り等で使用する線香に関する。

【０００２】

【従来の技術】

マッチやシガレットライターで一度に何本もの線香に点火することは難しいの で、墓参りの際などは、紙を燃やして、その火で着火したりしていた。しかし、 墓前で燃やすべき紙を持ち合せないような場合もあるし、紙の燃え残りの始末も 面倒である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、このような事情に鑑み、線香の点火を容易にすることを目的とす る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は、線香と、点火するときに該線香の先に塗布する点火剤との組み合 わせからなる。点火剤は密閉容器に入れる。

【０００５】

【作用】

線香の先に点火剤を塗ってマッチやライターで火を付ければ、まず点火剤に着 火し、その炎で線香に容易に着火する。点火剤は揮発成分（アルコール等）を含 んでおり、空気にさらしておくと劣化して火が付きにくくなる。この考案では、 点火剤を密閉容器に入れてあるので、そのおそれはない。

【０００６】

【実施例】

図１に示すように、線香２は、缶５に入った点火剤３と共に包装箱１の中に詰 め合せて販売される。点火剤は、メチルアルコール、リン、松やに、増粘剤を混 ぜ合わせたゲル状のものである。 消費者がこれを使用するときは、蓋を外した缶５の中に線香２を突っ込んで先 端に点火剤３を付着させる（図２）。次いで、点火剤が付着した線香の先にライ ター等の炎を近づける（図３）。こうすると、点火剤がすぐに燃え上がり、その 熱で線香に着火する。なお、点火剤を付着させるときは、線香は束になったまま でよいが、点火するときは、図３のように結束帯６を解いて線香２をばらばらに した方が、酸素が行き渡るので、着火しやすい。

【考案の効果】

以上説明したように、この考案によれば、線香の先に点火剤を付着することで 、マッチやライターで容易に点火することができ、墓参りの際に便利である。特 に、線香と点火剤は別体になっており、しかも点火剤は密閉容器（缶）に入れて あるので、点火剤の劣化が防止でき、また、点火剤を用いないで線香だけ用いる こともできるので便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】線香と点火剤の箱詰めの説明図である。

【図２】線香に点火剤を付着させる状態の説明図であ
る。

【図３】線香に点火するときの説明図である。

【符号の説明】

１ 包装箱 ２ 線香 ３ 点火剤 ５ 缶（密閉容器） ６ 結束帯

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 線香（２）と、点火するときに該線香の
   先に塗着する、密閉容器（５）に入れた点火剤（３）と
   の組み合わせからなる点火剤付き線香。