JP3026492U - 線香着火器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固形燃料を用いることにより、多少の雨や風
の中でも熱い思いをせず大量の線香へ均一かつ確実に着
火する器具を提供する。 【構成】 上部が開口し複数個の孔（１ａ）を持つ筒
（１）の下に、挿入口（３ａ）のついた燃料入れ（３）
を設け、その間にはメッシュ網（２）を敷き、またこの
燃料入れ（３）の下端に係設した不燃板（５）とでなる
ことを特徴とする固形燃料（４）を用いた線香着火器
具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、大量の線香へ安全、確実に着火する器具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、大量の線香に着火するには、紙などを燃やすか、ライターを用いていた 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ） 屋外で着火しようとすると、風などの影響を受けて着火しずらい。 （ロ） 必ず手で持たなければならず持ち手も熱くなり、火傷の危険もあった。 （ハ） 一部分だけしか着かない。 （ニ） 火を消し忘れたり、飛ばされたりすると火災の危険もあった。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上部が開口し複数個の孔（１ａ）を持つ筒（１）と、挿入口（３ａ）のついた 燃料入れ（３）を設ける。 そして、その間にはメッシュ網（２）を敷き、またこの燃料入れ（３）の下端 には不燃板（５）を係設する。 本考案は、以上のような構成よりなる固形燃料（４）を用いた線香着火器であ る。

【０００５】

【作用】

筒（１）の開口部より線香（ａ）を入れ、挿入口（３ａ）より固形燃料（４） を入れる。 マッチ又はライター等で固形燃料（４）に点火すると、固形燃料（４）が燃え 線香（ａ）の端全体に着火する。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。 （イ） 筒（１）の周囲には複数箇所にわたり孔（１ａ）を係設し排煙をはかる と共に、通気性をよくする。 （ロ） 線香（ａ）を入れたときのストッパーと着火の均一性をはかるためメッ シュ網（２）を設ける。 （ハ） 燃料入れ（３）の下端には安定性をはかるため、不燃性の板（５）を係 設する。 本考案は以上のような構造で、これを使用するときは、筒（１）の開口部より 線香（ａ）を入れる。挿入口（３ａ）より固形燃料（４）を入れ、マッチ又はラ イター等で固形燃料（４）に点火する。 点火された固形燃料（４）が燃えて線香（ａ）の端全体にほぼ均一に着火する 。 本体を地面に置いたときの安定を図るために燃料入れ（３）の下端には、不燃 性の板（５）を設ける。 なお、使用燃料は固形燃料（４）ばかりでなくペースト燃料、又は液体燃料を 石綿等に浸して使用することも可能である。 また、図３に示すように、不燃板（５）の代わりに、燃料入れ（３）と一体化 した脚（６）をつけたり、図４、図５に示すような持ち手（７）（７’）をつけ れば移動や、持ち運びに便利である。

【０００７】

【考案の効果】

着火用の紙もいらず、多少の雨や風の中でも熱い思いをせず、簡単に均一かつ 確実に線香へ着火できる。また固形燃料は一定時間で燃え終わるので消し忘れの 心配はなく、固形燃料を追加すれば連続使用も可能であるし、不燃板および脚に より、手で持つ必要がなく火傷の危険もない。さらに点火しておいて他のこと、 例えば、水を変えるとか、花を活けるなど出来るので時間を有効に使える。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の一部を切り欠いた図面である。

【図３】本考案の請求項２の実施例を示す斜視図であ
る。

【図４】本考案に持ち手をつけた側面図である。

【図５】本考案に釣り下げ型の持ち手をつけた図面であ
る。

【符号の説明】

１ 筒 １ａ 孔 ２ メッシュ網 ３ 燃料入れ ３ａ 燃料挿入口 ４ 固形燃料 ５ 不燃板 ６ 脚 ７，７’ 持ち手 ａ 線香

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上部が開口し複数個の孔（１ａ）を持つ
   筒（１）の下に、挿入口（３ａ）のついた燃料入れ
   （３）を設け、その間にはメッシュ網（２）を敷き、ま
   たこの燃料入れ（３）の下端に係設した不燃板（５）と
   でなることを特徴とする固形燃料（４）を用いた線香着
   火器具。
2. 【請求項２】 燃料入れ（３）と一体化した脚（６）を
   つけた請求項１の固形燃料（４）を用いた線香着火器
   具。