JPH07122055B2 - ポリペプチド薄膜 - Google Patents

ポリペプチド薄膜

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JPH07122055B2
JPH07122055B2 JP1299160A JP29916089A JPH07122055B2 JP H07122055 B2 JPH07122055 B2 JP H07122055B2 JP 1299160 A JP1299160 A JP 1299160A JP 29916089 A JP29916089 A JP 29916089A JP H07122055 B2 JPH07122055 B2 JP H07122055B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は配向性の分子重合体から成る超薄膜に関するも
のであり、特に生体適合性の点で優れたペプチド結合を
有するアミノ酸リン脂質重合体の超薄膜に関するもので
ある。
(背景技術) 分子配列を持った単分子膜(monolayer)および単分子
膜が複数積層されてなる累積膜(monolayers=multilay
er)などの分子集合体(molecular assembly)はその超
薄性と緻密性を利用し、エレクトロニクスデバイス用素
材、表面保護用素材の他、気体分子やイオンの選択的透
過性を利用した超濾過膜やセンシング用薄膜あるいはマ
テリアルデリバリー用透過制御膜としての広範囲な応用
が期待されている。
また、リン脂質は細胞の生体膜の成分として存在してお
り、生体膜では2分子構造を有する二重層構造を形成
し、種々の生命現象に欠くことのできない機能を果して
いる。
そして、天然及び人工のリン脂質は水中に分散させるこ
とによって、リポソームと呼ばれる分子配列を持った二
分子膜による閉鎖小胞体を形成することが知られ、医
学、薬学分野においては、薬剤運搬体、人工血液とし
て、工学的分野においては、人工細胞、マイクロカプセ
ルへの応用展開が図られている。
さらに先に述べた単分子膜、累積膜としての応用以外に
も、生体適合性を利用した医用材料への展開も図られて
いる。
一方、気−液界面に形成される両親媒性分子の単分子膜
を支持体上に累積する方法としてはラングミュアーブロ
ジェット(LB)法が一般に知られ、この方法で作製され
た各種のLB膜は有機超薄膜として近年用途が広がってい
る〔固体物理17(12)45(1982)等参照〕。
LB膜やリポソームを含む分子集合体は分子の配向と超薄
性に基づく様々な機能性を発揮するものの、一方では物
理的にデリケートなため膜構造が破壊されやすく、また
化合物によっては膜の構造欠陥が多く高緻密性が得られ
ないといった欠点を持っている。これらの分子集合体の
膜構造を物理的に強化し、緻密性にすぐれた膜を提供す
ることはあらゆる目的に要求される課題である。
分子集合体の膜構造を物理的に強化するための有効な手
段の一つは分子の架橋または重合である。
LB膜やリポソームなどの分子集合体の重合については従
来の重合性化合物と重合様式が、H.Baderら、Advances
in Polymer Science,第64巻、1頁(1985年)およびR.B
uschlら、Macromol.Chem.Suppl.,第6巻、245頁(1984
年)にまとめられている。
重合性の両親媒性化合物の研究が活発となったのは1980
年代に入ってからであり、当初は重合性化合物としてビ
ニル系及びジエン、ジアセチレン系の不飽和化合物を用
い、紫外線(UV)あるいはγ線等の放射線によって不飽
和結合を開裂して重合する方法が広く採用された。しか
しこれらの方法による重合の多くは膜の堅牢性は向上す
るものの重合によるひずみによって分子配列の秩序性を
維持させることが困難であった。A.LaschewskyとH.Ring
sdorf著、Macromolecule,第21巻、1936頁(1988年)に
指摘されるように、膜の配向はアルキル鎮の長さと末端
親水基の種類に大きく影響される結果、秩序性の良好な
重合膜を与える化合物は少数に限られるのである。
A.LaschewskyらはJ.Am.Chem.Soc.,第109巻、788頁(198
7年)において、放射線重合等に有用な各種の不飽和結
合を有する両親媒性化合物について、秩序性維持のため
に重合基がスペーサーグループを介して担持されている
ことの必要性を開示している。さらに特開昭57−159506
号には、放射線重合による不飽和化合物(界面活性剤)
の単分子膜および累積膜の重合フィルムを超濾過膜とし
て利用する例が示されている。
これらの不飽和結合をもつ化合物は放射線によって重合
させる従来の技術では次のような諸問題が欠点となる。
すなわち、第1に重合による配列構造の乱れあるいは分
子の無秩序な凝集・析出が起こりやすく、これを避ける
目的でスペーサー基の挿入などの特殊な分子設計を必要
とする。第2の紫外線やγ線の照射は重合性両親媒性分
子としばしば共存する種々の添加物質の分解や変性をも
たらすことが問題となる。第3にこの種の重合で得られ
た膜は通常生体適合性に極めて乏しく薬物等の透過制御
膜等としての生体組織への応用は制限される。
そこで放射線を用いない重合法として例えばジチオール
の酸化重合によってジスルフィド結合を形成する方法が
例えば、J.Am.Chem.Soc.,第109巻、4419頁(1987年)に
示されており、あるいは上述の不飽和結合をもつ化合物
を開始剤存在下でラジカル重合させる方法が有用であ
る。しかしながらこれらの方法では、重合時に開始剤を
必要とするため、これを重合完了後に膜系から除去する
工程を必要とするほか、酸化還元剤などを含める開始剤
が共存物質へ与える影響も問題となる。
さらに重合形態を改善し生体適合性を向上させたものと
してアミノ酸長鎖アルキル誘導体の分子膜を自己縮合重
合させる方法がMacromol.Chem.Rapid Commun.,第3巻、
167頁(1982年)、Thin Solid Films,第133巻、39頁(1
985年)、また同様な誘導体をカルボジイミドを縮合剤
に用いて縮合重合させる方法が、J.Am.Chem.Soc.,第108
巻、487頁(1986年)に開示されている。しかし、これ
らの方法は自己縮合重合においては縮合反応の進行が極
めて遅く、また縮合剤を用いる方法では縮合剤や副生物
の残存が問題となる。
その他に生体適合性リン脂質類似膜として、メタクリル
酸エステルより誘導した、リン酸ジエステルモノマーを
重合開始剤により、重合する方法や、合成ポリペプチド
側鎖にリン脂質類似物を連結する方法が、例えばMakrom
ol.Chem.,第178巻、2963頁(1977)、Makromol.Chem.,
第179巻、2349頁(1978)、Makromol.Chem.Rapid.Commu
n.,第6巻、285頁、(1985)、J.Makromol.Sci.Chem.,
第A25巻、115頁、(1988)に示されている。しかしなが
ら、これらの方法では、生体膜に類似した配向、配列を
有した膜を得ることは困難である。さらに生体膜を構成
するリン脂質とは、その構造を大きく異にしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って本発明の目的は以上の従来法の問題点を解決し、
第1に放射線や重合開始剤を用いることなく重合される
分子配列性の良い重合薄膜およびそれを担持した材料の
製造方法を提供することを目的とし、第2に重合が自己
重合によって自然自発的に高収率で進行する重合薄膜と
それを担持した材料の製造方法を提供することを目的と
し、第3には、リン脂質側鎖が生体膜に類似した配向、
配列を持ち、生体適合性の点でも優れた重合性薄膜を提
供することを目的とすることである。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的は、一分子中にリン酸ジエステル結合を介
して連結した、疎水部とアミノ酸エステル構造を持つ親
水部を有し、該エステルの離脱基の共役酸のpKaが16以
下である、両親媒性のリン脂質化合物を、単分子膜また
は累積膜形成下でアミノリシスによるアミド形成により
重合することにより得られるポリペプチド薄膜により達
成された。
本発明の重合単分子膜または累積膜は重合の主鎖がリン
脂質を側鎖に有するポリペプチドすなわちアミノ酸のア
ミド結合の連鎖によって構成されることを特徴とする。
これらの超薄膜はLB法を含む単分子被膜法によって支持
体に担持することができる。
なお、本発明において累積膜とは2分子膜による閉鎖小
胞体(リポソーム)の2分子膜も含む。従って、本発明
においてポリペプチド薄膜とは、本発明のリン脂質化合
物の閉鎖2分子膜が重合して形成されたリポソームを包
含する。
本発明の重合膜は、下記の反応によって反応活性すなわ
ち求電子性のエステル基を有する両親媒性のアミノ酸誘
導体が縮合重合してアミド結合の骨格を形成したもので
ある。
ここでnは2以上の整数を表わし、Rはリン脂質残基を
表わす。R1について後述する。
本発明の重合薄膜の形成方法について説明する。重合薄
膜の形成には気−液界面での重合と支持体上での重合の
2種のいずれも用いることができる。
気−液界面で重合を行うためには、本発明の両親媒性の
アミノ酸エステルより誘導したリン脂質モノマーの単分
子膜を単分子膜製造用トラフの水相(subphase)上に適
当な有機溶媒より展開して作製し、水面上で重合に必要
な時間放置しておけばよい。水相は純水もしくは緩衝液
等の塩溶液が使用でき、好ましくはそのpHは、用いるモ
ノマーのエステル分解の平衡定数に依存し5〜9の範囲
内で制御する。
水相の温度は室温から60℃までの範囲が好ましく、反応
速度を促進するためには高い温度が選ばれる。反応中の
単分子膜の表面圧力は5〜40dyne/cmに保つことが好ま
しく、10〜25dyne/cmに保つことがより好ましい。表面
圧力は通常一定値に制御されるが、反応の進行とともに
増加しもしくは減少させてもよい。反応終了後に水面上
の重合膜をLangmuir−Blodgett法(垂直浸漬法)、水平
付着法などの方法によって親水性もしくは疎水性の支持
体上に1層ないし多数層を順次移し取ることにより、重
合単分子膜あるいは重合累積膜が形成される。
第2の方法は前記両親媒性のアミノ酸エステル誘導体モ
ノマーの単分子膜を水面上に形成しこれを上述の方法で
支持体上に移し取った後、この支持体上で累積膜を放置
することにより重合を進行させる方法である。この方法
において単分子膜を反応に先立って支持体上に累積する
ためには、水相を重合反応を制御するような条件、例え
ばpH6以下の低いpHや低温の条件に保つことが必要とな
る。支持体上に累積されたモノマーは、重合を促進させ
る処理、例えば加熱やアルカリ性ガス(例えばNH3
ど)へさらしたりアルカリ性水溶液に浸漬することによ
って重合させることができる。
これらの2種の重合方法のうち、反応の許容性の点で好
ましいのは前者の気−液界面上重合の方法である。しか
しながら反応の効率や重合度の点では必ずしもこの限り
でなく、用いるモノマーの安定性によって使い分けるこ
とができる。
本発明で用いる両親媒性のアミノ酸エステルより誘導し
たリン脂質は下記の一般式(I)で表わされる。
式中、R1はその共役酸のpKaが16以下の離脱基を表わ
し、R2は炭素数が1以上の有機基を表わす。Mは水素イ
オンを含む陽イオンを表わす。
部分は先の式のRに相当する。
さらに詳しく説明すると、R1は好ましくは−X−R3−で
表わされる。Xは−O−、−S−、−N(R4)−を表わ
す。(R4は水素原子、アルキル基、アリール基。R4はR3
と連結して、環を形成してもよい。この環は、更に窒素
などのヘテロ原子を含んでいてもよく、また不飽和結合
を有していてもよい。)−X−としては−O−が好まし
い。R3としては、例えばアリール基(置換アリール基を
含む。例えばフェニル、ナフチル。置換基としては例え
ば、ニトロ基、ハロゲン原子);アルキル基(置換アル
キル基を含む。例えばメチル基、ベンジル基、ハロアル
キル基、ハロアルキル基としては例えばモノクロルエチ
ル、ジクロルエチル、トリクロルエチル基);アシルア
ミノ基(例えばN−メチルアセチルアミノ基、N−メチ
ルベンゾイルアミノ基);−N=CR5(R6)(ここで、R
5、R6は水素原子、アルキル基、アリール基を表わす。
このアルキル基、アリール基は置換基を有するものを含
む);アルケニル基;アルキニル基が挙げられる。中で
も置換アリール基、置換アルキル基を含むアリール基、
アルキル基が好ましい。
R2は好ましくは炭素数10以上のアルキル基を表わす。こ
のアルキル基は置換アルキル基を含む。不飽和基で連結
されたアルキル基でもよい。
例えばn−ドデシル基、n−ヘキサデシル基、n−オク
タデシル基、さらに好ましくは、 〔R7、R8は炭素数1以上の有機基を示す。好ましくはア
ルキル基(置換アルキル基を含む。不飽和基で連結され
たアルキル基でもよい。)さらに好ましくは炭素数10以
上のアルキル基を示す。〕である。
また、本発明で用いる両親媒性のアミノ酸エステルより
誘導されるリン脂質のアミノ酸エステル部位及びR2は光
学活性体が好ましい。
以下に本発明のアミノ酸エステルの好ましい具体例を挙
げるが、これらに限定されるものではない。
以下に代表的な、合成方法の例を挙げるが本発明はこれ
らに限定されるものではない。
本発明の上記一般式(I)で表わされる化合物は以下の
合成経路により合成できる。但し、本発明はこれらに限
定されるものではない。
以下に好ましい化合物の合成例として〔I〕式で表わさ
れる化合物においてR1=OCH3M=Na (具体例I−5)の例を示す。
合成例1(Boc−l−セリンメチルエステルの合成) 水酸化カリウム(85%含量)6.6g(0.1mol)をメタノー
ル150mlに溶解した。これにl−セリンメチルエステル
塩酸塩15.6g(0.1mol)を加えて45分撹拌した。次にト
リエチルアミン10.1g(0.1mol)次いでジ−tert−ブチ
ル−ジ−カーボネート21.8g(0.1mol)THF溶液100mlを
加えた。一晩放置の後THFを減圧留去した。残査に酢酸
エチルを加え、有機層を水で洗い、硫酸ナトリウムで乾
燥した後溶媒留去した。残査をシリカゲルクロマトグラ
フィー(ヘキサン/酢酸エチル=7/3)により精製し
て、無色液体として2を18.9g(0.086mol)を得た。(8
6%) 合成例2(リン酸トリエステル体、R1=OCH3の合成) フェニルホスホロジクロリデート2.5g(12mmol)をTHF3
0mlに溶解した。次にBoc−l−セリンメチルエステル
2.2g(10mmol)メチルイミダゾール1.0g(12mmol)THF
混合液50mlを滴下して加えた。3時間の撹拌の後1,2−
o−ジステアリル−Sn−グリセロール5.9g(10mmol)、
メチルイミダゾール1.0g(12mmol)THF混合液150mlを滴
下して加えた。6時間撹拌した後、THFを減圧留去し、
残渣に酢酸エチルを加え、水で洗い、硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒留去した。残査をシリカゲルクロマトによ
り精製してを白色固体(ロウ状)として3.8g(4.0mmo
l)得た。(40%)、 IR(KBr)3400cm-1、2925cm-1、2850cm-1、1755cm-1、1
720cm-1、1600cm-1、1470cm-1、1280cm-1、1060cm-1、1
030cm-1、960cm-1、770cm-1、720cm-1、690cm-1 Mass(M+Na)+926 合成例3(1,2−o−ジステアリル−Sn−グリセロホス
ファチジルセリンメチルエステルの合成) 合成例2における0.5gを酢酸エチル50mlに溶解した。
アダムス触媒(PtO2)を0.1g加え、常圧において加水素
分解を行ない定量的に(R1=OCH3)を白色固体(ロウ状) として得た。 をジクロロメタン8mlに溶解した後にトリフロオロ酢
酸8mlを加え、30分間撹拌した。溶媒留去して(R1=O
CH3)を定量的に得た。 をクロロホルムに溶解して、これに飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液を加えて、脱塩を行なった。
有機層を水で洗った後、硝酸ナトリウムで有機層を乾燥
して(R1=OCH3M=Na )を250mg得た。
IR(KBr)3400cm-1、2925cm-1、2850cm-1、1750cm-1、1
470cm-1、1240cm-1、1100cm-1、1080cm-1、840cm-1、72
0cm-1 MASS M+ 800 〔I〕式で表わされる化合物において M=Na (具体例I−7)の例を示す。
合成例4(Boc−l−セリン−フェニルエステル の合成) Boc−l−セリンメチルエステル30g(0.14mol)、ジヒ
ドロピラン58g(0.69mol)クロロホルム600ml混合液に
パラトルエンスルホン酸250mgTHF液2mlを加えて、室温
で3時間撹拌した。溶媒留去後クロロホルムを加え、有
機層を水洗した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した
後、溶媒を減圧留去した。次に残査にメタノール800ml
を加え1N−水酸化ナトリウム水溶液を150ml加えて一晩
撹拌した。メタノールを減圧留去した後に酢酸エチルと
水を加え不純物を抽出した。水層に15%クエン酸水溶液
を加えてpH3にし酢酸エチルで抽出した。有機層を水
洗、硫酸ナトリウムで乾燥して酢酸エチルを減圧留去し
た。
残渣をTHF400mlに溶解して、カルボニルジイミダゾール
26.6g(0.16mol)を加えた。一時間撹拌した後にフェノ
ール13g(0.14mol)、トリエチルアミン13.8g(0.14mo
l)THF混合液50mlを滴下した。
4時間撹拌して溶媒を減圧留去し、残査に酢酸エチルと
水を加えて抽出した。有機層の水洗硫酸ナトリウム乾燥
を行ない酢酸エチルを減圧留去した。残査をシリカゲル
クロマトにより精製して、(ヘキサン/酢酸エチル=8/
2)白色固体を32g得た。
この白色固体32gをTHF400mlに溶解し、パラトルエンス
ルホン酸ピリジウム塩(PPTS)4.6g(0.018mol)水溶液
40mlを加えて、6時間60℃で撹拌した。溶媒留去後クロ
ロホルムと水を加えて抽出して、有機層を硫酸ナトリウ
ムにより乾燥し、クロロホルムを減圧留去した。残査を
シリカゲルクロマトにより精製して を30g得た。
さらにクロロホルム−ヘキサンにより再結晶を行ない白
色粉末として、 を12.6g(0.045mol)得た。(Boc−l−セリンメチルエ
ステルから33%) IR(KBr)3375cm-1、3275cm-1、2960cm-1、2925cm-1、1
770cm-1、1700cm-1、1600cm-1、1490cm-1、1400cm-1、7
40cm-1、690cm-1 合成例5(リン酸トリエステルの合成 R9=−CH2CCl3) トリクロロエチルホスホロジクロリデート1.3g(0.5mo
l)をTHF10mlに溶解した。これにBoc−l−セリンフェ
ニルエステル1.4g(0.50mol)メチルイミダゾール0.42g
(0.51mol)THF混合液10mlを滴下した。1時間室温で撹
拌した後に、1,2−o−ジステアリル−Sn−グリセロー
ル2.95g(0.50mol)メチルイミダゾール0.42g(0.51mo
l)を加えて、4時間撹拌した。THFを減圧留去してクロ
ロホルムを加え水洗し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥
してクロロホルムを減圧留去した。残渣をシリカゲルク
ロマトにより精製し(ヘキサン/酢酸エチル=8/2)0.9
8gの白色固体として R9=−CH2CCl3)を得た。(20%) IR(KBr)3400cm-1、2925cm-1、2850cm-1、1780cm-1、1
720cm-1、1600cm-1、1500cm-1、1460cm-1、1300cm-1、1
200cm-1、1160cm-1、1120cm-1、1035cm-1、900cm-1、72
0cm-1、695cm-1 MASS (M+Na) 1092 合成例6(1,2−o−ジステアリル−Sn−グリセロホス
ファチジルセリンフェニルエステルの合成) 合成例5における 、R9=−CH2CCl3)0.26g、(0.24mmol)をTHF10mlに溶
解して酢酸9ml、水1mlを加えて、亜鉛粉末1gを加えた。
一時間撹拌ののちセライト濾過を行ない、濾液を濃縮し
てからクロロホルムと水を加えた。有機層を硫酸ナトリ
ウムで乾燥しクロロホルムを減圧留去して、得られた白
色固体をアセトンで洗い )を0.16g得た。
この固体0.16gを、ジクロロメタン2mlに溶解してトリフ
ルオロ酢酸2mlを加えて30分撹拌した。溶媒留去後クロ
ロホルムに溶解して飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で脱
塩処理を低温で行ない ,M=Na )50mgを白色固体(ロウ状)として得た。
IR(KBr)3400cm-1、2925cm-1、2850cm-1、1760cm-1、1
600cm-1、1470cm-1、1240cm-1、1100cm-1、1060cm-1、7
60cm-1、720cm-1 MASS(TFA塩 において) その他の化合物も同様の方法で合成できる。〔I〕で示
される化合物はすべて反応性を有しているため70℃前後
において序々に分解した。
本発明において単分子膜または累積膜を被覆する支持体
(基板)としては親水性または疎水性の表面をもつ各種
の有機樹脂材や無機材料が用いられる。これらは平坦な
ものであってもよいし、多孔性あるいは繊維状の三次元
網目構造をもつものであってもよい。
平坦な材料としては、各種金属等の導電材料ガラス状無
機物(ガラス、石英など)やその他の無機絶縁体、各種
の無機および有機の結晶、無機半導体(SnO2、In2O3、Z
nO、TiO2、WO3、GaAs、Siなど)、有機半導体、有機伝
導体、有機重合体、および上記素材の複合材料など各種
の材料が用いられる。材料は外部の電気的回路に接続さ
れた電極やその他のセンサー(電界効果トランスジュー
サーなど)であってもよい。
多孔質の材料は主に透過膜やフィルターとして用いると
きの支持体として有用であり、これらは例えば有機、無
機のミクロポーラスフィルター、セルロース樹脂系のフ
ィルム、その他各種の多孔性ポリマーフィルムが含まれ
る。
本発明に使用する単分子膜用展開溶媒としては、クロロ
ホルム、ジクロルメタン、ベンゼン、トルエン、エーテ
ルなどの常用の揮発性非極性有機溶媒の他、これらとア
ルコール、水などの極性親水性溶媒との混合物も用いら
れる。
水面上の単分子膜や基板や支持体の表面上へ被覆するに
は、LB法を含める種々の累積方法を用いることができ
る。垂直式付着法であるLB法については例えば、ジャー
ナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ(J.A
m.Chem.Soc.)第57巻、1007頁(1935年)、ゲインズ
(G.L.Gains.Jr)著「インソルブル・モノレーヤーズ・
アット・リキッド−ガス・インターフェイス」(Insolu
ble Monolayers at Liquid−Gas Interfaces)」、(In
terscience)、New York(1966年)、あるいは福田清成
著、材料技術、第4巻、261頁(1986年)などに説明さ
れている。
被覆の方法としては、この他水平付着法、回転付着法
(例えば特許昭60−189929号、同61−42394号など)等
の様々な方法が適用される。累積膜は、単分子膜を基板
上に被覆する操作を繰り返し行うことによって得られ
る。
効率のよい累積のためには特願昭63−54680号に記載さ
れる改良型水平付着法や特開昭60−209245号などに記載
の連続式累積法を用いることもできる。
本発明をリポソームに応用するためには従来からよく知
られているリポソームの製造法(調製法)、例えばボル
テックスイング法、超音波法、界面活性剤法、逆相蒸発
法(REV法)、エタノール注入法、エーテル注入法、プ
レ−ベシクル(Pre−Vesicle)法、フレンチプレスエク
ストルージョン(French Press Extrusion)法、Ca2+
合法、アニーリング(Annealing)法、凍結融解融合
法、W/O/Wエマルジョン法等の方法や、最近、S.M.Grune
rら〔Biochemistry,24.2833(1985)〕により報告され
たStable Pierilamellar vesicle法(SPLV法)などの方
法が全て適用可能である。
これらについては野島庄七、砂本順三、井上圭三編集
「リポソーム」南江堂発行第二章21ページ〜(1988年)
の記載を参考にすることができる。
リポソームの製造にあたっては、本発明の化合物を単独
で用いることもできるし、また従来公知のリポソーム構
成素材と適宜混合することができる。
次にリポソームに内包させる物質であるが、親水性、水
溶性特に制限はないが、例えばアドリアマイシン、アク
チノマイシン、マイトマイシン、1−β−アラビノフラ
シルシトシン、ブレオマイシン、シスプラチン等の抗が
ん剤,インターフェロン等の抗ウィルス剤、アミノ配糖
体(例えばゲンタマイシン)、β−ラクタム系(スルペ
ニシリン、セファチアム、セフメノキシム)等の抗生物
質、TRH、リュウブロライド、インスリン等のペプチド
ホルモン剤、リゾチーム、アスパラギナーゼ、グリコシ
ダーゼ等の酵素剤、ムラミルジペプチド、ムラミルトリ
ペプチド等ほ免疫賦活剤、イムノグロブリン、各種トキ
シン等の蛋白質が挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。
以下に実施例を示すが、本発明はこれに限られるもので
はない。
実施例1 両親媒性のアミノ酸メチルエステルリン脂質として具体
例におけるI−5をクロロホルム1mMの濃度に溶解して
展開溶液とした。ラングミュアフィルムバランスを用
い、この溶液を37℃のpH7.4の10-3Mリン酸緩衝溶液の水
相上に展開して単分子膜を作製した。ベルトドライブ式
バリアーによってこの単分子膜を15dyne/cmの一定表面
圧力下において、15時間放置することによって、重合を
行なった。
重合後の単分子膜をシリコンウェハー基板上にLB法で累
積し、透過法により累積膜のFT−IR吸収スペクトルを測
定した結果、エステルの特性吸収(1750cm-1)が低下
し、アミドの特性吸収(1650cm-1、1550cm-1)が出現す
ることにより確認した。
反応率は40%前後と考えられる。(第一図) 実施例2 両親媒性アミノ酸フェニルエステルリン脂質として具体
例(I−7)を用いて実施例1の方法により重合させ
た。2時間放置によりほぼ完全に反応が進行した。
実施例3 本発明を用いて薄膜法によりリポソームを調製した例を
示す。
両親媒性のアミノ酸メチルエステルリン脂質として具体
例(I−5)10mgをナス型フラスコに入れクロロホルム
5mlを加えて溶解した。クロロホルムをロータリーエバ
ポレーターを用いて減圧留去して薄膜を生成した。減圧
乾燥後純水3mlを加えて70℃の水溶に30秒つけ、ボルテ
ックスミキサーで1分間振とうした。これを3回つづけ
て粒径1000nm前後のリポソームを得た。さらにバス型ソ
ニケーターにより60℃で超音波処理して粒径300nm以下
のリポソームを得た。これらの形態は電子顕微鏡により
観察しリポソームであることを確認した。
実施例4 具体例(I−5)の化合物を実施例3の方法で5(6)
−カルボキシルフルオレセイン(CF)200mMのpH7.4リン
酸緩衝液で分散してリポソームがCF緩衝液を内包してい
ることをゲル濾過法によって確認した。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは例示化合物〔I〕(R1=OCH3M=Na+具体例I−5)の単分子膜の重合過程における
(37℃、15時間)赤外吸収スペクトルを示す。 Bは重合前のモノマー単分子膜の赤外吸収スペクトルを
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07K 14/00 8318−4H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一分子中にリン酸ジエステル結合を介して
    連結した、疎水部のアミノ酸エステル構造を持つ親水部
    を有し、該エステルの離脱基の共役酸のpKaが16以下で
    ある、両親媒性のリン脂質化合物を、単分子膜または累
    積膜形成下でアミノリシスによるアミド形成により重合
    することにより得られるポリペプチド薄膜。
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