JPH0711058Y2 - 紙葉分離装置 - Google Patents

紙葉分離装置

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JPH0711058Y2
JPH0711058Y2 JP1988079258U JP7925888U JPH0711058Y2 JP H0711058 Y2 JPH0711058 Y2 JP H0711058Y2 JP 1988079258 U JP1988079258 U JP 1988079258U JP 7925888 U JP7925888 U JP 7925888U JP H0711058 Y2 JPH0711058 Y2 JP H0711058Y2
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roller
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誠 清水
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、プリンタ,複写機等に設けられ、多数枚堆積
させた紙葉を給紙ローラにより一枚ずつ分離して繰出す
紙葉分離装置に関する。
〈従来の技術〉 給紙ローラを用いた紙葉分離装置では、紙葉が複数枚重
なった状態で送られる所謂重送を防止する為の一手段と
して、摩擦部材を給紙ローラに圧接させ、紙葉を、この
給紙ローラと摩擦部材間を通すことにより一枚ずつ分離
して繰出す様に構成している。この種の紙葉分離装置の
従来例としては、第3図の側断面図及び第4図の平面図
に示す様なものがある(特開昭55-135039号)。
即ち給紙ローラ51に圧接させる摩擦部材52は、アーム53
に固定され、又このアーム53は摩擦部材52の幅方向のほ
ぼ中央に相当する位置において軸54にゆるく嵌着され、
しかもそのアーム53の軸受幅wは充分狭く形成されてい
る。そしてアーム53は、スプリング55により、摩擦部材
52を給紙ローラ51に圧接させる方向へ回動すべく付勢さ
れている。この様に上記摩擦部材52は、自由一点支持と
することにより摩擦部材52の全幅において均等な圧力で
給紙ローラ51に圧接する様に設置されている。
一方、載置板56上に堆積された紙葉Pは、載置板56の下
面に取着されたスプリング57によって給紙ローラ51に圧
接されている。
そして給紙ローラ51の紙葉Pに対する摩擦係数μ1と、
摩擦部材52の紙葉Pに対する摩擦係数μ2とは、紙葉P
どうしの摩擦係数をμ3とした場合に、μ1>μ2>μ3
関係を成す様に設定されている。
上記構成において、給紙ローラ51を矢印ア方向へ回転さ
せると、上記紙葉Pは給紙ローラ51と摩擦部材52間を通
って一枚ずつ分離され、繰出される。即ち複数の紙葉が
重なった状態で給紙ローラ51と摩擦部材52間を通過しよ
うとすると、上述の如き摩擦係数の関係により二枚目以
下の紙葉は停止することになる。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記給紙ローラ51及び摩擦部材52には、ある程度の軸が
必要である。しかし上記構成では、給紙ローラ51と摩擦
部材52の双方の圧接面に存在する湾曲や凹凸の為に、実
際には摩擦部材52をその全幅において均等な圧力で給紙
ローラ51に圧接させることは困難である。又摩擦部材52
を固定させたアーム53が軸54にゆるく嵌着されている為
に、アーム53は給紙ローラ51の回転軸方向にも揺動する
ことがある。
従って上記紙葉分離装置では、紙葉がスキューしたり分
離が不確実となるといった問題があった。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記問題点を解決すべく案出した紙葉分離装
置である。
即ち、周壁に円弧部と該円弧部の一部を切欠した弦部と
を形成した同一形状の二個の給紙ローラを、互いに間隔
を設けた状態で且つ上記弦部の向きを一致させた状態で
一本の回転軸に固定するとともに、該回転軸の上記二個
の給紙ローラ間に給紙ローラの円弧部の径より小さく且
つ給紙ローラの弦部の径より大きい径の補助ローラを回
転自在に取着する。
更に摩擦部材を、上記二個の給紙ローラの中間点に相当
する一点で支持するとともに、該一点に力を加えて上記
二個の給紙ローラの円弧部に圧接させることを特徴とす
るものである。
〈作用〉 上記構成により、摩擦部材は二個の給紙ローラの円弧部
に均等な圧力で圧接する。又給紙ローラの弦部が紙葉及
び摩擦部材に相対した状態では、紙葉及び摩擦部材は補
助ローラに圧接する。
〈実施例〉 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明する。
第1図は、一部を断面図とした、給紙方向手前から見た
本考案の紙葉分離装置の概略図、又第2図は、本考案の
紙葉分離装置の側面概略図である。
図で示す様に、一本の回転軸1に同一形状の二個の給紙
ローラ2が、所定の間隔L1(30〜100mm程度)を設けた
状態で固定されている。この給紙ローラ2の周壁には、
円弧部2aと該円弧部2aの一部を切欠した弦部2bとが形成
され、周壁全域には、表面を波状としたゴム材3が滑り
止めとして取着されている。そして二個の給紙ローラ2
は、夫々の弦部2bの向きを一致させた状態で配置されて
いる。
上記回転軸1の二個の給紙ローラ2の間には、給紙ロー
ラ2の円弧部2aの径より小さく且つ給紙ローラ2の弦部
2bの径より大きい径の補助ローラ4が回転自在に取着さ
れている。この補助ローラ4は、紙葉に対する摩擦係数
を小さくする様にプラスチック等により形成され、その
周壁は滑面とされている。
一方、上記給紙ローラ2の下方には、二個の給紙ローラ
2の円弧部2aに同時に圧接し得る長さを有する長尺板状
の摩擦部材5が、圧接片6に固定された状態で上記回転
軸1に対して略平行に配置されている。
上記圧接片6は、略鉛直な支持部6aと略水平な圧接部6b
とより断面略T状を成し、且つ上記回転軸1方向におい
て左右対称に形成されたもので、上記摩擦部材5はこの
圧接部6bの上端に固定されている。又圧接片6の支持部
6aの下端中央には下方へ突出した突起7が形成されると
ともに、支持部6aの両端には上記突起7よりも長く下方
へ延出した突片8が形成されている。そしてこの圧接片
6は、圧接レバー9により保持されている。
上記圧接レバー9は、この分離装置の対象とする紙葉の
幅より長く、例えば長尺板材を折曲して形成され、上記
回転軸1に対して略平行に配置されている。圧接レバー
9の両端には、給紙方向(矢印イ方向)に延出したアー
ム部10が形成されており、圧接レバー9は、このアーム
部10の先端を、上記給紙ローラ2の下端とほぼ同じ高さ
に固設された支軸11に取着することにより回動自在に設
置されている。しかもアーム部10に係着したスプリング
12により、上方へ回動すべく付勢されている。
上記圧接レバー9の給紙方向手前には、略鉛直なエプロ
ン部13が形成されており、更にこのエプロン部13の中央
を略U状に折曲することにより支持溝14が形成されてい
る。支持溝14の長さL2は、上記圧接片6の両突片8間の
間隙よりわずかに小さい。そしてこの支持溝14に上記圧
接片6が、その支持部6aを緩挿させた状態で嵌着されて
いる。
上記支持溝14に嵌着された圧接片6は、その支持部6a下
端の突起7が支持溝14の底部14aに当接した状態で支持
され、しかも両端の各突片8が支持溝14の底部14aをゆ
るく挟んだ状態となることにより、上記突起7が上記二
個の給紙ローラ2の中間点に相当する位置、つまり各給
紙ローラ2からL1/2の距離に位置する様に位置決めされ
ている。従って圧接片6は、支持溝14内で移動すること
なく、その突起7を支点として揺動し得る。この圧接片
6の揺動は、圧接片6の圧接部6b下端と圧接レバー9の
エプロン部13上端との間隙tの大きさで適宜な範囲に限
定される。
上記構成により、圧接片6に固定された摩擦部材5は、
上記二個の給紙ローラ2の中間点に相当する一点で圧接
レバー9に支持されるとともに、その一点に、付勢され
た圧接レバー9から力が加えられることによって二個の
給紙ローラ2に均等な圧力で圧接することになる。
即ち本考案の分離装置では、給紙ローラ2により紙葉に
作用させる幅L3を充分に確保するとともに、紙葉が給紙
ローラ2と摩擦部材5間を通る際にその紙葉にかかる摩
擦力を二個の給紙ローラ2において均等とすることがで
きる。
又上記給紙ローラ2の紙葉Pに対する摩擦係数μ1と、
摩擦部材5の紙葉Pに対する摩擦係数μ2とは、紙葉P
どうしの摩擦係数をμ3とした場合、μ1>μ2>μ3の関
係を成す様に設定されている。
次に上記構成の紙葉分離装置による紙葉の分離,繰出し
動作を説明する。
第2図の如くカセット15内の載置板16上に堆積収納され
た紙葉Pは、載置板16の下面に設けたスプリング17によ
り、摩擦部材5の給紙方向手前において給紙ローラ2に
圧接する様に配置される。
紙葉Pを繰出す前には、給紙ローラ2はその弦部2bが紙
葉P及び摩擦部材5に相対した状態にある。この状態で
は、紙葉P及び摩擦部材5は補助ローラ4に圧接してい
る。そして図示しない駆動機構により回転軸1を回転さ
せて給紙ローラ2を回転させる。その際、補助ローラ4
は回転軸1に回動自在に取着されている為、紙葉Pを繰
出したり紙葉Pの向きを変えたりすることはない。
給紙ローラ2が回転してその円弧部2aに最上部の紙葉Pa
が圧接すると、紙葉Paは円弧部2aと摩擦部材5間を通っ
て繰出される。その際、複数の紙葉が重なった状態で円
弧部2aと摩擦部材5間を通過しようとすると、上述の如
き摩擦係数の関係により二枚目以下の紙葉は停止し、よ
って最上部の紙葉Paが一枚だけ分離されて繰出されるこ
とになる。しかも摩擦部材5が双方の円弧部2aに常に均
等な圧力で圧接している為、紙葉Paはスキューすること
なく確実に分離されて繰出される。
上述の様に給紙ローラ2が一回転するごとに、紙葉Pを
一枚ずつ分離されて繰出される。又動作を停止させた時
には、給紙ローラ2は、その弦部2bが紙葉Pに相対した
状態、つまり給紙ローラ2に紙葉Pが圧接しない状態で
停止する様に制御される。
更に補助ローラ4を設けたことにより、給紙ローラ2の
円弧部2aが紙葉Pに圧接する瞬間の衝撃が抑えられる。
〈考案の効果〉 以上述べた様に本考案の紙葉分離装置によれば、補助ロ
ーラを二個の給紙ローラの間に設け、補助ローラの径を
給紙ローラの円弧部の径より小さく且つ給紙ローラの弦
部の径より大きく形成したことのより、給送ローラの回
転時に紙葉が円弧部に接しているときには紙葉の給送、
紙葉が補助ローラに接しているときには紙葉の給送停止
の二つの動作を自動的に行う、また、給紙ローラの円弧
部が最上部の紙葉に圧接する瞬間の衝撃を抑制すること
ができ、さらに、最上部の紙葉が補助ローラの周壁と一
致しているため、給紙ローラが紙葉に圧接する瞬間の力
の働く方向を紙葉の給送方向にほぼ一致させることがで
きるため、多数枚堆積させた紙葉を一枚ずつ確実に分離
するとともに、二個の給紙ローラは摩擦部材をその円弧
部に均等に圧接させられるので、スキューすることなく
繰出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、給紙方向手前から見た、一部を断面図とした
本考案の紙葉分離装置の概略図、 第2図は、本考案の紙葉分離装置の側面概略図、 第3図は、従来例の側断面図、 第4図は、従来例の平面図である。 1……回転軸,2……給紙ローラ,2a……円弧部,2b……弦
部,4……補助ローラ,5……摩擦部材,P,Pa……紙葉。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数枚堆積させた紙葉を、回転する給紙ロ
    ーラと該給紙ローラに圧接させた摩擦部材間を通すこと
    により、一枚ずつ分離して繰出す紙葉分離装置におい
    て、周壁に円弧部と該円弧部の一部を切欠した弦部とを
    形成した同一形状の二個の給紙ローラを、互いに間隔を
    設けた状態で且つ前記弦部の向きを一致させた状態で一
    本の回転軸に固定するとともに、該回転軸の前記二個の
    給紙ローラ間に前記給紙ローラの円弧部の径より小さく
    且つ前記給紙ローラの弦部の径より大きい径の補助ロー
    ラを回転自在に取着し、 摩擦部材を、前記二個の給紙ローラの中間点に相当する
    一点に突起を設けた支持部材に取着し、前記支持部材の
    前記突起を一点で加圧することにより、前記摩擦部材を
    前記二個の給紙ローラの円弧部に均等に圧接させること
    を特徴とする紙葉分離装置。
JP1988079258U 1988-06-15 1988-06-15 紙葉分離装置 Expired - Lifetime JPH0711058Y2 (ja)

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JP1988079258U JPH0711058Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 紙葉分離装置

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Publication Number Publication Date
JPH022329U JPH022329U (ja) 1990-01-09
JPH0711058Y2 true JPH0711058Y2 (ja) 1995-03-15

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3667277B2 (ja) * 2001-11-15 2005-07-06 キヤノン株式会社 給紙装置及び該装置を備えた画像形成装置
KR100667781B1 (ko) * 2004-12-01 2007-01-11 삼성전자주식회사 급지장치 및 이를 구비하는 화상형성장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58212535A (ja) * 1982-06-02 1983-12-10 Olympus Optical Co Ltd 自動原稿給送装置における原稿分離機構
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JPS61277531A (ja) * 1985-05-31 1986-12-08 Canon Inc 原稿搬送機構

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JPH022329U (ja) 1990-01-09

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