JPH07108505A - 長尺竹の切削加工方法および切削加工装置 - Google Patents

長尺竹の切削加工方法および切削加工装置

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JPH07108505A
JPH07108505A JP27744193A JP27744193A JPH07108505A JP H07108505 A JPH07108505 A JP H07108505A JP 27744193 A JP27744193 A JP 27744193A JP 27744193 A JP27744193 A JP 27744193A JP H07108505 A JPH07108505 A JP H07108505A
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long bamboo
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清竜 山之内
Ryotaro Toya
良太郎 遠矢
Morimine Uehara
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Abstract

(57)【要約】 【目的】長尺竹の肉厚を自動で一定化する。 【構成】長尺竹3の内周面の位置を一対の内周面検出子
32のうちの一方(32a)で検出し、検出位置を他方
(32b)に転写する。そしてこの転写位置に厚み決定
ベルト31の厚みを加算した位置を、一対の切削面決定
子33のうちの一方(33a)で検出し、検出した位置
を他方(33b)に転写する。そして転写された位置を
外周面切削部35aによって切削する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、長手方向に沿って分
割された長尺竹を長手方向に沿って搬送しつつ切削加工
する方法および切削加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 半割り長尺竹の内周面の節隔壁の除去
については、半割り長尺竹の湾曲の程度が個々で異なる
ことから、従来では、人手でもって除去する方法が採用
されていた。
【0003】 また節隔壁が除去された半割り長尺竹の
肉厚についても、個々の半割り長尺竹でばらつきがある
が、このばらつきを除去する方法については、ポータブ
ル型の切削工具等を用いることにより、人手によって肉
厚が一定となるように加工していた。
【0004】 またその長手方向と直交した断面におけ
る半割り長尺竹の湾曲に沿った長さについても、個々の
竹でその長さが異なることから、人手でもって木端部を
切削し、湾曲に沿った長さを一定にする加工が施されて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら人手で
もって、節隔壁の除去、肉厚の一定化、あるいは湾曲に
沿った長さの一定化を行うことは、半割り長尺竹が繊維
質であるため、加工が困難であり、極めて手間を要する
作業となっていた。
【0006】 本発明は上記課題を解決するため創案さ
れたものであって、請求項1および3記載の発明の目的
は、長手方向に沿って分割された長尺竹の内周面の節隔
壁の除去を自動で行うことのできる長尺竹の切削加工方
法および切削加工装置を提供することにあり、請求項4
および5記載の発明の目的は、長尺竹の肉厚を自動で一
定化することのできる長尺竹の切削加工装置および切削
加工方法を提供することにあり、請求項6および7記載
の発明の目的は、長手方向に沿って分割された長尺竹の
周面に沿った幅を自動で一定化することのできる長尺竹
の切削加工装置および切削加工方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め請求項1記載の長尺竹の切削加工装置は、 長手方向
に沿って分割された長尺竹を、長手方向に沿って搬送し
つつ、前記長尺竹の内周面の節隔壁を除去する装置に適
用しており、 長手方向と直交する断面における前記長
尺竹の湾曲の端部であり、且つ長手方向に沿った端部を
木端部とするとき、 長手方向と直交する方向であり且
つ一対の木端部を結ぶ直線と平行となる方向を軸方向と
し、前記長尺竹の木端部側に設けられ、前記長尺竹の外
周面を案内するローラ方向に押圧されると共に回転駆動
される回転軸と、 この回転軸に取り付けられ、前記長
尺竹の内周面の中央部分の節隔壁を除去する中央切削部
と、 この回転軸の回転に従って回転すると共に前記回
転軸の軸方向に移動可能である一対の切削部であり、そ
の一方は、その刃物形状が前記断面において前記内周面
の木端部寄り部分の一方の形状に対応すると共に、前記
回転軸の対応する端部側に押圧され、その他方は、その
刃物形状が前記内周面の木端部寄り部分の他方の形状に
対応すると共に、前記回転軸の対応する端部側に押圧さ
れる内周側面切削部とを備えた構成としている。
【0008】 また前記回転軸の、前記内周側面切削部
を挟む位置に、前記軸方向に移動可能に設けられた一対
のリングであり、前記内周側面切削部に対向する側面
が、外周側に向かうに従って前記回転軸の軸端部側に傾
斜するテーパに形成され、前記内周側面切削部側に押圧
される案内リングを備えた構成とし、 前記案内リング
が前記内周側面切削部側に押圧される押圧力を前記内周
側面切削部が前記端部側に押圧される押圧力より大きく
し、切削の待機状態においては、前記案内リングの前記
テーパの外周側の端部の互いの距離を、木端部の外周面
の互いの直線距離より広くすると共に、前記テーパの中
心側端部の互いの距離を前記直線距離より狭くしてい
る。
【0009】 また請求項3記載の発明の長尺竹の切削
加工方法は、 前記長尺竹を、長手方向に沿って搬送し
つつ、前記長尺竹の内周面の節隔壁を除去する方法に適
用しており、 長手方向と直交する方向であり且つ一対
の木端部を結ぶ直線と平行となる方向を軸方向とし、前
記長尺竹の木端部側に設けられ、前記長尺竹の外周面を
案内するローラ方向に押圧されると共に回転駆動される
回転軸に取り付けられた中央切削部によって、前記長尺
竹の内周面の中央部分の節隔壁を除去すると共に、前記
回転軸の回転に従って回転すると共に前記回転軸の軸方
向に移動可能である一対の切削部であり、その一方は、
その刃物形状が前記断面において前記内周面の木端部寄
り部分の一方の形状に対応すると共に、前記回転軸の対
応する端部側に押圧され、その他方は、その刃物形状が
前記内周面の木端部寄り部分の他方の形状に対応すると
共に、前記回転軸の対応する端部側に押圧される内周側
面切削部によって、前記内周面の木端部寄り部分の節隔
壁を除去する方法を用いている。
【0010】 また請求項4記載の発明の長尺竹の切削
加工装置は、 長手方向に沿って分割された長尺竹の外
周面を、前記長尺竹を長手方向に沿って搬送しつつ切削
する装置に適用しており、 前記長尺竹の長手方向に沿
った中心に略一致する軸を中心軸とするとき、 前記中
心軸と直交する断面において、前記中心軸を挟んで、前
記長尺竹の周面と対となる周面を形成し、前記中心軸か
らの半径方向における厚みが一定な厚み決定ベルトと、
前記中心軸を挟んで互いに対向する位置に設けられ、
前記中心軸からの距離が互いに同一となるように連動
し、その一方が前記長尺竹の内周面を押圧するときに
は、その他方が前記厚み決定ベルトを前記中心軸から放
射方向に押圧する一対の内周面検出子と、 前記一対の
内周面検出子のそれぞれに対して、前記中心軸からの放
射方向の延長位置に設けられ、前記中心軸からの距離が
互いに同一となるように連動し、前記厚み決定ベルトと
の位置関係に従って、その一方が前記厚み決定ベルトを
前記中心軸方向に押圧する一対の切削面決定子と、 前
記一対の切削面決定子の少なくとも一方に対応して設け
られ、前記一対の切削面決定子により決定される位置を
切削する外周面切削部とを備えた構成とし、前記一対の
内周面検出子と前記一対の切削面決定子と前記外周面切
削部とを、前記中心軸を回転軸として一体に回転させて
いる。
【0011】 また請求項5記載の発明の長尺竹の切削
加工方法は、 長手方向に沿って分割された長尺竹の外
周面を、前記長尺竹を長手方向に沿って搬送しつつ切削
する方法に適用しており、 前記長尺竹の長手方向に沿
った中心に略一致する軸を中心軸とするとき、 前記中
心軸を挟んで対向し、前記中心軸からの距離が互いに同
一となるように連動する一対の内周面検出子の一方を前
記長尺竹の内周面に押圧すると共に、前記一対の内周面
検出子の他方でもって、前記中心軸と直交する断面にお
いて、前記中心軸を挟んで、前記長尺竹の周面と対とな
る周面を形成し、前記中心軸からの半径方向における厚
みが一定な厚み決定ベルトを前記中心軸から放射方向に
押圧すると共に、 前記一対の内周面検出子のそれぞれ
に対して、前記中心軸からの放射方向の延長位置に設け
られ、前記中心軸からの距離が互いに同一となるように
連動する一対の切削面決定子の一方でもって、前記厚み
決定ベルトを前記中心軸方向に押圧すると共に、 前記
一対の切削面決定子の少なくとも一方に対応して設けら
れ、前記一対の切削面決定子により決定される位置を切
削する外周面切削部によって前記長尺竹の外周面を切削
すると共に、 前記一対の内周面検出子と前記一対の切
削面決定子と前記外周面切削部とを、前記中心軸を回転
軸として一体に回転させる方法を用いている。
【0012】 また請求項6記載の発明の長尺竹の切削
加工装置は、 長手方向に沿って分割された長尺竹の木
端部を、前記長尺竹を長手方向に沿って搬送しつつ切削
する装置に適用しており、 その弧に沿った長さが一定
である円弧を、この円弧の2等分位置における接線が同
一となるように位置させつつ、前記円弧の直径を前記長
尺竹の直径のばらつきの範囲内で変化させるとき、前記
円弧の端部が描く曲線に近似する形状を、木端部を切削
する刃物の切削断面形状としている。
【0013】 また請求項7記載の発明の長尺竹の切削
加工方法は、 長手方向に沿って分割された長尺竹の木
端部を、前記長尺竹を長手方向に沿って搬送しつつ切削
する方法に適用しており、 その切削断面形状が、その
弧に沿った長さが一定である円弧を、この円弧の2等分
位置における接線が同一となるように位置させつつ、前
記円弧の直径を前記長尺竹の直径のばらつきの範囲内で
変化させるとき、前記円弧の端部が描く曲線に近似した
形状である刃物によって、前記長尺竹の木端部を切削す
る方法を用いている。
【0014】
【作用】 請求項1記載の発明の作用を以下に示す。長
手方向と直交する方向であり且つ長尺竹の一対の木端部
を結ぶ直線と平行となる方向を軸方向とし、長尺竹の木
端部側に設けられ、外周面を案内するローラ方向に押圧
されると共に回転駆動される回転軸に取り付けられた中
央切削部により、長尺竹の内周面の中央部分の節隔壁を
除去している。
【0015】 また回転軸の回転に従って回転すると共
に回転軸の軸方向に移動可能である一対の切削部であ
り、その一方は、その刃物形状が長手方向と直交する断
面において長尺竹の内周面の木端部寄り部分の一方の形
状に対応すると共に、回転軸の対応する端部側に押圧さ
れ、その他方は、その刃物形状が木端寄り部分の他方の
形状に対応すると共に、回転軸の対応する端部側に押圧
される内周側面切削部によって、長尺竹の内周面の木端
部寄り部分の節隔壁を除去する。
【0016】 つまり中央切削部と内周側面切削部と
は、長尺竹の内周面に押圧された状態で切削するので、
長尺竹の厚みのばらつきについては回転軸の移動により
補正される。また長尺竹の湾曲のばらつきは、内周側面
切削部の位置移動により補正される。
【0017】 請求項4記載の発明の作用を以下に示
す。 中心軸を挟んで対向し、中心軸からの距離が互い
に同一となるように連動する一対の内周面検出子の一方
を長尺竹の内周面に押圧すると共に、一対の内周面検出
子の他方でもって、中心軸と直交する断面において、中
心軸を挟んで、長尺竹の周面と対となる周面を形成し、
中心軸からの半径方向における厚みが一定な厚み決定ベ
ルトを中心軸から放射方向に押圧する。
【0018】 また一対の内周面検出子のそれぞれに対
して、中心軸からの放射方向の延長位置に設けられ、中
心軸からの距離が互いに同一となるように連動する一対
の切削面決定子の一方でもって、厚み決定ベルトを前記
中心軸方向に押圧する。また一対の切削面決定子の少な
くとも一方に対応して設けられた外周面切削部によって
長尺竹の外周面を切削する。且つ、一対の内周面検出子
と一対の切削面決定子と外周面切削部とを、中心軸を回
転軸として一体に回転させる。
【0019】 つまり一対の内周面検出子の一方で長尺
竹の内周面の位置を検出し、検出位置を他方の内周面検
出子で示す。そのため厚み決定ベルトの厚み分だけ外周
側にずれた位置が切削面決定子の一方に伝達される。そ
のため切削面決定子の他方が示す位置は、内周面に対
し、厚み決定ベルトにより決定される厚み分が確保され
た位置となる。この位置を外周面切削部は切削する。
【0020】 請求項6記載の発明の作用を以下に示
す。 長尺竹の長手方向に直交する断面における形状は
円弧に近似している。そのため木端部を切削する刃物の
切削断面形状を、その弧に沿った長さが一定である円弧
を、この円弧の2等分位置における接線が同一となるよ
うに位置させつつ、円弧の直径を長尺竹の直径のばらつ
きの範囲内で変化させるとき、円弧の端部が描く曲線に
近似した形状とすると、この刃物により木端部が切削さ
れた長尺竹は、上記断面における周長が略一定となる。
【0021】
【実施例】 以下に、本発明の一実施例について図面を
参照しつつ説明する。 図1は、本発明の長尺竹の節隔
壁除去および長尺竹の肉厚決めを行う切削加工装置の一
実施例の概略を示す側面図である。
【0022】 図において、本実施例は、大別すると、
長手方向に沿って2つに分割された長尺竹3を、木端部
を基準として長手方向Aに沿って搬送しつつ、内周面の
節隔壁を除去する長尺竹の切削加工装置1と、長尺竹3
を長手方向Aに沿って搬送しつつ外周面を切削し、長尺
竹3の厚みを一定に加工する長尺竹の切削加工装置2と
により構成されている。
【0023】 切削加工装置1は、木端部を基準として
搬送される長尺竹3の外周面に接して案内するため、下
方向に押圧された3つの糸巻状ローラ211〜213、
ローラ211の下部に設けられ、図示されていないモー
タによって回転し、長尺竹3を長手方向Aに搬送する羽
車221、ローラ212の下方に設けられ、長尺竹3の
内周側に生じた節隔壁を除去する除去部本体222、お
よび長尺竹3の木端部を下方より支持するローラ223
とにより構成されている。
【0024】 また切削加工装置2は、長尺竹3を、そ
の外周面に接して案内するため、下方向に押圧された3
つのローラ214〜216、長尺竹3の木端部を下方よ
り支持する3つのローラ224〜226、および、装置
本体の台座に設けられた支柱328に、ハンドルの回転
に対応して上下方向に移動可能に設けられ、長尺竹3の
肉厚決めを行う肉厚決め部本体229により構成されて
いる。
【0025】 図2は、除去部本体222の分解斜視
図、図3は、同ブロックの長手方向Aに直交した断面
図、図6は、肉厚決め部本体229を長手方向Aに沿っ
て見た正面図、図7は、同ブロックの中心軸における断
面図である。
【0026】 図2および図3において、回転軸11
は、長手方向Aと直交する方向であり且つ長尺竹3の一
対の木端部を結ぶ直線と平行となる方向を軸方向とし、
長尺竹3の木端部304側に設けられた回転軸であり、
図示されていないスプリングによってローラ212方向
に押圧されると共に図示されないモータによって回転駆
動される。
【0027】 また中央切削部12は、回転軸11に取
り付けられると共に、その外周側の形状が長尺竹3の内
周面の中央部分301に対応した3枚の羽状の刃物部1
21を備え、長尺竹3の内周面の中央部分301の節隔
壁を除去する回転刃物となっている。
【0028】 また内周側面切削部13は、回転軸11
の回転に従って回転すると共に回転軸11の軸方向に移
動可能に設けられた一対の回転刃物である。そして内周
側面切削部13のそれぞれには、6枚の羽状の刃物部1
31が設けられている。また刃物部131の刃物形状の
一方(131aにより示す)は、長手方向Aと直交する
断面において、長尺竹3の内周面の木端部寄り部分の一
方(302aにより示す)の形状に対応している。そし
て回転軸11に同軸に設けられたバネ14aにより図3
の右手方向に押圧される。
【0029】 また内周側面切削部13の他方は、刃物
部131bの刃物形状が、もう一方の木端部寄り部分3
02bの形状に対応しており、バネ14bにより、図3
の左方向に押圧される。
【0030】 また案内リング15は、回転軸11の、
内周側面切削部13を挟む位置のそれぞれに、軸方向に
移動可能に設けられた一対のリングである。そして内周
側面切削部13に対向する側面が、外周側151に向か
うに従って回転軸11の軸端部側に傾斜するテーパに形
成されており、バネ16により内周側面切削部13側に
押圧されるようになっている。またスリープ17は、バ
ネ16を軸中央方向に押圧する金具である。
【0031】 そして案内リング15が内周側面切削部
13に押圧される押圧力は、内周側面切削部13が回転
軸11の端部側に押圧される押圧力より大きくなってい
る。そして切削の待機状態においては、案内リング15
のテーパの外周側151の端部の互いの距離は、長尺竹
3の木端部304の外周面の互いの直線距離より広くな
っている。また同状態においては、テーパの中心側15
2の互いの距離を上記直線距離より狭くしている。
【0032】 図6および図7において、厚み決定ベル
ト31は、長手方向Aと直交する断面においては、長尺
竹3の中心軸に略一致する中心軸Oを挟んで、長尺竹3
の周面と対となる周面を形成し、中心軸Oからの半径方
向における厚みが一定となるように形成されたゴム状の
ベルトであり、その両側端部は、図示されていない金具
を介して台座に取り付けられている。
【0033】 また内周面検出子32は、長尺竹3の内
周面に接する接触子321と厚み決定ベルト31に接触
する接触子322とが同軸に設けられた検出子となって
おり、接触子321、322の径は共に同一となってい
る(図7参照)。
【0034】 そして内周面検出子32は、中心軸Oを
挟んで対称位置に、軸311を中心として回転可能に設
けられ、図示されていないリンク機構を介して互いに連
動する一対の支持板312のそれぞれの端部に回転可能
に取り付けられている。そのため内周面検出子32は、
中心軸Oからの距離が互いに同一となるように連動す
る。
【0035】 また内周面検出子32には、図示されて
いないバネによって、中心軸Oから放射方向に押圧する
ように構成されており、その一方が長尺竹3の内周面を
押圧するときには、その他方が厚み決定ベルト31を中
心軸Oから放射方向に押圧する。
【0036】 また切削面決定子33は、平板ドーナツ
状のリング34に設けられた軸341を中心として回転
する支持板342の端部に回転可能に取り付けられたロ
ーラであり、一対の内周面検出子32のそれぞれに対し
て、中心軸Oからの放射方向の延長位置に位置するよう
に設けられている。
【0037】 そしてリング34に対して独自に回転可
能に設けられた連結リング331とロッド332とによ
り、中心軸Oからの距離が互いに同一となるように連動
する。そして厚み決定ベルト31との位置関係に従っ
て、その一方が厚み決定ベルト31を中心軸Oの方向に
押圧する。
【0038】 また外周面切削部35は、切削面決定子
33のそれぞれに同軸に設けられ、その径が切削面決定
子33の径と同一の回転刃物であり、軸341、ベルト
351を介して伝達された回転駆動力によって回転し、
切削面決定子33によって示される位置の切削を行う。
【0039】 また内周面検出子32が設けられた円板
314およびリング34は、図示されていないモータに
よって一体となって回転する構成となっており、一対の
内周面検出子32、一対の切削面決定子33、および一
対の外周面切削部35は、中心軸Oを回転軸として一体
に回転する。
【0040】 図4は、切削加工装置1の長手方向Aに
沿った断面図、図5は、長尺竹3と削除される節隔壁と
を示す説明図である。同図を必要に応じて参照しつつ、
以下に本発明の一実施例の動作を説明する。
【0041】 除去部本体222は、長尺竹3の搬送を
待つ待機状態においては、バネ16の押圧力がバネ14
の押圧力より強いことから、内周側面切削部13を中心
方向に押しやった状態にある。そのため内周側面切削部
13は、長尺竹3の内周側面から離れた待機位置に位置
し、長尺竹3が長手方向Aに搬送されるときには、長尺
竹3の内周面に接触しない。
【0042】 一方、案内リング15のテーパは、外周
側151に向かうに従って回転軸11の軸端部側に傾斜
しているので、待機状態におけるテーパの外周側151
の端部の互いの距離は、長尺竹3の木端部304の外周
面の互いの直線距離より広い。また同状態においては、
テーパの中心側152の互いの距離は上記直線距離より
狭い。
【0043】 そのため、羽車221が図4の矢印B方
向に回転することにより長手方向Aに搬送される長尺竹
3は、その外周面の木端部近傍がテーパに接することと
なり、案内リング15を回転軸11の軸端部側に押しや
り、内周側面切削部13を押圧しなくなる。そのため内
周側面切削部13は、バネ14によって回転軸11の端
部側に押圧されることになり、内周面の木端部寄り部分
302、303の節隔壁を除去する。
【0044】 また中央切削部12は、ローラ212方
向への押圧力により、長尺竹3の厚みに対応して、その
刃物部121の先端が内周面の中央部分301と同一高
さとなるように移動し、中央部分301の節隔壁を除去
する。つまり長尺竹3の内周側の節隔壁は、中央切削部
12と内周側面切削部13とでもって除去されることと
なる(図5参照)。なお、図4における矢印Cは、回転
軸11の回転方向を示しており、切削方式はアッパカッ
ト式となっている。
【0045】 次いで節隔壁が除去された長尺竹3は、
肉厚決め部本体229に搬送され、その内周面に接する
側の内周面検出子32aを下方に押しやる。下方に押し
やれた内周面検出子32aは、内周面を放射方向に押圧
することによって、内周面の位置を検出する。このとき
検出された位置は、厚み決定ベルト31を放射方向に押
圧する内周面検出子32bの位置として転写される。
【0046】 そのため厚み決定ベルト31を挟んで対
応する切削面決定子33aの位置は、中心軸Oから長尺
竹3の内周面までの距離に、厚み決定ベルト31の厚み
を加算した位置を示すこととなる。そしてこの位置は、
長尺竹3の外周面側に位置する切削面決定子33bに転
写される。そのため外周面切削部35aは、切削面決定
子33bに転写された位置(内周面に対して、厚み決定
ベルト31の厚みを確保した位置)を切削する。
【0047】 また一対の内周面検出子32、一対の切
削面決定子33、および一対の外周面切削部35は、円
板314、リング34と共に一体に回転する。そのため
長尺竹3の外周面は、外周面切削部35aにより、周方
向に沿って切削されることとなる。
【0048】 そして図6に示す回転位置より矢印F方
向に回転を続けたときには、次には、内周面検出子32
bが長尺竹3の内周面の位置を検出し、この内周面検出
子32bに対して厚み決定ベルト31の厚み分だけ放射
方向に位置する外周面切削部35bが長尺竹3の外周面
を切削することとなる。
【0049】 つまり長尺竹3は、内周面を基準とし
て、厚み決定ベルト31の厚みに等しい厚みに切削され
る。
【0050】 また長尺竹3の湾曲程度が異なる場合に
は、図8に示すような位置関係となって、既に説明した
動作と同様となり、長尺竹3は、内周面を基準として、
厚み決定ベルト31の厚みに切削される。
【0051】 図9は、本発明の長尺竹の切削加工装置
の一実施例を示す外観斜視図である。
【0052】 本実施例は、既に構成と動作とを説明し
た長尺竹の切削加工装置によって肉厚が一定にされた長
尺竹3の木端部を、長手方向に沿って搬送しつつ、長手
方向と直交する断面における長尺竹3の周に沿った長さ
が一定となるように切削する装置となっている。
【0053】 そのため、図10に示すように、その弧
に沿った長さが一定である円弧を、この円弧の2等分位
置41における接線42が同一となるように位置させつ
つ、円弧の直径を長尺竹3の直径のばらつきの範囲内で
変化させるとき、円弧の端部が描く曲線を直線43でも
って近似する。そしてこの直線43を、木端部を切削す
る刃物45の切削断面形状としている。
【0054】 なお刃物45が取り付けられる回転軸4
6は、長尺竹3の双方の木端部304を結ぶ直線に対し
て略平行となっていることから、刃物45は、回転軸4
6に沿った断面における回転軸46に対する傾斜周面の
傾きが、約37.6度となる円錐状の回転切削工具とな
っている。
【0055】 また回転軸46に、刃物45と同軸に設
けられているローラ47は、図10に示す2等分位置4
1を、長尺竹3の内周面の中央位置に対応させるための
ローラであり、長尺竹3の搬送は、図示されていないロ
ーラにより搬送される構成となっている。
【0056】 上記構成からなる実施例の動作について
説明する。 木端部の切削以前の長尺竹3は、その周に
沿った長さが所望長さより長く、またその長さが不均一
である。そのため搬送された長尺竹3は、刃物45によ
って木端部が切削されることとなり、この結果得られる
長尺竹3は、その湾曲の程度の差異に関わり無く、周に
沿った長さが一定となる長尺竹3に加工される。
【0057】 なお本発明は上記実施例に限定されず、
長尺竹については、半割り長尺竹とした場合について説
明したが、その他の長尺竹として、例えば長手方向に沿
って3つに分割された長尺竹等とすることが可能であ
る。
【0058】 また肉厚決め部本体229については、
外周面切削部35を切削面決定子33のそれぞれに対応
して設け、中心軸Oの回りに連続的に回転させる構成と
した場合について説明したが、内周面検出子32a、切
削面決定子33b、外周面切削部35aが長尺竹3の外
周面側を、180度の範囲で往復するように回転させる
構成とすることが可能であり、このときには外周面切削
部35bを省略した構成とすることが可能であると共
に、長尺竹が3つ割りの竹である場合には、120度の
範囲を往復して回転する構成とすることが可能である。
【0059】 また刃物45の形状については、切削断
面形状を所望の形状とするため、円錐形状とした場合に
ついて説明したが、刃物45を回転させる回転軸が、回
転軸46に対して約37.6度に傾いた回転軸(直線4
3を軸とする回転軸)とする場合には、刃物形状を円筒
状とすることが可能である。
【0060】
【発明の効果】 本発明の長尺竹の切削加工装置および
切削加工方法は、長尺竹を長手方向に沿って搬送しつ
つ、内周面の節隔壁を除去するに際し、内周面の中央部
分については、外周面を案内するローラ方向に押圧され
た回転軸に取り付けられた中央切削部によって除去して
いる。また木端部寄り部分の節隔壁については、軸端部
方向に押圧される内周側面切削部によって除去してい
る。そのため長尺竹の内周面の節隔壁を自動で除去する
ことが可能となっている。
【0061】 また本発明の長尺竹の切削加工装置およ
び切削加工方法は、長尺竹の内周面の位置を一対の内周
面検出子のうちの一方で検出し、検出位置を他方に転写
する。そしてこの転写位置に厚み決定ベルトの厚みを加
算した位置を、一対の切削面決定子のうちの一方で検出
し、検出した位置を他方に転写する。そして転写された
位置を外周面切削部によって切削している。つまり長尺
竹の内周面を基準として、厚み決定ベルトの厚みを残す
切削が行われるので、長尺竹の肉厚を自動で一定化する
ことが可能となっている。
【0062】 また本発明の長尺竹の切削加工装置およ
びその方法は、その弧に沿った長さが一定である円弧
を、この円弧の2等分位置における接線が同一となるよ
うに位置させつつ、円弧の直径を長尺竹の直径のばらつ
きの範囲内で変化させるとき、円弧の端部が描く曲線に
近似する形状を、木端部を切削する刃物の切削断面形状
とし、この刃物で長尺竹の木端部を切削しているので、
長尺竹の周面に沿った幅を自動で一定化することが可能
となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の長尺竹の節隔壁除去および長尺竹の
肉厚決めを行う切削加工装置の一実施例の概略を示す側
面図である。
【図2】 長尺竹の切削加工装置の主要部である節除去
部本体の分解斜視図である。
【図3】 節除去部本体の長手方向に直交した断面図で
ある。
【図4】 節隔壁の除去動作を示す説明図である。
【図5】 節隔壁が除去された長尺竹を示す外観斜視図
である。
【図6】 長尺竹の肉厚決め部の主要部本体を長手方向
に沿って見た正面図である。
【図7】 肉厚決め部本体の中心軸における断面図であ
る。
【図8】 長尺竹の湾曲程度が異なる場合の肉厚決め部
本体の様子を示す正面図である。
【図9】 本発明の長尺竹の幅決め部の一実施例を示す
外観斜視図である。
【図10】 長尺竹の幅決め部の刃物の切削断面形状を
説明するための補助図である。
【符号の説明】
1 長尺竹の節隔壁除去部の切削加工装置 2 長尺竹の肉厚決め部の切削加工装置 3 長尺竹 11 回転軸 12 中央切削部 13 内周側面切削部 31 厚み決定ベルト 32 内周面検出子 33 切削面決定子 35 外周面切削部 45 刃物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上原 守峰 鹿児島県姶良郡隼人町小田1445番地1 鹿 児島県工業技術センター内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って分割された長尺竹を、
    長手方向に沿って搬送しつつ、前記長尺竹の内周面の節
    隔壁を除去する装置において、 長手方向と直交する断面における前記長尺竹の湾曲の端
    部であり、且つ長手方向に沿った端部を木端部とすると
    き、 長手方向と直交する方向であり且つ一対の木端部を結ぶ
    直線と平行となる方向を軸方向とし、前記長尺竹の木端
    部側に設けられ、前記長尺竹の外周面を案内するローラ
    方向に押圧されると共に回転駆動される回転軸と、 この回転軸に取り付けられ、前記長尺竹の内周面の中央
    部分の節隔壁を除去する中央切削部と、 この回転軸の回転に従って回転すると共に前記回転軸の
    軸方向に移動可能である一対の切削部であり、その一方
    は、その刃物形状が前記断面において前記内周面の木端
    部寄り部分の一方の形状に対応すると共に、前記回転軸
    の対応する端部側に押圧され、その他方は、その刃物形
    状が前記内周面の木端部寄り部分の他方の形状に対応す
    ると共に、前記回転軸の対応する端部側に押圧される内
    周側面切削部とを備えたことを特徴とする長尺竹の切削
    加工装置。
  2. 【請求項2】 前記回転軸の、前記内周側面切削部を挟
    む位置に、前記軸方向に移動可能に設けられた一対のリ
    ングであり、前記内周側面切削部に対向する側面が、外
    周側に向かうに従って前記回転軸の軸端部側に傾斜する
    テーパに形成され、前記内周側面切削部側に押圧される
    案内リングを備え、 前記案内リングが前記内周側面切削部側に押圧される押
    圧力を前記内周側面切削部が前記端部側に押圧される押
    圧力より大きくし、切削の待機状態においては、前記案
    内リングの前記テーパの外周側の端部の互いの距離を、
    木端部の外周面の互いの直線距離より広くすると共に、
    前記テーパの中心側端部の互いの距離を前記直線距離よ
    り狭くしたことを特徴とする請求項1記載の長尺竹の節
    隔壁除去装置。
  3. 【請求項3】 前記長尺竹を、長手方向に沿って搬送し
    つつ、前記長尺竹の内周面の節隔壁を除去する方法にお
    いて、 長手方向と直交する方向であり且つ一対の木端部を結ぶ
    直線と平行となる方向を軸方向とし、前記長尺竹の木端
    部側に設けられ、前記長尺竹の外周面を案内するローラ
    方向に押圧されると共に回転駆動される回転軸に取り付
    けられた中央切削部によって、前記長尺竹の内周面の中
    央部分の節隔壁を除去すると共に、 前記回転軸の回転に従って回転すると共に前記回転軸の
    軸方向に移動可能である一対の切削部であり、その一方
    は、その刃物形状が前記断面において前記内周面の木端
    部寄り部分の一方の形状に対応すると共に、前記回転軸
    の対応する端部側に押圧され、その他方は、その刃物形
    状が前記内周面の木端部寄り部分の他方の形状に対応す
    ると共に、前記回転軸の対応する端部側に押圧される内
    周側面切削部によって、前記内周面の木端部寄り部分の
    節隔壁を除去することを特徴とする長尺竹の切削加工方
    法。
  4. 【請求項4】 長手方向に沿って分割された長尺竹の外
    周面を、前記長尺竹を長手方向に沿って搬送しつつ切削
    する装置において、 前記長尺竹の長手方向に沿った中心に略一致する軸を中
    心軸とするとき、 前記中心軸と直交する断面において、前記中心軸を挟ん
    で、前記長尺竹の周面と対となる周面を形成し、前記中
    心軸からの半径方向における厚みが一定な厚み決定ベル
    トと、 前記中心軸を挟んで互いに対向する位置に設けられ、前
    記中心軸からの距離が互いに同一となるように連動し、
    その一方が前記長尺竹の内周面を押圧するときには、そ
    の他方が前記厚み決定ベルトを前記中心軸から放射方向
    に押圧する一対の内周面検出子と、 前記一対の内周面検出子のそれぞれに対して、前記中心
    軸からの放射方向の延長位置に設けられ、前記中心軸か
    らの距離が互いに同一となるように連動し、前記厚み決
    定ベルトとの位置関係に従って、その一方が前記厚み決
    定ベルトを前記中心軸方向に押圧する一対の切削面決定
    子と、 前記一対の切削面決定子の少なくとも一方に対応して設
    けられ、前記一対の切削面決定子により決定される位置
    を切削する外周面切削部とを備え、 前記一対の内周面検出子と前記一対の切削面決定子と前
    記外周面切削部とを、前記中心軸を回転軸として一体に
    回転させることを特徴とする長尺竹の切削加工装置。
  5. 【請求項5】 長手方向に沿って分割された長尺竹の外
    周面を、前記長尺竹を長手方向に沿って搬送しつつ切削
    する方法において、 前記長尺竹の長手方向に沿った中心に略一致する軸を中
    心軸とするとき、 前記中心軸を挟んで対向し、前記中心軸からの距離が互
    いに同一となるように連動する一対の内周面検出子の一
    方を前記長尺竹の内周面に押圧すると共に、前記一対の
    内周面検出子の他方でもって、前記中心軸と直交する断
    面において、前記中心軸を挟んで、前記長尺竹の周面と
    対となる周面を形成し、前記中心軸からの半径方向にお
    ける厚みが一定な厚み決定ベルトを前記中心軸から放射
    方向に押圧すると共に、 前記一対の内周面検出子のそれぞれに対して、前記中心
    軸からの放射方向の延長位置に設けられ、前記中心軸か
    らの距離が互いに同一となるように連動する一対の切削
    面決定子の一方でもって、前記厚み決定ベルトを前記中
    心軸方向に押圧すると共に、 前記一対の切削面決定子の少なくとも一方に対応して設
    けられ、前記一対の切削面決定子により決定される位置
    を切削する外周面切削部によって前記長尺竹の外周面を
    切削すると共に、 前記一対の内周面検出子と前記一対の切削面決定子と前
    記外周面切削部とを、前記中心軸を回転軸として一体に
    回転させることを特徴とする長尺竹の切削加工方法。
  6. 【請求項6】 長手方向に沿って分割された長尺竹の木
    端部を、前記長尺竹を長手方向に沿って搬送しつつ切削
    する装置において、 その弧に沿った長さが一定である円弧を、この円弧の2
    等分位置における接線が同一となるように位置させつ
    つ、前記円弧の直径を前記長尺竹の直径のばらつきの範
    囲内で変化させるとき、前記円弧の端部が描く曲線に近
    似する形状を、前記木端部を切削する刃物の切削断面形
    状としたことを特徴とする長尺竹の切削加工装置。
  7. 【請求項7】 長手方向に沿って分割された長尺竹の木
    端部を、前記長尺竹を長手方向に沿って搬送しつつ切削
    する方法において、 その切削断面形状が、その弧に沿った長さが一定である
    円弧を、この円弧の2等分位置における接線が同一とな
    るように位置させつつ、前記円弧の直径を前記長尺竹の
    直径のばらつきの範囲内で変化させるとき、前記円弧の
    端部が描く曲線に近似した形状である刃物により、前記
    長尺竹の木端部を切削することを特徴とする長尺竹の切
    削加工方法。
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