JPH07103707A - アクチュエータの位置検出装置 - Google Patents

アクチュエータの位置検出装置

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Publication number
JPH07103707A
JPH07103707A JP28157793A JP28157793A JPH07103707A JP H07103707 A JPH07103707 A JP H07103707A JP 28157793 A JP28157793 A JP 28157793A JP 28157793 A JP28157793 A JP 28157793A JP H07103707 A JPH07103707 A JP H07103707A
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JP
Japan
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actuator
magnet
magnetic sensor
signal
measurement range
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Application number
JP28157793A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kodaira
宏 小平
Katsuya Kikuta
勝也 菊田
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MIKUROTETSUKU KK
Original Assignee
MIKUROTETSUKU KK
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Publication date
Application filed by MIKUROTETSUKU KK filed Critical MIKUROTETSUKU KK
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストロークの特定した範囲の位置を精度良く
検出することができる直線移動アクチュエータの位置検
出装置において測定範囲の設定または温度変化から生じ
る検出誤差を補償する。 【構成】 測定範囲設定手段(74)によって設定され
た測定範囲内の磁気センサから出力される位置信号を温
度センサから出力される温度信号に従って基準温度にお
けるデジタル位置信号へと補正しさらに該デジタル位置
信号を前記磁石の位置と比例すべく補償する領域・温度
補償手段(73)と、該領域・温度補償手段により補償
された位置信号に従ってアクチュエータの可動部分の前
記測定範囲にある位置または前記アクチュエータの可動
部分が前記測定範囲内にあるか否かを検出する検出手段
(73)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明は、直線移動アクチュエ
ータの位置の検出に関し、詳しくは空気圧などで作動す
るシリンダのようなアクチュエータのピストンの直線移
動の基準面からの位置または距離を検出する位置検出装
置に関する。
【従来の技術】本出願人によって位置検出装置を空気圧
シリンダに適用した装置が提案された。図3はその全体
構成図である。図3において、空気圧シリンダ1は電磁
弁(図示されたない)を介して空気圧の供給を受け、シ
リンダピストン2が図中、XまたはY方向に直線移動す
る。このシリンダピストン2の先端部には磁石3が装着
されている。この磁石3は例えば近接スイッチに使用さ
れる磁石を利用しても良い。また、シリンダピストン2
の可動部分に対して固定されるシリンダ本体4には磁気
センサ5が取付けられている。この磁気センサ5は振動
や粉塵などから保護するためにケース6内に収納されて
いる。磁気センサ5は、ブリッジとして構成され、この
ブリッジを構成する4つの磁歪素子が磁界の強さに比例
してその抵抗を変化する性質を利用して磁界の強さの変
化を電気信号として取り出している。この磁気センサ5
からの出力はデータ処理回路7に送られ、所要のデータ
処理が行われる。図4は、磁気センサ5から出力される
信号レベルとシリンダピストン2の位置の関係を表した
図である。磁気センサ5の位置をCとし、このCの位
置、即ち磁石3が磁気センサ5と同一直線上にあるとき
は磁気センサ5からの磁界は検出されず、その出力は零
となる。図3において、C位置からX、Y方向に向かっ
てそれぞれ位置A、B、D、Eを定めると、磁石3が各
位置に達した時に磁気センサ5から出力される信号レベ
ルは図4のa、b、d、eにそれぞれ対応する。この結
果、シリンダピストン2の移動に伴って図4の実線で示
すような位置Cに対して点対称の信号レベルの軌跡が出
力されることになる。図4を着目すると、位置Cを中心
とした範囲BDに磁石3がある場合はその磁石の位置に
比例したレベルの位置信号が磁気センサ5から出力され
ることがわかる。この事実に着目し、図5に示すよう
に、磁気センサ5から出力される信号のうち線形的に変
化する領域BDのみ、即ちシリンダピストン2のストロ
ークの一部の特定された領域を測定領域として利用する
ものである。このため、磁石5から出力される線形領域
BDの信号レベルは磁石3の位置を直接示すことにな
る。図3に示すシリンダピストン2の移動距離によって
一方の面が定盤9に密着された被検査物8の厚さが許容
範囲あるか否かの検出を行う場合の測定範囲の設定は次
のようにする。まず、シリンダピストン2の磁石3を磁
気センサ5の位置、即ち位置Cに合わせ、シリンダピス
トン2を微調整して位置検出信号が零になる位置Cを確
認する。次に位置Cを基準として測定する公差の上限位
置Dまでシリンダピストン2をX方向に移動し、このと
きの位置検出信号を上限位置Dとして設定する。同様
に、位置Cを基準とする公差の下限位置Bまでシリンダ
ピストン2をY方向に移動し、このときの位置検出信号
を下限位置Bとして設定する。しかして、シリンダピス
トン2をX方向に移動させて被検査物8と衝突する位置
を磁気センサ5により位置信号として検出することによ
り、被検査物8の厚さ許容誤差内、即ち測定範囲BD内
にあるか否かが自動的に表示される。
【発明が解決しようとする課題】上述した知見に基づい
て製作された位置検出装置は、次の課題が存在すること
がわかった。即ち、図4において、磁石3の位置検出の
測定範囲を大きくした場合、図6に示すように磁気セン
サ5から出力される位置信号は前述したように必ずしも
線形ではなく、磁石の位置に比例すると予想される仮想
線形レベルから誤差dを含むことが知見された。この誤
差は一定長さ以上の測定範囲でデジタル処理後の測定誤
差の増大となり無視できない大きさであり、信頼性の高
いかつ精度の良い測定を行うためには何らかの補償が必
要であった。また、上述の位置検出装置は、測定範囲を
大きくした場合、図7に示すように測定温度が変化する
と磁気センサの出力特性にも変化が生じ、磁気センサ5
から出力される信号レベルは温度が高いほど低下する。
このため、測定温度に従って、磁気センサ5から出力さ
れる位置信号を磁石の位置に比例すべく補償することが
必要になる。この発明の目的は、磁石の位置検出の測定
範囲を広くして磁気センサから磁石の位置と非線形な位
置信号が出力される場合に、該位置信号を磁石の位置に
比例すべく補償して精度の良い測定ができるようにした
位置検出装置を提供することである。また、この発明の
目的は、測定温度の影響により磁気センサからの位置信
号が変化する場合に、温度の影響を補償して精度良い測
定ができるようにした位置検出装置を提供することであ
る。また、この発明の目的は、磁気センサから磁石の位
置と非線形な位置信号が出力されると共に温度により該
位置信号が変化する場合に、温度による影響を補償する
共に該位置信号を磁石の位置に比例すベく補償して精度
の良い測定ができるようにした位置検出装置を提供する
ことである。
【課題を解決するための手段】この発明は、アクチュエ
ータと、該アクチュエータの直線運動する可動部分に設
けられた磁石と、前記アクチュエータの固定位置に設け
られ、前記磁石の磁界の変動を電気信号に変えて出力す
ると共に前記磁石が特定範囲の位置に存在するときに該
位置に対応する非線形の位置信号を出力する磁気センサ
と、該磁気センサから出力する非線形のアナログ位置信
号のうち特定領域を測定範囲として設定する測定範囲設
定手段と、該測定範囲設定手段によって設定された測定
範囲内の前記磁気センサから出力されるアナログ位置信
号をデジタル位置信号に変換するアナログ/デジタル変
換器と、前記デジタル位置信号が前記磁石の位置と比例
すべく該デジタル位置信号を補償する領域補償手段と、
該領域補償手段により補償されたデジタル位置信号に従
って前記アクチュエータの可動部分の前記測定範囲にあ
る位置または前記アクチュエータの可動部分が前記測定
範囲内にあるか否かを検出する検出手段を備えている。
また、この発明は、アクチュエータと、該アクチュエー
タの直線運動する可動部分に設けられた磁石と、前記ア
クチュエータの固定位置に設けられ、前記磁石の磁界の
変動を電気信号に変えて出力すると共に前記磁石が特定
範囲の位置に存在するときに該位置に対応する位置信号
を出力する磁気センサと、該磁気センサから出力するア
ナログ位置信号のうち特定領域を測定範囲として設定す
る測定範囲設定手段と、前記アクチュエータの固定位置
であって前記磁気センサの近傍に設けられた温度センサ
と、前記測定範囲設定手段によって設定された測定範囲
内の前記磁気センサから出力されるアナログ位置信号を
デジタル位置信号に変換するアナログ/デジタル変換器
と、前記デジタル位置信号を基準温度におけるデジタル
位置信号へと前記温度センサから出力される温度に基づ
いて補償する温度補償手段と、該温度補償手段により補
償されたデジタル位置信号に従って前記アクチュエータ
の可動部分の前記測定範囲にある位置または前記アクチ
ュエータの可動部分が前記測定範囲内にあるか否かを検
出する検出手段を備えているまたこの発明は、アクチュ
エータと、該アクチュエータの直線運動する可動部分に
設けられた磁石と、前記アクチュエータの固定位置に設
けられ、前記磁石の磁界の変動を電気信号に変えて出力
すると共に前記磁石が特定範囲の位置に存在するときに
該位置と非線形の位置信号を出力する磁気センサと、該
磁気センサから出力するアナログ位置信号のうち特定領
域を測定範囲として設定する測定範囲設定手段と、前記
アクチュエータの固定位置であって前記磁気センサの近
傍に設けられた温度センサと、前記測定範囲設定手段に
よって設定された測定範囲内の前記磁気センサから出力
されるアナログ位置信号をデジタル位置信号に変換する
アナログ/デジタル変換器と、前記デジタル位置信号を
前記温度センサから出力される温度信号に従って基準温
度におけるデジタル位置信号へと補正しさらに該デジタ
ル位置信号を前記磁石の位置と比例すベく補償する領域
・温度補償手段と、該領域・温度補償手段により補償さ
れたデジタル位置信号に従って前記アクチュエータの可
動部分の前記測定範囲にある位置または前記アクチュエ
ータの可動部分が前記測定範囲内にあるか否かを検出す
る検出手段を備えている。
【作用】この発明は、磁気センサから出力される磁石の
位置を示す非線形の位置信号を磁石の位置に比例する線
形の位置信号に補償する領域補償手段を備えているか
ら、該領域補償手段により補償された位置信号を判定す
ることにより磁石の位置または磁石が測定範囲内にある
か否かを精度良く検出できる。またこの発明は、磁気セ
ンサの近傍に温度センサを設け、該温度センサから出力
される温度信号に基づいて、磁気センサから出力される
位置信号を基準温度における位置信号へとを補償する温
度補償手段を備えたから、磁石の位置または磁石が測定
範囲内にあるか否かを精度良く検出できる。またこの発
明は、磁気センサから出力される磁石の位置信号を前記
温度センサから出力される温度信号に従って基準温度に
おけるデジタル位置信号へと補正しさらに該デジタル位
置信号を前記磁石の位置と比例すべく補償する領域・温
度補償手段を備えたから、磁石の位置または磁石が測定
範囲内にあるか否かを精度良く検出できる。
【実施例】前述の図3の構成は本発明の位置検出装置に
ついても適用でき、本発明では磁気センサ5の近傍には
温度センサ11が備えられ、該温度センサ11の出力は
データ処理回路7に与えられる。温度センサ11は、例
えば、温度センサICにより構成され、磁気センサ5と
一体に構成しても良い。図1は本発明のデータ処理回路
7の一実施例を示したブロック図である。図1におい
て、磁気センサ5から出力されるシリンダピストン2の
位置検出信号および温度センサ11から出力される温度
信号は共に波形整形回路71に送られ、ここでノイズな
どが除去されて整形された後、A/D(アナログ/デジ
タル)変換器72に送られる。A/D変換器72により
デジタル信号に変換された位置検出信号および温度信号
はCPU(中央処理装置)73に与えられる。CPU7
3には比較・判別回路73aが備えられ、この比較・判
別回酪73aは外部からの測定指示命令を受けて動作す
るようにしても良い。比較・判別回路73aには測定範
囲設定回路74から測定範囲基準信号が入力される。測
定範囲設定回路74は磁気センサ11から出力される位
置検出信号のうち所要の測定範囲を指定するもので、該
測定範囲の上限値を設定する上限設定回路74aと、下
限値を設定する下限設定回路74bとが設けられてい
る。測定範囲設定回路74によって設定された上限値お
よび下限値を示す信号は比較・判別回路73aに与えら
れる。比較・判別回路73aは波形整形回路71、A/
D変換器72を介して入力する位置検出信号のレベルを
前記上限値および下限値と比較し、該位置検出信号の信
号レベルが上限値を越えたか、下限値以下であるかまた
は測定範囲内にあるかを判別し、その判別結果を外部装
置に出力すると共に表示回路75に表示出力する。さら
に、測定範囲設定回路74は指定した測定範囲、即ち上
限値および下限値を表示回路75に表示出力する。表示
回路は、指示に従って所要の表示、例えば検出位置信号
が測定範囲内にあるか否かの表示を行う。なお、測定範
囲内にある位置検出信号の位置、即ちシリンダピストン
の位置の表示を行うようにしても良い。CPU73に
は、前記比較・判別回路73aの他に、演算回路73
b、ROM73c、RAM73d、制御回路73eが備
えられている。ROM73cには、磁気センサ5からの
位置検出信号が磁石3の位置を表すように、換言すれば
位置検出信号が磁石の位置と線形になるように非線形の
位置検出信号を線形に補正するデータおよび位置補償用
のプログラムが記憶されている。本位置検出信号のよう
な非線形のデータを線形に補償する演算技術は一般に知
られており、位置検出信号の波形を細分化して実験から
得られた補正データを逐一演算することにより求められ
る。さらに、ROM73cには、位置検出信号の温度に
よる変動を補償するために、温度補償データが記憶され
ている。この温度補償データは、位置検出信号の波形を
細分化し、各区分ごとに基準となる(基準の温度におけ
る)基準位置検出信号に対して温度変化により変位した
各位置検出信号との比率を求め、各温度ごとに実験結果
より得られた該比率を表すものである。演算回路73b
は、ROM73cに記憶されたデータおよびプログラム
に従って位置検出信号の補償を行い、該位置検出信号が
磁石5の位置と線形になるように演算をおこなう。制御
回路73eは、CPU73全体の制御動作を行う。CP
U73のROM73cへの各種データの設定、プログラ
ムの記憶はキーボードなどの入力装置76によって行う
ことができる。次に、図1のデータ処理回路7を使用し
た本発明の位置検出装置の使用態様について説明する。
測定範囲設定回路74を補償を必要としない狭い範囲、
即ち磁気センサ5からの位置検出信号が磁石3の位置と
線形になる場合は、CPU73に入力する線形の該位置
検出信号は、CPU73において位置信号に比例する磁
石5の位置が求められ、温度および非線形領域の補償は
行われない。測定範囲設定回路74を非線形補償を必要
とする広い範囲、即ち磁気センサ5からの位置検出信号
が磁石3の位置と非線形になる場合は、CPU73のR
OM73cから位置補償用のプログラムが制御回路73
eに読出され、該プログラムに従った演算がROM73
cに記憶された補正データに基づいて行われる結果、該
位置検出信号は、磁石の位置に比例する線形信号へと補
償される。以後、補償された位置検出信号に従って位置
検出またはアクチュエータの可動部分が測定範囲にある
か否か(磁石の位置が設定された測定範囲内にあるか否
か)の判断が行われる。磁気センサ5からの位置検出信
号が温度に従って変動する場合は、磁気センサ5および
温度センサ11からA/D変換器72を介してCPU7
3に入力する位置検出信号と温度信号は次の温度補償を
おこなう。即ち、CPU73において、入力する温度信
号の温度と対応しかつ補償されるべき位置検出信号の区
分に相当する温度補償データをROM73cから読出
し、該区分の位置検出信号に乗算して各区分ごとに温度
補償された基準温度位置信号を算出する。以後、温度補
償された基準の位置検出信号に従って位置検出またはア
クチュエータの可動部分が測定範囲にあるか否か(磁石
の位置が設定された測定範囲内にあるか否か)の判断が
行われる。磁気センサ5から位置検出信号が温度に従っ
て変動しかつ該位置検出信号が磁石の位置と非線形でる
場合は、次の温度・領域補償を行う。即ち、CPU73
において、入力する温度信号の温度と対応しかつ補償さ
れるべき位置検出信号の区分に相当する温度補償データ
をROM73cから読出し、該区分の位置検出信号に乗
算して各区分ごとに温度補償された基準温度位置信号を
算出する。次に、CPU73のROM73cから位置補
償用のプログラムが制御回路73eに読出され、該プロ
グラムに従った演算がROM73cに記憶された補正デ
ータに基づいて前記基準温度位置信号に対して行われる
結果、該基準温度位置信号は、磁石の位置に比例する線
形信号へと補償される。以後、温度補償されかつ領域補
償された位置検出信号に従って位置検出またはアクチュ
エータの可動部分が測定範囲にあるか否か(磁石の位置
が設定された測定範囲内にあるか否か)の判断が行われ
る。上述した領域補償は、位置検出信号が非線形になる
一定範囲以上の設定測定範囲に対して自動的に行われ
る。また、温度補償は、前記領域補償と共に行われるよ
うに構成しても良く、また外部から温度補償指示を与え
ることにより単独にまたは領域補償と共に温度補償を行
うように構成しても良い。次に上述の領域・温度補償手
段を備えたアクチュエータの位置検出装置の好適な適用
例について図2に基づいて説明する。図2は、空気圧を
利用して物体を把持する、通称、ハンドと呼称されてい
る(市販されている)装置である。この装置は、ポート
Aから空気が供給されると、室20に空気が充満してピ
ストン21が図5において右方へ、ポートBに空気が供
給されるとピストン21が左方へ移動する。ピストン2
1はロッド22が結合されており、該ロッド22は作動
軸23によって2個のアーム24に連結されている。該
アーム24は支軸25を中心に回動し、この運動はアー
ム24の切込みに嵌合された作動軸26に伝達される。
この作動軸26はマスタジョウ27に連結されており、
マスタジョウ27にも回動運動が伝達されるものの、該
マスタジョウ27は図示しないベアリングガイドにより
図2の矢印で示す上下方向の運動のみをおこなう。即
ち、ピストン21の右方の運動に連動してマスタジョウ
27は開き、左方の運動に連動してマスタジョウ27は
閉じる。この2つのマスタジョウ27の間に被測定物が
把持される。図2の装置において、ピストン31には磁
石3が取り付けられ、また磁石3の位置を検出するため
の磁気センサ5と、該磁気センサ5の温度を検出するた
めの温度センサ11がシリンダ本体28の所要位置に配
設されている。磁気センサ11および温度センサ12か
らの出力は上述したデータ処理回路7に与えられ、上述
した動作が行われる。図2の装置においては、ピストン
21と共に直線運動する磁石5の位置の検出が直接、2
つマスタジョウ27の開度、即ちマスタジョウ27に把
持された被測定物の大きさを示すので、図3に示す装置
と同様に被測定物の寸法および該被測定物が測定範囲に
有るか否かの検出を行うことができる。このハンドタイ
プの装置に本発明を適用すると、例えば機械加工品の寸
法検査などの搬送用ハンドと自動検査装置の2つとして
利用することができその応用範囲が広い。
【効果】以上説明したように、この発明は、磁気センサ
から出力される磁石の位置を示す非線形の位置検出信号
を磁石の位置に比例する線形の位置信号に補償する領域
補償手段を備えているから、測定範囲が広がって位置検
出信号が磁石の位置に比例しない場合にも該領域補償手
段により線形の位置検出信号へと補償することがでる。
従って、従来の装置に比べて著しく測定精度を向上させ
ることができる。またこの発明は、磁気センサの近傍に
温度センサを設け、該温度センサから出力される温度信
号に基づいて、磁気センサから出力される位置信号を基
準温度における位置信号へとを補償する温度補償手段を
備えたから、温度の変化に拘わらず精度良く検出でき
る。またこの発明は、磁気センサから出力される磁石の
位置信号を前記温度センサから出力される温度信号に従
って基準温度におけるデジタル位置信号へと補正しさら
に該デジタル位置信号を前記磁石の位置と比例すべく補
償する領域・温度補償手段を備えたから、測定範囲が広
がって位置検出信号が磁石の位置に比例せず、かつ温度
の変化に拘わらず磁石の位置または磁石が測定範囲内に
あるか否かを精度良く検出できる。またこの発明は、実
施例のようにハンドで使用する事により、機械加工ライ
ン等で従来までの検査工程をハンドでの搬送と同時に行
う事も可能になり工程の簡素化、ラインの短縮化、低コ
スト化に大いに貢献出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置検出装置のデータ処理装置の一実
施例を示す全体構成図である。
【図2】本発明の好適な適用例を示す平断面図。
【図3】本発明が適用できる位置検出装置の一例を示す
全体構成図である。
【図4】磁石の移動距離と磁気センサによる位置検出信
号のレベルとの関係を示す図である。
【図5】位置検出信号の線形領域を示す図である。
【図6】位置検出信号が非線形領域を含むことを示す図
である。
【図7】温度変化と磁気センサによる位置検出信号のレ
ベルとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 空気圧シリンダ 2 シリンダピストン 3 磁石 5 磁気センサ 7 データ処理装置 11 温度センサ 73 CPU 73a 比較・判別回路 73b 演算回路 73c ROM 73d RAM 73e 制御回路 74 測定範囲設定回路 75 表示回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータと、該アクチュエータの
    直線運動する可動部分に設けられた磁石と、前記アクチ
    ュエータの固定位置に設けられ、前記磁石の磁界の変動
    を電気信号に変えて出力すると共に前記磁石が特定範囲
    の位置に存在するときに該位置に対応する非線形の位置
    信号を出力する磁気センサと、該磁気センサから出力す
    る非線形のアナログ位置信号のうち特定領域を測定範囲
    として設定する測定範囲設定手段と、該測定範囲設定手
    段によって設定された測定範囲内の前記磁気センサから
    出力されるアナログ位置信号をデジタル位置信号に変換
    するアナログ/デジタル変換器と、前記デジタル位置信
    号が前記磁石の位置と比例すべく該デジタル位置信号を
    補償する領域補償手段と、該領域補償手段により補償さ
    れたデジタル位置信号に従って前記アクチュエータの可
    動部分の前記測定範囲にある位置または前記アクチュエ
    ータの可動部分が前記測定範囲内にあるか否かを検出す
    る検出手段を備えてなる直線移動アクチュエータの位置
    検出装置。
  2. 【請求項2】 アクチュエータと、該アクチュエータの
    直線運動する可動部分に設けられた磁石と、前記アクチ
    ュエータの固定位置に設けられ、前記磁石の磁界の変動
    を電気信号に変えて出力すると共に前記磁石が特定範囲
    の位置に存在するときに該位置に対応する位置信号を出
    力する磁気センサと、該磁気センサから出力するアナロ
    グ位置信号のうち特定領域を測定範囲として設定する測
    定範囲設定手段と、前記アクチュエータの固定位置であ
    って前記磁気センサの近傍に設けられた温度センサと、
    前記測定範囲設定手段によって設定された測定範囲内の
    前記磁気センサから出力されるアナログ位置信号をデジ
    タル位置信号に変換するアナログ/デジタル変換器と、
    前記デジタル位置信号を基準温度におけるデジタル位置
    信号へと前記温度センサから出力される温度に基づいて
    補償する温度補償手段と、該温度補償手段により補償さ
    れたデジタル位置信号に従って前記アクチュエータの可
    動部分の前記測定範囲にある位置または前記アクチュエ
    ータの可動部分が前記測定範囲内にあるか否かを検出す
    る検出手段を備えてなる直線移動アクチュエータの位置
    検出装置。
  3. 【請求項3】 アクチュエータと、該アクチュエータの
    直線運動する可動部分に設けられた磁石と、前記アクチ
    ュエータの固定位置に設けられ、前記磁石の磁界の変動
    を電気信号に変えて出力すると共に前記磁石が特定範囲
    の位置に存在するときに該位置と非線形の位置信号を出
    力する磁気センサと、該磁気センサから出力するアナロ
    グ位置信号のうち特定領域を測定範囲として設定する測
    定範囲設定手段と、前記アクチュエータの固定位置であ
    って前記磁気センサの近傍に設けられた温度センサと、
    前記測定範囲設定手段によって設定された測定範囲内の
    前記磁気センサから出力されるアナログ位置信号をデジ
    タル位置信号に変換するアナログ/デジタル変換器と、
    前記デジタル位置信号を前記温度センサから出力される
    温度信号に従って基準温度におけるデジタル位置信号へ
    と補正しさらに該デジタル位置信号を前記磁石の位置と
    比例すべく補償する領域・温度補償手段と、該領域・温
    度補償手段により補償されたデジタル位置信号に従って
    前記アクチュエータの可動部分の前記測定範囲にある位
    置または前記アクチュエータの可動部分が前記測定範囲
    内にあるか否かを検出する検出手段を備えてなる直線移
    動アクチュエータの位置検出装置。
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