JP3279488B2 - 物理量センサの校正方法と校正装置 - Google Patents

物理量センサの校正方法と校正装置

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JP3279488B2 JP27777496A JP27777496A JP3279488B2 JP 3279488 B2 JP3279488 B2 JP 3279488B2 JP 27777496 A JP27777496 A JP 27777496A JP 27777496 A JP27777496 A JP 27777496A JP 3279488 B2 JP3279488 B2 JP 3279488B2
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治雄 中澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物理量センサの校
正を行う校正方法及び装置に関し、特に加速度又は圧力
等の力に関する物理量のセンサの校正を行う方法及び校
正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15に、従来の加速度センサの校正方
法を示す。
【0003】従来、センサの量産工程で加速度センサ1
0を校正するためには、例えば、図示しない振動試験装
置によって矢印で示した加速度40を制御した振動台2
0に、校正対象の加速度センサ10を設置し、校正用加
速度センサ30に対するセンサの出力を測定する。この
ときの校正対象の加速度センサ10出力と校正用加速度
センサ30の出力により、校正対象の加速度センサの感
度を算出する。このようにして、校正対象のセンサの校
正を行っていた。
【0004】また、図16に他の従来の校正方法とし
て、圧力センサの校正方法を示す。
【0005】従来、量産工程で圧力センサ11を校正す
るためには、図示しない圧力発生装置によって圧力41
を制御した圧力室21に、圧力センサ11を設置し、校
正用圧力センサ31に対するセンサの出力を測定する。
このときのセンサ出力より感度を算出し、このセンサの
校正を行っていた。
【0006】通常の加速度センサは、加速度による慣性
力によって、特定部分が変形し、そのときの変位または
抵抗変化を加速度信号として検出する原理のものが多
い。つまり、質量部mに加速度aが印加された時の、力
Fによる変位あるいは歪が検出物理量となる。このよう
な加速度センサに対して、印加した加速度によってセン
サに加わる荷重Fは、ニュートンの法則より次式で表わ
される。
【0007】
【数1】F=m・a つまり、従来の加速度の校正方法は1式の加速度aの部
分を振動試験装置によって変化させて、荷重Fを印加さ
せていた。
【0008】また、通常の圧力センサは、圧力によっ
て、ダイアフラムなどの特定部分が変形し、そのときの
変位または抵抗変化を加速度信号として検出する原理の
ものが多い。つまり、ダイアフラムに圧力pが印加さ
れ、ダイアフラム部における荷重Fによる変位あるいは
歪が検出物理量となる。したがって、このような圧力セ
ンサに対して、印加した圧力によってセンサに加わる荷
重Fは、圧力を感知する部分の面積をAとして、次式で
表わされる。
【0009】
【数2】F=p・A つまり、従来の圧力の校正方法は2式の圧力pの部分を
圧力発生装置によって変化させて、荷重Fを印加させて
いた。
【0010】したがって、この様に振動や圧力を印加し
て校正を行っているので、センサの感度の校正には、セ
ンサの検出部だけでなく、パッケージに実装した状態で
校正する必要があった。また、このような振動試験方法
または圧力発生方法では、例えば、一台の振動台に一度
に大量のセンサを載せることは、同一振動台上で全ての
センサに対して均一な振動が得られないため、校正精度
上問題がある。このため、大量のセンサを校正するため
には、多くの振動試験装置を導入する必要がある。さら
に、温度による振動・圧力特性などを測定する場合、大
型の振動試験装置や圧力発生装置では、1バッチ処理を
行うのに多大な時間が必要となり問題であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、物理
量センサ、特に力に関する物理量センサの校正に関する
以下の課題を解決することである。
【0012】1)パッケージに実装した状態で初めてセ
ンサ特性不良が判明するので、実装に必要な部品の無駄
が発生する。
【0013】2)また、センサを大量生産する場合、多
くの振動試験装置や圧力発生装置を導入する必要があ
り、設備コストが多大となり問題である。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
物理量センサを校正する校正方法において、前記物理量
センサに擬似的な物理量を印加して出力を求め、該出力
と予め求められている校正直線とから校正する値を求め
ることを特徴とする。
【0015】この構成により、実際に実際に測定する物
理量でなく擬似的な物理量を負荷して出力を求めるた
め、簡単に発生することができる物理量を用いてセンサ
の構成をすることができる。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記物理量センサの測定する物理量が、加
速度、圧力等の力に関係する物理量であり、前記疑似物
理量が重量であることを特徴とする。
【0017】この構成により、加速度センサや圧力セン
サ等の校正において、実際に加速度センサの校正のため
に振動を発生し、また、圧力センサの校正のために圧力
を発生することなく、発生することが容易な重量を用い
ることにより、簡単にセンサを校正することができる。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記重量がおもりの重量であり、該おもり
を上下して前記物理量センサに重量を印加することを特
徴とする。
【0019】上記の構成により、重量の発生を、おもり
を上下することにより発生しているので、簡単に加速度
センサや圧力センサを校正することができる。また、請
求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、付
加おもりを具備して2段階のおもり印加を行なうことを
特徴とする。このような構成により、センサの感度を求
めるだけでなく、2段階のおもり印加によって非直線性
まで求めることが可能となる。
【0020】請求項5記載の発明は、ストッパ付きおも
りと、該ストッパ付きおもりを、穴の中に前記ストッパ
により支持する支持部と、前記支持部を上下して、前記
おもりの重量を校正対象の力に関する物理量センサに印
加するための駆動部とを具備し、前記おもりの擬似的な
物理量で物理量センサを校正することを特徴とする。
【0021】このように構成することにより、製造ライ
ンでパッケイジせずに、圧力センサ、加速度センサのよ
うな力に関する物理量センサの校正ができるようにな
る。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項5に記載の
校正装置において、前記おもりの前記ストッパは2段の
ストッパであり、該ストッパ間に、前記おもりを通す穴
を有する付加おもりを具備し、前記支持部は、前記付加
おもりを支え、前記駆動部は、前記支持部を2段階に上
下することを特徴とする。
【0023】このように構成することにより、校正対象
の物理量センサの非直線性まで校正することができる。
【0024】請求項7記載の発明は、請求項5又は6に
記載の校正装置において、前記おもりが磁石で構成さ
れ、該おもりと対向する支持部が逆極になるような磁石
または電磁石で構成されることを特徴とする。
【0025】このように構成することで、支持部とおも
りとの摩擦が事実上なくなり、正確な校正を行うことが
できる。
【0026】請求項8記載の発明は、請求項5に記載の
校正装置において、前記支持部が2枚の薄板によって構
成されることを特徴とする。
【0027】このように構成すると、簡単な構成で、支
持部とおもりとの摩擦を少なくすることができ、正確な
校正を行うことができる。
【0028】請求項9記載の発明は、請求項5〜8のい
ずれかに記載の校正装置において、前記支持部を構成す
る材料が透明であることを特徴とする。
【0029】このように構成することにより、上からお
もりの位置が確認することができるので、確実に物理量
センサの構成を行うことができる。
【0030】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施形
態を説明する。
【0031】[実施形態1]図1〜図4に、本発明によ
る物理量センサの校正の第一の実施形態を示す。
【0032】図1は、本発明の対象である物理量センサ
(例えば、加速度センサや圧力センサ等)100の断面
図である。通常、物理量センサ100は、加速度や圧力
などの測定対象の物理量が印加された場合に変形する、
肉薄部101と支持部102を有する。ここで示した実
施形態では、加速度センサの場合、検出する物理量をセ
ンサに伝えるためのおもりとなる肉厚部103を有し、
圧力センサの場合でも、非線形を考慮したもので肉厚部
103を有する構造のものへの適用例を示す。この物理
量センサ100は支持台200に固定されている。この
物理量のセンサは、微小の物理量を測定する場合は小さ
いものであり、例えば、肉厚部103の1辺の長さは1
mm程度である。
【0033】このような小さいセンサを校正する場合、
肉厚部103に、予め質量mが確認されている付加質量
300を載せる。これにより、物理量センサ100は、
あたかも加速度や圧力が発生したように、肉薄部が変形
し、付加質量300の質量mに相当する物理量(加速度
や圧力)がセンサから検出される。質量mに対する出力
と本来の物理量を印加した際の校正直線の式をあらかじ
め求めておく。この校正直線の式より、付加質量300
による出力より、本来の物理量におけるセンサ相当感度
を求めることができる。この校正直線による本来の物理
量におけるセンサ相当感度を求めるは、校正装置により
自動的に計算することができる。
【0034】図2に、センサが加速度センサの場合にお
ける校正直線のグラフを示す。これは、一定の付加質量
300を印加したとき、センサの出力と振動試験によっ
て得れたセンサ感度との相関グラフを示す。
【0035】この図2に示したグラフ上の1点は、ある
加速度センサに対して、一定の付加質量を乗せてその出
力(電圧)を測定し(横軸座標)、その加速度センサを
従来の校正方法である実際の振動により加速度を印加し
てその加速度に対する出力(電圧)の比(校正するため
の値)(縦軸座標)から得ている。これを多数の加速度
センサについて行っている。この結果より、疑似物理量
である付加質量と実際の物理量から求めた校正値とは、
かなりの精度で相関がとれていることが判る。
【0036】第一の実施形態において、付加質量300
を肉厚部103に載せる位置によってセンサの出力は左
右されない。これは付加質量300全ての質量mが肉厚
部103を通じて、全ての重量が測定されるためであ
る。これを図3〜図5に示す4本の梁によって肉厚部を
支える構造のセンサにおいて説明する。
【0037】図3〜図5において、付加質量300を肉
厚部103の中心に置いた場合(図3)、ずらして置い
た場合(図4)、縁に置いた場合(図5)を説明してい
る。
【0038】図3において、図3(a)に示すように、
付加質量300をセンサの肉厚部の中心に置いた場合を
説明している。この場合の肉厚部を支持する4本の梁
A,B,C,Dの応力の解析結果を示したのがセンサの
平面図で示したのが図3(b)である。図3(b)にお
いて、右から、横方向であるX方向(sxx)、縦方向
であるY方向(syy)、そして図を貫く方向であるZ
方向の(z)にそれぞれ対応する、梁A,B,C,Dの
応力を示している。図の線が密になると加重がかかって
いることを示している。図3(c)は、各梁A,B,
C,Dの長手方向の応力分布を示すグラフである。
【0039】図4、図5も同様に、それぞれ、付加質量
300を肉厚部103の中心からずらして置いた場合、
縁に置いた場合を表している。こららの図から、付加質
量300を載せた位置が近い梁(梁A)には大きい応力
が加わり、付加質量300を載せた位置が遠い梁(梁
C)には小さい応力が加わることが分かる。しかし、全
体としては同じ荷重となるので、応力値の合計としては
同じであることが、各図の(c)のグラフの各梁の積分
の合計値から判る。
【0040】このように、加速度センサや圧力センサに
おいて、肉厚部103の部分に付加加重を乗せることに
より、実際に測定対象である加速度や圧力をかけること
なく、センサの校正ができる。また、付加加重は、正確
に肉厚部の中心に置く必要はない。
【0041】[実施形態2]図6および図7に、本発明
の物理量センサの校正による第二の実施形態を示す。
【0042】図6において、センサ100は、実施形態
1と同様の圧力センサや加速度センサ等である。物理量
センサ100は肉厚部103を有しており、また、セン
サ上部には、ピンストッパ311を有するおもりピン3
10を備えている。また、このおもりピン310は、ピ
ンガイド穴401を有するピン支持部400に支持され
ている。このピン支持部400は、駆動部(下述)によ
り上下に移動することができる。
【0043】さて、この構成においてセンサの校正を行
うときには、図7に示すように、ピン支持部400を駆
動部により下げることにより、おもりピン310の自重
を物理量センサ100の肉厚部103に印加する。この
おもりピン310の自重を用いることにより、第1の実
施形態と同様にしてセンサの校正を行う。
【0044】また、図6および図7の構成において、ピ
ン支持部400を透明な材料とすることにより、おもり
ピン310の上部より、ビン支持部400を通してセン
サ100が確認できる。このため、顕微鏡やTVカメラ
によって物理量センサ100とおもりピン310との位
置決めが可能となり、小さいセンサでもおもりピンを肉
厚部に乗せることができる。また、おもりピンの位置の
確認もできる。
【0045】[実施形態3]図8および図9に、本発明
の物理量センサの校正の第三の実施形態を示す。
【0046】図8において、実施形態1および2と同様
に、物理量センサ100の肉厚部103を有しており、
ピンストッパ311を有するおもりピン310をセンサ
上部に備えている。このおもりピン310は、ピンガイ
ド穴411を有する2層型ピン支持部410に支持され
ている。このピン支持部410は、駆動部(下述)によ
り上下に移動することができる。
【0047】センサの校正を行う場合、図7に示すよう
に、2層型ピン支持部410が駆動部により下がり、お
もりピン310の自重だけが物理量センサ100の肉厚
部103に印加される。そして、実施形態1および2と
同様にしてセンサの校正を行う。
【0048】この構成によれば、実施形態2の場合のよ
うに、厚みのあるピン支持部400を用いる場合より、
おもりピンとピン支持部との摩擦を少なくすることがで
き、おもりピンの自重の全てをセンサにかけることがで
きる。
【0049】また、実施形態2の場合と同様に、2層型
ピン支持部410を透明な材料とすることもできる。
【0050】[実施形態4]図10および図11に本発
明による物理量センサの校正による第四の実施形態を示
す。
【0051】図10において、実施形態1と同様に物理
量センサ100は、肉厚部103を有している。そし
て、物理センサ100の上部には、ピンストッパ332
を有し、周辺におもりピンN極330および内側におも
りピンS極331が構成されたおもりピンを支持部42
0とともに備えている。また、おもりピンN極330
は、ピンガイド穴N極431を有するピン支持部S極4
30によって、ピンガイド穴N極431と反発するよう
に非接触で支持されている。
【0052】センサの校正時には、図11に示すよう
に、ピン支持部S極430が下がることにより、おもり
ピンの自重だけが物理量センサ100の肉厚部103に
印加される。このとき、おもりピンN極330とピンガ
イド穴N極431との間では、非接触で支持されている
ので摩擦を生じず、おもりピンの自重は全て肉厚部10
3に印加されることになる。そして、実施形態1等と同
様にしてセンサの校正を行う。
【0053】この構成によれば、おもりピンN極330
とピンガイド穴N極431との摩擦をまったく無くすこ
とができ、正確な校正ができる。
【0054】また、本実施形態におけるピンガイド穴N
極431の部分を、電磁石によって構成することも可能
である。
【0055】その上、実施形態2および3の場合と同様
に、ピン支持部430等を透明な材料とすることもでき
る。
【0056】[実施形態5]図12および図13に、本
発明による物理量センサの校正による第五の実施形態を
示す。
【0057】図12において、実施形態1と同様に物理
量センサ100は肉厚部103を有し、そのセンサ上部
に、第1のピンストッパ311および第2のピンストッ
パ312を有するおもりピン310と付加おもり320
を備えている。また、このおもりピン310は、ピンガ
イド穴321を有する付加おもり320に支持されてお
り、付加おもり320は付加おもりガイド穴421を有
するおもり支持部420に支持されている。このおもり
支持部420は駆動部(下述)により上下に移動でき
る。
【0058】校正を行う際には、図12において、点線
の位置から実線の位置まで、おもり支持部420が下が
ることにより、おもりピン310の自重だけが物理量セ
ンサ100の肉厚部103にまず印加される。この時点
でのセンサ出力を第1の出力V1とする。
【0059】次に、図13の実線に示すように、おもり
支持部420がさらに下がることにより、質量m1のお
もりピン310および質量m2の付加おもり320の加
算した自重が、物理量センサ100の肉厚部103に印
加される。この時点でのセンサ出力を第2の出力V2と
する。
【0060】無負荷状態でのセンサ出力(オフセット)
をV0とすれば、以下の式によりセンサの非直線性Cn
1を求めることができる。
【0061】
【数3】Cn1[%F.S.] =[(V1−V0) − (V2−V0)/m2×m
1] /(V2−V0) また、第1の実施形態と同様にしてセンサの校正を行
う。
【0062】この実施例によれば、センサの感度を求め
るだけでなく、2段階のおもり印加によって非直線性ま
で求めることが可能となる。
【0063】また、実施形態2〜4の場合と同様に、ピ
ン支持部420等を透明な材料とすることもできる。支
持部420を、実施形態3の様に2層型としたり、実施
形態4のように、磁石や電磁石を埋め込んだものとし、
ピンと支持部との摩擦を少なくすることも可能である。
【0064】[実施形態1〜5で用いる校正装置の構
成]図14に本発明の実施形態1〜5で用いている校正
装置の共通部分の構成を示している。
【0065】図14において、100は校正対象のセン
サであり、530はセンサ100からの出力を受けて測
定する測定部である。測定部530は、センサ100か
らの出力の形態に応じて構成されている。540は演算
部、550は出力部で、演算部540では、測定部53
0で測定されたセンサ100の疑似物理量による出力か
ら、校正直線により校正出力を求めており、出力部は、
求めた校正出力を所定の出力装置に出力している。出力
装置としては、例えばプリンタ、表示装置等がある。5
10は駆動部で、おもりピンの支持部を上下に移動して
いる。また520は制御部で、校正装置の全体を制御し
ている。
【0066】この校正装置の各部は、上記に説明された
ことから、ハードウェア(電子回路)、デジタル化する
ことによりCPUとプログラム(ソフトウェア)や、そ
れらのの組み合わせで構成できることは、当業者である
なら自明であろう。
【0067】
【発明の効果】本発明によって、以下の効果が得られ
る。
【0068】1)パッケージに実装する前のセンサ(半
導体の場合はセンサチップ単位)についての特性不良が
把握できるため、実装に必要な部品の無駄を省くことが
できる。
【0069】2)センサを大量生産する場合でも、簡易
設備で実現できるので、設備コストを削減することがで
きる。
【0070】3)校正設備として、コンパクトに構成で
きるため、バッチ処理でなく、1個流しのライン構成が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のセンサの校正を示す図で
ある。
【図2】センサが加速度センサの場合における校正直線
のグラフである。
【図3】付加質量の位置によるセンサの支持応力を示す
図である。
【図4】付加質量の位置によるセンサの支持応力を示す
図である。
【図5】付加質量の位置によるセンサの支持応力を示す
図である。
【図6】本発明の実施形態2におけるセンサの校正を示
す図である。
【図7】本発明の実施形態2におけるセンサの校正を示
す図である。
【図8】本発明の実施形態3におけるセンサの校正を示
す図である。
【図9】本発明の実施形態3におけるセンサの校正を示
す図である。
【図10】本発明の実施形態4におけるセンサの校正を
示す図である。
【図11】本発明の実施形態4におけるセンサの校正を
示す図である。
【図12】本発明の実施形態5におけるセンサの校正を
示す図である。
【図13】本発明の実施形態5におけるセンサの校正を
示す図である。
【図14】本発明の実施形態に用いている校正装置のブ
ロック図である。
【図15】従来の加速度センサの校正を示す図である。
【図16】従来の圧力センサの校正を示す図である。
【符号の説明】
10 加速度センサ 11 圧力センサ 20 振動台 21 圧力室 30 校正用加速度センサ 31 校正用圧力センサ 40 加速度 41 圧力 100 物理量センサ 101 肉薄部 102 支持部 103 肉厚部 200 支持台 300 おもり 310 おもりピン 311 第1のピンストッパ 312 第2のピンストッパ 320 付加おもり 321 ピンガイド穴 330 おもりピンN極 331 おもりピンS極 332 ピンストッパ 333 ピン先端部 400 ピン支持部 401 ピンガイド穴 410 2層型ピン支持部 411 ピンガイド穴 420 おもり支持部 421 付加おもりガイド穴 422 付加おもりストッパ 430 ピン支持部S極 431 ピンガイド穴N極 510 駆動部 520 制御部 530 測定部 540 演算部 550 出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中澤 治雄 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 布野 秀和 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−119057(JP,A) 特開 平6−50835(JP,A) 特開 平5−297018(JP,A) 特開 平2−116755(JP,A) 特開 平9−33567(JP,A) 特開 平5−126595(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 21/00 G01P 15/00 - 15/13 G01L 25/00 - 27/00 G01D 3/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理量センサを校正する校正方法におい
    て、 前記物理量センサに擬似的な物理量を印加して出力を求
    め、該出力と予め求められている校正直線と から校正する値
    を求めることを特徴とする物理量センサの校正方法。
  2. 【請求項2】 前記物理量センサの測定する物理量が、
    加速度、圧力等の力に関係する物理量であり、前記疑似
    物理量が重量であることを特徴とする請求項1記載の物
    理量センサの校正方法。
  3. 【請求項3】 前記重量がおもりの重量であり、該おも
    りを上下して前記物理量センサに重量を印加することを
    特徴とする請求項2記載の物理量センサの校正方法。
  4. 【請求項4】 付加おもりを具備して2段階のおもり印
    加を行なうことを特徴とする請求項3記載の物理量セン
    サの校正方法。
  5. 【請求項5】 ストッパ付きおもりと、 該ストッパ付きおもりを、穴の中に前記ストッパにより
    支持する支持部と、 前記支持部を上下して、前記おもりの重量を校正対象の
    力に関する物理量センサに印加するための駆動部とを具
    備し、前記おもりの擬似的な物理量で物理量センサを校
    正することを特徴とする物理量センサの校正装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の校正装置において、 前記おもりの前記ストッパは2段のストッパであり、 該ストッパ間に、前記おもりを通す穴を有する付加おも
    りを具備し、 前記支持部は、前記付加おもりを支え、 前記駆動部は、前記支持部を2段階に上下することを特
    徴とする物理量センサの校正装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載の校正装置におい
    て、前記おもりが磁石で構成され、該おもりと対向する
    支持部が逆極になるような磁石または電磁石で構成され
    ることを特徴とする物理量センサの校正装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の校正装置において、前
    記支持部が2枚の薄板によって構成されることを特徴と
    する物理量センサの校正装置。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8のいずれかに記載の校正装
    置において、前記支持部を構成する材料が透明であるこ
    とを特徴とする物理量センサの校正装置。
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