JPH0698101B2 - コーヒー製造機の制御装置 - Google Patents

コーヒー製造機の制御装置

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JPH0698101B2
JPH0698101B2 JP63227944A JP22794488A JPH0698101B2 JP H0698101 B2 JPH0698101 B2 JP H0698101B2 JP 63227944 A JP63227944 A JP 63227944A JP 22794488 A JP22794488 A JP 22794488A JP H0698101 B2 JPH0698101 B2 JP H0698101B2
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siphon
coffee
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はコーヒー製造機の制御装置に関するものであ
る。
(従来の技術) サイフォン式のコーヒー製造機は、下容器と、底部にサ
イフォン管を突設して漏斗状に形成するとともに、サイ
フォン管の上方をフィルタで仕切り、下容器の底内面に
サイフォン管の下端が近接するように下容器の口部に着
脱可能に嵌合した上容器と、前記下容器の底を加熱する
ヒータとを備えている。
そして、下容器に水を入れ、上容器にコーヒー粉を入れ
てヒータに通電し、下容器内の水を加熱して沸騰させる
と、下容器内の熱湯はその蒸気圧によりサイフォン管及
びフィルタを通して上容器内に上昇し、ここでコーヒー
粉を浸漬する。熱湯が上昇し終えた後にヒータへの通電
を停止すると、下容器内の温度が低下して減圧されるの
で、上容器内の浸液がフィルタを透過しつつサイフォン
管を降下して下容器内に流入し、コーヒーが得られる。
このようなサイフォン式コーヒー製造機にコーヒーミル
の機能を付加するとともに、ヒータへの通電のオン,オ
フを自動的に行なうために、従来、例えば特開昭62−11
2518号公報に示すように、コーヒー豆を粉砕して上容器
内に投入するコーヒーミルと、該コーヒーミルを一定時
間駆動させた後にヒータへの通電を開始させるタイマー
手段と、下容器から上容器への熱湯の上昇を検出してヒ
ータへの通電を停止する感熱制御手段とを備え、ミル工
程からコーヒー製造工程までを自動的に行なうようにす
るとともに、オペレータの選択によりミル工程又はコー
ヒー制造工程のいずれからでも開始できるようにしたも
のがある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のコーヒー製造機では、
例えばコーヒー製造工程が行なわれている間に水を補給
する等のために当該工程を一時停止させて再びコーヒー
製造工程を続行させる場合、一旦コーヒー製造工程を停
止すれば、改めてミル工程かコーヒー製造工程かの選択
操作を行なわなければならず、不便であるという問題が
あった。
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたもので、ミル工
程、コーヒー製造工程、保温工程のいずれからでも開始
可能で、ある工程を実行中に停止させた場合でも、簡単
に当該工程を続行することができるコーヒー製造機の制
御装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明は、ミル工程、コーヒ
ー製造工程及び保温工程を行うコーヒー製造機の制御装
置において、 ミル工程からコーヒー製造工程を経て保温工程までを順
次行なうミルコースと、コーヒー製造工程と保温工程を
行なうサイフォンコースと、保温工程を行なう保温コー
スの3コースを選択させるとともに、スタート/ストッ
プキーの入力を受け付けて選択されたコースがミルコー
スであればミルモードに、サイフォンコースであればサ
イフォンモードに、保温コースであれば保温モードに遷
移する待機モードと、 コースをミルコースに設定してミル工程を実行するミル
モードと、 コースをサイフォンコースに設定してコーヒー製造工程
を実行するサイフォンモードと、 コースを保温コースに設定して保温工程を実行する保温
モードの4つの処理モードを有し、 前記ミルモードとサイフォンモードと保温モードの各モ
ードの実行中にスタート/ストップキーの入力を受け付
けて前記待機モードに遷移するようにしたものである。
(作用) 前記構成によれば、待機モードにおいて、ミルコース、
サイフォンコース又は保温コースのうち希望するコース
を選択すれば、ミル工程、コーヒー製造工程又は保温工
程のいずれの工程からでも開始することができる。
また、ミルモード、サイフォンモード又は保温モードで
は、当該モードから開始されるコース、すなわちミルモ
ードではミルコース、サイフォンモードではサイフォン
コース、保温モードでは保温コースがそれぞれ設定され
るため、あるモードで停止して待機モードに遷移したと
しても、当該モードで設定されたコースが記憶されてい
るので、待機モードでスタート/ストップキーを押せば
前のモードに遷移し、当該モードに対応する工程が続行
される。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を添付図面に従って説明する。
i)コーヒー製造機の概略構成 第1図は、本発明に係る制御装置を備えたサイフォン式
コーヒー製造機を示し、大略、容器1と、装置本体2か
らなっている。
容器1は、下容器10と、底部にサイフォン管11を突設し
て漏斗状に形成するとともに、該サイフォン管11の上方
をフィルタ12で仕切り、下容器10の底内面にサイフォン
管11の下端が近接するように、下容器10の口部に着脱自
在に嵌合した上容器13と、からなる従来周知の構成とな
っている。
装置本体2は、基台部20と、該基台部20に立設した塔部
21と、該塔部21の上端に設けたミル部22とからなってい
る。
基台部20には、ヒータ23が設けられ、該ヒータ23の上に
前記下容器10が載置されるようになっている。このヒー
タ23の中央には、温度検出手段であるサーミスタ24が設
けられ、前記下容器10をヒータ23の上に載置した際にこ
のサーミスタ24が下容器10の底外面に圧接して、下容器
10の底外面の温度THを検出するようになっている。ま
た、この基台部20には、下容器10がヒータ23上に載置さ
れていればオンし、載置されていなければオフするよう
に形成されて、下容器10の有無を検出する容器スイッチ
SW2が設けられている。
塔部21の前面には、表示兼操作パネル25が設けられ、内
部には後述するマイクロコンピュータによる制御回路28
が構成された図示しない基板に収容されている。
前記表示兼操作パネル25には、コース選択キーK1、濃度
選択キーK2及びスタート/ストップキーK3が設けられる
とともに、ミルコース、サイフォンコース及び保温コー
スの各コースを点滅又は点灯表示するコースLED26a,26
b,26cと、レギュラーかマイルドの濃度を点灯表示する
濃度LED27a,27bとが設けられている。
コース選択キーK1は、ミルコース、サイフォンコース又
は保温コースのいずれかを選択するためのキースイッチ
である。ここで、ミルコースは、ミル部22でコーヒー豆
を粉砕するミル工程から、容器1でコーヒーを製造する
コーヒー製造工程、製造されたコーヒーを保温する保温
工程までを行うコースである。サイフォンコースは、予
め他のコーヒーミルにひかれたコーヒー粉を上容器13に
入れてからコーヒー製造工程及び保温工程を行うコース
であり、保温コースは下容器10内のコーヒー液の保温の
みを行うコースである。
濃度選択キーK2は、前記コーヒー製造工程で製造される
コーヒー液の濃度が濃いめのレギュラーか、薄くあっさ
りしたマイルドかのいずれかを選択するためのキースイ
ッチである。
スタート/ストップキーK3は、選択されたコースを開始
し、あるいは停止するためのキースイッチである。
前記制御回路28は、第2図に示すように、中央演算処理
部(CPU)28aと、読出し専用メモリ(ROM)28bと、読書
き専用メモリ部(RAM)28cと、入出力ポート部(I/O)2
8dとからなるマイクロコンピュータを備えるとともに、
CPU28aにはタイマ機能28eがプログラミングされてい
る。そして、前記サーミスタ24、容器スイッチSW2、各
キースイッチK1,K2,K3及び後述するミル蓋スイッチSW1
から入力信号を受け、後述するフローチャートに基づい
て作成されてROM28bに記憶されたプログラム及びタイマ
機能28eに従って、前記ヒータ用リレーRy2、コース表示
LED26a,26b,26c、濃度表示LED27a,27b及び後述するミル
用リレーRy1に出力信号を発し、所定の動作を行わせる
ようになっている。
ミル部22は、ミルケース30と、該ミルケース30に連続し
て設け、前記上容器13の口部に開口するノズル31と、ミ
ルケース30及びノズル31の上方を覆う蓋32とからなり、
ミルケース30内にはミルモータ33で回転駆動するミル刃
34が設けられている。また、ミルケース30には、ミル蓋
32が正しく装着されていればオンし、装着されていなけ
ればオフするように形成されて、ミル蓋32の有無を検出
するミル蓋スイッチSW1が設けられている。
ii)マイコンプログラムの概略構成 次に、前記マイクロコンピュータのROM28bに記憶された
プログラムの概略構成を第3図〜第7図に示すフローチ
ャートに従って説明する。本プログラムは、待機モード
M0,ミルモードM1,サイフォンモードM2,保温モードM3及
び異常モードM4の5モードからなっている。
待機モードM0 待機モードM0は、主に現在設定されているコースと濃度
を知らせるとともに、所望のコースと濃度を選択させる
ために待機し、選択されたコースを開始させるモードで
ある。
第3図において、ステップ50で現在設定されているコー
ス状態を判定し、ステップ51でそのコースに対応するコ
ースLED26a,26b,26cを点滅させ、ステップ52で現在設定
されている濃度状態を判定し、ステップ53でその濃度に
対応する濃度LED27a,27bを点灯させる。なお、電源投入
時は、コースはミルコース、濃度はレギュラーに初期設
定されるようになっている。
そして、ステップ54でコース選択キーK1の入力が有った
か否かを判定し、有ればステップ55で現在設定されてい
る例えばミルコースをサイフォンコースに変更し、無け
ればステップ56で濃度選択キーK2の入力が有ったか否か
を判定する。ここで、濃度選択キーK2の入力が有ればス
テップ57で現在設定されている濃度例えばレギュラーを
マイルドに変更し、無ければステップ58でスタート/ス
トップキーK3の入力が有ったか否かを判定する。スター
ト/ストップキーK3の入力が無ければステップ50に戻
り、有ればステップ59で現在設定されているコース状態
を判定する。
ミルコースが設定されていれば、ステップ60,61でそれ
ぞれミル蓋スイッチSW1、容器スイッチSW2がオンである
か否かを判定し、いずれかがオンでなれければ、すなわ
ちミル蓋32が外れているか、容器1が載置されていなけ
ればステップ64でブザー等によりエラー報知してステッ
プ50に戻り、またいずれもオンであればステップ62でコ
ースの受け付けを報知し、ミルモードM1に移行する。こ
のミルコースでは、ミル蓋32が外れている場合には、誤
って指を入れると危険であり、ミル刃34の回転によりコ
ーヒー豆がはじき飛ばされ、一方容器1が正しく載置さ
れていなければヒータ23は空炊きとなるため、ミル蓋32
が装着され、容器1が載置されるまでスタート/ストッ
プキーK3を押してもスタートしないようになっている。
また、サイフォンコースが設定されていれば、、ステッ
プ63で容器スイッチSW2がオンであるか否かを判定し、
オンでなければ、すなわち容器1がヒータ23に正しく載
置されていなければ、ステップ64でエラー報知してステ
ップ50に戻り、オンであればステップ62で受け付けを報
知してサイフォンモードM2に移行する。このサイフォン
コースではミル工程は行なわれないため、ミル蓋スイッ
チSW1がオンか否かの判定は行わない。
保温コースが設定されていれば、直ちにステップ62で受
け付け報知を行い、保温モードM3に移行する。この保温
コースにおいても容器1スイッチSW2の判定は必要であ
るが、ヒータ23をオンする直前で行えば十分であるた
め、待機モードM0では行なわず、保温モードM1に移行し
てから行なうようになっている(ステップ309)。
ミルモードM1 ミルモードM1は、ミル部22によるコーヒー豆の粉砕工程
を行なわせるモードである。
第4図において、ステップ100で、コース状態をミルコ
ースに設定し、ステップ101で当該ミルコースに対応す
るコースLED26aを点灯させ、ステップ102で現在設定さ
れている濃度状態を判定し、ステップ103で当該濃度に
対応する濃度LED27a,27bを点灯させる。そして、ステッ
プ104で濃度選択キーK2の入力の有無を判定し、入力が
有ればステップ105で他の濃度に変更し、無ければその
ままステップ106に移る。
ステップ106ではスタート/ストップキーK3の入力の有
無を判定し、入力が無ければステップ107,108でそれぞ
れミル蓋スイッチSW1,容器1スイッチSW2がオンである
か否かを判定し、いずれもオンであればステップ109で
ミルタイマをスタートさせ、ステップ110でミル用リレ
ーRy1オンしてミルモータ33を駆動させ、そして、ステ
ップ111でミルタイマがタイムアップしていなければス
テップ100に戻る。
このミルタイマは、ミルケース30に収容可能な最大量の
コーヒー豆を粉砕するのに要する時間がセットしてあ
る。本実施例では30秒である。
前記ステップ106でスタート/ストップキーK3の入力が
有れば、これは実行を停止するために押されたのである
から、ステップ112でミル用リレーRy1をオフし、ステッ
プ113でエラー報知して前記待機モードM0に戻る。ま
た、前記ステップ107,108でミル蓋スイッチSW1又は容器
スイッチSW2のいずれかがオフであれば、コース豆が飛
び散ったり、コーヒー粉がヒータ23の上に落下すること
になるため、ステップ112でミル用リレーRy1をオフし、
ステップ113でエラー報知して待機モードM0に戻る。
そして、ステップ111の判定でミルタイマがタイムアッ
プしていれば、ステップ114でミル用リレーRy1をオフし
てミルモータ33を停止させ、ステップ115でウェイトタ
イマをスタートさせてステップ116でウェイトタイマが
タイムアップするまで待機した後、ステップ117で終了
報知してサイフォンモードM2に移行する。
前記ウェイトタイマはリレーRy1,2共通の駆動用電源電
圧の復帰のためのものである。
サイフォンモードM2 サイフォンモードM2は、コーヒー製造工程を行なわせる
モードである。
第5図において、ステップ200でコース状態をサイフォ
ンコースに設定し、ステップ201で当該サイフォンコー
スに対応するコースLELD26bを点灯させる。次に、ステ
ップ202でサーミスタ24による下容器10の底面に検出温
度THが設定温度T(1)=−20℃以上であるか否か、す
なわち断線等の問題の有無を判定し、断線等の問題が無
ければ、ステップ203で現在設定される濃度状態を判定
し、ステップ204で当該濃度に対応する濃度LED27a,27b
を点灯させる。そして、ステップ205で濃度選択キーK2
の入力の有無を判定し、入力が有ればステップ206で他
の濃度に変更し、無ければそのままステップ207に移
る。
ステップ207ではスタート/ストップキーK3の入力の有
無を判定し、入力が無ければステップ208で容器スイッ
テSW2がオンであるか否かを判定し、オンであればステ
ップ209で検出温度THが設定温度T(3)=85℃以上で
あるか否かを判定し、T(3)=85℃以上であればステ
ップ200に戻り、T(3)=85℃未満になるまで待機す
る。
ステップ209の判定で検出温度THが設定温度T(3)=8
5℃未満であればステップ210で加熱タイマをスタートさ
せ、ステップ211でヒータ用リレーRy2をオンしてヒータ
23に通電し、下容器10を加熱してコーヒー製造を開始す
る。
この加熱タイマは、下容器10に最大容量の水が入れられ
たときに水が沸騰するのに要する時間がセットしてあ
る。本実施例では20分である。
そして、ステップ212の判定で前記加熱タイマがタイマ
アップしていなければ、ステップ213で検出温度THが設
定温度T(4)=90℃以上であるか否かを判定し、T
(4)=90℃未満であればステップ200に戻り、加熱を
続行する。
前記ステップ202の判定で断線等の問題があれば、ステ
ップ225でヒータ用リレーRy2をオフして異常モードM4に
移行する。またステップ207でスタート/ストップキーK
3の入力があれば、これは実行を停止するために押され
たものであるから、ステップ226でヒータ用リレーRy2を
オフしてヒータ23への通電を停止し、ステップ227でエ
ラー報知して待機モードM0に戻る。同様に、ステップ20
8で容器スイッチSW2がオフであれば、空炊きになるの
で、ステップ226でヒータ用リレーRy2をオフし、ステッ
プ227でエラー報知して待機モードM0に戻る。また、ス
テップ212の判定で、加熱タイマがタイムアップしてい
れば、これは下容器10とヒータ23の間に異物が有った
り、あるいはヒータ23等に異常があり、下容器10の加熱
が十分に行なわれなかったものであるから、直ちに異常
モードM4に移行する。
ステップ213の判定において、検出温度THがT(4)=9
0℃以上であれば、ステップ214でヒータ用リレーRy2を
オフしてヒータ23への通電を停止し、ステップ215でサ
イフォンタイマをスタートさせ、ステップ216で濃度状
態を判定する。
このサイフォンタイマは、上容器13内に上昇した最大容
量の浸液が下容器10内に降下するのに要する時間が設定
してある。本実施例では、4分である。
ステップ216の判定で濃度状態がレギュラーであれば、
ステップ217でデューティオフタイマをスタートさせ、
ステップ218で当該デューティオフタイマがタイムアッ
プするまでヒータ用リレーRy2のオフ状態を維持したま
ま待機する。このデューティオフタイマは、ヒータ用リ
レーRy2をオフしても、ヒータ23の余熱で熱湯を上容器1
3内に上昇させておくのに必要な蒸気圧が維持される時
間が設定してあり、本実施例は4秒間である。
ステップ218でデューティオフタイマがタイムアップす
れば、ステップ219でデューティオンタイマをスタート
させ、ステップ220でヒータ用リレーRy2をオンしてヒー
タ23に再び通電し、ステップ221で当該デューティオン
タイマがタイムアップするまでヒータ用リレーRy2のオ
ン状態を維持したまま待機する。
このデューティオンタイマは、上容器13内の熱湯とコー
ヒー粉の浸漬状態が継続され、濃いめのレギュラーコー
ヒーとなるのに必要な時間が設定してあり、本実施例で
は12秒間である。
ステップ221でデューティオンタイマがタイムアップす
れば、ステップ222でヒータ用リレーRy2をオフし、ステ
ップ223に移る。
一方、ステップ216の判定で濃度状態がマイルドであれ
ば、ヒータ23に再通電することなく、直ちにステップ22
3に移る。
ステップ223では、前記サイフォンタイマがタイムアッ
プしたか否かを判定し、タイムアップしていなければ待
機し、タイムアップすればステップ224で終了報知して
保温モードM3に移行する。
保温モード 保温モードM3は、下容器10内のコーヒー液を保温する保
温工程を行なわせるモードである。
第6図において、ステップ300,301でそれぞれ過保温タ
イマ,保温タイマをスタートさせ、ステップ302でコー
ス状態を保温コースに設定し、ステップ303で当該保温
コースに対応するコースLED26cを点灯させる。
過保温タイマは、上容器13から不容器10に降下したコー
ヒー液の味が低下することなく保温可能な最大の時間が
設定してあり、本実施例では15分である。また、保温タ
イマはスタート/ストップキーK3の押し忘れによる電力
の浪費を防止するため、一定時間後のヒータ23への通電
を遮断するためのものであり、本実施例では1時間が設
定してある。
そして、ステップ304で検出温度THが設定温度T(1)
=−20℃以上であるか否か、すなわち断線等の問題の有
無を判定し、問題が無ければステップ305で現在設定さ
れている濃度状態を判定し、ステップ306で当該濃度に
対応する濃度LED27a,27bを点灯させる。次に、ステップ
307でスタート/ストップキーK3の入力の有無を判定
し、入力が無ければステップ308で保温タイマがタイム
アップしたか否かを伴定し、タイムアップしていなけれ
ばステップ309で容器スイッチSW2がオンであるか否かを
判定し、オンであればステップ310で検出温度THが設定
温度(2)=80℃であるか否かを判定する。
ここで、検出温度THがT(2)=80℃未満であれば、ス
テップ312でヒータウェイトタイマをスタートさせ、ス
テップ313で当該ヒータウェイトタイマがタイムアップ
しなければ、ステップ314でヒータ用リレーRy2をオンし
てヒータ23に通電し、不容器10を加熱して保褐する。
このヒータウェイトタイマは、ステップ310におけるT
(2)の温度判定後にリレーをオンにしたとき、電圧比
較回路のチャタリングによりリレーが再度オフ,オンを
繰り返してチャタリングしないようにするためのもので
ある。
そして、ステップ315で過保温タイマがタイムアップし
ていなければそのままステップ304に戻り、タイムアッ
プしていればステップ316で濃度LED27a,27bを消灯させ
るとともに、ステップ317でエラー報知して飲み頃を経
過したことを警告した後、ステップ304に戻る。
前記ステップ304〜317による保温工程で、ステップ309
において容器スイッチSW2がオンでなくてオフであれ
ば、容器1が取り除かれて飲用に供されたのであるか
ら、直ちにステップ311でヒータ用リレーRy2をオフして
ヒータ23への通電を停止し、無駄な通電を回避するよう
になっている。さらに再び、容器1を載せると温度T
(2)での保温動作に復帰する。また、ステップ310に
おいて、検出温度THが設定温度T(2)=80℃以上であ
れば、ステップ311でヒータ用リレーRy2をオフして、下
容器10内のコーヒー液を80℃に維持するようになってい
る。さらに、ステップ313において、ヒータ用リレーRy2
をオフしてから30秒たつまでT(2)=80℃未満であっ
てもヒータ用リレーRy2をオフ状態に保つ。
一方、ステップ304で断線等の問題があれば、ステップ3
18でヒータ用リレーRy2をオフして異常モードM4に移行
する。また、ステップ307でスタート/ストップキーK3
の入力があれば、これは保温工程を停止するために押さ
れたものであるから、ステップ319でヒータ用リレーRy2
をオフしてヒータ23への通電を停止し、ステップ320で
濃度状態をレギュラーに戻すとともに、ステップ321で
エラー報知した時、待機モードM0に戻る。さらに、ステ
ップ308で保温タイマがタイムアップしていれば、スタ
ート/ストップキーK3の押し忘れと判断して、ステップ
319〜321を経て待機モードM0に戻る。
異常モードM4 異常モードM4は断線等の問題があったときに異常を警告
するためのモードである。
第7図において、ステップ400でヒータ用リレーRy2をオ
フしてヒータ23への通電を停止し、ステップ401でミル
用リレーRy1をオフしてミルモータ33を停止した後、ス
テップ402でコースLED26a,26b,26cを順次点灯し、ステ
ップ403で濃度LED27a,27bを点灯するとともに、ステッ
プ404でブザー等で異常報知し、ステップ402に戻ってこ
れを繰り返す。
iii)コーヒー製造機の動作 以下、本実施例に係るコーヒー製造機の動作を説明す
る。
コース,濃度選択 下容器10に水を入れた容器1をヒータ23上に載置し、ミ
ルケース30にコーヒー豆を入れてミル蓋32を装着した
後、電源を投入すると、待機モードM0になり、ステップ
50〜53により現在設定されているコースがコースLED26
a,26b,26cに点滅表示され、濃度が濃度LED27a,27bに点
灯表示される。また、ステップ54〜57によりコース選択
キーK1,濃度選択キーK2を押せばそれぞれコース,濃度
が順繰りに変更できる状態となり、オペレータにコース
と濃度の選択を促す。
これにより、オペレータは希望するコース及び濃度を自
由に設定でき、しかもその設定状態がLED26a,26b,26cの
点滅、LED27a,27bの点灯で確認できるうえ、押し間違い
があっても直ちに変更することが可能である。従って、
前記従来のように、設定と同時にスタートしてしまい、
修正不能であったものに比べて、極めて操作性がよい。
スタート/ストップキーK3を押すと、ミルコースであれ
ば、ステップ60,61の遷移条件、すなわちミル蓋スイッ
チSW1及び容器スイッチSW2がいずれもオンであるという
条件が成立したときのみ、ミルモードM1に移行してミル
工程が行なわれる。また、サイフォンコースであれば、
ステップ63の遷移条件、すなわち容器スイッチSW2がオ
ンであるという条件が成立したときに、サイフォンモー
ドM2に移行してコーヒー製造工程が行なわれる。従っ
て、従来のように設定と同時にスタートするものと異な
り、ミル蓋32が装着されていなかったり、容器1がヒー
タ23上に載置されない限りミル工程又はコーヒー製造工
程が行なわれないため、前記のようにコーヒー豆が飛び
散ったり、コーヒー粉がヒータ23上に落下したり、空炊
になることがなく、安全である。
また、遷移条件が不成立のときには、ステップ64でエラ
ー報知されるので、この報知があればミル蓋32を正しく
装着するか、容器1をヒータ23上に正しく載置すればよ
い。そして、遷移条件が成立すれば、ステップ62で受け
付け報知されるので、誤操作が無くなる。
ミル工程 ミルモードM1に入ると、点滅状態にあったコースLED26a
がステップ101で点灯するため、ミルモードM1になった
ことが確認できる。
ステップ109でミルタイマがスタートし、ステップ110で
ミル用リレーがオンすると、ミルモータ33が駆動してミ
ル刃34が回転する。これにより、ミルケース30内のコー
ヒー豆は粉砕され、図示しない適当な粗さのメッシュを
通して粉砕されたコーヒー粉だけがノズル31を通って上
部容器13内に放出される。
この間に、濃度選択の誤りに気が付き、濃度選択キーK2
を押せば、ステップ104,105によりその入力が受け付け
られるので、ミル工程の動作中に濃度を変更することが
できる。
また、サイフォンコースから入る予定で、誤ってミルコ
ースを選択してしまった場合でも、ミル工程の動作中に
スタート/ストップキーK3を押せば、ステップ106でキ
ー入力が受け付けられ、ステップ112,113を経て待機モ
ードM0に戻るため、改めてサイフォンコースを選択し直
すことができる。
さらに、このミル工程で、コーヒー豆を追加すべくミル
蓋32を外したり、下容器10に水を入れ忘れたのに気が付
いて容器1を外した場合には、ステップ107,108でミル
蓋スイッチSW1又は容器スイッチSW2がオフになったこと
が検出され、ステップ112,113を経て待機モードM0に戻
る。そして、この待機モードM0でスタート/ストップキ
ーK3を押せば、ステップ100で既にミルコースが設定さ
れているため、ステップ59の判定においてミルコースと
判定される結果、ミルモードM1に戻り、ミル工程が続行
される。
コーヒー製造工程 サイフォンモードM2に入ると、ステップ201でコースLED
26bが点灯するため、サイフォンモードM2になったこと
が確認できる。
このサイフォンモードM2では、まず、サーミスタ24によ
り下容器10の温度が検出される。すなわち、ステップ20
2で断線等の異常の有無が判断されるとともに、ステッ
プ209で検出温度THがT(3)=85℃以上であるか否か
が判断される。そして、T(3)=85℃以上であれば、
冷えるまで待機状態となり、T(3)=85℃未満になる
とステップ210でヒータ用リレーがオンしてヒータ23へ
の通電が開始される。
これにより、下容器10に熱湯が入れられたか、あるいは
直前にコーヒーを沸かしていてサーミスタ24が高温状態
にある場合、サーミスタ24が冷えるまでヒータ23に通電
されない。従って、このような場合においては、通電後
直ちにサーミスタ24が沸騰状態を検出することはないた
め、下容器10内の水又は熱湯が上容器13に完全に上昇し
ていないのにヒータ23への通電が停止されたり、上容器
13内に熱湯が上昇してから長時間ヒータ23が切れずに浸
漬状態が継続されて濃くなりすぎたりするようなことは
ない。
ヒータ23により下容器10内の水が加熱されてゆくと、そ
の熱湯は下容器10内の蒸気圧によりサイフォン管11を上
昇してフィルタ12を通って上容器13内に流入し、ここで
コーヒー粉を浸漬する。下容器10内の熱蕩が上昇し終え
た時点で、ステップ213においてサーミスタ24による検
出温度THがT(4)=90℃以上であることが判断され、
ステップ214でヒータ23への通電が停止される。
なお、この間に、濃度選択キーK2を押すと、ステップ20
5,206によりその入力が受け付けられるので、濃度を変
更することができる。
また、スタート/ストップキーK3を押すと、ステップ20
7でその入力が受け付けられ、ステップ226,227を経て待
機モードM0に戻る。そして、この待機モードM0で再びス
タート/ストップキーK3を押せば、ステップ200で既に
サイフォンコースが設定されているため、ステップ59の
判定においてサイフォンコースと判定され、改めてサイ
フォンコースを選択しなくてもサイフォンモードM2に戻
り、サイフォンモードM2が続行される。
同様に、水を継ぢ足すためにスタート/ストップキーK3
を押すことなく容器1を取り除いた場合でも、容器スイ
ッチSW2がオフするので、ステップ208でこれが検出され
て待機モードM0に戻る。そして、この待機モードM0でス
タート/ストップキーK3を押せばサイフォンモードが続
行される。
さらに、サーミスタ24に断線等の問題が生じると、ステ
ップ202で検出温度の異常が検出され、また、ヒータ23
の断線等により下容器10内の水が加熱されないと、ステ
ップ212で加熱タイマがタイムアップするので、これら
の場合には、異常モードM4に移り、ステップ402〜404で
警告が行なわれる。
濃度をマイルドに選択した場合には、ヒータ23への通電
が停止された後、ステップ223で待機状態となるため、
この間に下容器10が冷えて減圧され、上容器13内の浸液
がフィルタ12を透過してサイフォン管11を通って下容器
10内に降下し、マイルドコーヒーが得られる。
濃度をレギュラーに選択した場合には、検出温度THがT
(4)=90℃以上となり、上容器13への熱湯の上昇が完
了すれば、ステップ214〜218でヒータ23への通電が4秒
間停止され、ステップ220,221で再び12秒間通電され
る。このように、上容器13に熱湯が上昇し終えた時点
で、一旦ヒータ23への通電が停止されるため、下容器10
が過熱されて水蒸気が気泡となって上容器13に上昇する
ことがなく、上容器13の液面の急激な踊りが防止される
とともに、気泡による激しい過攪拌が抑えられる。な
お、ヒータ23への通電を停止しても、この時間は短時間
であるため、ヒータ23の余熱により、熱湯を上容器13に
押し上げておくのに必要な蒸気圧は維持される。
この4秒間の通電停止状態の後、再び12秒間通電される
ため、熱湯とコーヒー粉の浸漬状態は長く確保され、浸
液の濃度が濃くなる。そして、ステップ222でヒータ23
への通電が停止されると、前記同様、上容器13内の濃い
浸液が下容器10内に降下して、レギュラーコーヒーが得
られる。
保温工程 保温モードM3に入ると、ステップ303でコースLED26cが
点灯するため、保温モードM2になったことが確認でき
る。
この保温モードM3では、ステップ304〜307のループによ
りヒータ用リレーRy2がオン,オフされてヒータ23への
通電が断続されることにより、下容器10内のコーヒー液
が80℃に維持される。
ヒータ23に通電中に、通電時間がヒータウェイトタイマ
で設定された所定の通電時間を越えると、たとえ80℃未
満であってもステップ313,311でヒータ23への通電が停
止されるので、長時間の加熱が防止され、コーヒーの味
が低下することはない。
また、保温モードM3に入ってから過保温タイマで設定さ
れた所定の時間(15分)が経過すると、ステップ315〜3
17で警告が行なわれるので、飲み頃が過ぎたことを知る
ことができる。
なお、この保温工程中に、スタート/ストップキーK3を
押すと、ステップ307でその入力が受け付けられ、ステ
ップ319〜321を経て待機モードM0に戻るため、新たにコ
ーヒーを沸かしたり、コーヒー豆をひいたりすることが
できる。
また、保温モードM3に入って1時間も経過すれば、スタ
ート/ストップキーK3の押し忘れか、そうでなくても長
時間保温すればコーヒーの味が低下するので、ステップ
319〜321を経て待機モードM0に戻る。
さらに、保温中に容器1を取り除いたときは、ステップ
309で容器スイッチSW2がオフとなり、たとえ80℃未満で
あっても、ステップ311でヒータ23への通電が停止され
るので、電力の浪費が防止され、再び容器1を戻したと
きは、ステップ309で容器スイッチSW2がオンとなるので
保温が続行され、容器1を戻さないときは、一定時間
後、すなわちスイッチ308で保温タイマがタイムアップ
したときに待機モードM0に戻る。
このように、待機モードM0に戻っても、ステップ302で
保温コースが設定されているため、当該待機モードM0で
単にスタート/ストップキーK3を押すだけで、保温モー
ドを続行できる。
さらに、サーミスタ24に断線等の問題が生じると、ステ
ップ304で検出温度の異常が検出され、ステップ318を経
て異常モードM4に移り、ステップ402〜404で警告が行な
われる。
この警告は、電源を抜くまで停止することなく行なわ
れ、K1,K2,K3のいずれのキー入力も受け付けない。
以上のコーヒー製造機の動作を、さらに第8図に従っ
て総括的に説明する。
電源投入により待機モードM0に入り、ここで、コースと
濃度の設定を自由に行なうことができる。
ミルコースを選択した場合には、図中矢印A,B,Cの順で
ミルモードM1,サイフォンモードM2,保温モードM3が順次
実行され、ミル工程,コーヒー製造工程,保温工程が行
なわれる。
待機モードM0からミルモードM1へは、ミルコースが選択
されること(ステップ59)、スタート/ストップキーK3
の入力があること(ステップ58)、ミル蓋スイッチSW1
及び容器スイッチSW2が共にオンであること(ステップ6
0,61)の4条件が成立したときに遷移する。ミルモード
M1からサイフォンモードM2へは、ミルタイマ及びウェイ
トタイマのタイムアップ(ステップ111,116)で遷移
し、サイフォンモードM2から保温モードM3へは、サイフ
ォンタイマのタイムアップ(ステップ223)で遷移す
る。
ミルモードM1において、スタート/ストップキーK3を押
す(ステップ106)か、ミル蓋スイッチSW1若しくは容器
スイッチSW2がオフで異常があれば(ステップ107,10
8)、図中矢印aで示すように、待機モードM0に戻る。
同様に、サイフォンモードM2において、スタート/スト
ップキーK3を押すか(ステップ207)、容器スイッチSW2
がオフで異常があれば(ステップ208)、図中矢印dで
示すように、待機モードM0に戻る。また、保温モードに
おいても、スタート/ストップキーK3を押すか(ステッ
プ307)、長時間経過して保温タイマがタイムアップす
れば(ステップ308)、図中矢印eで示すように、待機
モードM0に戻る。
この、ミルコースにおいて、ミル工程だけを希望する場
合は、サイフォンモードM2に移った直後に、スタート/
ストップキーK3を押せばよく、これにより矢印A,B,dの
順で待機モードM0に戻る。
次に、サイフォンコースを選択した場合には、図中矢印
D,Cの順でサイフォンモードM2,保温モードM3が順次実行
され、コーヒー製造工程,保温工程が行なわれる。待機
モードM0からサイフォンモードM2へは、サイフォンコー
スが選択されること(ステップ59)、スタート/ストッ
プキーK3の入力が有ること(ステップ58)、容器スイッ
チSW2がオンであること(ステップ63)の3条件が成立
したとき遷移する。コーヒー製造工程だけを希望する場
合は保温モードM3に移った直後にスタート/ストップキ
ーK3を押せばよく、これにより矢印D,C,eの順で待機モ
ードM0に戻る。
保温コースを選択した場合には、矢印Eで示すように、
保温モードM3に移り、この遷移条件は、保温コースが選
択されること(ステップ59)、スタート/ストップキー
K3の入力が有ること(ステップ58)に2条件である。
各コースにおいて、あるモードの途中で待機モードM0に
戻っても、戻る前のモードにおいて、当該モードで行な
われる工程が最初となるコースが設定されている(ステ
ップ100,200,302)ため、待機モードM0においてスター
ト/ストップキーK3を押すだけで、前のモードが続行さ
れ、当初に選択したコースの最初の工程から再度やり直
すといった不都合はない。
例えば、ミルコースを選択し、ミル工程を終了してコー
ヒー製造工程が行なわれている間に、サイフォンモード
M2から待機モードM0に戻った場合、改めてサイフォンコ
ースを選択し直さなくても、単にスタート/ストップキ
ーK3を押すことにより、ミルモードM1には移行しない
で、サイフォンモードM2に復帰し、コーヒー製造工程が
続行される。
なお、サイフォンモードM2においてサーミスタ24に断線
等の問題があるか(ステップ202)、加熱タイマがタイ
ムアップして(ステップ212)ヒータ23に断線等があれ
ば、矢印Fで示すように、異常モードM4に移る。同様
に、保温モードM3において、サーミスタ24に断線等の問
題があれば(ステップ304)、矢印Gで示すように、異
常モードM4に移る。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、待機
モードに当初選択されたコースのあるモードを実行中に
待機モードに戻っても、戻る前のモードにおいて、当該
モードで行なわれる工程が最初となるコースが設定され
ているため、待機モードにおいてスタート/ストップキ
ーK3を押すだけで、前のモードが続行され、当初に選択
したコースの最初の工程から再度やり直すといった不都
合はないうえ、操作が簡単であるという効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る制御装置を備えたコーヒー製造機
の概略正面図、第2図は制御回路図、第3図〜第7図は
マイコンプログラムの概略構成を示すフローチャート
で、第3図は待機モードM0、第4図はミルモード、第5
図はサイフォンモード、第6図は保温ーモード、第7図
は異常モードのものであり、第8図はモード遷移状態図
である。 K1……コース選択キー、K3……スタート/ストップキ
ー、28……制御回路、M0……待機モード、M1……ミルモ
ード、M2……サイフォンモード、M3……保温モード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神戸 俊哉 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象 印マホービン株式会社内 (72)発明者 山本 丈郎 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象 印マホービン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミル工程、コーヒー製造工程及び保温工程
    を行うコーヒー製造機の制御装置において、 ミル工程からコーヒー製造工程を経て保温工程までを順
    次行なうミルコースと、コーヒー製造工程と保温工程を
    行なうサイフォンコースと、保温工程を行なう保温コー
    スの3コースを選択させるとともに、スタート/ストッ
    プキーの入力を受け付けて選択されたコースがミルコー
    スであればミルモードに、サイフォンコースであればサ
    イフォンモードに、保温コースであれば保温モードに遷
    移する待機モードと、 コースをミルコースに設定してミル工程を実行するミル
    モードと、 コースをサイフォンコースに設定してコーヒー製造工程
    を実行するサイフォンモードと、 コースを保温コースに設定して保温工程を実行する保温
    モードの4つの処理モードを有し、 前記ミルモードとサイフォンモードと保温モードの各モ
    ードの実行中にスタート/ストップキーの入力を受け付
    けて前記待機モードに遷移することを特徴とするコーヒ
    ー製造機の制御装置。
JP63227944A 1988-09-12 1988-09-12 コーヒー製造機の制御装置 Expired - Fee Related JPH0698101B2 (ja)

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