JPH05261022A - 飲料供給装置 - Google Patents

飲料供給装置

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Publication number
JPH05261022A
JPH05261022A JP3072326A JP7232691A JPH05261022A JP H05261022 A JPH05261022 A JP H05261022A JP 3072326 A JP3072326 A JP 3072326A JP 7232691 A JP7232691 A JP 7232691A JP H05261022 A JPH05261022 A JP H05261022A
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JP
Japan
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hot water
boiling
temperature
heater
storage tank
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JP3072326A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Shizuru
義弘 志鶴
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貯湯タンク内の湯の沸騰を検出してヒータに
よる加熱を停止するものにおいて、沸騰検出機能に異常
が発生してもヒータによる加熱を停止させることができ
るようにする。 【構成】 貯湯タンク3内の水が所定温度に達したとき
からの時間を測定するタイマ手段と、このタイマ手段に
よって測定された時間が前記所定温度から沸騰に至るま
でに要するであろう時間を越えたことを条件にヒータ4
による加熱を停止させる異常加熱停止手段とを設ける。
これによりたとえ沸騰検出機能に異常が発生しても、い
つまでもヒータによる加熱が続けられてしまうことが防
止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯湯タンク内の水を沸
騰するまで加熱する機能を有した飲料供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば自動給茶機即ちティーサーバで
は、本体キャビネット内に貯湯タンクとその内部の水を
加熱するヒータとを設けてお湯を作っておき、お茶の注
出信号が与えられたときには、電磁弁を開いて一定量の
湯を貯湯タンクから茶葉を入れた茶濾し器に供給してお
茶を注出するようになっている。
【0003】ところで、この種の飲料供給装置では、飲
用に最も適した湯の温度は約70℃から約90℃程度で
あるとされているから、貯湯タンク内には湯温を測定す
る温度センサを設けてその信号をマイクロコンピュータ
に入力し、前記ヒータをそのマイクロコンピュータから
の信号に基づいて通断電することにより、湯温を飲用に
適した温度に維持するという制御が実行される。
【0004】しかし一方で、例えば水道水に含まれるい
わゆるカルキ臭を除去するため、貯湯タンク内の水を一
旦沸騰させてから使用したいという要望もあり、この種
のティーサーバでは、貯湯タンク内のお湯を沸騰状態に
することができる沸騰機能も備えたものもある。この沸
騰機能を実現するための制御方式は、従来、湯温を測定
する温度センサにより検出される温度が例えば100℃
になるまでマイクロコンピュータによってヒータに通電
し続け、水温が100℃になったところでヒータを断電
する構成が一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成で
は、タンク内の湯温が既に100℃になっているにもか
かわらず、何らかの異常が発生してそれを検出できない
ようになると、ヒータに通電され続けてしまう。このた
め、いつまでも湯温が飲用適温をはるかに越えた100
℃のままになり、お茶の味が損なわれるばかりか、高温
過ぎて危険であるという問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、沸騰検出機能の
異常があってもヒータによる加熱を停止できて安全性を
高めることができる飲料供給装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の飲料供給装置
は、貯湯タンク内の水を加熱するヒータと、その水の沸
騰を検出する沸騰検出手段とを備え、ヒータにより貯湯
タンク内の水を加熱すると共に、沸騰検出手段によりそ
の水の沸騰を検出したときにはヒータによる加熱を停止
するようにしたものにあって、貯湯タンク内の水が所定
温度に達したときからの時間を測定するタイマ手段と、
このタイマ手段によって測定された時間が前記所定温度
から沸騰に至るまでに要するであろう時間を越えたこと
を条件にヒータによる加熱を停止させる異常加熱停止手
段とを設けたところに特徴を有する。
【0008】
【作用】沸騰検出手段が正常に機能すれば、貯湯タンク
内の湯が沸騰したところでヒータによる加熱が停止され
る。
【0009】しかし、万一、沸騰検出手段に異常が発生
したとすると、ヒータによる加熱が停止されないおそれ
があるが、本発明では、貯湯タンク内の水が所定温度に
達したときから沸騰に至るまでに要するであろう時間を
越えると異常加熱停止手段が作動してヒータによる加熱
がやはり停止される。この結果、沸騰検出手段に異常が
発生しても、いつまでも湯が沸騰し続けることが防止さ
れる。
【0010】
【実施例】以下本発明をティーサーバに適用した一実施
例について図面を参照して説明する。全体の概略的構成
は図6ないし図8に示す通りで、本体キャビネット1内
の上部に外壁面に断熱壁2が設けられた貯湯タンク3が
固定されている。貯湯タンク3の内底部には、いわゆる
投げ込み式のヒータ4が設けられて内部の水を加熱する
ことができる。この貯湯タンク3の側壁部には先端にフ
ロート5を取り付けたアーム6が回動可能に支持され、
貯湯タンク3内の水位に応じたフロート5の上下変位
量、即ちアーム6の回動量を光電形の水位センサユニッ
ト7によって検出して貯湯タンク3内の水位を多段に検
出することができる。また、本体キャビネット1の背面
板1aには給水ホース取付口8が取り付けられると共
に、この給水ホース取付口8が給水弁(図示せず)を介
して前記貯湯タンク3内に連通している。この給水ホー
ス取付口8には水道の蛇口に接続した給水ホース(図示
せず)が接続され、前記給水弁が開放されると貯湯タン
ク3内に清水が供給されるようになっている。
【0011】上記貯湯タンク3内の湯を流出させるため
には、茶注出弁31(図9にのみ図示)と湯注出弁9と
の2個の電磁弁が設けられ、茶注出弁31からの給湯路
10は図7に示すように本体キャビネット1の前面上部
に導かれ、湯注出弁9からの給湯路11は図8に示すよ
うに本体キャビネット1の前面中央部に導かれている。
なお、図8において12は図示しない冷水供給装置から
の冷水の供給路13を通断する冷水用給水弁で、その流
出側は前記給湯路11に連結されている。14は手動バ
ルブ15を備えてドレン口16に連なる排水管、17は
やはりドレン口16に連なるオーバフローパイプであ
る。
【0012】一方、本体キャビネット1内の前面部に
は、貯湯タンク3の右側前方に位置して茶葉自動供給機
構18と、前記給湯路10の出口下方に位置して茶濾し
器19とが設けられている。茶葉自動供給機構18は、
例えば本出願人に係る出願の特公平1−38488号公
報に明らかにされている機構と同等であり、茶葉計量部
20と、この茶葉計量部20に連なるキャニスタ収納部
21と、このキャニスタ収納部21に着脱可能に装着さ
れたキャニスタ22を備える。また、前記茶濾し器19
は、本体キャビネット1に左右方向に移動可能に設けら
れたスライド枠体23に取り付けられ、茶葉交換用モー
タ24に通電することによりスライド枠体23が移動し
て茶濾し器19を前記茶葉自動供給機構18の真下位置
と、前記給湯路10出口の真下位置と、茶濾し器19が
反転して本体キャビネット1の下部左側に設けた茶がら
受容器25の上方になる茶がら排出位置との3つの位置
の間で移動させることができる。なお、図8に示すよう
に本体キャビネット1の前面には前扉26が開閉可能に
設けられ、その前扉26には各種の操作スイッチ群27
aを配した操作パネル27と、その下方に位置するカッ
プ差し入れ口28とが設けられ、そのカップ差し入れ口
28内にカップ(図示せず)を載置して操作パネル27
内の所望の操作スイッチをオン操作すると、茶濾し器1
9から注出されるお茶や給湯路11から供給されるお湯
或いは冷水をそのカップ内に受けることができるように
なっている。
【0013】上述した各種の機構を制御するための電気
的構成は図9に示す通り、マイクロコンピュータを備え
た制御部29を中心に構成されている。この制御部29
には、貯湯タンク3内に設けられて内部の湯の温度を検
出する湯温センサ30及びその貯湯タンク3内の湯の水
位を検出する前記水位センサユニット7が接続され、制
御部29には貯湯タンク3内の湯温と水位についての情
報が与えられる。制御部29は、これらの情報と操作パ
ネル27の操作スイッチ群27aからの信号及び前扉2
6の裏側に設けた条件設定スイッチ群33からの信号に
基づき、前記ヒータ4、茶注出弁31、湯注出弁9、冷
水用給水弁12及び茶葉交換用モータ24を制御して次
のような公知の動作を実行させる。貯湯タンク3内に十
分な湯が蓄えられているとし、カップ差し入れ口28か
らカップを差し入れて操作パネル27の「お茶」のボタ
ンをオン操作すると、茶注出弁31が所定時間だけ開放
して貯湯タンク3内の湯が給湯路10を通って茶濾し器
19内に供給される。この結果、茶濾し器19にてお茶
が注出されてカップ内に定量のお茶が注がれる。また、
操作パネル27の「お湯」のボタンをオン操作すると、
湯注出弁9が所定時間だけ開放して貯湯タンク3内の所
定量の湯が給湯路11を通ってカップ内に注がれる。そ
して、操作パネル27の「冷水」のボタンをオン操作す
ると、冷水用給水弁12が所定時間だけ開放して冷水供
給装置からの所定量の冷水が給湯路11を通ってカップ
内に注がれる さて、以上のような給茶及び給湯のために貯湯タンク3
内に湯を蓄えておくための制御に関連し、前記制御部2
9は、水位制御機能、湯温制御機能、沸騰制御機能及び
沸騰異常制御機能を有する。これらの機能は制御部29
に含まれるマイクロコンピュータのソフトウエアによっ
て主として達成され、本発明に直接に関係する部分であ
るから、図1ないし図5のフローチャートも参照して詳
細に説明する。
【0014】(1)水位制御 ティーサーバの電源が投入されると、図2のフローチャ
ートに示される制御がまず実行される。ここでは、まず
所要の初期設定を行った後、水位センサユニット7から
の情報に基づき貯湯タンク3内の水位が直ちに給水を行
うべき給水水位にあるか、或いは直ちには給水の必要が
ないレベル1〜15の水位にあるかが判断される(ステ
ップa1)。ここで、給水水位にあると判断された場合
には、操作パネルに設けた給水表示ランプ32が点滅さ
れると共にヒータ4が断電され(ステップa2)、給水
弁が開放される(ステップa3)。これにより、貯湯タ
ンク3内に水道水が供給されて貯湯タンク3内の水位が
徐々に上昇するから、水位センサユニット7によって検
出される水位が給水水位を上回ってレベル1〜15の領
域に至る。すると、予め設定されたいずれかのレベルを
越えたところで、ステップa1から次の判断ステップa
4に移行して「沸騰モード」が設定されているか否かが
判断される。
【0015】なお、「沸騰モード」が設定されているか
否かは、沸騰モードフラグを読み取ることによって判断
され、そのフラグは電源投入直後の初期設定時及び前扉
26の裏面に設けた条件設定スイッチ群33において
「沸騰モード」のセット操作を行ったときにセットさ
れ、後述するようにして一度沸騰状態に至ったと判断さ
れたときにリセットされる。
【0016】ここで、仮に「沸騰モード」が設定されて
いないとすると、次に湯温制御に移行する。なお、「沸
騰モード」に設定されている場合については後述する。
【0017】(2)湯温制御 この湯温制御ルーチンに移行すると、まず湯温が飲用に
適する温度範囲(例えば70℃〜94℃。以下「飲用適
温」と称する。)にあるか否かが判断される(ステップ
b1,b2)。電源投入当初又は多量の水を補給した直
後には、湯温は飲用適温よりも低いから、ステップb1
で「no」となって次の判断ステップb3に移る。この
判断ステップb3では湯温が設定温度以上であるか否か
が判断され、設定温度に満たないことを条件にヒータ4
に通電(ステップb4)されてステップb1に戻る。以
上のような動作を繰り返すことにより、湯温が70℃を
上回って飲用適温になると操作パネルに設けた適温表示
ランプ34が点灯され(ステップb5)、更に昇温して
設定温度に達すると判断ステップb3にて「yes」と
なる。そして、ここでは「沸騰モード」にないと仮定し
ているから、ステップb6にて「no」となってヒータ
4が断電され(ステップb7)、通常の水位制御に戻
る。なお、上記「設定温度」は、前記条件設定スイッチ
群33を操作することによって、70℃から94℃の範
囲(飲用適温)内で使用者によって所望の値に設定する
ことができる。
【0018】(3)沸騰制御 前述したように、ティーサーバの電源を投入した直後に
は一律に、また前扉26の裏面に設けた条件設定スイッ
チ群33において「沸騰モード」のセット操作を行った
ときには直ちに、沸騰モードフラグがセットされる。こ
の結果、図2に示した判断ステップa4にて「yes」
となるから、ステップa5に移行して現在が繁忙期にあ
るか否かが判断される。
【0019】ここで「繁忙期」とは、例えば食事時間時
のようにお茶やお湯が頻繁に注出される状態にあること
をいう。この状態の判断のために、制御部29には所定
時間内に操作パネル27の「お茶」又は「お湯」のボタ
ンが何度押されたかを計数する機能が周知のソフトウエ
ア手段にて与えられ、その計数値が予め設定された数を
越えていることを条件に繁忙期フラグをセットするよう
になっている。従って、「繁忙期」にあるか否かを判断
するステップa5ではその繁忙期フラグを読み取るよう
になっており、現在「繁忙期」になければ沸騰表示ラン
プ35を点灯させた上で(ステップa6)、湯温制御ル
ーチンに移行する(ステップb)。
【0020】そして、湯温制御ルーチンが実行されるこ
とによって貯湯タンク3内の湯温が設定温度に達する
と、ステップb3にて「yes」になるから、続いて
「沸騰モード」にあるか否か、及び「繁忙期」にあるか
否かが判断される(ステップb6,b8)。ここでも
「繁忙期」にないとすると、ヒータ4が断電されること
なく、貯湯タンク3内の湯を加熱し続けながら沸騰制御
ルーチンに移行する(ステップc)。
【0021】ここでは、図4に示すように、まず飲用適
温を越えて加熱されたか否か(即ち、94℃以上になっ
たか否か)が判断される(ステップc1)。設定温度を
越えた当初は94℃を越えていないことが一般的である
から、ステップc1にて「no」となり、沸騰検出フラ
グがセットされているか否かを判断するステップc2に
移行する。
【0022】この沸騰検出フラグは図5に示す沸騰検出
ルーチンにて沸騰が検出された時にセットされるように
なっており、この沸騰検出ルーチンは例えば所定時間毎
のタイマ割り込みによって次のように実行される。ま
ず、湯温センサ30からの信号に基づき湯温が読み取ら
れ(ステップd1)、これと前回検出した湯温との温度
差Δtが算出される(ステップd2)、次いでこの温度
差Δtが所定の範囲内にあるか否かが判断される(ステ
ップd3)。ここで、貯湯タンク3内の湯が未だ沸騰状
態にないときには、湯温の変化曲線の傾斜は大きいか
ら、上記ステップd2にて算出される温度差Δtは大き
くなる。逆に、貯湯タンク3内の湯が沸騰しているとす
ると、湯温は気圧により僅かに変動するものの100℃
付近にて安定化するから、その状態では湯温変化曲線の
傾斜は小さくなって、ステップd2にて算出される温度
差Δtは極めて小さくなる。従って、貯湯タンク3内の
湯が未だ沸騰していない初期の段階では、ステップd3
の判断結果は「no」となるからそのままメインルーチ
ンにリターンし、貯湯タンク3内の湯が沸騰を始めた状
態では、ステップd3の判断結果は「yes」となるか
ら沸騰検出フラグをセット(ステップd4)してからメ
インルーチンにリターンする。この結果、貯湯タンク3
内の湯が未だ沸騰していない場合には沸騰検出フラグが
リセット状態となり、沸騰すると沸騰検出フラグがセッ
ト状態になる。このような沸騰検出機能は前述のように
マイクロコンピュータによって実現され、従って本発明
においてマイクロコンピュータは沸騰検出手段として機
能する。
【0023】さて、上記のような沸騰制御ルーチンにお
いて、当初は貯湯タンク3内の湯は未だ沸騰に至ってい
ないから、判断ステップc2にて「no」となり、後に
詳述する「沸騰異常制御ルーチン」(ステップe)を通
って湯温制御ルーチンにリターンし、ヒータ4は通電さ
れ続ける。この結果、湯温が更に上昇し、湯温がまず9
4℃を越えたところで、判断ステップc1が「yes」
になるため、適温表示ランプ34が点滅状態になる(ス
テップc3)。更に湯温が上昇して湯が沸騰状態になる
と、前述したようにして沸騰検出フラグがセット状態に
なるため、ステップc2にて「yes」となる。そし
て、次いで沸騰状態が例えば5分間継続したことを条件
に(ステップc4)、ヒータ4が断電されると共に(ス
テップc5)、沸騰モードフラグがリセットされる(ス
テップc6)。これにより、貯湯タンク3内の湯が約5
分間沸騰状態に維持された後にヒータ4が断電されるこ
とになるため、この間に湯の中に含まれていたカルキ臭
が十分に除去される。
【0024】このようにして貯湯タンク3内の湯が一旦
沸騰すると、「沸騰モード」が解除されるから(ステッ
プc6)、ヒータ4は湯温が設定温度を下回るまで断電
状態を維持して湯は自然冷却される。そして湯温が設定
温度を下回った場合には、前述したように通常の湯温制
御及び水位制御が実行され、設定された量の湯が設定さ
れた温度に維持されることになる。
【0025】(4)沸騰異常制御 上述の沸騰制御ルーチンが実行されるときには、必ず図
1に示した沸騰異常制御ルーチンが併せて実行される。
前記マイクロコンピュータは公知のソフトウエア手段に
よってタイマ手段として機能することができ、湯温セン
サ30により検出された湯温が70℃になったときから
の経過時間t(70)と、湯温センサ30により検出された
湯温が94℃になったときからの経過時間t(94)とを計
時するように構成されている。
【0026】そして、沸騰異常制御ルーチンに移行する
と、まず上記経過時間t(70)が第1の基準時間T1 を越
えているか否かが判断される(ステップe1)。この第
1の基準時間T1 は、貯湯タンク3内の湯が70℃にな
ってから沸騰に至るまでに要するであろう時間よりも長
い時間として設定され、本実施例では例えば30分であ
る。なお、この第1の基準時間T1 は、予め実験により
簡単に求めることができる。
【0027】また、この判断ステップe2の次には、前
記経過時間t(94)が第2の基準時間T2 を越えているか
否かを判断するステップe2が実行される。この第2の
基準時間T2 は、貯湯タンク3内の湯が94℃になって
から沸騰に至るまでに要するであろう時間よりも長い時
間として設定され、本実施例では例えば15分である。
この基準時間T2 も、やはり実験的に決定することがで
きる。
【0028】さて、湯温センサ30を含んだ沸騰検出手
段が正常に機能していて沸騰を正確に検出できる場合に
は、湯温が70℃になってから30分も経過することな
く、また湯温が94℃になってから15分も経過しない
うちに、沸騰検出ルーチンにて沸騰が検出され、沸騰状
態となってから5分が経過したところでヒータ4が断電
されるはずである(ステップc4,c5)。
【0029】しかし、万一何らかの異常が発生して上述
の沸騰検出手段が正常に機能しないようになると、貯湯
タンク3内の湯が沸騰してもステップc2又はステップ
c4にて「no」となってステップc5によるヒータ4
の断電が実行されないことになる。このような事態が発
生すると、長時間沸騰状態が継続するため、飲用適温を
越えた温度のお茶やお湯が供給されてしまって大変に危
険である。
【0030】ところが、本実施例によれば、万一沸騰検
出手段に異常が発生しても、貯湯タンク3内の湯温が7
0℃を越えてから30分を越えた時点で、ステップe1
の判断結果が「yes」になるためヒータ4が断電され
(ステップe3)、通常の湯温制御にリターンして湯温
が設定温度に下がるまで自然冷却される。また、仮に上
記ステップe1にて「yes」とならなかったとして
も、湯温が94℃を越えてから15分を経過したところ
でステップe2の判断結果が「yes」となるから、や
はりヒータ4が断電され(ステップe3)、通常の湯温
制御にリターンして湯温が設定温度に下がるまで自然冷
却される。すなわち、本実施例において制御部29のマ
イクロコンピュータは、上記タイマ手段によって測定さ
れた経過時間t(70)またはt(94)が湯温70℃または9
4℃から沸騰に至るまでに要するであろう時間を越えた
ことを条件にヒータ4による加熱を停止させる異常加熱
停止手段として機能するようになっている。
【0031】このように、本実施例によれば、湯温が7
0℃になってから或いは94℃になってから所定の時間
が経過したところでヒータ4を強制的に断電するように
したから、万一、沸騰検出手段等に異常が発生したため
に沸騰検出機能が正常に働かなかったとしても、ヒータ
4による加熱を確実に停止することができる。従って、
貯湯タンク3内の湯がいつまでも沸騰状態に維持されて
しまって飲用適温を大きく上回った高温のお湯が利用者
に供給されてしまうという危険な事態を未然に防止する
ことができる。
【0032】また、特に本実施例では、湯温の絶対値に
基づいて沸騰を検出するのではなく、湯温の変化率を算
出し、その変化率が所定値以下になったことに基づいて
沸騰を検出するようにしているから、水の沸騰温度が気
圧等によって変動するという事情のもとでも確実に沸騰
を検出することができるようになり、ティーサーバの設
置場所の海抜高度や気象上の気圧変動の影響を受けるこ
とがなくなる。
【0033】なお、本発明は上記した実施例に限定され
るものではなく、例えば次のように変形して実施するこ
とができる。
【0034】(イ)上記実施例では、異常加熱停止手段
が作動する条件として、湯温が70℃になってから基準
時間T1 が経過した場合と、94℃になってから基準時
間T2 が経過した場合との2つを設定したが、これはい
ずれか一方であってもよく、また更なる安全のために別
の条件を付加してもよい。
【0035】(ロ)沸騰検出手段としては、湯温の変化
率を測定する方式に限らず、例えば従来通り湯温の絶対
値を測定して判断する方式でも良く、いかなる方式であ
るかを問わない。
【0036】(ハ)貯湯タンク内を水を加熱するヒータ
としては、電気ヒータに限らず、ガスを熱源としたヒー
タであっても良い。
【0037】その他、本発明はティーサーバに限らず、
貯湯タンク内の水を沸騰させる機能を有した飲料供給装
置全般に広く適用できる等、要旨を逸脱しない範囲内で
種々変更して実施することができる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の飲料供給装
置によれば、沸騰検出手段に異常が発生してもヒータに
よる加熱を停止できるから、いつまでも飲用適温を越え
た温度のお湯が供給されてしまうことを防止でき、安全
性を高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を示すフローチャート
【図2】水位制御の内容を示すフローチャート
【図3】湯温制御の内容を示すフローチャート
【図4】沸騰制御の内容を示すフローチャート
【図5】沸騰検出処理の内容を示すフローチャート
【図6】ティーサーバの全体を示す正面図
【図7】前扉を除去して示すティーサーバの正面図
【図8】ティーサーバの縦断側面図
【図9】制御回路のブロック図
【符号の説明】
3…貯湯タンク 4…ヒータ 29…制御部(沸騰制御手段、タイマ手段、異常加熱停
止手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 23/19 C 9132−3H

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯湯タンク内の水を加熱するヒータと、
    その水の沸騰を検出する沸騰検出手段とを備え、前記ヒ
    ータにより前記貯湯タンク内の水を加熱すると共に、前
    記沸騰検出手段によりその水の沸騰を検出したときには
    前記ヒータによる加熱を停止するようにしたものにおい
    て、前記貯湯タンク内の水が所定温度に達したときから
    の時間を測定するタイマ手段と、このタイマ手段によっ
    て測定された時間が前記所定温度から沸騰に至るまでに
    要するであろう時間を越えたことを条件に前記ヒータに
    よる加熱を停止させる異常加熱停止手段とを設けたこと
    を特徴とする飲料供給装置。
JP3072326A 1991-03-11 1991-03-11 飲料供給装置 Pending JPH05261022A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3072326A JPH05261022A (ja) 1991-03-11 1991-03-11 飲料供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3072326A JPH05261022A (ja) 1991-03-11 1991-03-11 飲料供給装置

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Publication Number Publication Date
JPH05261022A true JPH05261022A (ja) 1993-10-12

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ID=13486051

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010172368A (ja) * 2009-01-27 2010-08-12 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 給湯装置
CN103948324A (zh) * 2014-04-11 2014-07-30 福建金源泉科技发展有限公司 一种饮水机出水温度控制方法

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JPS62172917A (ja) * 1986-01-27 1987-07-29 象印マホービン株式会社 電気ポツトの制御方法

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