JPH0692131A - 自動車の車体等の構造材に対する暖房又は空調装置のケーシングの取付装置 - Google Patents

自動車の車体等の構造材に対する暖房又は空調装置のケーシングの取付装置

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JPH0692131A
JPH0692131A JP4032911A JP3291192A JPH0692131A JP H0692131 A JPH0692131 A JP H0692131A JP 4032911 A JP4032911 A JP 4032911A JP 3291192 A JP3291192 A JP 3291192A JP H0692131 A JPH0692131 A JP H0692131A
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air
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Gerard Rollett
ロレ ジェラール
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Valeo Thermique Habitacle
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    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
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    • B60H1/00507Details, e.g. mounting arrangements, desaeration devices
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    • B60H1/00535Mounting or fastening of the housing to the vehicle
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 暖房又は空調装置のケーシングから突設した
取付脚(70)を、自動車の車体に固着したU字状支持部材
(14)に挿入して取付ける際、支持部材(14)に寸法誤差が
あっても、確実に取付けることができるようにする。 【構成】 取付脚(70)を、平坦な剛質壁体(72)と、変形
可能な湾曲壁体(78)とにより、中空に形成し、両壁体(7
2)と壁体(78)を、U字状支持部材(14)の中へ、その対向
する内面(86)(88)に当接するように挿入する。 【作用】 湾曲壁体(78)が変形することにより、取付脚
(70)の全体の厚さが、U字状支持部材(14)の対向する内
面(86)(88)の間隔に対応して変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構造材にケーシングを
装着する組立体に関し、より詳しくは、構造材にケーシ
ングを装着する装置に関する。典型的には、ケーシング
は、自動車用の暖房又は空調装置のケーシングであり、
構造材は、自動車の車体である。
【0002】
【従来の技術】ケーシングに取付けた少なくとも1個の
取付脚を、自動車の車体に設けたU字状支持部材に係合
させるようにした取付装置は、公知である。この種の公
知の構成では、取付脚は、たとえば成形加工によって、
ケーシング又はケーシングの付属部材と一体的に形成さ
れている。
【0003】通常、この取付脚は、剛性が高く、自動車
の耐用期間を通じて、ケーシングに加わる外力に対し
て、高い抵抗力を生じるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この剛性のために、支
持部材の量産時、及び組立ラインにおける自動車への取
付時の両方において、U字状支持部材の寸法が変化した
場合に、取付脚の寸法を調節して修正することができな
い。
【0005】その結果、取付けが不可能になったり、あ
るいは取付脚とU字状支持部材との間に隙間ができて、
ケーシング内の装置の正常な作動を阻害する振動や騒音
を生じ、自動車の快適な乗り心地を妨げるおそれがあ
る。
【0006】さらに、これらの寸法誤差のために、取付
脚が、遂にはU字状支持部材から外れて、ケーシングが
車体から脱落することがある。
【0007】また、ケーシングを車体に取付ける場合
に、パッキングを用いて、ケーシングと車体との気密を
保持しようとしても、上記の隙間があると、ケーシング
内に空気が漏入することとなる。
【0008】従来の取付脚は、ケーシング又はケーシン
グの付属部材と一体的に形成してあるので、その取付け
が不良の場合には、ケーシング全体を、あるいは少なく
とも取付脚を備えるケーシングの付属部材を交換する必
要があつた。
【0009】本発明の目的は、上述の不都合を解決する
ことである。
【0010】より詳しくは、本発明の目的は、取付脚と
U字状支持部材との間に、隙間を生じないようにした取
付装置を提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、U字状支持部材同士
の間隔を、変化させて修正しうるようにした取付装置を
提供することである。
【0012】本発明の他の目的は、ケーシングを含む装
置と自動車の車体との取付け誤差を、修正するようにし
た取付装置を提供することである。
【0013】本発明の他の目的は、取付脚が、U字状支
持部材から、不注意あるいは事故によって外れることが
ないようにした取付装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、次のとおりに構成されている。
【0015】自動車の車体等に、暖房又は空調装置のケ
ーシングを取付ける装置であって、ケーシング(12)に取
付けられて、車体(16)から突設するU字状支持部材(14)
に係合するようになっている少なくとも1個の取付脚(7
0)を備える取付装置において、取付脚(70)を、基準面を
形成する平坦な剛質壁体(72)斗、この剛質壁体(72)に向
かって凹曲する断面の変形可能な湾曲壁体(78)斗によ
り、中空に形成し、平坦な剛質壁体(72)と湾曲壁体(78)
を、U字状支持部材(14)の1対の対向面(86)(88)に対し
て、それぞれ当接させるようにしてあることを特徴とす
る自動車の車体等の構造材に対する暖房又は空調装置の
ケーシングの取付装置。
【0016】ケーシング(12)に設けた1対のレール(24)
(26)に係合するように、互いに離間して配置した1対の
摺動突条(46)(48)を備える座板(44)に、取付脚(70)を取
付けることが望ましい。
【0017】平坦な剛質壁体(72)の厚さを、変形可能な
湾曲壁体(78)の厚さよりも大きくしておくことが望まし
い。
【0018】平坦な剛質壁体(72)を、その中空部内へ突
入する長手方向の少なくとも1個の補強リブ(76)によ
り、補強しておくことが望ましい。
【0019】取付脚(70)を、平坦な剛質壁体(72)によっ
て座板(44)に接合してあることが望ましい。
【0020】この場合、取付脚(70)と座板(44)とを、た
とえばプラスチックス材料により一体的に成形して形成
するとともに、変形可能な湾曲壁体(78)を、最初は薄肉
片を介して、座板(44)に一体的に取付けておき、成形加
工の後、薄肉片を破断して、湾曲壁体(78)を変形可能に
することが望ましい。
【0021】変形可能な湾曲壁体(78)が解放位置にある
ときの、中空部材の基準面(74)と直角方向の最大厚さ
(E)を、U字状支持部材(14)の1対の対向する内面(86)
(88)の間隔(I)よりも大きくしてあることが望ましい。
【0022】ケーシング(12)における1対のレール(24)
(26)は、座板(44)の摺動突条(46)(48)に挿入するための
前端(32)(34)と、レールを各摺動突条に完全に挿入した
ときに摺動部材に近接する後端(36)(38)とを備え、1対
のレール(24)(26)の間隔を、その後端(36)(38)から前端
(32)(34)に向かって小とし、かつ、1対の摺動突条(46)
(48)の間隔を、その後端(54)(56)から前端(50)(52)に向
かって小としてあることが望ましい。
【0023】各レール(24)(26)の前端(32)(34)に切欠き
(40)(42)を、設け、これを、対応する摺動突条(46)(48)
の前部(50)(52)に設けた変形可能な舌片(66)(68)に係合
させて、摺動突条とレールとが完全に係合したときに、
座板(44)のケーシング(12)からの脱落を防止するように
してあることが望ましい。
【0024】ケーシング(12)を、1対の半分割部(18)(2
0)を組立てて形成し、かつ1対のレール(24)(26)を、ケ
ーシングの各半分割部(18)(20)にそれぞれ設けることが
望ましい。
【0025】
【作用】取付脚(70)の1対の対向する壁体のうちの一方
(72)を、基準面(74)を有する剛質のものとし、他方(78)
を変形可能とすることにより、U字状支持部材(14)に生
じる寸法変化に対応して、取付脚(70)の寸法を変化さ
せ、ケーシングを含む装置と車体との間の取付け誤差を
補償する。
【0026】
【実施例】図1は、本発明の取付装置を用いて、自動車
の車体にケーシング組立体を取付けた状態を示す断面図
で、本発明の取付装置(10)、典型的には、暖房又は空調
装置のケーシング(12)(ただし、それに限定されない)、
及び自動車の車体(16)に固着されたU字状支持部材(14)
を示している。
【0027】この実施例では、図1及び取付装置の立面
図である図4に示すように、ケーシング(12)は、接合面
(22)を合わせて一体的に組み立てられた2個の半分割部
(18)及び(20)で構成されている。この実施例では、ケー
シングの各半分割部(18)(20)は、適宜のプラスチックス
材料を成形加工して製造してある。
【0028】各半分割部(18)(20)は、2個のレール(24)
(26)を備え、各レールは、互いに離間しており、接合面
(22)に対して対称的に配置されている。レール(24)(26)
は、L形断面をなし、それぞれ張出し(28)(30)を備えて
いる。これらの張出し(28)(30)は、2個の半分割部(18)
(20)を一体に組み立てたとき、互いに外方を向くように
してある。
【0029】各レール(24)(26)は、図4に示すように、
それぞれ前端(32)及び(34)と、後端(36)及び(38)を備え
ている。
【0030】2本のレール(24)(26)は、直線状である
が、互いに平行ではない。これらのレールの間隔は、図
4に点線(L1)及び(L2)で示すように、後端(36)(38)から
前端(32)(34)に向かって狭くなっている。
【0031】レール(24)の前端(32)外側には、切欠き(4
0)を設けてあり、他のレール(26)の前端(34)外側には、
同様の切欠き(42)を設けてある。これらの切欠き(40)(4
2)は、レールの張り出した部分に設けられており、その
目的については、後述する。
【0032】取付装置(10)は、ほぼ長方形の座板(44)を
備え、座板(44)の両側には、互いに離間した2つの摺動
突条(46)(48)を設けて、図示1及び図4に示すように、
それぞれケーシング(12)の各レール(24)(26)に係合する
ようにしてある。
【0033】摺動突条(46)(48)には、それぞれ前部(50)
(52)及び後部(54)(56)がある。摺動突条(46)には、レー
ル(24)の張出し(28)に係合する3個の突起(58)を設けて
あり、摺動部材(48)には、レール(26)の張出し(30)に係
合する3個の突起(60)を設けてある。
【0034】この実施例では、取付装置(10)は、適宜の
プラスチックス材料を成形して、単一の部材として形成
してある。
【0035】座板(44)における突起(58)と整合する位置
には、長方形の3個の孔(62)をあけてある。また、同じ
く突起(60)と整合する位置には、長方形の3個の孔(64)
をあけてある。これにより、座板(44)を、成形用の型枠
から容易に分離させることができる。
【0036】図4に示すように、摺動突条(46)(48)の前
部(50)(52)には、互いに内向きに傾斜する変形可能な舌
片(66)(68)を設けてあり、座板(44)をケーシングの2個
の半分割部(18)(20)に完全に挿入したとき、レール(24)
(26)の切欠き(40)(42)と係合するようにしてある。
【0037】すなわち、座板(44)の摺動突条(46)(48)
を、図4の矢印(F)の方向に動かして、ケーシングのレ
ール(24)(26)に係合させると、座板(44)は、各レールの
後端(36)(38)に当接し、上述し、かつ図4に示すよう
に、各舌片(66)(68)は、対応する切欠き(40)(42)に係合
する。これらの切欠き(40)(42)は、座板(44)を取付位置
に固定し、ケーシングから抜け出すことを防止する。
【0038】レール(24)(26)及び摺動突条(46)(48)は先
細となっているので、挿入された座板(44)は、2個のケ
ーシング半分割部(18)(20)を引き締めて、両半分割部を
密着させ、一体的に固着する。
【0039】また、取付装置(10)は、取付脚(70)を備え
ている。これは、図1及び図2に示すように、座板(44)
と一体をなす中空断面の部材であり、座板(44)からほぼ
直角に延びている。
【0040】取付脚(70)は、ほぼ平行をなす壁体によっ
て、図2に示すような偏平筒状となっている。取付脚(7
0)は、外面が平坦な基準面(74)となっているほぼ平坦な
剛質壁体(72)を備えている。この壁体(72)の中央には、
中空断面の取付脚(70)の内部に、全長にわたって突出す
る補強リブ(76)が設けられ、剛質壁体(72)の剛性を高め
ている。
【0041】また、取付脚(70)は、平坦な剛質壁体(72)
と対向し、かつこれに対して凹入する変形可能な湾曲壁
体(78)を備えている。この壁体(78)の厚さは、剛質壁体
(72)よりも薄いために、変形可能となっている。
【0042】湾曲壁体(78)は、その両端の平行な端壁に
よって剛質壁体(72)に接合され、前端側の端壁(80)はテ
ーパー状に、後端側の端壁(82)はU字状に形成してあ
る。すなわち、取付脚(70)の断面形は、航空機の翼型に
やや類似した形状をなしている。
【0043】図1に示すように、取付脚(70)は、補強リ
ブ(76)を備える平坦な剛質壁体(72)のみによって、座板
(44)と連なっており、湾曲壁体(76)は、座板(44)から分
離されて、変形可能となっている。
【0044】ただし、変形可能な湾曲壁体(78)は、最初
の成形時には、薄肉片を介して、座板(44)と一体に成形
し、その後、薄肉片を除去して、壁体(78)を変形できる
ようにすることが好ましい。この薄肉片(図示省略)は、
図1に符号(85)で示す透孔(85)の縁に設けられる。
【0045】構成部材を成形用型枠から抜き出したと
き、湾曲した変形可能な壁体(78)は、図2に実線で示す
自由な位置をとる。この位置での、取付脚(70)の基準面
(74)に対して垂直な方向の最大厚さ(E)は、図3に示す
U字状支持部材(14)の2個の対向面(86)及び(88)の間隔
(I)よりも大きくしてある。
【0046】この取付脚(70)の最大厚さ(E)の寸法は、
U字状支持部材(14)を量産する場合に生じ得る誤差及び
寸法変化を考慮した上で、前記間隔(I)よりも大きくな
るように定められている。
【0047】取付脚(70)の湾曲壁体(78)は、対向する剛
質壁体(72)に向かって、たとえば図2に鎖線(78')で示
すように変形することができる。したがって、取付脚(7
0)をU字状支持部材(14)の中に挿入すると、図3に示す
ように、剛質壁体(72)の基準面(74)は、支持部材(14)の
内面(88)に当接し、湾曲壁体(78)は、変形して支持部材
(14)の他方の内面(86)を圧着する。
【0048】取付装置(10)の取付けは、次のようにして
行なわれる。
【0049】摺動突条(46)(48)をレール(24)(26)に係合
させて、座板(44)を取付けた後、取付脚(70)を、U字状
支持部材(14)の対向する内面(86)(88)の間に、単に挿入
すればよい。湾曲壁体(78)が変形可能であるため、取付
脚の形状は、U字状支持部材(14)の間隔(I)の寸法に応
じたものとなる。
【0050】これにより、支持部材(14)が正規の寸法か
ら外れていても、補償され、同時に、ケーシング(12)と
自動車の車体(16)との位置誤差についても、補償され
る。
【0051】取付脚(70)を所定位置に取付けると、ケー
シング(12)は、自動車の車体から外れなくなる。これ
は、舌片(66)及び(68)が逆転不能の係止ロックを形成し
て、座板(44)をケーシング(12)から分離できないように
するからである。
【0052】さらに、取付脚(70)には、U字状支持部材
(14)の中に把持される力がはたらく。レール及び摺動突
条を傾斜させて配置し、かつ変形可能な舌片で係止しし
てあるために、ケーシングに対する座板の取付け位置の
誤差が生じることはないのである。
【0053】適用すべき自動車における設計上の必要性
に応じて、1個又は複数個の取付装置(10)を、ケーシン
グ(12)を設けることもある。
【0054】本発明は、上述した図示の実施例に限定さ
れるものではなく、その他の変形応用を含むものであ
る。レール(24)(26)を備えるケーシング(12)を、上述実
施例のように両半分割部(18)(20)に分割せず、一体のも
のとして形成してもよい。また、取付脚(70)を、座板(4
4)を介することなく、ケーシング(12)に直接に取付けて
もよい。
【0055】
【発明の効果】
(a) 暖房又は空調装置等を収容したケーシング(12)か
ら突設した取付脚(70)を、自動車の車体(16)に固着した
U字状支持部材(14)に挿入して取付ける場合に、U字状
支持部材(14)に製作上の寸法誤差があっても、確実に取
付けることができる。
【0056】(b) 取付脚(70)を、基準面(74)を有する
平坦な剛質壁体(72)と、変形可能な湾曲壁体(78)とによ
り中空断面に形成してあるため、U字状支持部材(14)の
寸法変化に対して、取付脚(70)の厚さが自動的に補正さ
れ、安定した取付け状態が得られる。
【0057】(c) 取付けた状態では、取付脚(70)は、
湾曲壁体(78)の弾力によりU字状支持部材(14)の対向面
の間に確実に保持され、振動や騒音を発生することがな
く、かつ、ケーシング(12)が脱落する等の事故が防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取付装置を使用して、ケーシングを自
動車の車体に取付けた状態を示す縦断側面図である。
【図2】図1の取付装置における取付脚の形状を示す断
面図である。
【図3】図1のIII−III線における縦断面図である。
【図4】本発明の取付装置をケーシングに取付けた状態
を、車体側から見た立面図である。
【符号の説明】
(10)取付装置 (12)ケーシング (14)U字状支持部材 (16)車体 (18)(20)半分割部 (22)接合面 (24)(26)レール (28)(30)張出し (32)(34)レール前端 (36)(38)レール後端 (40)(42)切欠き (44)座板 (46)(48)摺動突条 (50)(52)前部 (54)(56)後部 (58)(60)突起 (62)(64)孔 (66)(68)舌片 (70)取付脚 (72)剛質壁体 (74)基準面 (76)補強リブ (78)湾曲壁体 (86)(88)支持部材の
内面 (E)取付脚の最大厚さ (I)支持部材の間隔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車体等に、暖房又は空調装置の
    ケーシングを取付ける装置であって、ケーシング(12)に
    取付けられて、車体(16)から突設するU字状支持部材(1
    4)に係合するようになっている少なくとも1個の取付脚
    (70)を備える取付装置において、 取付脚(70)を、基準面を形成する平坦な剛質壁体(72)
    と、この剛質壁体(72)に向かって凹曲する断面の変形可
    能な湾曲壁体(78)とにより、中空に形成し、 平坦な剛質壁体(72)と湾曲壁体(78)を、U字状支持部材
    (14)の1対の対向面(86)(88)に対して、それぞれ当接さ
    せるようにしてあることを特徴とする自動車の車体等の
    構造材に対する暖房又は空調装置のケーシングの取付装
    置。
  2. 【請求項2】 ケーシング(12)に設けた1対のレール(2
    4)(26)に係合するように、互いに離間して配置した1対
    の摺動突条(46)(48)を備える座板(44)に、取付脚(70)を
    取付けたことを特徴とする請求項1記載の自動車の車体
    等の構造材に対する暖房又は空調装置のケーシングの取
    付装置。
  3. 【請求項3】 平坦な剛質壁体(72)の厚さを、変形可能
    な湾曲壁体(78)の厚さよりも大きくしたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の自動車の車体等の構造材に対す
    る暖房又は空調装置のケーシングの取付装置。
  4. 【請求項4】 平坦な剛質壁体(72)を、その中空部へ突
    入する長手方向の少なくとも1個の補強リブ(76)によ
    り、補強したことを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の自動車の車体等の構造材に対する暖房又は
    空調装置のケーシングの取付装置。
  5. 【請求項5】 取付脚(70)を、平坦な剛質壁体(72)によ
    って座板(44)に取付けてあることを特徴とする請求項2
    記載の自動車の車体等の構造材に対する暖房又は空調装
    置のケーシングの取付装置。
  6. 【請求項6】 取付脚(70)と座板(44)とを、たとえばプ
    ラスチックス材料により一体的に成形して形成するとと
    もに、変形可能な湾曲壁体(78)を、最初は薄肉片を介し
    て、座板(44)に一体的に取付けておき、成形加工の後、
    薄肉片を破断することにより、湾曲壁体(78)を変形可能
    としてあることを特徴とする請求項5記載の自動車の車
    体等の構造材に対する暖房又は空調装置のケーシングの
    取付装置。
  7. 【請求項7】 変形可能な湾曲壁体(78)が解放位置にあ
    るときの中空部材の基準面(74)と直角方向の取付脚(70)
    の最大厚さ(E)を、U字状支持部材(14)の1対の対向す
    る内面(86)(88)の間隔(I)よりも大きくしてあることを
    特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の自動車
    の車体等の構造材に対する暖房又は空調装置のケーシン
    グの取付装置。
  8. 【請求項8】 ケーシング(12)における1対のレール(2
    4)(26)は、、座板(44)の摺動突条(46)(48)に挿入するた
    めの前端(32)(34)と、レールを各摺動突条に完全に挿入
    したときに摺動部材に近接する後端(36)(38)とを備え、
    1対のレール(24)(26)の間隔を、その後端(36)(38)から
    前端(32)(34)に向かって小としてあり、かつ、1対の摺
    動突条(46)(48)の間隔を、その後端(54)(56)から前端(5
    0)(52)に向かって小をしてあることを特徴とする請求項
    2、5又は6のいずれかに記載の自動車の車体等の構造
    材に対する暖房又は空調装置のケーシングの取付装置。
  9. 【請求項9】 各レール(24)(26)の前端(32)(34)に切欠
    き(40)(42)を設け、これを、対応する摺動突条(46)(48)
    の前部(50)(52)に設けた変形可能な舌片(66)(68)に係合
    させて、摺動突条とレールとが完全に係合したときに、
    座板(44)のケーシング(12)からの脱落を防止するように
    したことを特徴とする請求項8記載の自動車の車体等の
    構造材に対する暖房又は空調装置のケーシングの取付装
    置。
  10. 【請求項10】 ケーシング(12)を、1対の半分割部(1
    8)(20)を組立てて形成し、かつ1対のレール(24)(26)
    を、ケーシングの各半分割部(18)(20)にそれぞれ設けて
    あることを特徴とする請求項2、5、6、8又は9のい
    ずれかに記載の自動車の車体等の構造材に対する暖房又
    は空調装置のケーシングの取付装置。
JP4032911A 1991-01-24 1992-01-24 自動車の車体等の構造材に対する暖房又は空調装置のケーシングの取付装置 Pending JPH0692131A (ja)

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