JP2938816B2 - モール - Google Patents

モール

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JP2938816B2
JP2938816B2 JP8269182A JP26918296A JP2938816B2 JP 2938816 B2 JP2938816 B2 JP 2938816B2 JP 8269182 A JP8269182 A JP 8269182A JP 26918296 A JP26918296 A JP 26918296A JP 2938816 B2 JP2938816 B2 JP 2938816B2
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molding
clip
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hollow
engaging portion
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錬司 真木
勝之 天野
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Tokai Kogyo Co Ltd
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Tokai Kogyo Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空厚肉部を有す
るモール本体に対してクリップを簡単に取付けられるよ
うにしたモールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】モールの一つとして、クリップを使用し
てモール本体を自動車のボディの側面に取付ける構成の
従来のサイドプロテクターモール(以下、単に「サイド
モール」という場合もある)があり、その最も一般的な
構造は、図に示されるようである。即ち、断面C字形
をしたモール本体(51)には、その開口部の内側の部
分にそれぞれフランジ部(52)が相対向して一体成形
され、この一対のフランジ部(52)によりクリップ
(図示せず)の基端部を係合させて、モール本体(5
1)にクリップを取付けていた。このようなモール本体
(51)を射出成形するには、一対のフランジ部(5
2)の内側の部分がアンダーカット状となるために、一
対のスライド型(53)の使用が不可欠となる。このた
め、成形金型の構造が複雑で、しかも高価となり、ひい
てはサイドモール自体の製作費が高まる欠点があった。
【0003】一方、厚肉部を部分的に有する樹脂成形品
を射出成形する際に、樹脂の射出に引き続いてガスを注
入し、これにより保圧することにより、成形品の厚肉部
に中空部を形成して、この部分のヒケ,ソリなどの発生
を防止する中空射出成形法(ガスアシストインジェクシ
ョン)が実施されている。この中空射出成形法によって
本発明の対象であるモールのモール本体を成形すること
も可能であり、この場合には、厚肉部が中空構造とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、モール本体
の内側に形成された中空厚肉部にクリップを係合可能に
して、モール本体に対するクリップの取付強度を高める
と共に、モール本体の形状を簡単にして、その全体厚を
薄くし、更には、このモール本体の成形を容易にするこ
とを課題としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
の本発明は、モール本体(10,20,30) と、該モール本体
(10,20,30) を自動車の側面に取付けるためのクリップ
(11,21,31)とから成るモール(M1,M2,M3)であって、前記
モール本体(10,20,30) は、その幅方向の両端部の内側
に中空厚肉部(1)が長手方向に沿って一対形成され
て、その一部に中空部が露出されて開口孔状となったク
リップ係合部(13,23,33)が形成された構成であり、前記
クリップ(11,21,31)は、ボディ板金係合部(4)と取付
板部(2)とが首部(3)を介して連結され、該取付板
部(2)の端部にモール本体係合部(14,24,36)がそれぞ
れ形成された構成であり、前記クリップ(11,21,31)に形
成された各モール本体係合部(14,24,36)と、前記モール
本体(10,20,30) の中空厚肉部(1)に形成されたクリ
ップ係合部(13,23,33)とを互いに係合させて、モール本
体(10,20,30) に対してクリップ(11,21,31)を取付ける
ように構成したことを、その特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて、本発明に
ついて更に詳細に説明する。図1及び図2に、本発明の
第1実施例のサイドモール(M1)が示されており、この
サイドモール(M1)は、中空射出成形法により成形され
たモール本体(10)と、クリップ(11)とで構成さ
れ、いずれも樹脂で成形されている。モール本体(1
0)は、その横断面がほぼC字形であって、その幅方向
の両端部の内側には、それぞれ中空厚肉部(1)が形成
されている。この中空厚肉部(1)は、モール本体(1
0)の開口部に対してほぼ平行な垂直板部(1a)と、
この垂直板部(1a)に対してやや鈍角状となって一体
に連結された水平板部(1b)とから成っていて、一対
の中空厚肉部(1)における相対向する部分の垂直板部
(1a)にそれぞれ方形状の切欠き孔(12)を設ける
ことにより、該中空厚肉部(1)の中空部が露出して開
口孔状となったクリップ係合部(13)が形成されてい
る。クリップ(11)は、取付板部(2)の長手方向の
中央部に首部(3)を介してボディ板金係合部(4)が
一体成形された形状であって、取付板部(2)の両端部
には、前記モール本体(10)に形成された一対のクリ
ップ係合部(13)と係合し合う関係にあるモール本体
係合部(14)がそれぞれ形成されている。即ち、この
モール本体係合部(14)は、モール本体(10)のク
リップ係合部(13)を構成する切欠き孔(12)に挿
入されて、その下端部の内側に係合突部(15a)が設
けられた挿入片(15)と、この挿入片(15)のやや
内側の部分に形成されて、モール本体(10)の水平板
部(1b)の外側面に密着する密着片(16)とで構成
されている。そして、モール本体(10)に設けられた
切欠き孔(12)の上方の部分からクリップ(11)を
押し込むと、その挿入片(15)と密着片(16)とが
弾性変形により拡開されて、この挿入片(15)がモー
ル本体(10)の前記切欠き孔(12)に挿入される。
この挿入片(15)がモール本体(10)の切欠き孔
(12)に挿入されると、この挿入片(15)と密着片
(16)の部分が原形状に復元して、挿入片(15)の
下端部の内側に設けられた係合突部(15a)が、切欠
き孔(12)の周縁部のクリップ係合部(13)に係合
すると共に、密着片(16)が水平板部(1b)の外側
に密着して、図1で二点鎖線、及び図2で実線で示され
るように、クリップ(11)の取付板部(2)がモール
本体(10)の幅方向に沿って、このモール本体(1
0)にクリップ(11)が取付けられる。なお、図1
は、モール本体(10)の一部のみを示しているが、上
記した取付構造によって、このモール本体(10)の少
なくとも二箇所にクリップ(11)を取付けて、このク
リップ(11)のボディ板金係合部(4)を、自動車ボ
ディのボディ板金(5)に設けられた係合孔(6)に挿
入して係合させると、自動車のボディの側面の最も突出
した部分に、複数のクリップ(11)を介してモール本
体(10)が水平に取付けられる。
【0007】図3及び図4に、本発明の第2実施例のサ
イドモール(M2)が示されており、上記第1実施例のサ
イドモール(M1)と異なる部分についてのみ説明する。
モール本体(20)に設けられた各中空厚肉部(1)に
おける相対向する部分は、垂直板部(1a)及び水平板
部(1b)の双方にわたって切り欠かれて、中空厚肉部
(1)の中空部が露出して開口孔状となっている。この
ようにして形成された切欠き孔(22)の周縁部におけ
る垂直板部(1a)の部分が、クリップ係合部(23)
として機能する。クリップ(21)の取付板部(2)の
両端部には、それぞれモール本体係合部(24)が形成
されている。即ち、このモール本体係合部(24)は、
クリップ(21)の取付板部(2)の両端部に、弾性変
形を助長するためのバネ板部(25)を設けて、このバ
ネ板部(25)を構成する挿入片(26)の下端部の外
側に係合突部(27)を突設した構造である。そして、
モール本体(20)に設けられた切欠き孔(22)の上
方の部分からクリップ(21)を押し込むと、クリップ
(21)の各バネ板部(25)が弾性変形されて、その
挿入片(26)が切欠き孔(22)に挿入される。この
挿入片(26)が切欠き孔(22)に完全に挿入される
と、このバネ板部(25)が原形状に復元して、挿入片
(26)の下端部の外側に突設された係合突部(27)
が、モール本体(20)のクリップ係合部(23)と係
合して、図3で二点鎖線、及び図4で実線で示されるよ
うに、クリップ(21)の取付板部(2)がモール本体
(20)の幅方向に沿った状態となって、このモール本
体(20)にクリップ(21)が取付けられる。
【0008】図5及び図6に、本発明の第3実施例のサ
イドモール(M3)が示されており、上記第1及び第2の
各実施例のサイドモール(M1),(M2)と異なる部分につ
いてのみ説明する。モール本体(30)に設けられた各
中空厚肉部(1)の水平板部(1b)の相対向する部分
には、方形状の切欠き孔(32)が設けられて、この切
欠き孔(32)を設けることにより形成される垂直板部
(1a)の端部がクリップ係合部(33)となってい
る。クリップ(31)の取付板部(2)の両端部には、
バネ板部(34)が設けられて、このバネ板部(34)
を構成する外側片(35)の外面に係合溝(36)が設
けられている。この実施例では、係合溝(36)がモー
ル本体係合部を構成している。そして、クリップ(3
1)に設けられた一対のバネ板部(34)の一方を、モ
ール本体(30)の中空厚肉部(1)に設けられた一方
の切欠き孔(32)に挿入して、クリップ(31)の一
方の係合溝(36)に、モール本体(30)の垂直板部
(1a)の端部を挿入し、このままの状態で、他方のバ
ネ板部(34)を強く下方に押し付けると、このバネ板
部(34)が弾性変形して、この部分に設けられた他方
の係合溝(36)に他方の垂直板部(1a)の端部が挿
入されて、図5で二点鎖線、及び図6で実線で示される
ように、クリップ(31)の取付板部(2)がモール本
体(30)の幅方向に沿って、このモール本体(30)
にクリップ(31)が取付けられる。
【0009】
【発明の効果】請求項1の発明においては、モール本体
の幅方向の両端部の内側に中空厚肉部を、該モール本体
の長手方向に沿って一対形成し、クリップの取付板部の
両端部に設けられたモール本体係合部の形状に対応させ
て前記各中空厚肉部を切り欠いて、開口孔状のクリップ
係合部を形成し、このクリップ係合部を利用して、モー
ル本体にクリップを取付ける構成であるので、モール本
体に対するクリップの取付強度が高まると共に、モール
本体の形状が簡単になって、モール本体の全体厚を薄く
できる。また、モール本体の内側に中空厚肉部を形成す
ることにより、モール本体自体の曲げ強度も高まる。更
に、モール本体に中空厚肉部を形成しても、該厚肉部は
中空構造であるために、モール本体の重量増加は少ない
(モール本体が軽量化される)。
【0010】請求項2の発明においては、クリップのモ
ール本体係合部が挿入片と密着片とで構成されて、該挿
入片と該密着片とによって、モール本体の中空厚肉部に
形成されたクリップ係合部の板部を挟み込む構造になっ
ているので、モール本体に対するクリップの取付強度が
高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサイドモール(M1)の部分斜視図
である。
【図2】同じく横断面図である。
【図3】本発明に係るサイドモール(M2)の部分斜視図
である。
【図4】同じく横断面図である。
【図5】本発明に係るサイドモール(M3)の部分斜視図
である。
【図6】同じく横断面図である。
【図7】一対のスライド型を使用した従来のモール本体
の成形法を示す断面図である。
【符号の説明】
1 3 :サイドプロテクターモール(モール) :モール本体の中空厚肉部10,20,30 :モール本体 2:クリップの取付板部11,21,31 :クリップ12,22,32 :切欠き孔13,23,33 :クリップ係合部 14,24:モール本体係合部 15:挿入片 16:密着片 36:係合溝(モール本体係合部)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モール本体(10,20,30) と、該モール本
    体(10,20,30) を自動車の側面に取付けるためのクリッ
    プ(11,21,31)とから成るモール(M1,M2,M3)であって、 前記モール本体(10,20,30) は、その幅方向の両端部の
    内側に中空厚肉部(1)が長手方向に沿って一対形成さ
    れて、その一部に中空部が露出されて開口孔状となった
    クリップ係合部(13,23,33)が形成された構成であり、 前記クリップ(11,21,31)は、ボディ板金係合部(4)と
    取付板部(2)とが首部(3)を介して連結され、該取
    付板部(2)の端部にモール本体係合部(14,24,36)がそ
    れぞれ形成された構成であり、 前記クリップ(11,21,31)に形成された各モール本体係合
    部(14,24,36)と、前記モール本体(10,20,30) の中空厚
    肉部(1)に形成されたクリップ係合部(13,23,33)とを
    互いに係合させて、モール本体(10,20,30) に対してク
    リップ(11,21,31)を取付けるように構成したことを特徴
    とするモール。
  2. 【請求項2】 モール本体(10)と、該モール本体
    (10)を自動車の側面に取付けるためのクリップ(1
    1)とから成るモール(M1)であって、 前記モール本体(10)は、その内側に中空厚肉部
    (1)が形成されて、該中空厚肉部(1)に、その一部
    に中空部が露出されて開口孔状となったクリップ係合部
    (13)が形成された構成であり、 前記クリップ(11)は、ボディ板金係合部(4)と取
    付板部(2)とが首部(3)を介して連結され、該取付
    板部(2)の端部に、挿入片(15)と密着片(16)
    とから成るモール本体係合部(14)がそれぞれ形成さ
    れた構成であり、 該挿入片(15)と該密着片(16)とにより、モール
    本体(10)の中空厚肉部(1)に形成されたクリップ
    係合部(13)の板部を挟み込む構造になっていること
    を特徴とするモール。
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