JPH0689442A - 情報記録媒体及びカッティング装置 - Google Patents
情報記録媒体及びカッティング装置Info
- Publication number
- JPH0689442A JPH0689442A JP4265507A JP26550792A JPH0689442A JP H0689442 A JPH0689442 A JP H0689442A JP 4265507 A JP4265507 A JP 4265507A JP 26550792 A JP26550792 A JP 26550792A JP H0689442 A JPH0689442 A JP H0689442A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- pits
- information recording
- pit
- radial position
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Optical Head (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＣＡＶ方式の光学式情報再生装置におけるサ
ーボ信号生成時に、前記情報記録媒体の内外周での線速
度の差に影響されずに安定したサーボ信号生成を行う。 【構成】 光ディスクの回転に同期したクロックに同期
して、レーザ駆動回路により光ディスクに記録用レーザ
光を照射する。この際、パワー制御回路は位置検出器の
検出信号によりレーザ光が照射されている径方向の位置
に基づいた、内周から外周にかけて増加するパワーデー
タｘをメモリより読み出し、ウォブルピット８１の前後
にパワーデータｘに対応したカッティングパワーのレー
ザ光を照射する。このことにより、ウォブルピット８１
の前後に立ち上がり制御ピット６１及び立ち下がり制御
ピット６２を形成する。
ーボ信号生成時に、前記情報記録媒体の内外周での線速
度の差に影響されずに安定したサーボ信号生成を行う。 【構成】 光ディスクの回転に同期したクロックに同期
して、レーザ駆動回路により光ディスクに記録用レーザ
光を照射する。この際、パワー制御回路は位置検出器の
検出信号によりレーザ光が照射されている径方向の位置
に基づいた、内周から外周にかけて増加するパワーデー
タｘをメモリより読み出し、ウォブルピット８１の前後
にパワーデータｘに対応したカッティングパワーのレー
ザ光を照射する。このことにより、ウォブルピット８１
の前後に立ち上がり制御ピット６１及び立ち下がり制御
ピット６２を形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、サンプルサーボ方式の
情報記録媒体及び情報記録媒体のサーボ領域に記録され
るサーボピットを形成するカッティング装置に関する。
情報記録媒体及び情報記録媒体のサーボ領域に記録され
るサーボピットを形成するカッティング装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、光学式記録再生装置（以下、光
ディスク装置と記す）においては、光学式記録媒体（以
下、光ディスクと記す）上のトラックに情報を記録した
り再生したりするために、トラッキングエラー信号、ビ
ットクロック信号を検出・生成する必要がある。
ディスク装置と記す）においては、光学式記録媒体（以
下、光ディスクと記す）上のトラックに情報を記録した
り再生したりするために、トラッキングエラー信号、ビ
ットクロック信号を検出・生成する必要がある。
【０００３】この検出方式のひとつに、サンプルサーボ
方式と呼ばれるものがある。図５（ａ）に示すように、
サンプルサーボ方式での光ディスクのフォーマットは、
サーボ領域のトラック中心に設けられたクロックピット
８０及びトラックの中心から半径方向へ各々約１／４ト
ラックピッチだけ反対方向にずれた位置に、トラックに
沿って間欠的に設けた２つのウォブルピット８１からな
り、図５（ｂ）に示すように、このウォブルピットによ
るディスクからの光ビーム８２の反射光強度を所定のタ
イミングａ１，ａ０，ａ２，ｂ１，・・・でＡ／Ｄ変換
し、各サンプル値を演算してトラッキングエラー信号及
びＰＬＬエラー信号を生成するようになっている。
方式と呼ばれるものがある。図５（ａ）に示すように、
サンプルサーボ方式での光ディスクのフォーマットは、
サーボ領域のトラック中心に設けられたクロックピット
８０及びトラックの中心から半径方向へ各々約１／４ト
ラックピッチだけ反対方向にずれた位置に、トラックに
沿って間欠的に設けた２つのウォブルピット８１からな
り、図５（ｂ）に示すように、このウォブルピットによ
るディスクからの光ビーム８２の反射光強度を所定のタ
イミングａ１，ａ０，ａ２，ｂ１，・・・でＡ／Ｄ変換
し、各サンプル値を演算してトラッキングエラー信号及
びＰＬＬエラー信号を生成するようになっている。
【０００４】サンプルサーボ方式の光ディスクにおける
トラッキングエラー（Ｔｒｋ．ｅｒｒｏｒ）の検出は、
一方に変位したウォブルピットでのサンプル値から他方
に変位したウォブルピットでのサンプル値を減じること
により行われ、 Ｔｒｋ．ｅｒｒｏｒ＝ｃ０−ａ０ …（１） で求められる。
トラッキングエラー（Ｔｒｋ．ｅｒｒｏｒ）の検出は、
一方に変位したウォブルピットでのサンプル値から他方
に変位したウォブルピットでのサンプル値を減じること
により行われ、 Ｔｒｋ．ｅｒｒｏｒ＝ｃ０−ａ０ …（１） で求められる。
【０００５】一方、ビットクロック信号は、フェーズロ
ックループ（ＰＬＬ）回路により生成されるが、位相情
報であるＰＬＬエラー信号（ＰＬＬ ｅｒｒｏｒ）は ＰＬＬ ｅｒｒｏｒ＝｛（ａ２−ａ１）＋（ｃ２−ｃ１）｝／２ …（２） で求められ、このＰＬＬエラー信号とＰＬＬ回路内のＶ
ＣＯ出力の位相比較によりデータ復調のためのビットク
ロック信号が生成される。
ックループ（ＰＬＬ）回路により生成されるが、位相情
報であるＰＬＬエラー信号（ＰＬＬ ｅｒｒｏｒ）は ＰＬＬ ｅｒｒｏｒ＝｛（ａ２−ａ１）＋（ｃ２−ｃ１）｝／２ …（２） で求められ、このＰＬＬエラー信号とＰＬＬ回路内のＶ
ＣＯ出力の位相比較によりデータ復調のためのビットク
ロック信号が生成される。
【０００６】通常、上記サーボ領域に設けられたクロッ
クピット及び２つのウォブルピットは、それぞれ１ｂｉ
ｔに対応した情報により形成される。このサーボ領域よ
り得られる再生信号波形は、光学ピックアップのＭＴＦ
(Modulation Transfer Function)で決まり、空間周波
数に対する再生信号は、同じ大きさのピットならば、図
６に示すように、内外周とも同じ再生波形となる。
クピット及び２つのウォブルピットは、それぞれ１ｂｉ
ｔに対応した情報により形成される。このサーボ領域よ
り得られる再生信号波形は、光学ピックアップのＭＴＦ
(Modulation Transfer Function)で決まり、空間周波
数に対する再生信号は、同じ大きさのピットならば、図
６に示すように、内外周とも同じ再生波形となる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ＣＡＶ
（Constant Anguler Velocity）方式の光ディスク装置
では、図７（ａ）に示すように、半径に比例してトラッ
ク再生の線速度が大きくなり、例えば、半径１のトラッ
クでの線速度をＶLとすると、半径２のトラックでの線
速度は２ＶLとなる。このように、光ディスクの内周と
外周とでは線速度が異なるため、時間軸で考えると、例
えば、外周でのウォブルピットの再生波形は、図７
（ｂ）に示すように、内周での再生波形に対して傾斜の
大きい（垂直に近い）ピーク波形となる。
（Constant Anguler Velocity）方式の光ディスク装置
では、図７（ａ）に示すように、半径に比例してトラッ
ク再生の線速度が大きくなり、例えば、半径１のトラッ
クでの線速度をＶLとすると、半径２のトラックでの線
速度は２ＶLとなる。このように、光ディスクの内周と
外周とでは線速度が異なるため、時間軸で考えると、例
えば、外周でのウォブルピットの再生波形は、図７
（ｂ）に示すように、内周での再生波形に対して傾斜の
大きい（垂直に近い）ピーク波形となる。
【０００８】ＰＬＬエラー信号は（２）式に示されるよ
うに、ウォブルピットの両端での再生信号の値（外周で
のａ１、ａ２及び内周でのａ１’、ａ２’の差信号）に
依存する。したがって、時間に対するＰＬＬエラー信号
の傾き（ＰＬＬ感度）の差、すなわち、図７（ｂ）示す
ように、比較的緩やかな傾きである内周での再生信号の
ａ１’、ａ２’によるＰＬＬエラー信号の生成と、傾き
の大きい外周での再生信号のａ１、ａ２によるＰＬＬエ
ラー信号の生成とでは、時間軸に対する影響が異なり、
シーク中も含め、このような内外周のＰＬＬ感度の差の
吸収は回路等による信号処理ではできないという問題が
ある。
うに、ウォブルピットの両端での再生信号の値（外周で
のａ１、ａ２及び内周でのａ１’、ａ２’の差信号）に
依存する。したがって、時間に対するＰＬＬエラー信号
の傾き（ＰＬＬ感度）の差、すなわち、図７（ｂ）示す
ように、比較的緩やかな傾きである内周での再生信号の
ａ１’、ａ２’によるＰＬＬエラー信号の生成と、傾き
の大きい外周での再生信号のａ１、ａ２によるＰＬＬエ
ラー信号の生成とでは、時間軸に対する影響が異なり、
シーク中も含め、このような内外周のＰＬＬ感度の差の
吸収は回路等による信号処理ではできないという問題が
ある。
【０００９】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、ＣＡＶ方式の光学式情報再生装置におけるサー
ボ信号生成時に、内外周での線速度の差に影響されずに
安定したサーボ信号生成を行うことのできる情報記録媒
体及び前記情報記録媒体に記録されるサーボピットを形
成するカッティング装置を提供することを目的としてい
る。
であり、ＣＡＶ方式の光学式情報再生装置におけるサー
ボ信号生成時に、内外周での線速度の差に影響されずに
安定したサーボ信号生成を行うことのできる情報記録媒
体及び前記情報記録媒体に記録されるサーボピットを形
成するカッティング装置を提供することを目的としてい
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】請求項１、２、３に記載
の情報記録媒体は、複数のトラックを同心円状あるいは
螺旋状に形成し、トラックは複数のサーボ領域と複数の
データ領域とよりなり、複数のサーボ領域には複数のピ
ットとしてクロックピット８０及びウォブルピット８１
が形成される円盤状の情報記録媒体において、クロック
ピット８０及びウォブルピット８１の少なくとも１つの
ピットは、ピットが形成される情報記録媒体の半径位置
に応じて形状が調整されるように構成されることを特徴
とする。
の情報記録媒体は、複数のトラックを同心円状あるいは
螺旋状に形成し、トラックは複数のサーボ領域と複数の
データ領域とよりなり、複数のサーボ領域には複数のピ
ットとしてクロックピット８０及びウォブルピット８１
が形成される円盤状の情報記録媒体において、クロック
ピット８０及びウォブルピット８１の少なくとも１つの
ピットは、ピットが形成される情報記録媒体の半径位置
に応じて形状が調整されるように構成されることを特徴
とする。
【００１１】請求項４に記載のカッティング装置は、複
数のトラックが同心円状あるいは螺旋状に形成され、ト
ラックが複数のサーボ領域と複数のデータ領域とよりな
る情報記録媒体としての光ディスク２の、複数のサーボ
領域に複数のピットを形成する光ビームを照射する光ビ
ーム照射手段としての半導体レーザ３と、半導体レーザ
３が照射する光ビームの光ディスク２の半径位置を検出
する照射位置検出手段としての位置検出器１１と、位置
検出器１１が検出した光ビームの光ディスク２の半径位
置に応じて半導体レーザ３を制御し、光ビームの強度ま
たは照射時間のうち少なくとも一方を制御する制御手段
としてのパワー制御回路１３とを備えることを特徴とす
る。
数のトラックが同心円状あるいは螺旋状に形成され、ト
ラックが複数のサーボ領域と複数のデータ領域とよりな
る情報記録媒体としての光ディスク２の、複数のサーボ
領域に複数のピットを形成する光ビームを照射する光ビ
ーム照射手段としての半導体レーザ３と、半導体レーザ
３が照射する光ビームの光ディスク２の半径位置を検出
する照射位置検出手段としての位置検出器１１と、位置
検出器１１が検出した光ビームの光ディスク２の半径位
置に応じて半導体レーザ３を制御し、光ビームの強度ま
たは照射時間のうち少なくとも一方を制御する制御手段
としてのパワー制御回路１３とを備えることを特徴とす
る。
【００１２】
【作用】請求項１、２、３の構成の情報記録媒体におい
ては、前記クロックピット８０及び前記ウォブルピット
８１の少なくとの１つのピットは、前記ピットが形成さ
れる前記情報記録媒体の半径位置に応じて形状が調整さ
れるので、ＣＡＶ方式の光学式情報再生装置におけるサ
ーボ信号生成時に、前記情報記録媒体の内外周での線速
度の差に影響されずに安定したサーボ信号生成を行うこ
とができる。
ては、前記クロックピット８０及び前記ウォブルピット
８１の少なくとの１つのピットは、前記ピットが形成さ
れる前記情報記録媒体の半径位置に応じて形状が調整さ
れるので、ＣＡＶ方式の光学式情報再生装置におけるサ
ーボ信号生成時に、前記情報記録媒体の内外周での線速
度の差に影響されずに安定したサーボ信号生成を行うこ
とができる。
【００１３】請求項４の構成のカッティング装置におい
ては、前記パワー制御回路１３は、前記位置検出器１１
が検出した前記光ビームの前記光ディスク２の半径位置
に応じて前記半導体レーザ３を制御し、前記光ビームの
強度または照射時間のうち少なくとも一方を制御するの
で、ＣＡＶ方式の光学式情報再生装置におけるサーボ信
号生成時に、前記情報記録媒体の内外周での線速度の差
に影響されずに安定したサーボ信号生成を行うことので
きる前記光ディスク２を得ることができる。
ては、前記パワー制御回路１３は、前記位置検出器１１
が検出した前記光ビームの前記光ディスク２の半径位置
に応じて前記半導体レーザ３を制御し、前記光ビームの
強度または照射時間のうち少なくとも一方を制御するの
で、ＣＡＶ方式の光学式情報再生装置におけるサーボ信
号生成時に、前記情報記録媒体の内外周での線速度の差
に影響されずに安定したサーボ信号生成を行うことので
きる前記光ディスク２を得ることができる。
【００１４】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて述べる。
ついて述べる。
【００１５】図１及至図４は本発明の第１実施例に係わ
り、図１は情報記録媒体のサーボピットを形成するカッ
ティング装置の要部の構成を示す構成図、図２はＰＬＬ
回路の構成を示すブロック図、図３はカッティング装置
によるサーボピット形成を説明する説明図、図４はサー
ボピット形成パワーと光ビームの径方向の位置との関係
を説明する説明図である。
り、図１は情報記録媒体のサーボピットを形成するカッ
ティング装置の要部の構成を示す構成図、図２はＰＬＬ
回路の構成を示すブロック図、図３はカッティング装置
によるサーボピット形成を説明する説明図、図４はサー
ボピット形成パワーと光ビームの径方向の位置との関係
を説明する説明図である。
【００１６】図１に示すように、本実施例の情報記録媒
体のサーボピットを形成するカッティング装置１は、図
示しないスピンドルモータにより回転駆動している情報
記録媒体としての光ディスク２の記録面に、光ディスク
２の回転駆動に同期させて記録用レーザ光を照射しサー
ボ領域を形成する半導体レーザ３を備えている。この半
導体レーザ３からのレーザ光はコリメータレンズ４によ
りほぼ平行光になり、その後、この平行光はビームスプ
リッタ５に入射され、このビームスプリッタ５を透過し
た光は、対物レンズ６によって集光されて光スポットと
して前記光ディスク２のサーボ領域に照射されピットを
形成するようになっている。
体のサーボピットを形成するカッティング装置１は、図
示しないスピンドルモータにより回転駆動している情報
記録媒体としての光ディスク２の記録面に、光ディスク
２の回転駆動に同期させて記録用レーザ光を照射しサー
ボ領域を形成する半導体レーザ３を備えている。この半
導体レーザ３からのレーザ光はコリメータレンズ４によ
りほぼ平行光になり、その後、この平行光はビームスプ
リッタ５に入射され、このビームスプリッタ５を透過し
た光は、対物レンズ６によって集光されて光スポットと
して前記光ディスク２のサーボ領域に照射されピットを
形成するようになっている。
【００１７】また、カッティング装置１には、前記集光
レンズ８より集光された光が照射している前記光ディス
ク２の径方向の位置を検出する位置検出器１１が設けら
れ、この位置検出器１１からの検出信号は、前記半導体
レーザ３を発光駆動するレーザ駆動回路１２を制御する
パワー制御回路１３に入力され、パワー制御回路１３
は、前記位置検出器１１からの検出信号に基づき、メモ
リ１４に予め記憶されているデータを読み出し、光ディ
スク２の径方向の位置に応じてレーザ駆動回路１２を制
御するようになっている。尚、前記半導体レーザ３を含
む光学系は、図示しない駆動装置により光ディスク２の
径方向に移動できるようになっている。
レンズ８より集光された光が照射している前記光ディス
ク２の径方向の位置を検出する位置検出器１１が設けら
れ、この位置検出器１１からの検出信号は、前記半導体
レーザ３を発光駆動するレーザ駆動回路１２を制御する
パワー制御回路１３に入力され、パワー制御回路１３
は、前記位置検出器１１からの検出信号に基づき、メモ
リ１４に予め記憶されているデータを読み出し、光ディ
スク２の径方向の位置に応じてレーザ駆動回路１２を制
御するようになっている。尚、前記半導体レーザ３を含
む光学系は、図示しない駆動装置により光ディスク２の
径方向に移動できるようになっている。
【００１８】光ディスク２に、図５に示したクロックピ
ット８０とウォブルピット８１を形成する際、これらの
ピットはまだ形成されていないので、所定の固定クロッ
クを基準にして光ディスク２が回転され、この光ディス
ク２の回転に同期して生成されるクロックを基準にし
て、ピットの位置が決定される。
ット８０とウォブルピット８１を形成する際、これらの
ピットはまだ形成されていないので、所定の固定クロッ
クを基準にして光ディスク２が回転され、この光ディス
ク２の回転に同期して生成されるクロックを基準にし
て、ピットの位置が決定される。
【００１９】一方、形成されたピットをチェックするた
め、前記半導体レーザ３は前記記録用レーザ光より小さ
い強度の再生用レーザ光を照射する。記録用レーザ光と
同様な光路を経て前記光ディスク２に照射され、前記光
ディスク２で反射された光は、前記対物レンズ６を経
て、再び前記ビームスプリッタ５に進む。このビームス
プリッタ５で反射された光は、集光レンズ８より集光さ
れて光検出器９に結像し、再生信号として信号処理回路
１０に伝送されるようになっている。
め、前記半導体レーザ３は前記記録用レーザ光より小さ
い強度の再生用レーザ光を照射する。記録用レーザ光と
同様な光路を経て前記光ディスク２に照射され、前記光
ディスク２で反射された光は、前記対物レンズ６を経
て、再び前記ビームスプリッタ５に進む。このビームス
プリッタ５で反射された光は、集光レンズ８より集光さ
れて光検出器９に結像し、再生信号として信号処理回路
１０に伝送されるようになっている。
【００２０】前記信号処理回路１０においては、図２に
示すように、前記光検出器９からのＲＦ信号がＡＧＣ
（オートゲインコントローラ）３０によりゲインを調整
された後、Ａ／Ｄ変換器３１に入力され、デジタル信号
に変換される。このＡ／Ｄ変換器３１の変換のサンプリ
ングレートは、デジタルＰＬＬ（フェーズロックロー
プ）３２により生成されるマスタークロックによって決
定されるようになっている。マスタークロックによって
変換されたデジタル信号であるデジタルＲＦ信号から、
アドレス検出回路３３により再生用レーザ光の光スポッ
ト照射エリアのアドレスを検出するようになっている。
示すように、前記光検出器９からのＲＦ信号がＡＧＣ
（オートゲインコントローラ）３０によりゲインを調整
された後、Ａ／Ｄ変換器３１に入力され、デジタル信号
に変換される。このＡ／Ｄ変換器３１の変換のサンプリ
ングレートは、デジタルＰＬＬ（フェーズロックロー
プ）３２により生成されるマスタークロックによって決
定されるようになっている。マスタークロックによって
変換されたデジタル信号であるデジタルＲＦ信号から、
アドレス検出回路３３により再生用レーザ光の光スポッ
ト照射エリアのアドレスを検出するようになっている。
【００２１】前記デジタルＰＬＬ３２においては、前記
Ａ／Ｄ変換器３１の出力が位相差検出回路３５に入力さ
れ、位相差検出回路３５の出力は、ＬＰＦ（ローパスフ
ィルタ）３６を介してＶＣＯ（電圧制御発振器）３７に
入力される。ＶＣＯ３７の出力は、１／Ｎ分周器３８を
介して前記位相差検出回路３５に帰還される。これによ
り、Ａ／Ｄ変換器３１の出力に対するＶＣＯ３７の出力
の位相差を位相差検出回路３５で検出し、この位相差に
応じた電圧がＶＣＯ３７に入力されて位相差をなくすよ
うに同期がとられ、マスタークロックを生成するように
なっている。
Ａ／Ｄ変換器３１の出力が位相差検出回路３５に入力さ
れ、位相差検出回路３５の出力は、ＬＰＦ（ローパスフ
ィルタ）３６を介してＶＣＯ（電圧制御発振器）３７に
入力される。ＶＣＯ３７の出力は、１／Ｎ分周器３８を
介して前記位相差検出回路３５に帰還される。これによ
り、Ａ／Ｄ変換器３１の出力に対するＶＣＯ３７の出力
の位相差を位相差検出回路３５で検出し、この位相差に
応じた電圧がＶＣＯ３７に入力されて位相差をなくすよ
うに同期がとられ、マスタークロックを生成するように
なっている。
【００２２】尚、位相差検出回路３５での位相差の検出
は、上述した図５に示すように、２つウォブルピット８
１（図５（ａ））による光ディスク２からの反射光の強
度（図５（ｂ））をＡ／Ｄ変換し、演算により生成され
るＰＬＬエラー信号によって検出するようになってい
る。
は、上述した図５に示すように、２つウォブルピット８
１（図５（ａ））による光ディスク２からの反射光の強
度（図５（ｂ））をＡ／Ｄ変換し、演算により生成され
るＰＬＬエラー信号によって検出するようになってい
る。
【００２３】このようなカッティング装置１は、図３
（ａ）に示す光ディスク２の回転に同期したクロックに
同期して、レーザ駆動回路１２により光ディスクに記録
用レーザ光を照射する。この際、パワー制御回路１３は
位置検出器１１の検出信号によりレーザ光が照射されて
いる径方向の位置に基づいた、図４に示すような内周か
ら外周にかけて増加するパワーデータｘをメモリ１４よ
り読み出し、図３（ｂ）に示すように、例えば、図５で
示したウォブルピット８１の前後にパワーデータｘに対
応したカッティングパワーのレーザ光を照射する。この
ことにより、図３（ｃ）に示すように、ウォブルピット
８１の前後に立ち上がり制御ピット６１及び立ち下がり
制御ピット６２を形成する。
（ａ）に示す光ディスク２の回転に同期したクロックに
同期して、レーザ駆動回路１２により光ディスクに記録
用レーザ光を照射する。この際、パワー制御回路１３は
位置検出器１１の検出信号によりレーザ光が照射されて
いる径方向の位置に基づいた、図４に示すような内周か
ら外周にかけて増加するパワーデータｘをメモリ１４よ
り読み出し、図３（ｂ）に示すように、例えば、図５で
示したウォブルピット８１の前後にパワーデータｘに対
応したカッティングパワーのレーザ光を照射する。この
ことにより、図３（ｃ）に示すように、ウォブルピット
８１の前後に立ち上がり制御ピット６１及び立ち下がり
制御ピット６２を形成する。
【００２４】パワーデータｘにより、立ち上がり制御ピ
ット６１及び立ち下がり制御ピット６２の大きさが異な
り、例えば、破線で示すように、外周側に対応させてパ
ワーデータｘを大きくすると、立ち上がり制御ピット６
１及び立ち下がり制御ピット６２も大きくなる（長くな
る）。再生光学系により、形成したピットを再生する
と、図４（ｄ）に示すように、半径位置に対応した再生
信号を得ることができる。
ット６１及び立ち下がり制御ピット６２の大きさが異な
り、例えば、破線で示すように、外周側に対応させてパ
ワーデータｘを大きくすると、立ち上がり制御ピット６
１及び立ち下がり制御ピット６２も大きくなる（長くな
る）。再生光学系により、形成したピットを再生する
と、図４（ｄ）に示すように、半径位置に対応した再生
信号を得ることができる。
【００２５】即ち、立ち上がり制御ピット６１や立ち下
がり制御ピット６２を形成しない場合、図４（ｄ）に破
線で示すように、再生波形の傾斜が、外周にいく程大き
くなる（垂直に近くなる）。これに対して、制御ピット
６１，６２を形成すると、実線で示すように、外周にお
いても内周における場合と同一の傾斜を得ることができ
る。
がり制御ピット６２を形成しない場合、図４（ｄ）に破
線で示すように、再生波形の傾斜が、外周にいく程大き
くなる（垂直に近くなる）。これに対して、制御ピット
６１，６２を形成すると、実線で示すように、外周にお
いても内周における場合と同一の傾斜を得ることができ
る。
【００２６】トラッキングエラー信号は、上記した
（１）式により演算されるので、ウォブルピット８１の
長さを充分長く（例えば、２クロック（２ビット）分以
上の長さに）しておけば、図５におけるａ０，ｃ０のタ
イミングにおけるレベルは、内外周において一定とな
る。従って、その感度は、ウォブルピット８１の前後に
立ち上がり制御ピット６１及び立ち下がり制御ピット６
２を加え、ピット長を長くすることにより一定とするこ
とができる。
（１）式により演算されるので、ウォブルピット８１の
長さを充分長く（例えば、２クロック（２ビット）分以
上の長さに）しておけば、図５におけるａ０，ｃ０のタ
イミングにおけるレベルは、内外周において一定とな
る。従って、その感度は、ウォブルピット８１の前後に
立ち上がり制御ピット６１及び立ち下がり制御ピット６
２を加え、ピット長を長くすることにより一定とするこ
とができる。
【００２７】また、ＰＬＬエラー信号は、上記した
（２）式により演算されるので、その感度は、ウォブル
ピット８１の長さと、再生波形の傾きにより変化する。
即ち、ＰＬＬ感度は、立ち上がり制御ピット６１及び立
ち下がり制御ピット６２の形状に関係するので、図４に
示すように、半径とパワーデータｘの関係をＰＬＬ感度
が一定になるように設定する。これにより、ウォブルピ
ット８１の長さが２クロック（２ビット）以上の長さに
されるとともに、再生波形の傾きが外周と内周において
一定となるように、ピット形状が形成される。
（２）式により演算されるので、その感度は、ウォブル
ピット８１の長さと、再生波形の傾きにより変化する。
即ち、ＰＬＬ感度は、立ち上がり制御ピット６１及び立
ち下がり制御ピット６２の形状に関係するので、図４に
示すように、半径とパワーデータｘの関係をＰＬＬ感度
が一定になるように設定する。これにより、ウォブルピ
ット８１の長さが２クロック（２ビット）以上の長さに
されるとともに、再生波形の傾きが外周と内周において
一定となるように、ピット形状が形成される。
【００２８】このように、本実施例の光ディスクによれ
ば、ＰＬＬ感度が一定になるように、ウォブルピット８
１の前後に立ち上がり制御ピット６１及び立ち下がり制
御ピット６２を設けているので、ＣＡＶ方式の光学式情
報再生装置におけるサーボ信号生成時に、トラッキング
エラー信号、ＰＬＬエラー信号等のサーボ信号を内外周
での線速度の差に影響されずに安定して生成することが
できる。
ば、ＰＬＬ感度が一定になるように、ウォブルピット８
１の前後に立ち上がり制御ピット６１及び立ち下がり制
御ピット６２を設けているので、ＣＡＶ方式の光学式情
報再生装置におけるサーボ信号生成時に、トラッキング
エラー信号、ＰＬＬエラー信号等のサーボ信号を内外周
での線速度の差に影響されずに安定して生成することが
できる。
【００２９】尚、立ち上がり制御ピット６１及び立ち下
がり制御ピット６２を設けるピットとしてウォブルピッ
ト８１を用いて説明したが、ウォブルピット８１に限ら
ず、クロックピット８０においても前後に立ち上がり制
御ピット６１及び立ち下がり制御ピット６２を設けて形
成してもよい。
がり制御ピット６２を設けるピットとしてウォブルピッ
ト８１を用いて説明したが、ウォブルピット８１に限ら
ず、クロックピット８０においても前後に立ち上がり制
御ピット６１及び立ち下がり制御ピット６２を設けて形
成してもよい。
【００３０】また、以上においては、レーザ光の強度を
調整して、ピット長を含むピット形状を調整するように
したが、レーザ光の照射時間を調整するようにしてもよ
い。
調整して、ピット長を含むピット形状を調整するように
したが、レーザ光の照射時間を調整するようにしてもよ
い。
【００３１】
【発明の効果】以上説明したように請求項１、２、３に
記載の情報記録媒体によれば、複数のピットの少なくと
の１つのピットは、ピットが形成される前記情報記録媒
体の半径位置に応じて形状が調整されるので、ＣＡＶ方
式の光学式情報再生装置におけるサーボ信号生成時に、
前記情報記録媒体の内外周での線速度の差に影響されず
に安定したサーボ信号生成を行うことができるという効
果がある。
記載の情報記録媒体によれば、複数のピットの少なくと
の１つのピットは、ピットが形成される前記情報記録媒
体の半径位置に応じて形状が調整されるので、ＣＡＶ方
式の光学式情報再生装置におけるサーボ信号生成時に、
前記情報記録媒体の内外周での線速度の差に影響されず
に安定したサーボ信号生成を行うことができるという効
果がある。
【００３２】また、請求項４に記載のカッティング装置
によれば、制御手段は、照射位置検出手段が検出した光
ビームの情報記録媒体の半径位置に応じて光ビーム照射
手段を制御し、前記光ビームの強度または照射時間のう
ち少なくとも一方を制御するので、ＣＡＶ方式の光学式
情報再生装置におけるサーボ信号生成時に、前記情報記
録媒体の内外周での線速度の差に影響されずに安定した
サーボ信号生成を行うことのできる前記情報記録媒体を
得ることができるという効果がある。
によれば、制御手段は、照射位置検出手段が検出した光
ビームの情報記録媒体の半径位置に応じて光ビーム照射
手段を制御し、前記光ビームの強度または照射時間のう
ち少なくとも一方を制御するので、ＣＡＶ方式の光学式
情報再生装置におけるサーボ信号生成時に、前記情報記
録媒体の内外周での線速度の差に影響されずに安定した
サーボ信号生成を行うことのできる前記情報記録媒体を
得ることができるという効果がある。
【図１】本発明の情報記録媒体の一実施例のサーボピッ
トを形成するカッティング装置の要部の構成を示す構成
図である。
トを形成するカッティング装置の要部の構成を示す構成
図である。
【図２】図１の信号処理回路の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図３】図１のカッティング装置によるサーボピット形
成を説明する説明図である。
成を説明する説明図である。
【図４】図１のカッティング装置によるサーボピット形
成パワーと光ビームの径方向の位置との関係を説明する
説明図である。
成パワーと光ビームの径方向の位置との関係を説明する
説明図である。
【図５】従来例に係るウォブルピットとクロックピット
によるサーボ信号の生成を説明する説明図である。
によるサーボ信号の生成を説明する説明図である。
【図６】従来例に係る再生信号とピットの関係を説明す
る説明図である。
る説明図である。
【図７】従来例に係るＣＡＶ方式の光学式情報再生装置
における再生信号と時間の関係を説明する説明図であ
る。
における再生信号と時間の関係を説明する説明図であ
る。
１ カッティング装置 ２ 光ディスク ３ 半導体レーザ １１ 位置検出器 １２ レーザ駆動回路 １３ パワー制御回路 ６１ 立ち上がり制御ピット ６２ 立ち下がり制御ピット ８０ クロックピット ８１ ウォブルピット
Claims (4)
- 【請求項１】 複数のトラックを同心円状あるいは螺旋
状に形成し、前記トラックは複数のサーボ領域と複数の
データ領域とよりなり、前記複数のサーボ領域には複数
のピットが形成される円盤上の情報記録媒体において、 前記複数のピットの少なくとも１つのピットは、前記ピ
ットが形成される前記情報記録媒体の半径位置に応じて
形状が調整されることを特徴とする情報記録媒体。 - 【請求項２】 前記情報記録媒体の半径位置に応じて大
きさが調整される前記ピットはウォブルピットであるこ
とを特徴とする請求項１に記載の情報記録媒体。 - 【請求項３】 前記情報記録媒体の半径位置に応じて大
きさが調整される前記ピットはクロックピットであるこ
とを特徴とする請求項１に記載の情報記録媒体。 - 【請求項４】 複数のトラックが同心円状あるいは螺旋
状に形成され、前記トラックが複数のサーボ領域と複数
のデータ領域とよりなる情報記録媒体の、前記複数のサ
ーボ領域に複数のピットを形成する光ビームを照射する
光ビーム照射手段と、 前記光ビーム照射手段が照射する前記光ビームの前記情
報記録媒体の半径位置を検出する照射位置検出手段と、 前記照射位置検出手段が検出した前記光ビームの前記情
報記録媒体の半径位置に応じて前記光ビーム照射手段を
制御し、前記光ビームの強度または照射時間のうち少な
くとも一方を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
するカッティング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4265507A JPH0689442A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 情報記録媒体及びカッティング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4265507A JPH0689442A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 情報記録媒体及びカッティング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0689442A true JPH0689442A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17418128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4265507A Withdrawn JPH0689442A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 情報記録媒体及びカッティング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0689442A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5809006A (en) * | 1996-05-31 | 1998-09-15 | Cagent Technologies, Inc. | Optical disk with copy protection, and apparatus and method for recording and reproducing same |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP4265507A patent/JPH0689442A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5809006A (en) * | 1996-05-31 | 1998-09-15 | Cagent Technologies, Inc. | Optical disk with copy protection, and apparatus and method for recording and reproducing same |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2589370B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
| US6594210B2 (en) | Disc drive apparatus and method for generating wobble information | |
| JP3889457B2 (ja) | 回転制御装置及び回転制御方法 | |
| JP3455298B2 (ja) | 光ビームの移動検出方法および光ディスク再生装置 | |
| JPH10112043A (ja) | 再生装置 | |
| JPH02227827A (ja) | 情報記録装置 | |
| US6980497B2 (en) | Optical disk recording apparatus and control method thereof | |
| EP1291855B1 (en) | Disk reproducing device | |
| JPS6313264B2 (ja) | ||
| US7218580B2 (en) | Skew detection method, optical pickup, and optical disc device | |
| JPH0689442A (ja) | 情報記録媒体及びカッティング装置 | |
| JPH06103540B2 (ja) | ピックアップの傾き制御装置 | |
| JPS62188025A (ja) | 光デイスク記録再生装置 | |
| JPH07311962A (ja) | 円盤状記録媒体用の記録再生装置 | |
| JP2002251739A (ja) | 位相補償方法及び光記憶装置 | |
| JP2516659B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
| JP4411798B2 (ja) | 記録再生装置および方法、記録媒体、並びにプログラム | |
| WO2001037270A1 (fr) | Support d'enregistrement de type disque et appareil d'enregistrement/de reproduction optique comprenant ledit support | |
| JPH0684175A (ja) | 光学式情報再生装置 | |
| JPS6353617B2 (ja) | ||
| JP4206705B2 (ja) | スキュー検出方法及びスキュー検出装置並びに光ピックアップ及び光ディスク装置 | |
| JPH0644565A (ja) | 光デイスク装置 | |
| JP2672616B2 (ja) | 情報記録装置 | |
| JP2001067674A (ja) | ディスク駆動装置および方法、並びに記録媒体 | |
| JP2001118272A (ja) | 記録媒体駆動装置及びチルト検出方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |