JPH0687820A - N−アルキルスルホンアミドの製法 - Google Patents

N−アルキルスルホンアミドの製法

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JPH0687820A
JPH0687820A JP4063952A JP6395292A JPH0687820A JP H0687820 A JPH0687820 A JP H0687820A JP 4063952 A JP4063952 A JP 4063952A JP 6395292 A JP6395292 A JP 6395292A JP H0687820 A JPH0687820 A JP H0687820A
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JP
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iii
reacting
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JP4063952A
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Stephen Dr Lachhein
シユテフアン・ラッハハイン
Klaus Dr Dehmer
クラウス・デーメル
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C303/00Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides
    • C07C303/36Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of amides of sulfonic acids
    • C07C303/38Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of amides of sulfonic acids by reaction of ammonia or amines with sulfonic acids, or with esters, anhydrides, or halides thereof

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  • Organic Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式(I) R1 −SO2 NH−R2 (I) (R1 はアルキル、アルケニル又はアルキニル──これ
らは場合によりハロゲンにより置換されている──等、
そしてR2 は水素又は(C1 −C4 )アルキルである)
の化合物を、一般式(II) R1 SO2 Cl (II) (R1 は上記の意味を有する)の化合物と、約等モル量
の補助塩基の存在下式(III) R2 −NH2 (III) の約等モル量の化合物とをハロゲン化芳香族溶剤中で反
応させ、反応混合物を水性アルカリ金属水酸化物又はア
ルコレートと反応させて補助塩基の塩酸塩を中和しそし
て補助塩基を留出することにより製造する方法。 【効果】 スルホニル尿素除草剤の製造における中間体
である本化合物は水性又は極性溶剤の使用と関係のあ
る、他の方法で慣用な大過剰のアミン成分の使用が避け
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般式(I) R1 −SO2 NH−R2 (I) (式中R1 は(C1 −C6 )アルキル、(C2 −C6
アルケニル又は(C2 −C6)アルキニル──そのそれ
ぞれは場合によりハロゲンにより置換されている──、
(C1 −C4 )アルコキシ又は(C1 −C4 −アルコキ
シ)カルボニルでありそしてR2 は水素又は(C1 −C
4 )アルキルである)で示される化合物を製造する方法
において、一般式(II) R1 SO2 Cl (II) (式中R1 は上記の意味を有する)で示される化合物
を、約等モル量の補助塩基の存在下一般式(III) R2 −NH2 (III) (式中R2 は上記の意味を有する)で示される、約等モ
ル量の化合物とハロゲン化芳香族溶剤中で反応させ、次
に反応混合物を水性アルカリ金属水酸化物又はアルコレ
ートと反応させて補助塩基の塩酸塩を中和しそして補助
塩基を蒸留により除去することを特徴とする方法に関す
る。
【0002】上記式におけるR1 は、好ましくは(C1
−C6)アルキル、特にメチル又はエチルである。R
2 は、好ましくはメチル又はエチルである。
【0003】
【従来の技術】一般式(I)の化合物は、除草作用を有
するスルホニル尿素を製造する場合の有用な中間体であ
る(米国特許第4,169,719号明細書、欧州特許
出願公開第071958号明細書=米国特許出願公開第
4,492,598号明細書)。
【0004】一般式IIのスルホニルクロリドとアンモニ
ア又はアミンとの反応による一般式(I)の化合物の製
造は、すでに公知である。しかし、この公知方法は、水
性、アルコール性、ベンゼン又はエーテル溶剤の存在下
低温(≦0℃)及び大過剰(>3モル当量)のアミン成
分で実施される(Houben-Weyl, Meyl 、 Methoden der
organischen Chemie (Methods of Organic Chemi
stry) ,第IX巻、第398−400頁、第424−42
5頁及び第605−622頁;Baxter等、J.Che
m.Soc.1955第669頁及び第670頁; Asi
nger,Chem.Ber.75B,40(1942)参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この方法において、ア
ミン成分は、副生成物の生成(スルフィミド及びスルホ
ン酸アンモニウム塩の生成)を抑圧するために、常に大
過剰で使用される。
【0006】アミンの大過剰の場合しかこれら方法にお
いて十分な収率を得ることができない。しかしアミン大
過剰の使用は、大なる経済的及び生態学的短所を伴い、
過剰のアミンは、その中和後除去されねばならないか又
はアミンの塩酸塩は抽出又は濾過により単離そして廃棄
物を処理されねばならない。
【0007】抽出及び濾過は、付加的に水性媒体におけ
る生成物の高溶解性及び生成物Iにおける補助塩基のア
ミン塩酸塩の高溶解性(補助塩基の塩酸塩100gが、
生成物I 1000g中に溶解する)により困難にされ
る。
【0008】このことは付加的な工業的経費を意味す
る。著しい癈気又は廃水問題が、処理されねばならな
い。過剰アミン1モル当たり、廃水において塩1モルを
与える、付加的1モルの酸を必要とする(Houben-Weyl,
第IX巻,第606頁)。
【0009】反応中の冷却は又必要である。そうしなけ
れば収率が著しく低下するからである(Pantlitschko,
Monatshefte 89(1958)第285−287頁;Fi
eld,Grunwald,J. Am .Chem.Soc .75(1953)
第936頁参照)。
【0010】アミンとニトロアルカンの存在下でのスル
ホニルクロリドとの反応は、又公知である(ドイツ特許
出願公告第1,929,295号公報)。該反応は、少
過剰のアミン成分を使用して実施される。
【0011】しかしニトロアルカンの高毒性のために、
該方法を工業的規模で実施することは非常に問題であ
る。経済的理由で、工業的方法におけるニトロアルカン
の使用は、この溶剤の高い製造コスト及び複雑な後処理
のため非常に好ましくない(ドイツ特許出願公告第19
29295号公報=米国特許出願公開第3,574、7
40号明細書)。
【0012】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、本発明
により、約等モル量のアミンしか使用されないけれど
も、一般式(I)のスルホンアミドは定量的収率及び9
9%以上の純度で得られる。
【0013】本発明による方法は、高選択率及び高反応
率により特色づけられる。モル比II:III は、工業的理
由のため10%までの変化を以って約1:1である。
【0014】成分II及びIII を反応させるための反応温
度は、0乃至100℃、好ましくは10°乃至70℃で
ある。本発明による方法において使用される補助塩基
は、副生成物として生成する塩化水素を中和させるため
に役立つ。使用することができる補助塩基は、例えば有
機アミン、例えばトリエチルアミンである。アミン成分
III は、好ましくは補助塩基として使用される。
【0015】使用することができるハロゲン化芳香族炭
化水素は、例えばクロルベンゼン又はジクロルベンゼン
である。本発明により使用されるべき溶剤において、一
般式Iの生成物は、予想外に悪い溶解度を有し、それゆ
えこれらは反応混合物中に懸濁した油として得られる。
クロルベンゼン1000ml中でCH3 SO2 NHCH
3 15−20gしか室温において溶解しない。
【0016】反応中生成した、補助塩基の塩酸塩は、分
散液として得られるので、不均質3−相混合物が生成す
る。該塩酸塩は、大なる工業的経費を以ってしかこの混
合物から単離することができない。
【0017】しかし、本発明者は、補助塩基を回収する
ことができる別の後処理法を見出した。このためには、
塩酸塩をアルカリ金属水酸化物又はアルコレート、例え
ばアルカリ金属アルコレート、特に相応するアルコール
性溶液中で中和しそして遊離したアミンを直接反応混合
物から留出するのである。
【0018】後処理は、不均質3−相混合物に約等モル
量のアルカリ金属水酸化物溶液又はアルコレートを0乃
至100℃の温度において配量しそして温度を溶剤の還
流温度に高めて補助塩基を塩酸塩から遊離し、これを留
出することによって実施される。
【0019】反応混合物からの蒸留による補助塩基の完
全な除去後、水を還流温度における留出による循環から
除去するか又はアルコールを留出する。驚くべきこと
に、それ自体加水分解に対し過敏な一般式Iのスルホン
アミド(Houben-Weyl ,第IX巻、第398頁、下から3
番目のパラグラフ参照)は、高い反応温度が適用される
けれども、加水分解されない。
【0020】スルホンアミドIは補助塩基の塩酸塩より
強い酸である(N−メチルメタンスルホンアミド:pK
a =9.3/メチルアミンヒドロクロリド:pKa =1
0.6)から、塩酸塩の代わりに、スルホンアミドI
は、アルカリ金属水酸化物溶液又はアルカリ金属アルコ
レートとスルホンアミド塩の生成下優先的に反応するこ
とは予期できた。
【0021】しかし、強いpKa 差にもかかわらず、塩
酸塩のみが、添加したアルカリ金属水酸化物溶液又はア
ルコレートと反応して、およそ等モル量の水酸化物又は
アルコレートのみが必要である。補助塩基及びスルホン
アミドIは、実質的に定量的収率及び純度>99%で得
られる。
【0022】別の工業的反応に関して、なおアルカリ金
属塩化物を含有する、クロルベンゼン中一般式(I)の
化合物の粗懸濁液を予精製なしに別の反応(例えば除草
剤を製造するためのクロルスルホニルイソシアネートと
の反応)に直接使用することができるか又はアルカリ金
属塩化物から、好ましくは加熱下留出することができ
る。
【0023】後処理後、補助塩基をふたたび反応に使用
することができ、すなわち再循環させることができる。
溶剤は、又実質的に定量的に再循環できる。
【0024】本発明による方法は、好都合には、一般式
(III)のアミンを一般式(II)の化合物の溶液中に配量
することにより実施される。しかし、同様にアミン成分
を、又まず、この溶液中に配量した溶剤及びスルホニル
クロリドと共に導入することができる。成分I及びIIの
溶剤への同時的添加も可能である。
【0025】たとえ絶対には必要でなくても、反応への
酸素の妨害効果を避けるために、本方法を不活性ガスふ
ん囲気、例えば窒素下実施することが好都合である。本
発明による方法は、連続的に又は回分式で実施すること
ができる。
【0026】
【実施例】本発明による方法を次の例により説明する。 例 1 N−メチルメタンスルホンアミド 10リットル容4首フラスコにおいて、全部で251g
のメチルアミンをガスとしてクロルベンゼン4000m
l及びメタンスルホニルクロリド458gの溶液に20
〜25℃において3〜4時間にわたって添加する。
【0027】反応が完結した後、その後混合物を3時間
攪拌する。50%水酸化ナトリウム溶液321gを25
℃において滴加しそして混合物を100℃に2時間加熱
する。
【0028】この時間中、全部で125gのメチルアミ
ンを留出しそしてコールドラップに採集する。次に水を
還流温度で分離器において循環から除去する。溶剤を真
空中で留出する。
【0029】塩化ナトリウムから分離した後、理論値の
収率99%に相当する、99.0%の純度を有する粗生
成物438gが得られる:nD 22:1.4509。 例 2 N−メチルエタンスルホンアミド 2リットル容4首フラスコにおいて、125gのメチル
アミンをまずクロルベンゼン2000ml及びエタンス
ルホニルクロリド257g中に20〜25℃において滴
加する。
【0030】反応が完結した後、その後混合物を2時間
攪拌する。25%水酸化ナトリウム溶液321gを25
℃において滴加しそして反応混合物の還流温度において
2時間加熱する。
【0031】この時間中、全部で62gのメチルアミン
を留出しそしてコールドラップに採集する。次に水を還
流温度で分離器において循環から除去する。溶剤を真空
中で留出する。塩化ナトリウムから分離した後、99.
6%の純度を有する粗生成物438gがえられる。薄層
蒸留後、98.48%の収率に相当する、純度99.8
%の蒸留生成物242gが得られる;nD 25:1.45
30。
【0032】例 3 N−エチルメタンスルホンアミド メタンスルホニルクロリド458g及びエチルアミン3
60gを同時に窒素保護ガスふん囲気下20〜30℃に
おいて4時間にわたってクロルベンゼン400mlの溶
液中に配量する。反応が完結した後、その後混合物を3
時間攪拌しそして25%水酸化ナトリウム溶液642g
を25℃で処理する。エチルアミンを2時間の間で反応
混合物の還流温度において遊離しそして留出する。エチ
ルアミン(178g)の留出後、水を反応混合物の還流
温度において循環から除去する。
【0033】留出後、塩化ナトリウムから分離した後、
99.7%の純度を有する生成物493gを含有する、
N−エチルメタンスルホンアミドのクロルベンゼン溶液
4493mlが得られる。
【0034】例 4 N−メチルメタンスルホンアミド 10リットル容4首フラスコにおいて、250gのメチ
ルアミンをガスとしてクロルベンゼン2000mlに添
加する。
【0035】メタンスルホニルクロリド458gをこの
溶液に40℃において4時間の間で不活性ガスふん囲気
下、配量する。反応が完結した後、その後混合物を2時
間攪拌しそして25%水酸化ナトリウム溶液642gで
処理しそして125gのメチルアミンを2時間還流条件
下留出する。
【0036】次に水を還流温度で分離器において循環か
ら除去する。溶剤を真空中で留出する。塩化ナトリウム
から分離した後、99.2%の純度を有する粗生成物4
36gが得られる:nD 22:1.4510。
【0037】例 5 N−メチルメタンスルホンアミド 10リットル容4首フラスコにおいて、458gのメタ
ンスルホニルクロリドを不活性ガスふん囲気下クロルベ
ンゼン2000mlに滴加する。260gのメチルアミ
ンをガスとしてこの溶液に10〜40℃において2時間
の間に添加する。その後2時間攪拌した後、混合物を2
5%水酸化ナトリウム溶液660gで処理しそしてメチ
ルアミン135gを、反応混合物を加熱還流しながら留
出する。
【0038】次に水を還流温度において2時間の間に循
環から除去する。クロルベンゼンの留出及び塩化ナトリ
ウムからの分離の後、99.5%の純度を有する粗生成
物437gが得られる;収率:99.5%;nD 22
1.4512。
【0039】一般式(I)の次の化合物を、例えば例1
〜5において記載した方法に類似して製造することがで
きる: 例 R1 2 6 CH3 3 7 7 C2 5 2 5 8 C3 7 CH3 9 CH3 H 10 C2 5 H 11 Cl−CH2 H 12 Cl−CH2 −CH2 3 7 13 CH3 O−CH2 2 5 14 Cl−CH2 CH3 15 C2 5 3 7 比較例 A Houben−Weyl、第IX巻、第606頁によるN
−メチルメタンスルホンアミドの製造 エーテル3000ml中メチルアミン250gの冷却溶
液をメタンスルホニルクロリド458gに0℃において
3時間の間で添加する。その後0℃において10分間攪
拌した後、濃塩酸を水の同じ容量で添加しそして次に溶
剤を留出する。残留する油状残留物を酢酸エチル中に採
取し、水性濾液を酢酸エチルとの振とうにより2回抽出
しそして一緒にした有機相を蒸留する。
【0040】97.8%の純度を有する蒸留生成物34
4gが得られる。 収率:76.9%。 比較例 B Baxter等、J.Chem.Soc .1955,第670頁によ
るN−メチルメタンスルホアミドの製造 乾燥エーテル3000ml中メタンスルホニルクロリド
458gの溶液を0℃においてエーテル2000ml中
メチルアミン375gの溶液に徐々に添加する。その後
反応混合物を室温において1時間攪拌しそして得られる
メチルアミンヒドロクロリドを濾出する。
【0041】濾過残留物をエーテル及びクロロホルムで
洗浄する。メチルアミンヒドロクロリド(85%)22
9.5gが得られる。蒸留後、97.9%の純度を有す
る生成物384gが得られる;収率:86%。
【0042】比較例Aは、公知方法において等モル量の
アミンを使用する場合不十分な生成物収率しか得られな
いことを示す。その結果は、工業的基準に達しない。多
量のアミンを使用する場合(比較例B参照)でも、公知
方法は、所望の生成物を収率約85%でしか与えない。
【0043】比較例 C 補助塩基を留出しない水の存在下でのN−メチルメタン
スルホンアミドの製造10リットル容4首フラスコにお
いてメチルアミン251gをガスとしてクロルベンゼン
3000g及び水1500gの混合物中に通す。メタン
スルホニルクロリド458gを20乃至25℃において
3乃至4時間の間で滴加して、pHを水酸化ナトリウム
溶液の添加により7乃至9に保つ。添加を完結した後、
その後混合物を3時間攪拌しそして有機相を分離する。
クロルベンゼンを留出後、理論値の25.8%の収率に
相当する、N−メチルメタンスルホンアミドの95.8
%の含有率を有する粗生成物62gが残留する。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、公知のN−アルキ
ルスルホンアミドの製法の場合、副生成物の生成(スル
フィミド及びスルホン酸アンモニウム塩の生成)を抑圧
するために、アミン成分は常に大過剰で使用され、アミ
ンの大過剰の場合しか十分な収率を得ることができな
い。しかしアミン大過剰の使用は、大なる経済的及び生
態学的短所を伴い、過剰のアミンは、その中和後除去さ
れねばならないか又はアミンの塩酸塩は抽出又は濾過に
より単離そして廃棄物を処理されねばならないという短
所を有する。これに対し、本発明による該製法の場合、
約等モル量のアミンしか使用されないけれども、N−ア
ルキルスルホンアミドが、定量的収率及び99%以上の
純度で得られ、前記の短所を有しないという長所を有す
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) R1 −SO2 NH−R2 (I) (式中R1 は(C1 −C6)アルキル、(C2 −C6)アル
    ケニル又は(C2 −C6)アルキニル──そのそれぞれは
    場合によりハロゲンにより置換されている──、(C1
    −C4)アルコキシ又は(C1 −C4 −アルコキシ)カル
    ボニルでありそしてR2 は水素又は(C1 −C4 )アル
    キルである)で示される化合物を製造する方法におい
    て、一般式(II) R1 SO2 Cl (II) (式中R1 は上記の意味を有する)で示される化合物
    を、約等モル量の補助塩基の存在下一般式(III) R2 −NH2 (III) (式中R2 は上記の意味を有する)で示される、約等モ
    ル量の化合物とハロゲン化芳香族溶剤中で反応させ、次
    に反応混合物を水性アルカリ金属水酸化物又はアルコレ
    ートと反応させて補助塩基の塩酸塩を中和しそして補助
    塩基を蒸留により除去することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 使用される補助塩基が、一般式(III)の
    化合物である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 使用される溶剤が、クロルベンゼン又は
    ジクロルベンゼン又はその混合物である請求項1又は2
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 成分II及びIII を反応させるための反応
    温度が0°乃至100℃である請求項1乃至3のいずれ
    か一つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 成分II及びIII を反応させるための反応
    温度が10°乃至70℃である請求項1乃至4のいずれ
    か一つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 反応混合物を溶剤の還流温度に加熱して
    補助塩基の塩酸塩を中和させる請求項1乃至5のいずれ
    か一つに記載の方法。
JP4063952A 1991-03-21 1992-03-19 N−アルキルスルホンアミドの製法 Withdrawn JPH0687820A (ja)

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