JPH0686259A - ブロック変換符号化データの伝送装置 - Google Patents

ブロック変換符号化データの伝送装置

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JPH0686259A
JPH0686259A JP25594492A JP25594492A JPH0686259A JP H0686259 A JPH0686259 A JP H0686259A JP 25594492 A JP25594492 A JP 25594492A JP 25594492 A JP25594492 A JP 25594492A JP H0686259 A JPH0686259 A JP H0686259A
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Masashi Uchida
真史 内田
Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
Hideo Nakaya
秀雄 中屋
Atsuo Yada
敦雄 矢田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ADRC、DCT等の可変長ブロック符号化に
よって発生した符号化データを伝送する時に、可変長デ
ータの中の一部を同期ブロックの固定領域にシャフリン
グして格納し、エラーに対する保護を強化する。 【構成】ADRCブロック(8×8)からは、ダイナミ
ックレンジDR、最小値MIN、可変長量子化データが
発生する。量子化データ中のMSB、第2のMSBが同
期ブロック内の固定領域に格納される。この場合、AD
RCブロックの画素が五の目格子状で、AおよびBの二
つに分割され、Aの画素の固定領域データがそのADR
CブロックのDR、MINと同一の同期ブロックに格納
され、Bの画素の固定領域データが他の同期ブロックに
格納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル画像信号
を小ブロックに分割し、ブロック毎に処理することによ
ってデータ量を圧縮するブロック変換符号の符号化デー
タを例えばディジタルVTRによって記録/再生するの
に適用される伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルビデオ信号を磁気テープ等の
記録媒体に記録する時には、その情報量が多いので、記
録/再生できる程度の伝送レイトを達成するために、高
能率符号化によって、ディジタルビデオ信号を圧縮する
のが普通である。高能率符号化としては、ディジタルビ
デオ信号を多数の小ブロックに分割し、ブロック毎に符
号化処理を行うADRC、DCT(Discrete Cosine Tr
ansform)等が知られている。
【0003】ADRCは、例えば特開昭61−1449
89号公報に記載されているような、2次元ブロック内
に含まれる複数画素の最大値及び最小値により規定され
るダイナミックレンジを求め、このダイナミックレンジ
に適応した符号化を行う高能率符号化である。DCT
は、ブロックの画素をコサイン変換し、変換で得られた
係数データを再量子化し、さらに、可変長符号化するも
のである。さらに、ブロック毎の平均値と、ブロック内
の画素の平均値に対する差をベクトル量子化する符号化
方法も提案されている。
【0004】ブロック変換符号化で得られる符号化出力
は、固定長のデータ(ADRCにおけるダイナミックレ
ンジDRおよび最小値MIN、DCTにおける直流分)
と、可変長のデータ(ADRCにおける量子化データ、
DCTにおける交流分)とからなる符号化出力が発生す
る。この符号化データが通常、同期ブロックの構成でも
って、伝送される。
【0005】固定長のデータは、可変長データより重要
度が高く、伝送する時に、エラーに対する保護が強力と
されている。例えば重要語を複数回、記録したり、AD
RCの重要語の複数のものの加算値を記録したりなされ
る。また、可変長データの場合には、エラーが発生する
と、コードの区切りが不明となる伝搬エラーが発生す
る。この可変長データの中でも、重要度が同じではな
く、ADRCの場合であれば、量子化データの上位のビ
ットほど重要度が高く、DCTの場合であれば、交流分
の中でも、より低次のものの重要度が高い。
【0006】従って、同期ブロック内に可変長データを
格納する時に、可変長データの中でも、重要度が高い成
分あるいはビットをそのブロックの重要語と同一の同期
ブロック内の固定の領域に格納することが提案されてい
る。その結果、シンクブロックを再生できれば、重要語
と可変長データの一部とからそのブロックの復元をある
程度可能としている。固定領域へのデータの格納時に、
エラーデータを周囲の正しいデータで補間することを容
易とするために、固定領域内のシャフリングを行うこと
が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、可変長デ
ータの一部を同期ブロック内の固定領域に格納し、ま
た、シャフリングを行っていても、エラーレートが非常
に悪い状態や、トラックの全体がヘッドクロッグで再生
できなくなる状態では、同期ブロック全体が再生できな
くなることが多い。その結果、復元画像の画質か劣化す
る問題があった。
【0008】従って、この発明の目的は、可変長データ
の中で、重要度が高い一部のデータを同期ブロック内の
固定領域に格納する時に、より良好に再生可能としたブ
ロック変換符号化データの伝送装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、空間
的に近接する複数の画素からなるブロック毎に、伝送情
報量を圧縮するブロック符号化がなされ、ブロック符号
化によって固定長の第1のデータと可変長の第2のデー
タとを含む符号化データがブロック符号化によって生成
され、符号化データにエラー訂正符号のパリティが付加
され、同期ブロックのデータ構成でもって伝送データと
されるブロック変換符号化データの伝送装置において、
第2のデータの一部であって、同一のブロックから発生
したものを二つに分割し、その一方を同一のブロックか
ら発生し第1のデータとともに、同期ブロック中の固定
領域に格納し、その他方を他の同期ブロックの固定領域
に格納するようにしたことを特徴とするブロック変換符
号化データの伝送装置である。
【0010】請求項2の発明は、第2のデータの一部で
あって、同一のブロックから発生したものを二つに分割
し、その一方を同一のブロックから発生し第1のデータ
とともに、同期ブロック中の固定領域に格納し、その他
方を他の同期ブロックの固定領域に格納し、第2のデー
タの一部の他方が集められた集合内で、シャフリングが
されることを特徴とするブロック変換符号化データの伝
送装置である。請求項3記載の発明は、第2のデータの
一部であって、同一のブロックから発生したものを二つ
に分割し、その一方を同一のブロックから発生し第1の
データとともに、同期ブロック中の固定領域に格納し、
その他方を他の同期ブロックの固定領域に格納し、第2
のデータの一部が分割されて格納される二つの同期ブロ
ックが別々のトラックに記録されることを特徴とするブ
ロック変換符号化データの記録装置である。
【0011】
【作用】同期ブロックの全体がエラーとなる場合に、そ
の同期ブロックに含まれるADRCブロックの符号化デ
ータの可変長データの一部の半分が他の同期ブロックに
含まれる。従って、他の同期ブロックを再生できれば、
そのADRCブロックの画像を復元することができる。
DCTの場合も同様に、交流分の低次の係数データを再
生できるので、復元画像の質を向上できる。
【0012】
【実施例】以下、この発明によるの一実施例について説
明する。図1は、この一実施例、すなわち、ディジタル
VTRの信号処理の概略的構成を示す。1で示す入力端
子からビデオ信号が供給され、A/D変換器2によっ
て、1サンプルが例えば8ビットにディジタル化され
る。このA/D変換器2の出力データがブロック化回路
3に供給される。この実施例では、ブロック化回路3で
は、1フレームの有効領域が(4×4)画素、(8×
8)画素等の大きさのブロックに分割される。
【0013】ブロック化回路3からのブロックの順序に
走査変換されたディジタルビデオ信号がシャフリング回
路4に供給される。シャフリング回路4では、例えばブ
ロックの単位で、シャフリングがなされる。シャフリン
グは、ブロックの空間的な位置をシャッフルするもので
ある。シャフリング回路4の出力がブロック符号化回路
5に供給される。ブロック符号化回路5は、ブロック毎
に画素データを圧縮符号化する。シャフリング回路4が
ブロック符号化回路5の後に設けられることもある。
【0014】この一実施例では、ブロック符号化とし
て、可変長ADRCを用いている。ブロック符号化回路
5では、各ブロックのダイナミックレンジDRと最小値
MINとが検出され、最小値が除去されたビデオデータ
が量子化ステップで再量子化される。この場合の量子化
ビット数は、ダイナミックレンジDRに適応したものと
される。すなわち、ダイナミックレンジDRの大きいブ
ロックでは、大きい量子化ビット数を割当て、これが小
さいブロックでは、小さい量子化ビット数が割り当てら
れる。例えば0、1、2、3、4ビットの可変長符号化
がなされる。
【0015】例えば割当てられた量子化ビット数が4ビ
ットの場合では、ダイナミックレンジDRを1/16とする
ことによって、量子化ステップΔが得られる。この量子
化ステップΔで、最小値が除去されたビデオデータが除
算され、商を切り捨てにより整数化した値が量子化デー
タとされる。ダイナミックレンジDR、最小値MINお
よび量子化データがブロック符号化回路5の出力データ
である。各ブロックに重要語として、ダイナミックレン
ジDRおよび最小値MINが発生する。後述のように、
重要語に関しては、nブロックの重要語を集めて、加算
等の処理を行ない、エラーに対する保護を強力としてい
る。
【0016】ブロック符号化回路5の出力データがフレ
ーミング回路6に供給される。フレーミング回路6は、
エラー訂正符号のパリティを発生するとともに、同期ブ
ロックが連続する構造の記録データを発生する。エラー
訂正符号としては、例えばデータのマトリクス状配列の
水平方向および垂直方向のそれぞれに対してエラー訂正
符号化を行う積符号を採用することができる。符号化デ
ータおよびパリティに対して、シンク(SYNC)ブロ
ック同期信号およびID信号が付加される。同期ブロッ
クが連続する記録データがチャンネル符号化回路7に供
給され、直流分を低減させるためのチャンネル符号化の
処理を受ける。
【0017】チャンネル符号化回路7の出力データがビ
ットストリームに変換され、さらに記録アンプ8を介し
て回転ヘッドHに供給され、記録データが磁気テープT
上に斜めのトラックとして記録される。通常、2以上の
回転ヘッドが使用されるが、簡単のために、一つのヘッ
ドのみが図示されている。
【0018】磁気テープTから回転ヘッドHにより取り
出された再生データは、再生アンプ11を介してチャン
ネル復号回路12に供給され、チャンネル符号化の復号
がなされる。チャンネル復号回路12の出力データがフ
レーム分解回路13に供給され、記録データからの各種
のデータの分離とエラー訂正がなされる。フレーム分解
回路13から発生する出力データには、再生データの他
にエラー訂正した後のエラーの有無を示すエラーフラグ
が含まれる。図1では、エラーフラグの伝送路が破線に
より示されている。
【0019】フレーム分解回路13の出力データが重要
語訂正回路14に供給される。重要語訂正回路14は、
エラーフラグによって、エラーであることが示される重
要語を訂正するものである。重要語訂正回路14の出力
データがブロック復号回路15に供給される。この復号
回路15は、エラーでない重要語を使用してADRC復
号を行い、また、重要語がエラーのブロックに関して
は、重要語訂正回路14において、訂正された重要語を
使用してADRCの復号を行う。重要語訂正回路14
は、エラーを訂正できない場合に、重要語を推定する機
能を有しているのが好ましい。
【0020】ブロック復号回路15では、例えばADR
C復号の場合、割り当てられた量子化コードのビット数
を4ビットとする時に、各画素の復号値Liを発生す
る。この復号値Liは次式で表される。 Li=〔(DR/24 )×xi+MIN+0.5〕 =〔Δ×xi+MIN+0.5〕
【0021】但し、xiはコード信号の値、Δは量子化
ステップ、〔 〕はガウス記号である。上式の〔 〕内
の演算を例えばROMで実現し、最小値MINの加算を
行う構成をブロック復号回路15が有している。
【0022】ブロック復号回路15の復号データ、すな
わち、各画素と対応する復元データがディシャフリング
回路16に供給される。この回路16は、記録側のシャ
フリング回路4と相補的なもので、ブロックの空間的な
位置を元の位置に戻す処理を行う。ディシャフリング回
路16の出力データがブロック分解回路17に供給され
る。ブロック分解回路17によって、データの順序がブ
ロックの順序からラスター走査の順序へ戻される。ブロ
ック分解回路17の出力データがエラー修整回路18に
供給される。エラー修整回路18は、画素単位でエラー
であるデータを周辺の画素データで補間する。
【0023】補間処理としては、空間的な補間回路と時
間方向の補間回路とが順次接続されたものを使用でき
る。空間的補間回路は、エラーフラグを参照し、補間し
ようとする注目画素がエラーのときに、周辺画素でこの
エラー画素を補間する。具体的には、周囲8点(上下、
左右の4点と斜めの4点)の画素のエラーフラグを見
て、最初に水平方向の補間、次に垂直方向の補間、さら
に次に斜め方向の補間、最後に隣の画素で単に置き換え
る補間の優先順序で補間を行なう。補間がなされると、
エラーフラグがリセットされる。この空間的補間回路で
補間できなかった画素データがこの時間方向補間回路で
補間される。時間方向補間回路は、エラーの画素と空間
的に同一位置の以前のフレームの画素データによって、
このエラーの画素を置き換えるものである。エラー修整
回路18の出力データがD/A変換器19に供給され、
出力端子20には、各画素と対応し、ラスター走査の順
序の復元データが得られる。
【0024】上述のディジタルVTRにおける重要語の
処理について、以下に説明する。第1の処理方法は、n
個のブロックに関する重要語DRi、MINi(i=1
〜n)の加算値DR−SUMi、MIN−SUMiを形
成し、この加算値を記録するものである。すなわち、 DR−SUMj=ΣDRi ・・・(1) MIN−SUMj=ΣMINi・・・(2) ここで、Σは、i=1からi=nのものを加算すること
を意味する。をそれぞれ生成し、n個の重要語に加え
て、記録する。
【0025】記録/再生の過程で発生するエラーによっ
て、k番目のブロックのDRkがエラーとなり、他の重
要語が正しい場合には、加算値DR−SUMjからk番
目のDRkを除くn−1個のダイナミックレンジDRの
加算値を減算することで正しいDRkを求めることがで
きる。すなわち、 DRk=DR−SUMj−ΣDRi・・・(3) ここで、Σは、i=1からi=nで、i=kを除いたD
Riの加算を意味する。このように、重要語の加算値が
正しく、1個の重要語(DRk、MINk)がエラーの
場合には、そのエラーを訂正することができる。
【0026】図2は、フレーミング回路6における同期
ブロックの構成の一例を示す。同期ブロックの先頭に同
期信号が位置し、その後に可変長符号化の場合の量子化
ビット数規定するしきい値等の制御用データ等の識別あ
るいは制御用のID信号が挿入される。同期ブロックの
データ領域には、重要語の加算値SUM、ダイナミック
レンジDR、最小値MIN、各画素と対応する可変長の
量子化データが配置される。
【0027】このような構成の同期ブロックが複数並べ
られることによって2次元配列が形成される。図2にお
いて、破線は、一つの同期ブロックを示している。この
2次元配列の横(行)方向と縦(列)方向のそれぞれに
対して、エラー訂正符号化がなされる。横方向のデータ
から形成された冗長データが内符号パリティであり、縦
方向のデータから形成された冗長データがを外符号パリ
ティである。このエラー訂正符号化は、いわゆる積符号
である。
【0028】一つの同期ブロック内のデータ構成の一例
を図3に示す。ここでは、簡単のために1同期ブロック
内に平均的に一つのADRCブロックの符号化データが
格納されているものとする。各画素に関して発生した可
変長の量子化データが配される領域は、その最初の区間
にADRCブロックの量子化データのMSB(最上位ビ
ット)が配置され、その後に、第2のMSB(最上位ビ
ットの次の上位ビット)が配置される。これらの区間
は、同期ブロック内の位置と、その長さが一定である意
味で、固定領域である。
【0029】ADRCブロックが(8×8)の大きさ
で、0、1、2、3または4ビット長(可変長)で符号
化データを発生する場合には、MSBの領域と第2のM
SBの領域とがそれぞれ64ビット長の固定領域とな
る。同期ブロックのデータ領域の残りの区間に、第3の
ビット等の他のビットプレーンのデータが配される。こ
の他のビットプレーンは、可変長符号化のために、その
前の固定領域に配されるMSB、第2MSBと異なるA
DRCブロックのデータであることが多い。
【0030】図3の同期ブロックの構成は、可変長符号
化であっても、一つの同期ブロックを再生できれば、そ
の同期ブロック内のADRCブロックを4値の画像とし
て復元できる。従って、変速再生時に連続的に同期ブロ
ックを得ることができない時にも、ある程度の内容が分
かる画像を再現できる。符号化データのどの位のビット
プレーンまでを固定のデータ領域に格納できるかは、圧
縮のレートによっている。この例は、ADRCである
が、DCTの場合でも、低い次数の交流成分を同期ブロ
ック内に配する時にも、これらが固定のデータ領域に配
される。固定領域に配されるデータを固定領域データと
称する。
【0031】この発明は、可変長符号化されたデータの
固定領域データがエラーとなり、エラーが伝搬すること
を抑えようとするものである。例えばバイト単位のエラ
ーの検出/訂正を行っているものとすると、図3におけ
るMSBの1バイトがエラーとなると、そのADRCブ
ロックの8画素にエラーが伝搬する。これを防止するた
めに、元のADRCブロックの画素位置を考慮したシャ
フリングがなされることが提案されている。その一つと
して、図4に示すものがある。
【0032】図4は、例えばMSBが配置される固定領
域が8バイトであり、一つのADRCブロック(8×
8)で発生した64ビットのMSBを第1から第8のど
のバイトに配するかを示している。すなわち、図4中の
数字は、その位置の画素と対応する量子化データのMS
Bが配置されるバイト番号を意味している。この図4の
シャフリングは、五の目格子状の配列であって、ある画
素のMSBがエラーである時には、その周辺の正しい画
素データでエラー画素を補間しようとするものである。
しかしながら、このシャフリングは、バーストエラー
や、エラーレートが非常に悪く、その結果、同期ブロッ
クの符号化データの殆ど全てがエラーとなる時には、そ
のADRCブロックを復号できないばかりか、エラーの
修整もできない問題が発生する。
【0033】そこで、この発明は、このような問題を解
決するために、固定領域データのシャフリングを改良す
るものである。図5は、この発明が適用されたシャフリ
ングの一例を示す。図4と同様に、一つのADRCブロ
ック(8×8)の各画素を互いに五の目格子を構成する
ように、AとBの二つに分ける。すなわち、Aがエラー
の時には、その周囲のBの画素でAのエラーを補間で
き、その逆に、エラーのBの画素を周囲のAの画素で修
整できる。量子化データの固定領域に格納されるもの
(例えばADRCのMSB)の一方(例えばA)をその
ブロックの重要語(DR、MIN)を格納する同期ブロ
ックの固定領域に配し、その他方(B)を別の同期ブロ
ックの固定領域に配する。望ましくは、これらの同期ブ
ロックは、別のトラックとされる。さらに、他方の固定
領域データをある単位で集め、その中でシャフリングす
ることも有効である。
【0034】図5のシャフリングによって、1トラック
の全体を再生できないようなバーストエラーが発生して
も、一つのADRCブロックの半分の画素の固定領域デ
ータを得ることができる。そのADRCブロックの重要
語と再生された半分の固定領域データとによって、その
ブロックを復号する。そのブロックの他のビットプレー
ンも再生されていれば、そのブロックを完全に復号でき
る。しかしながら、他のビットプレーンがたとえエラー
であっても、固定領域データを用いてそのブロックが復
号される。例えば固定領域データとして、MSBのみが
再生されている2ビット割当のADRCブロックの場合
では、0.5ビットを付加して復号することで、レベル
分解能を生じさせることができる。
【0035】可変速再生の時には、最悪でも、ADRC
ブロックの半分の画素に関して、固定領域データを得る
ことができ、空間的解像度が多少落ちるが、再生画像を
得ることができる。さらに、2以外の4本等の複数のト
ラックに、符号化データを記録する場合にも、この発明
は、適用できる。
【0036】なお、以上の説明は、ADRCの例を主と
して述べているが、DCTに対しても、この発明を適用
できる。ADRCにおけるダイナミンクレンジ情報(重
要語)がDCTにおける直流分に相当し、固定領域デー
タとしてのMSBがDCTにおける低い次数の交流係数
に相当する。
【0037】
【発明の効果】以上のように、ADRC量子化データの
固定領域データの配置がもとのADRCブロックの画素
位置で五の目格子状になるように、二つに分離するとと
もに、一方をそのADRCブロックの重要語を格納する
同期ブロックの固定領域に格納し、その他方を別の同期
ブロックに格納することによって、1トラックが殆ど再
生できないようなバーストエラーが発生しても、ADR
Cブロックの半分の画素の固定領域データが再生され
る。従って、再生された重要語と半分の画素の固定領域
データとによって、ADRC復号を行うことができる。
【0038】なお、ADRCブロックを最初から五の目
格子で分離し、その後、ブロック符号化する方法も考え
られるが、その方法と比して、この発明は、空間的な相
関がより強い画素からなるブロックで符号化を行うの
で、圧縮の効率が良い利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用できるディジタルVTRの記録
/再生回路の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例におけるフレーミングの一
例の略線図である。
【図3】この発明の一実施例における同期ブロックのデ
ータ構成を示す略線図である。
【図4】固定領域データのシャフリングの一例を示す略
線図である。
【図5】この発明による固定略線図データのシャフリン
グの例を示す略線図である。
【符号の説明】
5 ブロック符号化回路 6 フレーミング回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢田 敦雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間的に近接する複数の画素からなるブ
    ロック毎に、伝送情報量を圧縮するブロック符号化がな
    され、上記ブロック符号化によって固定長の第1のデー
    タと可変長の第2のデータとを含む符号化データが上記
    ブロック符号化によって生成され、上記符号化データに
    エラー訂正符号のパリティが付加され、同期ブロックの
    データ構成でもって伝送データとされるブロック変換符
    号化データの伝送装置において、 上記第2のデータの一部であって、同一の上記ブロック
    から発生したものを二つに分割し、その一方を上記同一
    の上記ブロックから発生し上記第1のデータとともに、
    上記同期ブロック中の固定領域に格納し、その他方を他
    の同期ブロックの固定領域に格納するようにしたことを
    特徴とするブロック変換符号化データの伝送装置。
  2. 【請求項2】 空間的に近接する複数の画素からなるブ
    ロック毎に、伝送情報量を圧縮するブロック符号化がな
    され、上記ブロック符号化によって固定長の第1のデー
    タと可変長の第2のデータとを含む符号化データが上記
    ブロック符号化によって生成され、上記符号化データに
    エラー訂正符号のパリティが付加され、同期ブロックの
    データ構成でもって伝送データとされるブロック変換符
    号化データの伝送装置において、 上記第2のデータの一部であって、同一の上記ブロック
    から発生したものを二つに分割し、その一方を上記同一
    の上記ブロックから発生し上記第1のデータとともに、
    上記同期ブロック中の固定領域に格納し、その他方を他
    の同期ブロックの固定領域に格納し、上記第2のデータ
    の一部の他方が集められた集合内で、シャフリングがさ
    れることを特徴とするブロック変換符号化データの伝送
    装置。
  3. 【請求項3】 空間的に近接する複数の画素からなるブ
    ロック毎に、伝送情報量を圧縮するブロック符号化がな
    され、上記ブロック符号化によって固定長の第1のデー
    タと可変長の第2のデータとを含む符号化データが上記
    ブロック符号化によって生成され、上記符号化データに
    エラー訂正符号のパリティが付加され、同期ブロックの
    データ構成でもって記録データとされるブロック変換符
    号化データの記録装置において、 上記第2のデータの一部であって、同一の上記ブロック
    から発生したものを二つに分割し、その一方を上記同一
    の上記ブロックから発生し上記第1のデータとともに、
    上記同期ブロック中の固定領域に格納し、その他方を他
    の同期ブロックの固定領域に格納し、上記第2のデータ
    の一部が分割されて格納される二つの同期ブロックが別
    々のトラックに記録されることを特徴とするブロック変
    換符号化データの記録装置。
JP25594492A 1992-08-31 1992-08-31 ブロック変換符号化データの伝送装置 Expired - Lifetime JP3291785B2 (ja)

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JP25594492A JP3291785B2 (ja) 1992-08-31 1992-08-31 ブロック変換符号化データの伝送装置

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JP2001521346A (ja) * 1997-10-23 2001-11-06 ソニー エレクトロニクス インク データの欠落が生じやすい伝送環境における強力なエラー回復を提供する画像−ブロックマッピング装置及び方法
JP2003526954A (ja) * 1997-10-23 2003-09-09 ソニー エレクトロニクス インク データ欠落が生じやすい伝送環境において強力なエラー回復を提供する装置及び方法
US7393608B2 (en) 2004-05-19 2008-07-01 Samsung Sdi Co., Ltd. Rechargeable battery and battery module using the same

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