JPH0686083B2 - 射出成形機 - Google Patents
射出成形機Info
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- JPH0686083B2 JPH0686083B2 JP32343191A JP32343191A JPH0686083B2 JP H0686083 B2 JPH0686083 B2 JP H0686083B2 JP 32343191 A JP32343191 A JP 32343191A JP 32343191 A JP32343191 A JP 32343191A JP H0686083 B2 JPH0686083 B2 JP H0686083B2
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- JP
- Japan
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- mold
- ejector
- injection
- molding machine
- injection molding
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/40—Removing or ejecting moulded articles
- B29C45/4005—Ejector constructions; Ejector operating mechanisms
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C2045/1784—Component parts, details or accessories not otherwise provided for; Auxiliary operations not otherwise provided for
- B29C2045/1792—Machine parts driven by an electric motor, e.g. electric servomotor
- B29C2045/1793—Machine parts driven by an electric motor, e.g. electric servomotor by an electric linear motor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、所要の樹脂材料を加熱
流動化し、これを金型内に押し込んでプラスチック製品
を成形する射出成形機に関するものである。
流動化し、これを金型内に押し込んでプラスチック製品
を成形する射出成形機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は、従来の電動式射出成形機を示す
もので、型締装置Ａ及び射出装置Ｂを備えている。型締
装置Ａは、固定盤１とエンドプレート２とが互いに対向
した状態で架台３上に立設され、この固定盤１とエンド
プレート２の間に水平に架設されたタイバー４に移動盤
５が往復移動自在に支持されてなっている。この固定盤
１と移動盤５の互いに対向する面には固定型１aと可動
型５aが固設され、両者により金型Ｍが構成されてい
る。上記エンドプレート２と移動盤５との間にはトグル
機構６が配設され、このトグル機構６は、エンドプレー
ト２に配設されたボールねじ機構７に連結されており、
このボールねじ機構７がタイミングプーリ８、タイミン
グベルト９、タイミングプーリ１０を介して型締用モー
タ１１により駆動されることにより、上記移動盤５を移
動して型締め、型開きを行うようになっている。上記ト
グル機構６は複数のリンク部材１２を連結して、てこの
原理により型締圧力を高くするように構成されており、
また、ボールねじ機構７は、エンドプレート２にスラス
ト軸受１３を介して回動自在に支持されたボールナット
１４とボールねじ１５を組み合わせてボールナット１４
を回動してボールねじ１５を直線移動するようにしたも
のである。
もので、型締装置Ａ及び射出装置Ｂを備えている。型締
装置Ａは、固定盤１とエンドプレート２とが互いに対向
した状態で架台３上に立設され、この固定盤１とエンド
プレート２の間に水平に架設されたタイバー４に移動盤
５が往復移動自在に支持されてなっている。この固定盤
１と移動盤５の互いに対向する面には固定型１aと可動
型５aが固設され、両者により金型Ｍが構成されてい
る。上記エンドプレート２と移動盤５との間にはトグル
機構６が配設され、このトグル機構６は、エンドプレー
ト２に配設されたボールねじ機構７に連結されており、
このボールねじ機構７がタイミングプーリ８、タイミン
グベルト９、タイミングプーリ１０を介して型締用モー
タ１１により駆動されることにより、上記移動盤５を移
動して型締め、型開きを行うようになっている。上記ト
グル機構６は複数のリンク部材１２を連結して、てこの
原理により型締圧力を高くするように構成されており、
また、ボールねじ機構７は、エンドプレート２にスラス
ト軸受１３を介して回動自在に支持されたボールナット
１４とボールねじ１５を組み合わせてボールナット１４
を回動してボールねじ１５を直線移動するようにしたも
のである。
【０００３】一方、射出装置Ｂは、架台３a上に対向し
て立設された一対の支持盤１６,１７の間にスライドタ
イバー１８が水平に架設され、このスライドタイバー１
８には駆動盤１９が往復自在に支持されている。前側
(型締装置Ａの側)の支持盤１６にはノズル２０及び加熱
装置(図示略)を備えた射出筒２１が固定支持されてお
り、この射出筒２１にはスクリュー２２が軸方向に移動
自在に挿入されており、このスクリュー２２の基端部２
２aはスラスト軸受２３を介して上記駆動盤１９に回動
自在に支持されている。このスクリュー２２は駆動盤１
９に載置されたスクリュー回転用モータ２４によりタイ
ミングプーリ２５、タイミングベルト２６、タイミング
プーリ２７を介して回動されるとともに、駆動盤１９と
後支持盤１７との間に設けられたボールねじ機構２８
が、タイミングプーリ２９、タイミングベルト３０、タ
イミングプーリ３１を介して射出用モータ３２により駆
動されて駆動盤１９自体が往復移動され、スクリュー２
２を射出筒２１内でその軸方向に進退移動するように構
成されている。このほか、架台３,３aどうしの一方を移
動してノズル２０の前進、後退をする装置、金型Ｍに具
備されて成形品を突き出して落とすエジェクタ装置(い
ずれも図示略)などが設けられており、これらの装置
は、通常、電動モータの回転を上記のボールねじ機構に
より直線運動に変換して駆動されている。
て立設された一対の支持盤１６,１７の間にスライドタ
イバー１８が水平に架設され、このスライドタイバー１
８には駆動盤１９が往復自在に支持されている。前側
(型締装置Ａの側)の支持盤１６にはノズル２０及び加熱
装置(図示略)を備えた射出筒２１が固定支持されてお
り、この射出筒２１にはスクリュー２２が軸方向に移動
自在に挿入されており、このスクリュー２２の基端部２
２aはスラスト軸受２３を介して上記駆動盤１９に回動
自在に支持されている。このスクリュー２２は駆動盤１
９に載置されたスクリュー回転用モータ２４によりタイ
ミングプーリ２５、タイミングベルト２６、タイミング
プーリ２７を介して回動されるとともに、駆動盤１９と
後支持盤１７との間に設けられたボールねじ機構２８
が、タイミングプーリ２９、タイミングベルト３０、タ
イミングプーリ３１を介して射出用モータ３２により駆
動されて駆動盤１９自体が往復移動され、スクリュー２
２を射出筒２１内でその軸方向に進退移動するように構
成されている。このほか、架台３,３aどうしの一方を移
動してノズル２０の前進、後退をする装置、金型Ｍに具
備されて成形品を突き出して落とすエジェクタ装置(い
ずれも図示略)などが設けられており、これらの装置
は、通常、電動モータの回転を上記のボールねじ機構に
より直線運動に変換して駆動されている。
【０００４】そしてこのような射出成形機においては、
一連の動作、すなわち、金型Ｍの開閉動作、すなわち移
動盤５の移動動作、型締動作、射出予備動作としてのノ
ズル２０の前進動作、金型Ｍ内への樹脂材料の射出動
作、次の射出準備としての樹脂材料供給動作すなわちス
クリュー２２の移動動作、不良成形防止のための射出筒
２１内樹脂材料の内圧除去動作、ノズル２０後退動作、
金型Ｍ内で所定の成形品質を確保するための冷却・型締
持続(保圧)動作、金型Ｍの開閉動作、成形品取り出しの
ためのエジェクター前進動作、エジェクター後退動作等
の一連の運転動作を連続的に行なうようになっている。
一連の動作、すなわち、金型Ｍの開閉動作、すなわち移
動盤５の移動動作、型締動作、射出予備動作としてのノ
ズル２０の前進動作、金型Ｍ内への樹脂材料の射出動
作、次の射出準備としての樹脂材料供給動作すなわちス
クリュー２２の移動動作、不良成形防止のための射出筒
２１内樹脂材料の内圧除去動作、ノズル２０後退動作、
金型Ｍ内で所定の成形品質を確保するための冷却・型締
持続(保圧)動作、金型Ｍの開閉動作、成形品取り出しの
ためのエジェクター前進動作、エジェクター後退動作等
の一連の運転動作を連続的に行なうようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電動式の射出成形機には、成形がなされた成形体を金型
から取り出すエジェクター装置が設けられているが、こ
のエジェクター装置は伝動機構を含む機械部品から構成
されているために、エジェクター装置の構造が複雑で製
造コストも高額なものとなりメンテナンスも容易ではな
いという欠点があった。また、ボールねじとボールナッ
トとの間の遊びや摩擦、あるいはボールねじの振動モー
メント等により動作遅れが生じることが避けられず、高
い精度の運転動作が得られない等の欠点もあった。
電動式の射出成形機には、成形がなされた成形体を金型
から取り出すエジェクター装置が設けられているが、こ
のエジェクター装置は伝動機構を含む機械部品から構成
されているために、エジェクター装置の構造が複雑で製
造コストも高額なものとなりメンテナンスも容易ではな
いという欠点があった。また、ボールねじとボールナッ
トとの間の遊びや摩擦、あるいはボールねじの振動モー
メント等により動作遅れが生じることが避けられず、高
い精度の運転動作が得られない等の欠点もあった。
【０００６】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、エジェクター装置の構造が簡単、製造コス
トが安い、メンテナンスが容易、高い動作精度が得ら
れ、突出位置の設定も金型の形態に合わせて簡単に変え
られる等の様々な特徴を有する射出成形機を提供するこ
とを目的とするものである。
のであって、エジェクター装置の構造が簡単、製造コス
トが安い、メンテナンスが容易、高い動作精度が得ら
れ、突出位置の設定も金型の形態に合わせて簡単に変え
られる等の様々な特徴を有する射出成形機を提供するこ
とを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様な射出成形機を採用した。すなわ
ち、固定盤に対して可動盤を進退移動してそれらに取り
付けられた金型を開閉する型締装置と、上記金型の一方
の型に設けられ成形物を当該型から取り出すためのエジ
ェクター装置と、上記型締装置の一側に設けられた射出
筒内に進退、回転自在に挿入されたスクリューを駆動し
て上記金型に樹脂を供給する射出装置とを備えた射出成
形機において、上記エジェクター装置は、上記金型内に
挿入され進退可能なエジェクターピンと、該エジェクタ
ーピンを保持するエジェクタープレートと、該エジェク
タープレートを貫通、案内する金属製のガイドピンとを
具備し、上記エジェクター装置の駆動機構は、二次導体
となる上記ガイドピンと、上記エジェクタープレートに
設けられたステータとを備えたリニアモータからなるこ
とを特徴とする。
に、本発明は次の様な射出成形機を採用した。すなわ
ち、固定盤に対して可動盤を進退移動してそれらに取り
付けられた金型を開閉する型締装置と、上記金型の一方
の型に設けられ成形物を当該型から取り出すためのエジ
ェクター装置と、上記型締装置の一側に設けられた射出
筒内に進退、回転自在に挿入されたスクリューを駆動し
て上記金型に樹脂を供給する射出装置とを備えた射出成
形機において、上記エジェクター装置は、上記金型内に
挿入され進退可能なエジェクターピンと、該エジェクタ
ーピンを保持するエジェクタープレートと、該エジェク
タープレートを貫通、案内する金属製のガイドピンとを
具備し、上記エジェクター装置の駆動機構は、二次導体
となる上記ガイドピンと、上記エジェクタープレートに
設けられたステータとを備えたリニアモータからなるこ
とを特徴とする。
【０００８】
【作用】本発明の射出成形機では、前記エジェクター装
置の駆動機構を、二次導体となる上記ガイドピンと上記
エジェクタープレートに設けられたステータとを備えた
リニアモータとすることにより、エジェクター装置は、
ボールねじとボールナットとからなる運動機構やその他
の伝動機構が不要となるので、構造が簡単になり、製造
コストが安いとともに、メンテナンスが容易となり、高
い運動精度が得られる。また、突出位置の設定も金型の
形態に合わせて簡単に変えられるので操業の能率が高
い。
置の駆動機構を、二次導体となる上記ガイドピンと上記
エジェクタープレートに設けられたステータとを備えた
リニアモータとすることにより、エジェクター装置は、
ボールねじとボールナットとからなる運動機構やその他
の伝動機構が不要となるので、構造が簡単になり、製造
コストが安いとともに、メンテナンスが容易となり、高
い運動精度が得られる。また、突出位置の設定も金型の
形態に合わせて簡単に変えられるので操業の能率が高
い。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の射出成形機について図１及び
図２に基づき説明する。なお、図中、従来の射出成形機
と同一の箇所は符号を同じくして説明を省略する。図１
は、本発明の一実施例の射出成形機を示すもので、型締
装置Ａにおいては、エンドプレート２の移動盤５側の面
の中央に突出して固設された金属製のロッド(二次導体)
４１と、トグル機構６のクロスヘッド６aに固設された
筒状のステータ４２から型締用リニアモータ４３が構成
されている。一方、射出装置Ｂにおいては、上側のスラ
イドタイバー１８が二次導体４４となり、駆動盤１９の
この二次導体４４に外嵌する位置には筒状のステータ４
５が固設されており、この両者により射出用リニアモー
タ４６が構成されている。上記のリニアモータ４３,４
６としては、リニアインダクションモータ、リニア直流
モータ等それぞれの特性を生かしたものを採用する。
図２に基づき説明する。なお、図中、従来の射出成形機
と同一の箇所は符号を同じくして説明を省略する。図１
は、本発明の一実施例の射出成形機を示すもので、型締
装置Ａにおいては、エンドプレート２の移動盤５側の面
の中央に突出して固設された金属製のロッド(二次導体)
４１と、トグル機構６のクロスヘッド６aに固設された
筒状のステータ４２から型締用リニアモータ４３が構成
されている。一方、射出装置Ｂにおいては、上側のスラ
イドタイバー１８が二次導体４４となり、駆動盤１９の
この二次導体４４に外嵌する位置には筒状のステータ４
５が固設されており、この両者により射出用リニアモー
タ４６が構成されている。上記のリニアモータ４３,４
６としては、リニアインダクションモータ、リニア直流
モータ等それぞれの特性を生かしたものを採用する。
【００１０】また、移動盤５または駆動盤１９の位置を
検出する位置検出器、金型Ｍ内の樹脂の圧力を直接的に
あるいは間接的に検出する圧力検出器が取り付けられて
おり、さらにこれらの検出器の検出値と、予め設定され
た位置及び圧力設定値との差を検出してその値に従って
リニアモータ４３,４６の制御機構(方向・速度指令部及
びトルクリミッタなどからなる)に対して制御信号を生
成する制御装置が設けられている。上記の圧力検出器の
一例としては、スクリュー２２の基端部２２aにロード
セルを添付して該基端部の歪みを検出し、スクリュー２
２にかかる反力を検出するようにしたものがあげられ
る。
検出する位置検出器、金型Ｍ内の樹脂の圧力を直接的に
あるいは間接的に検出する圧力検出器が取り付けられて
おり、さらにこれらの検出器の検出値と、予め設定され
た位置及び圧力設定値との差を検出してその値に従って
リニアモータ４３,４６の制御機構(方向・速度指令部及
びトルクリミッタなどからなる)に対して制御信号を生
成する制御装置が設けられている。上記の圧力検出器の
一例としては、スクリュー２２の基端部２２aにロード
セルを添付して該基端部の歪みを検出し、スクリュー２
２にかかる反力を検出するようにしたものがあげられ
る。
【００１１】図２は、型締装置Ａのエジェクター装置Ｃ
の駆動機構のリニアモータの部分を示す図である。移動
盤５の後面にはエジェクタープレート５１に設けられた
貫通孔５２を挿通して、このエジェクタープレート５１
を摺動自在に支持するガイドピン５３が突出して設けら
れ、このエジェクタープレート５１の移動盤５との対向
面には、移動盤５(及び図示していない移動金型)を挿通
して先端が金型Ｍのキャビティに接するエジェクターピ
ン５４が固設されている。そして、エジェクタープレー
ト５１の上記貫通孔５２の内側には筒状のステータ５５
が固設されて、上記ガイドピン５３を二次導体とするエ
ジェクター用リニアモータ５６が構成されている。この
リニアモータとしては、位置制御が容易で正確なリニア
直流モータなどが好適である。
の駆動機構のリニアモータの部分を示す図である。移動
盤５の後面にはエジェクタープレート５１に設けられた
貫通孔５２を挿通して、このエジェクタープレート５１
を摺動自在に支持するガイドピン５３が突出して設けら
れ、このエジェクタープレート５１の移動盤５との対向
面には、移動盤５(及び図示していない移動金型)を挿通
して先端が金型Ｍのキャビティに接するエジェクターピ
ン５４が固設されている。そして、エジェクタープレー
ト５１の上記貫通孔５２の内側には筒状のステータ５５
が固設されて、上記ガイドピン５３を二次導体とするエ
ジェクター用リニアモータ５６が構成されている。この
リニアモータとしては、位置制御が容易で正確なリニア
直流モータなどが好適である。
【００１２】次に、上記のように構成された射出成形機
の作用について述べる。まず、射出成形機の運転に先立
って制御装置に各種の速度、位置、圧力の設定値を入力
しておく。次いで、連続して射出成形工程を行うが、そ
の１サイクルの工程について述べる。制御装置は、１つ
の射出成形工程の型閉開始時刻になると型締用リニアモ
ータ４３の駆動信号を生成し、金型Ｍ保護のために金型
保護区間(領域)を低速度、低圧力にするように速度及び
トルクリミッタを制御して移動型５aを移動して型閉を
行う。次に、制御装置に型締力に相当するトルクリミッ
タ信号を送って移動型５a及び固定型１aを一定の圧力で
締めて保持し、射出用リニアモータ４６を駆動して、射
出筒２１内の樹脂材料を金型Ｍに射出する。
の作用について述べる。まず、射出成形機の運転に先立
って制御装置に各種の速度、位置、圧力の設定値を入力
しておく。次いで、連続して射出成形工程を行うが、そ
の１サイクルの工程について述べる。制御装置は、１つ
の射出成形工程の型閉開始時刻になると型締用リニアモ
ータ４３の駆動信号を生成し、金型Ｍ保護のために金型
保護区間(領域)を低速度、低圧力にするように速度及び
トルクリミッタを制御して移動型５aを移動して型閉を
行う。次に、制御装置に型締力に相当するトルクリミッ
タ信号を送って移動型５a及び固定型１aを一定の圧力で
締めて保持し、射出用リニアモータ４６を駆動して、射
出筒２１内の樹脂材料を金型Ｍに射出する。
【００１３】その後、スクリュー２２の基端部２２aに
設けられた圧力検出器の測定値と、予め制御装置に入力
された圧力設定値との差を検知して、その値に沿って射
出用リニアモータ４６を駆動して保圧を制御する信号が
生成される。この場合には、速度指令値を一定としてト
ルクリミッタに制御信号を送ってトルクを指定して制御
する方法と、トルクを一定とし、速度指令値を指定して
制御する方法とが考えられる。次に、スクリュー回転用
モータ２４が駆動され、次の材料が射出筒２１内に供給
される。この時、保圧時と同様の制御方法により、予定
された固化完了時になると型締用リニアモータ４３を逆
転させて型開きが行われ、この型開きの途中もしくは型
開きの完了位置等の予め設定されたエジェクター５４の
動作位置において、エジェクター用リニアモータ５６が
駆動され、エジェクター５４が成形された成形体を型か
ら押しだし、１サイクルの工程が完了する。
設けられた圧力検出器の測定値と、予め制御装置に入力
された圧力設定値との差を検知して、その値に沿って射
出用リニアモータ４６を駆動して保圧を制御する信号が
生成される。この場合には、速度指令値を一定としてト
ルクリミッタに制御信号を送ってトルクを指定して制御
する方法と、トルクを一定とし、速度指令値を指定して
制御する方法とが考えられる。次に、スクリュー回転用
モータ２４が駆動され、次の材料が射出筒２１内に供給
される。この時、保圧時と同様の制御方法により、予定
された固化完了時になると型締用リニアモータ４３を逆
転させて型開きが行われ、この型開きの途中もしくは型
開きの完了位置等の予め設定されたエジェクター５４の
動作位置において、エジェクター用リニアモータ５６が
駆動され、エジェクター５４が成形された成形体を型か
ら押しだし、１サイクルの工程が完了する。
【００１４】上記のような構成及び作用の説明から明ら
かなように、このような射出成形機においては、駆動源
がリニアモータ４３,４６,５６であるため、タイミング
プーリやタイミングベルトなどの伝達機構、及び回転運
動を直進運動に変換する機構が不要であり、制御におい
て作動の遅れが減少する。従って、成形品の品質に大き
く影響する冷却時の金型Ｍ内の圧力の制御などが高い精
度で行えるとともに、工程の円滑な進行を促し、成形能
率を向上させることができる。また、エジェクター装置
Ｃは、ボールねじとボールナットとからなる運動機構や
その他の伝動機構をもたないので、構造が簡単になり、
製造コストが安いとともに、メンテナンスが容易であ
り、高い運動精度も得られる。また、突出位置の設定も
金型の形態に合わせて簡単に変えられるので、操業の能
率が高いなどの効果を有している。
かなように、このような射出成形機においては、駆動源
がリニアモータ４３,４６,５６であるため、タイミング
プーリやタイミングベルトなどの伝達機構、及び回転運
動を直進運動に変換する機構が不要であり、制御におい
て作動の遅れが減少する。従って、成形品の品質に大き
く影響する冷却時の金型Ｍ内の圧力の制御などが高い精
度で行えるとともに、工程の円滑な進行を促し、成形能
率を向上させることができる。また、エジェクター装置
Ｃは、ボールねじとボールナットとからなる運動機構や
その他の伝動機構をもたないので、構造が簡単になり、
製造コストが安いとともに、メンテナンスが容易であ
り、高い運動精度も得られる。また、突出位置の設定も
金型の形態に合わせて簡単に変えられるので、操業の能
率が高いなどの効果を有している。
【００１５】なお、上記においては、保圧を検知する圧
力検出器をスクリュー基端部２２aに設け、この検出値
を制御装置にフィードバックしつつ射出用リニアモータ
４６の制御を行う、いわゆるクローズド制御を行った
が、圧力検出器を設けず、予め各段階における射出用リ
ニアモータ４６の制御機構のトルクリミッタへの電圧、
電流値を適当に決めておき、その値のみに従って制御し
ていくオープン制御方式としてもよい。
力検出器をスクリュー基端部２２aに設け、この検出値
を制御装置にフィードバックしつつ射出用リニアモータ
４６の制御を行う、いわゆるクローズド制御を行った
が、圧力検出器を設けず、予め各段階における射出用リ
ニアモータ４６の制御機構のトルクリミッタへの電圧、
電流値を適当に決めておき、その値のみに従って制御し
ていくオープン制御方式としてもよい。
【００１６】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の射出成形機
によれば、固定盤に対して可動盤を進退移動してそれら
に取り付けられた金型を開閉する型締装置と、上記金型
の一方の型に設けられ成形物を当該型から取り出すため
のエジェクター装置と、上記型締装置の一側に設けられ
た射出筒内に進退、回転自在に挿入されたスクリューを
駆動して上記金型に樹脂を供給する射出装置とを備えた
射出成形機において、上記エジェクター装置は、上記金
型内に挿入され進退可能なエジェクターピンと、該エジ
ェクターピンを保持するエジェクタープレートと、該エ
ジェクタープレートを貫通、案内する金属製のガイドピ
ンとを具備し、上記エジェクター装置の駆動機構は、二
次導体となる上記ガイドピンと、上記エジェクタープレ
ートに設けられたステータとを備えたリニアモータから
なることとしたので、エジェクター装置の構造が簡単に
なり、製造コストが安いとともに、メンテナンスが容易
となる。また、伝動機構を介さないで駆動されるので、
高い運動精度も得られると共に、突出位置の設定も金型
の形態に合わせて簡単に変えられるので操業の能率が高
いなどの優れた効果を奏するものである。
によれば、固定盤に対して可動盤を進退移動してそれら
に取り付けられた金型を開閉する型締装置と、上記金型
の一方の型に設けられ成形物を当該型から取り出すため
のエジェクター装置と、上記型締装置の一側に設けられ
た射出筒内に進退、回転自在に挿入されたスクリューを
駆動して上記金型に樹脂を供給する射出装置とを備えた
射出成形機において、上記エジェクター装置は、上記金
型内に挿入され進退可能なエジェクターピンと、該エジ
ェクターピンを保持するエジェクタープレートと、該エ
ジェクタープレートを貫通、案内する金属製のガイドピ
ンとを具備し、上記エジェクター装置の駆動機構は、二
次導体となる上記ガイドピンと、上記エジェクタープレ
ートに設けられたステータとを備えたリニアモータから
なることとしたので、エジェクター装置の構造が簡単に
なり、製造コストが安いとともに、メンテナンスが容易
となる。また、伝動機構を介さないで駆動されるので、
高い運動精度も得られると共に、突出位置の設定も金型
の形態に合わせて簡単に変えられるので操業の能率が高
いなどの優れた効果を奏するものである。
【図１】 本発明の一実施例である射出成形機の構成を
示す図である。
示す図である。
【図２】 本発明の一実施例である射出成形機のエジェ
クター装置の駆動機構の構成を示す図である。
クター装置の駆動機構の構成を示す図である。
【図３】 従来の射出成形機の構成を示す図である。
１ａ 固定型 ５ａ 移動型 ２１ 射出筒 ２２ スクリュー ４３ 型締用リニアモータ ４６ 射出用リニアモータ ５１ エジェクタープレート ５２ 貫通孔 ５３ ガイドピン ５４ エジェクターピン ５５ ステータ ５６ エジェクター用リニアモータ Ｍ 金型
Claims (1)
- 【請求項１】 固定盤に対して可動盤を進退移動してそ
れらに取り付けられた金型を開閉する型締装置と、上記
金型の一方の型に設けられ成形物を当該型から取り出す
ためのエジェクター装置と、上記型締装置の一側に設け
られた射出筒内に進退、回転自在に挿入されたスクリュ
ーを駆動して上記金型に樹脂を供給する射出装置とを備
えた射出成形機において、 上記エジェクター装置は、上記金型内に挿入され進退可
能なエジェクターピンと、該エジェクターピンを保持す
るエジェクタープレートと、該エジェクタープレートを
貫通、案内する金属製のガイドピンとを具備し、 上記エジェクター装置の駆動機構は、二次導体となる上
記ガイドピンと、上記エジェクタープレートに設けられ
たステータとを備えたリニアモータからなることを特徴
とする射出成形機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32343191A JPH0686083B2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 射出成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32343191A JPH0686083B2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 射出成形機 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14416586A Division JPS631516A (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 射出成形機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH068289A JPH068289A (ja) | 1994-01-18 |
| JPH0686083B2 true JPH0686083B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=18154604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32343191A Expired - Lifetime JPH0686083B2 (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 射出成形機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0686083B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2838978B2 (ja) * | 1995-02-03 | 1998-12-16 | 住友重機械工業株式会社 | エジェクタ装置 |
| DE10005676C2 (de) * | 2000-02-07 | 2003-04-24 | Demag Ergotech Wiehe Gmbh | Auswerfereinrichtung für eine Spritzgießmaschine für Kunststoffe |
| DE10229060B4 (de) * | 2002-06-28 | 2006-07-06 | Mannesmann Plastics Machinery Gmbh | Schließeinrichtung für eine Spritzgießmaschine |
| IT1399268B1 (it) * | 2010-03-19 | 2013-04-11 | Tea S R L | Stampo per lo stampaggio a iniezione di parti di plastica, provvisto di meccanismo di azionamento elettrico |
| CN113580476A (zh) * | 2021-07-29 | 2021-11-02 | 青岛永逢润钛风机制造有限公司 | 一种耐腐蚀的废酸尾气离心风机叶轮的制作方法 |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP32343191A patent/JPH0686083B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH068289A (ja) | 1994-01-18 |
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|---|---|---|---|
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