JPH0685055A - 半導体素子の製造方法 - Google Patents

半導体素子の製造方法

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JPH0685055A
JPH0685055A JP23626092A JP23626092A JPH0685055A JP H0685055 A JPH0685055 A JP H0685055A JP 23626092 A JP23626092 A JP 23626092A JP 23626092 A JP23626092 A JP 23626092A JP H0685055 A JPH0685055 A JP H0685055A
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JP
Japan
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groove
silicon substrate
resin film
rear side
pellet
Prior art date
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Pending
Application number
JP23626092A
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English (en)
Inventor
Togo Suzuki
東吾 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明の半導体素子の製造方法は、シリコン基
板の表面側にペレットの分割予定境界線に沿って溝を刻
設したのち、形成した溝の内壁面に樹脂膜を形成し、裏
面研削工程によるシリコン基板の裏面の除去と同時に溝
を裏面に連通させ、シリコン基板を複数のペレットに分
離させるようにしたものである。 【効果】本発明の半導体素子の製造方法は、溝の内壁面
にダイシング切屑が残存していたとしても、樹脂膜によ
り封止・固着されるとともに、シリコン基板から複数の
ペレットに分離する際の“割れ”あるいはマウント時の
着座の際の“割れ”の発生を防止することができ、これ
ら“割れ”に伴う破片や上記ダイシング切屑による歩留
低下を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばVLSI(
ry arge cale ntegrated
ircuit)などの半導体素子の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、素子形成後の基板は、図8〜図
11に示すようにして、半導体素子ペレットに分割され
る。すなわち、まず基板AのパターンBを形成した表面
側に、パターンBを保護するための保護テープCを貼付
する(図8参照)。ついで、パターンBを形成していな
い裏面を研削加工により粗面加工する(図9参照)。さ
らに、基板Aの表面から保護テープCを剥がし、今度は
基板Aの裏面に別の保護テープC1を貼着する(図10
参照)。そして、ダイシング加工により、ペレットの輪
郭に沿って基板Aの表面に溝Dを形成する(図11参
照)。このとき、保護テープC1の中途部まで切り込
み、互いに分離した複数のペレットE…を得る。そし
て、ダイシング装置内で、純水による高圧ジェット洗浄
により切断屑を除去する。さらに、マウンティング装置
内にて、保護テープC1側からペレットE…を突き上げ
ることにより、これらのペレットE…を保護テープC1
から分離している。
【0003】しかるに、従来のダイシング加工後の洗浄
方法は、基板Aの表面に付着している切断屑は除去でき
るが、溝Dの中の切断屑は除去できない。また、ダイシ
ングの抜け側すなわち基板Aの裏面で“割れ”が発生す
る不具合を生じる。さらに、マウンティング装置内にて
保護テープC1側からペレットE…を突き上げる際に、
上記“割れ”にともなう破片が飛散し、ペレットE…の
表面に付着してしまう。しかして、この“割れ”にとも
なう破片とダイシング溝の中の切断屑が存在している限
り、不良発生の可能性が高く、歩留低下の一因となって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
半導体素子の製造方法においては、割断に随伴する“割
れ”にともなう破片やダイシング溝の中の切断屑が不可
避的に介在してしまい、これらが歩留低下の一因となっ
ている。
【0005】この発明は、上記事情を勘案してなされた
もので、上述した従来の半導体素子の製造方法がもって
いる技術的課題を解決し、歩留を改善できる半導体素子
の製造方法を提供することを目的とする。 [発明の構成]
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体素子の製
造方法は、シリコン基板の表面側にペレットの分割予定
境界線に沿って溝を刻設したのち、形成した溝の内壁面
に樹脂膜を形成し、裏面研削工程によるシリコン基板の
裏面の除去と同時に溝を裏面に連通させ、シリコン基板
を複数のペレットに分離させるようにしたものである。
【0007】
【作用】上記構成の半導体素子の製造方法によれば、溝
の内壁面にダイシング切屑が残存していたとしても、樹
脂膜により封止・固着されるとともに、シリコン基板か
ら複数のペレットに分離する際の“割れ”あるいはマウ
ント時の着座の際の“割れ”の発生を防止することがで
き、これら“割れ”に伴う破片や上記ダイシング切屑に
よる歩留低下を防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
述する。
【0009】図1〜図7は、この実施例の半導体素子の
製造方法を示している。この半導体素子の製造方法は、
例えば厚さ600μmのシリコン基板1のパターン2形
成面(シリコン基板1の表面)側にペレット3…の分割
予定境界線に沿って幅が例えば50μmの有底の溝4…
をダイシング装置により刻設する溝入れ工程(図1参
照)と、溝入れ工程後にシリコン基板1の洗浄並びに乾
燥処理を行い溝入れ工程にて発生した研磨屑を除去する
洗浄工程と、この洗浄工程後に溝4…の内壁面に光硬化
性の樹脂Rを付着させた後にレーザ光Lを照射し膜厚が
5μm以下の樹脂膜Zを溝4…の内壁面にその断面がU
字型となるように形成させる樹脂膜形成工程(図2およ
び図3参照)と、この樹脂膜形成工程後にシリコン基板
1のパターン2形成面にこのパターン2を保護するため
の保護テープ5を貼着する保護テープ貼着工程(図4参
照)と、この保護テープ貼着工程後にシリコン基板1の
保護テープ5側をチャックにより真空吸着しシリコン基
板1の裏面を研削し且つ最終被加工面を粗面にする裏面
研削工程(図5参照)と、この裏面研削工程後にシリコ
ン基板1の裏面側にマウンティング用テープ6を貼着す
るマウンティング用テープ貼着工程(図6参照)と、こ
のマウンティング用テープ貼着工程後に前記保護テープ
5をシリコン基板1の表面側から剥離する保護テープ剥
離工程(図7参照)と、この保護テープ剥離工程後にマ
ウンティング用テープ6に一体的に付着している各ペレ
ット3…を図示せぬリードフレームの所定部位に突き上
げ方式により一個ずつマウンティング用テープから分離
して載置するペレットマウント工程(図示せず)とから
なっている。しかして、溝入れ工程は、ダイシング装置
によりペレット3…の寸法(例えば縦10mm,横10
mm)に応じて格子状に溝入れする。各溝4…の深さD
1(例えば220μm)は、裏面研削工程後のシリコン
基板1の厚さT1(例えば200μm)よりも例えば2
0μm〜25μm程度大きくなるように設定する。一
方、裏面研削工程における除去量T2は、この除去量T
2と、裏面研削工程後のシリコン基板1の厚さT1との
和が、加工前のシリコン基板1の厚さT3に等しくなる
ように例えば400μmに設定する。したがって、裏面
研削工程後においては、溝4…はシリコン基板1の裏面
側に開口する。その結果、各ペレット3…は分離し、切
り離しが可能な状態となる。さらに、上記溝入れ工程に
用いられるダイシング装置の砥石車は、例えばメッシュ
サイズが、#2000/#3000のダイヤモンド砥粒
を含有するものであって、例えば切込み量300μm,
回転速度毎分5000mでダイシングするようになって
いる。また、前記裏面研削装置は、例えばメッシュサイ
ズが、#1000/#1500のダイヤモンド砥粒をビ
トリファイド結合剤にて結合したカップ型砥石により平
面研削するものである。一方、樹脂膜形成工程における
光硬化性の樹脂Rとしては、例えば「ソリッドクリエー
タレジ」(商品名;日本合成ゴム社製)を希釈して用い
る。そして、樹脂Rは、図3に示すように、針状のノズ
ル7を有するディスペンサ8により、溝4…内部に注入
される。このときの樹脂Rの量は、樹脂Rがその表面張
力により溝4…の内壁面に付着する程度に設定する。さ
らに、図4に示すレーザ光Lとしては、例えば紫外線レ
ーザを用いる。このレーザ光Lは、針状の投光子9を有
するレーザヘッド10から投射する。
【0010】しかして、この実施例の半導体素子の製造
方法によれば、溝4…の内壁面に樹脂膜Zを形成するよ
うにしているので、かりに溝4…の内壁面にダイシング
切屑が残存していたとしても、この樹脂膜Zにより封止
・固着され、次工程にて悪影響を及ぼすことはない。ま
た、あらかじめ溝入れ工程において、シリコン基板1の
表面側にペレット3…の分割予定境界線に沿って溝4…
を刻設し、裏面研削工程によるシリコン基板1の裏面の
除去と同時に溝4…を裏面に連通させ、各ペレット3…
を分離させるようにし、かつ、溝4…の内壁面に樹脂膜
Zを形成することにより分離の際のチップエッジが押さ
えられていることとが相俟って、“割れ”の発生を防止
することができる。さらに、ペレットマウント工程にお
いて、マウント時の着座の衝撃にも樹脂膜Zが緩衝材と
なり、“割れ”の発生の防止に役立つ。
【0011】なお、上記樹脂膜形成工程にて用いられる
樹脂Rとして紫外線硬化型の樹脂、嫌気性の樹脂あるい
は通常の塗装樹脂を用いてもよい。さらに、上記実施例
においては、最初から溝4…の内壁面に樹脂Rを膜着さ
せるようにしているが、まず溝4…に樹脂Rを充填し、
しかる後、レーザ光を照射することにより、溝4…中央
に充填している樹脂Rを蒸散させ、樹脂膜Zを形成する
ようにしてもよい。あるいは、樹脂Rを噴霧状態で溝4
…の内壁面に膜着させるようにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明の半導体素子の製造方法によれ
ば、溝の内壁面に樹脂膜を形成するようにしているの
で、かりに溝の内壁面にダイシング切屑が残存していた
としても、この樹脂膜により封止・固着され、次工程に
て悪影響を及ぼすことはない。また、あらかじめ溝入れ
工程において、シリコン基板の表面側にペレットの分割
予定境界線に沿って溝を刻設し、裏面研削工程によるシ
リコン基板の裏面の除去と同時に溝を裏面に連通させ、
各ペレットを分離させるようにし、かつ、溝の内壁面に
樹脂膜を形成することによりチップエッジが押さえられ
ていることとが相俟って、“割れ”の発生を防止するこ
とができ、この“割れ”に伴う破片に起因する不良の発
生がなくなる。さらに、ペレットマウント工程におい
て、マウント時の着座の衝撃にも樹脂膜が緩衝材とな
り、“割れ”に伴って生じた破片に起因する不良の発生
の防止に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体素子の製造方法の溝
入れ工程を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の半導体素子の製造方法の樹
脂膜形成工程を示す図である。
【図3】本発明の一実施例の半導体素子の製造方法の樹
脂膜形成工程を示す図である。
【図4】本発明の一実施例の半導体素子の製造方法の保
護テープ貼着工程を示す図である。
【図5】本発明の一実施例の半導体素子の製造方法の裏
面研削工程を示す図である。
【図6】本発明の一実施例の半導体素子の製造方法のマ
ウンティング用テープ貼着工程を示す図である。
【図7】本発明の一実施例の半導体素子の製造方法の保
護テープ剥離工程を示す図である。
【図8】従来の半導体素子の製造方法の保護テープ貼着
工程を示す図である。
【図9】従来の半導体素子の製造方法の裏面研削工程を
示す図である。
【図10】従来の半導体素子の製造方法の保護テープ貼
着工程を示す図である。
【図11】従来の半導体素子の製造方法の溝加工工程を
示す図である。
【符号の説明】
1:シリコン基板,3:ペレット,4:溝,5:保護テ
ープ,R:樹脂,Z:樹脂膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の表面側のペレット分割予定に従って
    有底の溝を形成する溝入れ工程と、この溝入れ工程後に
    上記溝の内壁面に樹脂膜を形成する樹脂膜形成工程と、
    この樹脂膜形成工程後に上記基板の表面側を保持し上記
    基板の裏面側を少なくとも上記溝の底部が開口し上記ペ
    レットが形成されるまで上記裏面方向に研削する裏面研
    削工程とを具備することを特徴とする半導体素子の製造
    方法。
JP23626092A 1992-09-04 1992-09-04 半導体素子の製造方法 Pending JPH0685055A (ja)

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