JPH068501Y2 - 電磁流量計のアースリング - Google Patents

電磁流量計のアースリング

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JPH068501Y2
JPH068501Y2 JP3857788U JP3857788U JPH068501Y2 JP H068501 Y2 JPH068501 Y2 JP H068501Y2 JP 3857788 U JP3857788 U JP 3857788U JP 3857788 U JP3857788 U JP 3857788U JP H068501 Y2 JPH068501 Y2 JP H068501Y2
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JP
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ring
earth
earth ring
electromagnetic flowmeter
measuring tube
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JP3857788U
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JPH01141417U (ja
Inventor
大一 北見
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オーバル機器工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、電磁流量計のアースリングに関する。
従来技術 電磁流量計は、周知のごとく、ファラディの電磁誘導の
法則を利用して測定管内を流れる導電性流体の流量を計
測するものである。即ち、測定管の流れに対して直交す
る磁界を発生するコイルを配設し、該磁界内で流れる導
電性流体に発生する微小起電力を、流れと磁界とに直交
して測定管内面に絶縁配設される一対の電極を介して電
気信号として出力するもので、該電極間の微小起電力
は、測定管端面に圧接されるアースリングの電位を基準
として測定される。従って、アースリングの電位は確実
で安定していることが必要である。
電磁流量計は、第3図に示すように、非磁性体からなる
測定管1の内壁に樹脂等の絶縁材からなるライニング2
を施し、該測定管1の直径上に一対の電極4が流体に接
触しかつ測定管1とは絶縁して埋設されている。測定管
1内には直交する磁界を発生するコイル等の要部11が
収納固設されている。流体が水等の比較的活性の弱い流
体の場合は第3図(a)に示すように測定管1の端面に
ステンレス等の耐蝕導電性の円環状アースリング基板7
を取付け、導体バー3を溶着し、該導体バー3の他端に
おいて測定管1に螺子5で接続して確実にアース電位に
保持している。しかし、活性の強い酸、アルカリ等の腐
食性の液体の場合は腐食されるため白金、あるいはタン
タル、ジルコニウム等の貴金属からなる導電ピン6を介
して測定管1を流体と同電位にする接地がなされてい
た。第3図(b),(c)は、その場合の例を示す図
で、(b)図において、導電ピン6をライニング2の表
面を貫通して測定管1に植設し、(c)図では、
(a),(b)図を組合わせた方法、即ち、アースリン
グ基板7を樹脂ライニング8して絶縁し、円環内周面で
導電ピン6を植設し、更に、(a)図の如くアースリン
グ外周面で導体バー3を介して測定管1に接続するとい
うものである。
従来技術の問題点 しかし、上述の従来技術における導電ピン6は極めて高
価であるばかりでなくライニングした樹脂被膜を貫通し
て導電ピン6を測定管1に植設したとしてもライニング
2,8と導電ピン6との間にクリープ等で、わずかな隙
が生ずることがあり、この隙からの腐食液が測定管1内
面に浸透するので必ずしも長期に亘り安定であるとは言
えない等の問題点があった。
問題点解決のための手段 本考案は、上記従来技術の問題点を解決するために、安
価で、長期に安定したアース電位を確保できるアースリ
ングを提供することを目的としてなされたものである。
即ち、アースリングを、円環状金属リングと、該金属リ
ングの一方の面から内周面を経て他方の面に亘って該ア
ースリング内周部を包被するカーボン樹脂等からなる導
電樹脂リングとで構成し、該アースリングを、金属リン
グの外周の複数個所において、一端を溶着し、他端を前
記測定管外周面に固着し、流れ方向に伸縮する導電保持
ばねにより、電磁流量計端面に同軸に圧接可能としたも
のである。
実施例 第1図は、本考案の一実施例を説明するための概要図
で、図中、第3図に示した従来技術と同様の作用をする
部分には第3図の場合と同一の参照番号を付し、その説
明を省く。第1図(a)はフランジレスの電磁流量計を
フランジ9で挟持(他方のフランジは図示せず)して、
流管92と同軸に配設したもので、流管92と、同軸の
図示しない他の流管のフランジ間に挿入後、ボルト穴9
1にボルトを介して挟持される。アースリング基板7は
円環状のステンレスで、第1図(b)および該第1図
(b)の平面図である第1図(c)に詳細を示す如く、
一方の面71と他方の面72、内周面73、外周面74
を有している。32は導電性樹脂リングで、導電性をお
びた樹脂、例えば、カーボン入り四弗化エチレンを単独
に、又は、金網に接着又は密接した二重構造をもってい
る。該導電性樹脂リング32の形状は、断面凹形をした
リング状で、該凹部は前記アースリング基板7の一方の
面と内周面73および他方の面に亘って該アースリング
基板7を包被する如く挿着される。アースリング7の外
周面74には、複数個所において導電保持ばね31が溶
着される。該導電保持ばね31は、流れ軸方向に伸縮す
る円弧状のばね311と他端の平坦部313とからな
り、平坦部313に設けられたビス穴312に螺子5を
挿入して測定管1の端面に螺着する。
上述のアースリングは、電磁流量計端面2とフランジ9
とで挟持圧接されるので、アースリング基板7及びフラ
ンジ9、導電樹脂リング32との間の接触抵抗は低下
し、対地抵抗を充分小さくすることが可能である。ま
た、ばね311により、導電樹脂リング32、クリープ
による影響を防ぐことができる。第1図(d)は、アー
スリング基板7の一部に貫通穴75を穿孔し導電性樹脂
リング32を該アースリング基板7に一体的に密接する
構造を示すものである。また、導電保持ばね31には断
面L字形円環状押えリング35を固着して、該押えリン
グ35によりライニング2の開放端部を押えるようにす
ることもできる。
第2図に示した電磁流量計は、該電磁流量計がフランジ
構造の場合を示すもので、第1図の場合と全く同一の構
成による本考案のアースリングを圧接している場合の状
態を示している。
効果 上述のように、本考案によるアースリングによると、従
来のステンレスによる安価なアースリング基板7にカー
ボン入り樹脂等による導電樹脂リングを包被することに
よりアースリング基板7を液密にシールし、接触面では
圧接により低い接触抵抗値で接地することが可能であ
り、導電保持ばね31により、前記導電樹脂リング32
のクリープ変形影響を防ぐことができ、長期安定なアー
スリングを白金等従来の高価な金属を使うことなく同一
以上の効果を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本考案のアースリングを装着した電磁
流量計の一例を説明するための説明図、第1図(b),
(c)は、本考案アースリングの詳細説明図、第1図
(d)は、本考案の他のアースリング構造を示す図、第
2図は、フランジ形電磁流量計に本考案のアースリング
を装着した場合の一例を示す図、第3図(a),
(b),(c)は、従来技術を説明するための図であ
る。 1……測定管、2……ライニング、4……電極、7……
アースリング基板、31……導電保持ばね、32……導
電樹脂リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体の流通する流管にアースリングを介し
    て挟持される内面を絶縁された非磁性の測定管と、該測
    定管直径上に対向して配設された一対の電極と、流れと
    電極を含む直径とに直交した磁界を印加する磁界発生手
    段とからなり、流量を、前記アースリングの電位を基準
    とし一対の電極間に出力される電気信号から流量を求め
    る電磁流量計において、前記アースリングを円環状金属
    リングと、該金属リングの一方の面から内周面を経て他
    方の面に亘って該アースリング内周部を包被するカーボ
    ン樹脂等からなる導電樹脂リングとで構成し、該アース
    リングを前記金属リング外周の複数個所において、一端
    を溶着し、他端を前記測定管外周面に固着し、流れ方向
    に伸縮する導電保持ばねにより電磁流量計端面に同軸に
    圧接可能としたことを特徴とする電磁流量計のアースリ
    ング。
JP3857788U 1988-03-24 1988-03-24 電磁流量計のアースリング Expired - Lifetime JPH068501Y2 (ja)

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JP3857788U JPH068501Y2 (ja) 1988-03-24 1988-03-24 電磁流量計のアースリング

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Publication Number Publication Date
JPH01141417U JPH01141417U (ja) 1989-09-28
JPH068501Y2 true JPH068501Y2 (ja) 1994-03-02

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020532721A (ja) * 2017-08-31 2020-11-12 マイクロ・モーション・インコーポレーテッドMicro Motion Incorporated 磁気流量計のための導電性ポリマー基準接続部

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020532721A (ja) * 2017-08-31 2020-11-12 マイクロ・モーション・インコーポレーテッドMicro Motion Incorporated 磁気流量計のための導電性ポリマー基準接続部

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JPH01141417U (ja) 1989-09-28

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