JPH08254450A - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

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Publication number
JPH08254450A
JPH08254450A JP5713795A JP5713795A JPH08254450A JP H08254450 A JPH08254450 A JP H08254450A JP 5713795 A JP5713795 A JP 5713795A JP 5713795 A JP5713795 A JP 5713795A JP H08254450 A JPH08254450 A JP H08254450A
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JP
Japan
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electrode
temperature sensor
constituent member
hole
lead wire
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Application number
JP5713795A
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English (en)
Inventor
Koji Okuda
浩二 奥田
Ichiro Mitsutake
一郎 光武
Atsushi Koshimizu
篤 古清水
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Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極部材の取付作業時に温度センサのリード
線が損傷したり断線したりせず、また、温度センサを電
極部材の接液壁に対接する。 【構成】 測定管1に設けられるアース電極2を、電極
取付孔3に嵌合し圧縮コイルばね9によって測定管1に
圧接される第1の電極構成部材31と、後端部に温度セ
ンサ10のリード線導出孔39が設けられこの部分がば
ね受け部材13の外部に突出するように前記第1の電極
構成部材31に螺合された第2の電極構成部材32とで
構成する。温度センサ10は第2の電極構成部材32の
先端面に固着されており、第1電極構成部材31内に挿
入されるとともに説液壁33に対接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測定管内を流れる導電
性流体の流量と温度を同時に測定する電磁流量計に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被測定流体の温度を測定し、流体
の流量から消費カロリーを測定するようにしたこの種の
電磁流量計としては、たとえば特開平4−264215
号公報、実開平4−106729号公報等に開示された
ものが知られている。前者は被測定流体の流れに伴って
発生する起電力を測定する電極の内部に温度センサを組
み込んでいる。後者は起電力を測定する電極もしくは測
定管および被測定流体をグランドに接地する電極の内部
に温度センサを組み込んでいる。温度センサは、被測定
流体の温度をより正確に測定するために電極の接液壁に
対接することが望ましい。
【0003】図6はこのような電磁流量計における電極
および温度センサの取付構造の従来例を示す断面図であ
る。これを概略説明すると、測定管1はその周壁にアー
ス用電極2が取り付けられる電極取付孔3を有してい
る。また、測定管1の外周面には電極取付孔3を取り囲
む筒状の電極収納部4が一体に突設されている。一方、
内周面は電気的絶縁性と耐久性を持たせるためにフッ素
樹脂、ネオプレン等のライニング材5によって保護され
ている。また、このライニング材5は、前記電極取付孔
3の孔壁面および測定管1の外周面の一部、すなわち電
極収納部4の内底面をも覆い保護している。
【0004】前記アース用電極2は、測定管1と被測定
流体6をグランドに接地するためのもので、導電材料に
よって接液側を閉塞した筒状体によって形成され、外周
面にフランジ部2aを一体に備えている。アース用電極
2の閉塞側端部2bは前記電極取付孔3にライニング材
5を介して嵌合され、その先端すなわち接液壁2cが前
記測定管1内に臨み接液面を形成している。アース用電
極2のフランジ部2aは、電極収納部4の内底面を覆う
ライニング材5aにOリング8を介して密接し、かつ導
電材料からなる圧縮コイルばね9によって圧接されてい
る。そして、アース用電極2は被測定流体6の温度を測
定する温度センサ10を内蔵している。温度センサ10
は前記接液壁2cに対接するようにアース用電極2内に
収納されており、そのリード線11がアース用電極2の
後端開口部より栓12の貫通孔を通って外部に導出され
ている。
【0005】前記電極収納部4は、前記圧縮コイルばね
9のばね受け部材13によって閉塞されている。ばね受
け部材13は筒状体に形成されて外周面におねじ14を
有し、電極収納部4の内周面に形成しためねじ15に螺
合している。また、ばね受け部材13の底面中央には前
記アース用電極2の後端部を外部に突出させるための貫
通孔16が形成されている。アース用電極2は測定管1
に対して圧縮コイルばね9、ばね受け部材13および電
極収納部4を介して電気的に接続されており、貫通孔1
6からばね受け部材13の外部に突出する後端面にはア
ース用リード線17の一端が半田付けによって接続され
ている。なお、18は温度センサ10をアース用電極2
の接液壁2cに固着するための充填剤である。
【0006】このような電極および温度センサの取付構
造において、アース用電極2の測定管1への取り付けに
際しては、先ず温度センサ10をアース用電極2の内部
に挿入し、充填剤18によって接液壁2cに固着する。
次に、この温度センサ10が組み込まれたアース用電極
2の閉塞側端部2bを電極取付孔3に嵌合してフランジ
部2aを電極収納部4の内底面、言い換えれば測定管1
の外周面にOリング8を介して密接する。しかる後、前
記フランジ部2a上に圧縮コイルばね9を載置し、ばね
受け部材13を電極収納部4に螺合して圧縮コイルばね
9を圧縮し、フランジ部2aを測定管1の外周面に押し
付ける。そして、ばね受け部材13の貫通孔16から外
部に突出しているアース用電極2の後端面にアース用リ
ード線17の一端を半田付けによって接続する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電磁流
量計において、アース用電極2の取付けに際しては予め
アース用電極2に温度センサ10を組み込み、次にこの
アース用電極2を測定管1の電極取付孔3に嵌合し、し
かる後ばね受け部材13を電極収納部4に螺合する必要
がある。このため、ばね受け部材13を電極収納部4に
螺合する際にはリード線11がばね受け部材13の貫通
孔16から外部に突出している。しかしながら、リード
線11がばね受け部材13の貫通孔16から外部に突出
した状態でばね受け部材13の締め込み作業を行うと、
リード線11が手に絡まったりあるいは電極収納部4や
ばね受け部材13のエッジ部に引っ掛かったりして損傷
したり断線するという問題があった。そこで、このよう
な問題を解決する方法として従来はアース用電極2を測
定管1に取り付けた後、アース用電極2の後端開口部よ
り温度センサ10をアース用電極2内に収納するように
している。しかし、その場合はアース用電極2の内径が
小さいと温度センサ10が途中で引っ掛かったりするた
め、接液壁2cに確実に対接させることが難しく、被測
定流体6の温度を正確に測定できないという問題があっ
た。
【0008】本発明は上記した従来の問題点に鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、電極部材の取
付作業時に温度センサのリード線が損傷したり断線した
りすることがなく、また温度センサを電極部材の接液壁
に確実に対接させることができるようにした電磁流量計
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、外周面に電極取付孔を取り囲む電極収納部が
突設された測定管と、前記電極取付孔に嵌合した電極部
材と、前記電極収納部内に弾装され電極部材を測定管に
圧接するばねと、前記電極収納部を閉塞するとともに前
記電極部材の後端を外部に突出させる貫通孔を有するば
ね受け部材と、前記電極部材の先端の接液壁に対接する
ように内蔵された温度センサとを備えた電磁流量計にお
いて、前記電極部材を、前記電極取付孔に嵌合し前記ば
ねによって測定管に圧接される第1の電極構成部材と、
後端部に前記温度センサのリード線導出孔が設けられこ
の部分が前記ばね受け部材の外部に突出するように前記
第1の電極構成部材に組み付けられる第2の電極構成部
材とで構成したことを特徴とする。また、本発明は、第
1の電極構成部材を接液側が閉塞した筒状体によって形
成し、第2の電極構成部材を筒体で形成したことを特徴
とする。また、本発明は、第1の電極構成部材を両端が
開放する筒状体によって形成し、第2の電極構成部材を
接液側が閉塞した筒状体によって形成したことを特徴と
する。
【0010】
【作用】本発明において、電極部材は、第1の電極構成
部材と第2の電極構成部材の2部材からなり、検出用の
電極もしくはアース用の電極を形成する。第1の電極構
成部材は電極取付孔に嵌合する。ばねは第1の電極構成
部材を測定管の外周面に押し付ける。第2の電極構成部
材は後端部に温度センサのリード線導出孔を有し、第1
の電極構成部材に螺合、圧入等によって組み付けられ
る。ばね受け部材は電極収納部を覆うとともに貫通孔か
ら第2の電極構成部材の後端部を外部に突出させる。温
度センサは、接液側が閉塞した電極構成部材にその接液
壁に対接するように収納される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係る電磁流量計の一実
施例を示す断面図、図2は測定管の外観斜視図、図3は
温度センサが組み込まれたアース用電極の取付構造の断
面図である。なお、図中従来技術の欄で説明したものと
同一の構成部材等については同一符号を付し、その詳細
な説明を省略する。これらの図において、電磁流量計2
0は非磁性材からなる測定管1と、これを覆うケース2
1および後述する変換器22によって概ね構成されてお
り、ケース21は測定管1の両端部に設けた接続配管用
フランジ1a,1bに取り付けられている。ケース21
の上部には一体に突設された筒状のリード線導出部21
Aを有し、その先端に変換器22が設けられている。
【0012】前記測定管1の外周には、測定管1の軸線
と直交する磁束φを形成する一対の励磁コイル23が互
いに対向するように周方向に180°位相を異ならせて
設けられている。励磁コイル23はコア24に巻回され
ている。また、測定管1における軸線方向中央には、前
記励磁コイル23による磁束φと測定管1の軸線の双方
に対して直交する方向に軸線をもつ一対の検出用電極2
5が設けられており、その内端面が管路26内に臨み接
液面を形成している。このため、励磁コイル23と検出
用電極25は、測定管1の周方向に90°位相がずれて
いる。また、検出用電極25は測定管1に対して電気的
に絶縁されるとともに液シールされており、その信号取
出用リード線27が前記変換器22に接続される。な
お、検出用電極25としては、通常ステンレス等の非磁
性材によって製作され、耐食性が要求される場合は、白
金、タンタル、チタン等の貴金属で製作される。
【0013】また、測定管1の周面両端部寄りには一対
のアース用電極2が設けられており、その先端面が管路
26内に臨み接液面を形成している。アース用電極2
は、起電力を検出しないために励磁コイル23および検
出用電極25に対して任意の角度を隔てた位置に設けら
れる。また、アース用電極2は測定管1に対して圧縮コ
イルばね9およびばね受け部材13を介して電気的に接
続されるとともに、アース用リード線17によって前記
変換器22を経てグランドに接地される。アース用電極
2を変換器22に接続する理由は、被測定流体6の電位
(グランド電位)が必ずしも0ボルトとは限らないた
め、この電位を検出用電極25によって検出した起電力
から差し引いて正規の起電力を得るためである。また、
一対のアース用電極2の中、下流側のアース用電極2は
被測定流体6の温度を測定する白金測温抵抗体等の温度
センサ10を内蔵している。
【0014】温度センサ10を収納するアース用電極2
の構造等を図3に基づいてさらに詳述すると、このアー
ス用電極2は、導電材料によって2つに分けて形成され
た第1、第2の電極構成部材31,32とで構成され
る。
【0015】前記第1の電極構成部材31は、先端すな
わち接液側が閉塞した筒状体によって形成されており、
後端部外周面にはフランジ部31aを一体に有してい
る。第1の電極構成部材31は前記測定管1の外部から
電極取付孔3に嵌合され、その接液壁33が測定管1内
に臨み接液面を形成している。この接液壁33の肉厚t
は、温度センサ10が流体温度を正確に測定することが
できるようにするために可及的薄く設定される。一方、
第1の電極構成部材31のフランジ部31aは測定管1
の外周面にOリング8を介して密接し、かつ圧縮コイル
ばね9によって圧接される。第1の電極構成部材31の
中心孔34には、開口側にねじ孔35が形成され、奥側
に前記温度センサ10の収納部36が形成されている。
そして、第1の電極構成部材31は、接液壁33を被測
定流体6から保護するために耐食性に優れた材料、たと
えばタンタル、チタン等によって形成される。
【0016】前記第2の電極構成部材32は、ステンレ
ス等の非耐食性材料によって両端が開放する筒体によっ
て形成されている。第2の電極構成部材32の外周面先
端部寄りには雄ねじ部37が形成されており、この雄ね
じ部37は第1の電極構成部材31のねじ孔35に螺合
することで第2の電極構成部材32を第1の電極構成部
材31に組み付ける。第2の電極構成部材32の後端部
は、ばね受け部材13の貫通孔16から外部に突出し、
また後端面には前記アース用リード線17の一端をビス
38によって接続されている。さらに、第2の電極構成
部材32は後端部周面に形成したリード線導出孔39を
有している。このリード線導出孔39は第2の電極構成
部材32の軸線方向に長く形成されている。
【0017】前記温度センサ10は、第2の電極構成部
材32の先端面に熱伝導性のよい接着剤40によって固
着されており、そのリード線11が第2の電極構成部材
32の内部を通り前記リード線導出孔39からばね受け
部材13の外部に導出される。この温度センサ10は、
第2の電極部材32が第1の電極構成部材31にねじ孔
35と雄ねじ部37の螺合によって組み付けられると、
図3に示すように第1の電極構成部材31のセンサ収納
部36内に位置付けられ、その接液壁33に対接する。
【0018】このような構造からなる電磁流量計20に
おいて、励磁コイル23に通電してこれを励磁すると、
測定管1内を流れる被測定流体6を横切ってその流れと
直交する磁界が発生する。磁界が発生すると、電磁誘導
現象により磁界の方向と流れの方向の双方に対して直交
する方向に流速に比例した起電力が流体中に発生し、こ
れを一対の検出用電極25によって取り出し増幅して信
号処理した後記録したり、指示計器に伝送することで被
測定流体6の流量や平均流速を測定したり流量の定値制
御を行う。
【0019】温度センサ10は、第1の電極構成部材3
1のセンサ収納部36内にあってその接液壁33に対接
することにより接液壁33の温度を測定する。しかし、
この接液壁33は測定管1内に臨み被測定流体6に接液
しているため、被測定流体6の温度と略等しく、したが
って、接液壁33の温度を測定すれば実質的に被測定流
体6の温度を測定したことになる。
【0020】アース用電極2を測定管1に対して取り付
ける際には、先ず第1の電極構成部材31を電極取付孔
3に嵌合してフランジ部31aをOリング8を介して測
定管1の外周面に密接する。次に、圧縮コイルばね9を
フランジ31a上に載置してばね受け部材13を電極収
納部4に螺合して圧縮コイルばね9を圧縮する。このた
め、圧縮コイルばね9はフランジ部31aを弾圧し測定
管1の外周面に押し付ける。次に、第2の電極構成部材
32を第1の電極構成部材31に組み付ける。この時、
温度センサ10は第2の電極構成部材32の先端面に予
め接着剤40によって固着されており、そのリード線1
1が第2の電極構成部材32の内部を通ってリード線導
出孔39から外部に導出されている。このように温度セ
ンサ10が取り付けられた第2の電極構成部材32をば
ね受け部材13の貫通孔16から電極収納部4の内部に
挿入して雄ねじ部37を第1の電極構成部材31のねじ
孔35にねじ込み、温度センサ10を第1の電極構成部
材31の接液壁33に対接すると、第2の電極構成部材
32が第1の電極構成部材31に組み付けられる。そし
て、アース用リード線17の一端を第2の電極構成部材
32のばね受け部材13から突出している後端面にビス
38によって接続することにより、アース用電極2の取
付作業が完了する。
【0021】このような電磁流量計20にあっては、ば
ね受け部材13を電極収納部4に螺合した後、温度セン
サ10が取り付けられた第2の電極構成部材32を第1
の電極構成部材31に組み付けることができるので、ば
ね受け部材13を螺合する際には温度センサ10のリー
ド線11が存在せず、したがって、リード線11が手に
からまったり電極収納部4やばね受け部材13のエッジ
部に引っ掛かって損傷したり断線したりすることがな
い。また、予め温度センサ10を第2の電極構成部材3
2に取り付けているので、第2の電極構成部材32を第
1の電極構成部材31に組み付けると、温度センサ10
を第1の電極構成部材31の接液壁33に対接すること
ができる。
【0022】図4に示す実施例においては、第2の電極
構成部材32の先端部32aを嵌合部とし、この嵌合部
32aを第1の電極構成部材32の中心孔34に圧入す
ることで第2の電極構成部材32を第1の電極構成部材
31に組み付けている。その他の構成は上記した実施例
と同様である。
【0023】図5に示す実施例においては、アース用電
極2を、両端が開放する筒状体によって形成した第1の
電極構成部材50と、接液側が閉塞する筒状体によって
形成した第2の電極構成部材51によって構成し、第2
の電極構成部材51に温度センサ10を内蔵している。
第1の電極構成部材50は、電極取付孔3に嵌合する第
1の筒部50aと、測定管1の外周面にOリング8を介
して密接するフランジ部50bと、ばね受け部材13の
貫通孔16から外部に突出する第2の筒部50cとを一
体に有する。第1の電極構成部材50の中心孔53の一
部は雌ねじが形成されることによりねじ孔54を形成し
ている。第2の電極構成部材51は、外周面先端部寄り
に形成した雄ねじ部55を有し、この雄ねじ部55は前
記第1の電極構成部材50のねじ孔54に螺合する。ま
た、第2の電極構成部材51の後端部周面にはスリット
状のリード線導出孔39を設けている。第2の電極構成
部材51の内部には前記温度センサ10がその接液壁5
6に対接するように収納されており、かつ比較的熱伝導
性のよい合成樹脂、セラミック微粉体等を含む接着剤な
どの充填物58によってモールドされている。温度セン
サ10のリード線11は第2の電極構成部材51内を通
ってリード線導出孔38から外部に導出されている。そ
して、第2の電極構成部材51は、Oリング57を介し
て第1の電極構成部材50に挿入され、雄ねじ部55が
ねじ孔54に螺合することで第1の電極構成部材50に
組み付けられる。この状態において、第2の電極構成部
材51の接液壁56は測定管1内に臨むことにより接液
面を形成する。そして、第1、第2の電極構成部材5
0,51はいずれもその一部が被測定流体6に接するた
めに耐食性材料によって製作される。なお、その他の構
造は図3および図4に示した実施例と同様である。
【0024】なお、上記した実施例はいずれもアース用
電極2の内部に温度センサ10を組み込んだ例を示した
が、本発明はこれに特定されるものではなく、起電力検
出用の電極25の内部に組み込んでもよい。したがっ
て、本発明においては、起電力検出用の電極とアース用
の電極を総称して電極部材と呼んでいる。起電力検出用
の電極25に温度センサ10を組み込む場合は、検出用
電極25を上記したアース用電極2と同様に第1,第2
の電極構成部材で構成すればよい。ただし、検出用電極
25については測定管1に対して絶縁して取り付ける必
要があるが、この絶縁は電極と圧縮コイルばねとの間に
絶縁部材を介在させることにより簡単に達成することが
できる。また、上記した実施例はアース用電極を2つ設
けた例を示したが、必ずしも2つ設ける必要はなく、1
つのみであってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電磁流
量計は、温度センサを収納する電極部材を第1、第2の
電極構成部材で構成したので、第1の電極構成部材を測
定管に取り付け、ばね受け部材で電極収納部を閉塞した
後、第2の電極構成部材を第1の電極構成部材に組み付
けることができる。また、この第2の電極構成部材は、
温度センサ用のリード線導出孔を有する後端部がばね受
け部材の外部に突出するように第1の電極構成部材に組
み付けられるため、予め温度センサを第2の電極構成部
材に取り付けておくことができる。したがって、ばね受
け部材を電極収納部に取り付ける際には温度センサのリ
ード線が存在しないため、このリード線が手に絡まった
りあるいは電極収納部やばね受け部材のエッジ部に引っ
掛かって損傷したり断線したりすることがない。また、
予め温度センサを第2の電極構成部材に組み付けておく
ことができるので、温度センサを電極部材の接液壁に対
して確実に対接することができ、被測定流体の温度を正
確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電磁流量計の一実施例を示す断
面図である。
【図2】 測定管の斜視図である。
【図3】 アース用電極の取付構造の断面図である。
【図4】 本発明の他の実施例を示すアース用電極の取
付構造の断面図である。
【図5】 本発明のさらに他の実施例を示すアース用電
極の取付構造の断面図である。
【図6】 アース用電極と温度センサの取付構造の従来
例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…測定管、2…アース用電極、2c…接液壁、3…電
極取付孔、4…電極収納部、5…ライニング材、6…被
測定流体、8…Oリング、9…圧縮コイルばね、10…
温度センサ、11…温度センサ用リード線、13…ばね
受け部材、16…貫通孔、17…アース用リード線、2
0…電磁流量計、31…第1の電極構成部材、31a…
フランジ部、32…第2の電極構成部材、33…接液
壁、39…リード線導出孔、50…第1の電極構成部
材、50b…フランジ部、51…第2の電極構成部材、
56…接液壁。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に電極取付孔を取り囲む電極収納
    部が突設された測定管と、前記電極取付孔に嵌合した電
    極部材と、前記電極収納部内に弾装され電極部材を測定
    管に圧接するばねと、前記電極収納部を閉塞するととも
    に前記電極部材の後端を外部に突出させる貫通孔を有す
    るばね受け部材と、前記電極部材の先端の接液壁に対接
    するように内蔵された温度センサとを備えた電磁流量計
    において、前記電極部材を、前記電極取付孔に嵌合し前
    記ばねによって測定管に圧接される第1の電極構成部材
    と、後端部に前記温度センサのリード線導出孔が設けら
    れこの部分が前記ばね受け部材の外部に突出するように
    前記第1の電極構成部材に組み付けられる第2の電極構
    成部材とで構成したことを特徴とする電磁流量計。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電磁流量計において、
    第1の電極構成部材を接液側が閉塞した筒状体によって
    形成し、第2の電極構成部材を筒体で形成したことを特
    徴とする電磁流量計。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電磁流量計において、
    第1の電極構成部材を両端が開放する筒状体によって形
    成し、第2の電極構成部材を接液側が閉塞した筒状体に
    よって形成したことを特徴とする電磁流量計。
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