JPH0684540U - ディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク駆動装置

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JPH0684540U
JPH0684540U JP2283893U JP2283893U JPH0684540U JP H0684540 U JPH0684540 U JP H0684540U JP 2283893 U JP2283893 U JP 2283893U JP 2283893 U JP2283893 U JP 2283893U JP H0684540 U JPH0684540 U JP H0684540U
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JP
Japan
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hub
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disk
drive roller
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誠昭 尾形
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】駆動ローラにオイルを塗布しなくても回転が滑
らかで、駆動ローラは、それ自体コストが安く、もとも
と表面粗度が良好で、表面粗度を改善するためのバレル
処理が不要であるディスク駆動装置を得る。 【構成】ハブ台4と、ハブ台4から突出し、ハブ台4に
載せられるディスクハブの係合孔に係合してディスクの
位置出し及び回転駆動を行う駆動ピン10とを有し、駆
動ピン10は、その軸線を中心に回転自在に支持された
駆動ローラ8を有してなるディスク駆動装置。駆動ロー
ラ8は、非含油焼結メタルからなる。非含油焼結メタル
は、鉄系焼結メタルにすればよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フロッピーディスクドライブ装置等に用いられるディスク駆動装置 に関するもので、特にその駆動ピンの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
フロッピーディスクドライブ装置等では、ハブ台と、このハブ台から突出し、 ハブ台に載せられるディスクハブの係合孔に係合してディスクのポジショニング 及びディスクの回転駆動を行う駆動ピンとを有してなるディスク駆動装置が用い られる。図3は従来のディスク駆動装置の例を示す。図3において、ハウジング 1の中心部の円筒部にはボールベアリング2が嵌められ、ボールベアリング2に よってスピンドル3が回転自在に支持されている。ハウジング1には図示されな いモータのステータが組み付けられ、スピンドル3の下端部には図示されないモ ータのロータが一体に取付けられ、スピンドル3が回転駆動されるようになって いる。
【0003】 スピンドル3の上端部にはプラスチックマグネットによってハブ台4が一体成 形されている。ハブ台4のボールベアリング2との対向部にはスピンドル3を囲 むようにして突部5が形成されている。ハブ台4の下面側には板ばね19が取付 けられ、板ばね19には駆動ピン20が取付けられている。駆動ピン20は、板 ばね19に固定された支持軸9と、支持軸9によって回転自在に支持された駆動 ローラ18とを有してなる。駆動ローラ18はその軸線を中心として回転する。 駆動ローラ18はハブ台4の孔を空間的余裕をもって貫通し、ハブ台4の上面側 に突出している。ハブ台4の上面には、フイルム状の滑り部材7が貼り付けられ ている。ハブ台4は着磁され、ハブ台4に載せられるディスクハブを磁気的に吸 着するようになっている。
【0004】 ハブ台4の上面にはディスクハブが載せられ、ディスクハブの中心孔にスピン ドル3の上端部が係合し、ディスクハブの係合孔に駆動ピン20が係合する。板 ばね19の弾力で駆動ピン20がディスクハブをハブ台4上にポジショニングし 、かつ、スピンドル3と共にハブ台4が回転駆動されることによってディスクハ ブ及びこれと一体のディスクを回転駆動する。
【0005】 上記駆動ピン20を構成する支持軸9はステンレス鋼などからなり、駆動ロー ラ18は例えば工具用炭素鋼などからなり、何れもレース加工によって作られて いる。そして、駆動ローラ18は外周のみならず支持軸9と摺接する内周の表面 粗度を良くするためにバレル処理され、また、駆動ローラの回転を滑らかにする ために軸9との間にオイルを塗布している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
以上説明した従来のディスク駆動装置によれば、駆動ピン20を構成する駆動 ローラ18がレース材であるため、回転を滑らかにするために支持軸9との間に オイルを塗布する必要がある。もしオイルを塗布しないとすれば、駆動ローラ1 8の回転が不円滑になり、ハブ台4に対するディスクハブの位置決めが円滑に行 われず、ポジショニング精度も低下することになる。また、レース材はそれ自体 コストが高く、さらに表面粗度を良好にするためにバレル処理する必要があるこ とからもコスト高になるという難点がある。
【0007】 本考案は、このような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、駆 動ローラにオイルを塗布しなくても回転が滑らかであり、駆動ローラ自体のコス トが安く、かつ、もともと表面粗度が良好で、表面粗度を改善するためのバレル 処理を不要にすることができるディスク駆動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案は、ハブ台と、このハブ台から突出し、ハブ台に載せられるディ スクハブの係合孔に係合してディスクの位置出し及びディスクの回転駆動を行う 駆動ピンとを有し、上記駆動ピンが、その軸線を中心に回転自在に支持された駆 動ローラを有してなるディスク駆動装置において、上記駆動ローラを、非含油焼 結メタルとした。非含油焼結メタルを、鉄系焼結メタルとすればなおよい。
【0009】
【作用】
焼結含油メタルは軸との焼結面が滑らかであり、潤滑のためのオイルは不要で ある。焼結含油メタルは表面粗度が良好であり、バレル処理などは不要である。 非含油焼結メタルを鉄系焼結メタルとすれば、硬度を確保するのに有利である。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照しながら本考案にかかるディスク駆動装置の実施例について 説明する。なお、図3に示す従来例と同じ構成部分には共通の符号を用いて説明 する。 図1において、ハウジング1の中心部の円筒部には2個のボールベアリング2 ,2が上下に嵌められ、ボールベアリング2,2によってスピンドル3が回転自 在に支持されている。ハウジング1にはスペーサ11の介在のもとにステータコ ア12が組み付けられ、ステータコア12に形成された適宜数の突極には駆動コ イル14が巻回されている。スピンドル3の下端部には扁平なカップ状のロータ ケース15が一体に取付けられ、ロータケース15の周壁内周面にはロータマグ ネット16が固着されている。ロータマグネット16の内周面は上記各突極と適 宜の間隙をおいて対向し、ロータマグネット16の回転位置に応じて各突極の駆 動コイル14への通電が切り換えられることにより、ロータマグネット16及び これと一体のロータケース15とスピンドル3が回転駆動されるようになってい る。
【0011】 スピンドル3の上端部にはプラスチックマグネットによってハブ台4が一体成 形されている。ハブ台4のボールベアリング2との対向部にはスピンドル3を囲 むようにして突部5が形成されている。ハブ台4の下面側には板ばね19が取付 けられ、板ばね19には駆動ピン10が取付けられている。駆動ピン10は、板 ばね19に固定された支持軸9と、この支持軸9によって回転自在に支持された 駆動ローラ8とを有してなる。駆動ローラ8はその軸線を中心として回転する。 駆動ローラ8はハブ台4の孔を空間的余裕をもって貫通し、ハブ台4の上面側に 突出している。ハブ台4の上面には、フイルム状の滑り部材7が貼り付けられて いる。ハブ台4は着磁され、ハブ台4に載せられるディスクハブを磁気的に吸着 するようになっている。
【0012】 上記駆動ローラ8は、従来のディスク駆動装置の駆動ローラと異なり、焼結メ タルからなる。しかも、軸受として用いられる一般の焼結メタルと異なり油を含 まない非含油焼結メタルである。駆動ローラ8はその硬度を確保するために、鉄 系の焼結メタルとするのが望ましい。
【0013】 図2に詳細に示すように、ハブ台4の前記突部5は軸受の内輪に当接するもの であるが、その内周側がスピンドル3の周面に沿って円周溝状に除去されること によりいわゆるネッキング6が形成されている。
【0014】 ハブ台4の上面にはディスクハブが載せられ、ディスクハブの中心孔にスピン ドル3の上端部が係合し、ディスクハブの係合孔に駆動ピン10が係合する。ハ ブ台4が回転駆動され、ディスクハブの係合孔に駆動ピン10が一致したとき、 周知のように板ばね19の弾力で駆動ピン10がディスクハブの係合孔に飛込み 、かつ、板ばね19の弾力で駆動ピン10がディスクハブをハブ台4上に位置決 めする。そして、スピンドル3と共にハブ台4が回転駆動されることによってデ ィスクハブ及びこれと一体のディスクが回転駆動される。
【0015】 以上説明したように、駆動ピン10を構成する駆動ローラ8は非含油焼結メタ ルからなるため、その支持軸9に対する回転が滑らかになり、支持軸との摺接面 にオイルを塗布する必要がなくなる。また、駆動ピン10の回転が滑らかなため 、小さなポジショニングトルクで足り、ディスクハブのチャッキング特性が向上 する利点がある。さらに、焼結メタル自体のコストはレース材に比べて安いし、 もともと表面粗度も良好なため、表面粗度を良くするためのバレル処理などは不 要であり、この点からもコストの低廉化を図ることができる。駆動ローラ8を鉄 系の焼結メタルにすれば、硬度確保の上からより好ましい駆動ローラにすること ができる。
【0016】 ところで、図3に示す従来例のように、スピンドル3とハブ台4とをプラスチ ックで一体成形した場合、ハブ台4とスピンドル3との境界部分にバリが生じや すい。特に、図3に符号4aで示すようにボールベアリング2との対向面側にバ リが生じると、このバリとボールベアリング2とが干渉し、ハブ台が浮くとか、 経時的にバリがつぶれてハブ4の高さが変動するとか、バリがボールベアリング 内部にもぐり込んでハブ台4の面振れ、スピンドル3の芯振れを生じる、という ような問題がある。
【0017】 その点、前記本考案の実施例によれば、ハブ台4の突部5の内周側にネッキン グ6を形成したため、図2に示すように、ハブ台4とスピンドル3との境界部分 にバリ4aが生じても、ネッキング6がバリ4aに対する逃げとなり、バリ4a とボールベアリング2とが干渉することがなく、上に述べたような様々な問題を 解消することができる。このように、ネッキング6はバリ4aに対する逃げとな るものであるから、ネッキング6の深さDはバリ4aの高さと同じか、又はバリ 4aの高さよりも大きくするのが望ましい。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、駆動ピンを構成する駆動ローラは非含油焼結メタルからなる ため、回転が滑らかになり、オイルを塗布する必要がなくなる。また、駆動ピン の回転が滑らかなため、小さなポジショニングトルクで足り、ディスクハブのチ ャッキング特性が向上する利点がある。さらに、焼結メタル自体のコストはレー ス材に比べて安いし、もともと表面粗度も良好なため、表面粗度を良くするため のバレル処理などは不要であり、この点からもコストの低廉化を図ることができ る。駆動ローラを鉄系の焼結メタルにすれば、硬度確保の上からより好ましい駆 動ローラを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるディスク駆動装置の実施例を示
す断面図である。
【図2】同上実施例のスピンドルとハブ台との結合部の
拡大断面図である。
【図3】従来のディスク駆動装置の要部を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
4 ハブ台 8 駆動ローラ 10 駆動ピン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブ台と、このハブ台から突出し、ハブ
    台に載せられるディスクハブの係合孔に係合してディス
    クの位置出し及びディスクの回転駆動を行う駆動ピンと
    を有し、上記駆動ピンは、その軸線を中心に回転自在に
    支持された駆動ローラを有してなるディスク駆動装置に
    おいて、上記駆動ローラは、非含油焼結メタルからなる
    ディスク駆動装置。
  2. 【請求項2】 非含油焼結メタルは、鉄系焼結メタルで
    ある請求項1記載のディスク駆動装置。
JP2283893U 1993-04-06 1993-04-06 ディスク駆動装置 Expired - Lifetime JP2583346Y2 (ja)

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JP2283893U JP2583346Y2 (ja) 1993-04-06 1993-04-06 ディスク駆動装置

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JPH0684540U true JPH0684540U (ja) 1994-12-02
JP2583346Y2 JP2583346Y2 (ja) 1998-10-22

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