JP2542379Y2 - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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JP2542379Y2
JP2542379Y2 JP11387991U JP11387991U JP2542379Y2 JP 2542379 Y2 JP2542379 Y2 JP 2542379Y2 JP 11387991 U JP11387991 U JP 11387991U JP 11387991 U JP11387991 U JP 11387991U JP 2542379 Y2 JP2542379 Y2 JP 2542379Y2
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Japan
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spring piece
rotor shaft
load
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stepping motor
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清志 若井
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Nidec Sankyo Corp
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本考案は、フロッピーディスクドライブ装
置の駆動などに用いられる永久磁石型のステッピングモ
ータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、一般的なステッピングモータ1
の構成を示している。ステッピングモータ1は、この例
によると2つのモータフレーム2、およびこれらと別体
のモータフレーム3によって組み立てられており、それ
らの内部で磁石回転子4を収納している。2つのモータ
フレーム2は磁性体を環状に成形してそれぞれが環状の
ヨーク2’と対向し、その内部にコイル5を収納し、ま
た内周部分で周方向に沿って交互にステータ6を形成し
ている。またモータフレーム3は、円板状のばね材によ
って構成されており、ストッパー10とともにモータフ
レーム2の一方の開口面に固定されている。なお、モー
タフレーム2は、支持フレーム20によって組み込み対
象に取り付けられるようになっている。
【0003】磁石回転子4の回転子軸7は、取り付け板
8に固定された軸受け9によって回転自在に支持されて
おり、内部の端面で直接または窪み内に収納された鋼球
11によってモータフレーム3の内面に接し、また軸受
け9から突出した部分で送りねじ17を形成し、先端の
ピポット軸受け18によって支持フレーム19により回
転自在に支持されている。なお、このモータフレーム
2、3は、別部材によって構成されているが、これらは
1つの部材として構成することもできる。
【0004】上記モータフレーム3は、特開平3−36
51号公報に開示されているように回転子軸7をピポッ
ト軸受け18の方向に所定の荷重で押圧するために設け
られている。図2および図3は、従来のモータフレーム
3の構成を示している。モータフレーム3は、既に記載
したように、ばね材によって構成されており、U字状の
打ち抜き部12により基端部15によってつながるばね
片13を形成し、このばね片13の自由端の当接部14
の中心を直接回転子軸7の端面または鋼球11に当接さ
せている。
【0005】このばね片13に必要な機能は、前記の通
り回転子軸7の送りねじ17の部分をスラスト方向に一
定荷重で押圧することである。したがって、ラジアル方
向への分圧は、可能な限り小さいものでなければならな
い。ところが、ばね片13が基端部15でモータフレー
ム3の前面に対して斜め方向に延びているため、ラジア
ル方向の荷重が発生しやすくなっている。
【0006】図4は、従来のばね片13による回転子軸
7にかかる荷重Fと、この荷重による分力としてのスラ
スト荷重F1、およびラジアル荷重F2の発生状況を示
している。これらの図で、Aは標準の組み込み状態を示
しており、またBは回転子軸7の大きなスラスト方向の
誤差に対し弱い与圧で対応する例であり、またCは回転
子軸7の小さなスラスト方向の誤差に対し強い与圧で対
応する例である。いずれの例にしても、ばね片13が回
転子軸7の軸線に対して垂直方向でない限り、ラジアル
荷重F2が発生することになる。このラジアル荷重F2
は、軸受け9に対し側圧を加えるため、軸受け寿命の点
で好ましくない。また、この側圧は、軸受け9やピポッ
ト軸受け18の部分で摺動負荷となり、特に小型で小さ
いトルクのモータにあっては、無視できないロストルク
となる。
【0007】
【考案の目的】したがって、本考案の目的は、ばね片1
3による荷重Fによって、回転子軸7の部分に発生する
ラジアル荷重F2を部品寸法のばらつきなどにかかわら
ず、低く抑え、従来の欠点を解決することである。
【0008】
【考案の解決手段】上記目的の下に、本考案は、ばね片
の中間部分に周方向の孔を形成することによって、ばね
片の当接部を回転子軸の中心線に対し垂直方向に変形し
やすい構造としている。
【0009】
【実施例】図5および図6は、本考案のばね片13の構
成を示している。このばね片13は、従来のものと同様
に、モータフレーム3から打ち抜き部12によって形成
されるが、この打ち抜き工程と同時に、当接部14すな
わち荷重の作用点を中心として先端部分の半径rと同心
円上で、幅方向のほぼ中間部分で円弧状の孔16を有し
ている。このようにして、孔16が当接部14と基端部
15との間に形成されているため、この部分で当接部1
4が鋼球11に当たったときに、ばね片13は、回転子
軸7の軸線方向に対して垂直方向に変形しやすい構造と
なっている。
【0010】図7のAは、標準の組み込み状態、Bは、
スラスト方向の誤差の大きいとき、図Cは、スラスト方
向の誤差の小さいときを従来例のものと対応させて示し
ている。いずれの組み込み状態でも、当接部14が孔1
6の部分で基端部15から部分的に分離しているため、
当接部15は、いずれの組み込み態様でも、回転子軸7
の軸線に対して垂直方向に変形している。このため、ラ
ジアル荷重F2が小さくなっており、これによる側圧の
増加や、軸受け部分に対する摺動負荷が従来のものより
も小さくなっている。また、この孔16は、鋼球11と
ばね片17との間のグリス21の保持に対して絶大な効
果を有する。グリス21は、回転子軸7の回転時に、渦
巻き状の拡散を行い、基端部15の方向に進行しようと
するが、円弧状の孔16の存在によって、外周への拡散
を抑えられる。したがって、従来のものよりもグリス2
1の保持効果が高められる。
【0011】
【他の実施例】図8は、本考案の他の実施例を示してお
り、円弧状の孔16をT字状として構成し、孔の中間部
分をばね片13の基端部15の方向に延長した例であ
る。このT字状の孔16は、ラジアル荷重F2の低減に
対して前記実施例と同様の効果を有する。特に、ばね片
13の位置ずれなどによって、当接部14と鋼球11と
の接点が中心からばね片13の幅方向にずれたとき、T
字状の孔16は、半径方向の開口部分でねじり方向の力
を吸収し、バランスのよい状態で鋼球11を介して回転
子軸7の軸線方向に荷重Fを発生させる。
【0012】
【考案の効果】本考案では、ばね片の中間部分に周方向
の孔が形成されており、この部分でばね片先端の当接部
分が回転子軸の軸線方向と垂直となる方向に変形しやす
くなっているため、ばね片が回転子軸の軸線に対して垂
直方向でなくても、回転子軸に対する必要な荷重の発生
時に、ラジアル方向の荷重が少なく抑えられる。したが
って、軸受け部分に対する側圧や摺動抵抗が小さくなっ
て、軸受けの寿命が長くなり、また回転子の振動なども
低く抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なステッピングモータの一部破断側面図
【図2】従来のモータフレームのばね片の部分の正面図
である。
【図3】従来のモータフレームのばね片の部分の断面図
である。
【図4】従来のばね片による荷重の作用状況の拡大断面
図である。
【図5】本考案のモータフレームのばね片の正面図であ
る。
【図6】本考案のモータフレームのばね片の断面図であ
る。
【図7】本考案のばね片による荷重の作用状況の拡大断
面図である。
【図8】本考案の他の実施例によるばね片の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ステッピングモータ 2 モータフレーム 3 モータフレーム 4 磁石回転子 5 コイル 6 ステータ 7 回転子軸 11 鋼球 13 ばね片 14 当接部 15 基端部 16 孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータフレーム内に、磁石回転子、コイ
    ル、ステータを収納し、回転子軸の一端をモータフレー
    ム内にあてたステッピングモータに於いて、モータフレ
    ームの一部を折り曲げてばね片とし、このばね片を回転
    子軸の一端と当接させ、ばね片の中間に周方向の孔を設
    けたことを特徴とするステッピングモータ。
  2. 【請求項2】 ばね片の孔をほぼT字状としたことを特
    徴とする請求項1記載のステッピングモータ。
JP11387991U 1991-12-09 1991-12-09 ステッピングモータ Expired - Fee Related JP2542379Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11387991U JP2542379Y2 (ja) 1991-12-09 1991-12-09 ステッピングモータ
MYPI92002201A MY110334A (en) 1991-12-09 1992-12-01 Stepping motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11387991U JP2542379Y2 (ja) 1991-12-09 1991-12-09 ステッピングモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0550986U JPH0550986U (ja) 1993-07-02
JP2542379Y2 true JP2542379Y2 (ja) 1997-07-23

Family

ID=14623411

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11387991U Expired - Fee Related JP2542379Y2 (ja) 1991-12-09 1991-12-09 ステッピングモータ

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JP (1) JP2542379Y2 (ja)
MY (1) MY110334A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014077788A (ja) * 2012-10-08 2014-05-01 Eta Sa Manufacture Horlogere Suisse 時計用電磁モータ及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014077788A (ja) * 2012-10-08 2014-05-01 Eta Sa Manufacture Horlogere Suisse 時計用電磁モータ及びその製造方法

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Publication number Publication date
MY110334A (en) 1998-04-30
JPH0550986U (ja) 1993-07-02

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