JPH068383Y2 - ダクトホース - Google Patents

ダクトホース

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JPH068383Y2
JPH068383Y2 JP1989134016U JP13401689U JPH068383Y2 JP H068383 Y2 JPH068383 Y2 JP H068383Y2 JP 1989134016 U JP1989134016 U JP 1989134016U JP 13401689 U JP13401689 U JP 13401689U JP H068383 Y2 JPH068383 Y2 JP H068383Y2
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JP
Japan
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hard
tube portion
duct hose
bellows
foam layer
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JP1989134016U
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JPH0372181U (ja
Inventor
一郎 五十嵐
大雅 石黒
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はダクトホースに関する。このダクトホースは、
例えば、自動車のエンジンに外気を導入する吸気系装
置、具体的にはエアクリーナ、エアフローメータ、吸気
マニホールド、ターボ過給機等につながるホースに利用
できる。
[従来の技術] ダクトホース、例えば、自動車のエンジンに外気を導入
する吸気系装置で使用されるダクトホースとして、第3
図に示すように、軟質ゴム製の蛇腹状の蛇腹管部200
と、蛇腹管部200と別体をなし硬質樹脂製の直管状の
硬質管部201とを用い、蛇腹管部200と硬質管部2
01とを嵌合した状態でクランプ具等により連結したも
のが知られている。このダクトホースは、エアクリーナ
100、過給機101を経てエンジン102に空気を供
給する。
また他のダクトホースとして、第4図および第5図に示
すように、軟質ゴム製の蛇腹状の蛇腹管部205と、硬
質樹脂製の直管状の硬質管部206とを一体的に成形し
たものが知られている。更に、第6図に示すように直管
状の硬質管部207を、硬質樹脂製の内層207aと軟
質ゴム製の外層207bとで一体的に成形して形成した
ダクトホースが知られている。
[考案が解決しようとする課題] 第3図に示すダクトホースでは、使用条件によっては蛇
腹管部200と硬質管部201との連結部分から空気漏
れが生じることがある。また部品点数も多くなるため組
付けコストが高くなる。
第4図および第5図に示すダクトホース及び第6図に示
すダクトホースでは、蛇腹管部205と硬質管部20
6、207とが一体的に成形されているので、空気漏れ
の解消、部品点数の低減では有利である。
ところで近年、産業界では、空気漏れの解消、部品点数
の低減の他に、ダクトホースを用いた装置における騒音
の一層の低減も要請されている。例えば、自動車の分野
では自動車の車室内の静粛性などの要請から、自動車の
吸気系で生じる吸気音をダクトホース外に出さない、す
なわち、消音特性とか遮音特性のすぐれたダクトホース
が求められている。
本考案は上記した実情に鑑み開発されたものであり、そ
の技術的課題は、吸気音等の騒音の低減に有利なダクト
ホースを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案者は鋭意研究した結果、硬質管部の振動により外
部に音が伝搬することが騒音の主な原因になっているこ
とに着目し、硬質管部の内面部に発泡層を積層すれば、
騒音を低減できることを知見し、この知見に基づき本考
案を完成させたものである。
即ち、本考案のダクトホースは、軟質材料を主体とする
蛇腹状の蛇腹管部と、蛇腹管部に連設された硬質材料を
主体とする硬質管部とで構成され、 少なくとも硬質管部の内面部には発泡材料で形成された
発泡層が一体的に積層されていることを特徴とするもの
である。
蛇腹管部は例えばポリプロピレンとエチレン・プロピレ
ン系ゴムのブレンド物、ポリアミドとエチレン・プロピ
レン系ゴムのブレンド物、エステル系化合物とエーテル
系化合物の共重合体等の軟質材料で形成されている。蛇
腹管部の弾性率は300〜9000kg/cm程度と
するのが好ましい。
硬質管部はポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル
等の樹脂、またはそれらの樹脂をガラス繊維等で補強し
た硬質材料で形成されている。
また硬質管部は、硬い筒状の補強部をインサートしても
よい。硬質管部の弾性率は例えば、400〜7000k
g/cm2とすることができる。
発泡層の見掛け比重は必要に応じ適宜選択できるが、硬
質管部への振動の伝達を効果的に阻止し、減衰するため
見掛け比重を小さくすることができ、例えば、0.01
〜0.7g/cm3とすることができる。
発泡層を形成する発泡材料としてはウレタン樹脂、ポリ
塩化ビニル樹脂等、通常使用されている発泡樹脂を用い
ることができる。なお発泡層は独立気孔をもつ発泡材料
でも、連続気孔をもつ発泡材料で形成してもよい。
本考案のダクトホースは例えばブロー成形で形成でき
る。即ち、先ず、硬質管部および蛇腹管部となる外パリ
ソン、発泡層となる内パリソンを押出機により同軸的に
押し出して形成する。そして、そのパリソンを成形型の
キャビティ内に配置し、その後成形型を型締めして成形
型の一端部を閉じる。次に、成形型の他端からパリソン
内に圧縮空気を導入して外パリソンおよび内パリソンを
成形型の内面に密着させ、成形型に相応する硬質管部お
よび蛇腹管部を形成すると共に内パリソンを発泡させて
発泡層を形成する。また、蛇腹管部と硬質管部とを通常
通りブロー成形あるいは型成形したのち、その内部に発
泡層を型成形してもよい。この方法は発泡層をウレタン
フォームで形成する場合に有利である。
[作用] 少なくとも硬質管部の内面部には発泡層が一体的に積層
されているため、硬質管部への振動の伝達を効果的に阻
止するとともに振動している硬質管部の振動を吸収し、
外部にもれる騒音を減少させることができる。
[実施例] 本考案のダクトホースを第1図に示す第1実施例に従っ
て説明する。
本実施例のダクトホースは、蛇腹状の蛇腹管部1と、蛇
腹管部1に連設された非蛇腹状の硬質管部2とで構成さ
れている。蛇腹管部1は、軟質材料であるポリプロピレ
ンとエチレン・プロピレン系ゴムとのブレンド材で形成
されている。蛇腹管部1の平均肉厚t1は0.5〜3mm
程度であり、曲げ弾性率は300〜9000kg/cm
程度である。硬質管部2は硬質材料としてのガラス繊
維で補強したポリアミドで形成されている。硬質管部2
の肉厚t2は2〜3mm程度であり、曲げ弾性率は400
〜70000kg/cm2程度である。
硬質管部2の内面部および蛇腹管部1の内面部には、発
泡層3が一体的に積層されている。発泡層はウレタンフ
ォームで形成されている。発泡層3の肉厚t3は2〜4
mm程度であり、発泡率は0.01〜0.7g/cm3であ
る。
このダクトホースは次のように製造した。即ち、まず蛇
腹管部1と硬質管部2を通常の2色押出してパリソンを
形成し、その後ブロー成形を実施し、その後、このホー
スを型に組み込み、ホースの内面にウレタン原液を注入
し、発泡させて発泡層3を得た。
本実施例のダクトホースでは、硬質管部2の内面部およ
び蛇腹管部1の内面部には発泡層3が一体的に積層され
ているため、硬質管部2への振動の伝達を効果的に阻止
できると共に、振動している硬質管部2の振動を吸収で
き、従って外部にもれる騒音を低減させることができ
る。また、蛇腹管部1の内面部にも発泡層3が一体的に
積層されているが、発泡層3は曲げ弾性率が小さいの
で、蛇腹管部1の良好な屈曲性を損なわない。
本考案のダクトホースの第2実施例を第2図に示す。こ
のダクトホースは第1実施例の場合と基本的には同じ構
成である。ただし、硬質管部4は、ポリプロピレンとエ
チレン・プロピレン系ゴムとのブレンド材で蛇腹管部1
と一体的に形成された外層4aと、ガラス繊維入りポリ
アミドで形成された内層4bとで形成されている。第2
実施例においても、硬質管部4の内面部および蛇腹管部
1の内面部には発泡層3が一体的に積層されているた
め、硬質管部4の内層4bへの振動の伝達を効果的に阻
止でき、又、振動している内層4bの進動を吸収でき、
従って騒音を低減するのに有利である。
なお、第1実施例のダクトホース、第2実施例のダクト
ホースは、第3図に示した従来の場合と同様に、エアク
リーナー100、過給機101、エンジン102を備え
た自動車の吸気系に使用することができるが、これに限
らずコンプレッサ等の他の装置に使用することもでき
る。
[考案の効果] 本考案のダクトホースによれば、発泡層が硬質管部の内
面部に積層されているので、消音特性、遮音特性に優れ
ており、吸気音等の騒音を低減するのに有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる第1実施例のダクトホースの要
部を示す断面図、第2図は本考案の第2実施例のダクト
ホースの要部を示す断面図である。 第3図は従来のダクトホースを過給機に使用した状態を
示す側面図、第4図は異なる従来のダクトホースを過給
機に使用した状態を一部断面にして示す側面図、第5図
は第4図に示すダクトホースの要部を示す拡大断面図、
第6図は更に異なる従来のダクトホースの要部を示す拡
大断面図である。 図中、1は蛇腹管部、2は硬質管部、4は硬質管部、4
aは外層、4bは内層を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軟質材料を主体とする蛇腹状の蛇腹管部
    と、前記蛇腹管部に連設された硬質材料を主体とする硬
    質管部とで構成され、 少なくとも前記硬質管部の内面部には発泡材料で形成さ
    れた発泡層が一体的に積層されていることを特徴とする
    ダクトホース。
JP1989134016U 1989-11-17 1989-11-17 ダクトホース Expired - Lifetime JPH068383Y2 (ja)

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JP1989134016U JPH068383Y2 (ja) 1989-11-17 1989-11-17 ダクトホース

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JP1989134016U JPH068383Y2 (ja) 1989-11-17 1989-11-17 ダクトホース

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JPH0372181U JPH0372181U (ja) 1991-07-22
JPH068383Y2 true JPH068383Y2 (ja) 1994-03-02

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JP1989134016U Expired - Lifetime JPH068383Y2 (ja) 1989-11-17 1989-11-17 ダクトホース

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009119609A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Togawa Sangyo Kk 樹脂積層チューブ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60168625A (ja) * 1984-02-13 1985-09-02 Ekuseru Kk 複合材質を備えた中空成形品の製造方法とその装置
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