JPH068092A - 多軸工作機械用自動工具交換装置 - Google Patents

多軸工作機械用自動工具交換装置

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JPH068092A
JPH068092A JP17305892A JP17305892A JPH068092A JP H068092 A JPH068092 A JP H068092A JP 17305892 A JP17305892 A JP 17305892A JP 17305892 A JP17305892 A JP 17305892A JP H068092 A JPH068092 A JP H068092A
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JP
Japan
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tool
holding
machining unit
holding member
axis
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JP17305892A
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English (en)
Inventor
Masaaki Mizuno
正昭 水野
Toshiro Uchida
敏郎 内田
Masahiro Ishikawa
雅洋 石川
Hirohito Yoshimura
博仁 吉村
Yuji Yoshioka
裕司 吉岡
Ayumi Yoshikawa
歩 吉川
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】多軸工作機械におけて工具を自動交換し、さら
に搬送台車までの工具の受け渡しを自動化すること。 【構成】新旧の工具保持用の保持穴128a、128b
を有する工具保持具126と、工具保持具126を昇降
させる昇降用シリンダ125と、工具保持具126とと
もに加工ユニット108の上方、前後方向に移動可能に
設けられた移動部材120と、移動部材120を移動さ
せる移動部材駆動用モータ150と、新旧の工具保持用
の嵌合穴156aを有し、かつ取り外し可能な工具保持
部材154と、工具保持部材154を保持し、かつ旋回
可能に設けられた旋回アーム152と、旋回アーム14
3を旋回させる旋回用シリンダ153と、工具保持部材
154の受け渡しのための工具保持部材受渡シリンダ1
63を有する搬送台車162とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、多軸工作機械における
自動工具交換装置に関するものである。
【従来の技術】従来の多軸工作機械用自動工具交換装置
において、例えば、特開昭59−93250号公報に示
すものがあり、これは、工具保持具が加工主軸と直交す
る水平軸を中心として、加工ユニットの後側の工具取付
け位置から加工ユニットを越えて、前側の工具交換位置
まで回動して多軸工具を搬送し、自動で工具交換を行う
ものである。このようにして、加工ユニットの前側の工
具交換位置で工具交換を行い工具保持具は再び工具取付
け位置に搬送される。この工具取付け位置において、使
用された多軸工具の取り外し、及び新しい多軸工具の取
り付けは作業者が行い、さらに使用された多軸工具を再
研磨及びプリセットを行う集中研磨室へ搬送する台車へ
の移載または新しい多軸工具の台車からの取出しも作業
者が行っていた。
【発明が解決しようとする課題】上記のように、工具保
持具と搬送台車間の新旧多軸工具の取付け、取外しに作
業者の作業時間が費やされており、また、この作業は作
業者にとって煩雑な作業であり、それに費やす労苦はき
わめて大きなものとなっていた。本考案は、かかる従来
の不具合に鑑みてなされたもので、加工ユニットの後側
の工具取付け位置において、搬送台車の受渡しを自動で
行えるようにした多軸工作機械用自動工具交換装置を提
供することにある。
【課題を解決するための手段】本発明の多軸工作機械用
自動工具交換装置は、ベース上に前後方向および左右方
向に移動可能に設けられたテーブルと、このテーブルを
前後方向および左右方向に移動させる送り駆動装置と、
前記テーブル上に固設され、複数の加工主軸が回転可能
に設けられた多軸加工ユニットと、前記加工主軸を回転
駆動する回転駆動装置と、前記多軸加工ユニットの前方
に設置され、ワークを位置決めおよびクランプする治具
を備え、前記治具にクランプされたワークに対して加工
を行う多軸工作機械において、前記多軸加工ユニットの
上方に前記多軸加工ユニットの前工作機械において、前
記多軸加工ユニットの上方に前記多軸加工ユニットの前
方と後方とにわたってレールを設け、このレールに移動
部材を前記多軸加工ユニット前方の工具交換位置と前記
多軸加工ユニット後方の工具受渡し位置との間で移動可
能に設け、新旧の複数の工具を着脱可能に保持する保持
穴を有し前記多軸加工ユニットの進退動作により前記多
軸加工ユニットの加工主軸との間で新旧の工具を交換す
る工具保持具を前記移動部材に上下動可能に設け、前記
多軸加工ユニット後方に位置決め可能に搬送台車を設
け、前記工具保持具との間で複数の工具受渡しを行える
新旧工具保持用の保持部を有する工具保持部材を着脱可
能に保持し、前記工具受渡し位置から前記搬送台車との
受渡し位置まで前記工具保持部材を旋回させる旋回装置
を前記多軸加工ユニット後方に設け、前記搬送台車と前
記旋回装置との間で複数の工具を前記工具保持部材ごと
受渡しを行うためのシリンダを前記搬送台車に設けたこ
とを特徴とするものである。
【作用】多軸加工ユニットが加工位置において、治具に
固定されたワークに対し、所定の加工を行う間、再研磨
及びプリセットされた新工具が工具保持部材に保持され
た状態で、搬送台車によって多軸加工ユニットの後側ま
で運ばれ、搬送台車が旋回装置に工具保持部材を受渡す
位置に位置決めされる。次に、搬送台車に設けられてい
るシリンダにより工具保持部材を旋回装置に受け渡す。
そして、旋回装置により、工具保持具との工具受け渡し
位置まで工具保持部材を旋回させる。この状態で、工具
保持具が待機し、一方、移動部材は工具交換位置にあ
り、工具保持具は新工具を保持した状態にある。ワーク
の加工が終了し、多軸加工ユニットが送り駆動装置によ
り加工装置から非加工位置まで後退され、加工主軸の駆
動が停止される。この時、工具の交換を行おうとする場
合、まず、工具保持具が前記加工主軸と対応する位置に
下降する。次に、加工主軸を工具保持具の空いた状態の
旧工具用の保持穴と対応する位置に割り出す。次に、多
軸加工ユニットを前進させることにより、加工主軸に取
付けられた旧工具が工具保持具の旧工具用の保持穴に挿
入され、保持される。保持された状態で、加工主軸の回
転及び多軸加工ユニットの後退により、旧工具が加工主
軸から取り外される。次に、加工主軸を工具保持具の新
工具を保持している新工具用の保持穴と対応する位置に
割り出し、先程の逆動作により、工具保持具から新工具
が加工主軸に取り付けられる。その後、工具保持具は、
旧工具を保持した状態で上昇し、続いて移動部材が工具
交換位置から工具受渡し位置まで移動する。工具受渡し
位置において、複数の新工具の工具保持部材から工具保
持具への同時受渡しおよび複数の旧工具の工具保持具か
ら工具保持部材への同時受渡しがなされる。新旧工具の
受渡しが完了すると、新工具は工具保持具に保持された
状態で、移動部材の移動により多軸加工ユニット前方の
工具交換位置まで移動する。一方、旧工具は工具保持部
材に保持された状態で、旋回装置によって搬送台車への
工具保持部材受渡し位置まで旋回され、続いて搬送台車
のシリンダにより旋回装置から複数の旧工具を工具保持
部材ごと搬送台車へ受渡される。搬送台車に移載された
旧工具は集中研磨室へ運ばれ、再研磨及びプリセットが
行われる。以上のように、工具保持具から搬送台車まで
の工具の受け渡しを自動で行えるようにしたので、工具
交換における作業者の作業時間が削減でき、また、複数
の工具を工具保持具から工具保持部材に移し換え、工具
保持部材ごと搬送台車へ載せるので、作業者が工具を一
本ずつ差し替える時間に対して作業時間の短縮となる効
果が得られる。
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1、図2において、100はベースで、このベース1
00上にメインテーブル用ガイド101が固設され、こ
のメインテーブル用ガイド101上にメインテーブル1
02が前後方向に摺動可能に案内されている。メインテ
ーブル102は、メインテーブル駆動用モータ103に
よってボールねじ104を介して進退駆動されるように
なっている。メインテーブル102上には、クロステー
ブル用ガイド105が固設され、このクロステーブル用
ガイド105上にクロステーブル106がメインテーブ
ル102の摺動方向と直交する左右方向に摺動可能に案
内されている。このクロステーブル106はクロステー
ブル駆動用モータ107によって、図示しないボールね
じを介して進退駆動されるようになっている。クロステ
ーブル106上には加工ユニット108が設置されてお
り、加工ユニット108には、各々工具109bを嵌着
した8個の加工主軸110がメインテーブル102の摺
動方向と平行な回転軸線のまわりに回転可能に軸承され
ている。各々加工主軸110は加工ユニット108上に
設けられた回転駆動用モータ111によって回転駆動さ
れるようになっている。図1、図2中、112は治具ベ
ースで、この治具ベース112上には4本の天盤用支持
柱112aが設けてあり、この天盤用支持柱112aに
天盤115が支持されている。治具ベース112上にお
いて、ワーク113は位置決め部材114によって位置
決めされ、天盤115上に設けられたワーククランプ用
シリンダ116によってクランプされるようになってい
る。図1、図2に示すように加工ユニット108の前後
における両側に支持柱117a、117bが各々設けら
れ、この支持柱117a、117bに横柱118が加工
ユニット108の上方に加工主軸110の軸線に沿って
固設されている。この横柱118上には移動部材用ガイ
ド119が固設され、この移動部材用ガイド119に移
動部材120が摺動可能に案内されている。また、横柱
118には、これと平行してガイドレール121が固定
されている。移動部材120には摺動案内部122が設
けてあり、この摺動案内部122に摺動バー123が上
下方向に摺動可能に案内されている。摺動バー123の
上端にはローラー124が設けてあり、このローラー1
24がガイドレール121に案内されることにより、摺
動バー123の上下方向移動を拘束するようになってい
る。また、移動部材120の前進端位置においてローラ
ー124はガイドレール121から横柱118上に設け
られている昇降用シリンダ125の駆動軸125aの先
端に設けられている係合部125bに乗り移り、昇降用
シリンダ125によって摺動バー123が昇降するよう
になっている。摺動バ123の下端には工具保持具12
6が固着されており、工具保持具126が昇降用シリン
ダ125によって下降すると治具ベース112の天盤用
支持柱112aに固設された位置決めピン127に工具
保持具126に設けられている図示しない位置決め用の
嵌合穴が嵌合し、工具保持具126の前後、左右方向の
位置決めがなされる。工具保持具126の工具保持具本
体126aには図3、図4に示すように、旧工具109
b用の保持穴128bと新工具109a用の保持穴12
8aが主軸110の回転軸線と平行に交互に穿設されて
いる。また、工具保持具本体126aには、各保持穴1
28a、128bに連通して、直交方向に開口する嵌合
穴129が各々穿設されている。この嵌合穴129に各
々ラックバー130が移動可能に挿入されており、この
ラックバー130の先端にはラック歯131が設けられ
ており、このラック歯131に各保持穴128a、12
8bに挿入された工具109a、109bの中央部を把
持する把持爪133の歯133aが噛合している。この
把持爪133はピン134によって回転可能に軸支され
ている。また、保持穴128a、128bの上方に保持
穴128a、128bおよび嵌合穴129と直交する方
向に嵌装孔135が各々穿設され、この嵌装孔135に
左右方向に摺動可能に一対の工具クランプ・アンクラン
プ用バー136a、136bが各々挿入されている。前
記ラックバー130には、図3に示すように傾斜面13
2aと傾斜曲面132bを有する右下りの傾斜溝132
が刻設されている。そして、工具クランプ・アンクラン
プ用バー136a、136bには各々傾斜溝132より
も充分に長い案内部137が各ラックバー130に対応
する位置に刻設されており、また、この案内部137に
は、図3に示すように、工具アンクランプ用バー136
a、136bの軸線と平行なストレート面137aが形
成されており、案内部137が傾斜溝132に摺動可能
に係合している。嵌合穴129にはスプリング押さえ1
39が嵌着され、このスプリング押さえ139にラック
バー130が摺動可能に嵌挿されている。また、ラック
バー130の上部に摺動部材140を嵌合し、ラックバ
ー130にボルト141を螺合することによって摺動部
材140をラックバー130に固定している。これによ
って、ラックバー130は摺動部材140を介して嵌合
穴129に摺動可能に案内されている。摺動部材140
とスプリング押さえ139との間にスプリング142を
介挿し、摺動部材140を常に上方に付勢することによ
り、ラックバー130が上方に押し上げられ、把持爪1
33によって各工具109a、109bをクランプする
ようになっている。また、工具クランプ・アンクランプ
用バー136a、136bが図3中、左方向に移動する
と、傾斜面132aと傾斜曲面132bが案内部137
に案内されて、ラックバー130は下方に移動し、傾斜
曲面132bが案内部137のストレート面137aに
乗り上げることで、把持爪133の開いた状態が維持で
きるようになっている。図3、図4に示すように、天盤
支持柱112aに固着されている支持板146に工具ク
ランプ・アンクランプ用シリンダ143a、143bが
上下前後に位置をずらして固定されている。また、図
3、図4に示すように、工具保持具126が下降端位置
で、工具クランプ・アンクランプ用シリンダ143a、
143bのロッド144a、144bの先端に各々設け
られている連結部145a、145bと、工具クランプ
・アンクランプ用バー136a、136bの端部に各々
設けられている連結部138a、138bとが各々係合
し、工具クランプ・アンクランプ用シリンダ143a、
143bによって工具クランプ・アンクランプ用バー1
36a、136bが図3中左方向に移動されると、ラッ
クバー130が下方に摺動し、把持爪133が工具10
9a、109bをアンクランプするようになっている。
図1、図2に示すように、横柱118の両端には横柱1
18の長手方向と直交する方向に回転可能に突起したピ
ン147a、147bが設けられ、ピン147aには歯
車148a、ピン147bには歯車148b、148c
が固着され、歯車139a、139c間にチェーン14
9aが巻かれている。また、横柱118の一端には移動
部材駆動用モータ150が設けられており、移動部材駆
動用モータ150の駆動軸150aの先端に固着された
歯車148dと、歯車148c間にチェーン149bが
巻かれている。チェーン149aには移動部材120の
係合部120aが連結しており、移動部材駆動用モータ
150によってチェーン149の移動とともに移動部材
120が移動部材用ガイド119に案内されて、加工ユ
ニット108の上方で、加工ユニット108の前側の工
具交換位置Xから加工ユニット107の後側の工具受け
渡し位置Yまで移動するようになっている。加工ユニッ
ト108後方の支持柱117bにはピン151aまわり
に旋回可能に旋回アーム152が設けられており、この
旋回アーム152はピン151bによって支持柱117
bに設けられている旋回用シリンダ153のロッド15
3aの先端と連結しており、旋回用シリンダ153によ
って所定角度(90度)旋回するようになっている。ま
た、旋回アーム152は、工具保持部材154を保持す
るための保持部152aが設けられ、又旋回アーム15
2には工具保持部材154の落下を防止する落下防止部
材152bが固定されている。支持柱117bには旋回
アーム位置決め用シリンダ155が固定され、旋回アー
ム152が図1に示す垂直状態に旋回したときに旋回ア
ーム152に穿設されている図示しない嵌合穴に前記旋
回アーム位置決め用シリンダ155のロッドが嵌合でき
るようになっており、これによって旋回アーム152を
垂直状態に位置決めできる。前記工具保持部材154に
は図4に示すように複数の円筒156が固定され、各円
筒156には工具保持具126に保持された工具109
a、109bの柄部が嵌合する嵌合穴156aが形成さ
れている。また、円筒156にはボールノッチ157が
設けられており、各ボールノッチ157は工具109
a、109bに形成された環状溝157aに係合し、こ
れによって円筒156から工具109a、109bの抜
けを防止できる。前記支持柱117bには工具受け渡し
位置に対応する位置に支持板158が固定され、この支
持板158に2つの工具クランプ・アンクランプ用シリ
ンダ159a、159bが前後上下にずらして固定され
ている。各工具クランプ・アンクランプ用シリンダ15
9a、159bのピストンロッド160a、160bの
先端には連結部161a、161bが取付けられ、各連
結部161a、161bには移動部材120の移動方向
に連結部138a、138bが嵌まり合う係合溝161
c、161dが形成されている。ここでは、工具保持具
126が工具保持部材154との工具受け渡し位置で工
具クランプ・アンクランプ用バー136a、136bの
各々の連結部138a、138bが、工具クランプ・ア
ンクランプ用シリンダ159a、159bの駆動軸16
0a、160bの先端に形成された連結部161a、1
61bと係合し、工具クランプ・アンクランプ用シリン
ダ159a、159bの作動で工具クランプ・アンクラ
ンプ用バー136a、136bが押されることにより、
工具109a、109bをアンクランプするようになっ
ている。図1中、162は搬送台車であって、加工ユニ
ット108の後方において、旋回アーム152との間で
工具保持部材154を受渡し可能な位置に位置決めされ
ている。この搬送台車162には工具保持部材受渡シリ
ンダ163が設けられている。工具保持部材受渡シリン
ダ163のロッド163aの先端にはロッド163aの
長手方向と直交する方向に突起部163bが形成されて
おり、旋回アーム152が水平状態に旋回した時に工具
保持部材154に形成されている図示しない嵌合穴と突
起部163bが嵌合し、この状態で工具保持部材受渡シ
リンダ163によって工具保持部材154を旋回アーム
152と搬送台車162との間で受け渡しを行う。な
お、図1中、Aは加工ユニット108の後方の工具受け
渡し位置に移動部材120が移動した時の移動部材12
0の位置を示し、また、Bは旋回アーム152が工具受
け渡し位置から搬送台車162との工具保持部材受け渡
し位置に時計まわりに90度旋回した時の旋回アーム1
52の位置を示す。また、図4中、工具交換時の工具1
09a、109b及び加工主軸110の位置を2点鎖線
て示す。また、図5中工具受け渡し時の工具109a、
109b及び工具保持具126の位置を2点鎖線て示
す。次に、上述した構成における作動について説明す
る。治具ベース112の位置決め部材114及びワーク
クランプ用シリンダ116によってワーク113が位置
決めクランプされた状態で、加工ユニット108が加工
位置において、ワーク113に対して所定の加工を行う
間、再研磨及びプリセットされた新工具109aが工具
保持部材154に保持された状態で、搬送台車162に
よって加工ユニット108の後側まで運ばれてくる。次
に旋回用シリンダ153によって旋回アーム152が搬
送台車162との工具保持部材受け渡し位置Bまで時計
まわりに90度旋回される。次に工具保持部材受渡シリ
ンダ163によって、搬送台車162上の工具保持部材
154を旋回アーム152の保持部152aへ受け渡
す。続いて、旋回用シリンダ153によって、旋回アー
ム152が工具保持具126との工具受け渡し位置Yま
で反時計まわりに90度旋回され、旋回された状態で、
旋回アーム位置決め用シリンダ155によって旋回アー
ム152が位置決め固定される。新工具用の保持穴12
8aの把持爪129が開いた状態で、また、加工ユニッ
ト108の前方の工具交換位置Xで工具交換を終え、旧
工具109cを旧工具用の保持穴128bに保持した状
態で、工具保持具126が移動部材駆動用モータ150
によって工具保持部材154との工具受け渡し位置Yま
で搬送されると、新工具109aは工具保持具126の
新工具用の保持穴126aに挿入し、旧工具109cは
円筒156に形成された嵌合穴156aに嵌合し、ま
た、工具クランプ・アンクランプ用バー136a、13
6bの連結部138a、138bが工具クランプ・アン
クランプ用シリンダ159a、159bの連結部161
a、161bと各々係合する。次に、新工具用の工具ク
ランプ・アンクランプ用シリンダ159aのロッド16
0aを後退させることによって、把持爪133が閉じ、
新工具109aをクランプする。同時に、旧工具用の工
具クランプ・アンクランプ用シリンダ159bのロッド
160bを前進させることによって、旧工具109cを
アンクランプする。そして、新工具109aを保持した
工具保持具126が移動部材駆動用モータ150によっ
て、加工ユニット108前方の工具交換位置Xまで搬送
され、待機する。その一方で、旧工具109cを受け取
った工具保持部材154を保持している旋回アーム15
2を位置決め固定している旋回アーム位置決め用シリン
ダ155のロッドを後退させ、旋回アーム152の固定
を解除し、続いて、旋回用シリンダ153によって旋回
アーム152が時計まわりに90度旋回される。旋回し
た時に搬送台車162に設けられている工具保持部材受
渡シリンダ163の突起部163bと、工具保持部材1
54に形成されている図示しない嵌合穴とが嵌合し、こ
の状態で工具保持部材154は工具保持部材受渡シリン
ダ163によって搬送台車162に受け渡される。搬送
台車162に受け渡された旧工具109cは集中研磨室
に送られ、再研磨およびプリセットされ、別の新工具1
09dが工具保持部材154に保持された状態で、加工
ユニット108の後側まで運ばれ、先程と同様に搬送台
車162から旋回アーム152に受け渡され、旋回アー
ム152が反時計まわりに90度旋回し、位置決め固定
された状態で待機する。ワーク113の加工が終了し、
加工ユニット108がメインテーブル駆動用モータ10
3によって加工位置から非加工位置まで後退され、加工
主軸110の駆動が停止される。続いて、昇降用シリン
ダ125によって工具保持具126を下降させ、工具保
持具126の図示しない嵌合穴が位置決めピンと嵌合す
ることによって工具保持具126が前後左右上下方向の
位置に位置決めされる。同時に、工具クランプ・アンク
ランプ用バー136a、136bの連結部138a、1
38bが工具クランプ・アンクランプ用シリンダ143
a、143bの連結部145a、145bと各々係合す
る。この結果、工具保持具126の保持穴126aが加
工主軸110と対応する位置に位置決めされる。次に空
いた状態にある旧工具保持用の保持穴128bに対応す
る位置に加工主軸110をクロステーブル駆動用モータ
107によって割り出す。この時、工具保持具126の
旧工具保持用の把持爪133は開いた状態であり、メイ
ンテーブル駆動用モータ103によって加工ユニット1
08を前進させることで、交換すべき旧工具109bが
旧工具用の保持穴128bに挿入される。次に、旧工具
用の工具クランプ・アンクランプ用シリンダ143bの
ロッド144bを後退させ、工具保持具126内のスプ
リング142によって、旧工具109bを保持し、回転
駆動用モータ111による加工主軸110の回転及びメ
インテーブル駆動用モータ103による加工主軸110
の進退により旧工具109bを加工主軸110から取り
外す。次に、新工具109aが保持された保持穴128
aに対応する位置に加工主軸110を割り出し、加工主
軸110の回転及び進退により加工主軸110に新工具
109aを取り付け、新工具用の工具クランプ・アンク
ランプ用シリンダ143aによって新工具109aをア
ンクランプし、加工主軸110を後退させる。工具交換
が完了すると、工具保持具126は、旧工具109bを
保持した状態で昇降用シリンダ125によって上昇す
る。続いて、移動部材駆動用モータ150によって、工
具保持部材154への工具受け渡し位置Yまで工具保持
具126が移動される。移動が完了すると、旧工具10
9bは工具保持部材154の旧工具用の嵌合穴156a
に嵌合しており、また、新工具109dが新工具用の保
持穴128aに挿入している。以下、同様にして工具受
け渡しが行われる。以上のように、搬送台車162まで
の受け渡しを自動で行えるようにしたので、工具交換に
おける作業者の作業時間が削減でき、また、複数の工具
を工具保持具126から工具保持部材154へ受け渡
し、次に、複数の工具を保持する工具保持部材154ご
と搬送台車162へ受け渡すようにしたので作業者が工
具を1本ずつ差し替える時間に対して作業時間の短縮と
なる効果が得られる。
【発明の効果】本発明の多軸工作機械用自動工具交換装
置は、多軸加工ユニットの前側の工具交換位置において
加工主軸への工具の取付け、取外しを自動で行い、ま
た、新旧工具を多軸加工ユニットの前後間を搬送し、さ
らに、多軸加工ユニットの後側で搬送台車までの工具の
受け渡しを自動で行えるようにしたので、工具交換にお
ける作業者の作業時間の削減となり、また、工具を工具
保持具から工具保持部材に受け渡し、工具保持部材ごと
台車へ載せるので、作業者が工具を1本ずつ差し替える
時間に対して作業時間の短縮となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面図である。
【図2】本発明の実施例を示す上面図である。
【図3】工具保持具の要部拡大縦断面図である。
【図4】工具保持具の要部拡大横断面図である。
【図5】工具保持部材の要部拡大断面図である。
【図6】工具受け渡し位置における連結部の拡大図であ
る。
【符号の説明】
100 ベース 102 メインテーブル 103 メインテーブル駆動用モータ 106 クロステーブル 107 クロステーブル駆動用モータ 108 加工ユニット 109a、109b、109c、109d 工具 110 加工主軸 111 回転駆動用モータ 112 治具ベース 113 ワーク 117a、117b 支持柱 118 横柱 119 移動部材用ガイド 120 移動部材 121 ガイドレール 122 摺動部 123 摺動バー 124 ローラー 125 昇降用シリンダ 126 工具保持具 130 ラックバー 133 把持爪 136a、b 工具クランプ・アンクランプ用バー 143a、b 工具クランプ・アンクランプ用シリンダ 149a、149b チェーン 150 移動部材駆動用モータ 152 旋回アーム 153 旋回用シリンダ 154 工具保持部材 155 旋回アーム位置決め用シリンダ 157 ボールノッチ 159a、b クランプ・工具アンクランプ用シリンダ 162 搬送台車 163 工具保持部材受渡シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 博仁 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 吉岡 裕司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 吉川 歩 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース上に前後方向および左右方向に移
    動可能に設けられたテーブルと、このテーブルを前後方
    向および左右方向に移動させる送り駆動装置と、前記テ
    ーブル上に固設され、複数の加工主軸が回転可能に設け
    られた多軸加工ユニットと、前記加工主軸を回転駆動す
    る回転駆動装置と、前記多軸加工ユニットの前方に設置
    され、ワークを位置決めおよびクランプする治具を備
    え、前記治具にクランプされたワークに対して加工を行
    う多軸工作機械において、前記多軸加工ユニットの上方
    に前記多軸加工ユニットの前方と後方とにわたってレー
    ルを設け、このレールに移動部材を前記多軸加工ユニッ
    ト前方の工具交換位置と前記多軸加工ユニット後方の工
    具受渡し位置との間で移動可能に設け、新旧の複数の工
    具を着脱可能に保持する保持穴を有し前記多軸加工ユニ
    ットの進退動作により前記多軸加工ユニットの加工主軸
    との間で新旧の工具を交換する工具保持具を前記移動部
    材に上下動可能に設け、前記多軸加工ユニット後方に位
    置決め可能に搬送台車を設け、前記工具保持具との間で
    複数の工具受渡しを行える新旧工具保持用の保持部を有
    する工具保持部材を着脱可能に保持し、前記工具受渡し
    位置から前記搬送台車との受渡し位置まで前記工具保持
    部材を旋回させる旋回装置を前記多軸加工ユニット後方
    に設け、前記搬送台車と前記旋回装置との間で複数の工
    具を前記工具保持部材ごと受渡しを行うためのシリンダ
    を前記搬送台車に設けたことを特徴とする多軸工作機械
    用自動工具交換装置。
JP17305892A 1992-06-30 1992-06-30 多軸工作機械用自動工具交換装置 Pending JPH068092A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107717459A (zh) * 2017-11-08 2018-02-23 天津市达鑫精密机械设备有限公司 一种数控立式铣槽机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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