JPH0639859Y2 - ホブ盤のホブ交換装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ホブ盤のホブ交換装置に関するものであ
る。

従来技術の構成とその問題点 被加工歯車を歯切り加工するとき、ホブヘッドおよび回
転テーブルを有するホブ盤が一般に使用されている。普
通、ホブヘッドはホブクランプ装置を有し、ホブサドル
に装備されている。そして、ホブがホブクランプ装置に
クランプされ、その軸芯のまわりに回転駆動される。さ
らに、被加工歯車が回転テーブルに支持され、回転テー
ブルがその軸芯のまわりに回転駆動される。したがっ
て、被加工歯車をホブと接触させるとともに、ホブサド
ルを回転テーブルの回転軸芯と平行に移動させると、ホ
ブによって被加工歯車を歯切り加工することができる。

ところで、この種のホブ盤において、従来はホブの交換
に伴う問題があった。ホブを交換するとき、ホブクラン
プ装置のホブを取り外し、手作業でこれをホブクランプ
装置から取り出す。その後、手作業で他のホブをホブク
ランプ装置に挿入していたが、ホブの重量が大きく、そ
の作業は容易ではなかった。したがって、ホブを自動的
に交換する装置の開発が要望されていた。

考案の目的 したがって、この考案は、簡単な構成のホブ交換装置を
提供し、ホブを自動的に交換することを目的としてなさ
れたものである。

考案の構成 この考案によれば、ホブクランプ装置（３）を有するホ
ブヘッド（１）をホブサドル（４）に装備し、回転テー
ブル（２）をベース（８）に装備し、ホブ（Ｈ）を前記
ホブクランプ装置（３）にクランプするとともに、被加
工歯車（Ｗ）を前記回転テーブル（２）に支持し、前記
ホブ（Ｈ）と前記被加工歯車（Ｗ）を互いに対向させ、
前記ベース（８）を前記ホブ（Ｈ）と前記被加工歯車
（Ｗ）の対向方向（Ｘ）に移動させ、前記ホブサドル
（４）を前記回転テーブル（２）の回転軸芯と平行の方
向（Ｚ）に移動させるようにしたホブ盤において、 交換ホブ（Ｈ）を保持することができ、前記ホブサドル
（４）の移動方向（Ｚ）に間隔に置いて配列され、前記
ホブ（Ｈ）と前記被加工歯車（Ｗ）の対向方向（Ｘ）と
交差する方向にのびる複数の支持ロッド（27），（28）
の先端に支持された複数のホブホルダ（25）と、 前記各支持ロッド（27），（28）をその軸方向に移動可
能に支持するブロック（29）と、 前記ブロック（29）に設けられ、前記各支持ロッド（2
7），（28）に連結され、前記ホブサドル（４）の移動
操作によって特定のホブホルダ（25）および支持ロッド
（27），（28）を選択した後、前記特定の支持ロッド
（27），（28）をその軸方向に移動させ、前記特定のホ
ブホルダ（25）を前記ホブクランプ装置（３）と前記被
加工歯車（Ｗ）間に前進させることができ、その後、前
記特定のホブホルダ（25）を前記ホブクランプ装置
（３）と前記被加工歯車（Ｗ）間から後退させ、待機さ
せることができる複数のロッド駆動機構（30）と、 前記ブロック（29）を前記ホブ（Ｈ）と前記被駆動歯車
（Ｗ）の対向方向（Ｘ）に移動可能に支持するフレーム
（31）と、 前記フレーム（31）に設けられ、前記ブロック（29）に
連結され、前記特定のホブホルダ（25）が前記ホブクラ
ンプ装置（３）と前記被加工歯車（Ｗ）間に前進したと
き、前記ブロック（29）を前記ホブ（Ｈ）と前記被駆動
歯車（Ｗ）の対向方向（Ｘ）に移動させ、前記特定のホ
ブホルダ（25）を前記ホブクランプ装置（３）の位置に
前進させることができ、その後、前記特定のホブホルダ
（25）を前記ホブクランプ装置（３）の位置から後退さ
せることができるブロック駆動機構（33）とからなるホ
ブ交換装置が提供される。

実施例の説明 以下、この考案の実施例を説明する。

図において、このホブ盤はホブヘッド（１）および回転
テーブル（２）を有する。ホブヘッド（１）はホブクラ
ンプ装置（３）を有し、サブサドル（４）に装備され、
ホブサドル（４）はベッド（５）から直立するコラム
（６）に支持され、そのガイドレール（７）に係合され
ている。ガイドレール（７）はホブサドル（４）を案内
するためのもので、矢印Ｚの方向にのびる。さらに、サ
ブサドル（４）が送りねじにねじ合わされ、送りねじは
矢印（Ｚ）の方向にのび、駆動モータ（Ｍ）に伝動連結
されている。したがって、駆動モータ（Ｍ）によって送
りねじを回転駆動すると、ホブサドル（４）をガイドレ
ール（７）に沿って移動させ、矢印（Ｚ）の方向に移動
させることができる。

一方、回転テーブル（２）はベース（８）に装備され、
回転可能に案内され、ベース（８）はベッド（５）に支
持され、移動可能に案内されている。したがって、ホブ
ヘッド（１）のホブクランプ装置（３）にホブ（Ｈ）を
クランプし、これをその軸芯のまわりに回転駆動し、被
加工歯車（Ｗ）を回転テーブル（２）に支持し、これを
その軸芯のまわりに回転駆動し、矢印（Ｃ）の方向に回
転駆動する。そして、ベース（８）を矢印（Ｘ）の方向
に移動させると、被加工歯車（Ｗ）をホブ（Ｈ）と接触
させることができる。したがって、サブサドル（４）を
軸線（Ｚ）の方向に移動させ、回転テーブル（２）の回
転軸芯と平行に移動させると、ホブ（Ｈ）によって被加
工歯車（Ｗ）を歯切り加工することができる。また、歯
切り加工の前、ホブヘッド（１）を矢印（Ａ）の方向に
回転動作させ、ホブ（Ｈ）を一定角度傾斜させることも
できる。さらに、ホブクランプ装置（３）については、
そのホブシフト台（９）を矢印（Ｙ）の方向に変位さ
せ、ホブ（Ｈ）を一定量変位させることができる。

第４図はホブクランプ装置（３）の構成を示す。このホ
ブクランプ装置（３）は自動クランプ式のもので、往復
ピストン（10）、（11）および旋回ピストン（12）を有
し、ホブ（Ｈ）を自動的にクランプし、これを自動的に
取り外すことができる。ホブ（Ｈ）を取り外すには、伝
動ギヤ（13）によってホブスピンドル（14）、ホブ
（Ｈ）および先メタルセンタ（15）を回転動作させ、磁
気センサ（16）および発磁片（17）によってその角度位
置を検出し、ホブスピンドル（14）を所定の角度位置で
停止させればよい。そして、往復ピストン（10）を左方
向に移動させると、旋回ピストン（12）の旋回爪（18）
がドローバ（19）の割り溝（20）に挿入される。これと
同時に、往復ピストン（10）がドローバ（19）の金具
（21）と接触し、これを移動させ、皿ばね（22）を弾性
変形させる。したがって、ドローバ（19）がホブスピン
ドル（14）の貫通孔に沿ってスライドし、わずかに変位
し、そのバイオネット爪（23）とホブアーバ（HA）の内
壁面の係合が解除される。その後、旋回ピストン（12）
を一定角度旋回させると、ドローバ（19）が旋回ピスト
ン（12）と一体的に旋回し、そのバイオネット爪（23）
がホブアーバ（HA）のバイオネット溝（24）と整合され
る。次いで、往復ピストン（11）を左方向に移動させる
と、ホブアーバ（HA）が先メタルセンタ（15）から分離
され、そのテーパ孔から離脱される。これと同時に、ホ
ブシフト台（９）を右方向に変位させると、ドローバ
（19）のバイオネット爪（23）がホブアーバ（HA）の内
孔およびバイオネット溝（24）から抜き出され、ホブア
ーバ（HA）はホブスピンドル（14）から分離され、その
テーパ孔から離脱される。これによってホブ（Ｈ）およ
びホブアーバ（HA）を取り外すことができる。

反対に、ホブ（Ｈ）をクランプするには、ホブ（Ｈ）を
先メタルセンタ（15）とホブスピンドル（14）間に配置
すればよい。そして、ホブシフト台（９）を左方向に変
位させると、ホブアーバ（HA）がホブスピンドル（14）
のテーパ孔に嵌合され、バイオネット爪（23）がホブア
ーバ（HA）のバイオネット溝（24）を通り、その内孔に
挿入される。これと同時に、往復ピストン（11）を右方
向に移動させると、ホブアーバ（HA）が先メタルセンタ
（15）のテーパ孔に嵌合される。さらに、旋回ピストン
（12）およびドローバ（19）を一定角度旋回させ、往復
ピストン（10）を右方向に変位させると、皿バネ（22）
によって金具（21）およびドローバ（19）が押し戻さ
れ、そのバイオネット爪（23）がホブアーバ（HA）の内
壁面に押し付けられる。これによってホブ（Ｈ）をクラ
ンプすることができるものである。

さらに、このホブ盤はホブクランプ装置（３）のホブ
（Ｈ）を他のホブと交換するためのホブ交換装置を有す
る。第２図に示すように、ホブ交換装置は３つのホブホ
ルダ（25）を有し、ホブホルダ（25）は矢印（Ｚ）の方
向に間隔を置いて配列され、ホブサドル（４）の移動方
向に間隔を置いて配列されている。要するに、３つのホ
ブホルダ（25）が上下３段に配列されているものであ
る。ホブホルダ（25）は交換ホブ（Ｈ）を保持するため
のもので、一対のアーム（26）を有し、アーム（26）は
ホブアーバ（HA）の長さと対応する間隔を置いて形成さ
れている。したがって、ホブアーバ（HA）を各アーム
（26）間に掛け渡し、これによって交換ホブ（Ｈ）を保
持することができる。

さらに、各ホブホルダ（25）の支持ロッドとして、３本
のピストンロッド（27）および３本の補助ロッド（28）
が使用され、各ホブホルダ（25）が各ピストンロッド
（27）および各補助ロッド（28）の先端に固定され、支
持されている。ピストンロッド（27）および保持ロッド
（28）は水平方向にのび、互いに平行に配置され、ピス
トンロッド（27）はベース（29）のシリンダ（30）に嵌
合され、軸方向に移動可能に案内され、補助ロッド（2
8）はブロック（29）の貫通孔に挿入され、軸方向に移
動可能に案内されている。また、第３図に示すように、
ピストンロッド（27）および補助ロッド（28）は矢印
（Ｘ）の方向に対し一定角度傾斜した方向にのび、ホブ
クランプ装置（３）の位置に向かってのびる。さらに、
ブロック（29）がフレーム（31）のガイド溝（32）に嵌
合され、フレーム（31）のシリンダ（33）に伝動連結さ
れている。ガイド溝（32）はブロック（29）を案内する
ためのもので、矢印（Ｘ）の方向にのびる。したがっ
て、この実施例では、ロッド駆動機構としてシリンダ
（30）が使用され、ブロック駆動機構としてシリンダ
（33）が使用されているものである。

また、このホブ交換装置はホブホルダ（25）を被覆する
カバー（34）を有する。したがって、ホブクランプ装置
（３）のホブ（Ｈ）で被加工歯車（Ｗ）を歯切り加工す
るとき、ホブホルダ（25）のホブ（Ｈ）を被加工歯車
（Ｗ）の切屑から保護することができる。そして、シリ
ンダ（35）によってカバー（34）を持ち上げ、ホブホル
ダ（25）およびホブ（Ｈ）を任意に露出させることがで
きる。

前記のように構成されたボブ盤のボブ交換装置におい
て、各ホブホルダ（25）が配列されているのは矢印
（Ｚ）の方向であり、ホブサドル（４）の移動方向であ
る。したがって、ホブサドル（４）を矢印（Ｚ）の方向
に移動させると、ホブクランプ装置（３）をホブホルダ
（25）の配列方向に移動させることができる。これによ
って特定のホブホルダ（25）を選択し、これをホブクラ
ンプ装置（３）の位置に前進させることができる。した
がって、ホブクランプ装置（３）のホブ（Ｈ）をホブホ
ルダ（25）のホブ（Ｈ）と交換することができる。

たとえば、上下３段のホブホルダ（25）のうち、上側お
よび下側のホブホルダ（25）に交換ホブ（Ｈ）を保持す
る。そして、ホブサドル（４）の移動操作によってホブ
を保持していない中央のホブホルダ（25）を選択し、ホ
ブクランプ装置（３）を中央のホブホルダ（25）の位置
に対応する位置まで移動させる。その後、中央のホブホ
ルダ（25）のシリンダ（30）に流体圧を供給すると、そ
のピストンロッド（27）および補助ロッド（28）が軸方
向に移動し、中央のホブホルダ（25）がホブクランプ装
置（３）の位置に向かって移動する。ホブホルダ（25）
は第３図の実線の位置まで前進し、ホブクランプ装置
（３）と被加工歯車（Ｗ）間に前進する。次いで、フレ
ーム（31）のシリンダ（33）に流体圧を供給すると、ブ
ロック（29）がガイド溝（32）に沿って移動し、ホブホ
ルダ（25）が矢印（Ｘ）の方向に移動し、第３図の鎖線
の位置まで移動する。したがって、ホブを保持していな
いホブホルダ（25）をホブクランプ装置（３）の位置に
前進させることができる。

その後、ホブクランプ装置（３）のホブ（Ｈ）を取り外
すと、そのホブアーバ（HA）がホブホルダ（25）のアー
ム（26）に受け渡され、各アーム（26）間に掛け渡され
る。したがって、ホブ（Ｈ）が自動的に保持される。そ
の後、シリンダ（33）によってブロック（29）を移動さ
せると、ホブホルダ（25）およびホブ（Ｈ）が第３図の
実線の位置まで移動し、ホブクランプ装置（３）から引
き出される。次いで、シリンダ（30）によってホブホル
ダ（25）を移動させると、ホブホルダ（25）およびホブ
（Ｈ）がホブクランプ装置（３）と被加工歯車（Ｗ）間
から後退する。これによってホブクランプ装置（３）の
ホブを取り出すことができる。

次いで、ホブサドル（４）の移動操作によって交換ホブ
（Ｈ）を保持している上側または下側ホブホルダ（25）
を選択する。たとえば、上側のホブホルダ（25）を選択
し、ホブクランプ装置（３）を上側ホブホルダ（25）の
位置に対応する位置まで移動させる。そして、上側のホ
ブホルダ（25）のシリンダ（30）によってホブホルダ
（25）を移動させると、ホブホルダ（25）およびホブ
（Ｈ）がホブクランプ装置（３）と被加工歯車（Ｗ）間
に前進する。したがって、シリンダ（33）によってブロ
ック（29）を移動させると、ホブホルダ（25）およびホ
ブ（Ｈ）がホブクランプ装置（３）の位置に前進する。
したがって、ホブホルダ（25）のホブ（Ｈ）をホブクラ
ンプ装置（３）にクランプすることができる。その後、
シリンダ（33）によってブロック（29）を移動させる
と、ホブホルダ（25）がホブクランプ装置（３）から引
き出される。さらに、シリンダ（30）によってホブホル
ダ（25）を移動させると、ホブホルダ（25）はホブクラ
ンプ装置（３）と被加工歯車（Ｗ）間から後退する。

これによってホブクランプ装置（３）のホブ（Ｈ）を交
換することができる。したがって、手作業でホブ（Ｈ）
を交換する必要がなく、ホブ（Ｈ）を自動的に交換する
ことができる。

考案の効果 以上説明したように、この考案によれば、ホブクランプ
装置（３）を有するホブヘッド（１）がサブサドル
（４）に装備され、回転テーブル（２）がベース（８）
に装備され、ホブ（Ｈ）がホブクランプ装置（３）にク
ランプされ、被加工歯車（Ｗ）が回転テーブル（２）に
支持され、ホブ（Ｈ）と被加工歯車（Ｗ）が互いに対向
する。さらに、ベース（８）がホブ（Ｈ）と被加工歯車
（Ｗ）の対向方向（Ｘ）に移動し、ホブサドル（４）が
回転テーブル（２）の回転軸芯と平行の方向（Ｚ）に移
動する。これによって被加工歯車（Ｗ）が歯切り加工さ
れる。さらに、この考案によれば、交換サブ（Ｈ）を保
持することができる複数のホブホルダ（25）がサブサド
ル（４）の移動方向（Ｚ）に間隔を置いて配列され、複
数の支持ロッド（27），（28）の先端に支持される。支
持ロッド（27），（28）はホブ（Ｈ）と被加工歯車
（Ｗ）の対向方向（Ｘ）と交差する方向にのび、ブロッ
ク（29）に支持され、支持ロッド（27），（28）の軸方
向に移動することができる。ブロック（29）はフレーム
（31）に支持され、ホブ（Ｈ）と被加工歯車（Ｗ）の対
向方向（Ｘ）に移動することができる。さらに、複数の
ロッド駆動機構（30）がブロック（29）に設けられ、各
支持ロッド（27），（28）に連結され、ブロック駆動機
構（33）がフレーム（31）に設けられ、ブロック（29）
に連結される。

したがって、ホブクランプ装置（３）のホブ（Ｈ）をホ
ブホルダ（25）の交換ホブ（Ｈ）と交換するとき、サブ
サドル（４）の移動操作によって特定のホブホルダ（2
5）および支持ロッド（27），（28）を選択することが
できる。その後、ロッド駆動機構（30）によって特定の
支持ロッド（27），（28）を操作し、これをその軸方向
に移動させ、特定のホブホルダ（25）をホブクランプ装
置（３）と被加工歯車（Ｗ）間に前進させることができ
る。さらに、特定のホブホルダ（25）がホブクランプ装
置（３）と被加工歯車（Ｗ）間に前進したとき、ブロッ
ク駆動機構（33）によってブロック（29）を操作し、こ
れをホブ（Ｈ）と被加工歯車（Ｗ）の対向方向（Ｘ）に
移動させ、特定のホブホルダ（25）をホブクランプ装置
（３）の位置に前進させることができる。ブロック駆動
機構（33）によってブロック（29）を操作し、特定のサ
ブホルダ（25）をホブクランプ装置（３）の位置から後
退させ、その後、ロッド駆動機構（30）によって特定の
支持ロッド（27），（28）を操作し、特定のホブホルダ
（25）をサブクランプ装置（３）と被加工歯車（Ｗ）間
から後退させることもできる。

したがって、この考案によれば、簡単な構成のホブ交換
装置によってホブ（Ｈ）を交換することができる。しか
もホブホルダ（25）をホブクランプ装置（３）の位置に
前進させるとき、およびホブクランプ装置（３）の位置
から後退させるとき、ブロック駆動機構（33）によって
ブロック（29）を操作し、ホブホルダ（25）をホブ
（Ｈ）と被加工歯車（Ｗ）の対向方向（Ｘ）に移動させ
ることができる。したがって、ホブクランプ装置（３）
のホブ（Ｈ）または交換ホブ（Ｈ）をホブホルダ（25）
に保持し、これを的確に前進および後退させ、搬送する
ことができ、ホブ（Ｈ）と交換ホブ（Ｈ）を容易に交換
することができる。さらに、ホブ（Ｈ）と交換ホブ
（Ｈ）の交換後、ロッド駆動機構（30）によって支持ロ
ッド（27），（28）を操作し、ホブホルダ（25）をホブ
（Ｈ）と被加工歯車（Ｗ）の対向方向（Ｘ）と交差する
方向に移動させ、ホブクランプ装置（３）と被加工歯車
（Ｗ）間から後退させ、待機させることができ、被加工
歯車（Ｗ）を歯切り加工するとき、ホブホルダ（25）に
阻害されず、被加工歯車（Ｗ）を支障なく歯切り加工す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の実施例を示す斜視図、第２図は第１
図のホブクランプ装置、回転テーブルおよびホブ交換装
置の位置関係を示す説明図、第３図は第１図のホブ盤の
平面図、第４図は第１図のホブクランプ装置の断面図、
第５図は第４図のＶ−Ｖ線断面図、第６図は第４図のVI
-VI線断面図である。 （１）……ホブヘッド （２）……回転テーブル （３）……ホブクランプ装置 （４）……ホブサドル （25）……ホブホルダ （27）……ピストンロッド （28）……補助ロッド （29）……ベース （30）……シリンダ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ホブクランプ装置（３）を有するホブヘッ
   ド（１）をホブサドル（４）に装備し、回転テーブル
   （２）をベース（８）に装備し、ホブ（Ｈ）を前記ホブ
   クランプ装置（３）にクランプするとともに、被加工歯
   車（Ｗ）を前記回転テーブル（２）に支持し、前記ホブ
   （Ｈ）と前記被加工歯車（Ｗ）を互いに対向させ、前記
   ベース（８）を前記ホブ（Ｈ）と前記被加工歯車（Ｗ）
   の対向方向（Ｘ）に移動させ、前記ホブサドル（４）を
   前記回転テーブル（２）の回転軸芯と平行の方向（Ｚ）
   に移動させるようにしたホブ盤において、 交換ホブ（Ｈ）を保持することができ、前記ホブサドル
   （４）の移動方向（Ｚ）に間隔を置いて配列され、前記
   ホブ（Ｈ）と前記被加工歯車（Ｗ）の対向方向（Ｘ）と
   交差する方向にのびる複数の支持ロッド（27），（28）
   の先端に支持された複数のホブホルダ（25）と、 前記各支持ロッド（27），（28）をその軸方向に移動可
   能に支持するブロック（29）と、 前記ブロック（29）に設けられ、前記各支持ロッド（2
   7），（28）に連結され、前記ホブサドル（４）の移動
   操作によって特定のホブホルダ（25）および支持ロッド
   （27），（28）を選択した後、前記特定の支持ロッド
   （27），（28）をその軸方向に移動させ、前記特定のホ
   ブホルダ（25）を前記ホブクランプ装置（３）と前記被
   加工歯車（Ｗ）間に前進させることができ、その後、前
   記特定のホブホルダ（25）を前記ホブクランプ装置
   （３）と前記被加工歯車（Ｗ）間から後退させ、待機さ
   せることができる複数のロッド駆動機構（30）と、 前記ブロック（29）を前記ホブ（Ｈ）と前記被駆動歯車
   （Ｗ）の対向方向（Ｘ）に移動可能に支持するフレーム
   （31）と、 前記フレーム（31）に設けられ、前記ブロック（29）に
   連結され、前記特定のホブホルダ（25）が前記ホブクラ
   ンプ装置（３）と前記被加工歯車（Ｗ）間に前進したと
   き、前記ブロック（29）を前記ホブ（Ｈ）と前記被駆動
   歯車（Ｗ）の対向方向（Ｘ）に移動させ、前記特定のホ
   ブホルダ（25）を前記ホブクランプ装置（３）の位置に
   前進させることができ、その後、前記特定のホブホルダ
   （25）を前記ホブクランプ装置（３）の位置から後退さ
   せることができるブロック駆動機構（33）とからなるホ
   ブ交換装置。