JPH068324Y2 - パネルの係着装置 - Google Patents

パネルの係着装置

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JPH068324Y2
JPH068324Y2 JP12074990U JP12074990U JPH068324Y2 JP H068324 Y2 JPH068324 Y2 JP H068324Y2 JP 12074990 U JP12074990 U JP 12074990U JP 12074990 U JP12074990 U JP 12074990U JP H068324 Y2 JPH068324 Y2 JP H068324Y2
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JP12074990U
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JPH0477015U (ja
Inventor
正雄 森川
Original Assignee
菊水電子工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、パネルの係着装置に関し、詳しくは、筐体の
開口部等にワンタッチで係着可能なパネルの係着装置に
関する。
[従来の技術] 従来、例えば筐体の開口部等に枠型若しくは蓋型のパネ
ル等を嵌め合わせるようにして取付ける場合、ねじ等で
固定するのでは手間がかかる。また、ねじ頭を前面に出
さないようパネルの裏面側でねじ締めを行うのは、殊に
パネルに電子部品等が装着されている場合作業が難し
い。そこで、樹脂系材料が使用される筐体等ではその弾
性を利用してかぎ型の係止爪を他方の係止部に係合させ
て係着させる式の装置が多く用いられてきた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上述したような従来のパネルの係着装置
では係止爪と係止部との組合せによってなされる係着
が、一方向の動作しか拘束しない構成となっているため
に、異なる方向からの衝撃や振動を受けたりすると外れ
易いという欠点があった。また、修理や点検のためには
筐体からパネルを外す必要があり、取外すときには容易
であることが望まれる。
本考案の目的は、上述したような従来の欠点を除去し、
装着が容易でしかも外れ難く、また、取外しに際して
は、簡単な工具を用いるだけで容易に実施が可能なパネ
ルの係着装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] かかる目的を達成するために、本考案は、筐体のフレー
ムに嵌合され、係着されるパネルの係着装置において、
前記パネルおよび前記フレームの周囲部における少なく
とも一組の相対位置に、互いに平行し、嵌合時に摺接し
て係着可能な弾性体の第1係合部材および第2係合部材
を配設し、前記第1係合部材の摺接面に係止突起を設け
ると共にその先端部に切欠き部および係止端を形成し、
前記第2係合部材の先端部には前記係止突起が係合可能
であり、かつ前記切欠き部に連通可能な係合孔部および
前記係止端が当接し、該係止端の前記摺接面に直角な方
向の動作を拘束可能な拘束部を設け、前記パネルの前記
フレームへの嵌合時に、前記係止突起が前記係合孔部と
係合し、前記係止端が前記拘束部に当接して拘束される
ことにより前記第1係合部材と前記第2係合部材との間
にそれぞれ前記摺接面に沿った2方向および該摺接面に
直角の方向の拘束が得られるようにしたことを特徴とす
るものである。
[作用] 本考案によれば、筐体のフレームへのパネルの嵌合時
に、第1係合部材が第2係合部材に沿って摺動し第1係
合部材の係止突起が第1係合部材の係合孔部に係合する
ことによって、摺接面に沿った2方向の互いの動作が拘
束されると同時に、第1係合部材の先端部が第2係合部
材の先端部に設けた拘束部に当接して拘束されることに
より摺接方向と共に摺接面に直角な方向の互いの動作が
拘束されるもので、従い、第1係合部材と第2係合部材
との間では3方向の動作が拘束された状態に保たれるた
め、このような第1,第2係合部材をパネルおよび筐体
のフレームの周囲相対位置に少なくとも対で設けること
により、ワンタッチでしかも外れる虞のない確実な係着
状態を保持させることができる。
また、取外しに際しては第1係合部材および第2係合部
材の弾性を利用して双方向に共通する孔に工具をさし込
み、こじるだけで、上記2重の係止状態を同時に解除す
ることができる。
[実施例] 以下に、図面を参照しつつ、本考案の実施例を具体的に
説明する。
第1図は本考案の構成の一例を示す。ここで、1は、例
えば電子機器等の筐体の一部として枠型に形成されてい
るフレーム、2はこのフレーム1に矢印方向から差し込
むように嵌め合わされるパネルであり、3はパネル2の
例えば両側の端部に第2A図に示すように一体に形成され
た第1係合部材、4はフレーム1の第1係合部材3と対
応する位置に設けられた第2係合部材である。なお、本
実施例ではこれらのフレーム1と第2係合部材4、パネ
ル2と第2係合部材4とはそれぞれポリアセタール,ポ
リカーボネート,ナイロン等の可撓性,耐熱性等に優れ
たポリマー樹脂系の材料で一体成形される。
また、これらの第1係合部材3および第2係合部材4は
いずれも矢印で示す嵌め合わせ方向に沿った平板部3Aお
よび4Aを有し、更に第1係合部材3にはこの平板部3Aに
それぞれ第2係合部材4の側に向けて突出させた楔型の
係止突起3Bと更にその先端部に切欠き部3Cおよび係止端
3Dを具えている。4Bは第2係合部材4の平板部4Aの先端
の両側から延在されたかぎの手型の腕部、4Cはこれらの
腕部4Bの折曲げられた先端部間を一体に結合している拘
束板である。そして、この拘束板4Cと上述の双方の腕部
4Bとを平板部4Aと共に一体成形することによって第2係
合部材4の先端部分に断面がほぼコの字型をなす形の拘
束部4Dが形成されると共に、腕部4Bと平板部4Aとによっ
てその間に係合孔部4Eが形成される。
次に、このように構成したパネル係着装置によるパネル
係着動作を第2A図〜第2C図を参照しながら説明する。
いま、第2A図において、筐体のフレーム1に向けてパネ
ル2を矢印方向から嵌め合わせていくと、第1係合部材
3の平板部係止突起3Bが第2係合部材4の平板部4Aに沿
って摺接することにより、部材3および4の有する弾性
で双方が第2B図に示すように幾分撓みがちで嵌め込まれ
ていく。そして更に、第1係合部材3の係止端部3Dが第
2係合部材4の拘束板4Cに当接したところで、これを押
しのけるようにして、腕部4Bを変形させ、前記の係止突
起3Bの爪が第2係合部材4の平板部4Aの端部から外れて
切欠き部3Cに落ち込むと同時に、弾性の復元力で第2C図
に示すようにして第1係合部材係止端部3Dが第2係合部
材4の拘束部4Dに拘束される。
第3図は、このようにしてフレーム1に係着されたパネ
ル2の状態を示す。この図からも明らかなように第1係
合部材3の係止突起3Bが第2係合部材4の係合孔部4Eに
はまり込んだ形で係合されることにより部材3,4の間
で摺接面、つまり、この紙面に沿った2方向の動作が拘
束される。また、第2係合部材4の拘束部4Dによって第
1係合部材3の係止端3Dが拘持されることにより、嵌合
方向および紙面とは直角方向の動作が拘束されるので、
このような1組の係着装置のみで、摺接面に沿った2つ
の方向および摺接面に直角な方向の3方向の互いの動作
が拘束され、相互間の離脱が防止できる。
ついで、かかるパネル係着装置における取外し時の動作
を第4図に従って説明する。
なお、その取外しにあたっては簡単な棒状の工具を使用
するのが好適であり、10はその工具を示す。いま、第4
図の(A)の状態で係着されている1組の係合装置に対
し、工具10を一方の側から第2係合部材4の係合孔部4
Eおよび第1係合部材3の切欠き部3Cを介して他方の側
へ貫通させ、切欠き部3Cの端縁と拘束板4Cの端縁との間
で工具10を矢印方向にこじるように動作させる。しかし
て、かかる動作により工具10のこじる角度に従って、第
4図の(B)および(B)に示すようにして部材3,4の弾性
を利用し双方を変形させながら、拘束部4Dから第1係合
部材3の係止端3Dを開放させると共に、第1係合部材3
の係止突起3Bを第2係合部材4の係合孔部4Eから引外す
ことができる。
なお、かかる第1係合部材3および第2係合部材4は1
つのパネル2の少なくともその平行する1組の端部近傍
およびフレーム1の対応する位置にそれぞれ第2A図,第
2C図に示したように1対は設けられるべきもので、好ま
しくはパネル2およびフレーム1の四方の端部にかかる
係合装置を配設することが望ましい。かくして、複数組
の係着装置に対して同様の操作を行うことによりフレー
ム1からパネル2を引出すことができる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本実施例によれば、筐体のフ
レームに嵌合され、係着されるパネルの係着装置におい
て、前記パネルおよび前記フレームの周囲部における少
なくとも一組の相対位置に、互いに平行し、嵌合時に摺
接して係止可能な弾性体の第1係合部材および第2係合
部材を配設し、前記第1係合部材の摺接面に係止突起を
設けると共にその先端部に切欠き部および係止端を形成
し、前記第2係合部材の先端部には前記係止突起が係合
可能であり、かつ前記切欠き部に連通可能な係合孔部お
よび前記係止端が当接し、該係止端の前記摺接面に直角
な方向の動作を拘束可能な拘束部を設け、前記パネルの
前記フレームへの嵌合時に、前記係止突起が前記係合孔
部と係合し、前記係止端が前記拘束部に当接して拘束さ
れることにより前記第1係合部材と前記第2係合部材と
の間にそれぞれ前記摺接面に沿った2方向および該摺接
面に直角の方向の拘束が得られるようにしたので、フレ
ームにパネルを嵌め込むという簡単な操作だけで、それ
ぞれの第1係合部材と第2係合部材との間に3方向の動
作を拘束する係着状態が得られ、振動や衝撃等の外力に
対しても外れたりする虞がなくなり、特にフレームやパ
ネルを樹脂系材料で形成する場合はこれらの第1および
第2係合部材をそれぞれ一体成形することができるの
で、廉価で構成できる。また、係合孔部に連通する切欠
きを介して棒状の工具を差込んでこじるだけで、第1係
合部材と第2係合部材との間の係着状態を容易に解除す
ることができるので、点検等のために取外しの要がある
ようなパネルに対し、好都合な係着装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成の一例を示す斜視図、 第2A図,第2B図および第2C図は本考案にかかる第1およ
び第2係合部材の係着前,係着直前および係着後の状態
をそれぞれ示す断面図、 第3図は本考案による係着状態の上面図、 第4図は本考案の取外し動作の説明図である。 1……フレーム、 2……パネル、 3……第1係合部材、 3A……平板部、 3B……係止突起、 3C……切欠き部、 3D……係止端、 4……第2係合部材、 4A……平板部、 4B……腕部、 4C……拘束板、 4D……拘束部、 4E……係合孔部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体のフレームに嵌合され、係着されるパ
    ネルの係着装置において、 前記パネルおよび前記フレームの周囲部における少なく
    とも一組の相対位置に、互いに平行し、嵌合時に摺接し
    て係着可能な弾性体の第1係合部材および第2係合部材
    を配設し、 前記第1係合部材の摺接面に係止突起を設けると共にそ
    の先端部に切欠き部および係止端を形成し、 前記第2係合部材の先端部には前記係止突起が係合可能
    であり、かつ前記切欠き部に連通可能な係合孔部および
    前記係止端が当接し、該係止端の前記摺接面に直角な方
    向の動作を拘束可能な拘束部を設け、 前記パネルの前記フレームへの嵌合時に、前記係止突起
    が前記係合孔部と係合し、前記係止端が前記拘束部に当
    接して拘束されることにより前記第1係合部材と前記第
    2係合部材との間にそれぞれ前記摺接面に沿った2方向
    および該摺接面に直角の方向の拘束が得られるようにし
    たことを特徴とするパネルの係着装置。
JP12074990U 1990-11-20 1990-11-20 パネルの係着装置 Expired - Lifetime JPH068324Y2 (ja)

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JPH0477015U JPH0477015U (ja) 1992-07-06
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