JPH0673707B2 - タレットパンチングプレス機の金型交換方法 - Google Patents

タレットパンチングプレス機の金型交換方法

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JPH0673707B2
JPH0673707B2 JP16698386A JP16698386A JPH0673707B2 JP H0673707 B2 JPH0673707 B2 JP H0673707B2 JP 16698386 A JP16698386 A JP 16698386A JP 16698386 A JP16698386 A JP 16698386A JP H0673707 B2 JPH0673707 B2 JP H0673707B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、交換装置により保管装置とタレットパンチ
ングプレス機との間で金型を交換する金型交換方法に関
する。
従来の技術 近年、技術の進歩に伴ないワークに対して複雑な形状の
孔開け加工が行なわれるようになってきた。この孔開け
加工を周知のタレットパンチングプレス機によって行な
う場合には、多種類の金型をタレットテーブルの放射外
方部に装着する必要があるが、このタレットテーブルは
円形または扇形であるため、金型の装着数には限度があ
った。このため、従来、常時装着されている金型では孔
開け加工ができない場合には、作業者がタレットテーブ
ルから不要となった複数個の金型を1個ずつ順次取り出
し、一方、保管台から所望の複数個の金型を取り出して
タレットテーブルに1個ずつ順次取り付け、金型の交換
を行なっていた。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このようなものにあっては、金型の交換
は作業者が直接行なうため交換作業に多大の時間が必要
となり、タレットパンチングプレス機の稼動率が低くな
るという問題点があった。
問題点を解決するための手段 このような問題点は、保管装置21に保管され、それぞれ
に複数の金型41、61が取り付けられている多数組の上、
下パレット38、39の中から所望の上、下パレット38、39
を選択させる段階と、所望のものとして選択された前記
上、下パレット38、39を収納している保管装置21の収納
体36を移動させ、該上、下パレット38、39を交換装置87
によって取り出す取り出し位置まで到達させる段階と、
タレットパンチングプレス機86の上、下パレット基板16
4、165に載置され、それぞれに複数の金型41、61が取り
付けられている上、下パレット38、39の中から不要とな
った上、下パレット38、39を選択させる段階と、不要の
ものとして選択された前記上、下パレット38、39を載置
しているタレットパンチングプレス機86のタレットテー
ブル162を回動させ、該上、下パレット38、39を交換装
置87によって取り出す所定位置まで到達させる段階と、
保管装置21およびタレットパンチングプレス機86におい
てそれぞれ選択された上、下パレット38、39を、1台の
交換装置87によって把持し同時に取り出す段階と、所望
の上、下パレット39、39と不要となった上、下パレット
38、39を把持したまま交換装置87を旋回させ、所望の
上、下パレット38、39をタレット基板164、165に、不要
の上、下パレット38、39を収納体36に対向させる段階
と、交換装置87によって所望の上、下パレット38、39を
対向するタレット基板164、165に、不要となった上、下
パレット38、39を対向する収納体36にそれぞれ同時に供
給する段階と、を備えることにより解決することができ
る。
作 用 タレットパンチングプレス機86には多数の金型41、61が
取り付けられているが、このうちの所定の金型41、61の
交換をする場合には、まず、保管装置21に保管されてい
る多数組の上、下パレット38、39の中から所望の上、下
パレット38、39を選択した後、保管装置21の収納体36を
移動させてこの選択した上、下パレット38、39を取り出
し位置まで到達させる。次に、タレットパンチングプレ
ス機86に載置されている上、下パレット38、39の中から
不要となった上、下パレット38、39を選択した後、タレ
ットパンチングプレス機86のタレットテーブル162を回
動させて、この選択した不要の上、下パレット38、39を
所定位置まで到達させる。次に、前記保管装置21、タレ
ットパンチングプレス機86において選択された上、下パ
レット38、39を、1台の交換装置87によって把持し同時
に取り出した後、これら上、下パレット38、39を把持し
たまま交換装置87を旋回させ、所望の上、下パレット3
8、39をタレット基板164、165に、不要の上、下パレッ
ト38、39を収納体36に対向させる。その後、交換装置87
によって所望の上、下パレット38、39を対向するタレッ
ト基板164、165に、不要となった上、下パレット38、39
を対向する収納体36にそれぞれ同時に供給する。このよ
うにして金型41、61の交換が行われるが、この交換を1
台の交換装置87によって行うようにしているので、設置
スペースは狭くてよく、しかも、複数の交換装置を用い
た場合に比較してこれら装置間の受渡し作業が不要とな
って、作業能率を向上させることができる。しかも、交
換装置87によって所望および不要の上、下パレット38、
39を一括して同時に保管装置21、タレットパンチングプ
レス機86から取り出し、その後、タレットパンチングプ
レス機86、保管装置21に一括して同時に供給するように
しているので、個別に取り出し、供給する場合に比較し
て作業能率を向上させることができる。さらに、上、下
パレット38、39の交換作業は交換装置87の単なる旋回運
動により行うようにしているので、複数の直線運動の組
合せにより行う場合に比較して、作業能率を向上させる
ことができる。
実施例 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1、2、3図において、21は床面22上に設置され複数
個のパレットを保管する保管装置であり、この保管装置
21は制御機構が内蔵された架台23を有する。架台23の上
面には直立した支持軸24が固定され、この支持軸24には
軸受25を介して円筒上の回転軸26が垂直軸回りに回転可
能に支持されている。回転軸26の上下部にそれぞれ内端
が取り付けられ放射状に延びる複数のアーム27、28の外
端には、各アーム27、28に直交するプレート29がそれぞ
れ取り付けられ、これらのプレート29の両側端は隣接す
るプレート29に接続され全体として六角柱状を呈してい
る。前述した回転軸26、アーム27、28、プレート29は全
体として垂直軸回りに回転することができる回転体30を
構成する。この回転体30の放射外端に位置する前記各プ
レート29には、上下方向に延びるブラケット31およびガ
イドレール32が固定され、これらのブラケット31、ガイ
ドレール32は全体として複数の支持部33を構成してい
る。そして、これら複数の支持部33は回転体30の回転方
向(周方向)に等距離離れている。各支持部33には収納
体36が昇降可能に支持され、これらの収納体36はその外
端側に上下に離れた水平な複数段の棚37を有する。これ
らの棚37上には後述するタレットパンチングプレス機の
上パレット38および下パレット39が保持されている。こ
れら上、下パレット38、39は上下で1組となり、隣接す
る上下の棚37に個別に載置されている。
第4、5、6図に示すように、前記上パレット38は略弓
状のパレット本体40と、下端部がパレット本体40の下面
から突出した中空のポンチガイド42と、パレット本体40
にねじ込まれた複数本のガイドボルト47と、これらガイ
ドボルト47が挿入されガイドボルト47に沿って移動可能
に受座金48と、受座金48とパレット本体40との間に介装
され受座金48を後述するフランジ43に向かって付勢する
ばね定数の小さな第2スプリング49と、を備えている。
このパレット本体40には長手方向に互いに離れて工具類
としてのタレットパンチングプレス機の上金型41が複数
個取り付けられている。そして、これら上金型41はそれ
ぞれ対をなす下金型と協働して異なった形状の孔開け加
工を行なう。これら上金型41は略同一構成で、ポンチガ
イド42内に摺動可能に挿入されフランジ43を有する中空
のワーク押え44と、ワーク押え44内に摺動可能に挿入さ
れフランジ43との間にばね定数の大きな第1スプリング
45が介装されたポンチ46と、を備えている。
一方、下パレット39は第7、8、9、10図に示すよう
に、パレット本体40と略同形のパレット本体60と、パレ
ット本体60に挿入固定され段付き孔62を有する受台63
と、を備えている。このパレット本体60には長手方向に
互いに離れて工具類としてのタレットパンチングプレス
機の下金型61が複数個取り付けられている。各下金型61
は受台63内に収納され孔開け時前記ポンチ46が挿入され
るダイ64から成っている。
再び、第1、2、3図において、66は回転軸26に固定さ
れ外歯車67に噛み合う外歯車であり、前記外歯車67は架
台23に固定されたモータ69の出力軸68に取り付けられて
いる。また、外歯車66の直下の回転軸26には第1、11図
に示すようなカムリング70が固定され、このカムリング
70の外周には支持部33と同数の切欠き71が等角度離れて
形成されている。また、架台23の上面にはエアシリンダ
72が取り付けられ、このエアシリンダ72のピストンロッ
ド73の先端は前記切欠き71に嵌入することができる。前
述した外歯車66、67、モータ69は全体として回転体30を
垂直軸回りに回転させる回転手段74を構成し、また、カ
ムリング70、エアシリンダ72は全体として回転体30を所
定の回転位置に位置決め固定する位置決め手段75を構成
する。再び、第1、2、3図に示すように、位置決め手
段75により回転体30が位置決めされているとき、所定の
回転位置に位置している収納体36の直下には該収納体36
のみを昇降させる昇降手段77が設けられている。この昇
降手段77は、架台23に取り付けられた垂直な上シリンダ
78と、上シリンダ78に固定されそのピストンロッド79の
先端が架台23の底板に連結された下シリンダ80と、から
構成され、これらの上、下シリンダ78、80が作動してそ
のピストンロッド81、79が突出することにより、所定回
転位置に位置している収納体36は持ち上げられる。
86はタレットパンチングプレス機であり、このタレット
パンチングプレス機86と保管装置21との間には、前記上
パレット38および下パレット39をこれらの間で交換する
交換装置87が設置されている。この交換装置87は保管装
置21とタレットパンチングプレス機86とを結ぶ直線に直
交し床面22上に敷設された一対のガイドレール88を有
し、これらのガイドレール88には該ガイドレール88に沿
って移動可能な移動架台89が支持されている。この移動
架台89内には制御装置が内蔵され、また、その上面には
直立した支持軸90が固定されている。この支持軸90には
軸受91を介して円筒状の回転軸92が回転可能に支持さ
れ、この回転軸92の上面には矩形の水平な旋回フレーム
93が取り付けられている。この旋回フレーム93には一対
の平行なガイドレール94が敷設され、これらガイドレー
ル94には2台の移動台95、96が移動可能に支持されてい
る。97、98は旋回フレーム93に取り付けられガイドレー
ル94と平行なエアシリンダであり、これらエアシリンダ
97、98のピストンロッド99、100の先端は前記移動台9
5、96にそれぞれ連結されている。各移動台95、96には
直立したガイドレール101がそれぞれ固定され、これら
ガイドレール101には、第1、12、13図に示すように、
上ブラケット102および下ブラケット103がそれぞれ昇降
可能に支持されている。各移動台95、96の上端にはエア
シリンダ104がそれぞれ固定され、これらエアシリンダ1
04のピストンロッド105には垂直な連結ロッド106が連結
されている。各連結ロッド106は上ブラケット102および
下ブラケット103を貫通し、また、上ブラケット102はス
トッパー107、108に挟持されて連結ロッド106に固定さ
れている。一方、下ブラケット103は連結ロッド106に取
り付けられ両者の間隔が下ブラケット103の厚さよりや
や大きいストッパー109、110間に配置され、この結果、
下ブラケット103は連結ロッド106に案内されながらスト
ッパー109、110間を移動することができる。各移動台9
5、96の下端部には規制ブロック111が固定され、この規
制ブロック111に下ブラケット103が当接したとき該下ブ
ラケット103の下降が規制される。各上、下ブラケット1
02、103の上面には第1、3、12、13、14、15図に示す
ように、ガイドレール88と平行なガイドレール116、117
がそれぞれ敷設され、これらのガイドレール116、117に
は互いに離隔した一対の上、下把持具118、119がそれぞ
れ移動可能に支持されている。120、121は上、下ブラケ
ット102、103に取り付けられたエアシリンダであり、こ
れらエアシリンダ120、121のピストンロッド122、123の
先端は一方の上、下把持具118、119に連結されている。
また、124、125は上、下ブラケット102、103にそれぞれ
旋回可能に支持された旋回アームであり、これら旋回ア
ーム124、125の一端には一方の上、下把持具118、119に
連結された第1リンク126、127が、また、その他端には
他方の上、下把持具118、119に連結された第2リンク12
8、129が連結されている。この結果、エアシリンダ12
0、121が作動すると、対をなす上、下把持具118、119は
互いに接近離隔する。これら上、下把持具118、119の対
向する内側端には半円状をした2個の凹み130がそれぞ
れ形成されている。
再び第4、5、6図において、パレット本体40の両端部
には一対のフランジを有する2本のリフトピン135がそ
れぞれ取り付けられ、これらリフトピン135に前記上把
持具118同士が互いに接近して凹み130が嵌合したとき、
第3図に示すように上パレット38は上把持具118に把持
される。また、リフトピン135近傍のパレット本体40に
はエッジが削り取られて傾斜面136が形成されている。
また、第7、8、9、10図において、パレット本体60の
両端面には幅方向に延びる角溝138が形成され、また、
このパレット本体60の両端には該角溝138を貫通する2
本のリフトピン139が固定され、これらリフトピン139に
前記下把持具119同士が互いに接近して凹み130が嵌合し
たとき、下パレット39は下把持具119に把持される。140
はリフトピン139近傍のパレット本体60に形成された傾
斜面である。
このように、この実施例では、上、下パレット38、39を
一括して把持する上、下把持具118、119を、垂直軸回り
に旋回する旋回フレーム93に180度離して設け、これら
の上、下把持具118、119により保管装置21に保管されて
いる上、下パレット38、39およびタレットパンチングプ
レス機86で不要となった上、下パレット38、39を同時に
把持できるようにしている。再び、第1図において、回
転軸92には外歯車145に噛み合う外歯車146が固定され、
この外歯車145は移動架台89に取り付けられたモータ147
の出力軸148に固定されている。また、外歯車146の直下
の回転軸92にはカムリング149が固定され、このカムリ
ング149の外周には互いに180度離れた2個の切欠き150
が形成されている。また、移動架台89の上面にはエアシ
リンダ151が取り付けられ、このエアシリンダ151のピス
トンロッド152の先端は前記切欠き150に嵌入することが
できる。前述した外歯車145、146、モータ147は全体と
して旋回フレーム93を垂直軸の回りに旋回させる旋回手
段153を構成し、また、カムリング149、エアシリンダ15
1は全体として旋回フレーム93を所定の旋回位置に位置
決めする位置決め手段154を構成する。
第1、2、3、16、17、18図において、前記タレットパ
ンチングプレス機86は床面22上に設置された架台161を
有し、この架台161には扇形をしたタレットテーブル162
が垂直なタレット軸163を中心として回動可能に支持さ
れている。このタレットテーブル162は、水平な上タレ
ット基板164と、上タレット基板164の直下に設けられこ
れと平行な下タレット基板165と、を有し、これら上タ
レット基板164および下タレット基板165の外縁部には常
時装着の上、下金型166が周方向に所定間隔離れて多数
取り付けられている。また、前記上タレット基板164の
交換装置87に近接する外縁部には、それらの間隔が上パ
レット38の長さと同一である一対のサイドストッパー16
7が取り付けられている。また、これらサイドストッパ
ー167間の上タレット基板164には、上パレット38の内側
面に当接して位置決めを行なう一対の位置決め体168が
取り付けられている。169は上タレット基板164に連結さ
れ放射方向に延びる油圧シリンダであり、この油圧シリ
ンダ169のピストンロッド170の先端にはピストンロッド
170に直交するアーム171が固定されている。このアーム
171の両端にはピン172を介して爪レバー173が連結さ
れ、これら爪レバー173は上タレット基板164の上面に形
成された溝174内に摺動可能に収納されるとともに、前
記サイドストッパー167により抜け止めされている。各
爪レバー173の先端には上パレット38の傾斜面136に当接
可能な爪175が形成され、油圧シリンダ169のピストンロ
ッド170が引っ込んで爪175が上パレット38の傾斜面136
に当接することにより、上パレット38は位置決め体168
に押し付けられ位置決め固定される。前述したサイドス
トッパー167、位置決め体168、油圧シリンダ169、アー
ム171、爪レバー173は全体として、上パレット38をタレ
ットパンチングプレス機86の上タレット基板164に着脱
可能に取り付ける着脱手段176を構成する。なお、下タ
レット基板165の交換装置87に近接する外縁部にも前記
着脱手段176と同様の構成をした着脱手段(図示してい
ない)が設けられ、この着脱手段により下パレット39は
下タレット基板165に着脱可能に取り付けられる。ま
た、181はワーク受け台であり、このワーク受台181には
孔開け加工が行なわれるワーク182、例えば金属板が位
置決め可能に載置されている。
次に、この発明の一実施例の作用について説明する。
今、ワーク受台181に保持されているワーク182を、タレ
ットテーブル162に常時取り付けられている上、下金型1
66により孔開け加工を行なっているとする。この場合に
は、タレットテーブル162を回動させて所望の上、下金
型166を孔開け位置まで移動させた後、タレットパンチ
ングプレス機86のハンマー(図示していない)によって
上金型を叩いてワーク182に所望形状の孔を形成する作
業と、ワーク受台181を作動させてワーク182を所望位置
まで移動させて位置決めする作業と、を繰返し行ない、
当該ワーク182に所望形状の孔を形成する。
次に、タレットテーブル162に常時取り付けられている
上、下金型166によっては形成できない形状の孔を加工
する場合には、当該孔を形成するための上、下金型を保
管装置21から選択して取り出しタレットパンチングプレ
ス機86に供給するとともに、タレットパンチングプレス
機86からは不要となった上、下金型を取り出し保管装置
21に供給する必要がある。このような作業は以下のよう
にして行なう。
即ち、まず前記孔を形成するためにこれから使用する複
数の上、下金型41、61がそれぞれ取り付けられている1
組の上、下パレット38、39を、保管装置21に保管されて
いる多数組の上、下パレット38、39から選択する。次
に、エアシリンダ72のピストンロッド73を引っ込ませた
後、モータ69を作動して外歯車66、67を回転体30ととも
に垂直軸回りに回転させ、前記選択された上、下パレッ
ト38、39が載置されている棚37を昇降手段77の直上まで
移動させる。次に、エアシリンダ72のピストンロッド73
を突出し、該ピストンロッド73をカムリング70の切欠き
71に嵌入させて回転体30を所定回転位置に位置決め固定
する。次に、前記選択された上、下パレット38、39を取
り出し位置、即ち交換装置87の上、下把持具118、119と
同一高さ位置、まで移動させるが、該上、下パレット3
8、39が上から1、2番目の棚37に載置されているとき
には、上、下シリンダ78、80を作動させる必要はなく、
また上から3、4番目の棚37に載置されているときは、
上、下シリンダ78、80のいずれか一方のピストンロッド
81、79を突出させ、さらに、上から5、6番目の棚37に
載置されているときには、上、下シリンダ78、80双方の
ピストンロッド81、79を突出させる。これにより、収納
体36は所定の位置まで上昇し、上、下パレット38、39は
取り出し位置に到達する。このように、選択された上、
下パレット38、39が載置されている収納体36のみを昇降
させるので、エネルギーを節約することができる。この
とき、タレットパンチングプレス機86に位置決め固定さ
れている不要となった上、下パレット38、39を選択して
上、下タレット基板164、165からそれぞれ解放する。こ
の場合には、まず、該上、下パレット38、39が上、下把
持具118、119に対向する所定位置に到達するまでタレッ
トテーブル162を回動させた後、油圧シリンダ169のピス
トンロッド170を突出し、爪175を上、下パレット38、39
の傾斜面136、140からそれぞれ離脱させる。
次に、エアシリンダ97、98のピストンロッド99、100を
突出し、移動台95、96をガイドレール94に沿って移動さ
せ保管装置21およびタレットパンチングプレス機86にそ
れぞれ接近させる。次に、エアシリンダ120、121のピス
トンロッド122、123を引っ込ませ、旋回アーム124、12
5、第1リンク126、127、第2リンク128、129のリンク
作用により上把持具118および下把持具119を互いに等距
離だけ接近させる。この結果、上把持具118の凹み130に
上パレット38のリフトピン135が嵌入して該上把持具118
に上パレット38が把持され、一方、下把持具119の凹み1
30にリフトピン139が嵌入して該下把持具119に下パレッ
ト39が把持される。
次に、両エアシリンダ104のピストンロッド105を引っ込
ませ、上ブラケット102および下ブラケット103を同時に
上昇させる。このとき、上ブラケット102はストッパー1
07、108によって連結ロッド106に固定されているので、
選択された上パレット38および不要となった上パレット
38は連結ロッド106とともに上昇し、パレット本体40か
ら突出したポンチガイド42の下端部が棚37および上タレ
ット基板164から抜け出る。このとき、下ブラケット103
の厚さよりストッパー109、110間の距離が大きいため、
連結ロッド106は下ブラケット103内を上昇し、下ブラケ
ット103は規制ブロック111に当接したままで上昇するこ
とはない。そして、上パレット38のポンチガイド42が棚
37および上タレット基板164から抜け出すと、ストッパ
ー110が下ブラケット103に当接し、該下ブラケット103
を上ブラケット102とともに僅かに上昇させる。次に、
エアシリンダ97、98のピストンロッド99、100を引っ込
ませ、選択された上、下パレット38、39および不要とな
った上、下パレット38、39を保管装置21およびタレット
パンチングプレス機86から同時に1台の交換装置87に取
り出し、交換作業の能率を向上させる。次に、エアシリ
ンダ151のピストンロッド152を引っ込ませた後、モータ
147を作動して外歯車145、146、旋回フレーム93を一体
的に支持軸90の回りに180度旋回させ、上、下把持具11
8、119にそれぞれ同時に把持された上、下パレット38、
39を水平面内で180度だけ旋回移動させる。この結果、
選択された上、下パレット38、39は上、下タレット基板
164、165の着脱手段176にそれぞれ対向し、一方、不要
となった上、下パレット38、39は前記選択された上、下
パレット38、39が載置されていた空の棚37にそれぞれ対
向する。次に、エアシリンダ151のピストンロッド152を
突出し、ピストンロッド152をカムリング149の切欠き15
0に嵌入して旋回フレーム93を位置決め固定する。次
に、エアシリンダ97、98のピストンロッド99、100を突
出した後、エアシリンダ104のピストンロッド105を突出
し、不要となった上、下パレット38、39を収納体36の空
になった棚37にそれぞれ載置するとともに、選択された
上、下パレット38、39を上、下タレット基板164、165に
それぞれ載置する。このとき、下ブラケット103は規制
ブロック111により下降が規制されるが、連結ロッド106
は上ブラケット102とともに下降を継続することができ
るため、上パレット38からポンチガイド42が突出してい
ても、上パレット38および下パレット39を同時に載置す
ることができる。
次に、両エアシリンダ120、121のピストンロッド122、1
23を突出して上把持具118および下把持具119を互いに離
隔させ、不要となり、また選択された上パレット38およ
び下パレット39を把持から解放する。この結果、選択さ
れた上パレット38、下パレット39および不要となった上
パレット38、下パレット39は同時にタレットパンチング
プレス機86および保管装置21に供給され、交換作業の能
率が向上する。また、前述のように、上パレット38、下
パレット39は一括して取り出し、供給が行なわれている
ので、交換作業の能率がさらに向上する。次に、エアシ
リンダ97、98のピストンロッド99、100を引っ込め、上
把持具118および下把持具119を初期位置まで復帰させ
る。このとき、各上、下パレット38、39には複数の上、
下金型41、61がそれぞれ取り付けられているので、上、
下パレット38、39の交換によって一度に複数の金型を交
換することができ、金型の交換作業の能率が向上するの
である。このようにして金型41、61の交換が行われる
が、この交換を前述のように1台の交換装置87によって
行うようにしているので、交換装置87のための設置スペ
ースは狭くてよく、しかも、複数の交換装置を用いた場
合に比較してこれら装置間の受渡し作業が不要となり、
作業能率を向上させることができる。しかも、交換装置
87によって所望および不要の上、下パレット38、39を一
括して同時に保管装置21、タレットパンチングプレス機
86から取り出し、その後、タレットパンチングプレス機
86、保管装置21に一括して同時に供給するようにしてい
るので、個別に取り出し、供給する場合に比較して作業
能率を向上させることができる。さらに、上、下パレッ
ト38、39の交換作業は交換装置87の単なる旋回運動によ
り行うようにしているので、複数の直線運動の組合せに
より行う場合に比較して、作業能率を向上させることが
できる。
次に、昇降手段77を作動して収納体36を下限まで下降さ
せるとともに、油圧シリンダ169のピストンロッド170を
引っ込めて爪175を傾斜面136、140に当接させる。これ
により、選択された上パレット38および下パレット39は
位置決め体168に押し付けられ、また、サイドストッパ
ー167により両側から規制され、所定位置に位置決め固
定される。
次に、タレットテーブル162を回動して上パレット38お
よび下パレット39の内の所定の上金型41および下金型61
をタレットパンチングプレス機86のハンマー直下まで移
動する。次に、前記ハンマーによって上金型41のポンチ
46を叩く。これにより、まず、第2スプリング49が圧縮
されワーク押え44、ポンチ46、受座金48が一体となって
下降し、ワーク押え44がワーク182を下金型61に押し付
ける。このとき、第1スプリング45は殆ど圧縮されな
い。続いて、第1スプリング45が圧縮されると、ポンチ
46が下金型61のダイ64内に挿入され、ポンチ46とダイ64
とによりワーク182に所望の孔が形成される。次に、第
1スプリング45、第2スプリング49が復元して上金型41
が初期状態に戻ると、タレットテーブル162を回動して
次に使用する上金型41、下金型61をハンマー直下まで移
動させ、孔開け加工を行なう。このようにして、ワーク
182に対し所定数の孔を形成し、孔開け加工を終了す
る。
このように、タレットテーブル162に常時取り付けられ
ている上、下金型166によって形成できない形状の孔を
加工する度に、上、下パレット38、39を交換するのであ
る。また、保管装置21、タレットパンチングプレス機8
6、交換装置87の清掃を行なう場合には、交換装置87を
ガイドレール88に沿って保管装置21、タレットパンチン
グプレス機86から離隔するよう移動させ、清掃のための
空間を確保する。
なお、前述の実施例においては、回転体30が6個の支持
部33を有する場合について説明したが、この支持部33は
2個以上であれば何個であってもよい。また、この発明
においては全ての支持部に収納体を支持させなくてもよ
い。また、収納体36の棚37は2段以上であればよく、さ
らに、これら全ての棚37にパレットが載置されていなく
てもよい。また、この発明においては、昇降手段は例え
ばねじ軸を用いたもの、ラック、ピニオンを用いたもの
でもよい。
発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、金型交換作業
の能率が向上するとともに、その作業も交換装置が行な
うので、自動化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すその一部破断正面
図、第2図はその概略全体平面図、第3図はその平面
図、第4図は上パレットの平面図、第5図は第4図のI
−I矢視断面図、第6図は第4図のII−II矢視断面図、
第7図は下パレットの平面図、第8図は第7図のIII−I
II矢視断面図、第9図は第7図のIV−IV矢視断面図、第
10図は第7図のV−V矢視図、第11図は第1図のVI−VI
矢視断面図、第12図は移動台近傍の正面図、第13図は移
動台近傍の平面図、第14図は把持具近傍の平面図、第15
図は把持具近傍の正面図、第16図はタレットパンチング
プレス機の着脱手段近傍の平面図、第17図は第16図のVI
I−VII矢視断面図、第18図は第16図のVIII−VIII矢視断
面図である。 21……保管装置、36……収納体 38、39……上、下パレット 41、61……金型 86……タレットパンチングプレス機 87……交換装置、162……タレットテーブル 164、165……上、下パレット基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−93523(JP,A) 実開 昭54−12190(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保管装置21に保管され、それぞれに複数の
    金型41、61が取り付けられている多数組の上、下パレッ
    ト38、39の中から所望の上、下パレット38、39を選択さ
    せる段階と、所望のものとして選択された前記上、下パ
    レット38、39を収納している保管装置21の収納体36を移
    動させ、該上、下パレット38、39を交換装置87によって
    取り出す取り出し位置まで到達させる段階と、タレット
    パンチングプレス機86の上、下パレット基板164、165に
    載置され、それぞれに複数の金型41、61が取り付けられ
    ている上、下パレット38、39の中から不要となった上、
    下パレット38、39を選択させる段階と、不要のものとし
    て選択された前記上、下パレット38、39を載置している
    タレットパンチングプレス機86のタレットテーブル162
    を回動させ、該上、下パレット38、39を交換装置87によ
    って取り出す所定位置まで到達させる段階と、保管装置
    21およびタレットパンチングプレス機86においてそれぞ
    れ選択された上、下パレット38、39を、1台の交換装置
    87によって把持し同時に取り出す段階と、所望の上、下
    パレット39、39と不要となった上、下パレット38、39を
    把持したまま交換装置87を旋回させ、所望の上、下パレ
    ット38、39をタレット基板164、165に、不要の上、下パ
    レット38、39を収納体36に対向させる段階と、交換装置
    87によって所望の上、下パレット38、39を対向するタレ
    ット基板164、165に、不要となった上、下パレット38、
    39を対向する収納体36にそれぞれ同時に供給する段階
    と、を備えたことを特徴とするタレットパンチングプレ
    ス機の金型交換方法。
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