JPH0672015A - インクジェット記録用マットフィルム - Google Patents

インクジェット記録用マットフィルム

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JPH0672015A
JPH0672015A JP4218592A JP21859292A JPH0672015A JP H0672015 A JPH0672015 A JP H0672015A JP 4218592 A JP4218592 A JP 4218592A JP 21859292 A JP21859292 A JP 21859292A JP H0672015 A JPH0672015 A JP H0672015A
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Akira Chino
明 千野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェット記録用マットフィルムであ
り、CAD用途にも使用するため塗膜の耐水性、鉛筆筆
記性等の第2原図適性を兼ね備えたインクジェット記録
材料を得る。 【構成】 フィルムシートの少なくとも片面にインク受
理層を設ける。インク受理層は主として親水性樹脂とマ
ット化剤から成る。塗膜に耐水性を付与すると、インク
の拡がりが不十分でヨリが発生しベタ部が不均一とな
る。マット化剤を添加し、三次元表面粗さ計でのSRa
値を 1.0〜2.0 μmの範囲とする事により、インクのヨ
リのない耐水性の優れた透明度70%以上のインクジェッ
ト記録用マットフィルムが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
ター、プロッターに使用される記録材料に関し、特にC
AD用第二原図フィルムとして適性の優れた記録シート
を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】設計製図分野においては、従来の手書き
による図面の作成方法からコンピューターを使用したC
ADシステムが普及して来た。これに伴い電子計算機の
周辺機器として、プロッター(プリンタープロッター)
の使用が増大している。プロッターを記録方式で分類す
ると、ペンプロッター、静電プロッター、感熱プロッタ
ー、インクジェットプロッターに大別できる。インクジ
ェット記録方式は基本的には普通紙に記録できること、
および無騒音、現像、定着プロセスを必要とせず、かつ
容易にフルカラー記録が行なえることから、低価格化と
相まってワープロ、プリンター、複写機、プロッターな
どに近年急速に普及している。
【0003】ところでインクジェット記録材料に要求さ
れる基本的性能は、 a.画像濃度が高く、ドット形状が円形でかつ滲みやム
ラがなく、ドット周辺がシャープで解像度が高いこと。 b.インクの吸収速度が速く乾燥性に優れ、かつインク
が重なった時、インク同士が混ざらない等のカラー記録
性が良いこと。 c.記録後の寸法変化が少なく、カール、波打ち、変形
が無いこと。 などが挙げられ、インクの乾燥性を支配する吸収性とド
ットの拡がり(滲み)という相反する性質を両立させる
ことが技術的課題である。
【0004】インクジェット記録紙には、基本的に上質
紙などの普通紙を使用できるが、カラー記録または設計
用の高画質な図面用途には普通紙では不十分であり、シ
ート表面にコート層を設け、顔料、バインダーなどを最
適化したコート紙タイプのインクジェット記録紙が適し
ている。
【0005】従来これら問題点を解決する技術手段とし
て、特開昭55−5830号公報に「支持体およびその
表面に設けられたインク吸収層から成り、不透明度が5
5.0乃至97.5%、インク吸収層の吸収性が 1.5乃至18.0
ミリメートル/分である事を特徴とするインクジェット
記録用シート」が、そしてインク吸収層を形成する顔料
として「白色顔料としては、例えば、クレー、タルク、
けいそう土、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バ
リウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、サチンホワ
イト、けい酸アルミニウム、リトポン等が、単独あるい
は2種以上の混合物として使用され」と記載されてい
る。
【0006】しかしながら、これら白色顔料を多孔性イ
ンク吸収層に用いているために層自体が不透明であり、
得られるインクジェット記録用シートは不透明度が55.0
乃至97.5%であり、本願発明の目的である第二原図フィ
ルム用に必要な透明度が70%以上のインクジェット記録
用マットフィルムは得られない。
【0007】一方OHPフィルム等高透明用記録材料と
して、特開昭60−132785号公報、特開昭60−
145879号公報に、ポリビニルピロリドン等水溶性
樹脂の膨潤による吸水性を利用する事が、特開昭60−
143991号公報では、第4級アンモニウム塩基を持
つアクリルカチオン樹脂のカチオン基が、水性インク
(直接染料または酸性染料)中のアニオン基とイオン結
合し、染料の不溶性を利用することが開示されている。
しかしながらこれら透明なインクジェット記録シート
も、CAD用第2原図マットフィルムとしては、下記の
理由で満足できる品質ではない。
【0008】CAD用第2原図材料としては、ジアゾコ
ピー用の第2原図である場合や、あるいは内容をチェッ
クする必要のある設計図面やプログラムリストである場
合は、記録シートは透明でなければならないが、その他
下記の品質特性を満足させる事が最も重要である。 1.鉛筆による筆記性および再筆記性。 2.ケシゴム等による消去性。 3.塗膜の削刀性。 4.引張り、引裂き等機械的強度。 5.耐水性、耐熱性、耐光性等の長期保存性。
【0009】特に、耐水性、透明性、強度が要求される
用途には、ポリエステルフィルムを支持体とした材料が
使用されており、インクジェット記録適性、CAD用第
2原図適性を兼ね備えたインクジェット記録用マットフ
ィルムが切望されている。本願は、これら問題点の両立
が技術的課題である。
【0010】本発明者等は、ポリエチレンテレフタレー
トフィルムにマット化剤を含む従来型のインクジェット
用塗工液を塗布する事を試みたが、耐水性を付与させる
と、インクのヨリが発生しベタ画像部が均一なインクジ
ェット記録材料で、かつ高透明な第2原図用紙を得る事
は出来なかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、記録時のイ
ンク乾燥性が速くインクのヨリが無くベタ画像部が均一
なインクジェット記録材料であり、更に第2原図用紙と
して高透明で耐水性に優れたインクジェット記録用マッ
トフィルムを提供する事を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な問題点を解決するため鋭意研究に励んだ結果、ポリエ
チレンテレフタレート等のプラスチックフィルムシート
を支持体として用いて、シリカ等のマット化剤を含み、
グリオキザール等で耐水化処理された親水性樹脂を主成
分とした塗布層の三次元表面粗さSRaを、 1.0〜2.0
μmの範囲とする事により、記録時のインク乾燥性が速
くベタ画像部が均一で高透明で耐水性に優れたインクジ
ェット記録用マットフィルムを完成せしめるに至った。
【0013】
【作用】本発明に使用する支持体には、ポリエステル、
ポリエチレン、ポリプロピレン、トリアセテート、ポリ
カーボネート等透明なフィルムであればいかなるプラス
チックシートも使用できるが、好ましくは2軸に延伸処
理されたポリエチレンテレフタレートフィルムが最も適
している。ポリエチレンテレフタレートフィルムに、親
水性樹脂を主体としたインク受理層が直接接着しないと
きは、アンカーコート層を前もって塗布しても構わない
し、あるいはフィルム製膜中にアンカーコート処理され
た易接着フィルムを使用することもできる。フィルムシ
ートの少なくとも片面に、インク受理層を設ける。イン
ク受理層は、親水性樹脂とマット化剤を主成分とした層
である。
【0014】本発明で用いられる親水性樹脂は、例えば
水溶性樹脂として酸化でんぷん、エーテル化でんぷん、
ゼラチン、カゼイン、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、エチレ
ン無水マレイン酸共重合物、ポリビニルアルコール等が
挙げられる。また水分散型樹脂としては、SBRラテッ
クス、アクリルエマルジョン、塩化ビニルエマルジョ
ン、酢酸ビニルエマルジョン等が使用できる。
【0015】本発明ではインク受理層の耐水性が必要な
ため、樹脂単独で耐水性を有している場合は必要ない
が、そうでない時はグリオキザール等の耐水化剤を使用
して耐水性を付与させる。しかしこれらの樹脂単独で
は、インク乾燥性、インク滲み等インクジェット記録の
基本的問題点が解決できないので、ポリビニルピロリド
ン、カチオン性樹脂等公知の材料を添加配合し、これら
の問題点の解決が図られている。
【0016】更に本発明では、筆記適性等の第2原図適
性を持たせるために、マット化剤を配合する。一般にイ
ンクジェット塗工液には白色顔料が使用されるが、筆記
性改良に効果はあるものの、透明度70%以上のマットフ
ィルムは得られない。本願では、プラスチックピグメン
ト、シリカ等のマット化剤を主として使用する。添加部
数は10%〜50%の範囲で配合する事ができる。10%以下
では、筆記画線の鮮明性、濃度が不十分であり、一方50
%を越えると、70%以上の透明度は得られない。
【0017】ところで、親水性樹脂を主成分とした耐水
性を有するインク受理層に、インクジェット記録を行う
とインクの拡がりが不十分でヨリが発生し、ベタ部の画
像品質が著しく低下する。これは耐水性を付与したイン
ク受理層の濡れ性が悪いために発生する現象であり、三
次元表面粗さ計で測定したSRaを 1.0〜2.0 μmの範
囲とする必要がある。
【0018】SRaが 1.0μm未満ではインクのヨリが
発生し、本願の問題点を解決する事ができず、一方 2.0
μmを越えるとインク受理層表面が粗すぎて、鉛筆等で
筆記したときの画線のシャープ性、濃度が不十分とな
る。SRaの数値を 1.0〜2.0μmの範囲とするために
は、マット化剤の平均粒径および分散の程度により調整
する。
【0019】インク受理層は、グラビアコート、バーコ
ート、ロールコート等公知の塗工方式により厚さ1〜20
μm、好ましくは3〜10μmの範囲に塗布される。塗
布量は、透明度70%以上となる様に、更に配合するマッ
ト化剤の平均粒径から三次元表面粗さが本発明の範囲と
なる様に決定される。
【0020】
【実施例】以下実施例により、本発明を更に詳細に説明
する。
【0021】(実施例1)塗工基材として、厚さ 100μ
mのポリエステルフィルム(東レ(株)製Q80D)を
使用した。インク受理層用塗工液は、ポリビニルアルコ
ールPVA420(クラレ(株)製)10%溶液 100部
に、ポリビニルピロリドンK−30(GAF社製)20%
溶液を10部、グリオキザールを2部添加した。更にマッ
ト化剤として、シリカ顔料サイロイド63(富士デヴィ
ゾン社製)20%水分散液をホモミキサーにて1時間分散
し、塗工液に30部配合し、水20部、メタノール30部を加
え、10分間攪拌した。
【0022】塗工液をロールコートで塗布し、乾燥器に
て 110℃2分乾燥した。得られたインクジェット用マッ
トフィルムは、塗布厚 7.0μm、透明度76.5%、SRa
値1.5 μmであった。なお表面粗さSRa値は、三次元
表面粗さ計(K.K小坂研究所製、SE−30AK)で
測定した中心面平均粗さSRaで表示した。
【0023】マットフィルムを、インクジェットプロッ
ターDesignJet C1633B(HP製)で記録したところ、イ
ンク乾燥時間は1分以内と早く、滲み・ヨリの無いベタ
部均一性に優れた記録フィルムであり、かつ塗膜は耐水
性を有しており、画線濃度が高くシャープであり鉛筆筆
記性も良好であった。
【0024】(実施例2)75μmのポリエステルフィル
ム(帝人(株)製ルミラーHS75)に、アンカー剤と
して水分散型ポリエステル樹脂バイロナールMD140
0(東洋紡(株)製)を 0.5g/m2 塗布して基材とし
た。塗工液として、ポリビニルアルコールKH−17
(日本合成(株)製)10%溶液 100部に、カチオン性ア
クリル樹脂ST−1000(三菱油化(株)製)を20
部、グリオキザールを5部添加し、更に、マット化剤と
して、プラスチック顔料エポスターM30(日本触媒
(株)製)20%液に、ノニオン性界面活性剤ノニオンN
S210(日本油脂(株)製)を対顔料1%添加後ホモ
ミキサーにて1時間分散後塗工液に30部配合し、更に水
30部、メタノール30部を加え、10分間攪拌した。
【0025】この液をバーコートで塗布し、乾燥器にて
110℃2分乾燥した。得られたインクジェット用マット
フィルムは、塗布厚 4.0μm、透明度81.6%、SRa値
1.4μmであった。
【0026】このインクジェット用マットフィルムを、
インクジェットプリンターBJ10V(キャノン(株)
製)で記録したところ、インク乾燥時間は1分以内と早
く、滲み・ヨリが無くベタ部の均一性に優れた記録フィ
ルムであり、かつ塗膜は耐水性を有しており、画線濃度
が高くシャープであり鉛筆筆記性も良好であった。
【0027】(比較例1)実施例1のポリビニルアルコ
ールをPVA 105(クラレ(株)製造)に変更し、
グリオキザールを未添加の他は、同一条件にてサンプル
を作製した。このインクジェット用マットフィルムを、
実施例1と同様に評価したところ、インク乾燥時間は1
分以内と早く、滲み・ヨリが無くベタ部の均一性には優
れた記録フィルムであったが、塗膜の耐水性は有してお
らず、第2原図フィルムとしては不適であった。
【0028】(比較例2)実施例1のシリカをサイロイ
ド150に変更した他は同一条件にてサンプルを製造し
た。得られたインクジェット用マットフィルムは、透明
度54.8%と透明性は低く、SRa値は 0.6μmであっ
た。このインクジェット用マットフィルムを、実施例1
と同様に評価したところ、インク乾燥時間は1分以内と
早く、滲みは良好であるが、ヨリが発生し、特にベタ部
の均一性に劣っていた。
【0029】(比較例3)実施例1のシリカをサイロイ
ド620に変更した他は同一条件にてサンプルを製造し
た。得られたインクジェット用マットフィルムは、透明
度85.3%、SRa値は 2.5μmであった。このインクジ
ェット用マットフィルムを、実施例1と同様に評価した
ところ、インク乾燥時間は1分以内と早く、滲み・ヨリ
の発生が無く、ベタ部の均一性も良好な記録フィルムで
あったが、画線濃度が低く、シャープ性に書け鉛筆筆記
適性は有していなかった。
【0030】
【発明の効果】以上の様に、本発明では、インクの乾燥
性が早く、かつ滲み、ヨリの無い被記録材であり、透明
度70%以上で耐水性が有り、鉛筆筆記性の良好な第2原
図適性をも兼ね備えたインクジェット記録用マットフィ
ルムが得られる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明者等は、ポリエチレンテレフタレー
トフィルムにマット化剤を含む従来型のインクジェット
用塗工液を塗布する事を試みたが、耐水性を付与させる
と、インクのビーディングが発生しベタ画像部が均一な
インクジェット記録材料で、かつ高透明な第2原図用紙
を得る事は出来なかった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、記録時のイ
ンク乾燥性が速くインクのビーディングが無くベタ画像
部が均一なインクジェット記録材料であり、更に第2原
図用紙として高透明で耐水性に優れたインクジェット記
録用マットフィルムを提供する事を目的とするものであ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】ところで、親水性樹脂を主成分とした耐水
性を有するインク受理層に、インクジェット記録を行う
とインクの拡がりが不十分でビーディングが発生し、ベ
タ部の画像品質が著しく低下する。これは耐水性を付与
したインク受理層の濡れ性が悪いために発生する現象で
あり、三次元表面粗さ計で測定したSRaを1.0〜
2.0μmの範囲とする必要がある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】SRaが1.0μm未満ではインクのビー
ディングが発生し、本願の問題点を解決する事ができ
ず、一方2.0μmを越えるとインク受理層表面が粗す
ぎて、鉛筆等で筆記したときの画線のシャープ性、濃度
が不十分となる。SRaの数値を1.0〜2.0μmの
範囲とするためには、マット化剤の平均粒径および分散
の程度により調整する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】マットフィルムを、インクジェットプロッ
ターDesignJet C1633B(HP製)で記
録したところ、インク乾燥時間は1分以内と早く、滲み
・ビーディングの無いベタ部均一性に優れた記録フィル
ムであり、かつ塗膜は耐水性を有しており、画線濃度が
高くシャープであり鉛筆筆記性も良好であった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】このインクジェット用マットフィルムをイ
ンクジェットプリンターBJ10V(キャノン(株)
製)で記録したところ、インク乾燥時間は1分以内と早
く、滲み・ビーディングが無くベタ部の均一性に優れた
記録フィルムであり、かつ塗膜は耐水性を有しており、
画線濃度が高くシャープであり鉛筆筆記性も良好であっ
た。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】(比較例1)実施例1のポリビニルアルコ
ールをPVA 105(クラレ(株)製造)に変更し、
グリオキザールを未添加の他は、同一条件にてサンプル
を作製した。このインクジェット用マットフィルムを、
実施例1と同様に評価したところ、インク乾燥時間は1
分以内と早く、滲み・ビーディングが無くベタ部の均一
性には優れた記録フィルムであったが、塗膜の耐水性は
有しておらず、第2原図フィルムとしては不適であっ
た。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】(比較例2)実施例1のシリカをサイロイ
ド150に変更した他は同一条件にてサンプルを製造し
た。得られたインクジェット用マットフィルムは、透明
度54.8%と透明性は低く、SRa値は0.6μmで
あった。このインクジェット用マットフィルムを、実施
例1と同様に評価したところ、インク乾燥時間は1分以
内と早く、滲みは良好であるが、ビーディングが発生
し、特にベタ部の均一性に劣っていた。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】(比較例3)実施例1のシリカをサイロイ
ド620に変更した他は同一条件にてサンプルを製造し
た。得られたインクジェット用マットフィルムは、透明
度85.3%、SRa値は2.5μmであった。このイ
ンクジェット用マットフィルムを、実施例1と同様に評
価したところ、インク乾燥時間は1分以内と早く、滲み
・ビーディングの発生が無く、ベタ部の均一性も良好な
記録フィルムであったが、画線濃度が低く、シャープ性
に欠け鉛筆筆記適性は有していなかった。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【発明の効果】以上の様に、本発明では、インクの乾燥
性が早く、かつ滲み、ビーディングの無い被記録材であ
り、透明度70%以上で耐水性が有り、鉛筆筆記性の良
好な第2原図適性をも兼ね備えたインクジェット記録用
マットフィルムが得られる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムシートの少なくとも片面に、三
    次元表面粗さ計で測定したSRaが 1.0〜2.0 μmの範
    囲にある耐水性を有したインク受理層が設けられた事を
    特徴とする透明度70%以上のインクジェット記録用マッ
    トフィルム。
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