JPH0668841B2 - ヘッド移送装置 - Google Patents

ヘッド移送装置

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JPH0668841B2
JPH0668841B2 JP63220941A JP22094188A JPH0668841B2 JP H0668841 B2 JPH0668841 B2 JP H0668841B2 JP 63220941 A JP63220941 A JP 63220941A JP 22094188 A JP22094188 A JP 22094188A JP H0668841 B2 JPH0668841 B2 JP H0668841B2
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弁一 宮崎
寛 山本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、記録媒体上に形成された情報トラックへの情
報の記録あるいは記録した情報の再生あるいは消去をす
る素子を備えた可動ユニットを移送するヘッド移送装置
に関するものである。
従来の技術 従来から、記録媒体の任意の情報トラックへの情報の記
録あるいは記録した情報の再生あるいは消去をする素子
を備えた可動ユニットに電気信号を供給する手段とし
て、可撓性プリント基板が一般的によく用いられてい
る。
しかし、可撓性プリント基板の配置の仕方によっては、
記録再生装置内のいわゆるデッドスペースが増大すると
いう問題があった。
そのため、特開昭63−13140号公報では、記録媒体の情
報トラック上に集光する対物レンズを備えた可動ユニッ
トへの電気信号の供給を可撓性プリント基板を用いて行
い、記録再生装置内のデッドスペースが削減され、記録
再生装置全体としての小形化が図り易くなったヘッド移
送装置が提案されている。
この従来技術について、第7図(a),(b)を用いて
説明する。
第7図(a),(b)は従来のヘッド移送装置の下面図
及びI−I断面図である。
第7図において、X方向は記録媒体の情報トラックと直
交する方向(トラッキング方向と呼ぶ)であり、Z方向
は記録媒体と垂直な方向(フォーカス方向と呼ぶ)であ
り、Y方向はX方向,Z方向の両方に垂直な方向であり、
記録媒体の情報トラックの接線方向となっている。
フレーム101は、光学式情報記録再生装置のハウジング
(図示せず)内に設けられ、且つ、該ハウジングに対し
て4つの脚部材(図示せず)を介して取り付けられてい
る。なお、フレーム101はアルミニウムあるいはその合
金から成る。
このフレーム101には、矢印X方向及びその反対方向に
おいて延在し且つ矢印Y方向及びその反対方向において
離間した一対の円柱状の鋼製支持レール105及び106がそ
の両端部にて固定されている。矢印Y方向及びその反対
方向において延在する保持部材としての長手ピックアッ
プボディ107が該両支持レール105,106によって挾まれる
ように位置しており、且つ、該両支持レールにより移動
自在に支持されている。
また、フレーム101には、ピックアップボディ107の移動
方向(矢印X方向及びその反対方向)に沿って各々伸長
し且つ互いに係着された長手マグネット116及び長手ヨ
ーク117,118からなる一対の長手磁気回路120が固定され
ている。また、ピックアップボディ107には、コイル中
心軸が該ピックアップボディの移動方向と平行であるよ
うに一対の駆動コイル121が取り付けられている。上記
した磁気回路120は該駆動コイルに鎖交する磁束を発生
し、該駆動コイルと共に、ピックアップボディ107を含
む移動光学系に移動力を付与する移動力付与手段として
のリニアモータを構成している。
上述した各駆動コイル121の外周にはコイル中心軸が該
駆動コイルのコイル中心軸と同心となるように検出コイ
ル122が巻回せしめられ、磁気回路120とにより速度検出
手段が構成されている。
また、フレーム101の後端部には保持部材125が取り付け
られている。この保持部材125には、発光素子としての
レーザダイオード127、該レーザダイオードから発せら
れる照射光を平行光にするコリメータレンズ128、集光
レンズ129、ディスク115の記録面からの反射光を最終的
に受けて情報信号を得るための受光素子130、コリメー
タレンズ128を通じて発せられる上記平行光の照射パタ
ーン整形をなして後述する対物レンズに案内し且つディ
スク記録面からの上記反射光を受光素子130に導く複合
プリズム131、ディスク記録面に向けて発せられる光ビ
ームの焦点誤差を検出することを目的として上記反射光
に非点収差を与える非点収差素子132が取り付けられて
いる。
また、ピックアップボディ107には、全反射プリズム
(図示せず)を経た平行光をディスク115の記録面に微
細なスポット光として集束せしめるための対物レンズ15
8と、ホルダ159及び支持部材(図示せず)を含み該対物
レンズをその光軸方向(矢印F方向)及びこれに直角な
方向(矢印T方向)の2方向において移動自在に支持す
る対物レンズ支持機構と、マグネット162、ヨーク163か
らなる磁気回路並びに該磁気回路からの磁束が鎖交すべ
くホルダ159に巻回されたコイル(図示せず)からなり
対物レンズ158に対して上記2方向への移動力を与える
駆動源とが設けられている。なお、この駆動源と上記し
た対物レンズ支持機構とをサーボ駆動機構と総称する。
また、ピックアップボディ107に搭載された上記サーボ
駆動機構に駆動電流を供給するための可撓性プリント基
板165が設けられている。該可撓性プリント基板はその
厚さ方向においてU字状に屈曲せしめられており、ピッ
クアップボディ107の移動軌跡内に且つその厚さ方向が
ディスク115の記録面と平行になるように配置されてい
る。
なお、ピックアップボディ107の前方にはディスク115を
担持して回転するターンテーブル166が設けられてい
る。
以上説明したように、従来のヘッド移送装置において
は、対物レンズ(158)及びそのサーボ駆動機構を保持
した保持部材(ピックアップボディ107)の移動に追従
して撓んで該サーボ駆動機構に駆動電流を供給するため
の可撓性プリント基板(165)が、その厚さ方向におい
てU字状に屈曲せしめられて該保持部材の移動軌跡内に
且つ該厚さ方向が記録媒体の記録面と平行になるように
配置されている。
可撓性プリント基板をこのように配置することにより、
上記保持部材の移動に対して該可撓性プリント基板が及
ぼす負荷が比較的小さく抑えられ、情報の再生あるいは
記録は円滑に行なわれるのである。また、可撓性プリン
ト基板が上記保持部材の移動軌跡内に位置せられている
ことによって、光学式情報記録再生装置のデッドスペー
スが削減され、装置全体としての小型化が図り易くなっ
ているのである。また、上述の如く、記録媒体の記録面
と可撓性プリント基板の厚さ方向とが平行になるように
構成されているので、可撓性プリント基板が該記録面に
対して直角な方向に大きく膨れつつ撓むことはなく、該
直角な方向、すなわち光学式情報記録再生装置の高さ方
向における小型化が特に図り易くなっているというもの
である。
発明が解決しようとする課題 ところで、可撓性プリント基板をU字状に屈曲させる
と、屈曲部は元の形状すなわち直線状に戻ろうとして可
動ユニットに負荷としてX方向およびY方向に復元元が
働く。
ところが、記録再生装置特に光記録再生装置においては
情報トラックのピッチが非常に狭く(通常、1.6μm程
度)、可動ユニットを高速で高精度に駆動し位置決めす
るために、できる限りその妨げとなる可動ユニットの負
荷を低減することが望まれている。
しかしながら、上記のような従来技術では、可動ユニッ
トたる保持部材の移動に対して可撓性プリント基板の可
動ユニットに与える負荷の大きさや可動ユニットの位置
による負荷の変動がそのまま影響して、可動ユニットを
高速で高精度に駆動し位置決めする妨げとなっていた。
本発明の第1の目的はかかる点に鑑み、可撓性プリント
基盤の可動ユニットに与える負荷を相殺して可動ユニッ
トの負荷の大きさおよびその位置による負荷の変動を低
減して、可動ユニットを高速で高精度に駆動し位置決め
できる信頼性の高いヘッド移送装置を提供することを目
的とする。
また、上記のような従来技術では、可動ユニットたる保
持部材の移動方向に対して可撓性プリント基盤が対称に
構成されていないため、可撓性プリント基盤が可動ユニ
ットに与える負荷によりモーメントが発生し、可動ユニ
ットをスムーズに高速で高精度に駆動し位置決めする妨
げとなっていた。
本発明の第2の目的はかかる点に鑑み、可動ユニットの
任意の位置において、可撓性プリント基盤が可動ユニッ
トに与える負荷によるモーメントの発生がなく、可動ユ
ニットをスムーズに高速で高精度に駆動して位置決めで
きる信頼性の高いヘッド移送装置を提供することを目的
とする。
また、本発明の第3の目的は、本発明の第1の目的のみ
ならず本発明の第2の目的をも同時に満たすことであ
り、すなわち可撓性プリント基盤の可動ユニットに与え
る負荷を相殺して可動ユニットの負荷の大きさおよびそ
の位置による負荷の変動を低減し、かつ可動ユニットの
任意の位置において、可撓性プリント基盤が可動ユニッ
トに与える負荷によるモーメントの発生がなく、可動ユ
ニットをスムーズに高速で高精度に駆動し位置決めでき
る信頼性の高いヘッド移送装置を提供することを目的と
する。
また、上記のような従来技術では、可動ユニットがディ
スクの外周則位置では確かに可撓性プリント基板の屈曲
部が可動ユニットの移動軌跡内にあるが、可動ユニット
がディスクの内周位置(第7図の状態)では、可撓性プ
リント基板の屈曲部が可動ユニットの移動軌跡内にはな
く、ディスクを回転させるモータ側に張り出した構成に
なり、例えばディスクを案内させる機構をこの部分で構
成できない等の課題を有していた。
また、本発明の第4,第5,第6の目的は、それぞれ本発明
の第1,第2,第3の目的のみならず同時に、上記従来技術
における可動ユニットがディスクの外周側位置にある場
合と同様に、可動ユニットの任意の位置において記録再
生装置内のデッドスペースが削減され、記録再生装全体
としての小型化を図り易くするヘッド移送装置を提供す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 上記第1の目的を達成するために、本発明のヘッド移送
装置は、記録媒体の任意の情報トラックへの情報の記録
あるいは記録した情報の再生あるいは消去をする素子を
備えた可動ユニットと、前記可動ユニットを前記情報ト
ラックの直交方向に駆動する駆動手段と、前記可動ユニ
ットを前記情報トラックの直交方向に移動自在に支持す
る支持手段と、厚さ方向に略U字状に屈曲しうる屈曲部
をお互いに前記略U字が逆方向となるようにそれぞれ少
なくとも一箇所有し、前記屈曲部の一端が前記可動ユニ
ットに固定され他端が固定部に固定され、前記可動ユニ
ットに電気信号を供給する可撓性プリント基板とを備え
たことを特徴とするものである。
また、上記第2の目的を達成するために、本発明のヘッ
ド移送装置は、記録媒体の任意の情報トラックへの情報
の記録あるいは記録した情報の再生あるいは消去をする
素子を備えた可動ユニットと、前記可動ユニットを前記
情報トラックの直交方向に駆動する駆動手段と、前記可
動ユニットを前記情報トラックの直交方向に移動自在に
支持する支持手段と、厚さ方向に略U字状に屈曲しうる
屈曲部を前記情報トラックの直交方向に対して対称に少
なくとも一対有し、前記屈曲部の一端が前記可動ユニッ
トに固定され他端が固定部に固定され、前記可動ユニッ
トに電気信号を供給する可撓性プリント基板とを備えた
ことを特徴とするものである。
また、上記第3の目的を達成するために、本発明のヘッ
ド移送装置は、記録媒体の任意の情報トラックへの情報
の記録あるいは記録した情報の再生あるいは消去をする
素子を備えた可動ユニットと、前記可動ユニットを前記
情報トラックの直交方向に駆動する駆動手段と、前記可
動ユニットを前記情報トラックの直交方向に移動自在に
支持する支持手段と、厚さ方向に略U字状に屈曲しうる
屈曲部を前記情報トラックの直交方向に対して対称に、
かつお互いに前記略U字が逆方向となるように四箇所有
し、前記屈曲部の一端が前記可動ユニットに固定され他
端が固定部に固定され、前記可動ユニットに電気信号を
供給する可撓性プリント基板とを備えたことを特徴とす
るものである。
また、上記第4,第5,第6の目的を達成するために、本発
明のヘッド移送装置は、それぞれ上記第1,第2,第3の目
的を達成するための手段において、さらに可動ユニット
の任意の位置において可撓性プリント基板の屈曲部が可
動ユニットの移動軌跡内に配設されたことを特徴とする
ものである。
作用 上記第1の目的を達成するための手段において、可撓性
プリント基板の構成を厚さ方向に略U字状に屈曲しうる
屈曲部をお互いに前記略U字が逆方向となるようにそれ
ぞれ少なくとも一箇所有するようにすることにより、可
撓性プリント基盤の可動ユニットに与える負荷を相殺し
て可動ユニットの負荷の大きさおよびその位置による負
荷の変動を低減して、可動ユニットを高速で高精度に駆
動し位置決めできる信頼性の高いヘッド移送装置を提供
することができるのである。
また、上記第2の目的を達成するための手段において、
可撓性プリント基板の構成を厚さ方向に略U字状に屈曲
しうる屈曲部を前記情報トラックの直交方向に対して対
称に少なくとも一対有するようにすることにより、可動
ユニットの任意の位置において、可撓性プリント基盤が
可動ユニットに与える負荷によるモーメントの発生がな
く、可動ユニットをスムーズに高速で高精度に駆動し位
置決めできる信頼性の高いヘッド移送装置を提供するこ
とができるのである。
また、上記第3の目的を達成するための手段において、
可撓性プリント基板の構成を厚さ方向に略U字状に屈曲
しうる屈曲部を前記情報トラックの直交方向に対して対
称に、かつお互いに前記略U字が逆方向となるように四
箇所有するようにすることにより、可撓性プリント基盤
の可動ユニットに与える負荷を相殺して可動ユニットの
負荷の大きさおよびその位置による負荷の変動を低減
し、かつ可動ユニットの任意の位置において、可撓性プ
リント基盤が可動ユニットに与える負荷によるモーメン
トの発生がなく、可動ユニットをスムーズに高速で高精
度に駆動し位置決めできる信頼性の高いヘッド移送装置
を提供することができるのである。
また、上記第4,第5,第6の目的を達成するための手段に
おいて、さらに可動ユニットの任意の位置において可撓
性プリント基板の屈曲部が可動ユニットの移動軌跡内に
配設することにより、それぞれ上記第1,第2,第3の目的
を達成するだけでなく、同時に可動ユニットの任意の位
置において記録再生装置内のデッドスペースが削減さ
れ、記録再生装置全体としての小型化を図り易くするヘ
ッド移送装置を提供することができるのである。
実施例 第1図〜第6図(a),(b),(c)は、本発明にお
ける一実施例を示し、第1図は全体の分解斜視図で、第
2図は可動ユニットの分解斜視図で、第3図は上面図
で、第4図はA−A′断面図で、第5図はB−B′断面
図で、第6図は可撓性プリント基板の変形図で、(イ)
は可動ユニットが記録媒体の中央の情報トラック位置
で、(ロ)は可動ユニットが記録媒体の内側の情報トラ
ック位置で、(ハ)は可動ユニットが記録媒体の外側の
情報トラック位置である。
第1図〜第6図(a),(b),(c)において、X方
向は記録媒体の情報トラックと直交する方向(トラッキ
ング方向と呼ぶ)であり、Z方向は記録媒体と垂直な方
向(フォーカス方向と呼ぶ)であり、Y方向はX方向、
Z方向の両方に垂直な方向であり、記録媒体の情報トラ
ックの接線方向となっている。
また、本実施例では、自重方向(重力方向)はZ−方向
すなわち記録媒体の記録面の鉛直下方である。
以下、第1図〜第6図(a),(b),(c)を用いて
本実施例について説明する。
1は記録媒体で、螺旋状か同心円状の情報トラックがき
られた光ディスクである。2はディスクモータで、記録
媒体1を装着して回転させるモータであり、孔2aと後述
するサイドヨークB20に設けられたネジ孔20cとによりサ
イドヨークB20にネジ止め固定されている。3は固定光
学ユニットで、光源となる半導体レーザ、記録媒体1か
らの反射光を検出するディテクター、半導体レーザから
の光ビームを平行光にするプリズム等の光学素子等を固
定部材に収納したものであり、ネジ孔3aと後述するサイ
ドヨークA19に設けられた孔19bとによりサイドヨークA1
9にネジ止め固定されている。また、3bは後述する固定
光学ユニット支持バネ29をネジ固定するためのネジ孔で
ある。4は対物レンズで、光ビームを記録媒体1に集光
させる。5は可動子ボビンで、対物レンズ4をZ方向の
記録媒体1側に収納し、これをZ方向に駆動する二つの
フォーカスコイル5aおよびX方向に駆動する二つのトラ
ッキングコイル5bが巻かれている。6はバランスウエイ
トで、可動子ボビン5の動的バランスをとるために、可
動子ボビン5のZ方向に関して記録媒体1の反対側すな
わち対物レンズ4の反対側に収納されている。7はフォ
ーカス板バネユニットで、中央円筒部7aと周辺部7bとが
渦巻状の形状でつながれたフォーカス板バネ7αと、こ
のフォーカス板バネの共振を減衰させるダンピングゴム
7βと、周辺部7bを補強する補助バネ7γとの三層のサ
ンドイッチ構造をしたものであり、一つは可動子ボビン
5の対物レンズ4を収納した円筒部の外周部に中央円筒
部7aが接着固定され、もう一つも同様に可動子ボビン5
のバランスウエイト6を収納した円筒部の外周部に中央
円筒部7aが接着固定されている。なお、7cは後述するキ
ャリッジ8に周辺部7bを接着固定する際の位置決め孔
で、一方は丸孔で、他方は長孔である。8はキャリッジ
で、二つのフォーカス板バネユニット7の周辺部7bをZ
方向の記録媒体1側の面およびその反対側の面で接着固
定している。なお、8aはフォーカス板バネユニット7の
周辺部7bを接着する際の位置決めボスである。また、8b
は後述する磁性体15を圧入固定するための孔である。ま
た、8cは後述する可撓性プリント基板24の24b部を固定
する箇所である。9は軸受Aで、二つの円筒状の滑り軸
受を両端部に形成し、キャリッジ8に接着固定されてい
る。10は軸受Bで、Z方向に平行に形成され、キャリッ
ジ8のX方向回りの回転を規制するもので、キャリッジ
8に接着固定されている。11は反射ミラーで、固定光学
ユニット3からX方向に出射された光ビームをZ方向に
反射させるミラーである。12はアクセスコイルボビンA
で、反射ミラー11が接着固定され、キャリッジ8をX方
向に駆動するアクセスコイル12aが長方形状に巻かれ、
キャリッジ8に接着固定されている。13はアクセスコイ
ルボビンBで、アクセスコイルボビンA12と同様にアク
セスタイル13aが長方形状に巻かれ、キャリッジ8に接
着固定されている。14は発光ダイオードで、軸受B10に
プリント基板を介して固定されている。15は磁性体で、
キャリッジ8の孔8bに圧入固定された鉄であり、さらに
この磁性体15はボス8aと同様にフォーカス板バネユニッ
ト7の位置決めボスを兼ねている。16はマグネットで、
後述するバックヨーク17、対向ヨーク18、サイドヨーク
A19、サイドヨークB20とともに磁気回路を構成し、アク
セスコイル12a,13aとの電磁力によりキャリッジ8をX
方向に駆動し、フォーカスコイル5aおよびトラッキング
コイル5bとの電磁力により可動子ボビン5をそれぞれZ
方向,X方向に駆動する。すなわち、この磁気回路とアク
セスコイル12a,13aとにより、可動ユニットをX方向に
駆動する駆動手段を形成している。また、この磁気回路
の通常の磁束は、マグネット16から出て対向ヨーク18に
入りサイドヨークA19あるいはサイドヨークB20を経てバ
ックヨーク17からマグネット16に戻るが、一部の磁束は
Z方向の両側に漏れてしまい、このうちZ−方向に漏れ
た漏れ磁束と磁性体15との間に磁気力として引力が働
き、磁性体15にZ+方向の力が加わる。17はバックヨー
クで、電磁軟鉄により形成され、マグネット16が接着固
定されている。18は対向ヨークで、電磁軟鉄により形成
され、マグネット16と対向する位置に配設されている。
19はサイドヨークAで、電磁軟鉄により形成され、バッ
クヨーク17および対向ヨーク18を先端でネジ止め固定し
ている。なお、19aは記録再生装置本体(図示せず)に
ネジ止め固定するための孔である。また、19bは固定光
学ユニット3をネジ止め固定するための二つの孔で、一
方を止めネジとガタのない規準孔とし、他方を止めネジ
よりも大きい孔とし、Y方向回りの傾き調整が可能な形
でネジ止め固定できるようになっている。さらに、19c
は後述する固定光学ユニット支持バネ29をネジ止めする
ためのネジ孔である。また、19dは後述するガイド軸支
持バネ27をネジ止め固定するためのネジ孔である。20は
サイドヨークBで、電磁軟鉄により形成され、バックヨ
ーク17および対向ヨーク18を先端でネジ止め固定してい
る。なお、20aは19aと同様、記録再生装置本体(図示せ
ず)にネジ止め固定するための孔である。また、20bは1
9dと同様に後述するガイド軸支持バネ27をネジ止め固定
するためのネジ孔である。さらに、20cはディスクモー
タ2をネジ止め固定するためのネジ孔である。また、20
dは後述する調整ネジ28を止めるためのネジ孔である。2
1は位置検出器で、その受光面を発光ダイオード14に対
向するように配設され、発光ダイオード14からの光を検
出してキャリッジ8のX方向の位置を検出する。22はプ
リント基板Aで、位置検出器21が取り付けられ、後述す
る可撓性プリント基板24により中継された線と位置検出
器21の駆動線および信号線の配線の中継のためのプリン
ト基板であり、サイドヨークA19およびサイドヨークB20
に両端でネジ止め固定されている。なお、22aは後述す
る可撓性プリント基板24の24c部を固定する箇所であ
る。23はプリント基板Bで、後述する可撓性プリント基
板24により中継された線の配線の中継のためのプリント
基板であり、プリント基板A22と同様にサイドヨークA19
およびサイドヨークB20に両端でネジ止め固定されてい
る。なお、23aは22aと同様に、後述する可撓性プリント
基板24の24c部を固定する箇所である。24は可撓性プリ
ント基板で、可動ユニットの電気信号線すなわち発光ダ
イオード14、フォーカスコイル5a、トラッキングコイル
5bおよびアクセスコイル12a,13aの駆動線を中継する可
撓性を有するプリント基板である。なお、24aはその厚
さ方向に略U字状に屈曲しうる屈曲部である。また、24
b部でキャリッジ8の8c部に固定され、可動ユニットの
電気信号線が可撓性プリント基板24の中継パターンに結
線される。また、24c部でプリント基板A22の22a部ある
いはプリント基板B23の23a部に固定され、可動ユニット
の電気信号線が可撓性プリント基板24の中継パターンを
介してプリント基板A22あるいはプリント基板B23に結線
される。25はガイド軸で、軸受A9および軸受B10ととも
に、キャリッジ8をX方向に摺動自在に支持している。
すなわち、ガイド軸25と軸受A9および軸受B10とによ
り、可動ユニットをX方向に移動自在に支持する支持手
段が形成されている。26はストッパで、キャリッジ8の
X方向の移動範囲を規制するストッパであり、ガイド軸
25にはめこまれたリング状のゴムである。27はガイド軸
支持バネで、孔27aとサイドヨークA19のネジ孔19dある
いはサイドヨークB20のネジ孔20bとによりネジ止め固定
され、ガイド軸25をZ方向およびY方向に規制するよう
に、弾性支持部27bで斜めから弾性的にガイド軸25を支
持している。なお、ガイド軸25のY方向については、一
方はガイド軸支持バネ27で弾性支持され、他方はサイド
ヨークA19あるいはサイドヨークB20の側面で規制されて
いる。28は調整ネジで、サイドヨークA19のネジ孔(図
示せず)あるいはサイドヨークB20のネジ孔20dに止めら
れて、ガイド軸支持バネ27とともにガイド軸25のZ方向
を規制し固定している。もちろん、サイドヨークA19の
ネジ孔(図示せず)あるいはサイドヨークB20のネジ孔2
0dよりも調整ネジ28のネジ部の長さの方が長く、ネジの
止める位置を変えることによりガイド軸25のZ方向位置
が変えられるようになっている。29は固定光学ユニット
支持バネで、サイドヨークA19と固定光学ユニット3を
連結固定するためのL字状の板バネである。すなわち、
固定光学ユニット3はサイドヨークA19の孔19b部および
ネジ孔19c部の十分距離のある二箇所で固定され、振動
や衝撃等に対して安定な固定構造がとられている。30は
防塵ガラスで、反射ミラー11の防塵のためにアクセスコ
イルボビンA12の先端に接着固定されている。
また、フォーカスコイル5a、トラッキングコイル5bおよ
びアクセスコイル12a,13aに発生する駆動力により動か
される可動ユニットは、大きく二つの可動ユニットから
構成されている。その第1は可動ユニットAで、フォー
カス板バネユニット7により支持され、対物レンズ4、
バランスウエイト6、可動子ボビン5およびフォーカス
コイル5a、トラッキングコイル5bにより一体的に構成さ
れたユニットである。第2は可動ユニットBで、キャリ
ッジ8、軸受A9、軸受B10、反射ミラー11、アクセスコ
イルボビンA12、アクセスコイルボビンB13、発光ダイオ
ード14、磁性体15、防塵ガラス30およびアクセスコイル
12a,13aにより一体的に構成されたユニットである。
また、第6図(a),(b),(c)では、可撓性プリ
ント基板24の変形の仕方がわかりやすくなるように、マ
グネット16、バックヨーク17、対向ヨーク18、位置検出
器21、ガイド軸25、ストッパ26およびガイド軸支持バネ
27を省略している。
以上のように構成された本実施例のヘッド移送装置につ
いて、以下その動作について説明する。
先ず、フォーカスコイル5aに駆動電流が流れると、フォ
ーカスコイル5aには磁気回路との電磁作用によってZ方
向に駆動力が発生する。この時、可動ユニットAを可動
ユニットBに対して支持するフォーカス板バネユニット
7の渦巻部がZ方向に関して十分柔らかいので、フォー
カス板バネユニット7の渦巻部が変形することにより、
可動ユニットAがZ方向に動く。
一方、トラッキングコイル5bに駆動電流が流れると、ト
ラッキングコイル5bには磁気回路との電磁作用によって
X方向に駆動力が発生する。この時、フォーカス板バネ
ユニット7の渦巻部のX方向の剛性と可動ユニットAの
質量および可動ユニットBの質量とによって決まるフォ
ーカス板バネユニット7のX方向の共振周波数(1KHz前
後)まではトラッキングコイル5bに発生する駆動力はフ
ォーカス板バネユニット7を介して可動ユニットBにも
伝達されるが、この共振周波数よりも高い周波数ではフ
ォーカス板バネユニット7は実質的にはないものと等価
となり、トラッキングコイル5bに発生する駆動力は可動
ユニットBには伝達されない。
また、アクセスコイル12a,13aに駆動電流が流れると、
アクセスコイル12a,13aには電気回路との電磁作用によ
ってX方向に駆動力が発生する。この時、トラッキング
コイル5bの場合と逆に、フォーカス板バネユニット7の
X方向の共振周波数まではアクセスコイル12a,13aに発
生する駆動力はフォーカス板バネユニット7を介して可
動ユニットAにも伝達されるが、この共振周波数よりも
高い周波数ではフォーカス板バネユニット7は実質的に
はないものと等価となり、アクセスコイル12a,13aに発
生する駆動力は可動ユニットAには伝達されない。
すなわち、X方向に関しては、フォーカス板バネユニッ
ト7のX方向の共振周波数を境にして可動ユニットが変
化し、この共振周波数を分割共振と呼ぶことにする。従
って、分割共振の周波数までは可動ユニットAと可動ユ
ニットBの両方が振動し、分割共振以後の周波数では駆
動側の可動ユニットだけが振動することになる。
従って、記録媒体1の任意の情報トラックの情報を記録
再生あるいは消去を行なう場合には、アクセスコイル12
a,13aおよびトラッキングコイル5bに適当な駆動電流を
加えて、可動ユニットAおよび可動ユニットBの位置を
任意に変えて行なうことができるわけである。
また、軸受B10とガイド軸25の間にはガタdが存在す
る。そのため、磁性体15に働く磁気力を利用して、この
ガタdの規制をするのである。すなわち、マグネット16
等からなる磁気回路からのZ−方向に出る漏れ磁束と磁
性体15とにより磁性体15に磁気的な引力すなわちZ+方
向の力が働く。この磁性体15に働く引力の大きさは、磁
性体15の磁気回路との距離、磁性体15の大きさあるいは
漏れ磁束の量(磁気回路を形成するヨークの肉厚等によ
り変わる)等を変えることにより、設計的に変化させる
ことができる。そこで、この磁性体15に働く引力(Z+
方向に働く)の大きさを軸受B10に加わる自重(Z−方
向に働く)の大きさよりも少しだけ大きく設定し、軸受
B10に加わる負荷を自重よりも小さい力とし確実に軸受B
10のZ−側軸受部がガイド軸25に当接できるようにする
のである。もちろん、長時間使用して軸受B10が摩耗し
たりあるいは高温下で使用して熱膨張の違いにより軸受
B10とガイド軸25とのガタdが大きくなっても、磁性体1
5には永久的に磁気的な引力が働くので、確実に軸受B10
のZ−側軸受部がガイド軸25に当接できる。
また、第6図(a),(b),(c)に示すように、可
撓性プリント基板24の屈曲部24aが変形して可動ユニッ
トが任意の位置に移動できるようになっている。
ところで、屈曲部24aは屈曲していない状態すなわち直
線状に戻ろうとするため、可動ユニットにX方向および
Y方向に負荷として復元力が働く。
ところが、屈曲部24aはお互いに略U字が逆方向となる
ようにそれぞれ二箇所ずつ有しているため、屈曲部24a
が可動ユニットに与えるX方向の負荷が軽減される。も
う少し詳しく説明すると、第6図(a)の状態では、Y
方向に対して屈曲部24aは対称であり、X方向について
屈曲部24aが可動ユニットに与える負荷(復元力)はX
+方向とX−方向とでほぼ完全に打ち消される。また、
第6図(b)および(c)の状態では、Y方向に対して
屈曲部24aは対称ではないが、お互いに略U字が逆方向
となる屈曲部24aが可動ユニットに与える復元力の方向
は、X方向に関してお互いに逆方向となるため、X方向
について屈曲部24aが可動ユニットに与える負荷(復元
力)はX+方向とX−方向とで打ち消され、軽減され
る。
従って、可撓性プリント基板24の可動ユニットに与える
負荷を相殺して可動ユニットの負荷の大きさおよびその
位置による負荷の変動を軽減して、可動ユニットを高速
で高精度に駆動し位置決めできるのである。
なお、本実施例では屈曲部24aがお互いに略U字が逆方
向となるようにそれぞれ二箇所ずつ有しているが、屈曲
部がお互いに略U字が逆方向となるようにそれぞれ少な
くとも一箇所ずつ有していれば、同様の効果が得られ
る。
また、屈曲部24aはX方向に対して対称に二対有してい
るため、可動ユニットの任意の位置において、屈曲部24
aが可動ユニットに与えるY方向の負荷はほぼ完全に打
ち消され、可動ユニットにモーメントがほとんど発生し
なくなる。もう少し詳しく説明すると、第6図の
(a),(b),(c)のいずれの状態でも、X方向に
対して屈曲部24aは対称であるため、Y方向について屈
曲部24aが可動ユニットに与える負荷(復元力)はY+
方向とY−方向とでほぼ完全に打ち消され、可動ユニッ
トにモーメントがほとんど発生しなくなる。
従って、可動ユニットの任意の位置において、可撓性プ
リント基盤24が可動ユニットに与える負荷によるモーメ
ントの発生がなく、可動ユニットをスムーズに高速で高
精度に駆動し位置決めできるのである。
なお、本実施例では屈曲部24aがX方向に対して対称に
二対有しているが、屈曲部がX方向に対して対称に少な
くとも一対有していれば、同様の効果が得られる。
また、屈曲部24aはお互いに略U字が逆方向となるよう
にそれぞれ二箇所ずつで、かつX方向に対して対称に二
対すなわち計四箇所有しているため、上記で説明したよ
うに、屈曲部24aが可動ユニットに与えるX方向の負荷
が軽減され、同時に、可動ユニットの任意の位置におい
て、屈曲部24aが可動ユニットに与えるY方向の負荷は
ほぼ完全に打ち消され、可動ユニットにモーメントがほ
とんど発生しなくなる。
従って、可撓性プリント基盤24の可動ユニットに与える
負荷を相殺して可動ユニットの負荷の大きさおよびその
位置による負荷の変動を低減し、かつ可動ユニットの任
意の位置において、可撓性プリント基盤24が可動ユニッ
トに与える負荷によるモーメントの発生がなく、可動ユ
ニットをスムーズに高速で高精度に駆動し位置決めでき
るのである。
また、第4図,第5図,第6図(a)〜(c)に示すよ
うに、可撓性プリント基板24をその屈曲部24aが可動ユ
ニットの任意の位置において可動ユニットの移動軌跡内
になるように配設させることにより、上記効果に加えて
上記従来技術における可動ユニットがディスクの外周位
置にある場合と同様の効果も同時に得られる。すなわ
ち、同時に可動ユニットの任意の位置において記録再生
装置内のデッドスペースが削減され、記録再生装置全体
としての小型化が図り易くなっている。
さらに、本実施例では、可撓性プリント基板24をその屈
曲部24aの厚み方向がX−Y平面すなわち記録媒体1の
記録面に平行になるように配設させることにより、上記
従来技術と同様の効果として、可撓性プリント基板24が
Z方向に大きく膨れつつ撓むことはなく、Z方向すなわ
ち記録媒体1の記録面に垂直な方向における小型化が特
に図り易くなるという効果も同時に得られる。
また、本実施例では、光記録再生装置における光ヘッド
の移送装置について説明したが、磁気記録再生装置にお
ける磁気ヘッドの移送装置についても有効なものであ
る。
また、本実施例では、光ヘッドが固定光学ユニットと可
動ユニットとに分離された構成の分離型光ヘッドの移送
装置について説明したが、光ヘッド全体を移送するよう
に構成された一体型光ヘッドについても当然有効なもの
である。
また、本実施例では、可撓性プリント基板24をその屈曲
部24aの厚み方向がX−Y平面すなわち記録媒体1の記
録面に平行になるように配設させたが、可撓性プリント
基板をその屈曲部の厚み方向がX−Z平面に平行になる
ように配設させた場合にも有効なものである。
また、本実施例では、トラッキングコイル5bとは別にア
クセスコイル12a,13aを設け磁気回路とにより可動ユニ
ットのX方向の駆動手段を形成させたが、別の駆動手段
でもよく、例えば本実施例の構成のようなものではトラ
ッキングコイルでアクセスコイルを兼用させて磁気回路
とにより可動ユニットのX方向の駆動手段を形成させて
もよい。
また、本実施例では、自重方向(自力方向)はZ−方向
すなわち記録媒体1の記録面に垂直でディスクモータ2
側の方向であるが、自重方向(重力方向)には関係な
く、例えばY+方向でもY−方向でも同様の効果が得ら
れる。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、本発明の第1の
目的である可撓性プリント基盤の可動ユニットに与える
負荷を相殺して可動ユニットの負荷の大きさおよびその
位置による負荷の変動を低減して、可動ユニットを高速
で高精度に駆動し位置決めできる信頼性の高いヘッド移
送装置を提供することを達成できるのである。
また、本発明の第2の目的である可動ユニットの任意の
位置において、可撓性プリント基盤が可動ユニットに与
える負荷によるモーメントの発生がなく、可動ユニット
をスムーズに高速で高精度に駆動し位置決めできる信頼
性の高いヘッド移送装置を提供することを達成できるの
である。
また、本発明の第3の目的である本発明の第1の目的の
みならず本発明の第2の目的をも同時に満たすこと、す
なわち可撓性プリント基盤の可動ユニットに与える負荷
を相殺して可動ユニットの負荷の大きさおよびその位置
による負荷の変動を低減し、かつ可動ユニットの任意の
位置において、可撓性プリント基盤が可動ユニットに与
える負荷によるモーメントの発生がなく、可動ユニット
をスムーズに高速で高精度に駆動し位置決めできる信頼
性の高いヘッド移送装置を提供することを達成できるの
である。
また、本発明の第4,第5,第6の目的であるそれぞれ本発
明の第1,第2,第3の目的のみならず同時に、可動ユニッ
トの任意の位置において記録再生装置内のデッドスペー
スが削減され、記録再生装置全体としての小型化を図り
易くするヘッド移送装置を提供することを達成できるの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図(a),(b),(c)は、本発明にお
ける一実施例を示し第1図は全体の分解斜視図、第2図
は可動ユニットの分解斜視図、第3図は上面図、第4図
はA−A′断面図、第5図はB−B′断面図、第6図
(a)は可動ユニットが記録媒体の中央の情報トラック
位置の変形図、第6図(b)は可動ユニットが記録媒体
の内側の情報トラック位置の変形図、第6図(c)は可
動ユニットが記録媒体の外側の情報トラック位置の変形
図、第7図(a),(b)は従来のヘッド移送装置の下
面図及びI−I断面図である。 1……記録媒体、4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,30…
…可動ユニット(4……対物レンズ,11……反射ミラ
ー)、9,10,25……支持手段(9……軸受A,10……軸受
B,25……ガイド軸)、12a,13a,16,17,18,19,20……駆動
手段(12a,13a……アクセスコイル,16,17,18,19,20……
磁気回路)、24……可撓性プリント基盤。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の任意の情報トラックへの情報の
    記録あるいは記録した情報の再生あるいは消去をする素
    子を備えた可動ユニットと、前記可動ユニットを前記情
    報トラックの直交方向に駆動する駆動手段と、前記可動
    ユニットを前記情報トラックの直交方向に移動自在に支
    持する支持手段と、厚さ方向に略U字状に屈曲しうる屈
    曲部をお互いに前記略U字が逆方向となるようにそれぞ
    れ少なくとも一箇所有し、前記屈曲部の一端が前記可動
    ユニットに固定され他端が固定部に固定され、前記可動
    ユニットに電気信号を供給する可撓性プリント基板とを
    備えたことを特徴とするヘッド移送装置。
  2. 【請求項2】可動ユニットの任意の位置において可撓性
    プリント基板の屈曲部が前記可動ユニットの移動軌跡内
    に配設されたことを特徴とする請求項1記載のヘッド移
    送装置。
  3. 【請求項3】記録媒体の任意の情報トラックへの情報の
    記録あるいは記録した情報の再生あるいは消去をする素
    子を備えた可動ユニットと、前記可動ユニットを前記情
    報トラックの直交方向に駆動する駆動手段と、前記可動
    ユニットを前記情報トラックの直交方向に移動自在に支
    持する支持手段と、厚さ方向に略U字状に屈曲しうる屈
    曲部を前記情報トラックの直交方向に対して対称に少な
    くとも一対有し、前記屈曲部の一端が前記可動ユニット
    に固定され他端が固定部に固定され、前記可動ユニット
    に電気信号を供給する可撓性プリント基板とを備えたこ
    とを特徴とするヘッド装置。
  4. 【請求項4】可動ユニットの任意の位置において可撓性
    プリント基板の屈曲部が前記可動ユニットの移動軌跡内
    に配設されたことを特徴とする請求項3記載のヘッド移
    送装置。
  5. 【請求項5】記録媒体の任意の情報トラックへの情報の
    記録あるいは記録した情報の再生あるいは消去をする素
    子を備えた可動ユニットと、前記可動ユニットを前記情
    報トラックの直交方向に駆動する駆動手段と、前記可動
    ユニットを前記情報トラックの直交方向に移動自在に支
    持する支持手段と、厚さ方向に略U字状に屈曲しうる屈
    曲部を前記情報トラックの直交方向に対して対称に、か
    つお互いに前記略U字が逆方向となるように四箇所有
    し、前記屈曲部の一端が前記可動ユニットに固定され他
    端が固定部に固定され、前記可動ユニットに電気信号を
    供給する可撓性プリント基板とを備えたことを特徴とす
    るヘッド移送装置。
  6. 【請求項6】可動ユニットの任意の位置において可撓性
    プリント基板の屈曲部が前記可動ユニットの移動軌跡内
    に配設されたことを特徴とする請求項5記載のヘッド移
    送装置。
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