JPH0660622B2 - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents

内燃機関の点火時期制御装置

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JPH0660622B2
JPH0660622B2 JP62149226A JP14922687A JPH0660622B2 JP H0660622 B2 JPH0660622 B2 JP H0660622B2 JP 62149226 A JP62149226 A JP 62149226A JP 14922687 A JP14922687 A JP 14922687A JP H0660622 B2 JPH0660622 B2 JP H0660622B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガソリンエンジンなど電気点火方式の内燃機
関の制御装置に係り、特に自動車用の内燃機関に適用し
て、加速時でのガクガク運転の防止のためのトルク制御
に好適な内燃機関の点火時期制御装置に関する。
〔従来の技術〕
ガソリンエンジンを備えた自動車では、アクセルペダル
を踏み込んで急激な加速操作を行つた際に、進行方向の
加速度の大きな脈動、いわゆる加速サージングを伴な
い、ガクガク運転となつてしまうことがある。
そこで、このガクガク運転の発生を抑えるため、加速度
を検出し、その大きさに応じてエンジントルクを制御す
る方法が知られているが、このとき、トルク制御の応答
性が充分に得られるように、点火時期制御によりトルク
を制御するようにしたものが、例えば、特開昭61-614号
公報によつて提案されている。
ところで、このような制御においては、エンジン回転数
の検出を必要とするが、このためには従来から、クラン
ク角度センサから得られる角度信号を用い、この角度信
号の時間間隔を計測して回転数を検出するようになつて
いた。
そして、このときの検出方式としては、クランク軸の1
回転当りに1回程度の頻度で発生されてくる基準信号、
いわゆるREFを用いる時間制御方式と、クランク軸の
回転に伴つてその回動角度が1度程度変化するにつれて
1回の頻度で発生されてくる角度信号、いわゆるPOS
を用いる角度制御方式の2種が従来から用いられてい
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術のうち、REFによる時間制御方式は、ク
ランク角度センサがローコスト化できる反面、REF割
込みでエンジン回転数の検出が行なわれるため、POS
による角度制御方式に比してエンジン回転数の所定時間
当りの変化量を精度良く取込むという点について配慮が
されておらず、上記したトルク制御に適用して、充分な
ガクガク運転の防止を得るという点で問題があった。
すなわち、REFによる時間制御方式では、エンジン回
転数の検出はREF信号毎に行なわれ、エンジン回転数
の変化量の検出は、例えば10msなどの一定時間毎に行
なわれるようになっており、この結果、エンジン回転数
の変化量は、REF信号が現われる毎に、その直後での
10msの期間内でしか得られず、従って、この期間を除
いた期間では、エンジン回転数の変化量(エンジン回転
数ではない)は算出されておらず、ゼロになっている。
一方、点火時期は、REF信号の直前の10msの期間内
で算出されたエンジン回転数の変化量によりセットされ
るから、或るREF信号の直後の10msの期間が、その
直後のREF信号の直前の10msの期間と同じになった
とき、つまり、REF信号の周期が、一定期間である1
0msに対して、或る程度以下の周期になっていたときし
か正確なエンジン回転数の変化量は得られず、従って、
従来のREFによる時間制御方式では、REF信号の周
期が長くなると、エンジン回転数の変化量が正確に得ら
れなくなって、充分なガクガク運転の防止が得られない
のである。
本発明の目的は、REFによる時間制御方式によって
も、充分に高精度のエンジン回転数の変化量の検出が得
られ、ガクガク運転を充分に防止することができるよう
にした内燃機関の点火時期制御装置を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、点火時期補正量算定手段による処理が実行
される毎にセットされ、エンジン回転数検出手段による
処理が実行される毎にリセットされるフラグを用い、こ
のフラグがセットされているときには点火時期補正量算
定手段により前回の処理が実行されたとき算定されてい
た点火時期補正量を再度用いて基本点火時期の修正制御
が行なわれるようにして達成される。
〔作用〕
REF信号の周期が長くなって、エンジン回転数の変化
量の検出が得られない期間が生じたときには、前回の処
理が実行されたとき算定されていた点火時期補正量を再
度用いて基本点火時期の修正制御が行なわれるため、点
火時期補正量に欠落が生じることがなくなるので、応答
性の良い点火時期制御がなされ、充分なトルク制御が可
能になる。
〔実施例〕
以下、本発明による内燃機関の点火時期制御装置につい
て、図示の実施例により詳細に説明する。
第2図は本発明が適用されたエンジンシステムの一例を
示したもので、この第2図において、エンジンが吸入す
べき空気はエアクリーナ1の入口部2より入り、吸入空
気量を検出する熱線式空気流量計(エアフローセンサ)
3、ダクト4、空気流量を制御する絞弁(スロツトルバ
ルブ)を有するスロツトルボデイ5を通り、コレクタ6
に入る。ここで、空気は内燃機関7を直通する各吸気管
8に分配され、シリンダ内に吸入される。
一方、燃料は、燃料タンク9から燃料ポンプ10で吸引、
加圧され、燃料ダンパ11、燃料フイルタ12、噴射弁13、
燃圧レギユレータ14が配管されている燃料系に供給され
る。そして、この燃料は前記レギユレータ14により一定
の圧力に調整され、吸気管8に設けた噴射弁(インジエ
クタ)13から前記吸気管8内に噴射される。
また、前記エアフローセンサ3からは吸入空気量を検出
する信号が出力され、この出力はコントロールユニツト
15に入力される様になつている。
さらに、前記スロツトルボデイ5には絞弁の開度を検出
するスロツトルセンサ18が取付けられており、このセン
サからの信号もコントロールユニツト15に入力される様
になつている。
16はデイスト(デイストリビユータ)で、このデイスト
16にはクランク角センサが内蔵されており、基準信号、
即ちREFが出力され、前記コントロールユニツト15に
入力される様になつている。
第3図はコントロールユニツト15の詳細を示したもの
で、この図に示す様にMPU、ROM、A/D変換器と
入出回路を含むLSIで構成され、前記エアフローセン
サ3の出力信号やデイスト16の出力信号等により所定の
演算処理を行ない、この演算結果である出力信号により
前記インジエクタ13を作動させ、必要な量の燃料が各吸
気管8に噴射される様になつている。また、点火時期は
イグニツシヨンコイル17のパワートランジスタに信号を
送ることで制御する様になつている。
以上のような構成において、次に本発明の一実施例につ
いて、その制御動作を説明する。
第1図は本発明の一実施例による点火時期の制御方法を
示している。
コントロールユニツト15の中のMPUは、エンジン制御
に必要な種々の処理を実行しているが、これらの処理の
1つとして第1図(a)に示す回転数の検出処理と、他の
1つとして第1図(b)に示す点火時期補正量の算定処理
とをそれぞれ独立に実行するようになつているものであ
り、このうち、まず、(a)の検出処理は、REFの発生
によるエンジン回転に同期した割込みにより、その都度
実行され、他方、(b)の算定処理はタイマー割込などに
より、20mSの一定の周期で繰返えし実行されるようにな
つている。
まず、(a)の検出処理について説明する。
ステツプ100 このステツプでは、REFの周期を計測し、それにより
エンジンの回転数Nを検出する。なお、このときのNの
検出は、この処理(a)がREFによる割込みによつて実
行されることから、前回の割込み時点から今回の割込み
時点までの時間を計測することにより容易に行なえる。
ステツプ101 このステツプでは、予め用意してある所定のフラグに対
するクリア処理を行なう。
次に、(b)の算定処理について説明する。
ステツプ200 このステツプでは、エンジンの回転数Nと、基本点火時
期IGNM、それにスロツトル角度θthの各データの取込み
を行なう。ここで、回転数Nは上記した(a)の処理で求
められているデータであり、基本点火時期IGNMは、MP
Uによる、図示してない他の処理により、エアフローセ
ンサ3の信号や回転数Nに基くメモリマツプの検索によ
り用意されているものであり、さらにスロツトル角度θ
thはスロツトルセンサ18から与えられているものであ
る。
ステツプ201 このステツプでは、上記したフラグの状態を調べ、分岐
するか否かを判断する。なお、このとき調べるフラグ
は、後述するステツプ203でセツトされると共に、上記
した(a)の処理の中のステツプ101でリセツトされるよう
になつている。従つて、このステツプ201での結果が
“1”になるのは、(a)の処理の周期が20mS以上になつ
て、(a)の処理が繰返えされるまでの間に(b)の処理が2
回以上実行されたときの、2回目以降のときとなる。
ステツプ202 このステツプでは、データN0をデータN1に移し、ステツ
プ200で読込んだ回転数NをデータN0にセツトする処理
を行なう。
ステツプ203 このステツプでは上記したフラグをセツトする。
ステツプ204 このステップではエンジンが加速状態に制御され、その
後、所定の時間が経過したか否かを調べ、分岐判断を行
なう。具体的には、今回読込んだスロットル開度θthと
前回のスロットル開度θthとの差が所定値Δθthに達し
た時点をt0とし、この時点から所定の時間Δtが経過し
たか否かにより判断すればよい。
ステツプ205 このステツプではデータN0とN1の差のデータdNを求める
処理を行なう。
ステツプ206 このステツプでは、データdNによるテーブル検索により
点火時期補正量ΔIGNの算出を行なう。このときのテー
ブルは第4図のようになつている。
ステツプ207 このステツプでは、差のデータdNの符号が正か負かを調
べて分岐を判断する。
ステツプ208 このステツプでは、基本点火時期IGNMから点火時期補正
量ΔIGNを減算し、制御に使用すべき点火時期IGNを
算定する処理を行なう。
ステツプ209 このステツプでは、基本点火時期IGNMに点火時期補正量
ΔIGNを加算して制御用の点火時期IGNとする処理を
行なう。
ステツプ210 このステツプでは、ステツプ204と同じく、エンジンが
加速状態に制御され、その後、所定の時間が経過したか
否かを調べ、分岐判断を行なう。具体的には、同じく、
今回読込んだスロットル開度θthと前回のスロットル開
度θthとの差が所定値Δθthに達した時点をt0とし、こ
の時点から所定の時間Δtが経過したか否かにより判断
すればよい。
ステツプ211 このステツプでは前回の制御に使用した点火時期IGN
をそのまま今回での点火時期IGNとする処理を行な
う。
ステツプ212,213 これらのステツプは同じ処理を表わし、基本点火時期IG
NMをそのまま点火時期IGNとする処理を行なう。
ステツプ214 このステツプでは、点火時期IGNをメモリの所定のア
ドレスに格納する処理を行なう。なお、このようにし
て、所定のアドレスに格納されたデータIGNは、実際
の点火時期制御に使用され、エンジンの点火時期がデー
タIGNで決められることになる。
次に、本発明の一実施例において、この第1図に示した
処理が実行されたことによる点火時期制御について、以
下に説明する。
まず、アクセルペダルの踏込量が一定に保たれていると
き、及び踏込量が増加されたときでも、その変化率が所
定値に達してないときには、ステツプ204、又はステツ
プ210での結果がN(NO)になるから、このときには
ステツプ212、又はステツプ213が実行されたあとステツ
プ214が実行されることになり、エンジンの点火時期は
ステツプ200で取込んだ基本点火時期IGNMに保たれ、定
常状態での点火時期制御となる。
次に、第5図に示すように、時刻t0でアクセルペダルの
踏込量が多くされ、この結果、dt時間(20mS)後の時刻
t1での変化量が所定値Δθthを超えたとすると、このと
きにはステツプ204、又はステツプ210で加速と判断さ
れ、結果がY(YES)になり、従つて、ステツプ20
8、又はステツプ209が実行されたあとステツプ214が実
行されることになるので、このときには、点火時期は修
正された点火時期IGNとなる。
しかして、このとき、まず、時刻t1からt2までの期間A
においては、エンジン回転数Nが上昇しているため、そ
の変化率dN/dtは十となり、このため、ステツプ207での
結果はYになり、ステツプ208が実行されるので、点火
時期IGNは基本点火時期IGNMから補正量ΔIGNを減算
した値となり、点火時期は遅角制御となつてトルクを減
少させるように働く。
次に、時刻t2からt3までの期間Bにおいては、エンジン
回転数Nが下降しているため、その変化率dN/dtは−に
なり、このため、ステツプ207での結果はNとなり、今
度はステツプ209が実行されるので、点火時期IGNは
基本点火時期IGNMに補正量ΔIGNを加算した値となり、
点火時期が進角されてトルクが増加されるように働く。
ところで、このようなエンジンシステムでは、スロツト
バルブ5を開いて加速操作を行なうと、エンジン回転数
Nは第6図に示すように周期的な変動を伴ないながら上
昇してゆく。なお、これは、いわゆる加速サージングと
呼ばれる現象によるものであることは、前述の通りであ
る。
しかして、このときのエンジン回転数Nの変動幅が或る
程度以上大きくなり、かつ、かなり持続して現われる
と、いわゆるガクガク運転となつてしまう。
しかるに、上記実施例によれば、第5図に示すように、
加速操作が検出された時点t1以後、エンジン回転数Nの
変化に合わせ、それを打消す方向でのエンジントルクと
なるような点火時期の修正制御が自動的に与えられるこ
とになり、第6図に示すように、エンジン回転数Nの変
化が抑えられ、速やかに収斂されてしまうため、ガクガ
ク運転の発生を充分に抑えることができる。
ここで、上記実施例におけるエンジン回転数Nの変動dN
の検出について説明すると、第1図に示すように、この
実施例では、この変動dNの算定が、REFによる回転数の
検出処理とは独立に、一定の時間間隔(20mS)で周期的
に行なわれる算定処理(b)によつて与えられるようにな
つており、この結果、第7図に示すように、データdNの
算出が一定の周期T2mSの擬似ウインドウとでもいうべき
ウインドウ毎に安定に得られることになり、第6図に示
すように充分なガクガク運転抑制が可能になるのである
が、他方、従来のREFによる時間制御方式では、RE
F割込で回転数Nが検出され、変動dNは燃料噴射パルス
幅を算出する10mSのタスクで算定しているため、第8図
に示すようになり、点火時期との関係で回転数Nが変化
していない部分が取込まれると、このときには点火時期
の修正が得られず、ガクガク運転を抑えるために必要
な、充分なトルクの制御が行なわれなくなつてしまう。
また、このとき、回転数Nのサンプリングタイムは回転
数によつて変化し、不安定となり、結局、従来の時間制
御方式では、充分なガクガク運転の抑制が得られなくな
つてしまうのである。
なお、従来例においても、POSを用いた角度制御方式
では、エンジン回転数Nの検出が第9図に示すようにT1
mSのウインドウの中でPOSのカウントにより与えられ
るようになつており、変動dNはT1mSのウインドウ毎に得
られることになり、第10図に示すように優れた運転性が
得られるのであるが、この第10図と本発明の実施例によ
る第6図の特性とを比較してみれば明らかなように、本
発明の実施例では、POSを用いずに、REFを用いて
いるにもかかわらず、同等の運転性が得られていること
が判る。
そして、本発明によれば、第1図の実施例から明らかな
ように、ステツプ101、201、203が設けられており、これ
により回転数Nの検出が遅れたときには、ステツプ211
により前回の点火時期IGNを再度、そのまま使用する
ようになつており、この結果、どのようなときでも点火
時期の修正が失われることがなく、従つて、ガクガク運
転をさらに良好に抑えることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、点火時期補正量算定手段による処理が
実行される毎にセットされ、エンジン回転数検出手段に
よる処理が実行される毎にリセットされるフラグを用
い、このフラグがセットされているときには点火時期補
正量算定手段により前回の処理が実行されたとき算定さ
れていた点火時期補正量を再度用いて基本点火時期の修
正制御が行なわれるようにしたから、エンジン回転数の
検出にPOSを用いず、REFだけで検出するようにし
ても、充分な精度で点火時期の修正制御を行なうことが
でき、ローコストで、しかも充分にガクガク運転の発生
を抑えることができる内燃機関の点火時期制御装置を容
易に提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による内燃機関の点火時期制御装置の動
作を示すフローチヤート、第2図は本発明の一実施例が
適用されたエンジンシステムの一例を示す構成図、第3
図はコントロールユニツトの構成図、第4図は点火時期
補正量を表わす特性図、第5図は本発明の一実施例の動
作説明図、第6図は本発明の一実施例の効果を説明する
特性図、第7図は本発明における回転数検出の説明図、
第8図は従来の時間制御方式による回転数検出の説明
図、第9図は角度検出方式による回転数検出の説明図、
第10図は角度検出方式における効果を説明する特性図で
ある。 3……エアフローセンサ、7……内燃機関、13……イン
ジエクタ、15……コントロールユニツト、16……クラン
ク角センサ内蔵のデイストリビユータ、17……イグニツ
シヨンコイル、18……スロツトルセンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 正英 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内 (56)参考文献 特開 昭58−48738(JP,A) 特開 昭57−8349(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン回転数の変化率に基いて所定の点
    火時期補正量を算定し、エンジンが加速制御された後の
    所定の期間中、上記所定の点火時期補正量による基本点
    火時期の修正制御を行なうようにした内燃機関の点火時
    期制御装置において、上記エンジン回転数の検出処理を
    エンジンの回転に同期して周期的に実行するエンジン回
    転数検出手段と、上記点火時期補正量の算定処理を所定
    の一定時間毎に周期的に実行する点火時期補正量算定手
    段と、該点火時期補正量算定手段による処理が実行され
    る毎にセットされ上記エンジン回転数検出手段による処
    理が実行される毎にリセットされるフラグ制御手段を設
    け、上記フラグがセットされているときには上記点火時
    期補正量算定手段により前回の処理が実行されたとき算
    定されていた点火時期補正量を再度用いて上記基本点火
    時期の修正制御が行なわれるように構成したことを特徴
    とする内燃機関の点火時期制御装置。
JP62149226A 1987-06-17 1987-06-17 内燃機関の点火時期制御装置 Expired - Lifetime JPH0660622B2 (ja)

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