JP2612386B2 - 過給機付内燃機関の過給圧検出装置 - Google Patents

過給機付内燃機関の過給圧検出装置

Info

Publication number
JP2612386B2
JP2612386B2 JP3171472A JP17147291A JP2612386B2 JP 2612386 B2 JP2612386 B2 JP 2612386B2 JP 3171472 A JP3171472 A JP 3171472A JP 17147291 A JP17147291 A JP 17147291A JP 2612386 B2 JP2612386 B2 JP 2612386B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supercharging pressure
internal combustion
combustion engine
weighted average
acceleration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3171472A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0518843A (ja
Inventor
文博 吉原
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユニシアジェックス filed Critical 株式会社ユニシアジェックス
Priority to JP3171472A priority Critical patent/JP2612386B2/ja
Publication of JPH0518843A publication Critical patent/JPH0518843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2612386B2 publication Critical patent/JP2612386B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ターボ過給機のよう
な過給機を備えた内燃機関において、空燃比補正等種々
の制御のために過給圧を検出する過給圧検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】過給機付内燃機関においては、過給圧に
対応した空燃比補正等を行うために、一般に過給圧セン
サを用いて過給圧の検出を行っているが、過給圧センサ
は振動により悪影響を受けるので、通常、自動車の車体
側に過給圧センサを支持し、内燃機関の吸気系から配管
を介して過給圧センサまで過給圧を導くようにしてい
る。
【0003】一方、このように配管を介して過給圧セン
サを接続すると、定常時とりわけ高負荷域において、配
管内で気柱振動が生じるため、圧力検出値が振動し、正
確な検出が行えない。そこで、過給圧センサの出力を一
定期間毎にサンプリングするとともに、その加重平均を
求めることで、気柱振動の影響を排除することが一般的
に行われている。また、加速時には、過給圧の上昇を応
答良く検出する必要があるので、絞弁開度の変化率等か
ら加速判定を行い、加速時と定常時とで加重平均の重み
係数を変えるようにしている。つまり、過給圧Pの加重
平均PAVは、サンプリング値をP、前回の加重平均を
AV′、重み係数をWとすると、 PAV=P・W+PAV′・(1−W) として求められるが、加速時には重み係数Wを比較的大
きな値とすることで加速変化に対する追従性を確保で
き、かつ、定常時には重み係数Wを比較的小さな値とす
ることで気柱振動の影響を排除できるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ターボ
過給機のような過給機付内燃機関においては、過給圧変
化の応答遅れがあるため、絞弁開度の変化率等から加速
が終了したと判定された後も、引き続き過給圧が上昇し
て行く。そのため、この時点で与えられる定常時の重み
係数Wを小さく設定しておくと、この過給圧の上昇に追
従できず、適切な制御が行えない。その反面、定常時の
重み係数Wを大きく設定すると、それだけ気柱振動の影
響を受け易くなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明に係る
過給圧検出装置は、図1に示すように、過給機付内燃機
関の吸気系に配管を介して取り付けられた過給圧センサ
1と、この過給圧センサ1の検出値を一定期間毎にサン
プリングするサンプリング手段2と、このサンプリング
値の加重平均を第1の重み係数を用いて演算する第1の
加重平均手段3と、上記サンプリング値の加重平均を第
2の重み係数を用いて演算する第2の加重平均手段4
と、内燃機関が加速状態にあることを絞弁開度の変化に
基づいて検出する加速検出手段5と、上記第1の加重平
均手段3による加重平均と上記第2の加重平均手段4に
よる加重平均とを比較して内燃機関が加速終了後の過給
圧上昇期間にあることを検出する過給圧上昇期間検出手
段6と、これらの検出に基づいて定常時と加速中と加速
後の過給圧上昇期間とに分類し、それぞれに対応した所
定の重み係数を用いて上記サンプリング値の加重平均を
演算し、過給圧を求める第3の加重平均手段7と、を備
えたことを特徴としている。
【0006】
【作用】内燃機関が絞弁開度の変化から加速中であると
判定された場合には、過給圧検出用の加重平均の重み係
数として小さな値が与えられる。また完全な定常状態で
あれば重み係数として十分に大きな値が与えられ、気柱
振動の影響が排除される。そして、加速後の過給圧上昇
期間であると判定された場合には、中間的な大きさの重
み係数が与えられ、過給圧の上昇に追従できるものとな
る。加速後の過給圧上昇期間であるか否かの判定は、第
1の加重平均手段3による加重平均と第2の加重平均手
段4による加重平均とを比較することによりなされる。
すなわち、過給圧が上昇している間は、それぞれの加重
平均が異なる値となる。また完全な定常状態では、それ
ぞれの加重平均は近似した値となる。これにより、過給
圧が実際に上昇しているか否かを正確に把握できる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
【0008】図2は、この発明に係る過給圧検出装置を
備えた内燃機関の構成説明図であって、内燃機関11の
吸気通路12と排気通路13との間にターボ過給機14
が設けられているとともに、吸気通路12のコンプレッ
サ14a上流側にエアフロメータ15が配設されてい
る。また吸気通路12のコンプレッサ14a下流に絞弁
16が介装されており、該絞弁16より下流側位置に、
配管17を介して過給圧センサ18が接続されている。
上記絞弁16には、その開度を検出する絞弁開度センサ
19が取り付けられている。また20は、内燃機関11
の回転数を検出するためのクランク角センサ、21は燃
料噴射量や点火時期等内燃機関11の種々の制御を行う
コントロールユニツトを示しており、上記過給圧センサ
18により検出した過給圧に基づいて種々の補正等を行
うようになっている。
【0009】図3のフローチャートは、上記コントロー
ルユニツト21において実行される過給圧検出の処理の
流れを示すもので、これは例えば一定時間もしくは一定
クランク角毎等に繰り返し実行される。先ず、ステップ
1では、過給圧センサ18の検出値Pおよび絞弁開度T
VOが読み込まれ、ステップ2で、絞弁開度TVOの変
化率△TVOに基づいて加速判定が行われる。ここで、
図4の(a)に示すように加速と判定した場合には、ス
テップ8へ進み、重み係数Wとして最も大きなWを選
択する。従って、次のステップ9における加重平均が、
この重み係数Wを用いて行われ、これにより過給圧変
化に応答良く追従した出力が得られる。一方、ステップ
2で加速以外と判定した場合は、更にステップ3〜5
で、過給圧が上昇中であるか否かを判定する。すなわ
ち、重み係数Wと重み係数Wとを用いて2通りの加
重平均PAV1,PAV2を求め(ステップ3,4)、
両者が略一致しているか否かをステップ5で判定する。
図4(b)に示すように、完全な定常状態では2つの加
重平均PAV1,PAV2は近似した値となり、過給圧
上昇中は両者が異なる値となるので、これから過給圧上
昇中か定常状態かを判別しているのである。このステッ
プ5の比較に基づき過給圧が上昇中であると判定した場
合には、ステップ6へ進み、中間的な大きさの重み係数
を選択する。また過給圧が上昇していなければ、完
全な定常状態であると判定してステップ5へ進み、小さ
な重み係数Wを選択する。
【0010】ステップ8では、重み係数W、サンプリン
グ値P、前回の加重平均値PAV′を用いて、 PAV=P・W+PAV′・(1−W) として新たな加重平均PAVを演算する。なお、上記の
加重平均PAV1,PAV2も同様の演算により求めら
れる。
【0011】このように3段階に重み係数Wを変化させ
る構成によれば、図4(b)の破線のように、加速判定
終了後に続く過給圧上昇を応答良く検出できる反面、完
全な定常状態において気柱振動の影響を十分に排除する
ことが可能となる。特に、加速終了後の過給圧上昇期間
が運転条件等により長短変化しても、過給圧の実際の上
昇を、2つの加重平均PAV1,PAV2の比較から逐
次検出しているので、実際の過給圧上昇期間に正しく対
応した形で最適な重み係数Wを設定できる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係る過給機付内燃機関の過給圧検出装置によれば、機
関の定常時と加速中と加速後の過給圧上昇期間との3つ
に分類し、それぞれに適した重み係数でもって加重平均
を求めるようにしたので、ターボ過給機の応答遅れ等に
より加速判定終了後に続く過給圧の上昇を応答良く検出
できるとともに、定常時に生じる気柱振動の影響を一層
確実に排除できる。また比較的大きな気柱振動を許容で
きることになり、過給圧センサの取付位置の制約が少な
くなる。特に、加速終了後の過給圧上昇期間が運転条件
等により長短変化しても、過給圧の実際の上昇を、2つ
の加重平均の比較から逐次検出しているので、実際の過
給圧上昇期間に正しく対応した形で最適な重み係数を設
定することができる。しかも、過給圧上昇期間の検出に
際して脈動の影響を受けることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成を示すクレーム対応図。
【図2】この発明に係る過給圧検出装置の一実施例を示
す構成説明図。
【図3】追給圧検出の処理の流れを示すフローチヤー
ト。
【図4】過給圧等の変化の一例を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1…過給圧センサ 2…サンプリング手段 3…第1の加重平均手段 4…第2の加重平均手段 5…加速検出手段 6…過給圧上昇期間検出手段 7…第3の加重平均手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過給機付内燃機関の吸気系に配管を介し
    て取り付けられた過給圧センサと、この過給圧センサの
    検出値を一定期間毎にサンプリングするサンプリング
    段と、このサンプリング値の加重平均を第1の重み係数
    を用いて演算する第1の加重平均手段と、上記サンプリ
    ング値の加重平均を第2の重み係数を用いて演算する第
    2の加重平均手段と、内燃機関が加速状態にあることを
    絞弁開度の変化に基づいて検出する加速検出手段と、上
    記第1の加重平均手段による加重平均と上記第2の加重
    平均手段による加重平均とを比較して内燃機関が加速終
    了後の過給圧上昇期間にあることを検出する過給圧上昇
    期間検出手段と、これらの検出に基づいて定常時と加速
    中と加速後の過給圧上昇期間とに分類し、それぞれに対
    応した所定の重み係数を用いて上記サンプリング値の加
    重平均を演算し、過給圧を求める第3の加重平均手段
    と、を備えたことを特徴とする過給機付内燃機関の過給
    圧検出装置。
JP3171472A 1991-07-12 1991-07-12 過給機付内燃機関の過給圧検出装置 Expired - Lifetime JP2612386B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3171472A JP2612386B2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 過給機付内燃機関の過給圧検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3171472A JP2612386B2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 過給機付内燃機関の過給圧検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0518843A JPH0518843A (ja) 1993-01-26
JP2612386B2 true JP2612386B2 (ja) 1997-05-21

Family

ID=15923741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3171472A Expired - Lifetime JP2612386B2 (ja) 1991-07-12 1991-07-12 過給機付内燃機関の過給圧検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2612386B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6243531A (ja) * 1985-08-21 1987-02-25 Fujitsu Ten Ltd 内燃機関の吸気管圧力計測装置
JPH01173359U (ja) * 1988-05-17 1989-12-08
JPH01318938A (ja) * 1988-06-20 1989-12-25 Aisan Ind Co Ltd 吸気管圧力計測装置
JPH0684740B2 (ja) * 1989-01-19 1994-10-26 株式会社ユニシアジェックス 内燃機関の吸入空気状態量検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0518843A (ja) 1993-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4705001A (en) Device for controlling engine and method thereof
US7905135B2 (en) Throttle upstream pressure estimating apparatus and cylinder charged air quantity calculating apparatus for internal combustion engine
JP3365197B2 (ja) 内燃機関のegr制御装置
US10006383B2 (en) Control device and control method for an internal combustion engine with a supercharger
JP3551675B2 (ja) 内燃機関のegr制御装置
JPH0315648A (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
JPH028131B2 (ja)
JPS59103930A (ja) 内燃機関の制御方法
US5016595A (en) Air-fuel ratio control device for internal combustion engine
JP2612386B2 (ja) 過給機付内燃機関の過給圧検出装置
US4951635A (en) Fuel injection control system for internal combustion engine with compensation of overshooting in monitoring of engine load
JPS63314371A (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
JP3397584B2 (ja) 電制スロットル式内燃機関
JPS60261947A (ja) 燃料噴射装置の加速補正方法
JPS63140867A (ja) エンジン制御装置
JP2715676B2 (ja) エンジンの空気量検出装置
JP2643394B2 (ja) 内燃機関の吸入空気流量検出装置
CN116202775A (zh) 一种发动机缸内气量预估方法及***
JP2757097B2 (ja) アシストエア供給装置付内燃機関の燃料供給制御装置
JPH08128348A (ja) エンジンの制御装置
JPS63289237A (ja) 内燃機関の燃料噴射量制御方法
JPH08189407A (ja) 内燃機関の吸気温度推定装置
JPH0681913B2 (ja) 内燃機関の電子制御装置
JPH0551779B2 (ja)
JPH04342850A (ja) 内燃機関の制御装置