JPH0660522A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

Info

Publication number
JPH0660522A
JPH0660522A JP4212926A JP21292692A JPH0660522A JP H0660522 A JPH0660522 A JP H0660522A JP 4212926 A JP4212926 A JP 4212926A JP 21292692 A JP21292692 A JP 21292692A JP H0660522 A JPH0660522 A JP H0660522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
disc
section
reproducing
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4212926A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3289959B2 (ja
Inventor
Kazuki Takai
一樹 高井
Yoshihiro Inoue
善宏 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP21292692A priority Critical patent/JP3289959B2/ja
Publication of JPH0660522A publication Critical patent/JPH0660522A/ja
Priority to US08/393,505 priority patent/US5555239A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3289959B2 publication Critical patent/JP3289959B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/08Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from consecutive-access magazine of disc records
    • G11B17/10Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from consecutive-access magazine of disc records with horizontal transfer to the turntable from a stack arranged with a vertical axis
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
    • G11B17/30Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records wherein the playing unit is moved according to the location of the selected record

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納部と記録再生部のディスクを大幅に重ね
ても、各部材がぶつかり合うことなくスムーズにディス
ク選択および記録再生が行え、装置の小形化が実現でき
るディスク装置を提供する。 【構成】 本体シャーシ1の右側に収納部2、中央に搬
送部3、左側に記録再生部4を設ける。搬送部3と記録
再生部4とを左右方向にスライド移動可能にする。本体
シャーシ1の長手方向の長さを、搬送部3と記録再生部
4との移動距離の分だけ短く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のディスクが収納
可能で、該複数のディスクの中から目的のディスクを搬
送して記録再生をおこなうディスク装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、複数枚のディスクを収納できる収
納部と、ディスクの記録再生をおこなう記録再生部とを
分離して備え、収納部から目的のディスクを選び出し、
記録再生をおこなうディスク装置が開発され、広く普及
している。
【0003】なかでも、ディスクを重層的に収納する収
納部を備えたディスク装置は、CDプレーヤをはじめと
して数多く利用されている。
【0004】このようなディスク装置は、ディスクの搬
送をおこなう搬送部を備えていて、この搬送部によって
収納部からディスクを完全に引き出して記録再生部に搬
送し、記録再生部において記録再生をおこなうため、デ
ィスク装置本体は長手方向に少なくともディスクを横に
二枚配列した分のスペースを必要とする。
【0005】たとえば、CDの半径は60mmであるか
ら、二枚を横に並べたスペースは、60mm×4で24
0mmとなる。ただし、記録再生部においては、ディス
クを回転させるため、ディスク周囲に隙間を設ける必要
がある。通常は、本体シャーシの内壁との間に5mm、
収納部のディスクとの間に5mmの幅を設けていたの
で、240mm+5mm×2mmとなり、本体シャーシ
の長手方向の長さは最低250mmは必要であった。
【0006】そこで、最近ではスペースの節約を図るた
め、収納部に収納されたディスクの一部と、記録再生部
にセットされたディスクの一部とが重なった状態で記録
再生をおこなうことができるディスク装置が提案されて
いる。このようなディスク装置として、特願平2−26
0274「ディスク再生装置」に示すようなものが提案
されている。
【0007】ここで、上述のようなディスク装置の従来
例を、図23〜図27に従って説明する。各図の(A)
は平面図、(B)は側面図である。すなわち、図23
(A),(B)に示すように、直方体箱型の本体シャー
シ1内に収納部2、搬送部3、記録再生部4が配設され
ている。本体シャーシ1の上面から見て右側に収納部
2、中央に搬送部3、左側に記録再生部4が設けられて
いる。以下、本体シャーシ1の上面から見て短手方向を
前後方向、長手方向を左右方向、本体シャーシ1の底面
に垂直な方向を垂直方向、底面に水平な方向を水平方向
とする。
【0008】収納部2は、直方体箱型で、その右側面に
矩形の穴を垂直方向に複数個積み重ねた挿入口2aが設
けられている。各挿入口2aの内部には、水平方向の平
板であるトレイ2bが設けられている。各トレイ2bに
は、ディスクを記録再生部4側に排出するためのメカニ
ズム(図示せず)が備えられている。収納部2の左側側
面には、各トレイ2bに対応して矩形の穴が設けられて
いて、開口部2cとなっている。各開口部2cは、収納
部2の上面から見ると円弧状に削られた凹部となってい
る。
【0009】搬送部3は、前後方向に設けられた棒状の
ローラ3aと、アップガイドプレート3bから成る。ロ
ーラ3aは前後方向を軸として回動可能となっていて、
その長さはディスク5の直径よりもやや長く、収納部2
の開口部2に隣接した位置に設けられている。ローラ3
a上部には、ローラ3aと同じ長さのアップガイドプレ
ート3bが、ローラ3aと平行方向に設けられている。
ローラ3aとアップガイドプレート3bは垂直方向に開
閉可能となっている。また、ローラ3aとアップガイド
プレート3bは、共に垂直方向にスライド移動可能にな
っている。
【0010】記録再生部4は、長方形のトラバースプレ
ート4aと、トラバースプレート4a上に配設されたタ
ーンテーブル4bおよび光学ピックアップ(図示せず)
からなる。ターンテーブル4bは、ディスクを支持しな
がら回転させる部材で、トラバースプレート4a後方右
隅に設けられている。光学ピックアップは、ディスクの
記録再生をおこなう部材で、トラバースプレート4a前
方左隅からターンテーブル4bの中心に向かう直線上に
設けられ、この直線上をスライド移動可能となってい
る。
【0011】このような構成のディスク装置において
は、ディスク5を各挿入口2aから一枚ずつ挿入するこ
とによって、複数枚のディスク5が積み重なるように収
納される。収納された各ディスク5の左側端部は、各開
口部2cに設けられた円弧状の凹部において露出してい
る。搬送部3のローラ3aおよびアップガイドプレート
3bは、垂直方向にスライド移動可能になっているの
で、収納部2の各開口部2cの高さに対応した位置に移
動させてディスク5の選択動作をおこなうことが可能と
なる。
【0012】よって、図24(A),(B)に示すよう
に、目的のディスク5を選択する時(ディスク選択時)
には、搬送部3のローラ3aとアップガイドプレート3
bとを閉じた状態で、記録再生部4と搬送部3との高さ
を、目的のディスク5が収納されたトレイ2bの高さに
合わせる。そのトレイ2bに対応する開口部2cから、
トレイ2b内部の排出メカニズムによってディスク5を
排出させると、ディスク5の縁がローラ3aとアップガ
イドプレート3bに挟まる。
【0013】選択したディスク5を搬送する時(ディス
ク搬送時)には、ローラ3aを回転させる。すると、デ
ィスク5が収納部2から引き出されて記録再生部4に運
ばれ、ターンテーブル4b上に乗る。
【0014】そして、図25(A),(B)に示すよう
に、搬送したディスク5の記録再生をおこなう時(記録
再生時)にはローラ3aとアップガイドプレート3bを
開いてディスク5を解放させると、ローラ3aはディス
ク5から離れるので、ディスク5の回転を妨げることは
ない。したがって、ターンテーブル4bの回転軸を中心
としてディスク5を回転させ、光学ピックアップによっ
て記録再生をおこなうことができる。ディスク5を再び
収納部2に収納するときは、ローラ3aとアップガイド
プレート3bを閉じてディスク5を挟み、ローラ3aを
搬出時と逆回転させることによってターンテーブル4b
上から収納部2へ移動させる。
【0015】上述のような構成および作用を有するディ
スク装置においては、ターンテーブル4bの中心と、収
納部2に収納されたディスク5の中心との距離が、ディ
スク5の直径より短く設定されている。よって、記録再
生部4のディスク5の一部と収納部2のディスク5の一
部が重なる。しかし、記録再生はディスク5を引き出し
た高さのままでおこなうため、記録再生時のディスク5
が、収納部2に収納された上下のディスク5にあたるこ
とがなく、記録再生はスムーズに行える。したがって、
ディスク5がオーバーラップした分の距離を節約でき、
装置の小形化が実現できる。
【0016】たとえば、上述のようなディスク装置の従
来例をCDプレーヤに用いた場合、各部の具体的な寸法
は以下のようになる。すなわち、図26に示すように、
二枚のディスク5の一部を重ねると、ターンテーブル4
bの中心と収納部2に収納されたディスク5の中心との
距離を93mmに設定できる。CDの半径は60mmで
あるから、収納部2内のディスク5の中心と本体シャー
シ1右側面との距離は、は60mm必要となる。記録再
生部4と本体シャーシ1の左側面との間には、回転する
ディスク5に支障のないように5mmの隙間を設ける必
要があるため、ターンテーブル4bの中心と本体シャー
シ1の左側面との距離は、65mmとなる。したがっ
て、本体シャーシ1の長手方向の長さは、93+60+
65=218mmとなり、CD二枚分のスペースである
250mmよりも38mm短く設定できる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子機器に
対する小型化の要求は近年益々高まっている。同様に、
ディスク装置も一層の小型化が望まれている。しかし、
上述した従来のディスク装置を更に小形化することは、
以下の様な理由により困難であった。すなわち、収納部
2と記録再生部4との間の距離を更に縮めて小型化を図
ろうとしても、収納部2と記録再生部4との接近距離に
は以下に述べるような限界がある。
【0018】つまり、ディスク選択時に、搬送部3は垂
直方向にスライド移動する。よって、ディスク選択時に
は、搬送部3と収納部2内のディスク5との間に、互い
にぶつからないように水平方向の隙間が必要となり、さ
らに接近させることは困難である。
【0019】また、記録再生時に、搬送部3のローラ3
aとアップガイドプレート3bとは垂直方向に開閉す
る。よって、記録再生時には、搬送部3と記録再生部4
との間に、互いにぶつからないように、垂直方向の隙間
が必要となり、さらに接近させることは困難である。
【0020】たとえば、上述のCDプレーヤの例のよう
に、ターンテーブル4bの中心と、収納部2に収納され
たディスク5の中心との距離を93mmに設定すると、
搬送部3の位置は、図26に示すように、ターンテーブ
ル4bの中心から28.5mmとなる。図27に示すよ
うに、記録再生時にローラ3aとアップガイドプレート
3bが開閉することを考えると、ディスク回転の安定を
図るためには、この28.5mmが記録再生部4と搬送
部3との接近距離の限界である。
【0021】したがって、二枚のディスク5を重ねて、
装置の小形化を実現しようとしても、各部が接近可能な
距離は、特にディスク選択時と記録再生時において制限
されてしまう。よって、従来技術においては、各部の接
近可能距離を越える小形化はできない。
【0022】本発明は、以上のような課題を解決するた
めに提案されたものであり、その目的は、収納部と記録
再生部のディスクを大幅に重ねても、各部材がぶつかり
合うことなくスムーズにディスク選択および記録再生が
行え、装置の小形化が実現できるディスク装置を提供す
ることである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、複数のディスクを該ディスクの表面に
対して垂直方向であるディスク支持方向から支持して収
納する収納部、ディスク支持方向に移動可能に構成さ
れ、前記収納部に収納された複数のディスクから目的の
ディスクを選択するディスク選択時には、ディスク支持
方向に移動し、目的のディスクの記録再生をおこなう記
録再生時には、目的のディスクの記録再生動作をおこな
う記録再生部、前記記録再生部と共にディスク支持方向
に移動可能に構成され、前記ディスク選択時には、ディ
スク支持方向に移動し、前記収納部に収納された複数の
ディスクから目的のディスクを前記記録再生部に搬送
し、搬送されたディスクを前記収納部へ逆搬送するディ
スク搬送時には、目的のディスクの搬送動作をおこなう
搬送部を備えたディスク装置において、前記搬送部を、
前記収納部内に収納されたディスクの表面に対して平行
方向に移動可能に設け、前記搬送部を、前記収納部内に
収納されたディスクの表面に対して平行方向に移動させ
る第一移動手段を備え、前記記録再生時には、前記第一
移動手段が、前記搬送部を前記収納部に接近するように
移動させ、前記ディスク選択時には、前記第一移動手段
が、前記搬送部を前記収納部から遠ざかるように移動さ
せることを特徴とする。
【0024】また、前記記録再生部を、前記収納部内に
収納されたディスクの表面に対して平行方向に移動可能
に設け、前記記録再生部を、前記収納部内に収納された
ディスクの表面に対して平行方向に移動させる第二移動
手段を備え、前記記録再生時には、前記第二移動手段
が、前記記録再生部を前記収納部に接近するように移動
させ、前記ディスク選択時には、前記第二移動手段が、
前記記録再生部を前記収納部から遠ざかるように移動さ
せることを特徴とする。
【0025】
【作用】上記の様な構成を有する本発明の作用は次の通
りである。すなわち、請求項1記載のディスク装置によ
れば、ディスク選択時には、搬送部が記録再生部に接近
し、収納部から遠ざかる。記録再生時には、搬送部が収
納部に接近し、記録再生部から遠ざかる。したがって、
搬送部が収納部内のディスクや、記録再生部とぶつかる
恐れなしに、搬送部が移動する分の距離だけ本体シャー
シの長手方向の長さを縮めることができる。
【0026】また、請求項2記載のディスク装置によれ
ば、記録再生時には、さらに記録再生部が収納部に接近
するように移動し、ディスク選択時には、記録再生部が
収納部から遠ざかるように移動する。したがって、ディ
スクのセットに支障をきたすことなしに、記録再生部と
搬送部とが移動する分の距離だけ本体シャーシの長手方
向の長さを縮めることができる。
【0027】
【実施例】本発明のディスク装置をCDプレーヤとして
使用した場合の実施例を、図面に従って説明する。請求
項2に記載された発明に対応する実施例を第二実施例と
する。なお、図23〜図27の従来例と同一の部材につ
いては、同一の符号を付し説明は省略する。
【0028】(1)第一実施例の概要 請求項1に記載された発明に対応する実施例を第一実施
例として、その概略を図1,図2にしたがって説明す
る。各図の(A)は平面図、(B)は側面図である。図
1において、従来例と異なる点は、記録再生部4と搬送
部3とをさらに接近させて、本体シャーシ1の長手方向
の長さを図中破線で示した分だけ縮めてあることであ
る。図2において、従来例と異なる点は、搬送部3と収
納部2とをさらに接近させて、図1と同様に、本体シャ
ーシ1の長手方向の長さを図中破線で示した分だけ縮め
てあることである。
【0029】すなわち、ディスク選択時には、搬送部3
と記録再生部4とは、ローラ3aの回転が妨げられない
ように垂直方向の間隔を保ちながら、ディスク5の表面
に対して垂直方向(ディスク支持方向)に移動するの
で、搬送部3と記録再生部4が互いにぶつかり合うこと
はない。このため、ディスク選択時には、搬送部3と記
録再生部4との間の水平方向の隙間はほとんど必要な
く、ローラ3aの回転が妨げられない限り、図1
(A),(B)に示すように、搬送部3と記録再生部4
が多少重なっていても支障はない。
【0030】一方、記録再生時には、搬送部3はディス
ク支持方向に移動する必要がないため、搬送部3が収納
部2内のディスク5とディスク支持方向でぶつかり合う
ことはない。このため、記録再生時には、搬送部3と収
納部2との間の水平方向の隙間はほとんど必要なく、ロ
ーラ3aとアップガイドプレート3bの開閉が妨げられ
ない限り、図2(A),(B)に示すように、収納部2
に収納された上下のディスク5の間に入っても支障はな
い。
【0031】つまり、搬送部3は、ディスク選択時に
は、記録再生部4と接近していてもよいが、収納部2に
接近していてはいけない。また、搬送部3は、記録再生
時には、収納部2に接近していてもよいが、記録再生部
4に接近していてはいけない。
【0032】第一実施例のディスク装置においては、搬
送部3が記録再生部4と収納部2との間を、本体ケース
1の長手方向に移動できるように構成されている。この
ため、ディスク選択時に、搬送部3を記録再生部4に接
近させ、収納部2から遠ざけることが可能となる。ま
た、記録再生時には、搬送部3を収納部2に接近させ、
記録再生部4から遠ざけることが可能となる。
【0033】したがって、図1,図2に示すように、記
録再生部4と収納部2を従来例よりもさらに接近させ
て、搬送部3が移動する分の距離だけ本体シャーシ1の
長手方向の長さを縮めても、搬送部3が収納部2内のデ
ィスク5や、記録再生部4とぶつかる恐れはない。
【0034】(2)第一実施例の構成 第一実施例の構成を図3〜図10にしたがって説明す
る。すなわち、図3の上面図に示すように、各部材は長
方形箱型の本体シャーシ1内に配設されている。本体シ
ャーシ1の上面から見て右側に収納部2(図示せず)、
中央に搬送部3、左側に記録再生部4が設けられてい
る。以下、図3中、上方を後方、下方を前方、横方向を
左右方向とする。本体シャーシ1の底面に垂直な方向を
垂直方向、底面に水平な方向を水平方向とする。
【0035】各部を従来例と比較して説明すると以下の
ようになる。まず、収納部2の形状は従来例と同様であ
る。
【0036】搬送部3は台形の平板状のローラプレート
3cと、その右側斜辺上に平行に設けられた従来例と同
様のローラ3aおよびアップガイドプレート3bから成
る。ローラプレート3cは、本体シャーシ1の底面に、
ローラ3aの中心軸と垂直な方向に移動可能に設けられ
ている。その底面には、前方に二つ、後方に一つのスラ
イド孔3dがあけられている。スライド孔3dは、すべ
て、ローラ3aと垂直な方向(以下、斜め左右方向と呼
ぶ)に細長く伸びた方形の孔で、本体シャーシ1から突
出した三つの支持ピン1aに通っている。このため、ロ
ーラプレート3cの動きは、斜め左右方向にのみスライ
ド移動できるように規制される。さらに、ローラプレー
ト3cには、ローラ3aに平行な直線上の後方に一つ、
前方に一つの小さな細長の孔があけられていて、後方が
第一回転孔3e、前方が第二回転孔3fとなっている。
記録再生部4は従来例と同じ形状である。
【0037】以上のように配設された搬送部3の駆動を
おこなう、請求項1記載の第一移動手段に該当する機構
を以下に説明する。この機構は、駆動源と駆動機構から
なる。駆動源はモーター6と回転カム7から構成されて
いる。駆動機構はカムプレート8、回動プレート9、第
一ギアプレート10、第二ギアプレート11から構成さ
れている。
【0038】まず、駆動源を構成する部材とその係合関
係を詳説すると、以下のようになる。 モーター6 本体シャーシ1左後方に設けられている。モーター6の
回転軸は、本体シャーシ1の短手方向と平行になってい
る。
【0039】回転カム7 円盤型をしたプレートである。回転カム7の中心には、
軸穴があけられていて、その軸穴にモーター6の回転軸
が接続している。回転カム7の一側面には、図4に示す
ように、帯状の溝が二本設けられていて、第一カム溝7
a、第二カム溝7bとなっている。溝はそれぞれ渦巻状
になっている。搬送部3の駆動に使うものはそのうちの
一本、つまり、図4において上方に伸びている第一カム
溝7aである。
【0040】つぎに、駆動機構を構成する部材と、その
係合関係を詳説すると以下のようになる。 カムプレート8 方形の平板で、図5に示すように、左側端部には係合ピ
ン8aが設けられている。係合ピン8aは、回転カム7
の第一カム溝7aに係合している。カムプレート8に
は、左右方向に伸びた、互いに平行な三本の横長の穴が
あけられていて、スライド孔8bとなっている。本体シ
ャーシ1の後方側面には、図6に示すように、カムプレ
ート8のスライド孔8bに対応する位置に三本のピン1
dが設けられている。そして、三本のピン1bがスライ
ド孔8bに係合することによって、プレート8は左右方
向にスライド移動可能となっている。さらに、カムプレ
ート8の左下端部には、前方に直角に折り曲げた屈折部
8cが設けられている。屈折部8cには方形の穴があけ
られていて、規制口8dとなっている。
【0041】回動プレート9 図3に示すように、横長の平板であり、その中央部に設
けられた回動軸9aを中心として回動自在になるよう
に、本体シャーシ1底面に設けられている。回動プレー
ト9の両端部には、ピン9b、9cが設けられていて、
一端部のピン9bはカムプレート8の規制口8dに係合
している。反対側端部のピン9cが、後述する第一ギア
プレート10の中央部に係合することによって、回動プ
レート9は第一ギアプレート10と回動自在に接続され
ている。
【0042】第一ギアプレート10 図3に示すように、横長の平板であり、一端部にはギア
溝10aが設けられている。ギア溝10a付近には、軸
部10bが設けられていて、この軸部10bを軸とし
て、第一ギアプレート10が本体シャーシ1に回動自在
に取り付けられている。反対側端部には、移動ピン10
cが設けられていて、その移動ピン10cは、ローラプ
レート3cの第一回転孔3eに回動自在に取り付けられ
ている。第一ギアプレート10の中央部は、前述のよう
に、回動プレート9のピン9cに回動自在に接続されて
いる。
【0043】第二ギアプレート11 第一ギアプレート10と同型で、一端部にギア溝11a
が設けられている。ギア溝11a付近は、軸部11bを
軸として、本体シャーシ1に回動自在に取り付けられて
いる。反対側端部には、移動ピン11cが設けられてい
て、その移動ピン11cは、ローラープレート3aの第
二回転孔3fに回動自在に取り付けられている。第一ギ
アプレート10のギア溝10aと、第二ギアプレート1
1のギア溝11aとは、向かい合うように係合してい
る。
【0044】(3)第一実施例の作用 上述のような構成を有する第一実施例の作用を図6〜図
10にしたがって説明する。図7中、縦方向を上下方
向、横方向を左右方向とする。図8中、上方を後方、下
方を前方とし、横方向を左右方向とする。すなわち、カ
ムプレート8は、図7に示すように、本体シャーシ1後
方側面のピン1bによって上下方向の動きを規制されて
いて、左右方向にのみ動くことができるので、カムプレ
ート8の係合ピン8aも左右方向にのみ動く。一方、回
転カム7の第一カム溝7aは、図4に示すように、渦巻
状になっているので、回転カム7が回転すると、架空の
半径線(図4中一点鎖線によって示す)と第一カム溝7
aとの交点は、回転カム7の小径部から大径部の間を左
右方向(図4中矢印方向)に移動する。つまり、第一カ
ム溝7aに係合している係合ピン8aは、左右方向にの
み移動できるように規制されているので、回転カム7の
回転にしたがって小径部から大径部の間を左右方向に移
動する。よって、カムプレート8は回転カム7の回転に
したがって、左右方向(図7中矢印方向)にスライド移
動する。
【0045】カムプレート8が左方向にスライド移動す
ると、図8に示すように、カムプレート8の規制口8d
に係合している回動プレート9のピン9bも、左方向に
移動する。回動プレート9は回動軸9aを中心として回
動し、反対側端部のピン9cは右方向に移動する。
【0046】ピン9cが右方向に移動すると、ピン9c
が第一ギアプレート10の中央部に接続しているので、
第一ギアプレート10は軸部10bを中心に回動し、移
動ピン10cは右方向に移動する。反対側端部のギア溝
10aは右回りに回動する。
【0047】ギア溝10aが右回りに回動すると、ギア
溝10aがギア溝11aに係合しているので、第二ギア
プレート11が軸部11bを軸として左回りに回動す
る。そして、反対側端部の移動ピン11cは右方向に移
動する。
【0048】移動ピン10cと移動ピン11cとはロー
ラプレート3cの第一回転孔3eと第二回転孔3fに回
動自在に取り付けられていて、ローラプレート3cは斜
め左右方向にのみスライド移動可能となっているので、
移動ピン10c、11cが右方向に移動すると、ローラ
プレート3cも右方向に付勢され、収納部2に接近する
ように移動する。
【0049】(4)第一実施例の効果 以上のような構成および作用の第一実施例の効果を、各
部の具体的な寸法を挙げて説明する。なお、理解を容易
にするために、搬送部3のローラ3aとアップガイドプ
レート3bの方向を斜めではなく、本体シャーシ1の長
手方向に垂直に設定したものによって説明するが、各部
の構成および作用は、上述の実施例と同様とする。
【0050】すなわち、図9に示すように、ターンテー
ブル4bの中心と、収納部2に収納されたディスク5の
中心との距離を88mmに設定する。本体シャーシ1右
側面から収納部2に収納されたディスク5の中心までの
距離60mm、本体シャーシ1左側面からターンテーブ
ル4bの中心までの距離65mmは従来例と同様の理由
により必要であるから、本体シャーシ1の長手方向の長
さは、213mmとなる。また、搬送部3とターンテー
ブル4bの中心との距離は24mmとなる。この位置に
ある搬送部3は、図10に示すように、ディスク選択時
に上下動しても収納部2内のディスク5にぶつかること
はない。しかし、搬送部3とターンテーブル4bとの距
離が、安定した記録再生に必要な28.5mmよりも
4.5mm短いため、記録再生時においてはトラバース
4aに接近しすぎていて問題である。
【0051】そこで、ディスク5を収納部2から引き出
して、記録再生部4にセットした後に、モーター6を作
動させ、回転カム7を回転させる。すると、上述のよう
に第一カム溝7aの働きによって、図9に示すように、
ローラプレート3cが収納部2に接近するようにスライ
ド移動する。ローラ3aとアップガイドプレート3b
は、図10に示すように、引き出されたディスク5の上
下に収納されたディスク5の間に入る。記録再生時には
ローラ3aとアップガイドプレート3bとを開くことに
よって、ディスク5の回転が可能となる。記録再生時に
は、搬送部3は上下動しない。よって、上下のディスク
5の間に、ローラ3aとアップガイドプレート3bとが
開く分の隙間が設けてあれば、搬送部3が収納部内のデ
ィスク5にぶつかることはない。したがって、搬送部3
の移動距離を4.5mmに設定することにより、記録再
生時に搬送部3とターンテーブル4bとの間に必要な距
離28.5mmを確保することができる。
【0052】このように、ターンテーブル4bの中心
と、収納部2に収納されたディスク5の中心との距離を
従来例よりも4.5mm縮めることができるので、本体
シャーシ1の長手方向の長さを4.5mm節約でき、装
置の小形化が可能となる。
【0053】(5)第二実施例の概要 請求項2に記載された発明に対応する実施例を第二実施
例として、その概要を図11,図12にしたがって説明
する。各図の(A)は平面図、(B)は側面図である。
第一実施例と同様な点は、説明を省略する。図11にお
いて、第一実施例と異なる点は、記録再生部4と本体シ
ャーシ1の左側面との間に隙間を設けず、搬送部3を収
納部2にさらに接近させて、本体シャーシ1の長手方向
の長さを図中一点鎖線で示した分だけ縮めてあることで
ある。図12において、第一実施例と異なる点は、記録
再生部4を収納部2に接近させるとともに、搬送部3を
収納部2にさらに接近させ、本体シャーシ1の長手方向
の長さを図中一点鎖線で示した分だけ縮めてあることで
ある。
【0054】すなわち、搬送部3の移動距離を第一実施
例よりも増やす。すると、記録再生時に搬送部3が、一
層収納部2に接近するので、本体シャーシ1の長手方向
の長さをさらに縮めることができる。しかし、この場
合、記録再生部4の位置が固定されたままだと、ディス
ク5の回転の中心であるターンテーブル4bから本体シ
ャーシ1の左側面までの距離が短すぎて、図11(A)
の破線で示した円の位置にディスク5をセットし、記録
再生をおこなうことは困難になってしまう。
【0055】第二実施例のディスク装置においては、記
録再生部4も本体シャーシ1の長手方向に移動できるよ
うに構成されている。このため、記録再生時には、記録
再生部4を収納部2に接近させ、ディスク選択時には、
記録再生部4を収納部2から遠ざけることが可能とな
る。
【0056】したがって、図11,図12に示すよう
に、記録再生部4と本体シャーシ1の左側面との間に隙
間を設けずに、記録再生部4と搬送部3とが移動する分
の距離だけ本体シャーシ1の長手方向の長さを縮めて
も、ディスク5のセットに支障をきたすことはない。
【0057】(6)第二実施例の構成 第二実施例の構成を図13〜図17にしたがって説明す
る。第一実施例と同様の部材は説明を省略する。第一実
施例と異なるのは、記録再生部4も本体ケース1の底面
に、左右方向に移動可能に設けられていることである。
この記録再生部4の駆動をおこなう、請求項2記載の第
二移動手段に該当する機構を以下に説明する。この機構
は、駆動源と駆動機構からなる。駆動源は、モーター6
と回転カム7から構成されている。駆動機構はカムプレ
ート12、第三ギアプレート13、第4ギアプレート1
4、補助プレート15から構成されている。駆動源を構
成する部材は、第一実施例と同一なので、説明を省略す
る。なお、回転カム7の一側面に設けられた第二カム溝
7bが、記録再生部4の駆動に使われる。
【0058】つぎに、駆動機構を構成する部材と、その
係合関係を詳説すると以下のようになる。 カムプレート12 図13に示すように、方形の平板で、左側端部には係合
ピン12aが設けられている。係合ピン12aは、回転
カム7の第二カム溝7bに係合している。カムプレート
12には、左右方向に伸びた、互いに平行な二本の横長
の孔があけられていて、スライド孔12bとなってい
る。本体シャーシ1の後方側面には、図14に示すよう
に、カムプレート12のスライド孔12bに対応する位
置に二本のピン1dが設けられている。そして、二本の
ピン1cがスライド孔12bに係合することによって、
カムプレート12は左右方向にスライド移動可能となっ
ている。さらに、カムプレート12の左下端部には、前
方に直角に折り曲げた屈折部12cが設けられている。
【0059】第三ギアプレート13 図15に示すように、横長の平板であり、一端部にはギ
ア溝13aが設けられている。ギア溝13a付近には、
軸部13bが設けられていて、この軸部13bを軸とし
て、第三ギアプレート13がトラバースプレート4aに
回動自在に取り付けられている。反対側端部は、カムプ
レート12の屈折部12cに回動自在に接続されてい
る。
【0060】第4ギアプレート14 第3ギアプレート13と同型で、一端部にギア溝14a
が設けられている。ギア溝14a付近は、軸部14bを
軸として、トラバースプレート4aに回動自在に取り付
けられている。反対側端部は、後述する補助プレート1
5の屈折部15aに回動自在に接続している。第三ギア
プレート13のギア溝13aと、第四ギアプレート14
のギア溝14aとは、向かい合うように係合している。
【0061】補助プレート15 方形の平板で、図16に示すように、左右方向に伸びた
互いに平行な三本の横長の孔であるスライド孔15aが
設けられている。本体シャーシ1の前面には、図17に
示すように、スライド孔15aに対応する位置に三本の
ピン1dが設けられている。そして、三本のピン1eが
スライド孔15aに係合することによって、補助プレー
ト15は左右方向にスライド移動可能となっている。補
助プレート15の左下端部には後方に直角に折り曲げた
屈折部15bが設けられていて、前述のように、第四ギ
アプレート14の端部に回動自在に接続している。
【0062】(7)第二実施例の作用 上述のような構成を有する第二実施例の作用を図18〜
図20にしたがって説明する。なお、駆動源の作用は、
回転カム7に設けられた第二カム溝7bに係合している
係合ピン12aが、回転カム7の回転にしたがって左右
方向に移動し、係合ピン12aが固定されているカムプ
レート12も左右方向にスライド移動するという点で、
第一実施例の駆動源の作用と原理的に同じである。
【0063】すなわち、図18に示すように、カムプレ
ート12が右方向にスライド移動すると、カムプレート
12の屈折部12cも右方向に移動する。屈折部12a
と、第三ギアプレート13の端部は回動自在に接続して
いるので、第三ギアプレート13は軸部13bを中心と
して右回りに回動し、反対側端部のギア溝13aも右回
りに回動する。
【0064】ギア溝13aが右回りに回動すると、図1
9に示すように、ギア溝13aがギア溝14aに係合し
ているので、第四ギアプレート14が軸部14bを軸と
して左回りに回動する。そして、反対側端部は屈折部1
5bと共に右方向に移動し、図20に示すように、補助
プレート15も右方向にスライド移動する。
【0065】第三ギアプレート13と第四ギアプレート
14は、トラバースプレート4aに回動自在に取り付け
られていて、トラバースプレート4aは左右方向にスラ
イド移動可能となっているので、カムプレート12と補
助プレート15が右方向にスライド移動すると、トラバ
ースプレート4aは右方向に付勢され、収納部2に接近
するように移動する。
【0066】(8)第二実施例の効果 以上のような構成および作用の第二実施例の効果を、各
部の具体的な寸法を挙げて説明する。
【0067】すなわち、図21に示すように、第一実施
例と同様にターンテーブル4bの中心と、収納部2に収
納されたディスク5の中心との距離を88mmに設定
し、本体シャーシ1右側面から収納部2に収納されたデ
ィスク5の中心までの距離を60mmに設定する。しか
し、記録再生部4と本体シャーシ1左側面との間には、
従来例および第一実施例のような5mmの隙間を設けず
に、本体シャーシ1左側面からターンテーブル4bの中
心までの距離を60mmに設定する。搬送部3とターン
テーブル4bの中心との距離は、24mmとなる。この
位置にある搬送部3は、図22に示すように、ディスク
選択時に上下動しても収納部2内のディスク5にぶつか
ることはない。しかし、搬送部3とターンテーブル4b
との距離が、安定した記録再生に必要な28.5mmよ
りも4.5mm短い。さらに、記録再生部4と本体シャ
ーシ1の間の5mmの隙間が設けられていないので、記
録再生時にディスク5の回転に支障をきたす恐れがあ
る。
【0068】そこで、ディスク5を収納部2から引き出
して、記録再生部4にセットする時に、回転カム7を回
転させる。すると、図21に示すように、第二カム溝の
働きによって、トラバースプレート4aが収納部2に接
近するようにスライド移動する。同時に第一カム溝の働
きによってローラプレート3cが収納部2に接近するよ
うにスライド移動する。搬送部3の移動距離を9.5m
m、トラバースプレート4aの移動距離を5mmに設定
することによって、記録再生時に搬送部3とターンテー
ブル4bとの間に必要な距離28.5mmを確保でき、
同時に記録再生部4と本体シャーシ1との間に必要な距
離5mmも確保できる。
【0069】したがって、ターンテーブル4bの中心
と、収納部2に収納されたディスク5の中心との距離を
従来例よりも4.5mm縮めることができる。さらに、
従来例において記録再生部4側に設ける必要のあった5
mmのスペースを設定する必要がない。よって、本体シ
ャーシ1の長手方向の長さを4.5+5=9.5mm節
約することができる。
【0070】(9)実施例全体の効果 以上述べたように、本実施例によれば、本体シャーシ1
の長手方向の寸法を第一実施例においては4.5mm、
第二実施例においては9.5mm節約できる。したがっ
て、例えば車載用の音響機器として用いれば、スペース
が限られた車内への装備が有利に行える。また、本体シ
ャーシ1の寸法を従来例と同様にしても、本実施例の構
成にすれば、9.5mm幅の空間が余分に使えるので、
そこに液晶ディスプレイを組み込む等によって、装置の
付加価値を高めることができる。
【0071】なお、ディスク5の直径は規格によって定
まっているので、、ディスク5を挟み込んで搬送する搬
送部3の長さを直径以下にすると、安定したディスク5
搬送を行うことができない。したがって、従来例のよう
に、搬送部3を本体シャーシ1の長手方向に垂直な方向
に設定すると、本体シャーシ1の短手方向の長さは搬送
部3の長さ以下にすることができない。そこで本実施例
においては、搬送部3を構成するローラ3aとアップガ
イドプレート3bを斜め方向に設定することによって、
本体シャーシ1の短手方向の長さを縮め、装置の小型化
を図っている。つまり、本実施例は搬送部3を斜めに設
定することによって、本体シャーシ1の短手方向の長さ
も節約しているので、本発明による長手方向の節約と合
わせて、飛躍的な小形化が実現できる。
【0072】また、第一実施例は第二実施例に比べて小
形化の程度が低くなってしまうが、第二実施例よりも機
構が複雑でないという利点を有する。
【0073】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、具体的な各部材の材質および形状等
は適宜変更可能である。例えば、搬送部3のローラ3a
を細くすることによって、また、トラバースプレート4
aの小形化を図ることによって、上述の本体シャーシ1
の寸法をさらに縮めることが可能となる。さらに、収納
部3のディスク5と、記録再生部4のディスク5を重な
らせないディスク装置に、本実施例を適用させ、小形化
を図ることも可能である。
【0074】
【発明の効果】本発明のディスク装置によれば、収納部
と記録再生部のディスクを大幅に重ねても、各部材がぶ
つかり合うことなくスムーズにディスク選択および記録
再生が行え、装置の小形化が実現できるディスク装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第一実施例のディスク装置の、デ
ィスク選択時における原理図を示す上面図(A)および
正面図(B)。
【図2】本発明による第一実施例のディスク装置の、記
録再生時における原理図を示す上面図(A)および正面
図(B)。
【図3】本発明による第一実施例のディスク装置の、デ
ィスク選択時を示す上面図。
【図4】第一実施例における、回転カムを示す側面図。
【図5】第一実施例における、搬送部移動用のカムプレ
ートを示す側面図。
【図6】本発明による第一実施例のディスク装置の、デ
ィスク選択時を示す後方側面図。
【図7】本発明による第一実施例のディスク装置の、記
録再生時を示す後方側面図。
【図8】本発明による第一実施例のディスク装置の、記
録再生時を示す上面図。
【図9】本発明による第一実施例のディスク装置の、具
体的寸法を示す上面図。
【図10】本発明による第一実施例のディスク装置の、
ディスクと搬送部との位置関係を示す正面図。
【図11】本発明による第二実施例のディスク装置の、
ディスク選択時における原理図を示す上面図(A)およ
び正面図(B)。
【図12】本発明による第二実施例のディスク装置の、
記録再生時における原理図を示す上面図(A)および正
面図(B)。
【図13】本発明による第二実施例のディスク装置の、
記録再生部移動用のカムプレートを示す側面図。
【図14】本発明による第二実施例のディスク装置の、
ディスク選択時を示す後方側面図。
【図15】本発明による第二実施例のディスク装置の、
ディスク選択時を示す上面図。
【図16】本発明による第二実施例のディスク装置の、
補助プレートを示す側面図。
【図17】本発明による第二実施例のディスク装置の、
ディスク選択時を示す正面図。
【図18】本発明による第二実施例のディスク装置の、
記録再生時を示す後方側面図。
【図19】本発明による第二実施例のディスク装置の、
記録再生時を示す上面図。
【図20】本発明による第二実施例のディスク装置の、
記録再生時を示す正面図。
【図21】本発明による第二実施例のディスク装置の、
具体的寸法を示す上面図。
【図22】本発明による第二実施例のディスク装置の、
ディスクと搬送部との位置関係を示す正面図。
【図23】従来のディスク装置の一例における、ディス
ク選択時を示す上面図(A)および正面図(B)。
【図24】従来のディスク装置の一例における、ディス
ク搬送時を示す上面図(A)および正面図(B)。
【図25】従来のディスク装置の一例における、記録再
生時を示す上面図(A)および正面図(B)。
【図26】従来のディスク装置の一例における、具体的
寸法を示す上面図。
【図27】従来のディスク装置の一例の、搬送部とディ
スクとの位置関係を示す正面図。
【符号の説明】
1…本体シャーシ 1a…支持ピン 1b,1c,1d,9a,9b…ピン 2…収納部 2a…挿入口 2b…トレイ 2c…開口部 3…搬送部 3a…ローラ 3b…アップガイドプレート 3c…ローラプレート 3d,8b,12b,15a…スライド孔 3e…第一回転孔 3f…第二回転孔 4…記録再生部 4a…トラバースプレート 4b…ターンテーブル 4c…光学ピックアップ 4d…クランパー 5…ディスク 6…モーター 7…回転カム 7a…第一カム溝 7b…第二カム溝 8,12…カムプレート 8a,12a…係合ピン 8c,12c,15b…屈折部 8d…規制部 9…回動プレート 10…第一ギアプレート 10a,11a,13a,14a…ギア溝 10b,11b,13b,14b…軸部 10c,11c…移動ピン 11…第二ギアプレート 13…第三ギアプレート 14…第四ギアプレート 15…補助プレート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスクを該ディスクの表面に対
    して垂直方向であるディスク支持方向から支持して収納
    する収納部、 ディスク支持方向に移動可能に構成され、前記収納部に
    収納された複数のディスクから目的のディスクを選択す
    るディスク選択時には、ディスク支持方向に移動し、目
    的のディスクの記録再生をおこなう記録再生時には、目
    的のディスクの記録再生動作をおこなう記録再生部、 前記記録再生部と共にディスク支持方向に移動可能に構
    成され、前記ディスク選択時には、ディスク支持方向に
    移動し、前記収納部に収納された複数のディスクから目
    的のディスクを前記記録再生部に搬送し、搬送されたデ
    ィスクを前記収納部へ逆搬送するディスク搬送時には、
    目的のディスクの搬送動作をおこなう搬送部を備えたデ
    ィスク装置において、 前記搬送部を、前記収納部内に収納されたディスクの表
    面に対して平行方向に移動可能に設け、 前記搬送部を、前記収納部内に収納されたディスクの表
    面に対して平行方向に移動させる第一移動手段を備え、 前記記録再生時には、前記第一移動手段が、前記搬送部
    を前記収納部に接近するように移動させ、 前記ディスク選択時には、前記第一移動手段が、前記搬
    送部を前記収納部から遠ざかるように移動させることを
    特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記記録再生部を、前記収納部内に収納
    されたディスクの表面に対して平行方向に移動可能に設
    け、 前記記録再生部を、前記収納部内に収納されたディスク
    の表面に対して平行方向に移動させる第二移動手段を備
    え、 前記記録再生時には、前記第二移動手段が、前記記録再
    生部を前記収納部に接近するように移動させ、 前記ディスク選択時には、前記第二移動手段が、前記記
    録再生部を前記収納部から遠ざかるように移動させるこ
    とを特徴とする請求項1記載のディスク装置。
JP21292692A 1992-08-10 1992-08-10 ディスク装置 Expired - Fee Related JP3289959B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21292692A JP3289959B2 (ja) 1992-08-10 1992-08-10 ディスク装置
US08/393,505 US5555239A (en) 1992-08-10 1995-02-23 Disk system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21292692A JP3289959B2 (ja) 1992-08-10 1992-08-10 ディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0660522A true JPH0660522A (ja) 1994-03-04
JP3289959B2 JP3289959B2 (ja) 2002-06-10

Family

ID=16630580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21292692A Expired - Fee Related JP3289959B2 (ja) 1992-08-10 1992-08-10 ディスク装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5555239A (ja)
JP (1) JP3289959B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6041032A (en) * 1996-06-19 2000-03-21 Pioneer Electronic Corp. Disk changer with trays movable between retaining and drawn-out positions

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970012497A (ko) * 1995-08-31 1997-03-29 김광호 디스크 체인저의 디스크 이송장치
JP3380910B2 (ja) * 1995-11-29 2003-02-24 ソニー株式会社 ディスク記録及び/又は再生装置及びディスク有無検出方法
CN1088889C (zh) 1996-06-13 2002-08-07 富士通坦株式会社 盘形记录载体的放/录设备、容纳设备以及放/录头机架
JP3534542B2 (ja) * 1996-07-04 2004-06-07 パイオニア株式会社 ディスク再生装置
DE19781518B4 (de) * 1996-11-19 2010-09-30 Panasonic Corp., Kadoma Plattenwechsler
CN1125453C (zh) * 1996-11-19 2003-10-22 松下电器产业株式会社 碟片更换器
JP3606695B2 (ja) * 1996-12-27 2005-01-05 パイオニア株式会社 ディスク再生装置
ES2256899T3 (es) 1997-01-31 2006-07-16 Clarion Co., Ltd. Aparato para discos y soporte de discos para este aparato.
JP3522504B2 (ja) * 1997-09-08 2004-04-26 アルパイン株式会社 ディスク選択機能を有するディスク装置
JP3818612B2 (ja) * 1998-03-20 2006-09-06 パイオニア株式会社 ディスク再生装置
JP3754621B2 (ja) * 2001-02-16 2006-03-15 日本電産ピジョン株式会社 カム構造
US9672863B1 (en) 2016-02-17 2017-06-06 International Business Machines Corporation Disc gripper for storage discs
US9633686B1 (en) 2016-02-17 2017-04-25 International Business Machines Corporation Disc storage cassettes
US9741389B1 (en) 2016-02-17 2017-08-22 International Business Machines Corporation High performance robotic optical storage system
US9741390B1 (en) * 2016-03-23 2017-08-22 International Business Machines Corporation Optical disc drive
US10529371B1 (en) 2018-10-29 2020-01-07 International Business Machines Corporation Actuator tip calibration for robotic optical storage system
US10600441B1 (en) 2018-12-07 2020-03-24 International Business Machines Corporation Disc gripper for storage discs

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5265078A (en) * 1988-03-07 1993-11-23 Sony Corporation Disk magazine and disk loading device
JPH02260274A (ja) * 1989-03-31 1990-10-23 Toshiba Corp ディスク再生装置
JPH02260275A (ja) * 1989-03-31 1990-10-23 Aisin Seiki Co Ltd ディスクファイル装置
US5119354A (en) * 1989-04-06 1992-06-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disk reproducing apparatus
JPH0362356A (ja) * 1989-04-11 1991-03-18 Staar Dev Co Sa 情報記録部材の交換装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6041032A (en) * 1996-06-19 2000-03-21 Pioneer Electronic Corp. Disk changer with trays movable between retaining and drawn-out positions

Also Published As

Publication number Publication date
JP3289959B2 (ja) 2002-06-10
US5555239A (en) 1996-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0660522A (ja) ディスク装置
EP0628963B1 (en) Disc reproduction apparatus with disc changer
JPH02143942A (ja) ディスクプレーヤ
JP3269036B2 (ja) 反転機構を備えたディスク自動交換装置
US5636199A (en) Automatic disc changer for retrieving a lowermost disc from a stack of stored discs and returning the disc to the top of the stack
US5987001A (en) Optical disc drive apparatus with disc changer
JP2722512B2 (ja) ディスク収納ケース及びディスクローディング装置
JPH06259864A (ja) ディスク再生装置
JP3059919B2 (ja) ディスクプレーヤのディスク案内装置
JP3386850B2 (ja) ディスクマガジン
JP3202418B2 (ja) ディスクマガジン
JP2001035060A (ja) ディスクチェンジャー装置
JP2014211925A (ja) ディスク搬送装置
JP3559183B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
JP3011847B2 (ja) 光ディスクローディング機構
GB2162991A (en) Autochanger disc player
JPH11191256A (ja) ディスク再生装置
JPS60205851A (ja) ダブルカセツトテ−プレコ−ダ
JP3421390B2 (ja) ディスク搬送装置
JPH10199094A (ja) 記録媒体の搬送装置
GB2162990A (en) Autochanger disc player
JP3164221B2 (ja) カセットのオートチェンジャ装置
JPH10199101A (ja) 記録媒体の収納装置
WO2007058167A1 (ja) ディスク装置
JPH08321118A (ja) ディスクチェンジャー

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090322

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100322

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100322

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110322

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees