JPH02143942A - ディスクプレーヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、内部に収納した複数枚のディスクのうちのい
ずれかを選択して再生するようにされたディスクチェン
ジャ機能を有するディスクプレーヤに関するものである
。

「従来の技術およびその課題」 従来より、複数枚（一般には６枚程度）のコンパクトデ
ィスク（ＣＩ））をカートリッジ内に積層させた状態で
収納し、そのカートリッジをプレーヤに装青することで
、いずれかのＣＤを選択してカートリッジから引き出し
て再生するように構成されたディスクチェンジャ機能付
きのＣＤプレーヤが実用化されている。

このようなディスクチェンジャ機能付きのＣＤプレーヤ
は、ＣＤをその都度交換することなく長時間の連続再生
か可能であるので、特に操作の簡便さが要求されるカー
ステレオ用のＣＤプレーヤとして採用されつつある。

ところで、従来における上記のようなディスクチェンジ
ャ機能付きのＣＤプレーヤは、選択したＣＤをカートリ
ッジの側方に完全に引き出して再生するようにしており
、このため、プレーヤの横幅寸法が少なくともＣＤの径
の２倍以上とならざるを得ず、このため、横幅寸法が制
約される車両のダツシュボードに組み込める程度に小型
化することが不可能なものであった。

したがって、従来までに実用化されているこの種のカー
ステレオ用ＣＤプレーヤは、車両のトランクルーム内に
設置されてダツシュボードからリモートコントロールに
より操作するようにされていることが一般的であるが、
そのようなことではトランクルームのない車両には設置
できないし、また、カートリッジへのＣＤの入れ換えを
行う際にはその都度トランクをあけなければならず、勿
論、運転中にはそのようなことを行うことはできないの
で、不便であった。

本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、ディスク
チェンジャ機能を備えていながら車両のダツシュボード
に組み込むことが可能な程度の小型化を実現し得るディ
スクプレーヤを提供することを目ｒ白としている。

「課題を解決するための手段」 本発明は、複数枚のディスクを上下に重ねた状態で収納
して待機位置に待機させておき、それら複数枚のディス
クのうちの選択されたいずれか１枚のディスクを待機位
置から再生位置に導いてそこで再生するように構成され
たディスクプレーヤにおいて、前記再生位置に導かれた
ディスクと前記待機位置において待機している他のディ
スクとはそれらの周縁部どうしが平面視において互いに
重なるようにされており、かつ、いずれか１枚のディス
クを水平横方向にずらすことで待機位置と再生位置との
間を移動させる送り機構と、再生位置の中心部の直下に
位置して昇降可能に設けられていて、再生位置に導かれ
たディスクを支持して回転させるターンテーブルと、そ
のターンテーブルの側方に位置して昇降可能かつターン
テーブルに対して離接する方向にスライド可能に設けら
れていて、再生位置に導かれたディスクから信号を読み
取るピックアップとを具備してなることを特徴としてい
る。

「作用　」 本発明のディスクプレーヤでは、ターンテーブルおよび
ピックアップを降下させた状態で、待機位置において待
機させていた複数のディスクのうちの選択されたいずれ
かのディスクを送り機構によって水平［茜方向にずらし
て再生位置に導いた後、ターンテーブルおよびピ・７ク
アソプを上昇させ、その再生位置に導いたディスクをタ
ーンテーブルにより支持して回転させるとともに、ピッ
クアップによりその裏面から信号を読み取って再生する
。

そして、再生位置に導かれたディスクは、その周縁部が
待機位置にある他のディスクの周縁部と平面視において
重なったままの状態で再生されるので、待機位置から再
生位置へのディスクの移動ストａ−りが小さくて済み、
小型化が実現される。

「実施例」 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。

まず、第１図ないし第３図を参照して第１実施例を説明
する。第１図は本実施例のＣＤプレーヤの全体概略構成
を示す平面図であり、図中符号１はケーシング、２は前
面パネルである。

前面パネル２の内側には、上下両端がケーシング１に固
定された軸体３が設けられ、その軸体３にコンパクトデ
ィスク（以下ではディスクと称す）を待機位置Ｐ１から
再生位置Ｐｔに導くための送り機構を構成する６枚のト
レイ４が水平面内において回動自在に支持されている。

それらトレイ４は、第２図に示すように、それぞれディ
スクが載置される円形のディスク収納部５と、そのディ
スク収納部５の側部に延出している支持部６から構成さ
れ、それら支持部６の先端部を上記軸体３が貫通するこ
とで°、これらトレイ４はｔ目方に若干の隙間を有する
状態で上下に積層され、軸体３を中心として各々独立し
て回動できるようにされている。

上記トレイ４のディスク収納部５の周囲にはディスクの
落下を防ぐための壁部７が立ち上げられて設けられてい
るとともに、このディスク収納部５には、その周縁から
中心部にかけて半径方向に沿う切欠８が形成されている
。そして、ディスク収納部５の中心部における切欠８の
形状は半円弧状とされていて、その部分の切欠８の内径
寸法は後述するターンテーブル１２の径寸法より若干大
きくされており、これによって、その部分をターンテー
ブル１２が通過して昇降できるようになっている゛。

これらトレイ４は、通常、前面パネル２に近接する待機
位置く第２図において実線で示す位置）Ｐ、に待機する
ようになっているが、前面パネル２に設けられている図
示しないセレクトスイッチを操作することにより、待機
位置Ｐ１に待機していたトレイ４のうち選択されたちの
めみが図示しない駆動機構により駆動されて第１図にお
いて反時計回りに回動し、これによりそのトレイ４のデ
ィスク収納部５がケーシング１の対角線に沿って奥部に
ずれて再生位置Ｐ！にセットされるようになっている。

第２図では上から２段目のトレイ４が再生位置Ｐ、にセ
ットされた状態を示している。

その再生位置Ｐ、に導かれたディスクは、第１図、第２
図に示されるように、待機位置Ｐ、において待機してい
る他のディスクと平面視において周縁部どうしが重なる
ようにされている。

すなわち、待機位置Ｐ、から再生位置Ｐ、へのトレイ４
の回動ストロークはディスク収納部５の半径（これはほ
ぼディスクの半径に等しくされている）よりやや大きい
程度とされていて、トレイ４が再生位置Ｐ、にセットさ
れると、そのトレイ４のディスク収納部５の中央部は平
面視において待機位置Ｐ、にある他のトレイ４と重なる
ことがなく、そのディスク収納部５に形成されている切
欠８の全体が待機位置Ｐ１にある他のトレイ４の側方に
露出するようになっているがζ再生位置Ｐ。

にセットされたトレイ４のディスク収納部５の周縁部は
待機位置Ｐ１において積層されているトレイ４相互間に
残されてそれらは平面視において重なったままとなり、
その状態でこのトレイ４にセットされていたディスクが
回転して再生されるようになっている。

一方、ケーシング１内の奥部には、再生位置Ｐ、にセッ
トされるトレイ４のディスク収納部５の中心部の直下に
位置してモータ１０が上向きに設けられているとともに
、そのモータ１０の側方にはピックアップ１１が配置さ
れ、それらモータｌＯおよびピックアップ１１は図示し
ない昇降機構により一体に昇降できるようにされている
。

上記モータｌＯの回転軸には、第２図、第３図に示すよ
うに、ディスクＤが載置されるターンテーブル１２が固
定され、そのターンテーブル１２には、ディスクＤをク
ランプするためのクランプ機構が一体に組み込まれてい
る。

そのクランプ機構は、ターンテーブル１２の上面に４つ
のクランパ１３がそれぞれターンテーブル１２の径方向
にスライド可能に取り付けられ、それらクランパ１３を
径方向外側にスライドさせて開くことでディスクＤをク
ランプするように構成されたものである。それらクラン
パ１３は、平面視において円板が４分割された形状の扇
型とされているとともに、その厚みが内側に向かうにつ
れて厚くなるように下面が傾斜面となるようにされたも
のである。

そして、これらクランパ１３は、内側にスライドして閉
じているときには第３図（イ）に示すように互いに接し
て全体としてディスクＤの中心孔の径よりやや小径の円
形をなし、その状態ではこのクランプ機構はディスクＤ
の中心孔内を通過することができるようになっている。

そして、中心孔を通過した後にそれらクランパ１３が外
側にスライドして開くと、第３図（ロ）、（ハ）に示す
ようにターンテーブル１２上面と各クランパ１３の下面
とによりディスクＤの中心孔周縁部が挟み込まれ、同時
にクランパ１３下面によりディスクＤがターンテーブル
１２に押し付けられて、°ディスクＤが強固にクランプ
されるようになっている。

また、上記のピックアップ１１は、従来一般のＣＤプレ
ーヤにおけるピックアップと同様のものであり、２本の
案内棒１５によって案内されつつ図示しない駆動機構に
より駆動されることで、再生位置Ｐ、にセットされたト
レイ４のディスク収納部５に形成されている切欠８の下
方においてその切欠に沿ってターンテーブル１２に離接
する方向、すなわち、ディスク収納部５の径方向にスラ
イドし、その切欠８を通してトレイ４上にセットされて
いるディスクＤの裏面から信号を読み取るようにされて
いる。

上記構成のＣＤプレーヤの動作を説明する。まず、全て
のトレイ４をケーシング１の外側に引き出して、各トレ
イ４のディスク収納部５上にそれぞれディスクをセクト
し、それらトレイ４をケーシング１内の待機位置Ｐ１に
待機させておく。この際、モータ１０およびピックアッ
プ１１はケーシングｌ内の底部に降下しており、クラン
パ１３は閉じた状態となっている。

そして、図示しないセレクトスイッチを操作すると、既
に述べたように選択されたトレイ４のみか奥部に向かっ
てずれ、再生位置Ｐ、にセ・ｙトされる。次いで、図示
しない再生スイッチを操作すると、モータｌＯおよびピ
ックアップ１１が上昇していき、閉じた状態となってい
るクランパ１３がトレイ４の切欠８およびディスクの中
心孔を通過するとともに、ターンテーブル１２が切欠８
を通過してその上面がディスク下面に接し、ディスクか
ターンテーブル１２によってトレイ４から若干持ち上げ
られた時点でモータ１０およびピックアップ１１の上昇
が停止する。続いて、クラン／　ＮＨ１３が外側に開い
てディスクかクランプされ、モータ１０が回転を始めて
ディスクが回転するとともにピックアップ１１がスライ
ドし、再生が開始される。

そのディスクのσ■生が終了すると、あるいは図示しな
い停止スイッチか操作されると、モータｌＯの回転が停
止し、クランパ１３が閉じてクランプが解除され、モー
タ１０および゛ピックアップｌｌが降下してディスクは
トレイ４上に戻され、そのトレイ４が待機位置Ｐ１に後
部する。

そして、セレクトスイッチにより複数のディスクの回生
順序を予め設定しておくと、上記の手順が自動的に繰り
返され、他のトレイ４が順次再生位置Ｐ、ヘセ、トされ
て連続再生がなされるようになっている。

以上で説明したように、上記のＣＤプレーヤでは、再生
位置Ｐ、にセットされたディスクの周縁部と待機位置Ｐ
、にある他のディスクの周縁部とが平面視において重な
るようにされているので、待機位置Ｐ、から再生位置Ｐ
２へのディスクの移動ストロークが少なくて済み、しか
も、待機位置Ｐと再生位置Ｐ、とはケーシングｌの対角
線にｔＯつで並ぶようにされているので、ケーシングｌ
の横幅寸法はディスクの径の１．５倍（１８０ｍｍ）程
度で十分であり、少なくともディスクの径の２倍以上の
崩幅寸法が必要であった従来のＣＤプレーヤに比して十
分な小型化が実現でき、その結果、このＣＤプレーヤは
ディスクチエン−ジャ機能を有していながら車両のダツ
シュボードに組み込むことが可能なものとなっている。

したがって、このＣＤプレーヤは、トランクルームのな
い車両にも搭載することができるし、トレイ１１へのデ
ィスクの入れ換えも運転席において行左、しがら、それ
を運転中においても行うことができ、極めて便利である
。

なお、上記実施例では、クランプＣ１ｔＮをターンテー
ブル１２に一体に組み込むようにしたが、必ずしもその
ようにすることはなく、従来のＣＤプレーヤと同様のク
ランプ機構をターンテーブル１２と対向させてケーシン
グ１内の上部に昇降可能に設けて、ターンテーブル１２
かモータ１０とともに上昇すると同時にそのクランプ機
構を降下させてディスクを上下から挟み込んでクランプ
するようにしても良い。また、トレイ１１の枚数は６枚
に限らず、任意である。

以上で本発明の第１実施例を説明したが、次に、第４図
および第５図を参照して第２実施例を説明する。

第４図はこの第２実施例のＣＤプレーヤの全体概略構成
を示す平面図であって、符号２０はケーシング、２１は
前面パネルである。また、符号Ｃは内部に６枚のディス
クＤが収納されるカートリッジであって、この第２実施
例のＣＤプレーヤは、そのカートリッジＣの後部をケー
シング２０の外側に突出させた状態でその前部を前面パ
ネル２１からケーシング２０内に装着し、カートリッジ
Ｃ内に収納されて待機していた複数のディスクＤのうち
のいずれかを選択してケーシング２０内に引き出し、再
生位置Ｐ、に導いてそこで再生するように構成されたも
のである。

上記のカートリッジＣは、全体として矩形箱状とされて
いるとともに一角部が斜めに切り落とされた形状とされ
ている。そして、内部が仕切り仮２５により’ｆＭ数の
階層に区画されているとともに、各区画には上記の一角
部とその両側にまたがってディスクＤの出し入れ目２６
が形成され、ディスクＤを出し入れ目２６からカートリ
ッジＣの対角線方向に押し込むことによって、各区画内
にそれぞれディスクＤを収納するようにされたものであ
る。

このカートリッジＣには、各区画内の出し入れ目２６の
両側のやや内側に板バネ２７が取り付けられている。こ
れら板バネ２７は、各区画内に収納されているディスク
Ｄが落下してしまうことを防止するとともに、ディスク
ＤをカートリッジＣ内に収納する際にはそれら板バネ２
７の弾性力によってディスクＤをカートリッジＣの奥部
に送り込むためのものである。

また、各区画内の奥部には、各区画内に収納されている
ディスクＤを押し出すための押し出しピン２８がそれぞ
れ設けられている。これらのピン２８は図示しない駆動
機構によっていずれか一つが選択的に回動させられるこ
とによって、その区画内に収納されていたディスクＤを
上記板バネ２７の弾性力に抗して押し出し、そのディス
クＤの前部を出し入れ目２６の外側に露出させるための
ものである。

一方、ケーシング２０内には、側端がガイド壁３０に回
転自在に支持された上下２本のローラ３１．３２が設け
られている。これらローラ３１１３２は、ケーシング２
０に装着されたカートリッジＣの出し入れ口２６に近接
する位置においてケーシングＣの対角線にほぼ沿う方向
に延びていて、図示しない駆動機構によりケーシング２
０内において一体に昇降できるようにされているととも
に、互いに離接するように各々独立して昇降できるよう
にされ、かつ、同時に逆方向に回転できるようになって
いる。

これらのローラ３１，３２は、選択されたディスクＤを
待機位置Ｐ、すなわちカートリッジＣ内から再生位置Ｐ
、に導くための送り機構を構成するものであって、選択
されたディスクＤの前部が上記ピン２８によりカートリ
、ジＣから押し出されると、それを上下から挟み込んで
回転することでそのディスクＤをケーシング２０の対角
線方向に引き出し、再生位置Ｐ！にセットするためのも
のである。なお符号３３は再生位置Ｐ、にセットされる
ディスクＤの位置決め用の゛ピンである。

ディスクＤを上記のローラ３１，３２によりカートリッ
ジＣ内から再生位置Ｐ２に移動させるためのストローク
は、ディスクＤの半径よりやや大きい程度とされており
、これにより、再生位置Ｐ、にセットされたディスクＤ
は、第４図、第５図に示されるように、その中心部が完
全にカートリッジＣの外側に露出するが、そのディスク
Ｄの後部はケーソングＣ内に残って他のディスクＤと平
面視において重なったままとなるようにされている。

そして、再生位置Ｐ、において再生されるディスクＤは
、後述するターンテーブル１２によって支持されること
で、このディスクＤが収納されていた区画を構成してい
る仕切板２５からは浮いた状態となり、それに接触する
ことなく回転するようにされている。

一方、ケーシング２０の内部には、再生位置Ｐ２まで引
き出されたディスクＤの中心部の直下に位置して第１実
施例の場合と同様のターンテーブル１２およびクランプ
機構が取り付けられたモータ１０が設けられ、その側方
には・これも第１実施例の場合と同様のピックアップＩ
Ｉが設けられており、これらモータ１０およびピックア
ップ１１は図示しない昇降機構により一体に昇降するよ
うになっている。これらモータｌＯ１ピックアップ１１
、ターンテーブル１２、クランプ機構については、第１
実施例のものと同一符号を付し、て説明は略す。

上記構成のＣＤプレーヤの動作を説明する。まず、カー
トリッジＣ内の各区画にそれぞれディスクＤを収納し、
そのカートリッジＣの前部（出し入れ口２５側）をケー
シング２０内に押し込む。

この際、ローラ３１，３２、モータ１０およびピックア
ップ１１はケーシング２０内の底部に降下しており、両
ローラ３１，３２の間には若干の隙間があくようになっ
ている。

そして、図示しないセレクトスイッチを操作すると、ま
ず、ローラ３１，３２が一体となって上昇していき、そ
れらローラ３１，３２間の隙間の位置が、選択されたデ
ィスクＤが収納されている区画の出し入れ口２６の高さ
にセットされる。

次いで、選択されたディスクＤが収納されている区画の
奥部の押し出しピン２８が回動して、その区画内のディ
スクＤを仮バネ２７の弾性力に抗して押し出し、これに
より、そのディスクＤの前部か両ローラ３１，３２間の
隙間内に押し出される。そして、押し出しピン２８は直
ちに復帰する。

すると、両ローラ３１，３２は互いに接近するように移
動して、上側のローラ３１はディスクＤの上面に接する
とともに下側３２のローラはディスクＤの下面に接し、
それら両ローラ３１，３２によりディスクＤが挟み込ま
れる。次いで、両ローラ３１，３２はさらに僅かに上昇
してディスクＤの下面を仕切板２５から浮かせ、続いて
それらローラ３１，３２が回転してディスクＤをカート
リッジＣから引き出すようにケーシング２０の対角線方
向にずらし、そのディスクＤの前部が２本の位置決めピ
ン３３に付き当たる七ローラ３１゜３２の回転が停止す
る。これによりディスクＤはローラ３１，３２に支持さ
れた状態で再生位置Ｐ。

にセットされる。

次いで、再生スイッチを操作すると、モータ１０および
ピックアップ１１が一体となって上昇していく。そして
、閉じた状態となっているクランパ１３がディスクＤの
中心孔を通過し、ターンテーブル１２の上面がディスク
Ｄ下面に接するとそれらの上昇か停止し、クランパ１３
か外側に開いてディスクＤがクランプされる。すると、
両ローラ３１，３２が互いに離間するように移動してデ
ィスクの支持が解除され、モータ１０が回転を始めると
ともにピックアップ１１がスライドし、再生が開始され
る。

そのディスクＤの再生が終了すると、あるいは停止スイ
ッチが操作されると、モータｌＯの回転が停止した後、
両ローラ３１，３２がディスクＤを再び挟み込んで支持
し、クランパ１３が閉じてクランプが解除され、モータ
１０およびピックアップ１１が降下し、両ローラ３１，
３２が回転してディスクＤを仮バネ２７の弾性力に抗し
てカートリ、ジＣ内に押し込む。ディスクＤの中央部が
仮バネ２７を通過するまで押し込まれると、それら板バ
ネ２７はディスクＤをカートリッジＣの奥部に送り込む
方向に付勢することになる。そして、両ローラ３１，３
２が互いに離間するように上下に移動してそれらによる
ディスクＤの支持か解除されると、以降はそれら仮バネ
２７の弾性力によりディスクＤは自ずとカートリッジＣ
内に送り込まれ、完全にカートリ、ジＣ内に収納される
。

そして、セレクトスイッチにより６枚のディスクＤの再
生順序を予め設定してお（と、上記の手順が自動的に繰
り返され、他のディスクＤが順次再生位置Ｐ、ヘセノト
されて連続再生がなされるようになっている。

この第２実施例のＣＤプレーヤにおいても、再生される
ディスクＤが完全にカートリッジＣから引き出されずに
その後部がカートリッジＣ内に残された状態で再生され
るので、カートリッジＣ内の待機位置Ｐ、から再生位置
Ｐ、への移動ストロークが小さくて済み、しかも、ディ
スクＤはカートリッジＣからケーシング２０の対角線方
向に引き出されるようにされているので、第１実施例の
ＣＤプレーヤと同等程度の小型化が実現でき、車両のダ
ツシュボードに組み込むことが可能である。

なお、この第２実施例においても、第１実施例の場合と
全く同様に、従来一般に採用されているクランパ機構を
ターンテーブル１２と別個に設けても良く、また、カー
トリッジＣに収納するディスクＤの枚数も任意である。

また、選択したディスクを待機位置から再生位置に導く
ための送り機構としては、第１実施例におけるトレイを
回動させるようにしたものや、第２実施例における対の
ローラによってディスクをカートリッジ内から引き出す
ようにしたちの他、種々の構成のものが採用可能である
。

さらに、上記実施例はいずれもＣＤプレーヤに適用した
場合の例であるか、本発明はＣＤプレーヤに限らず、同
種の他のディスクプレーヤに対しても同様に適用するこ
とが可能である。

「発明の効果」 以上で詳細に説明したように、本発明のディスクプレー
ヤは、選択されたデイにりを送り機構によって水平横方
向にずらすことで再生位置に導くとともに、再生位置に
導かれたディスクの周縁部か待機位置にある他のディス
クの周縁部と平面視において重なるようにし、その再生
位置に導いたディスクの下方においてターンテーブルお
よびピックアップを昇降自在に設けたから、ディスクの
再生を支障な（行えることは勿論のこと、待機位置から
再生位置へのディスクの移動ストロークが小さくて済み
、このため十分な小型化が実現できるとともに、ディス
ク交換を高速化できるという効果を奏し、したがって、
特にｔｆｆｉｆｆ法が制約される車載用のＣＤプレーヤ
として採用して好適である。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明に係わるディスクプレーヤ
の第１実施例を示すもので、第１図はその全体概略構成
を示す平面図、第２図はその内部機構の要部を示す斜視
図、第３図はクランプ機構を説明するための図であって
、このうち（イ）はクランプする前の状態を示す側面図
、（ロ）はクランプした状態を示す側面図、（ハ）はク
ランプした状態を示す平面図である。 第４図および第５図は第２実施例を示すもので、第４図
はその全体概略構成を示す平面図、第５図はその内部機
構の要部を示す♀１視図である。 第１図 Ｄ・・・・・・ディスク、Ｐ、・・・・待機位置、Ｐ、
・・・・・・再生位置、１・・・・・・ケーシング、２
・・・・・前面パネル、４・・・・・・トレイ（送り機
構）、５・・・・・・ディスク収納部、６・・・・・支
持部、８・・・・・・切欠、１０・・・・モータ、１１
・・・・・・ピックアップ、１２・・・・・・ターンテ
ーブル、１３・・・・・・クランパ Ｃ・・・・・・カートリッジ、２０・・・・・・ケーシ
ング、２１・・・・・・前面パネル、２５・・・・・・
仕切板、２６・・・・出し入れ口、２７・・・・・・板
バネ、２８・・・・・押し出しピン、３１．３２・・・
・・・ローラ（送り機構）。 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数枚のディスクを上下に重ねた状態で収納して待機位
   置に待機させておき、それら複数枚のディスクのうちの
   選択されたいずれか１枚のディスクを待機位置から再生
   位置に導いてそこで再生するように構成されたディスク
   プレーヤにおいて、前記再生位置に導かれたディスクと
   前記待機位置において待機している他のディスクとはそ
   れらの周縁部どうしが平面視において互いに重なるよう
   にされており、かつ、いずれか１枚のディスクを水平横
   方向にずらすことで待機位置と再生位置との間を移動さ
   せる送り機構と、再生位置の中心部の直下に位置して昇
   降可能に設けられていて、再生位置に導かれたディスク
   を支持して回転させるターンテーブルと、そのターンテ
   ーブルの側方に位置して昇降可能かつターンテーブルに
   対して離接する方向にスライド可能に設けられていて、
   再生位置に導かれたディスクから信号を読み取るピック
   アップとを具備してなることを特徴とするディスクプレ
   ーヤ。