JPH065971Y2 - 自動車のルーフパネル後部構造 - Google Patents

自動車のルーフパネル後部構造

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JPH065971Y2
JPH065971Y2 JP19203687U JP19203687U JPH065971Y2 JP H065971 Y2 JPH065971 Y2 JP H065971Y2 JP 19203687 U JP19203687 U JP 19203687U JP 19203687 U JP19203687 U JP 19203687U JP H065971 Y2 JPH065971 Y2 JP H065971Y2
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JP
Japan
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roof panel
roof
resin
aerodynamic component
stud bolt
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JP19203687U
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勇夫 須賀森
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車のルーフパネル、特に、高速走行時の揚
力の抑制や、空気抵抗の減少等により接地性を良くする
ための空力部品(エアロパーツ)が装着される樹脂製ル
ーフパネルの後部構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種ルーフパネルの後部構造は、第5図に示す
ように、ルーフパネルAは鋼板製で、その裏面には左右
方向の補強部材である鋼板製のリアルーフレールBがス
ポット溶接により固定されている。
一方、樹脂製の空力部品Cは、先端に向かって先細りと
なる楔形状であって、この空力部品Cの底面部の中央部
分には、鋼板製による皿型形状の補強部材Dが鋳込で埋
設されており、その補強部材Dには、スタッドボルトE
がプロジェクション溶接により固定されている。
そして、空力部品Cを取り付ける際には、ルーフパネル
Aに開口された挿入孔にスタッドボルトEを挿入し、リ
アルーフレールBに開口された作業孔FからナットGを
挿入し、スタッドボルトEに螺合して締付けるのであ
る。
ここで、上記ルーフパネルA及びリアルーフレールBは
いずれも鋼板製なので、両者の温度に対する線膨張係数
は同一であり、空力部品Cに対するルーフパネルAの伸
縮は小さいので特に問題はない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、ルーフパネルを樹脂で形成した場合には、該ル
ーフパネルの線膨張係数が鋼板より10倍程度も大きいの
で、リアルーフレール等の周囲の構造強度部材が鋼板製
の場合、温度差によるルーフパネルの伸縮を吸収するこ
とができない。
このため、ルーフパネルが面外方向に膨らんでしまい、
外観品質を低下させるという難点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本考案は上記如き従来の欠点を解決するために
なされたもので、後部の上面に空力部品が装着された樹
脂製ルーフパネルの温度差による伸縮を吸収することが
目的であり、その要旨は、樹脂製ルーフパネルの後端部
分に設けた取付部の長穴から、ラバーワッシャを介して
鋼板製リアルーフレールクロージングの挿入孔に空力部
品の底面部から突設したスタッドボルトを挿入し、ナッ
ト14を螺合して締付けるようにしたものである。
而して、ナットを締付けると、ラバーワッシャの反発力
により空力部品はルーフパネルの上面に密着する。ま
た、温度差によってルーフパネルが伸縮する際には長穴
により吸収され、空力部品に悪影響を与えることがな
い。
〔実施例) 以下、本考案を第1図乃至第4図に示す実施例の図面に
基づいて詳しく説明する。なお、第1図は空力部品を装
着した自動車の側面図、第2図は第1図の矢視A部分の
縦断面図、第3図は第2図の空力部品を除去した平面
図、第4図は第2図の要部拡大縦断面図である。
図において、1は樹脂製の空力部品で、先端部に向かっ
て先細りの楔形状であり、その底面部中央の締付け部2
には、鋼板製による皿型形状の補強部材3が鋳込みによ
り埋設されているとゝもに、この補強部材3にはスタッ
ドボルト4がプロジェクション溶接により固定されてい
いる。また、空力部品1の後端部は、リアガラス5に当
接するよう薄肉部6に形成されていると共に、この薄肉
部6には車体の左右方向に向かって所定間隔ごとに空力
部品1の内部空間部1aと連通する水捌用の水抜孔7が形
成されている。
一方、上記空力部品1を装着するルーフパネル8は樹脂
により形成されており、その後端部分8aは、その前方部
分8bより一段低く形成されているとゝもに、その底部に
は上記空力部品1の締付け部分2と対応する取付部9が
所定の高さで円板形状に膨出されている。また、この膨
出した取付部9の中央部には、上記スタッドボルト4が
挿入される長穴10が自動車の進行方向と平行に形成され
ている。
11は鋼板製のリアルーフレールクロージング、12は鋼板
製のリアルーフレールで、この両者は互いにスポット溶
接で接合されており、樹脂製ルーフパネル8の裏面に左
右方向の補強部材として取り付けられている。そして、
リアルーフレールクロージング11には、上記スタッドボ
ルト4の挿入孔13が形成され、リアルーフレール12には
スタッドボルト4にナット14を取り付ける際の作業孔15
が開口されている。なお、図中、16は上記ルーフパネル
8の取付部9とリアルーフレールクロージング11との間
に介装される弾性力を有するラバーワッシャ、17と18と
は夫々リアルーフクロージング11の後端部とリアガラス
5の外周との間に介装されるシール材及び接着材であ
る。
ここで、上記スタッドボルト4は、大径な軸部4aと小径
なねじ部4bとから構成されており、軸部4aの高さHは、
空力部品1に埋設された補強部材3の肉厚と、樹脂製ル
ーフパネル8の肉厚と、ラバーワッシャ16の肉厚との総
合計より少し小さめに設定されている。そして、この軸
部4aの高さHと補強部品3等の肉厚の総合計との差は、
ラバーワッシャ16にシール反発力を発生させる。但し、
このシール反発力は、温度差によってルーフパネル8が
伸縮する際に、スタッドボルト4の締付け部でルーフパ
ネル8がスライドでき、かつ振動によるガタを発生させ
ない程度に設定する。
そこで、上記各部品を組み付けるには、まず、樹脂製ル
ーフパネル8の膨出した取付部9と鋼板製リアルーフレ
ールクロージング11との間にラバーワッシャ16を挟着し
た後、上記取付部9の長穴10、ラバーワッシャ16、リア
ルーフレールクロージング11の挿入孔13に空力部品1の
スタッドボルト4を挿入し、リアルーフレールクロージ
ング11の裏面から突出したスタッドボルト4のねじ部4b
に、リアルーフレール12の作業孔15から挿入したナット
14を螺合して締付ける。
このナット14の締付けの際、記述したようにスタッドボ
ルト4の軸部4aの高さHは、樹脂製ルーフパネル8等の
肉厚の総合計より少し小さめに設定されているので、ラ
バーワッシャ16にシール反発力が発生する。従って、空
力部品1の先端部はルーフパネル8の前方部分8bをある
程度の力で抑え付け、これにより水の侵入を防止してい
る。また、温度差によってルーフパネル8が伸縮する際
には、長穴10により吸収され、かつ振動によるバタの発
生を抑制する。
ここで、仮に空力部品1の先端部とルーフパネル8の間
から雨水等が侵入してきた場合には、ルーフパネル8の
取付部9が上方に膨出されているので、第3図の矢印で
示すように、雨水等は取付部9の外周に沿って流れ、空
力部品1の後端部に設けられた水抜口7から流出し、車
室内に侵入する虞れはない。
〔考案の効果〕
本考案は、叙上のように、樹脂製ルーフパネルの後端部
分に設けた取付部の長穴から、ラバーワッシャを介して
鋼板製リアルーフレールクロージングの挿入孔に、空力
部品の底面部から突設したスタッドボルトを挿入し、ナ
ットを螺合して締付けるようにしたものである。
従って、樹脂製ルーフパネルと鋼板製リアルーフレール
クロージングとの温度堕による膨張係数の相違は、樹脂
製ルーフパネルに形成した長穴により吸収されることに
なり、ルーフパネルを樹脂により形成することから生じ
る諸問題点を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は空力部品を装着した自動車の側面図、第2図は
第1図の矢視A部分の縦断面図、第3図は第2図の空力
部品を除去した平面図、第4図は第2図の要部拡大縦断
面図、第5図は第1図の矢視A部分における従来の縦断
面図である。 1……空力部品、4……スタッドボルト、8……樹脂例
ルーフパネル、8a……後端部分、9……取付部、10……
長穴、11……鋼板製リアルーフレールクロージング、12
……鋼板製リアルーフレール、13……挿入孔、14……ナ
ット、H……高さ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製ルーフパネルの後端部分に設けた取
    付部の長穴から、ラバーワッシャを介して鋼板製リアル
    ーフクロージングの挿入孔に空力部品の底面部から突設
    したスタッドボルトを挿入し、このボルトにナットを螺
    合して締付けるようにしたことを特徴とする自動車のル
    ーフパネル後部構造。
JP19203687U 1987-12-18 1987-12-18 自動車のルーフパネル後部構造 Expired - Lifetime JPH065971Y2 (ja)

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JP19203687U JPH065971Y2 (ja) 1987-12-18 1987-12-18 自動車のルーフパネル後部構造

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JP19203687U JPH065971Y2 (ja) 1987-12-18 1987-12-18 自動車のルーフパネル後部構造

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JPH0195489U JPH0195489U (ja) 1989-06-23
JPH065971Y2 true JPH065971Y2 (ja) 1994-02-16

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ID=31482912

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JP2571579Y2 (ja) * 1992-02-12 1998-05-18 西川化成株式会社 樹脂成形品の締結具取付座

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JPH0195489U (ja) 1989-06-23

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