JP3367243B2 - 自動車の下部車体構造 - Google Patents

自動車の下部車体構造

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JP3367243B2 JP00261795A JP261795A JP3367243B2 JP 3367243 B2 JP3367243 B2 JP 3367243B2 JP 00261795 A JP00261795 A JP 00261795A JP 261795 A JP261795 A JP 261795A JP 3367243 B2 JP3367243 B2 JP 3367243B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンダーカバーの共通
使用が可能となり、アンダーカバーの一部を構成するブ
ラケットにジャッキアップポイント部を延設した自動車
の下部車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体下部の点検、修理あるいは
タイヤのパンクの修理等に際しては自動車をジャッキア
ップして行うため、自動車の車体下部には、いわゆるジ
ャッキアップポイント部が設けられている。
【0003】図9ないし図12は、フレーム構造を採用
した自動車のフロント部分に設けられているジャッキア
ップポイント部を示したものである。図9および図10
に示したものは、エンジンを据え付けるエンジンマウン
トメンバ100の一部にジャッキアップポイント部10
1を設けたものである。エンジンマウントメンバ100
は、車体102の前端部下部に設けられているフロント
クロスメンバ103の略中央部に前端部が接合等により
固定されており、このエンジンマウントメンバ100の
前端部下面側に逆台形状のジャッキアップポイント部1
01が突設されている。フロントクロスメンバ103の
後部側には、ラジエータ等のエンジンルーム内の機器を
保護するため、エンジンマウントメンバ100の両側に
一対のアンダーカバー104が設けられている。
【0004】一方、リヤエンジンのタイプの自動車の場
合、あるいはクロスメンバにエンジンを取り付ける場合
等によりエンジンマウントメンバ100を設けないこと
がある。図11および図12に示したものは、エンジン
マウントメンバ100が設けられていないタイプの自動
車の場合で、フロントクロスメンバ103の下部側にジ
ャッキアップポイント部105を設けたものである。フ
ロントクロスメンバ103は図示しないエプロンサイド
メンバに両端を支持されており、このフロントクロスメ
ンバ103の下部側に、ジャッキアップポイント部10
5となる逆台形状のブラケット106が接合されてい
る。
【0005】この場合、フロントクロスメンバ103の
後部側に配設される一対のアンダーカバー107は、エ
ンジンマウントメンバ100がないため、アンダーカバ
ー108相互間に隙間108が生じてしまうことにな
り、雨水等がエンジンルーム内に吹き込む虞がある。こ
のため、アンダーカバー107相互間の隙間108を塞
ぐため、別部品を用いてアンダーカバー107相互間を
接合するか、アンダーカバー107の一方を延長して隙
間108を塞ぐ必要がある。109はジャッキである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来技術
によると、エンジンマウントメンバ100がある車の場
合と、エンジンマウントメンバ100がない車の場合
で、アンダーカバー104,107の構造が変わり、エ
ンジンマウントメンバ100がある車との共通使用がで
きなくなる。
【0007】本発明は上記課題を解決し、アンダーカバ
ーの隙間を塞ぐブラケットにジャッキアップポイント部
を設けることにより、エンジンルームへの水等の浸入を
防ぐことができるとともに、エンジンマウントメンバが
ある車の場合と、エンジンマウントメンバがない車の場
合で、アンダーカバーの共通使用が可能となる自動車の
下部車体構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、フロントクロスメンバの後部側に左右一対の
アンダーカバーを設け、該アンダーカバー相互間にブラ
ケットを配設した自動車の下部車体構造において、上記
アンダーカバー相互間を上記ブラケットの後部で連結
し、上記ブラケットの前部を上記フロントクロスメンバ
の下面に延長して固定し該前部に下方側に突出させた
ジャッキアップポイント部を設けたことにある。また、
本発明は、フロントクロスメンバの後部側に左右一対の
アンダーカバーを設け、該アンダーカバー相互間にブラ
ケットを配設した自動車の下部車体構造において、上記
ブラケットの中央部に開口を形成し、上記アンダーカバ
ー相互間を上記ブラケットの後部で連結し、上記開口の
前部を上記フロントクロスメンバの下面に延長して固定
し、該前部に下方側に突出させたジャッキアップポイン
ト部を設けたことにある。
【0009】
【作用】アンダーカバー相互間をブラケットで連結す
る。このブラケットにはフロントクロスメンバの下面に
固定される延長部が設けられており、この延長部下面に
ジャッキアップポイント部を設けているので、エンジン
マウントメンバがない車の場合には、このブラケットを
用いることにより、アンダーカバー相互間の隙間を塞ぐ
ことができるとともに、ジャッキアップポイント部を設
けることができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1および図2は、本発明の自動車の
下部車体構造を示したものである。図1および図2にお
いて、1は車体、2は車体1のフレームを構成するエプ
ロンサイドメンバ3相互間に設けられたフロントクロス
メンバ、4はフロントクロスメンバ2の後部側に配設さ
れた左右一対のアンダーカバーで、これらアンダーカバ
ー4相互間には、ジャッキアップポイント部5を設けた
ブラケット6が設けられている。ジャッキアップポイン
ト部5は、ブラケット6の後述するアンダーカバー部9
の前端部に、フロントクロスメンバ2の下面側に向けて
延出された延長部に設けられている。
【0011】上記ブラケット6は、図3ないし図5に示
すように、中央部に開口7を形成したプレート8をプレ
スにより成形したものである。ブラケット6は、前部が
高く、後部が低くなるようにして段差部が形成され、か
つ、前部側の中間部に下方側に逆台形状に突出させたジ
ャッキアップポイント部5を形成し、後部側の中間部に
上部側に台形状に突出させたアンダーカバー部9を形成
している。ブラケット6の両側にはフランジ部10が設
けられており、このフランジ部10にネジ孔11,12
が形成されている。後部側のネジ孔12に対応するフラ
ンジ部10の板面にはナット13が溶着されている。ブ
ラケット6は前部のネジ孔11にネジ14およびナット
15を螺合させることによりフロントクロスメンバ2に
ネジ留めされており、後部のネジ孔12にネジ16を挿
通してナット13に螺合することにより、左右のアンダ
ーカバー4に固定されている。このブラケット6のジャ
ッキアップポイント部5にはネジ孔11相互間にかけて
ビード17が形成され、かつ左右のフランジ部10に
は、前後方向に向けてビード18が形成されている。
【0012】上記ブラケット6は、図6に示すように中
央部に開口7を形成した長方形をしたプレート8をプレ
スして形成されたもので、左右の縦の寸法a,bは同一
のものを用いている。
【0013】次に、上記構成による本発明の作用を図7
および図8を参照しながら説明する。左右のアンダーカ
バー4相互間にブラケット6のアンダーカバー部9を配
置する。そして、アンダーカバー4のネジ孔とブラケッ
ト6のネジ孔12を合わせてそれぞれのネジ孔にネジ1
6を挿通してナット13に螺合する。こうして、アンダ
ーカバー4相互間の間隙を塞ぐことができる。次に、ブ
ラケット6の前部のネジ孔11とフロントクロスメンバ
2のネジ孔(図示せず)にネジ14を挿通して、ナット
15に螺合して、フロントクロスメンバ2にブラケット
6の前部をネジ留めする。こうして、アンダーカバー4
とフロントクロスメンバ2を連結することができる。
【0014】また、ガレージジャッキ19を用いて車を
ジャッキアップする場合、ガレージジャッキ19の皿部
分20をジャッキアップポイント部5の下方に挿入し、
櫛状の縁部21をブラケット6の開口7に挿入する。こ
うして、ガレージジャッキ19を操作すると、皿部分2
0によってジャッキアップポイント部5がリフトアップ
され、車体1の前部分を上昇させることができる。
【0015】上記実施例によると、アンダーカバー4相
互間の間隙をブラケット6によって塞ぐことができるの
で、エンジンマウントメンバがない車の場合でも、アン
ダーカバー4相互間の間隙を容易に塞ぐことができる。
また、ブラケット6にジャッキアップポイント部5を設
けているので、フロントクロスメンバ2にジャッキアッ
プポイント部5を設ける必要がない。よって、エンジン
マウントメンバがある車の場合と、エンジンマウントメ
ンバがない車の場合で、アンダーカバー4の共通使用が
可能となる。さらに、ブラケット6には、ビード17,
18が設けられているので、ブラケット6の強度を向上
することができる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による自動車
の下部車体構造によれば次のような効果を奏することが
できる。請求項1において、フロントクロスメンバの後
部側に左右一対のアンダーカバーを設け、該アンダーカ
バー相互間にブラケットを配設した自動車の下部車体構
造において、上記アンダーカバー相互間を上記ブラケッ
の後部で連結し、上記ブラケットの前部を上記フロン
トクロスメンバの下面に延長して固定し該前部に下方
側に突出させたジャッキアップポイント部を設けたの
で、エンジンマウントメンバがない車の場合でも、アン
ダーカバー相互間の間隙を容易に塞ぐことができる。ま
た、ブラケットにジャッキアップポイント部を設けてい
るので、フロントクロスメンバにジャッキアップポイン
ト部を設ける必要がない。よって、エンジンマウントメ
ンバがある車の場合と、エンジンマウントメンバがない
車の場合で、アンダーカバーの共通使用が可能となる。
請求項2において、フロントクロスメンバの後部側に左
右一対のアンダーカバーを設け、該アンダーカバー相互
間にブラケットを配設した自動車の下部車体構造におい
て、上記ブラケットの中央部に開口を形成し、上記アン
ダーカバー相互間を上記ブラケットの後部で連結し、上
記開口の前部を上記フロントクロスメンバの下面に延長
して固定し、該前部に下方側に突出させたジャッキアッ
プポイント部を設けたので、エンジンマウントメンバが
ない車の場合でも、アンダーカバー相互間の間隙を容易
に塞ぐことができる。また、ブラケットにジャッキアッ
プポイント部を設けているので、フロントクロスメンバ
にジャッキアップポイント部を設ける必要がない。よっ
て、エンジンマウントメンバがある車の場合と、エンジ
ンマウントメンバがない車の場合で、アンダーカバーの
共通使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車の下部車体構造の一実施例
を示す一部を断面にした概念図である。
【図2】図1のアンダーカバーとブラケットを示す斜視
図である。
【図3】図1のブラケットを示す斜視図である。
【図4】図1のブラケットを示す正面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】図3のブラケットの展開図である。
【図7】本発明の作用を示す概念図である。
【図8】本発明の作用を概念的に示す斜視図である。
【図9】従来のエンジンマウントメンバがある車の場合
のジャッキアップ方法を示す概念図である。
【図10】従来のエンジンマウントメンバがある車の前
部分の下部車体構造を示す一部を断面にした概念図であ
る。
【図11】従来のエンジンマウントメンバがない車の場
合のジャッキアップ方法を示す概念図である。
【図12】従来のエンジンマウントメンバがない車の前
部分の下部車体構造を示す一部を断面にした概念図であ
る。
【符号の説明】
1 車体 2 フロントクロスメンバ 3 エプロンサイドメンバ 4 アンダーカバー 5 ジャッキアップポイント部 6 ブラケット 7 開口 8 プレート 9 アンダーカバー部 10 フランジ部 11 ネジ孔 12 ネジ孔 13 ナット 14 ネジ 15 ナット 16 ネジ 17 ビード 18 ビード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−18068(JP,A) 特開 平5−338798(JP,A) 実開 昭63−148584(JP,U) 実開 昭64−6122(JP,U) 実開 平4−80778(JP,U) 実開 平2−57782(JP,U) 実開 昭62−163476(JP,U) 実開 昭63−25684(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントクロスメンバの後部側に左右一
    対のアンダーカバーを設け、該アンダーカバー相互間に
    ブラケットを配設した自動車の下部車体構造において、
    上記アンダーカバー相互間を上記ブラケットの後部で連
    結し、上記ブラケットの前部を上記フロントクロスメン
    バの下面に延長して固定し該前部に下方側に突出させ
    ジャッキアップポイント部を設けたことを特徴とする
    自動車の下部車体構造。
  2. 【請求項2】 フロントクロスメンバの後部側に左右一
    対のアンダーカバーを設け、該アンダーカバー相互間に
    ブラケットを配設した自動車の下部車体構造において、
    上記ブラケットの中央部に開口を形成し、上記アンダー
    カバー相互間を上記ブラケットの後部で連結し、上記開
    口の前部を上記フロントクロスメンバの下面に延長して
    固定し、該前部に下方側に突出させたジャッキアップポ
    イント部を設けたことを特徴とする自動車の下部車体構
    造。
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