JPH0654944A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH0654944A
JPH0654944A JP35546192A JP35546192A JPH0654944A JP H0654944 A JPH0654944 A JP H0654944A JP 35546192 A JP35546192 A JP 35546192A JP 35546192 A JP35546192 A JP 35546192A JP H0654944 A JPH0654944 A JP H0654944A
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Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変動入賞装置が第1状態から第2状態に変換
される特定遊技に移行するための継続入賞球の発生確率
を調整可能とする。 【構成】 パチンコ機に取り付けられる特別変動入賞装
置4の左右可動翼片11a,11bが第2状態に変換し
た際に受け入れた打球が入賞する入賞口19a,19
b,19cに各々継続入賞検出器35a,35b,35
cを設けておき、電気的制御装置によって点灯制御され
る表示部材20a,20b,20cのいずれか停止表示
された表示に対応する入賞口を継続入賞口として機能さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、打球が所謂継続入賞口
に入ると、可動翼片の状態を打球が入り易い第2状態を
繰り返して変換することができる変動入賞装置を備えた
パチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】打球が継続入賞口に入ると、可動翼片の
状態を打球が入り易い第2状態を繰り返して変換するよ
うにした変動入賞装置を備えたパチンコ機は、従来公知
である。斯るパチンコ機は、継続入賞口として機能する
入賞口が、例えば3つ並んだ入賞口の内、中央の入賞口
が継続入賞口として機能し、その左右の入賞口が一般入
賞口として機能するなどというように、継続入賞口が予
め定められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、変動入賞
装置が第2状態に変換して打球を受け入れても、これら
の打球が継続入賞口に入るか否かは運のみで決定され
る。このため、上記パチンコ機が普及した現在において
は遊技者が満足する程に遊技の興趣を高めることができ
ない。また、継続入賞口を固定した上記パチンコ機にお
いては、打球が継続入賞口に入る確率を調整するため
に、継続入賞口と一般入賞口との間の仕切壁上端縁に傾
斜を付けるなどの工作が行われていたが、実際には予定
した確率で調整することが困難であり、パチンコ店の損
失が大き過ぎたり、或は打球が継続入賞口に殆ど入らな
いために稼働率が悪くなるなどの大きなバラツキが生じ
ていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑みなさ
れたもので、遊技盤(1)の表面にガイドレール(2)
で囲まれた遊技部(3)を形成し、該遊技部内に、遊技
盤表面に取付ける取付基板(10)と、該取付基板の表
面に軸着された一対の可動翼片(左右可動翼片11a,
11b)と、該可動翼片を回動して打球を受け入れない
第1状態と打球を受け入れ易い第2状態とに変換する電
気的駆動源(24)と、可動翼片の下方に位置して可動
翼片が受け入れた打球が流入可能であって、打球が流入
すると継続検出器(例えば継続入賞検出器35a〜35
c)で打球を検出する複数の入賞口(19a〜19c)
と、これらの入賞口を特定する表示を変換表示可能な表
示部材(20a〜20c)とを少なくとも有する特別変
動入賞装置(4)を配設するとともに、流入した打球を
特定入賞検出器(7,8)で検出して上記特別変動入賞
装置を第1状態から第2状態に変換させる特定入賞口
(5,6)を配設し、遊技盤の裏側には、特定入賞検出
器からの信号により表示部材の変換表示を停止してこの
ときに表示された表示に対応する入賞口を継続入賞口と
して機能させるとともに、特別変動入賞装置の打球受入
状態を変換する電気的制御装置(21)を設け、継続入
賞口に打球が入ったときには特別変動入賞装置の状態を
予め設定された停止条件が成立するまで第2状態に変換
可能にしたものである。
【0005】
【作用】本発明では、表示部材が表示した入賞口を継続
入賞口として機能させるので、打球が特定入賞口に入る
度に継続入賞口を移動させることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面の実施例にもとづいて説
明する。
【0007】パチンコ機の遊技盤1の表面には、図1で
示すように、ガイドレール2で囲んだ遊技部3を形成
し、この遊技部3内に無数の障害釘を植設するととも
に、ほぼ中央には特別変動入賞装置4を設け、該特別変
動入賞装置4の下方には2つの第1特定入賞口5,5
と、1つの第2特定入賞口6とを並設し、第1特定入賞
口5,5には第1特定入賞検出器7,7を、第2特定入
賞口6には第2特定入賞検出器8を各々臨ませる。
【0008】図2乃至図5で示す特別変動入賞装置4の
実施例は、馬の形を模して装飾効果を高めるようにした
もので、開口部9を有する取付基板10の表面に、馬の
首を模した左可動翼片11aと馬の尾を模した右可動翼
片11bとを左右に軸着するとともに、左可動翼片11
aの下方に馬の脚を模した左装飾可動部材12aを、右
可動翼片11bの下方に馬の脚を模した右装飾可動部材
12bを各々軸着し、各可動翼片11a,11b、及び
装飾可動部材12a,12bを覆うようにして、馬の胴
を模した横長な覆板13を固定し、開口部9の上方には
左右可動翼片11a,11bの起立状態における間隔よ
りも僅かに幅広な中空枠状の球阻止部14を突設し、開
口部9の下方、即ち左右の可動翼片11a,11bの下
方には左右の起立壁15,15と前装飾板16と底面板
17と仕切板18,18とからなるポケット枠状の入賞
口19a,19b,19cを3つ並べて突設し、前装飾
板16には各入賞口19a,19b,19cに対応して
V字形ランプ等から構成された3つの表示部材20a,
20b,20cを設ける。なお、上記3つの表示部材2
0a,20b,20cは、遊技盤1の裏側に設けてある
電気的制御装置21からの信号により、常態においては
いずれか1つの表示部材20が制御装置21で予め設定
された順序で順次点灯するようにしてある。
【0009】取付基板10の裏面には、前面開放状の中
空な裏箱22を設け、該裏箱22の内部には奥に向って
下り傾斜する案内板23を設け、また裏箱22の背面に
は前記各可動翼片11a,11b、及び左右装飾可動部
材12a,12bを回動するソレノイド等の電気的駆動
源24,24を取り付ける。図面の実施例では、各可動
翼片11a,11b及び左右装飾可動部材12a,12
bの長尺な支軸25…を裏箱22の側面の筒状軸受部2
6…内に挿通して各支軸25…の先端を軸受部26…の
後端から突出させ、この先端部分にL字状の腕27…を
各々固定し、電気的駆動源24のプランジャに取付けた
作動板28の上係合孔29内に可動翼片11の腕27の
ピンを、下係合孔30内に装飾可動部材の腕27のピン
を各々遊嵌する。また、作動板28には復帰スプリング
31を接続し、電気的駆動源24,24の復帰スプリン
グと相俟って作動板28を下方に付勢する。
【0010】したがって、電気的駆動源24,24が消
磁した状態においては復帰スプリング31の付勢により
左右の両可動翼片11a,11bが略々垂直に起立する
とともに、左右の両装飾可動部材12a,12bが略々
垂直に垂れ下がる第1状態を維持する。この第1状態に
おいては、両可動翼片11a,11bの上端が球阻止部
14に近接するので、遊技部3内を流下してきた打球が
両可動翼片11a,11bの内側に流入不能となり、入
賞口19a,19b,19cに打球が入らない状態とな
る。
【0011】一方、打球が第1特定入賞口5,5又は第
2特定入賞口6に入り、第1特定入賞検出器7,7又は
第2特定入賞検出器8からの信号を受けて電気的制御装
置21が電気的駆動源24,24を励磁すると、各作動
板28が復帰スプリング31の付勢に抗して上昇し、上
下の腕27…を各々反対方向に回動する。腕27…が回
動すると、支軸25を介して可動翼片11a,11bが
上端を外側に倒す方向に回動するとともに、装飾可動部
材12a,12bが下端を外側に傾ける方向に回動し、
図3で示すように、恰も馬が走っている様な状態とな
る。両可動翼片11a,11bが回動して図3で示すよ
うに横倒しの第2状態に変換すると、可動翼片11a,
11bと球阻止部14との間に大きな間隙32が形成さ
れるので、遊技部3内を流下してきた打球が上記間隙3
2を通って可動翼片11a,11b上に流下する。
【0012】そして、これら可動翼片11a,11b上
に流下した打球は、覆板13裏面のブロック33が両可
動翼片11a,11b間を塞いでいるので、裏箱22内
の案内板23上を流下し、裏箱22内の奥に開設してあ
る別の入賞口に入賞する。即ち、両可動翼片11a,1
1bが横倒しの第2状態に変換すると、打球を受け入れ
易い状態となる。そして第2状態で電気的駆動源24,
24が消磁すると、復帰スプリング31の付勢により両
可動翼片11a,11b及び左右の装飾可動部材12
a,12bが戻り回動する。可動翼片11a,11bが
戻り回動すると、各可動翼片11a,11bの下端とブ
ロック33との間に間隙が生じる。このため、可動翼片
11a,11b上に載った打球がブロック33の横の間
隙を通って落下し、入賞口19a,19b,19cのい
ずれかに入る。
【0013】本発明における入賞口19a,19b,1
9cは、打球が特定入賞口5,6に入ることにより表示
部材20…の変換表示が停止し、このときに連続された
表示に対応する入賞口が継続入賞口として機能する。即
ち、打球が第1特定入賞口5,5、又は第2特定入賞口
6に入り第1特定入賞検出器7,7又は第2特定入賞検
出器8が当該打球を検出して電気的制御装置21に信号
を送ると、電気的制御装置21が表示部材20…の変換
表示を停止させるとともに、停止したことによって連続
表示された表示を判別し、この表示に対応する入賞口1
9を継続入賞口として機能させる。
【0014】なお、打球が第1特定入賞口5,5に入る
と電気的制御装置21の制御により特別変動入賞装置4
の可動翼片11a,11bが所定時間(例えば0.5
秒)の1回だけ第1状態から第2状態に変換し、打球が
第2特定入賞口6に入ると所定時間(例えば0.8秒)
宛の2回だけ第1状態から第2状態に変換するようにし
てある。また、図面の実施例は、第2状態に変換する
と、電気的制御装置21からの信号によりソレノイド
(図示せず)が励磁してジョッキーを模した移動装飾部
材34が下降するようにしてある。
【0015】可動翼片11a,11bが戻り回動したと
きに可動翼片11a,11b上の打球が一般の入賞口1
9…、即ち表示部材20…により継続入賞口に指定され
なかった入賞口、例えば表示部材20aが連続点灯表示
した左側の入賞口19aが継続入賞口として指定された
場合、中央の入賞口19bと右側の入賞口19cのうち
いずれかの入賞口に入ると、該打球が遊技盤1の裏側に
排出して入賞球となり、賞球排出装置(図示せず)が所
定数の賞球を排出する。
【0016】一方、可動翼片11a,11b上の打球が
継続入賞口として機能する入賞口19aに打球が入る
と、当該入賞口19aの継続入賞検出器35aが打球を
検出して電気的制御装置21に信号を送る。電気的制御
装置21は、継続入賞口の継続入賞検出器35aから信
号を受けると、可動翼片11a,11bを18回開閉す
ることを1サイクルとし、打球が継続入賞口に入ること
を条件として8サイクルまで更新できる特別遊技を行え
るように設定してある。そして、サイクル数は、覆板1
3に設けたサイクル表示器36に可視表示されるように
してある。但し、或るサイクルにおいて特別変動入賞装
置4に10個の打球が入賞すると計数用検出器37がこ
れらの打球を1個宛検出し、可動翼片11a,11bの
残り開閉数や残りサイクル数に拘らずその時点で特別遊
技が終了するように電気的制御装置21によって制御さ
れる。
【0017】図6に示す電気的制御装置21の実施例
は、第1発振器38に接続した第1カウンタ39のQ0
、Q1 、Q2 出力側に第1ドライバ40a、第2ドラ
イバ40b、第3ドライバ40cを介して第1表示部材
20a、第2表示部材20b、第3表示部材20cに夫
々接続してある。したがって、常には第1発振器38か
らの出力によりQ0 、Q1 、Q2 出力が1つずつ順次
「H」となり、この「H」に対応する第1表示部材20
a、第2表示部材20b、第3表示部材20cが1つず
つ順次点灯する。
【0018】また、第1特定入賞口5,5の第1特定入
賞検出器7,7を第1フリップフロップ41に接続し、
該第1フリップフロップ41の反転Q出力を第1アンド
ゲート42、第1オアゲート43を介して第2カウンタ
44に接続し、該第2カウンタ44のQ0 出力に駆動回
路45を介して電気的駆動源24,24に接続してあ
る。したがって、第1フリップフロップ41のリセット
状態においては、第1フリップフロップ41の反転Qが
「H」となり、この「H」出力が第1アンドゲート4
2、第1オアゲート43を介して第2カウンタ44に入
り、第2カウンタ44の作動を停止している。
【0019】このため、電気的駆動源24,24は消磁
し、特別変動入賞装置4が両可動翼片11a,11bを
起立した第1状態を維持する。この状態で打球が第1特
定入賞口5,5に入り、第1特定入賞検出器7,7から
の信号が第1フリップフロップ41をセットすると、反
転Q出力が「L」に変換する。このため、第2カウンタ
44が始動して第2発振器46からの信号を受けてQ0
出力が「H」に変換し、電気的駆動源24,24を励磁
する。したがって、特別変動入賞装置4の両可動翼片1
1a,11bが打球を受け入れない第1状態から打球を
受け入れ易い第2状態に変換する。
【0020】そして、Q3 出力から「H」が出力される
と、この「H」が第2アンドゲート47の一方の入力側
に入る。第2アンドゲート47は、第2フリップフロッ
プ48の反転Q出力を他方の入力としているので、第2
フリップフロップ48がリセット状態では反転Q出力の
「H」とにより開き、第2オアゲート49を介して第1
フリップフロップ41をリセットする。したがって、特
別変動入賞装置4はQ3 出力から「H」が出力されるま
での例えば0.5秒間だけ第2状態を維持する。
【0021】また、特別変動入賞装置4が第1状態のと
きに打球が第2特定入賞口6に入り第2特定入賞検出器
8からの信号が第2フリップフロップ48をセットする
と、Q出力が「H」に変換し、この「H」出力が第1フ
リップフロップ41をセットして、第2カウンタ44を
始動する。第2カウンタ44が始動すると、Q0 出力が
「H」になる0.8秒毎に特別変動入賞装置4の可動翼
片11a,11bが第1状態から第2状態に変換する。
なお、Q3 出力が「H」に変換しても第2アンドゲート
47の他方の入力側が第2フリップフロップ48の反転
Q出力「L」を入力としているので、Q3 出力により第
1フリップフロップ41がリセットされることがない。
【0022】そして、第2カウンタ44が始動してから
3.2秒後に、即ちQ0 出力が2回「H」に変換して特
別変動入賞装置4の可動翼片11a,11bが第1状態
から第2状態に2回変換した後、Q1 出力が「H」に変
換すると、この「H」出力が第2オアゲート49を介し
て第1フリップフロップ41及び第2フリップフロップ
48を同時にリセットする。したがって、打球が第2特
定入賞口6に入ると、特別変動入賞装置4は、0.8秒
ずつ2回だけ第1状態から第2状態に変換する。
【0023】この様に、特別変動入賞装置4は、打球が
第1特定入賞口5,5に入ると1回だけ、第2特定入賞
口6に入ると2回だけ、打球を受け入れない第1状態か
ら打球を受け入れ易い第2状態に変換する。
【0024】また、第1特定入賞口5,5、又は第2特
定入賞口6に打球が入って第1フリップフロップ41が
セット状態に変換すると、Q出力が「H」に変換し、こ
の「H」出力が第3オアゲート50を介して第3フリッ
プフロップ51をセットし、該第3フリップフロップ5
1のQ出力からの「H」を前記した第1カウンタ39に
送り、カウント作動を停止する。第1カウンタ39のカ
ウント作動が停止すると、Q0 、Q1 、Q2 出力からは
第3フリップフロップ51からの「H」が入った時点に
おける状態を維持し、例えばQ0 出力、及びQ1 出力を
「L」、Q2 出力を「H」の状態で停止する。Q2 出力
が「H」の状態で停止すると、第1表示部材20aと第
2表示部材20bが消灯し、第3表示部材20cが点灯
し続け、遊技者に右側の入賞口10cが継続入賞口とし
て機能することを可視表示する。また、Q2 出力が
「H」になると、第3アンドゲート52の一方の入力側
が「H」になる。
【0025】したがって、この状態で、遊技部3内を流
下する打球が第2状態における可動翼片11a,11b
上に流下し、この打球が運良く右側の入賞口19cに入
ると、当該入賞口19cの継続入賞検出器35cが当該
打球を検出して第3アンドゲート52の他方の入力側に
「H」を送り、該第3アンドゲート52を開くことがで
きる。第3アンドゲート52が開くと、「H」が第4オ
アゲート53を介して第4アンドゲート54の一方の入
力側に入る。第4アンドゲート54は、第3カウンタ5
5の出力を第5オアゲート56を介して他方の入力とし
ているので、第4オアゲート53からの「H」により開
いて第4フリップフロップ57をセットする。
【0026】第4フリップフロップ57がセットされる
と、反転Q出力が「L」に変換するとともに、Q出力が
「H」に変換する。第4フリップフロップ57のQ出力
が「H」に変換すると、この「H」が第3オアゲート5
0を介して第3フリップフロップ51に入り、第3フリ
ップフロップ51のQ出力が「H」にし続ける。したが
って、第1カウンタ39は前記した状態で動かず、Q2
出力を「H」にして第3表示部材20cを点灯し右側の
入賞口19cが継続入賞口であることを表示し続ける。
【0027】また、第4フリップフロップ57の反転Q
出力が「H」から「L」に変換すると、第1アンドゲー
ト42の他方の入力側が「L」になり、第1フリップフ
ロップ41がリセットしても第2カウンタ44が作動し
続ける状態にする。したがって、特別変動入賞装置4
は、第2カウンタ44のQ0 出力が「H」に変換される
度に0.8秒間ずつ第1状態から第2状態に変換する。
そして、第2カウンタ44が始動してから29.6秒
後、即ちQ0 が18回「H」に変換して特別変動入賞装
置4が18回だけ第1状態から第2状態に変換した後、
Q2 出力が「H」に変換する。Q2 出力が「H」に変換
すると、この「H」が第6オアゲート58を介して第4
フリップフロップ57をリセットする。
【0028】第4フリップフロップ57がリセットされ
ると、反転Q出力が「L」から「H」に変換するので、
この「H」出力が第1アンドゲート42、第1オアゲー
ト43を介して第2カウンタ44を停止する。したがっ
て、特別変動入賞装置4は、可動翼片11a,11bを
18回開閉することを1サイクルとする。
【0029】そして、この特別遊技では、特別変動入賞
装置4の可動翼片11a,11bが開閉動作している最
中に、打球が継続入賞口として機能する右側の入賞口1
9cに運良く入ると、サイクルの更新が行われる。本実
施例では、第3カウンタ55により設定した8サイクル
目まで更新可能にしてある。なお、このサイクル数は、
サイクル表示器36により遊技者に可視表示される。
【0030】上記した様に、特別変動入賞装置4の可動
翼片11a,11bが18回開閉動作を行っている間、
遊技部内を流下する打球が可動翼片11a,11b上に
落下して次々に入賞すると、計数用検出器37がこれら
の打球を1個宛検出し、第4カウンタ59に信号を送
る。第4カウンタ59は、1サイクル当り所定数、例え
ば10個の入賞球を計数すると、第5アンドゲート6
0、第6オアゲート58を介して第4フリップフロップ
57をリセットする。したがって、特別変動入賞装置4
に10個の打球が入賞すると、前記した可動翼片11
a,11bの開閉動作数18回の満了に拘らず、またサ
イクル更新数に拘らず、特別遊技を終了する。なお、計
数用検出器37が検出した当該サイクルにおける入賞球
数は、遊技盤1の右上に設けた入賞球数表示器61によ
り遊技者に可視表示される。
【0031】この様に、本実施例における特別遊技は、
打球が継続入賞口に入ることなく可動翼片11a,11
bが18回開閉動作するか、特別変動入賞装置4に10
個の打球が入賞するか、又は、打球が継続入賞口に入っ
た場合にはサイクルが8回更新されたかのいずれか一つ
の停止条件が成立した時点で終了する。
【0032】なお、打球が第1特定入賞口5や第2特定
入賞口6に入って特別変動入賞装置4の可動翼片11
a,11bが1回または2回開閉しても打球が継続入賞
口に入らなかった場合、或は特別遊技が終了した場合
は、第3フリップフロップ51をリセットしてQ出力を
「H」から「L」に変換することにより第1カウンタ3
9を作動させて表示部材20a,20b,20cを再度
1つずつ順次点灯する。この場合、可動翼片11a,1
1bの電気的駆動源24,24が消磁した後であっても
可動翼片11a,11b上に載っていた打球が遅れて継
続入賞口に入る可能性がある。このため、第3発振器6
2に接続した第5カウンタ63により1.5秒間の猶予
時間を設けて第3フリップフロップ51をリセットする
ように構成してある。
【0033】なお、第1カウンタ39のカウント動作が
停止して、第1表示部材20aが点灯した場合には左側
の入賞口19aが継続入賞口として機能する。したがっ
て、打球が入賞口19aに入り第1継続入賞検出器35
aが当該打球を検出すると第6アンドゲート64が開い
て、前記と同様に特別遊技を開始し、また、第2表示部
材20bが点灯した場合には中央の入賞口19bが継続
入賞口として機能し、打球がこの入賞口19bに入ると
第7アンドゲート65が開いて特別遊技を開始する。
【0034】図8に示す特別変動入賞装置4′の他の実
施例は、取付基板の開口部の左右表面に可動翼片11
c,11dを回動可能に軸着し、開口部9′の上縁には
庇状の球阻止部14′を突設し、可動翼片11c,11
dの下方には3つの入賞口19d,19e,19fを並
設し、開口部9′内には7セグメントデジタル表示式の
表示部材20d、20e,20fを上記入賞口19d,
19e,19fに対応させて3つ並設したものである。
7セグメントデジタル表示式の表示部材20d、20
e,20fは、常には1乃至9の数字を各々高速変換表
示している。そして、遊技部3内を流下する打球が特定
入賞口5,6に入賞すると、当該特定入賞口の特定入賞
検出器7,8からの信号により電気的制御装置21が3
つの表示部材20d、20e,20fの変換表示を停止
する。
【0035】このとき、3つの表示部材20d、20
e,20fのうち1つの表示部材が予め設定された数
値、例えば「7」を連続表示すると、当該表示部材に対
応した入賞口が継続入賞口として機能するようにしてあ
る。なお、他の構成は、前記した実施例に準じるもので
ある。
【0036】なお、本発明において各表示部材の変換表
示時間は必ずしも同じにする必要はない。例えば、前記
実施例において、中央の第2表示部材20bが点灯して
いる時間を、左右の第1、第3表示部材20a,20c
が点灯している時間よりも長くなるように第1カウンタ
39を設定する。この様に設定すると、打球が特定入賞
口5,6に入っていずれか1つの表示部材が連続点灯表
示するときに、中央の第2表示部材20bが点灯する確
率を高めて、中央の第2入賞口19bが継続入賞口とし
て機能する確率を高めるようにしてもよい。同様にし
て、左の入賞口19aが継続入賞口として機能する確率
を高めたり、或は右側の入賞口19cが継続入賞口とし
て機能する確率を高めたりするなど、適宜に設定するこ
とができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、継
続入賞口として機能する入賞口が打球が特定入賞口に入
って表示部材の変換表示が停止する度に移動して変るの
で、遊技内容に従来にない変化を与えることができ、ゲ
ームの興趣を著しく高揚することができる。
【0038】また、本発明は、電気的制御装置の設定に
よりいずれかの入賞口を継続入賞口として機能する確率
を高めたりするなど、従来できなかった調整を正確に行
うことができる。したがって、健全な遊技を楽しく行う
パチンコ機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤の正面図である。
【図2】特別変動入賞装置の第1状態における斜視図で
ある。
【図3】特別変動入賞装置の第2状態における斜視図で
ある。
【図4】特別変動入賞装置の第1状態の正面図である。
【図5】特別変動入賞装置の断面図である。
【図6】電気的制御装置のブロック線図である。
【図7】第2カウンタのタイミングチャートである。
【図8】特別変動入賞装置の他の実施例の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 遊技盤 2 ガイドレール 3 遊技部 4 特別変動入賞装置 5 特定入賞口 6 特定入賞口 7 特定入賞検出器 8 特定入賞検出器 11a 可動翼片 11b 可動翼片 14 球阻止部 15 起立壁 16 前装飾板 18 仕切板 19a 入賞口 19b 入賞口 19c 入賞口 20a 表示部材 20b 表示部材 20c 表示部材 21 電気的制御装置 24 電気的駆動源 35 継続入賞検出器
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 パチンコ機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、打球が所謂継続入賞口
に入ることに基づいて例えば可動翼片の状態を遊技者
にとって有利な打球が入り易い第2状態を繰り返す繰り
返し継続遊技状態を起生する変動入賞装置を備えたパチ
ンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】打球が継続入賞口に入ると、可動翼片の
状態を遊技者にとって有利な打球が入り易い第2状態を
繰り返して変換するようにした変動入賞装置を備えたパ
チンコ機は、本件出願人が提案した特開昭59−103
686号公報等により公知である。斯るパチンコ機は、
継続入賞口として機能する入賞口が、例えば3つ並んだ
入賞口の内、中央の入賞口が継続入賞口として機能し、
その左右の入賞口が一般入賞口として機能するものであ
る。そして、遊技中の時たま発生する変動入賞装置が閉
成する直前に当該変動入賞装置内に流入したパチンコ球
が、有効タイマに設定されている有効時間内に所謂継続
入賞口に入って検出されることによっても、このパチン
コ球を有効と看做す繰り返し継続遊技状態検出制御が為
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した繰り
返し継続遊技状態検出制御は、電気的制御回路の内部で
行われていること故に、この有効タイマの存在が遊技者
にとっては明確に認識できないこととなって、有効タイ
ムを若干経過した後に継続入賞口にパチンコ球が入賞し
たような場合には、繰り返し継続遊技が起生されること
を確信している遊技者の期待に反して繰り返し継続遊技
が起生されず、遊技上における不信感を与える一因にな
っていた。また、従来の変動入賞装置は可動部材等の変
換動作を行うのみであり、継続入賞口への入賞期待感や
遊技の臨場感を高め得るほどの視覚的効果が十分に得ら
れているとは言えない点もあった。
【0004】そこで、本願発明は、この有効タイマがタ
イムアップする迄を遊技者に視認可能に表示して、遊技
上における遊技者の不信感を解消し、更に、所謂継続入
賞口へパチンコ球が流入する期待感や遊技の臨場感をも
高められるようなパチンコ機を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑みなさ
れたもので、作動指令信号に基づき、遊技者にとって不
利な第1状態から遊技者にとって有利な予め定められて
いる規定(例えば、18回の開閉動作の終了もしくは1
0個入賞検出のうち、何れかの条件が満たされる迄を1
サイクルとした規定)に基づいた第2状態に変換される
変動入賞装置(例えば特別変動入賞装置4)と、再度繰
り返して第2状態に変換できる繰り返し継続遊技状態に
なったことを検出する繰り返し継続遊技状態検出制御手
段と、を有するパチンコ機において、上記繰り返し継続
遊技状態検出制御手段は、上記変動入賞装置の継続入賞
口に受け入れた打球を検出可能な継続入賞口検出手段
(例えば入賞口19aと継続入賞検出器35a)と、上
記作動指令信号に基づいて、上記継続入賞口検出手段に
おける打球の有効検出期間を計時する有効検出期間計時
手段(例えば、第3フリップフロップ51,第3発振器
62,第5カウンタ63等)と、上記有効検出期間計時
手段からの計時出力に基づく打球の有効検出期間を視認
可能に表示する表示手段(例えば、第1カウンタ39,
第1ドライバ40a,第1表示部材20a等)と、を備
えるものとした。
【0006】
【作用】繰り返し継続遊技状態検出制御手段の表示手段
が、継続入賞口検出手段における入賞打球の有効検出期
間を可視表示することにより、継続入賞口への入賞球が
有効な継続入賞であるか否かを表示手段の表示動作によ
って識別可能となり、遊技者は継続入賞の有効・無効を
確実に認識でき、安心して遊技を行える。また、繰り返
し継続遊技状態検出制御手段の有効検出期間計時手段が
作動指令信号に基づいて有効期間を計時することで、変
動入賞装置の第2状態の変換と関連して表示手段の表示
動作が行われることとなり、変動入賞装置の第2状態変
換動作と繰り返し継続遊技状態検出制御手段の表示手段
による表示動作との相乗作用によって、入賞打球の継続
入賞口への流入期待感及び遊技の臨場感が高揚される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面の実施例にもとづいて説
明する。
【0008】パチンコ機の遊技盤1の表面には、図1で
示すように、ガイドレール2で囲んだ遊技部3を形成
し、この遊技部3内に数の障害釘を植設するととも
に、ほぼ中央には変動入賞装置としての特別変動入賞装
置4を設け、該特別変動入賞装置4の下方には2つの第
1特定入賞口5,5と、1つの第2特定入賞口6とを並
設し、第1特定入賞口5,5には第1特定入賞検出器
7,7を、第2特定入賞口6には第2特定入賞検出器8
を各々臨ませる。
【0009】図2乃至図5で示す特別変動入賞装置4の
実施例は、馬の形を模して装飾効果を高めるようにした
もので、開口部9を有する取付基板10の表面に、馬の
首を模した左可動翼片11aと馬の尾を模した右可動翼
片11bとを左右に軸着するとともに、左可動翼片11
aの下方に馬の脚を模した左装飾可動部材12aを、右
可動翼片11bの下方に馬の脚を模した右装飾可動部材
12bを各々軸着し、各可動翼片11a,11b、及び
装飾可動部材12a,12bを覆うようにして、馬の胴
を模した横長な覆板13を固定し、開口部9の上方には
左右可動翼片11a,11bの起立状態における間隔よ
りも僅かに幅広な中空枠状の球阻止部14を突設し、開
口部9の下方、即ち左右の可動翼片11a,11bの下
方には左右の起立壁15,15と前装飾板16と底面板
17と仕切板18,18とからなるポケット枠状の入賞
口19a,19b,19cを3つ並べて突設し、前装飾
板16には各入賞口19a,19b,19cに対応して
V字形ランプ等から構成された3つの表示部材20a,
20b,20cを設ける。なお、上記3つの表示部材2
0a,20b,20cは、遊技盤1の裏側に設けてある
電気的制御装置21からの信号により、常態においては
いずれか1つの表示部材20が制御装置21で予め設定
された順序で順次点灯するようにしてある。
【0010】取付基板10の裏面には、前面開放状の中
空な裏箱22を設け、該裏箱22の内部には奥に向って
下り傾斜する案内板23を設け、また裏箱22の背面に
は前記各可動翼片11a,11b、及び左右装飾可動部
材12a,12bを回動するソレノイド等の電気的駆動
源24,24を取り付ける。図面の実施例では、各可動
翼片11a,11b及び左右装飾可動部材12a,12
bの長尺な支軸25…を裏箱22の側面の筒状軸受部2
6…内に挿通して各支軸25…の先端を軸受部26…の
後端から突出させ、この先端部分にL字状の腕27…を
各々固定し、電気的駆動源24のプランジャに取付けた
作動板28の上係合孔29内に可動翼片11の腕27の
ピンを、下係合孔30内に装飾可動部材の腕27のピン
を各々遊嵌する。また、作動板28には復帰スプリング
31を接続し、電気的駆動源24,24の復帰スプリン
グと相俟って作動板28を下方に付勢する。
【0011】したがって、電気的駆動源24,24が消
磁した状態においては復帰スプリング31の付勢により
左右の両可動翼片11a,11bが略々垂直に起立する
とともに、左右の両装飾可動部材12a,12bが略々
垂直に垂れ下がる第1状態を維持する。この第1状態に
おいては、両可動翼片11a,11bの上端が球阻止部
14に近接するので、遊技部3内を流下してきた打球が
両可動翼片11a,11bの内側に流入不能となり、入
賞口19a,19b,19cに打球が入らない状態(遊
技者にとって不利な状態)となる。
【0012】一方、打球が第1特定入賞口5,5又は第
2特定入賞口6に入り、第1特定入賞検出器7,7又は
第2特定入賞検出器8からの信号を受けて電気的制御装
置21が電気的駆動源24,24を励磁すると、各作動
板28が復帰スプリング31の付勢に抗して上昇し、上
下の腕27…を各々反対方向に回動する。腕27…が回
動すると、支軸25を介して可動翼片11a,11bが
上端を外側に倒す方向に回動するとともに、装飾可動部
材12a,12bが下端を外側に傾ける方向に回動し、
図3で示すように、恰も馬が走っている様な状態とな
る。両可動翼片11a,11bが回動して図3で示すよ
うに横倒しの第2状態に変換すると、可動翼片11a,
11bと球阻止部14との間に大きな間隙32が形成さ
れるので、遊技部3内を流下してきた打球が上記間隙3
2を通って可動翼片11a,11b上に流下する。
【0013】そして、これら可動翼片11a,11b上
に流下した打球は、覆板13裏面のブロック33が両可
動翼片11a,11b間を塞いでいるので、裏箱22内
の案内板23上を流下し、裏箱22内の奥に開設してあ
る別の入賞口に入賞する。即ち、両可動翼片11a,1
1bが横倒しの第2状態に変換すると、打球を受け入れ
易い状態(遊技者にとって有利な状態)となる。そして
第2状態で電気的駆動源24,24が消磁すると、復帰
スプリング31の付勢により両可動翼片11a,11b
及び左右の装飾可動部材12a,12bが戻り回動す
る。可動翼片11a,11bが戻り回動すると、各可動
翼片11a,11bの下端とブロック33との間に間隙
が生じる。このため、可動翼片11a,11b上に載っ
た打球がブロック33の横の間隙を通って落下し、入賞
口19a,19b,19cのいずれかに入る。
【0014】本実施例における入賞口19a,19b,
19cは、打球が特定入賞口5,6に入ることにより表
示部材20…の変換表示が停止し、このときに連続され
た表示に対応する入賞口が継続入賞口として機能する。
即ち、打球が第1特定入賞口5,5、又は第2特定入賞
口6に入り第1特定入賞検出器7,7又は第2特定入賞
検出器8が当該打球を検出して電気的制御装置21に信
号を送ると、電気的制御装置21が表示部材20…の変
換表示を停止させるとともに、停止したことによって連
続表示された表示を判別し、この表示に対応する入賞口
19を継続入賞口として機能させる。斯くすることによ
って、特別変動入賞装置4内における継続入賞口が特定
されるものとし、入賞口19aと継続入賞検出器35
a,入賞口19bと継続入賞検出器35b,入賞口19
cと継続入賞検出器35cのうちの1つが、特別変動入
賞装置4の継続入賞口に受け入れた打球を検出可能な継
続入賞口検出手段として夫々機能するのである。
【0015】なお、打球が第1特定入賞口5,5に入る
と電気的制御装置21の制御により特別変動入賞装置4
の可動翼片11a,11bが所定時間(例えば0.5
秒)の1回だけ第1状態から第2状態に変換し、打球が
第2特定入賞口6に入ると所定時間(例えば0.8秒)
宛の2回だけ第1状態から第2状態に変換するようにし
てある。また、図面の実施例は、第2状態に変換する
と、電気的制御装置21からの信号によりソレノイド
(図示せず)が励磁してジョッキーを模した移動装飾部
材34が下降するようにしてある。
【0016】可動翼片11a,11bが戻り回動したと
きに可動翼片11a,11b上の打球が一般の入賞口1
9…、即ち表示部材20…により継続入賞口に指定され
なかった入賞口、例えば表示部材20aが連続点灯表示
した左側の入賞口19aが継続入賞口として指定された
場合、中央の入賞口19bと右側の入賞口19cのうち
いずれかの入賞口に入ると、該打球が遊技盤1の裏側に
排出して入賞球となり、賞球排出装置(図示せず)が所
定数の賞球を排出する。
【0017】一方、可動翼片11a,11b上の打球が
継続入賞口として機能する入賞口19aに打球が入る
と、当該入賞口19aの継続入賞検出器35aが打球を
検出して電気的制御装置21に信号を送る。電気的制御
装置21は、継続入賞口の継続入賞検出器35aから信
号を受けると、可動翼片11a,11bを18回開閉す
ることを1サイクルとし、打球が継続入賞口に入ること
を条件として8サイクルまで更新できる繰り返し継続
技を行えるように設定してある。そして、サイクル数
は、覆板13に設けたサイクル表示器36に可視表示さ
れるようにしてある。但し、或るサイクルにおいて特別
変動入賞装置4に10個の打球が入賞すると計数用検出
器37がこれらの打球を1個宛検出し、可動翼片11
a,11bの残り開閉数や残りサイクル数に拘らずその
時点で繰り返し継続遊技が終了するように電気的制御装
置21によって制御される。すなわち、再度繰り返して
特別変動入賞装置4を予め定められている第2状態に変
換する繰り返し継続遊技の起生条件としての“繰り返し
継続遊技状態”になったことを検出する繰り返し継続遊
技状態検出制御手段の機能の要部は、電気的制御装置2
1内に構成するものとしてある。
【0018】図6に示す電気的制御装置21の実施例
は、第1発振器38に接続した第1カウンタ39のQ
0、Q1、Q2出力側に第1ドライバ40a、第2ドラ
イバ40b、第3ドライバ40cを介して第1表示部材
20a、第2表示部材20b、第3表示部材20cに夫
々接続してある。したがって、常には第1発振器38か
らの出力によりQ0、Q1、Q2出力が1つずつ順次
「H」となり、この「H」に対応する第1表示部材20
a、第2表示部材20b、第3表示部材20cが1つず
つ順次点灯する。
【0019】また、第1特定入賞口5,5の第1特定入
賞検出器7,7を第1フリップフロップ41に接続し、
該第1フリップフロップ41の反転Q出力を第1アンド
ゲート42、第1オアゲート43を介して第2カウンタ
44に接続し、該第2カウンタ44のQ0出力に駆動回
路45を介して電気的駆動源24,24に接続してあ
る。したがって、第1フリップフロップ41のリセット
状態においては、第1フリップフロップ41の反転Qが
「H」となり、この「H」出力が第1アンドゲート4
2、第1オアゲート43を介して第2カウンタ44に入
り、第2カウンタ44の作動を停止している。
【0020】このため、電気的駆動源24,24は消磁
し、特別変動入賞装置4が両可動翼片11a,11bを
起立した第1状態を維持する。この状態で打球が第1特
定入賞口5,5に入り、第1特定入賞検出器7,7から
の信号が第1フリップフロップ41をセットすると、反
転Q出力が「L」に変換する。このため、第2カウンタ
44が始動して第2発振器46からの信号を受けてQ0
出力が「H」に変換し、電気的駆動源24,24を励磁
する。したがって、特別変動入賞装置4の両可動翼片1
1a,11bが打球を受け入れない第1状態から打球を
受け入れ易い第2状態に変換する。
【0021】そして、Q3出力から「H」が出力される
と、この「H」が第2アンドゲート47の一方の入力側
に入る。第2アンドゲート47は、第2フリップフロッ
プ48の反転Q出力を他方の入力としているので、第2
フリップフロップ48がリセット状態では反転Q出力の
「H」とにより開き、第2オアゲート49を介して第1
フリップフロップ41をリセットする。したがって、特
別変動入賞装置4はQ3出力から「H」が出力されるま
での例えば0.5秒間だけ第2状態を維持する。
【0022】また、特別変動入賞装置4が第1状態のと
きに打球が第2特定入賞口6に入り第2特定入賞検出器
8からの信号が第2フリップフロップ48をセットする
と、Q出力が「H」に変換し、この「H」出力が第1フ
リップフロップ41をセットして、第2カウンタ44を
始動する。第2カウンタ44が始動すると、Q0出力が
「H」になる0.8秒毎に特別変動入賞装置4の可動翼
片11a,11bが第1状態から第2状態に変換する。
なお、Q3出力が「H」に変換しても第2アンドゲート
47の他方の入力側が第2フリップフロップ48の反転
Q出力「L」を入力としているので、Q3出力により第
1フリップフロップ41がリセットされることがない。
【0023】そして、第2カウンタ44が始動してから
3.2秒後に、即ちQ0出力が2回「H」に変換して特
別変動入賞装置4の可動翼片11a,11bが第1状態
から第2状態に2回変換した後、Q1出力が「H」に変
換すると、この「H」出力が第2オアゲート49を介し
て第1フリップフロップ41及び第2フリップフロップ
48を同時にリセットする。したがって、打球が第2特
定入賞口6に入ると、特別変動入賞装置4は、0.8秒
ずつ2回だけ第1状態から第2状態に変換する。
【0024】この様に、特別変動入賞装置4は、打球が
第1特定入賞口5,5に入ると1回だけ、第2特定入賞
口6に入ると2回だけ、打球を受け入れない遊技者にと
って不利な第1状態から打球を受け入れ易い遊技者にと
って有利な第2状態に変換する。
【0025】また、第1特定入賞口5,5、又は第2特
定入賞口6に打球が入って第1フリップフロップ41が
セット状態に変換すると、Q出力が「H」に変換し、こ
の「H」出力が第3オアゲート50を介して第3フリッ
プフロップ51をセットし、該第3フリップフロップ5
1のQ出力からの「H」を前記した第1カウンタ39に
送り、カウント作動を停止する。第1カウンタ39のカ
ウント作動が停止すると、Q0、Q1、Q2出力からは
第3フリップフロップ51からの「H」が入った時点に
おける状態を維持し、例えばQ0出力、及びQ1出力を
「L」、Q2出力を「H」の状態で停止する。Q2出力
が「H」の状態で停止すると、第1表示部材20aと第
2表示部材20bが消灯し、第3表示部材20cが点灯
し続け、遊技者に右側の入賞口10cが継続入賞口とし
て機能することを可視表示する。また、Q2出力が
「H」になると、第3アンドゲート52の一方の入力側
が「H」になる。
【0026】したがって、この状態で、遊技部3内を流
下する打球が第2状態における可動翼片11a,11b
上に流下し、この打球が運良く右側の入賞口19cに入
ると、当該入賞口19cの継続入賞検出器35cが当該
打球を検出して第3アンドゲート52の他方の入力側に
「H」を送り、該第3アンドゲート52を開くことがで
きる。第3アンドゲート52が開くと、「H」が第4オ
アゲート53を介して第4アンドゲート54の一方の入
力側に入る。第4アンドゲート54は、第3カウンタ5
5の出力を第5オアゲート56を介して他方の入力とし
ているので、第4オアゲート53からの「H」により開
いて第4フリップフロップ57をセットする。
【0027】第4フリップフロップ57がセットされる
と、反転Q出力が「L」に変換するとともに、Q出力が
「H」に変換する。第4フリップフロップ57のQ出力
が「H」に変換すると、この「H」が第3オアゲート5
0を介して第3フリップフロップ51に入り、第3フリ
ップフロップ51のQ出力が「H」にし続ける。したが
って、第1カウンタ39は前記した状態で動かず、Q2
出力を「H」にして第3表示部材20cを点灯し右側の
入賞口19cが継続入賞口であることを表示し続ける。
【0028】また、第4フリップフロップ57の反転Q
出力が「H」から「L」に変換すると、第1アンドゲー
ト42の他方の入力側が「L」になり、第1フリップフ
ロップ41がリセットしても第2カウンタ44が作動し
続ける状態にする。したがって、特別変動入賞装置4
は、第2カウンタ44のQ0出力が「H」に変換される
度に0.8秒間ずつ第1状態から第2状態に変換する。
そして、第2カウンタ44が始動してから29.6秒
後、即ちQ0が18回「H」に変換して特別変動入賞装
置4が18回だけ第1状態から第2状態に変換した後、
Q2出力が「H」に変換する。Q2出力が「H」に変換
すると、この「H」が第6オアゲート58を介して第4
フリップフロップ57をリセットする。
【0029】第4フリップフロップ57がリセットされ
ると、反転Q出力が「L」から「H」に変換するので、
この「H」出力が第1アンドゲート42、第1オアゲー
ト43を介して第2カウンタ44を停止する。したがっ
て、特別変動入賞装置4は、可動翼片11a,11bを
18回開閉することを1サイクルとする。
【0030】そして、この繰り返し継続遊技では、特別
変動入賞装置4の可動翼片11a,11bが開閉動作し
ている最中に、打球が継続入賞口として機能する右側の
入賞口19cに運良く入ると、サイクルの更新が行われ
る。本実施例では、第3カウンタ55により設定した8
サイクル目まで更新可能にしてある。なお、このサイク
ル数は、サイクル表示器36により遊技者に可視表示さ
れる。
【0031】上記した様に、特別変動入賞装置4の可動
翼片11a,11bが18回開閉動作を行っている間、
遊技部内を流下する打球が可動翼片11a,11b上に
落下して次々に入賞すると、計数用検出器37がこれら
の打球を1個宛検出し、第4カウンタ59に信号を送
る。第4カウンタ59は、1サイクル当り所定数、例え
ば10個の入賞球を計数すると、第5アンドゲート6
0、第6オアゲート58を介して第4フリップフロップ
57をリセットする。したがって、特別変動入賞装置4
に10個の打球が入賞すると、前記した可動翼片11
a,11bの開閉動作数18回の満了に拘らず、またサ
イクル更新数に拘らず、繰り返し継続遊技を終了する。
なお、計数用検出器37が検出した当該サイクルにおけ
る入賞球数は、遊技盤1の右上に設けた入賞球数表示器
61により遊技者に可視表示される。
【0032】この様に、本実施例における繰り返し継続
遊技は、打球が継続入賞口に入ることなく可動翼片11
a,11bが18回開閉動作するか、特別変動入賞装置
4に10個の打球が入賞するか、又は、打球が継続入賞
口に入った場合にはサイクルが8回更新されたかのいず
れか一つの停止条件が成立した時点で終了する。すな
ち、繰り返し継続遊技中における1サイクルが終了する
前に繰り返し継続遊技状態検出制御手段が繰り返し継続
遊技状態(有効検出期間中に継続入賞口検出手段が継続
入賞球を検出した状態)になったことを検出しなかった
場合、もしくは繰り返し継続遊技が所定回数(例えば8
回)まで実行された場合に限って、繰り返し継続遊技は
終了するのである。
【0033】なお、打球が第1特定入賞口5や第2特定
入賞口6に入って特別変動入賞装置4の可動翼片11
a,11bが1回または2回開閉しても打球が継続入賞
口に入らなかった場合、或は特別遊技が終了した場合
は、第3フリップフロップ51をリセットしてQ出力を
「H」から「L」に変換することにより第1カウンタ3
9を作動させて表示部材20a,20b,20cを再度
1つずつ順次点灯する。この場合、可動翼片11a,1
1bの電気的駆動源24,24が消磁した後であっても
可動翼片11a,11b上に載っていた打球が遅れて継
続入賞口に入る可能性がある。このため、第3発振器6
2に接続した第5カウンタ63により1.5秒間の猶予
時間を設けて第3フリップフロップ51をリセットする
ように構成してある。
【0034】したがって、第3フリップフロップ51や
第3発振器62や第5カウンタ63等が協働することに
よって、継続入賞口検出手段として機能している入賞口
19a〜19c及び継続入賞検出器35a〜35cにお
ける打球の有効検出期間を計時する有効検出期間計時手
段が構成されるのである。なお、特別変動入賞装置4の
第1状態復帰後に猶予時間を設けるか否かは単なる設計
的事項に過ぎないので、発振器62および第3カウンタ
63は省略しても良い。
【0035】また、この検出期間計時手段は、実質的に
特別変動入賞装置4の状態変換制御を行っている第2カ
ウンタ44の作動・停止に関わる第4フリップフロップ
57の出力に基づいて、作動・停止することとなる。す
なわち、第4フリップフロップ57の反転Q出力が
「L」で第2カウンタ44が動作している間において
は、第4フリップフロップ57のQ出力が「H」で第3
フリップフロップ51のQ出力が「H」を保持すること
で、継続入賞口検出手段における打球の有効検出期間と
するのである。したがって、本実施例においては、特別
変動入賞装置4を予め定められている規定に基づいて第
2状態に変換するための作動指令信号として第4カウン
タ57の反転Q出力が、有効検出期間計時手段の有効検
出期間計時動作を行わせるための作動指令信号として第
4フリップフロップ57のQ出力が、夫々機能するので
ある。なお、第4フリップフロップ57の反転Q出力を
分岐させてNOTゲート等で反転して第3オアゲート5
0へ供給するようにしても何等差異は無いので、一の作
動指令信号で特別変動入賞装置4および有効検出期間計
時手段を動作させているのと実質的に等価である。
【0036】また、上記有効検出期間計時手段としての
機能を担う第3フリップフロップ51のQ出力が第1カ
ウンタ39のカウント動作を停止させることに基づい
て、第1カウンタ39が継続入賞検出器35a〜35c
の何れかを有効化すると共に第1〜第3表示部材20a
〜20cの何れかを点灯表示するので、第1カウンタ3
39,第1〜第3ドライバ40a〜40c,第1〜第3
表示部材20a〜20c等が協働することにより、有効
検出期間計時手段からの計時出力に基づく打球の有効検
出可能期間を表示する表示手段として機能するのであ
る。
【0037】なお、第1カウンタ39のカウント動作が
停止して、第1表示部材20aが点灯した場合には左側
の入賞口19aが継続入賞口として機能する。したがっ
て、打球が入賞口19aに入り第1継続入賞検出器35
aが当該打球を検出すると第6アンドゲート64が開い
て、前記と同様に特別遊技を開始し、また、第2表示部
材20bが点灯した場合には中央の入賞口19bが継続
入賞口として機能し、打球がこの入賞口19bに入ると
第7アンドゲート65が開いて特別遊技を開始する。
【0038】以上説明したように、本発明に係るパチン
コ機によれば、繰り返し特別遊技状態の検出を行う繰り
返し遊技状態検出制御手段が、継続入賞口手段と有効検
出期間計時手段と表示手段とを備えるものとしたので、
繰り返し継続遊技状態検出制御手段の表示手段が、継続
入賞口検出手段における入賞打球の有効検出期間を可視
表示することにより、継続入賞口35a〜35cに関わ
る打球の有効期間を遊技者は明確に認識でき、安心して
遊技を行うことができる。また、繰り返し継続遊技状態
検出制御手段の有効検出期間計時手段が作動指令信号に
基づいて有効期間を計時することで、特別変動入賞装置
4の第2状態の変換と関連して表示手段の表示動作が行
われることとなり、特別変動入賞装置4の第2状態変換
動作と表示手段による表示動作との相乗作用によって、
特別変動入賞装置4を用いて行われる遊技における視覚
的効果を十分に高め、入賞打球の継続入賞口への流入期
待感及び遊技の臨場感を高揚させ得る有用なパチンコ機
とすることができる。
【0039】なお、上述した実施例においては、有効な
継続入賞口が経時的に変化するものとしたので、継続遊
技状態検出制御手段の表示手段は、特定されて有効化状
態にある継続入賞口に該当する第1〜表示部材20a〜
20cの何れかを発光させることで、有効化入賞口を可
視表示する機能を含むものとした。しかしながら、継続
入賞口を固定して遊技を繰り返し継続遊技を行う一般的
な変動入賞装置を用いた場合には、継続入賞の有効検出
期間を表示する機能のみを表示手段に付加すれば良い。
【0040】図8に示す特別変動入賞装置4′の他の実
施例は、取付基板の開口部の左右表面に可動翼片11
c,11dを回動可能に軸着し、開口部9′の上縁には
庇状の球阻止部14′を突設し、可動翼片11c,11
dの下方には3つの入賞口19d,19e,19fを並
設し、開口部9′内には7セグメントデジタル表示式の
表示部材20d、20e,20fを上記入賞口19d,
19e,19fに対応させて3つ並設したものである。
7セグメントデジタル表示式の表示部材20d、20
e,20fは、常には1乃至9の数字を各々高速変換表
示している。そして、遊技部3内を流下する打球が特定
入賞口5,6に入賞すると、当該特定入賞口の特定入賞
検出器7,8からの信号により電気的制御装置21が3
つの表示部材20d、20e,20fの変換表示を停止
する。
【0041】このとき、3つの表示部材20d、20
e,20fのうち1つの表示部材が予め設定された数
値、例えば「7」を連続表示すると、当該表示部材に対
応した入賞口が継続入賞口として機能するようになる繰
り返し継続遊技状態が起生されるものとしてある。な
お、他の構成は、前記した実施例に準じるものであり、
繰り返し継続遊技状態検出制御手段によって同様の制御
が行われる。
【0042】なお、本実施例において各表示部材の変換
表示時間は必ずしも同じにする必要はない。例えば、前
記実施例において、中央の第2表示部材20bが点灯し
ている時間を、左右の第1、第3表示部材20a,20
cが点灯している時間よりも長くなるように第1カウン
タ39を設定する。この様に設定すると、打球が特定入
賞口5,6に入っていずれか1つの表示部材が連続点灯
表示するときに、中央の第2表示部材20bが点灯する
確率を高めて、中央の第2入賞口19bが継続入賞口と
して機能する確率を高めるようにしてもよい。同様にし
て、左の入賞口19aが継続入賞口として機能する確率
を高めたり、或は右側の入賞口19cが継続入賞口とし
て機能する確率を高めたりするなど、適宜に設定するこ
とができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
り返し継続遊技状態検出制御手段の表示手段が、継続入
賞口検出手段における入賞打球の有効検出期間を可視表
示することにより、継続入賞口に関わる打球の有効期間
を遊技者は明確に認識でき、安心して遊技を行うことが
できる。また、繰り返し継続遊技状態検出制御手段の有
効検出期間計時手段が作動指令信号に基づいて有効期間
を計時することで、変動入賞装置の第2状態の変換と関
連して表示手段の表示動作が行われることとなり、変動
入賞装置の第2状態変換動作と繰り返し継続遊技状態検
出制御手段の表示手段による表示動作との相乗作用によ
って、変動入賞装置を用いて行われる遊技における視覚
的効果を十分に高め、入賞打球の継続入賞口への流入期
待感及び遊技の臨場感を高揚させ得る有用なパチンコ機
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤の正面図である。
【図2】特別変動入賞装置の第1状態における斜視図で
ある。
【図3】特別変動入賞装置の第2状態における斜視図で
ある。
【図4】特別変動入賞装置の第1状態の正面図である。
【図5】特別変動入賞装置の断面図である。
【図6】電気的制御装置のブロック線図である。
【図7】第2カウンタのタイミングチャートである。
【図8】特別変動入賞装置の他の実施例の正面図であ
る。
【符号の説明】 4 特別変動入賞装置 19a 入賞口 19b 入賞口 19c 入賞口 20a 表示部材 20b 表示部材 20c 表示部材 35a 継続入賞検出器 35b 継続入賞検出器 35c 継続入賞検出器 39 第1カウンタ 40a 第1ドライバ 40b 第2ドライバ 40c 第3ドライバ 51 第3フリップフロップ 62 第3発振器 63 第3カウンタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の表面にガイドレールで囲まれた
    遊技部を形成し、該遊技部内に、遊技盤表面に取付ける
    取付基板と、該取付基板の表面に軸着された一対の可動
    翼片と、該可動翼片を回動して打球を受け入れない第1
    状態と打球を受け入れ易い第2状態とに変換する電気的
    駆動源と、可動翼片の下方に位置して可動翼片が受け入
    れた打球が流入可能であって、打球が流入すると継続検
    出器で打球を検出する複数の入賞口と、これらの入賞口
    を特定する表示を変換表示可能な表示部材とを少なくと
    も有する特別変動入賞装置を配設するとともに、流入し
    た打球を特定入賞検出器で検出して上記特別変動入賞装
    置を第1状態から第2状態に変換させる特定入賞口を配
    設し、遊技盤の裏側には、特定入賞検出器からの信号に
    より表示部材の変換表示を停止してこのときに表示され
    た表示に対応する入賞口を継続入賞口として機能させる
    とともに、特別変動入賞装置の打球受入状態を変換する
    電気的制御装置を設け、継続入賞口に打球が入ったとき
    には特別変動入賞装置の状態を予め設定された停止条件
    が成立するまで第2状態に変換可能にしたことを特徴と
    するパチンコ機。
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