JP3107038B2 - パチンコ機の変動入賞装置 - Google Patents

パチンコ機の変動入賞装置

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JP3107038B2
JP3107038B2 JP10073295A JP7329598A JP3107038B2 JP 3107038 B2 JP3107038 B2 JP 3107038B2 JP 10073295 A JP10073295 A JP 10073295A JP 7329598 A JP7329598 A JP 7329598A JP 3107038 B2 JP3107038 B2 JP 3107038B2
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正博 竹内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動部材の1サイ
クルにおける開閉動作中に受け入れた入賞玉が継続入賞
口に入賞したことを条件として可動部材の次回の1サイ
クルにおける開閉動作が複数サイクルに亘って継続され
るように構成された変動入賞装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、可動部材の1サイクルにおける開
閉動作(例えば、可動部材が短い時間間隔で16回の開
閉動作を行う)中に受け入れた入賞玉が継続入賞口に入
賞したことを条件して複数サイクル(例えば、15回)
継続されるように構成された変動入賞装置を備えたパチ
ンコ機が多数市場に提供されていた。このような変動入
賞装置においては、可動部材の1サイクルにおける開閉
動作回数が一定であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これがため、複数サイ
クルの継続中である大当り遊技状態においても、代わり
映えがせず、遊技者の興味を十分に引き付けることがで
きないという問題があった。本発明は、上記した問題点
に鑑みなされたもので、その目的とするところは、変動
入賞装置の可動部材の各開閉サイクルにおける開閉動作
回数に変化を与えることができるパチンコ機の変動入賞
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明が採用した解決手段を図面を参照して説
明する。請求項1の発明においては、図1及び図5に示
すように、可動部材24a,24bの1サイクルにおけ
る開閉動作中に受け入れた入賞玉が継続入賞口43に入
賞したことを条件として可動部材24a,24bの次回
の1サイクルにおける開閉動作が複数サイクルに亘って
継続されるように構成された変動入賞装置20におい
て、次回のサイクルの継続が成立したときに、次回の1
サイクルにおける開閉動作回数を抽出し、その抽出され
た開閉動作回数に基づいて前記可動部材24a,24b
開閉駆動されることを特徴とするものである。このよ
うに構成することにより、複数の開閉サイクルが実行さ
れる大当り遊技状態において、各開閉サイクル毎に開閉
動作回数を異ならせることができるので、遊技者の興味
を十分に引き付けることができる。
【0005】また、請求項2の発明においては、図1に
示すように、前記変動入賞装置20は、前記抽出された
開閉動作回数を表示する変動表示器28を備えることに
より、開閉サイクル毎の開閉動作回数を確実に変動表示
器28に表示させることができ、遊技者に不信感を与え
ることがない。
【0006】更に、請求項3の発明においては、図1に
示すように、前記変動表示器28には、開閉サイクルと
開閉サイクルとの間のインターバル中に開閉サイクルの
継続回数が表示されることにより、1つの変動表示器2
8を開閉動作回数表示機能と継続回数表示機能とに兼用
表示することができ、変動入賞装置のコストを低減する
ことができると共に構造を簡略化することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図9を参照して実施
形態に係る変動入賞装置20が適用されるパチンコ機1
の構成について説明する。パチンコ機1の額縁状に形成
された前面枠2の開口には、金枠3が周設され、該金枠
3にガラス扉枠4及び前面扉板5が一側を軸支されて開
閉自在に設けられている。ガラス扉枠4の後方には、後
述する遊技盤9が配置され、前面扉板5の表面には、打
球を貯溜する上皿6が固着されている。また、上皿6の
下方であって前面枠3の下部前面には、打球の弾発力を
調整する操作ハンドル7と前記上皿6から溢れた賞品玉
を貯溜する下皿8が設けられている。
【0008】前記ガラス扉枠4の後方に位置する遊技盤
9の表面には、前記操作ハンドル7の操作によって弾発
された打球を誘導する誘導レール10がほぼ円状に植立
され、その誘導レール10に囲まれた領域が遊技領域1
1を構成している。遊技領域11のほぼ中央には、一対
の可動部材24a,24bを有する変動入賞装置20が
配置されている。変動入賞装置20は、本実施形態の要
部を構成するものであるが、その詳細な構成について
は、後に詳述する。
【0009】また、変動入賞装置20の下方には、複数
の始動入賞口12、13a,13bが横方向に並列配置
されている。この始動入賞口12、13a,13bに打
球が入賞すると、変動入賞装置20の可動部材24a,
24bを比較的短い時間間隔で1回又は2回開閉動作さ
せるようになっている。具体的には、中央に配置される
始動入賞口12に打球が入賞すると、可動部材24a,
24bが2回開閉動作を行い、左右の始動入賞口13
a,13bに打球が入賞すると、可動部材24a,24
bが1回開閉動作を行う。なお、始動入賞口12、13
a,13bには、入賞した打球を検出するための始動検
出スイッチ(図示しない)が内蔵されている。
【0010】更に、遊技領域11には、変動入賞装置2
0の上方及び左右側方に通常の入賞口14、15a,1
5bが配置され、入賞口15a,15bの下部側方に
は、チューリップ入賞口16a,16bが配置されてい
る。上記した入賞口及び入賞装置のうち、始動入賞口1
2、13a,13bへの打球の入賞により排出される賞
品玉数は、相対的に少ない数(例えば、7個)であり、
それ以外の入賞口14、15a,15b,16a,16
b及び入賞装置20への打球の入賞により排出される賞
品玉数は、相対的に多い数(例えば、15個)に設定さ
れている。
【0011】次に、遊技領域11のほぼ中央に配置され
る変動入賞装置20の構成について図1乃至図7を参照
して説明する。まず、変動入賞装置20は、図5及び図
6に示すように、遊技盤9の表面に取り付けられる取付
基板21を有し、その取付基板21の上部前面に円弧状
に上部障害部材22が突設されている。この上部障害部
材22は、遊技領域11を落下する打球の変動入賞装置
20への入賞を妨害するものである。また、上部障害部
材22には、後述する大当り状態となったときに変動入
賞装置20の可動部材24a,24bの1回の開状態
(所定回数の開閉動作)に入賞した入賞玉数を表示する
玉数表示LED23がその前面に臨むように設けられて
いる。本実施形態においては、後述するように可動部材
24a,24bの1回の開状態(後述する開閉サイク
ル)に受け入れられる入賞玉の許容玉数は、10個に設
定されており、この10個の入賞玉を表示するために5
つの玉数表示LED23を使用しているが、1〜5個ま
での入賞に対しては、それに対応する数のLEDを点灯
し、6〜10個までの入賞に対しては、それに対応する
数のLEDを点灯から点滅に変化させることにより表示
している。
【0012】上部障害部材22の両端部には、一対の可
動部材24a,24bが配置されている。この可動部材
24a,24bは、円弧状の棒状部材が、上下方向に昇
降運動するように構成されており、取付基板21の後面
側に延びる梃軸25a,25b(ただし、25aは、図
示しない)を開閉ソレノイド26a,26bによって揺
動させることにより、上下方向に昇降運動させる。即
ち、開閉ソレノイド26a,26bがOFFのときに
は、図5に示すように可動部材24a,24bの上端が
上部障害部材22の両端と当接して遊技領域11を落下
する打球が受け入れられないようになっており、開閉ソ
レノイド26a,26bがONのときには、図6に示す
ように可動部材24a,24bが下動して上部障害部材
22との間から打球が変動入賞装置20内に入賞するよ
うになっている。なお、開閉ソレノイド26a,26b
の駆動は、前記始動入賞口12、13a,13bへの打
球の入賞時と、後述する大当り状態時に行われるように
なっている。
【0013】上記した可動部材24a,24bは、取付
基板21の前面を覆う前面装飾板27の内部に収納され
るようになっているが、その前面装飾板27の中央上部
と下部に第2変動表示器28と第1変動表示器29とが
臨むようになっている。この第2変動表示器28と第1
変動表示器29とは、共に、常時変動しており、後述す
る継続検出器50、通過玉検出器41とによって入賞玉
が検出されたときに、その変動表示を停止し、表示結果
を導出する。なお、第1変動表示器29は、0〜9まで
の数字を遊技者に視認できない速度で変動表示してお
り、第2変動表示器28は、「10」と「16」とを交
互に変動表示している。これらの作用については、後に
詳述する。また、第2変動表示器28と第1変動表示器
29との間の前面装飾板27には、開口30が開設さ
れ、該開口30から後述する下部玉流下板42と通常入
賞口44a,44b部分とを見ることができるようにな
っている。
【0014】ところで、前記可動部材24a,24bの
開状態時に受け入れられた打球は、取付基板21の中央
に向かって傾斜する誘導面31によって誘導され、その
誘導面31の流下端後面に形成された玉入口32から取
付基板21の後方に誘導される。取付基板21の後方に
は、図1に示すように、凹状の入賞空間が形成されてお
り、その入賞空間の上部に前記玉入口32に連続するよ
うに後方に向かって下り傾斜する上部玉流下板33が形
成されている。この上部玉流下板33の上流側には、玉
入口32から流入した入賞玉を検出する入賞玉検出器3
4が配置され、上部玉流下板33の下流側には、間欠流
下機構35が設けられている。入賞玉検出器34によっ
て検出された入賞玉数は、前記玉数表示LED23に表
示されようになっている。
【0015】一方、間欠流下機構35は、図7に示すよ
うに、入賞空間を構成する上面壁の上面に載置固定され
る間欠ソレノイド36と、該間欠ソレノイド36によっ
て揺動動作される玉切り部材37とから構成されてい
る。玉切り部材37は、その下方部分を支軸38によっ
て支持され、その上端が間欠ソレノイド36に連結さ
れ、その下端に円弧状の凹部39が形成されている。し
かして、間欠ソレノイド36がOFF状態のときには、
図1の実線で示すように凹部39が上部玉流下板33を
流下する入賞玉を受け入れ、間欠ソレノイド39がON
状態のときには、図1の二点鎖線で示すように凹部39
に受け入れられたままで入賞玉が下流側に移動されて開
放され、次の入賞玉が上部玉流下板33を流下してくる
ときには、凹部39の端部で係止されるようになってい
る。そして、間欠ソレノイド36は、前記入賞玉検出器
34が入賞玉を検出してから微小時間遅れてからONと
なり、そのON状態を所定時間(例えば、0.4〜08
秒の間の値に設定)保持した後、OFF状態に移行す
る。この場合、入賞玉検出器34で検出した入賞個数分
だけは、確実にON・OFF動作を繰り返すようになっ
ている。したがって、変動入賞装置20に連続して入賞
玉が受け入れられても、それぞれの入賞玉は、間欠流下
機構35によって所定時間間隔を有して下流に向かって
流下されることになる。
【0016】一方、上部玉流下板33の後端には、下方
に向かう落下通路40が形成されており、該落下通路4
0に通過玉検出器41が臨むようになっている。通過玉
検出器41は、前記間欠流下機構35によって送られた
入賞玉を検出するもので、入賞玉が検出されると前記第
1変動表示器29の変動表示を短時間(間欠流下機構3
5に設定される所定時間よりも短く且つ表示結果を遊技
者が視認できる時間)停止させる。そして、第1変動表
示器29の変動表示が停止されたときにその表示結果が
予め定めた特定表示(例えば、数字の7)が表示された
ときには、後述する開放機構45が駆動される。なお、
特定表示が表示される確率は、後述する開閉サイクルに
おいて許容される入賞玉数10個が入賞したときに少な
くとも1度は表示される可能性がある約1/10に設定
されている。
【0017】前記通過玉検出器41を通過した入賞玉
は、入賞空間の底面を構成する下部玉流下板42上の中
央に落下する。下部玉流下板42は、前方に向かって下
り傾斜するように構成され、その中央下流側に継続入賞
口43が開設され、下部玉流下板42の両サイド前方に
は、通常入賞口44a,44bが設けられている。継続
入賞口43の入口には、開放機構45が設けられて常に
は、開放機構45によって継続入賞口43が閉塞されて
いる。
【0018】開放機構45は、下部玉流下板42の下部
裏面に固着される開放ソレノイド46と、該開放ソレノ
イド46によって前後方向に摺動する開閉部材47とか
ら構成されている。開閉部材47の先端部には、障害突
起48が突設されるとともに、該突起48の上流側に貫
通穴49が形成されている。この貫通穴49は、前記継
続入賞口43とほぼ同じ形状に形成されている。
【0019】しかして、開放ソレノイド46がOFF状
態のときには、図3及び図4に示すように開放部材47
が上流側に位置して障害突起48が継続入賞口43を閉
塞した状態となっているので、前記通過玉検出器41を
通過した入賞玉であって下部玉流下板42の中央を流下
する入賞玉は、障害突起48に衝突して左右に振り分け
られ、前記通常入賞口44a,44bに誘導される。一
方、開放ソレノイド46がON状態のときには、図1及
び図2に示すように開放部材47が下流側に位置して貫
通穴49と継続入賞口43とが合致しており、このた
め、前記通過玉検出器41を通過した入賞玉であって下
部玉流下板42の中央を流下する入賞玉は、継続入賞口
43に受け入れられてその下方に臨設される継続検出器
50によって検出される。なお、開放ソレノイド46が
ON状態のときには、前記障害突起48は、その下流側
に形成された収納部51に収納されるようになってい
る。また、開放ソレノイド46のON時間は、第1変動
表示器29の変動表示が停止したとき、即ち、入賞玉が
通過玉検出器41を通過したときから該入賞玉が継続入
賞口23に到達するまでの時間より僅かに長い時間が設
定される。
【0020】継続入賞口43に入賞玉が入賞して継続検
出器50がONすると、可動部材24a,24bの次の
開状態が継続される。これについて簡単に説明すると、
まず、始動入賞口12、13a,13bへの入賞に基づ
く可動部材24a,24bの1回又は2回の開閉動作中
に受け入れられた入賞玉が上述した経過を経て継続入賞
口43に入賞して継続検出器50をONしたときには、
大当り状態となる。大当り状態になると、可動部材24
a,24bが比較的短い時間間隔で所定回数(例えば、
10回又は16回)の開閉動作を行うか、又はその所定
回数の開閉動作中であって可動部材24a,24bに受
け入れられた入賞玉数が所定個数(例えば、10個)と
なるまでの開閉動作を行う。この開閉回数と入賞個数に
よって規制される開閉動作(以下、開閉サイクルとい
う)は、開閉サイクル中に受け入れられた入賞玉が上述
した経過を経て継続入賞口43に入賞することを条件と
して所定回数(例えば、15回)継続するようになって
いる。ただし、継続入賞口43に入賞した時点で当該開
閉サイクルは、直ちに終了して所定のインターバル時間
を置いて次の開閉サイクルに移行するようになってい
る。
【0021】ところで、上記した開閉サイクルを規制す
る一方の条件である可動部材24a,24bの開閉回数
は、本実施形態において、「10」又は「16」の2通
りのうちからいずれか一方が選択されるようになってい
る。即ち、前記継続検出器50のON信号が導出される
と、前記第2変動表示器28の変動が停止される。そし
て、その表示結果が「10」であるときには、次の開閉
サイクルにおける可動部材24a,24bの開閉回数
は、10回であり、表示結果が「16」であるときに
は、次の開閉サイクルにおける可動部材24a,24b
の開閉回数は、16回に設定される。なお、第2変動表
示器28は、開閉サイクルと開閉サイクルとの間のイン
ターバル時間の間は、継続回数を表示するようになって
おり、開閉サイクルが開始すると同時に「10」と「1
6」とを交互に変動表示する動作を開始するようになっ
ている。この変動表示速度は、遊技者に視認できてもで
きなくても良い。
【0022】以上、説明した変動入賞装置20を含むパ
チンコ機1の作用について主として図8を中心にして説
明する。まず、始動入賞時の作用について説明すると、
始動入賞口12(スタートBと表示)又は始動入賞口1
3a,13b(スタートA、Cと表示)に打球が入賞す
ると、開閉ソレノイド26a,26b(ソレノイドCと
表示)が2回又は1回ONされて、可動部材24a,2
4bが開閉動作される。その可動部材24a,24bの
開閉動作により変動入賞装置20に打球が入賞すると、
その入賞玉は、入賞玉検出器34に(スイッチCと表
示)よって検出される。入賞玉検出器34の検出信号
は、玉数演算回路60に送られるが、始動入賞時には、
玉数演算回路60の玉数表示LED23(玉数表示発光
ダイオードと表示)を駆動する駆動回路が不能動化され
ているので、玉数表示LED23には、その入賞玉数が
表示されない。
【0023】しかし、玉数演算回路60からは、入賞玉
が検出されたことに基づいて間欠ソレノイド36(ソレ
ノイドAと表示)に駆動信号が送られ、間欠ソレノイド
36を駆動する。間欠ソレノイド36の駆動により入賞
玉が流下して通過玉検出器41(スイッチAと表示)に
よって検出され、変動表示している第1変動表示器29
の変動表示を表示制御回路61(7セグメントストップ
Bと表示)で停止させ、その表示結果を第1変動表示器
29(7セグメント表示と表示)に表示する。そして、
第1変動表示器29に表示される表示結果が特定表示で
ある「7」のときには、開放ソレノイド46(ソレノイ
ドBと表示)が駆動される。一方、第1変動表示器29
の表示結果が特定表示以外の表示であるときには、開放
ソレノイド46が駆動されないので、大当り状態となる
ことはない。
【0024】開放ソレノイド46が駆動されると継続入
賞口43が開放して入賞玉を受け入れ継続検出器50
(スイッチBと表示)がONして大当り状態となる。ま
た、継続検出器50のON信号に基づいて変動表示して
いる第2変動表示器28の変動表示を表示制御回路62
(7セグメントストップAと表示)で停止させ、その表
示結果を第2変動表示器28(回数表示と表示)に表示
する。しかして、第2変動表示器28によって表示され
る数値は、10か16のいずれかであり、大当り状態の
最初の開閉サイクルにおける可動部材24a,24bの
開閉回数を決定する。なお、大当り状態になると、所定
のインターバル時間を置いて最初の開閉サイクルに移行
する。このインターバル時間に第2変動表示器28に開
閉サイクルの継続回数が表示される。
【0025】次に、開閉サイクル時における作用につい
て説明すると、前述したように始動入賞時における継続
検出器50からのON信号に基づいて開閉サイクルを実
行すべくソレノイドCが前記第2変動表示器28によっ
て表示された開閉回数だけON駆動されて可動部材24
a,24bが開閉駆動される。そして、その開閉駆動中
に可動部材24a,24bに受け入れられた入賞玉がス
イッチCを通過した分玉数演算回路60によって検出さ
れ、その検出信号数が玉数表示発光ダイオードに表示さ
れる。また、スイッチCによって検出された玉数分だけ
ソレノイドAがONされ所定時間間隔を空けてスイッチ
AがONされる。スイッチAがONされる毎に7セグメ
ントBが停止され、その表示結果が7であるか否かが判
定され、7以外のときには、継続入賞口43が開放され
ないので入賞玉は通常入賞口44a,44bに誘導さ
れ、7であるときには、継続入賞口43が開放して入賞
玉を継続入賞口43に誘導する。
【0026】しかして、7セグメントBの停止制御は、
可動部材24a,24bに受け入れられた入賞玉毎に行
われるので、受け入れられた入賞玉の何個目の入賞玉に
よって特定表示が出現するか分からず、その特定表示の
出現タイミングが開閉サイクル毎に異なることになる。
つまり、特定表示が導出されるタイミングによって継続
入賞口43への入賞玉の誘導パターンが開閉サイクル毎
に異なり、遊技者の興味を引き付けることができる。
【0027】上記のようにして開閉サイクル時において
も7セグメントBに特定表示が表示された後には、前記
始動入賞時と同様に、開放ソレノイド46が駆動されて
継続入賞口43が開放して入賞玉を受け入れスイッチB
がONして当該開閉サイクルを直ちに終了する。また、
スイッチBのON信号に基づいて変動表示している7セ
グメントAを停止させ、その表示結果を第2変動表示器
28に表示する。しかして、第2変動表示器28によっ
て表示される数値は、10か16のいずれかであり、次
の開閉サイクルにおける可動部材24a,24bの開閉
回数を決定する。なお、開閉サイクルが終了すると、所
定のインターバル時間を置いて次の開閉サイクルに移行
する。このインターバル時間に第2変動表示器28に開
閉サイクルの継続回数が表示される。
【0028】なお、始動入賞時においても開閉サイクル
時においても、間欠流下機構35に複数の入賞玉が待機
している状態で先に流下した入賞玉によって第1変動表
示器29に特定表示が導出されて継続入賞口43に入賞
玉が入賞したときには、直ちに可動部材24a,24b
の開状態を終了してインターバル時間に移行するが、こ
の時、インターバル時間内で間欠流下機構35によって
待機されている入賞玉をすべて処理すべく間欠流下機構
35を通常の速度よりも速く駆動することが望ましい。
そして、インターバル時間中においては、通過玉検出器
41を不能動化して第1変動表示器29を変動停止させ
ないようにすればよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、次回のサイクルの継続
が成立したときに、次回の1サイクルにおける開閉動作
回数を抽出し、その抽出された開閉動作回数に基づいて
可動部材開閉駆動されるようにしたので、複数の開閉
サイクルが実行される大当り遊技状態において、各開閉
サイクル毎に開閉動作回数を異ならせることができるの
で、遊技者の興味を十分に引き付けることができる。
【0030】また、請求項2の発明においては、変動入
賞装置は、前記抽出された開閉動作回数を表示する変動
表示器を備えることにより、開閉サイクル毎の開閉動作
回数を確実に変動表示器に表示させることができ、遊技
者に不信感を与えることがない。
【0031】更に、請求項3の発明においては、前記変
動表示器には、開閉サイクルと開閉サイクルとの間のイ
ンターバル中に開閉サイクルの継続回数が表示されるこ
とにより、1つの変動表示器を開閉動作回数表示機能と
継続回数表示機能とに兼用表示することができ、変動入
賞装置のコストを低減することができると共に構造を簡
略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る変動入賞装置の縦方向に切断し
た断面図であり、開放機構が作動している状態を示す。
【図2】変動入賞装置の開放機構が作動している状態を
示す部分斜視図である。
【図3】変動入賞装置の縦方向に切断した断面図であ
り、開放機構が作動していない状態を示す。
【図4】変動入賞装置の開放機構が作動していない状態
を示す部分斜視図である。
【図5】変動入賞装置を正面から見た斜視図である。
【図6】変動入賞装置の可動部材が開放している状態を
示す斜視図である。
【図7】変動入賞装置の側面図である。
【図8】変動入賞装置の作用を説明するための説明図で
ある。
【図9】実施形態に係る変動入賞装置が適用されるパチ
ンコ機の正面図である。
【符号の説明】 1 パチンコ機 20 変動入賞装置 24a,24b 可動部材 28 第2変動表示器(変動表示器) 43 継続入賞口 50 継続検出器(玉検出器)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−170485(JP,A) 特開 昭63−154188(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動部材の1サイクルにおける開閉動作
    中に受け入れた入賞玉が継続入賞口に入賞したことを条
    件として可動部材の次回の1サイクルにおける開閉動作
    が複数サイクルに亘って継続されるように構成された変
    動入賞装置において、次回のサイクルの継続が成立したときに、 次回の1サイ
    クルにおける開閉動作回数を抽出し、その抽出された開
    閉動作回数に基づいて前記可動部材開閉駆動されるこ
    とを特徴とするパチンコ機の変動入賞装置。
  2. 【請求項2】 前記変動入賞装置は、前記抽出された
    閉動作回数を表示する変動表示器を備えたことを特徴と
    する請求項1記載のパチンコ機の変動入賞装置。
  3. 【請求項3】 前記変動表示器には、開閉サイクルと開
    閉サイクルとの間のインターバル中に開閉サイクルの継
    続回数が表示されることを特徴とする請求項2記載のパ
    チンコ機の変動入賞装置。
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