JPH06509406A - 排気ガスの煙霧処理用音響室 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 排気ガスの煙霧処理用音響室 本発明は、音響室を流れてその内部の音場にさらされる排気ガスの煙霧処理用音 響室に関する。

発明の分野 排気ガスはしばしば極微細固形粒子を含んでおり、排気ガスが周囲へ解放される 前に粒子の比率をできる限り低減させなければならない。今日まで、このような 粉塵濾過装置は非常に高価な静電界ある１、）＋ま機械的処理（サイクロン又は ベンチュリ式分離機）を用し１ており、フィルターの効率が限られている。

発明の背景 スペイン国特許第４５９．５２３号から、ヒユームを浄化するために超音波室を 用いること力（知られてし）る。この特許では、音場が管内でその軸線Ｃ二対し 申出線方向に生起され、浄化すべき排気ガスが管を通して螺旋状に導かれ、粒子 が音場により振動され相互に影響されて凝集される。その後、大きい粒子は単↓ こ機械的フィルターにより排気ガスから取り除くこと力（できる。

この特許による音響室はヒユームの小さし）流量番＝適しているだけで、大きい 流量では、ヒユームの螺旋状層流が乱流に変ってしまう。さらに、音響室を通過 する際の圧力損失は重大であり、排気ガスを最終的に煙突へ追い出すために付加 のファンを必要とし得る。

発明の概要 本発明の目的は、このような音響室を大きい流量を伴う産業界の使用に適応させ ると同時に、音響室内での圧力損失を低減させることにある。

本発明によると、この目的は、請求項１の特徴部分の特徴を備えた音響室により 達成される。公知の煙霧室に比べ、排気ガスは音響室をその軸線に沿って直線的 に流れ、音場は音響室を複数折曲状態で満たしている。同時に、数個の音源を用 いることにより、異なる音波が互いに干渉することなく音響室の最適な反響が得 られる。構造上の理由から、音響室を正方形又は六角形の定形断面にすることは 有益である。

請求項３による手段によると、組合わされる反射体に対して音源を正確に指向し て、最適なエネルギー効率を導くことが可能となる。

発明の詳細な説明 以下、本発明の好適な実施例について図面を参照して説明する。

図１は本発明による音響室の外観の斜視図である。

図２はこの音響室を通る軸線方向断面図である。

図３は音源と反射体との間の音響室の長さを変化させるのに用いられる手段を示 す図である。

図１は本発明による排気ガスの煙霧処理用音響室を示している。音響室はヒユー ムを浄化する装置に一体化され、この環境内で微細粒子を大きい粉塵粒子に凝集 させる仕事をなし、粉塵粒子は機械的フィルター（図示しない）によって取り除 くことができる。排気ガスは矢印２の方向へ入口ダクト１を介して音響室に供給 され、音響室は、整合して配置された３つのダクト部分、すなわち、音響送信器 ４及び５が装着される第１ダクト部分３と、音場とヒユーム粒子との間の相互作 用が本質的に行われるダクト部分６と、音響反射体８及び９が装着される第３ダ クト部分７とから成る。

ダクト部分は正方形断面を有し、邪魔されることなくヒユームが直線的に横切る ことができる。音源４及び５はダクト部分３の２つの隣接側面とそれぞれ協働し 、これらの軸線が例えば６０″の角度でそれぞれの対向する壁に当たるように配 置されている。同一の態様で反射体８及び９がダクト部分７に装着される。図２ の断面図において、音源４、組合わされる反射体９及びダクト部分６内で生じる 音場が表されている。中央のダクト部分６の長さが適宜選択され、音源４と反射 体が互いに正確に整合された場合、図示のような一定の音場が得られることとな る。

図２はまた、音源５と反射体８を通って走る直角方向の断面とみなすことができ る。音源は例えば２０ｋＨｚの周波数で作動し、音源と反射体との間の音響室の 長さは１〜３メートルにある。例えば１０　ｋＨｚのような低い周波数が用いら れる場合、一定の音場が６メートルまでの相当長い音響室内で得ることができ、 このことは、ヒユームが音響室内に長（滞在して、凝集作用が高まることを意味 する。使用される全音響電力は例えば３００ワツトであり、この場合、より低い 周波数でより高い効率が可能である。

音源と反射体との間の音響長さを正確に安定化できるようにするため、中央のダ クト部分６の長さを僅かに変化できるようにし且つこの長さを正確に変化させる ようにすることが望ましい。このため、例えば、図３に詳細に示されているよう な二重フランジが中央のダクト部分の一端部に用いられている。この地点では、 このダクト部分は反射体又は音源に直接ではな（中間部材１０を介してねじ止め され、中間部材の長さ１１はボルト１２によりダクト部分の軸線方向に変化でき 、壁の連続性は互いに対して１動する２つの壁部分１３及び１４によって確保さ れる。ダクト部分の周辺にわたって分配された複数のポルト１２は、チェーン１ ５により共通の駆動モータ（図示しない）に結合できるので、長さの変化は操作 者により任意の時点で正確に行うことができる。

ダクト部分の壁での反射をできる限り損失なしに保つため、ダクト部分の内側面 の表面粗さを、できればｌ　ｍｍを超える突起が存在しないようにできる限り小 さく保つことが望ましい。

本発明は図面に記載した実施例に限定されるものではない。従って、六角形やへ 角形の断面を有するダクト部分を用いることができ、そして３つ又は４つの音源 が３対又は４対の対向する壁と組合わせることができる。また、音響送信器と反 射体から成る音響装置の全部又はその１つだけに関して音響伝播の方向を反転さ せたり、排気ガス排出側のダクト部分７の側部に音響送信器を配置することがで きる。

音響室の断面が濾過されるヒユームを直線的且つ実用上分散されない流れにする ものであるため、圧力損失は小さく保つことができ、付加のファンを必要とする ことがない。音響室は必要に応じて水平、傾斜又は垂直の軸線を有するように装 架することができる。

補正書の写しく翻訳文）提出書 （特許法第１８４条の８） 平成５年５月２７日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　音響室を流れてその内部の音場にさらされる排気ガスの煙霧処理用音響室に おいて、音響室が２ｋ個の側面を備えた正多角形断面を有し、ｋ個の音源が設け られ、音響室の断面方向の平面上に突出する音源の軸線が１８０／ｋ度の角度を 含み、音源の各々が音響室の対応する側壁に組合わされ、ｋ個の反射体が同様に して配置され、音源は、音響が音響室の他端部で同様の傾斜位置に配置された音 響反射体に当たる前に音響室の壁から繰返し反射されるような音響室の軸線に対 する角度で、音波を音響室へ送るようになっていて、定常波を形成するとともに 、排気ガスを音響室の軸線に沿って直線的に音響室内を流通させることを特徴と する排気ガスの煙霧処理用音響室。 ２　請求項１記載の音響室において、ｋが２又は３であることを特徴とする音響 室。 ３　請求項１記載の音響室において、音源と反射体との間の音響室の長さを変化 させる手段が設けられていることを特徴とする音響室。 ４　請求項１記載の音響室において、音源が２５ｋＨｚ以下の周波数で音場を励 振させることを特徴とする音響室。