JPH06507220A - 多流形液体リング式ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 多流形波体リング式ポンプ 本発明は多流形波体リング式ポンプに関する。

ドイツ連邦共和国特許第１０５７２８４号公報で公知の液体リング式ポンプでは 、ランナハウジングの端面側に配置された側面シールドに、ランナハウジングに 対して半径方向に出っ張り入口開口および出口開口を形成する接続短管が設けら れており、これらの接続短管は相応する接続管によって互いに接続されている。

更にこの接続管にはそれぞれ、導入管および排出管に対する吸込み接続短管およ び吐出し接続短管が取りつけられている。しかし接続管をこのように配置し形成 することは、液体リング式ポンプに対して大きな所要空間を必要とすることにな る。更に接続管は液体リング式ポンプの設置現場ではしめて取りつけなければな らない。

ドイツ連邦共和国特許第１０５７２８４号公報に記載されているもう一つの実施 態様では、ランナハウジングの中においてその両側端面間を延びる接続チャネル が形成されている。これによってこの種の液体リング式ポンプの所要空間は減少 されるが、しかしこれにより製造し難く月つ加工し難いハウジング形状が生ずる 。

本発明の！ｌＢは、多流形波体リング式ポンプを改良して、製造にとって有利な ハウジング形状を維持した状態で液体リング式ポンプに対する所要空間ができる だけ小さくなるようにすることにある。

この課題は請求の範囲ｌ記載の液体リング式ポンプによって解決される。このよ うに形成された液体リング式ポンプでは、接続管はポンプの製造の際に既に取り つけられており、ポンプの輪郭内に位置している。従ってその使用現場における ポンプの組立作業はＵ常に簡単になる。

丸いランナハウジングに対して側面シールドを角張って形成することによって、 必然的に側面シールドに突出した角部が生し、この角部に接続管にとって必要な 接続間Ｕ］を設けることができる。

接続管の純粋な差込み接続は、側面シールドの入口開口および出口開口がそれぞ れ受入れ緑で取り囲まれ、接続管の両端が相対して位置する開口の受入れ縁に密 封されて接していることによって達成される。その密封は好適には弾性的に硬化 する液体密封材で行われる。

液体リング式ポンプの製造にとっては、吸込み開口および吐出し開口が一方の側 面シールドに設けられていると有利である。その場合更に、吸込み開口および吐 出し開口が、液体リング式ポンプの駆動モータと反対側に位置する側面シールド の端面に設けられていると有利である。

接続管のほかに、側面シールドの対応した接続開口には、作動液体を導入するた め又は液体リングポンプの両ポンプ半部間の圧力を平衡するために使用される管 が接続管と同しような方式で接続されている。そのために接続開口は側面シール ドの互いに向かい合う側に形成されているので、これらの管は両側面シールド間 をランナハウジングに対して平行に延在して挿入することができる。

以下図面に示した実施例を参照して本発明の詳細な説明する０図面において第１ 図は液体リング式ポンプの側面図、第２図は第１図における■−■線に沿った側 面シールドの正面図、第３図は側面シールドにある開口への接続管の結合個所の 拡大断面図である。

図面において１は、液体リング式ポンプのランナを包囲する丸く形成されたハウ ジングであり、その両側端面にそれぞれ側面シールド２．３が配置されている。

各側面シール１゛２．３にはそれぞれ支持アーム４が一体成形されている。これ らの支持アーム４はランナの軸５を支持するための軸受を持っている。その軸受 より突出する一方の軸端６において液体リング弐ポンプは駆動モータに連結され る。

液体リング式ポンプの多流性は、ランナハウジング１の中に中間壁によって互い に分離された二つのランナが配置されるか、あるいはランチに一体成形され半径 方向にランチの外周まで延びる中央壁によって二・つのランナ半部に分割されて いるランナが設けられることによって達成される。

両側面シールド２．３は互いに向かい合う側に入口間ロアおよび出口開口８を有 している０両側面シールド２．３の互いに相対して位置する開ロアと８はそれぞ れランチハウジング１に対して平行に延びる真っ直ぐな接続管９を介して互いに 接続されている。更に両側面シールド２．３間を管１０が延びており、この管１ ０は両側面シールド２．３の対応した接続間口１１を互いに結合している。この 管ｌＯを介して作動液体が一方のポンプ半部から他方のポンプ半部に搬送される か、あるいは両ポンプ半部間の圧力の平衡が行われる。この種の管１０は、作動 液体の搬送並びに圧力平衡が行えるようにハウジングｌの両側面に設けられる。

管１０の配置によって、必要な作動液体を導入するために片側の側面シールド３ にだけ導入開口１２が存在すればよい。

液体リング式ポンプの駆動側と反対側に配置された側面シールド３の端面には、 それぞれ吸込み開口１３および吐出し開口１４が設けられている。

第２図に示されているように、側面シールド３に環状の接続縁１５が一体成形さ れており、この接続縁１５で側面シールド３は制御板を介在した状態でランナハ ウジング１に接する。丸いランナハウジング１と異なって側面シールド２．３は 矩形に角張って形成されている。これによってランナハウジングｌより半径方向 に突出している側面シールド２．３の角部１６が生している。これらの角部１６ において側面シールド２．３の互いに向かい合う側に、入口間ロア、出口開口８ および接続間口１１が形成されている。

特に入口間ロアおよび出口開口８は受入れ縁１７で取り囲まれている。この受入 れ縁１７にそれぞれの接続管９が接触し、パツキン１８が中間に挿入されている （第３図参照）、接続管９を対応した開ロア、８へ容易に挿入できるようにする ためおよびこれらの開ロア、８における確実な座りを保証するために、接続管９ の先端に差込み縁１９が切削加工されている。パツキン１８は、接続管９と受入 れ縁１７との間に存在する間隙の中に入れられた後で弾性的に硬化する液体密封 材から成っている。

接続管９が両側面シールド２．３の角部１６の間を延びていることによって、接 続管９は液体リング式ポンプの側面シールド２．３によって規定された輪郭の内 部に位置している。これらの接続管９は液体リング式ポンプを製造する際に既に 取りつけられているので、後で行われる液体リング式ポンプの設置は非常に容易 になる。設置現場においては、側面シールド３の吸込ろ開口１３および吐出し開 口１４に導入管および排出管を接続するだけでよい。

液体リング式ポンプで搬送すべきガスは液体リング式ポンプに導入管を介して導 入される。そのガスは吸込み開口１３を介して側面シールド３に形成された吸込 み室２０に到達する。この吸込み室２０には側面シールド３の出口開口８力く接 続されているので、ガスはこの出口間口８、接続管９および側面シールド２の入 口間ロアを通ってその吸込み室にも到達する。ガスは側面シーｌレド２．３の吸 込み室２０から制御板における入ロスリフトを通って液体リング式ポンプの圧縮 室に流入する。ガスは圧縮された後で側面シールド２．３に設けられて０る吐出 し室２１の中に押し出される。その場合、一方のポンプ半部内で圧縮されたガス レよ制御板の吐出しスリットを通って側面シールド３の吐出し室２１に直接到達 する。

他方のポンプ半部内で圧縮されたガスはその制御板の吐出しスリットを通ってま ず側面シールド２の吐出し室に流入し、そこから側面シールド２の出口開口８、 接続管９および側面ジールド３の入口間ロアを通ってその吐出し室２１に到達す る。ガスは側面シールド３の吐出し室２１に開口する吐出し開口１４を通って、 吐出し開口１４に接続されている排出管に流入し、ポンプから遠ざけられる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ポンプのランナを包囲するハウジング（１）の両側端面にそれぞれ側面シー ルド（２、３）が配置され、これらの側面シールド（２、３）がランナハウジン グ（１）を少なくとも部分的に半径方向に突出しており、両側面シールド（２、 ３）がランナハウジング（１）を同じ円周個所においてそれぞれ突出し、各側面 シールド（２、３）が突出範囲（角部１６）において他方の側面シールドに面し た側に入口開口（７）および出口開口（８）を有し、各側面シールド（２、３） の相対して位置する入口開口（７）および出口開口（８）がランナハウジング（ １）に対して平行に延びる接続管（９）によって互いに接続され、導入管用の吸 込み開口（１３）および排出管用の吐出し開口（１４）がそれぞれ設けられてい ることを特徴とする多流形液体リング式ポンプ。 ２．側面シールド（２、３）が丸いランナハウジング（１）に対して少なくとも 片側が角張って形成され、側面シールド（２、３）の突出した角部（１６）に入 口開口（７）および出口開口（８）が設けられていることを特徴とする請求の範 囲１記載の液体リング式ポンプ。 ３．側面シールド（２、３）の入口開口（７）および出口開口（８）がそれぞれ 受入れ緑（１７）で取り囲まれ、接続管（９）の両側端が相対して位置する開口 （７、８）の受入れ緑（１７）に密封されて接していることを特徴とする請求の 範囲１又は２記載の液体リング式ポンプ。 ４．接続管（９）の密封が弾性的に硬化する液体密封材で行われていることを特 徴とする請求の範囲３記載の液体リング式ポンプ。 ５．吸込み開口（１３）および吐出し開口（１４）が一方の側面シールド（３） に設けられていることを特徴とする請求の範囲１ないし４の１つに記載の液体リ ング式ポンプ。 ６．吸込み開口（１３）および吐出し開口（１４）が液体リング式ポンプの駆動 モータと反対側に位置する側面シールド（３）の端面に設けられていることを特 徴とする請求の範囲５記載の液体リング式ポンプ。 ７．各側面シールド（２、３）の対応した接続開口（１１）の間に、作動媒体を 導入するためおよび／又は両ポンプ半部間の圧力を平衡するために使用される管 （１０）が接続されていることを特徴とする請求の範囲１ないし６の１つに記載 の液体リング式ポンプ。